2月6日の聖火リレーから13日に見に行った「女子スピードスケート500メートル」までのレポートと、14日以後の TV観戦ををお送りします。あと、22日に選手村で行われたフェアウェルパーティーでの選手の様子をお伝えします。
2月6日(金)「聖火リレー」目撃!
今日は朝から晴天。開幕まであと1日となり、聖火が長野市内を駆け抜けました。
AM9:00ごろよりリレーを見学しようという人たちが集まりだしました。
我が家も、私は店の前で「福沢アナ」を妻は「松岡修造」と「ラモス」の引継を
母も穴場で「ラモス」を目撃しました。
AM10:22 まずNAOCのワゴン車、次にパトカー。そしてTVクルーを載せたコンテナ車。
来ました!「福沢アナ」。「ファイヤー」と叫びながら走ってきました。沿道の人々から拍手が起こります。
と思ったら走りすぎて行きました。一瞬の出来事でした。その後歩道を走る人たちの一団。次の「松岡修造」
を見に移動する人たちです。混乱が15分ほど。そしてまた静かになりました。
7日(土)「開会式に大集団大移動」
AM7:00頃より取材のヘリコプターの騒音がひどくなりました。沖縄の基地の近くに住む人達の苦労が
ちょぴりわかったような気がしました。
開会式はAM11:00からですが、AM9:00より徒歩で開会式場へ向かう人達が、約3キロの道のりを
歩道一杯になって歩いてきます。最寄りのJR篠ノ井駅では幼稚園児が日の丸の旗を振ってお出迎え。途中の
ポイントポイントに動員された小学生が同じように旗を振って歓迎していました。
また、中間点には仮設トイレやホットミルクのサービス、それに豚汁のサービスが好評のようでした。(全て地元
のボランティアです。)見た限りでは、観客の9割以上が日本人。みんなかなり厚着をしているようで防寒対策は
万全のようでした。
開会式が始まった11:00から1:00までは人っ子ひとり通らない状態。私もTVでゆっくり観戦できました。
そして、終了30分後のPM1:30より、またまた来ました。お帰りの大集団。PM3:30頃までとぎれる
ことなくずっと続いて行きました。商店街の放送で「JR篠ノ井駅は入場制限をしています」というアナウンスが
ひっきりなしに流されていました。
かつたろうのお店にも「カメラの電池ありませんか?」という観戦客が3人来ました。(残念ながら期待に応え
られませんでした。)また、奥さんへのお土産を買ってくれた、アメリカのプレスのお客さんには「Your
English very nice!」と誉められてしまいました。(お世辞かも?)
今はPM6:00。ようやく辺りは静けさを取り戻したようです。
8日(日)「スティクも飛べば、ヘルメットも飛ぶ!」
男子アイスホッケー予選リーグA組「イタリア 対 スロバキア」
男子アイスホッケーは、予選一次リーグA組(カザフスタン・オーストリア・スロバキア・イタリア)と
B組(日本・ドイツ・フランス・ベラルーシ)に分けられ、各組一位が二次リーグに進みます。
二次リーグでは、(カナダ・アメリカ・ロシア・スウェーデン・フィンランド・チェコ)がシードされて
います。
「ビックハット」でPM6:00より始まりました。入場券はABCに分けられ、B席(8400円)の私は
イタリアのゴールの左横のところでした。アイスホッケーはゴールキーパーも含め6人で途中交代しながら
20分づつの3ピリオドで戦います。大画面のスクリーンでのDJと客席のウェーブで試合開始前から盛り上が
っています。「フェイスオフ」の効果音で試合開始です。
早い!攻めていたと思ったらすぐ守り。ちょとでも目を離したら「ゴール」と叫んでいます。(見逃してしま
った!)イタリアの力任せに対してスロバキアは組織的に攻撃してきます。審判が見ていないところで、結構ぶつ
かっています。第2ピリオドでは両チーム反則だらけ。ペナルティBOXは満員状態でした。スティックの先が
折れるわ、ヘルメットは転がるわ、負傷者は出るわ迫力がありました。もう審判の笛がなるまでは息を止めた
状態。ロングシュートが放たれると背筋がぞくっとしました。それに両チームとも結構パックを浮かせてシュート
してくるので、何回も場外へパックが飛び出しました。
試合は5対4でスロバキアが勝ちました。二敗となったイタリアは予選敗退が決定しました。
「ビックハット」へはJR長野駅から徒歩30分。会場ではスポンサー企業の展示ブースがあり、ブラザーミシン
まで売っていました。会場は結構暖かく、座席にはクションもありコートかジャンバー程度でOKでした。
9日(月)男子スピードスケート500メートル1日目「清水 やった!1位」
もうすごかったです!スタート第一組のイタリアの選手が36秒30といきなりオリンピックレコード!
前回メダリストのロシアのゴルベフ・クリフシェニアも記録が伸びず、日本の山影・黒岩もいまいちの結果。
そこにアメリカのフィッツランドルフ・カナダのオーバーランドが35秒台を連発し1位2位に上がってきました。
第19組「清水 宏保」登場!100メートルは9秒66と1位の出足。そして独特の低い姿勢でスピードに
乗って35秒76とトップに躍り出ました。会場は日の丸がめいっぱい振られました。第20組に登場のカナダの
ウォザースプーン・オランダのボスが共に36秒台に終わると会場からは安堵のため息が漏れました。ラスト
第21組に登場の「堀井 学」は今一つのびず残念でしたが、清水選手の1位で大満足の1日でした。
ところで、会場のMウェーブはJR長野駅からシャトルバスで15分ということでしたが、結構渋滞もなく時間
通り着きました。しかし、帰りはシャトルバスがピストン輸送していたようですが、寒空のなかで30分ほど待た
されました。もう少しバスの増発が期待されます。第2日も期待されます。
10日(火)フィギアペア フリー「レベルの差は大きい!」
夕方、清水選手の金メダルをTVで見届けて出発しました。
会場は長野市南部の「ホワイトリング」ベレー帽のような建物です。PM8:00から11:30までという
夜遅い時間帯です。Mウェーブと違って氷の色は真っ白です。座席が偶然近所の人と隣り合わせになりビックリし
ました。出場20組4組ずつ5回に分かれていました。初日のショートプログラムの下位の順位から登場です。
第一グループの4組は練習の時からみんな転んでいました。日本のペアはほとんど大技が決まらず残念ながら
最下位でした。しかし、国内ではTOPなのだから、世界とのレベルの差は大きい!と感じました。
また、第3グループに登場したポーランドのペアは演技の途中で中止してしまい、場内の観客があわててガンバレ
と手拍子で応援したりしました。(あの時はビックリした)
場内が大歓声に沸いたのは第4グループの中国のペア。ノーミス(私の目から見て)の演技で息のあったところ
を見せ、ペアの二人も笑顔で戻ってきました。演技後にリンクに投げ入れられる花束は会場で500円で販売して
います。
さて最後の第5グループ。ここまでくると練習時に尻餅をついているようなペアはまったくいません。ドイツの
ペアはほとんどノーミス。次の、怪我から回復してきたロシアのベレズナヤのペアは、最後の最後で尻餅をついて
しまいましたが、それまでは完璧。しかも演技の内容がとても芸術的で重みがありました。キョウコ・イナのアメ
リカペアは内容に今一つまとまりがなく、観客席でもロシアのペアより下だろうという声が出ていました。そして
ラストはロシアのカザコワ組。ジャンプは決まる、ターンはドンピシャ。内容も素晴らしい。観客席はみんなほと
んどスタンディングオペレーションで優勝を確信していました。
最初は双眼鏡で演技を追えたのですが、後の組になるほどスピードが早くてすぐ視界から消えてしまいます。そ
れに演技も安定してきて「転ぶのではないか?」といった心配を全くしなくなりました。
結局表彰式まで見学し、ホワイトリングを出たのは夜中の0:05家には1:30に着きました。
華麗な演技とスピーカーから聞こえる重厚な音楽。フィギアスケートは満足度が高かったです。
(11日 水) 本日はTV観戦。予想もしなかった里谷が金メダル。そして原田くんは「相変わらず」の失速。でも船木が銀に
輝いてよかった。ラージヒルは期待しているぞ!
12日(木)アイスホッケー(A組2位スロバキア 対 B組2位ドイツ)
アイスホッケーの盛んな北海道に比べて、長野は人気が今一つの様です。この試合も結構空席が有りました。
さて、A組はカザフスタンB組はベラルーシが決勝リーグ進出を決め、今回は予選リーグ最終戦9位決定戦です。
前の試合で日本がオーストリアにペナルティシュート合戦の末初勝利をあげ13位が決定しました。
会場は「ビックハット」今回もJR長野駅から30分歩きました。試合は第一ピリオド、スロバキアの猛攻で
1対0とリードしました。第2ピリオドは1対1。そして第3ピリオドとなりました。途中の15分の休憩では
他の競技の中継(男子フィギアの本田君・女子アイスホッケー日本対アメリカ戦)などが流され、他に「WAにな
って踊ろう」や、ウェーブで楽しませてくれます。「ビックハット」は9000人収容とのことでした。
さて第3ピリオド。ドイツがスロバキアの守備の乱れをついて2回ノーマークになり2点、さらに味方が1人少
ないパワープレーの最中にも逆に1点追加し、結局ドイツが4対2で勝ち、9位を決めました。
会場から外へ出るとなんと霧!長野では非常に珍しいことです。でも第3ピリオドの終盤では「期待の」乱闘も
あり、好ゲームを見られて満足でした。
13日(金)女子スピードスケート500メートル1日目(朋美チャーン頑張る!)
今日が見学最終日。今回は前回帰りにMウェーブで30分シャトルバスを待たされた教訓を生かし、開閉会式場
まで車で行って、そこからMウェーブ行きのシャトルバスに乗りました。結果は大成功!これから競技を見に行か
れる人は時間も正確ですし穴場コースとして推薦します。
さて、PM4:30より第1組スタート。10組目まではなかなか39秒台が出ません。第12組島崎京子が
日本の1番手。私が密かに期待していた選手です。スタートも良く、やりました38秒75ここまででダントツの
1位です。本人も満足そうにガッツポーズがでました。
14組は1番若手の三宮恵利子。大応援団がにぎやかに応援しています。いい滑りだったけれども同走のドイツ
のガルブレヒトに負け39秒25。次の楠瀬志保も本人は満足そうでしたが39秒56で14位でした。残り3組
で今のところ島崎が1位のままです。しかし、17組18組で優勝候補のドーンとオークのカナダ勢が1位2位を
しめ、後はラストの組の「岡崎朋美」チャンです。
大声援の元「朋美」チャンがスタートラインに着きました。ピンクのスケート靴です。スタート!100メート
ルは10秒51。安定した滑りです。「岡崎・朋美・行け!」いろんな叫びが聞こえます。最後のストレートでも
同走のカナダのブレアをリードしてゴール!38秒55日本新!「ウワオー」歓喜の大歓声。3位です。本人もう
れしそう。観客の声援に手を振って応えています。私も思わず前に出て写真をとってしまいました。結局1・2位
がカナダ勢。3・4位が日本。5・6位がドイツ勢。明日が楽しみです。
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