第11回信州のワイン試飲会レポート

平成16年11月11日(木)
*ブロードバンドがだいぶ発達しましたので、今回から写真を大きめにしました。

11月11日PM6:30開宴。(長野会場)
場所は例年同様長野市のTHE SAIHOKUKAN HOTEL(旧犀北館)2階。
費用は一人5000円と変わらず。
立食形式で、料理も十分食べられます。今回はパスタ、野菜ピラフなど何回も運び込まれ、遅れてきたら「食べ物が無い」という状態は回避されていました。(写真は壇上でのソムリエさん、紹介風景)
まず最初はマンズワイン株式会社小諸工場の「ソラリス信州東山カベルネソーヴィニヨン2001年 赤」
コクもあって本格派。ちょっと若すぎるかな。同じく「ソラリス千曲川産メルロー1998年」も試飲してみましたが、支配人はこちらの方が好み。昨年は感じなかった「旨味」が加わり思わず「信州の赤ワインもここまで美味しくなったか!!」と感動しました。
次は株式会社 あづみアップル スイス村ワイナリーの「ピノーノワール2001 赤」
ボトルはボルドー風ですね。なんか落ち着かないのは私だけ?
色はうすめで、結構ボディがあり味は説明どおりのやさしい味。2年前に飲んだピノよりはかなり美味しかったですよ。
株式会社 林農園の「エステートゴイチ ピノーニアール」
エチケットの文字が飛んでしまって申し訳ありません。ワインの色はやや薄めのピノの色。ボトルはブルゴーニュ風ながら、味は比較的渋みがありボルドー風と言える。今年になってやっと信州産のピノノアールも「飲めるようになって来ました」
安曇野ワイン株式会社「シャトー安曇野 赤」
当日いただいたワインリストには無いものでした。やや甘みがあって飲みやすい。この甘みをどう評価するか。その他はコク、味のバランもよい。
写真には何本も写っていますが中央のコルクの刺さっているやつです。
ここらで一休み。会場で出されたメニューの一つで、左・たらこスパゲッティー、右・木の花屋さんのポトフ、です。どちらも美味しかった。
信濃ワイン株式会社「2003桔梗ヶ原メルロ・長野県原産地呼称認定」
話題の長野県独自の「原産地呼称認定ワイン」個人的には「良いこと」と考えています。昔のように国産ワインを飲んでいたと思ったら輸入ワインだったということだけは防げますから。
これも酸味とコクがしっかりしていて(まさに骨格が出来ている)味が向上。今年の試飲会を代表する美味なワインの一つでした。
中央の白ラベルのワインです。
株式会社斑尾高原農場 サンクゼール・ワイナリー「シードル」
ここのワイナリーは、販売箇所が県内でも多く、商売上手ですね。都会をターゲットにしているのが成功しているようです。でもこういう変り種も作っていて個性があります。白ワインに強いですね。
ボトルの写真が無くて申し訳ありませんが、味は「これぞシードル!」といったものでした。こういう試飲会では口直しに最適。微発砲が心地よいです。
小布施ワイナリー「ピノノワールA−6」?
ここのワイナリーは、実力ある本格派ワインも上手ですが、いろんな飲み口のワインを作っていてバラエティ豊かです。
これもボトルの写真が無くて申し訳ありませんが、ワインリストに無いものですが、たしかA−6番だったと思います。一番辛口のピノでした。非常にまとまっている印象を受けました。十分飲みごたえがあります。
ふたたび一休み。会場で出されたメニューの一つで、毎年大人気の「ローストビーフ」の盛り分けの様子です。これも今回はお替りがあって支配人も食べる事が出来ました。
株式会社井筒ワイン「NACメルロー2002 樽熟」
長野県独自の「原産地呼称認定ワイン」です。樽熟でないものもあります。果実味豊かで自然の甘さもあります。熟成感があり(2002年なのに)コクがあって、今回の試飲会でもトップレベルの出来でした。正直言って井筒ワインさんのものは今まで相性が悪かったのですが、これはよかったです。
株式会社アルプス「NAC 2002信州メルローL2」
これも長野県独自の「原産地呼称認定ワイン」アタックにコク。ただしその後味が広がらず収斂。あと少しで名品。しかしレベルは高く買って損は無い。
先ほどのローストビーフです。
付け合せにフライドポテトが添えられていました。赤ワインとよく合いますね。

感想

今年は誕生して4年目の長野県独自の「原産地呼称認定ワイン」(略称NAC)が多数ありました。支配人も今回いくつか試飲してみましたがどれもおいしく、レベルの高さを感じました。次回はこのシリーズに絞って試飲してみようかなと思っています。
 今回試飲した中でのNO1は「マンズワイン・ソラリス千曲川産メルロー1998年」と「井筒ワイン・NACメルロー2002樽熟」でした。この試飲会には 毎年参加していますが、2年前から「シャルドネ」種を原料とする白ワインの品質の向上が感じられて、今年は「メルロー」種の赤ワインに向上が見られました。うれしい限りです。ただし美味しいと思ったワインは売価では3500円ほどするので、まだちょっと手が出ません。
このクラスが1900円までで手に入るようになると、ワイン消費量も高まってくるのでは?と思っています。今回参加して一番よかったことは「長野県産のワイン、おいしい」と自信を持って言えるようになったことが一番かもしれません。
さて、本文中には出てきませんでしたが、「JAグループ直販」さんのハム、ソーセージ、木の花屋さんの「ポトフ」(同窓生のMさん、ありがとうございました)「(株)諏訪角商店」さんのチーズはとってもおいしかったことを付け加えておきます。
 今年は途中で料理が追加されたことはとてもよかったと思います。


雑居ビル入り口

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