第98回選抜高校野球大会へ地区予選終了!
☆☆ 1月30日に出場校が決定します! ☆☆
組み合わせ抽選会は3月6日です。
| ブロック | 優勝校 | 2位 | ベスト4 | ベスト8 |
|---|---|---|---|---|
| 北海道=1 | 北照 | 白樺学園 | 旭川実・立命館慶祥 | 士別翔雲・札幌日大・駒大苫小牧・紋別 |
| 東北=3 | 花巻東 | 八戸学院光星 | 東北・聖光学院 | 仙台育英・金足農・日大山形・八戸工大一 |
| 関東=4+ | 山梨学院 | 花咲徳栄 | 専大松戸・佐野日大 | 浦和学院・横浜・甲府工・駿台甲府 |
| 東京=1+ | 帝京 | 関東一 | 国士館・桜美林 | 成立学園・日大三・東海大高輪台・日野 |
| 北信越=2 | 帝京長岡 | 日本文理 | 敦賀気比・星稜 | 日本航空石川・高岡第一・小松大谷・中越 |
| 東海=3 | 中京大中京 | 三重 | 大垣日大・聖隷クリストファー | 津商・常葉大菊川・岐阜城北・東邦 |
| 近畿=6 | 神戸国際大付 | 智弁学園 | 大阪桐蔭・滋賀学園 | 東洋大姫路・近江・天理・橿原学院 |
| 中国=2 | 崇徳 | 高川学園 | 倉敷商・下関国際 | 石見智翠館・鳥取城北・関西・広島商 |
| 四国=2 | 英明 | 阿南光 | 明徳義塾・藤井 | 西条・土佐・徳島商・松山聖陵 |
| 九州=4+1 | 九州国際大付 | 長崎日大 | 熊本工・神村学園 | ウェルネス・小林西・沖縄尚学・長崎西 |
*関東・東京で6枠、 明治神宮大会優勝地区=九州地区です。
21世紀枠・地区推薦校を探る!
恒例のマイナーな企画。こんなこと予想している人は他にいるのかな?
| 地区 | 北海道 | 東北 | 関東・東京 | 北信越 | 東海 | 近畿 | 中国 | 四国 | 九州
| 推薦校 | 士別翔雲 | 名取北 | 上尾 | 若狭 | 四日市 | 郡山 | 山口県鴻城 | 高知農 | 長崎西
| 部長本命予想 | 士別翔雲 | 名取北 | 上尾 | 若狭 | 四日市 | 生野 | 山口県鴻城 | 高知農 | 長崎西
| 的中か | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | △ | ◎ | ◎ | ◎
| 過去的中数(分母26) | 17 | 16 | 10 | 17 | 14 | 12 | 16 | 18 | 15
| |
|---|
◎本命予想 △対抗予想 ▲大穴予想 ×ハズレ
< 解説 >
予定通り、12月12日(金)午後3時、21世紀枠候補校(地区推薦校)9校が発表になりました。(高野連ホームページ)今回も昨年と同じく2校が来年の選抜大会で21世紀枠として選出されるわけです。予想としては、本命が8校、対抗1校という結果になりました。
ここ数年の教訓キーワードは「私立高の推薦は簡単には行われない」でしたが、今回も1校、しかし私立校推薦が初の中国地区のみという結果でやや意外性はありましたが教訓は相変わらず生きているようです。今年度の結果を以下地区ごとに見ていきましょう。
「北海道」は本命・士別翔雲でした。初の地区推薦です。まだ甲子園出場校のいない名寄地区の所属なのでこのことが有利に働く可能性があります。紋別も同じく道大会ベスト8で有力でしたが近年の戦績などの比較で及ばなかったと思います。(推測)
「東北」は本命の名取北が推薦されました。やや近年の実績に欠けると思われるので本選ではどうなるか?
「関東・東京」は本命の上尾が推薦されました。3年前の石橋は3回目の地区推薦で当選しましたが2回目の地区推薦となった上尾はどうなるでしょうか?前回の宇都宮工同様関東大会出場の甲府工は及びませんでした。
「北信越」は本命の若狭が推薦されました。同じく北信越大会進出で1勝していた高岡第一は及びませんでした。
「東海」は本命の四日市が推薦されました。今回も前年に続き一般枠絶望が予想される静岡県ではなかったことから今後の東海地区の推薦校は予想が難しくなりそうです。
「近畿」は対抗の郡山が推薦されました。今回の近畿は有力校が無く予想が難しかったのですが本命に上げた生野を上回った点は、昨年本命視された同県の奈良を選ばなかったことと「近畿公立枠の存在?」と伝統校で甲子園経験校の郡山のネームバリューあたりが影響していたと推測されます。
「中国」は本命の山口県鴻城が推薦されました。「中国地区で私立校!?」といったやや無謀な予想かと思いましたが全国的な21世紀枠での私立校の推薦の動きと山口県鴻城は伝統校で甲子園経験もある点などが他の公立校を上回ったと推測しています。会心の予想でした。
「四国」は本命・高知農でした。「そろそろ高知県」が現実となってうれしいです。
「九州」は本命・長崎西でした。徳之島と迷うところでしたが九州地区の「九州大会出場校優先」が強いと予想した通りでした。地区大会でも1勝しており本選でも有力校になると思います。
「まとめ」今回は9校中8校と好成績でした。一昨年の8校的中と同成績でした。1月30日の選考会までに出場校を予想したいと思います。
それでは年明けに出場校予想でお会いしましょう!
各都道府県・推薦校は以下の通りです。
*北海道*
北海道は未定ですので、便宜的にベスト16進出校を挙げておきます。
北照 ・白樺学園・旭川実・立命館慶祥・士別翔雲(道立)・札幌日大・駒大苫小牧・紋別(道立)
・北広島(道立)・滝川西(市立)・苫小牧東(道立)・札幌光星・北海・函館大有斗・釧路湖陵(道立)・東海大札幌
| 21世紀枠候補・本命 | 21世紀枠候補・対抗 | 21世紀枠候補・大穴 |
|---|---|---|
| 士別翔雲 | 紋別 | 立命館慶祥 |
< 解説 >
* 21世紀枠 *
近年は公立校を推薦するようになりつつある北海道地区。2年前に別海が21世紀枠で選ばれている。基本的に「公立校の道大会最上位校」が推薦されるパターンが多いのでそれに沿って予想してみる。
今回の注目はベスト8入りした士別翔雲。道大会準優勝の白樺学園に準々決勝で0−1と惜敗しており成績的には及第点と思える。
士別翔雲は2007年(平成19年)士別と士別商が統合されてできた北海道立の公立校。全日制で普通科と総合ビジネス科がある。
続くのが同じベスト8の 紋別こちらはベスト4の旭川実に準々決勝で8−9とこちらも惜敗している。こちらも同じ2007年(平成19年)に紋別北と紋別南を統合して誕生。網走の北、士別の東に位置している。
他にはベスト16に北広島・滝川西・釧路湖陵などがいるが道大会0勝なので選びにくいと思われる。
一方私立ではこのところ上位に進出している道大会ベスト4の立命館慶祥にフレッシュさがある。
士別翔雲は甲子園出場校なしの名寄地区に位置しておりこれまでの戦績から言っても 紋別をリードしていると分析している。
各都道府県・推薦校は以下の通りです。<11月10日県推薦校確定>
*東北*
青森明の星(青森ベスト16)、県立高田(岩手ベスト8)、県立秋田南(秋田ベスト8)、県立米沢鶴城(山形ベスト8)、県立名取北(宮城ベスト4)、県立いわき湯本(福島ベスト8)
| 21世紀・本命 | 21世紀・対抗 | 21世紀・大穴 |
|---|---|---|
| 名取北 | 米沢鶴城 | 秋田南 |
< 解説 >
* 21世紀枠 * 21世紀枠の超名門東北地区。ここ9年間で6校21世紀枠を送り出しているが。ここのところ3年連続で当選しておらず逆に言えば今年あたりはかなり順番的にも有力かもしれない。この地区は例年東北地区大会に進出した高校が選出されている(例外・いわき海星・只見)。今回の進出校は名取北1校のみ。東北大会では共に初戦敗退を喫している。
名取北は初の県推薦。1979年の開校、仙台市の南に位置している。甲子園経験は無し。
以下は県大会止まり。
青森明の星は初の県推薦。1934年に開校されたカトリック系の女子高を祖としている。青森市の位置している。甲子園経験は無し。
高田は初の県推薦。1930年に創立の普通科・海洋システム科を有する公立校。陸前高田市に位置している。1988年の第70回選手権大会に出場経験がる。
秋田南は初の県推薦。1962年に設立された中高一貫の公立校。毎年国公立大学に150名ほどの合格者を出している進学校。甲子園経験は無し。
米沢鶴城は初の県推薦。今年2025年米沢工と米沢商が統合されて開校した。機械制御科など6学科を有している。米沢市に位置している。甲子園は米沢工が1991年の第73回選手権大会に出場している。
いわき湯本は初の県推薦。2022年に湯本と遠野が統合されて開校。普通科と英語科を有している。甲子園は遠野高校が1932年の第18回選手権大会と1958年の選抜大会に出場経験がある。
以上のような顔ぶれとなったが今回は地区大会出場校の名取北が推薦されるものと予想する。もし逆転推薦があるとすると平成21年の山形中央以来地区推薦校を輩出していない山形県から米沢鶴城という手もあり得る。あとは近年県大会上位にしばしば顔を見せる秋田南当たりも候補に挙がりそう。
残る3校では伝統校高田、いわき湯本、青森明の星の順番で可能性がある。
各都道府県・推薦校は以下の通りです。<11月14日都県推薦校確定>
*関東・東京*
茨城(茨城ベスト4)幸福の科学(栃木ベスト4)市立高崎経済大付(群馬ベスト8)、県立上尾(埼玉ベスト4)県立甲府工(山梨準優勝)県立国分(千葉ベスト16)桜美林(東京ベスト4)川崎市立橘(神奈川ベスト8)
| 21世紀・本命 | 21世紀・対抗 | 21世紀・大穴 |
|---|---|---|
| 上尾 | 甲府工 | 茨城 |
< 解説 >
* 21世紀枠 * 今年は私立高校の推薦は昨年より1増の3校となった。
この地区は例年関東地区大会出場がそれほど重要視されていないようだが今年度は関東大会出場校が1校、都・県大会止まりが7校という結果になった。(ただし東京都は関東大会に参加していない)
よって北から順番にプロフィールを見てみよう。
関東大会出場組の 甲府工(山梨県)は初の県推薦。1917年(大正6年)に開校の工業高校。全日制・定時制があり全日制では機械科など5学科を有する。関東大会では1勝を挙げている。甲子園出場は夏8回、春5回の出場があり、2006年夏の88回大会が最後の出場回となっている。
以下は県大会止まり。
茨城(茨城県)平成18年に続いて2回目の県推薦。1841年(水戸藩藩校弘道館)として開校。1927年(昭和2年)には私立ながら旧制茨城中学となっている。進学校でもあり東京大をはじめとする国公立大のほか私立大に500名前後の多数の合格者を出している。水戸市に位置し甲子園出場はない。
幸福の科学(栃木県)は初の県推薦。2010年(平成22年)開校の私立校。那須郡那須町に位置している。近年県大会でも上位に勝ち進んでいる。甲子園経験は無し。
高崎経済大付(群馬県)は平成14年に続いて2回目の県推薦。1994年(平成6年)に開校。高崎市に位置し普通科のみ。甲子園経験はない。
上尾(埼玉県)は令和3年度に続いて3回目の県推薦。平成27年には関東地区推薦校になっている。1958年(昭和33年)設立の県立校。普通科の他に商業科を有している。甲子園は夏4回、春3回出場経験があり1984年の夏が最後。
国分(千葉県)は初の県推薦。1964年(昭和39年)開校。市川市に位置する普通科の公立校。甲子園経験はない。
桜美林(東京都)は初の都推薦。1946年(昭和21年)高等女子高として設立の私立校。町田市に位置している。甲子園出場は夏4回、春6回。1976年の第58回選手権大会では全国優勝を果たしている。2002年夏が最後の出場となっている。
橘(神奈川県)は初の県推薦。1942年(昭和17年)に設立。男子バレーボール部は強豪として有名。普通科の他、国際科・スポーツ科がある。川崎市に位置している。 甲子園出場はない。
さて、総合的に見てみると今回もこれといった有力候補が見当たらない。「公立の進学校」を推薦することが多い関東地区としても目ぼしい学校がなく関東大会出場の甲府工も昨年関東大会出場の宇都宮工が推薦されなかったこともあり確定とは言えない。過去に地区推薦されている上尾は県ベスト4と成績も良いので今回も可能性はある。ここ15年間地区推薦校を出していない千葉・山梨、同様に空白期間の長い東京の甲府工・国分・桜美林あたりもチャンスがありそう。特に安房以来18年間推薦校を出していない千葉県が久しぶりに県立校を推薦してきたので今回はチャンスなのだが国分が推薦される理由があるかどうか。
話題性では歴史の古い茨城も侮れないところだ。高崎経済大付・幸福の科学・橘はなにかトピックが無いと浮上は難しい。
昨年は横浜清陵が推薦されあれよあれよといううちに21世紀枠で選出されたが今年も思わぬ隠し玉があるかまだ見抜けてはいない。
各都道府県・推薦校は以下の通りです。<11月13日県推薦校確定>
*北信越*
県立諏訪青陵(長野ベスト4)県立六日町(新潟ベスト8)高岡第一(富山準優勝)県立小松商(石川ベスト8)県立若狭(福井準優勝)
| 21世紀・本命 | 21世紀・対抗 | 21世紀・大穴 |
|---|---|---|
| 若狭 | 高岡第一 | 諏訪清陵 |
< 解説 >
* 21世紀枠 * 2年連続で21世紀枠を取ったと思ったらまた2年連続で落選となった北信越地区。また10年連続落選に突き進むのか!?
5校中北信越地区大会に出ているのは2校。これまで北信越地区は地区大会出場校から推薦されることが多い(例外・武生商・町野)ので今回もこの2校が有力候補であることに間違いはない。
その2校を見てみることにする。
高岡第一(富山県)は初の県推薦。は1959年(昭34年)設立の普通科の私立校。高岡市に位置している。甲子園は春夏1回づつ出場があり2000年の第72回選抜が最後の出場となっている。北信越大会では長野日大を破り1勝している。
若狭(福井県)は令和5年に続いて4回目の県推薦。小浜市に位置している。小浜藩の藩校を起源に1894年(明治27年)設立の歴史ある学校。普通科・理数科など6学科を有する。甲子園は春3回夏7回出場経験があり、最後は1974年のセンバツ出場となっている。
以下は県大会止まりの学校。
諏訪清陵(長野県)は平成24年以来4回目の県推薦。1895年(明治28年)設立の現在は中高一貫の県立進学校。今回で4回目の県推薦となる。長野県内では公立の強豪校として知られ、2002年度の春の北信越大会で準優勝するなど、過去何度も甲子園に後一歩の戦績を残している。諏訪市に位置している。。甲子園経験はない。
六日町(新潟県)は平成21年に続き2回目の県推薦。米どころの南魚沼市に位置している。1924年(大正13年)に六日町中学として開校。普通科のみ。野球部は1995年の第77回選手権大会に出場経験がある。
小松商(石川県)は平成30年以来3回目の県推薦。創立90年を越える商業科と情報処理科を有する実業高校、小松市に位置している。女子生徒が8割と優位な中で野球部はたびたび県大会上位に顔を出すようになっている。甲子園経験は無い。
まとめると地区大会出場の2校にチャンスがあり地区大会ベスト8入りという戦績が一番上の高岡第一と地区大会初戦敗退ながら公立校の若狭の比較になる。問題は2000年の第72回選抜で代表校だった敦賀気比の辞退により補欠校だった高岡第一が繰り上がりで代表になったという、高野連にとっては「借り」がある事。そうすると「1勝の差」でも「逆転現象」などと、とかく批判されがちだがそう簡単に「公立校だから」といって若狭を選べるかどうか。ちなみ過去北信越地区では平成13年に長野日大が私立校として推薦された最初で最後の高校となっている。以上を考えると私立校の高岡第一を推薦することはかなりエネルギーが要る事と考えられ「挑戦」しない限りは無難な若狭に落ち着くに違いない。
残る3校では好投手を擁する小松商は見てみたい気がするが諏訪清陵・六日町の旧制中学コンビも侮れない。特に甲子園経験のない諏訪清陵は機会が整えばそのうち推薦されそうなポテンシャルがある。
各都道府県・推薦校は以下の通りです。<11月7日県推薦校確定>
*東海* <確定>
浜松日体(静岡ベスト4)誠信(愛知ベスト8)県立中津商(岐阜ベスト8)県立四日市(三重ベスト4)
| 21世紀・本命 | 21世紀・対抗 | 21世紀・大穴 |
|---|---|---|
| 四日市 | 浜松日体 | 中津商 |
< 解説 >
* 21世紀枠 *
東海地区は過去「地区大会出場」は重要な推薦の要件とはなっていないようだが、今年県推薦校の中で地区大会出場校はなかった。
よって今年度は4県とも県大会止まりということになった。
浜松日台(静岡県)は初の県推薦。1963年(昭和38年)に 設立された普通科の私立校。浜松市に位置している。現在は併設型の中高一貫校となっている。甲子園は出場経験なし。
誠信(愛知県)は初の県推薦。1972年(昭和47年)に設立された私立校。丹羽郡扶桑町に位置している。甲子園経験はない。
中津商(岐阜県)は初の県推薦。192年(大正11年)に設立。中津川市に位置している。商業科・ビジネス科・ビジネス情報科の3学科を有す。甲子園経験はない。
四日市(三重県)は平成28年に続いて2回目の県推薦。1899年(明治32年)設立の四日市市に位置する普通科の公立校。甲子園は夏2回春1回出場経験があり1955年の第37回選手権大会では初出場初優勝を遂げている。最後の出場は1967年の第49回選手権大会となっている。
さて、総合的に考察すると東海地区は例年「一般枠当確県は除外」して考えなければならない。今回は中京大中京が優勝したので愛知県は難しそう。準優勝は三重県で続くのが岐阜県と予想される。そうすると一般枠絶望の静岡県推薦校浜松日体がまず浮上する。ただ昨年は一般枠絶望県だった三重県が回避され三重県と3枠目を争った愛知県に推薦が行ったので昨年との抱き合わせで今年は三重県の四日市という落ち着かせ方もある。特に四日市は公立校でもあり59年ぶりの甲子園帰還というトピックもあり侮れない存在。浜松日体もともに県大会準決勝・3位決定戦コールド負けと戦績は互角なのでこの2校は東海地区高野連の好みの差になりそう。
各都道府県・推薦校は以下の通りです。<府県推薦校11月10日確定>
*近畿* <確定>
県立能登川(滋賀ベスト8)府立福知山(京都ベスト8)県立郡山(奈良ベスト4)県立日高中津(和歌山ベスト4)府立生野(大阪ベスト16)市立六甲アイランド(兵庫ベスト8)
| 21世紀・本命 | 21世紀・対抗 | 21世紀・大穴 |
|---|---|---|
| 生野 | 郡山 | 福知山 |
< 解説 >
* 21世紀枠 * ここ7年間で2校とまずまずの成績の近畿地区。
これまで近畿地区は近畿大会出場校が特に優先される事はなかったが、今回は「近畿大会出場校」はなし。6校とも府・県大会止まりのチームとなっている。
能登川(滋賀県)は初の県推薦。1963年(昭和38年)に設立。東近江市に位置している全日制と定時制がある普通科の県立高校。甲子園は1975年の第47回選抜大会に出場経験がある。
福知山(京都府)は初の府推薦。京都市の北西、兵庫県境に近い福知山市に位置している。1900年(明治33年)に京都府立第3中学校として開校。普通科の中高一貫校となっている。京大・阪大を含め国公立大学に100名以上の合格者を出している進学校。甲子園経験は無し。
郡山(奈良県)は意外?にも初の県推薦。1893年(明治26年)を創立年とする普通科の県立校。こちらも毎年京大・阪大をはじめとする国公立大学に130名ほど合格者を出している進学校。甲子園は春夏6回づつ出場経験があり2000年の第82回選手権大会が最後の出場となっている。
日高中津(和歌山県)は令和元年以来3回目の県推薦。1949年(昭和24年)日高高校の船着分校として設立。甲子園は1997年の第69回選抜大会に初出場している。
生野(大阪府)は初の府推薦。1920年(大正9年)設立の文理学科のみの府立校。松原市に位置している。こちらも進学校で阪大他国公立大学に毎年100名越えの合格者を出している。甲子園経験はない。
六甲アイランド(兵庫県)は平成30年以来2回目の県推薦。1998年(平成10年)赤塚山高校(普通科)と神戸商業高校を統合再編し開校した神戸市立の普通科の高校。甲子園は統合前の市神戸商が夏1回出場経験がある。
以上から予想すると、今回は全く突出したチームが見当たらずかなり難しい予想となる。一般枠絶望なのが今年は京都・和歌山。和歌山は4回選出されているので京都の福知山は有力候補。また、21世紀枠の未選出府県から見てみると京都の他奈良・大阪が未選出県。郡山・生野といったところとなる。この3校を比較すると3校とも歴史ある進学校であるところは一致しているが甲子園の常連校だった郡山と甲子園経験がない福知山・生野と大きな違いがある。
これまで地区推薦校になった回数では京都2、奈良2、大阪1ということから大阪の生野を本命、昨年、山城が推薦されたことから郡山を対抗として挙げることとした。
各都道府県・推薦校は以下の通りです。<県推薦校11月14日確定>
*中国* <確定>
県立笠岡商(岡山ベスト8)県立鳥取東(鳥取ベスト8)県立三次(広島ベスト16)県立松江工(島根ベスト8)山口鴻城(山口ベスト4)
| 21世紀・本命 | 21世紀・対抗 | 21世紀・大穴 |
|---|---|---|
| 山口県鴻城 | 笠岡商 | 鳥取東 |
< 解説 >
* 21世紀枠 * 21世紀枠の名門・中国地区。ここ5年選出はお休みと音なしの構えを貫いているがそろそろ選出があってもいい頃か?
この地区は基本的に中国地区大会に進出していることが推薦校になる必須条件となっている(例外・倉吉東)今回は山口県鴻城(山口県)が出場している。
山口県鴻城(山口県)は初の県推薦。地区大会は初戦敗退。1889年(明治22年)設立の私立高校。普通科の他に情報商業科・衛生看護科があり山口市に位置している。甲子園出場は夏3回出場経験があり1992年の第74回大会が最後の出場となっている。
以下は県大会止まりの4県
笠岡商(岡山県)は初の県推薦。1902年(明治35年)に開校。ビジネス情報科など3学科がある。岡山県の海岸沿い西、山口県境近くに位置している。甲子園経験はない。
鳥取東(鳥取県)は令和5年以来3回目の県推薦。1922年(大正11年)に開校した旧制鳥取第二中学を前身としている。現在は普通科と理数科がある。鳥取大学を始め国公立大学に毎年150名前後の合格者を出している進学校である。1932年の第9回センバツ大会に鳥取二中として出場経験がある。
三次(広島県)は初の県推薦。1898年(明治31年)創立の全日制と定時制を有する普通科の公立校。国公立大学にも70名前後現役合格者を出している進学校。甲子園経験はない。
松江工(島根県)は初の県推薦。1907年(明治40年)創立の松江市立工業学校修道館を前身としている。全日制と定時制があり全日制では機械科など6学科を有している。甲子園出場はない。
総合的に見てみると、例年同様中国地区大会に進出し1勝を挙げた山口県鴻城が有力。ただ平成28年度に中国大会出場校を押しのけて倉吉東が推薦されたことがあるので今回も絶対とは言い切れない。(その時の中国大会出場校は玉島商・尾道商・熊毛南)また中国地区では過去に私立校が推薦されたことはなく山口県鴻城が推薦されると「初」ということになる。そのほかでは部員16人で地域に根差した活動をしている笠岡商も地区的ハンデを加味すると侮れない。同様な理由で三次・鳥取東・松江工も充分可能性がある。県大会の成績がNO1で山口県から推薦校が出たのが最長8年前という有利な点がある山口県鴻城が選外となると残る4校は大接戦となりそう。
そうなると選出県である岡山・広島・鳥取から選出という可能性もあり笠岡商・三次・鳥取東のうちどこかということも考えられる
各都道府県・推薦校は以下の通りです。<県推薦校11月7日確定>
*四国* <確定>
県立香川中央(香川ベスト8)県立二新居浜西(愛媛ベスト16)県立小松島(徳島ベスト8)県立高知農(高知ベスト8)
| 21世紀・本命 | 21世紀・対抗 | 21世紀・大穴 |
|---|---|---|
| 高知農 | 香川中央 | 新居浜西 |
< 解説 >
* 21世紀枠 * 3年前城東が2回目の地区推薦で4年ぶりに21世紀枠推薦校となった四国地区だが過去7年間で2回という結果になっている。
今回は四国地区大会出場校はない。
香川中央(香川県)は平成15年以来2回目の県推薦。1986年(昭和61年)設立の公立校。高松市に位置している。甲子園経験はない。
新居浜西(愛媛県)は平成30年に続き2回目の県推薦。1917年(大正6年)実科女学校として創立。現在は全日制・定時制があり普通科の公立高校として瀬戸内海に面した新居浜市に位置している。甲子園経験はない。
小松島(徳島県)は初の県推薦。1931年(大正20年)高等女学校として設立。普通科の県立校。徳島市の南、小松島市に位置している。甲子園経験は夏1回春3回あり最後の甲子園出場は2008年の第80回選抜大会となっている。。
高知農(高知県)は初の県推薦。1890年(明治23年)高知県農学校として開校。高知市ではなく高知市の東、南国市に位置している。現在は農業総合科など6学科を有している。甲子園経験は無い。
以上を総合すると、地区大会出場校が無い今回はそろそろ平成29年の高知追手前以来地区推薦校を送っていない高知県が来そうな印象がある。(去年もそう言っていた)四国4県はこれまでバランスよく選出されていて未選出県は無い。ただし実業高校が選出されたことはこれまでなく全国的な流れからそろそろ選出・推薦があっても良い頃とも言えそう。その点で高知農は合致し
甲子園経験のない香川中央・新居浜西が続くと見られる。(県大会の成績順)
各都道府県・推薦校は以下の通りです。<県推薦校11月10日確定>
*九州* <確定>
市立久留米商(福岡ベスト4)県立神埼(佐賀ベスト4)県立長崎西(長崎準優勝)熊本学園大付(熊本ベスト16)推薦校なし(大分)県立延岡(宮崎ベスト16)県立徳之島(鹿児島ベスト4)県立名護(沖縄ベスト8)
| 21世紀・本命 | 21世紀・対抗 | 21世紀・大穴 |
|---|---|---|
| 長崎西 | 徳之島 | 久留米商 |
< 解説 >
* 21世紀枠 * ここ7年間で4回選出されている九州地区。勢いに乗り2年連続選出なるか!?1推薦枠を8県で争うわけで関東東京と並ぶ全国一の激戦地区である。
この地区も九州地区大会出場が地区推薦されるためには必要条件になっている(例外・大島・本部=地区大会進出校なし)ので二つに分けて見てみたい。 今回九州大会出場校は1校。
長崎西(長崎県)は令和2年以来3回目の県推薦。昭和23年(1948)旧制長崎中学などを源流とし他3校と統合の上長崎東と分割されて設立されている。甲子園は春1回夏3回出場経験があり、最後は1981年の第63回夏の選手権大会となる。長崎県トップクラスの進学校で東大・京大をはじめ国公立大学に毎年200名弱の合格者を出している。九州大会では初戦を勝ちベスト8に進出している。
以下は県大会止まりの高校。
久留米商(福岡県)は初の県推薦。1896年(明治29年)実業学校として創立の経営科学科と特別進学コースを有する県立商業高校。久留米市に位置している。甲子園は夏4回春5回出場経験があり1962年の第44回選手権大会では全国準優勝に輝いている。最後の出場は1985年の第67回選手権大会となっている。
神埼(佐賀県)は令和5年以来2回目の県推薦。1929年(昭和4年)高等女学校として開校。現在は共学の県立校。佐賀市の北東、神埼市に位置している。甲子園は2001年の春夏共に1回づつ出場している。
熊本学園大付(熊本県)は初の県推薦。1958年(昭和33年)設立。熊本市に位置する普通科の私立高校。甲子園経験はない
大分県は推薦校なし。
延岡(宮崎県)は昨年・令和6年に続いて3回目の県推薦。1899年(明治32年)に旧制延岡中学として開校。毎年国公立大学に150名前後の合格者を出している県内有数の進学校。甲子園は1974年の第56回選手権大会に出場経験がある。
徳之島(鹿児島県)は平成17年に続いて2回目の県推薦。この時は九州地区推薦校となり最終選考では惜しくも補欠1位となっている。2006年(平成18年)に徳之島に徳之島農が統合されて新たに発足。普通科と総合学科がある。離島で大島郡徳之島町に位置している。甲子園経験はない。
名護(沖縄県)は初の県推薦。1928年(昭和3年)に開校した沖縄県立第三中学校を前身としている。名護市に位置し普通科・フロンティア科がある。甲子園は1972年に夏春1回づつ出場経験があり。夏の第54回選手権大会が最後の出場となっている。
さて、この中では例年通り九州大会出場の長崎西が本命と見ている。なんらかの理由で他校になるとすると徳之島も21世紀枠にふさわしい学校で特に前回補欠1位に終わっているので「合わせ技期待」で推薦される可能性もある。
残りの5校では熊本学園大付を除くとすべて甲子園経験校で「21世紀枠空白県」を加味すると久留米商が浮上するが神埼・延岡・名護もそれぞれ推薦されそうなバックボーンがあり予断を許さない。
つづく

| 年 | センバツ出場校予想 | センバツ大会勝敗予想 | 夏の大会出場校予想 | 夏の甲子園大会勝敗予想 |
|---|---|---|---|---|
| 1998年 | 94.4%(36校中34校) | 82.9%(35試合中29試合) | 70.9%(55校中39校)(*本命22) | 66.7%(54試合中36試合) |
| 1999年 | 93.8%(32校中30校) | 54.8%(31試合中17試合) | 75.5%(49校中37校)(本命19) | 62.5%(48試合中30試合) |
| 2000年 | 90.6%(32校中29校) | 67.7%(31試合中21試合) | 69.4%(49校中34校)(本命18) | 66.7%(48試合中32試合) |
| 2001年 | 88.2%(34校中30校) | 63.6%(33試合中21試合) | 61.2%(49校中30校)(本命14) | 66.7%(48試合中32試合) |
| 2002年 | 87.5%(32校中28校) | 61.3%(31試合中19試合) | 61.2%(49校中30校)(本命20) | 77.1%(48試合中37試合) |
| 2003年 | 85.3%(34校中29校) | 63.6%(33試合中21試合) | 59.2%(49校中29校)(本命15) | 54.2%(48試合中26試合) |
| 2004年 | 87.5%(32校中28校) | 77.4%(31試合中24試合) | 73.5%(49校中36校)(本命9) | 72.9%(48試合中35試合) |
| 2005年 | 90.6%(32校中29校) | 61.3%(31試合中19試合) | 77.6%(49校中38校)(本命18) | 72.9%(48試合中35試合) |
| 2006年 | 93.8%(32校中30校) | 58.1%(31試合中18試合) | 75.5%(49校中37校)(本命17) | 58.3%(48試合中28試合) |
| 2007年 | 93.8%(32校中30校) | 58.1%(31試合中18試合) | 63.3%(49校中31校)(本命19) | 66.7%(48試合中32試合) |
| 2008年 | 91.7%(36校中33校) | 65.7%(35試合中23試合) | 70.9%(55校中39校)(本命*20) | 77.8%(54試合中42試合) |
| 2009年 | 90.6%(32校中29校) | 58.1%(31試合中18試合) | 69.4%(49校中34校)(本命19) | 75.0%(48試合中36試合) |
| 2010年 | 90.6%(32校中29校) | 67.7%(31試合中21試合) | 63.3%(49校中31校)(本命11) | 72.9%(48試合中35試合) |
| 2011年 | 96.9%(32校中31校) | 71.0%(31試合中22試合) | 61.2%(49校中30校)(本命18) | 68.8%(48試合中33試合) |
| 2012年 | 96.9%(32校中31校) | 71.0%(31試合中22試合) | 59.2%(49校中29校)(本命19) | 72.9%(48試合中35試合) |
| 2013年 | 91.7%(36校中33校) | 48.6%(35試合中17試合) | 69.4%(49校中34校)(本命16) | 52.1%(48試合中25試合) |
| 2014年 | 93.8%(32校中30校) | 54.8%(32試合中17試合1分) | 81.6%(49校中40校)(本命18) | 60.4%(48試合中29試合) |
| 2015年 | 90.6%(32校中29校) | 74.2%(31試合中23試合) | 73.5%(49校中36校)(本命21) | 68.8%(48試合中33試合) |
| 2016年 | 84.4%(32校中27校) | 58.1%(31試合中18試合) | 67.3%(49校中33校)(本命20) | 64.6%(48試合中31試合) |
| 2017年 | 90.6%(32校中29校) | 71.0%(33試合中22試合2分) | 69.4%(49校中34校)(本命18) | 68.8%(48試合中33試合) |
| 2018年 | 94.4%(36校中34校) | 82.9%(35試合中29試合) | 82.1%(56校中46校)(本命25) | 72.7%(55試合中40試合) |
| 2019年 | 84.4%(32校中27校) | 71.0%(31試合中22試合) | 67.3%(49校中33校)(本命24) | 68.8%(48試合中33試合) |
| 2020年 | 93.8%(32校中30校) | |||
| 2021年 | 84.4%(32校中27校) | 71.0%(31試合中22試合) | 77.6%(49校中38校)(本命21) | 56.5%(46試合中26試合) |
| 2022年 | 87.5%(32校中28校) | 60.0%(30試合中18試合不戦1) | 75.5%(49校中37校)(本命20) | 58.3%(48試合中28試合) |
| 2023年 | 88.9%(36校中32校) | 71.4%(35試合中25試合) | 都合により予想中止 | 66.7%(48試合中32試合) |
| 2024年 | 96.9%(32校中31校) | 67.7%(31試合中21試合) | 65.3%(49校中32校)(本命16) | 66.7%(48試合中32試合) |
| 2025年 | 93.8%(32校中30校) | 74.2%(31試合中23試合) | 参考・69.4%(49校中34校)(本命22) | 63.8%(48試合中30試合1除) |
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