そこで、今回も勝手に代表校の戦力分析をしてみました。今回は予選の分析をまったくやっていないのでぶっつけ本番です。(部長談)解説へ
ランク | 試合番号 | 勝利予想(左側)ー敗戦予想(右側) | 予想コメント | 結果
1回戦 | 1日目第1試合 | 上田西3−8土浦日大 | (延長10回タイブレーク) 予選では強豪校との対戦が多くチーム打率が3割ほどに収まったが元来打撃のチームである上田西と左腕・藤本から速球派・小森への継投策が決まる土浦日大の投手力との対決が見どころ。上田西は3番の強打者・横山を中心に5番の片平もチャンスに強く先制点が取れるとペースを握りそう。土浦日大は上田西のエース権田を早めに攻略できれば3大会ぶりの勝利も見えてくる。開会式直後の試合であり精神力の強さも試される。 | *言い訳・9回まで2点づつを取り合う非常に締まった好ゲーム。結果的には9回裏好投していた服部に代打を出して勝負をかけた上田西・吉崎監督の賭けが敗因となったが2選手が足がつり退場するような過酷なコンディションのなか見ごたえのある好ゲームだった。 ●
| 第2試合 | 聖光学院9−3共栄学園 | 下馬評を覆し初出場を決めた共栄学園の原動力となったのはエースの茂呂。打線に力のある昨夏甲子園ベスト4の聖光学院相手に予選同様のピッチングができるかが焦点。聖光学院は例年より投手力に決め手がなく5,6点勝負になると共栄学園にも勝機が出てくる。打力がある聖光学院としては打ち勝つ試合展開にしたい | 〇
| 第3試合 | 仙台育英19−9浦和学院 | 昨夏の甲子園優勝校で今大会でも優勝候補の一番手に挙がる仙台育英はハイレベルの投手陣を擁しており特に継投策が決まるとなかなかつけ入るスキがない。対する浦和学院は予選を圧勝で勝ち進んでおり打線は得点力がある。ポイントは浦和学院投手陣がどこまで持ちこたえられるか。鈴木・細沢など予選で好投した投手陣が仙台育英の得点を最小失点のみで抑えていけばロースコアで接戦を制する青写真が描ける可能性もある。 | 〇
| 2日目第1試合 | 高知中央9−4川之江 | 四国の隣県対決となった。予選で明徳義塾・高知を下している高知中央は初出場ながら複数投手陣の継投策で相手打線に的を絞らせずロースコアで接戦を制してきている。21年ぶりと今大会出場校の中では最長のブランクを経て復活を果たした川之江は打線が活発。この構図から川之江打線と高知中央投手陣の対決になりそう。高知中央は得点力に課題があるので4点以上の勝負になると川之江が有利になってくる。 | 〇
| 第2試合 | 履正社6−0鳥取商 | 2年連続出場で夏の甲子園初勝利を狙う鳥取商にとっては難敵との対戦となった。履正社は予選本命だった大阪桐蔭を決勝で完封で下したダブルエース増田・福田以下の投手力が秀でている。打線もチーム打率4割を超え鳥取商エースの山根の粘投がどこまで通じるかがカギ。履正社としては早めに先制点を挙げて自分たちのペースで試合を進めたい。 | 〇
| 第3試合 | 智弁学園7−6英明 | (延長10回タイブレーク) 打線に力があり前々回大会の準優勝校である智弁学園に投打に力がある英明が挑む構図。英明は今春のセンバツで智弁和歌山を下しており兄弟校の智弁学園も破って「智弁キラー」を襲名できるか。智弁学園は予選でチーム打率4割3厘・本塁打12本と長打力もあり春の近畿大会では大阪桐蔭も破って優勝している。不安のあった投手陣も中山がエース格に成長し2番手投手に課題はあるが総合力は高い。英明は下村・清家に寿賀の投手陣が直球に強い強打のチームに有効で智弁打線との対決が焦点となる。智弁打線を5点までに抑えると英明にも勝機が出てくる。 | 〇
| 第4試合 | 愛工大名電1−2徳島商 | 「夏に弱い」と言われた愛工大名電が昨夏は久しぶりにベスト8まで進み汚名返上にあと一歩となったが今回も好投手・森を擁する徳島商という難敵を迎えることとなった。ここまで14回の出場のうち昨年を含んで4回しか初戦を突破していない愛工大名電だが今回も投打にバランスの取れた力のあるチームとなっている。ポイントは徳島商・森投手VS愛工大名電打線。森投手を打ちあぐみロースコアになるようだと「夏に弱い」汚名返上に黄色信号がともる。 | *言い訳・今大会NO1右腕かも?と想像していた徳島商・森投手が予想を上回る安定感とコントロールで強豪・愛工大名電打線に的を絞らせなかった。名電・笹尾投手も粘ったが投げ負けてしまった。 ●
| 3日目第1試合 | 花巻東4−1宇部鴻城 | 総合力では春の中国大会準優勝の宇部鴻城に分がありそうだが花巻東の伸び盛りのエース格・小松投手とそろそろ甲子園で活躍しそうな佐々木麟選手がいる花巻東が有利と予想する。宇部鴻城は継投策の投手陣が凌ぎ伝統の強力打線で予選では接戦を制してきた。この試合は花巻東・小松投手を宇部鴻城打線が捉えられるかがカギ。ここまで2回の出場で初戦負けなしの宇部鴻城だが3回目も初戦を取るには打線の爆発が必要。 | 〇
| 第2試合 | クラーク国際7−1前橋商 | クラーク国際の投打の柱・新岡投手をチーム打率4割近い前橋商打線が攻略できるかが焦点。予選では速球派の投手を攻略してきた前橋商だが新岡は技巧派で調子に波があるタイプ。コーナーに変化球が決まるようだととらえるのに時間がかかりそう。センバツ初戦1得点のみで敗れたクラークは強化した打力で前橋商の坂部ー清水の継投を打ち崩せるか? | 〇
| 第3試合 | おかやま山陽9−2日大山形 | 実力伯仲の対戦で投手の出来が勝敗を左右しそう。悲願の甲子園初勝利を目指すおかやま山陽は予選で登板した4投手が好調で「西の仙台育英」と言えるような投手陣を誇る。またバント他、小技がうまく接戦で真価を発揮しそう。日大山形はエースの菅井が大黒柱。菅井投手が粘っている間に打線が山陽投手陣を捉えることが出来れば得意の接戦に持ち込めそう。日大山形は先制点が欲しいところだ。 | 〇
| 第4試合 | 近江2−7大垣日大 | 出場校中最高チーム打率4割3分5厘を誇る近江打線が大垣日大のエース山田を捉えると予想した。ただ発展途上の近江投手陣がそこそこ大垣日大打線を抑えないと長打力では分のある大垣日大に打ち負ける可能性もある。単打が多い近江打線を山田投手が中盤まで打たれながらも最少失点のみで抑えると終盤試合巧者の大垣日大が息を吹き返す試合展開も考えられる。 | *言い訳・近江打線が大垣日大・山田ー矢野両投手を思った以上に打てなかった。逆に不安のあった投手陣が大垣日大打線に早めに攻略され大垣日大ペースで試合が進んだ。 ●
| 4日目第1試合 | 富山商2−3鳥栖工 | (延長12回タイブレーク) 公立高校同士の対戦。ポイントは富山商・速球派エースの上田投手の制球力が乱れないかどうかと鳥栖工はそこを得点に結びつけられるか。それぞれ投打の総合力で戦うチーム同士なだけに守備の乱れは厳禁。犠打が多い鳥栖工がバントで進めた走者をタイムリーで返せると波に乗れそう。上田投手の立ち上がりが注目されるが4、5点を争う接戦を期待したい。 | *言い訳・佐賀県勢にはうれしい初戦突破。好プレー続出の好ゲームだったがタイプレークに入ってからはやや貧打線戦の様相も呈していた。実力差はなかったと思えたのでタイブレークは後攻が有利の法則が当てはまったように思える。 ●
| 第2試合 | 日大三3−0社 | どちらのチームも打線に力があるが長打力で勝る日大三が社の主戦格3投手を攻略できるかがカギ。3シーズン連続出場の社は投打にバランスがとれており小技も使える。日大三の主戦・安田投手は140キロの速球と緩急もあるなかなか攻略できない好投手だが社としては安田投手を打たないことには勝機が訪れない。少ないチャンスを得点に変えられると3期連続の甲子園経験が生かせそうだ。 | 〇
| 第3試合 | 市和歌山5−4東京学館新潟 | 栗谷ー小野という共に140キロを超える速球を持つ投手の継投策を必勝パターンに持つ市和歌山投手陣に対して日本文理・中越といった甲子園常連校を打ち合いの末に破って来たチーム打率3割9分近い東京学館新潟打線の対決。市和歌山は同県の智弁和歌山の強打を抑えるために投手力を鍛え春の県大会では5−3と倒して優勝。続く近畿大会でもセンバツ準優勝校の報徳学園を7−4と破るなど実力は高い。投手力に不安のある東京学館新潟は中盤まで市和歌山打線を3点程度に抑えて試合を作りたい。 | 〇
| 第4試合 | 立命館宇治2ー10神村学園 | 実力伯仲ながら2年生で195センチの大型右腕・十川が注目される立命館宇治がややリードか。十川投手は制球力も良く大崩れはしないタイプ。予選決勝で崩れた守備に乱れが出ないことは足を引っ張らないためにも重要だ。神村学園は松永ー黒木の継投策が必勝パターン。3,4点の接戦に持ち込めれば十分逃げ切るだけの力はある。中盤までにリードできるかがカギとなりそう。 | *言い訳・立命館宇治の十川投手はそんなに悪くなかったと思ったが神村学園打線の振りが鋭く攻略されてしまった。京都府予選で龍谷大平安を3−0と完封した試合を過大評価したかもしれない。 ●
| 5日目第1試合 | 東海大熊本星翔2−5浜松開誠館 | 悲願の甲子園初勝利を目指す東海大熊本星翔(以下星翔と略す)が甲子園初出場の浜松開誠館を迎える。星翔はサイドの好投手・玉木を擁し打線も百崎・川道と好打者を擁する。浜松開誠館は速球派3投手の投手力と振りの鋭い打撃が持ち味。ポイントは玉木投手vs浜松開誠館打線。予選で2失点以内に抑えている好投手から3点以上得点しないと勝機が見えてこない。 | *言い訳・この試合も両チームの振りが鋭く特に速球に強く星翔の好投手・玉木から12安打する猛攻だった。往年の常葉菊川の強打を思い出させる浜松開誠館の打線だった。 ●
| 第2試合 | 明豊8−9北海 | (延長10回タイブレーク) 投打に力のある両チームの対戦で1回戦ではもったいない組み合わせ。明豊はエース中山が大黒柱。140キロ超えの速球と変化球のコンビネーションが巧みで打ち崩すのは難しい。打線も予選で大分商・大分舞鶴とセンバツ出場の2校を接戦で下してくておりチャンスに強い。一方の北海は昨秋道大会準優勝・今春優勝と北海道でほぼ敵なしの強さを誇っている。投手陣は元エース熊谷、現エース岡田がともに最速147・143キロを誇り特に怪我から復帰した熊谷の存在が大きい。打つ方でも大黒柱の熊谷と明豊の中山との対決が勝敗を左右するともいえる。1−0、2−1の接戦か? | *言い訳・予想と違い両チームの打撃が投手力を上回り打撃戦となった。投手陣はそんなに悪くなかったが両チームの打撃陣が速球に強くスライダー・カーブもためて打つ技術があり見ごたえがあった。終盤押し気味になった北海が最後は力で逆転勝ちを収めた。明豊は2番手・森山投手のカーブが狙われてしまった。 ●
| 2回戦 | 第3試合 | 星稜3−6創成館 | 実力的には星稜が上回るが勝敗のカギは星稜・武内投手が握りそう。昨春の選抜で切れのある投球を見せていた武内投手だが今夏は制球に苦しみ安定したピッチングが出来ていない。左腕の中山投手の先発も考えられるがいずれにしても登板した時の武内投手の投球が注目される。創成館は得点力には欠けるが永本・福盛の投手力は安定しており、3,4点までのスコアになれば競り勝つ力はあると見ている。 | *言い訳・言い訳が続くが1回2回の武内投手の制球が定まらず5四球。変わった佐宗投手も含めて6失点してしまって創成館を楽にしてしまった。投手交代の遅れが悔やまれる。創成館は福盛ー村田ー永本とつないで逃げ切りに成功した。 ●
| 6日目第1試合 | 沖縄尚学3−0いなべ総合 | センバツでも好投を見せた沖縄尚学・東恩納投手とチーム打率3割7分を誇り機動力も使えるいなべ総合打線の対決。東恩納投手は予選で失点ゼロ四死球も少なくセンバツ時より球の威力と安定感が増している。いなべ総合は打力が看板で高田・水野の速球派投手陣が継投で失点を抑えて打ち合いを制す試合展開が得意。予選ではやや不発気味だった沖縄尚学打線の調子が戻っていないようだとロースコアの接戦になる可能性もあるが沖縄尚学としては5点以上取って優位に試合を進めたいところだ。 | 〇
| 第2試合 | 広陵8−3立正大淞南 | 中国地区の両校の対戦となった。総合力では広陵が優位だが立正大淞南も投打に調子が良く食い下がる事が出来れな番狂わせもあり得る。広陵はエースの高尾に安定感があり失点は計算できる。ただ看板の打線が予選では振るわず特に中軸の真鍋・小林の復調がないと得点力が伸びない。立正大淞南は山下ー日野の継投が機能し島根県の強豪・開星、石見智翠館の両校を下していることからもチーム力は高い。広陵の打線の調子を占うには格好の一戦となっている。 | 〇
| 第3試合 | 慶応9−4北陸 | ひじの故障から回復しつつあるエースの友広を含めた北陸投手陣が長打力のある慶応打線を抑えることができるかがポイント。慶応は予選で東海大相模・横浜を破るなど今回のチームは実力が高い。センバツでは仙台育英と1−2という接戦で敗れている。打線の中軸渡辺・加藤・延末はそれぞれ予選で2ホーマーを記録しておりチーム打率も3割8分近い。北陸はエースの友広と川上、抑えの竹田の継投で中盤まで離されずについて行って慶応のエース小宅から3点以上は得点したい。 | 〇
| 第4試合 | 文星芸大付9−7宮崎学園 | 甲子園常連校の作新学院に予選決勝で打ち勝って出てきた文星芸大付は自身も打力が看板でエース渋谷他2投手との継投で失点を抑えるチームカラー。初出場の宮崎学園は2年生長身エースの河野が大黒柱。やや調子に波があるのと四死球が多いのが懸念材料だが好調時は手が付けられない。打線は非力なので河野が3点までに抑えることが肝要。文星の曽我・小林・黒崎のクリーンアップとの対決がカギを握る。 | 〇
| 7日目第1試合 | 八戸学院光星7−0明桜 | 東北の同地区の対戦。春の東北大会準決勝でも顔を合わせその時は8−5で八戸学院光星が勝ちそのまま優勝している。八戸学院光星はその試合では投げなかった洗平の先発が濃厚。やや得点力に難のある明桜としては中盤までに得点を奪いたい。明桜の投手陣もエースの難波他駒が揃いできれば3,4点を争う試合展開にしたい。予選でホームラン6本と長打力のある光星は序盤でリードを奪って優位に試合を進められると光星ペースの展開となる。 | 〇
| 第2試合 | 専大松戸7−5東海大甲府 | 専大松戸プロ注目の151キロ右腕・平野と予選打率4割3分3厘と打撃が看板の東海大甲府打線の対決。東海大甲府は投手力には不安があるのでなんとしても先取点を上げて点の取り合いに持ち込みたい。専大松戸は平野の他にも青野・梅沢ら安定した投手陣を誇り投手力ではかなり上回っている。打線も得点力があり東海大甲府投手陣が中盤まで3失点以内で耐えることが必要となってくる。 | 〇
| 第3試合 | 土浦日大3−0九州国際大付 | 投手力は互角、打力はやや九国大付が上回りそうだが初戦劇的な勝ち方をした土浦日大の勢いが追い風になると予想する。九国大付は2年生エースの田端の投球術が巧みで土浦日大・左腕藤本との技巧派対決は見もの。土浦日大としては九国大付4番佐倉をはじめとする長打力、特に接戦の終盤の長打は気を付けたい。土浦日大は藤本の他にも伊藤・小森と計算できる投手が控えており接戦になると強さを発揮しそうだ。初戦途中退場した4番・香取の復調にも期待したい。 | 〇
| 第4試合 | 仙台育英8−2聖光学院 | 初戦打ち合いを制した東北地区同士の対決。昨夏も準決勝で顔が合い18−4で仙台育英が勝利している。この試合は仙台育英投手陣を聖光学院打線がどの程度打てるかで波乱もありそう。初戦、仙台育英は湯田・高橋のダブルエースの継投を見せたがまさかの9失点。聖光学院も打力はほぼ互角なので初戦同様に点の取り合いになると聖光学院にも勝機が出てくる。仙台育英としてはやや力が落ちる聖光学院投手陣から早めに5点以上を奪って初戦同様常に先行する展開に持ち込みたい。 | 〇
| 8日目第1試合 | 履正社10−4高知中央 | 安定感を誇る履正社・増田・福田の投手陣から初戦の四国勢同士の対戦を制して甲子園初勝利を挙げた高知中央打線がどこまで食い下がることができるかがカギ。川之江戦で9得点と予選のチーム打率2割3分を払拭する鋭い打撃を見せた高知中央だが履正社投手陣を打ち込むのは簡単ではない。現実的にはエース高橋の力投で3点勝負に持ち込み終盤まで接戦で行く展開に持ち込めば金星も見えてくる。初戦勝ち味が遅かった履正社打線が中盤までに目覚めるかも注目。 | 〇
| 第2試合 | 徳島商6−12智弁学園 | 愛工大名電戦で10奪三振1失点の快投を見せた徳島商・森投手が更に打力が上がる智弁学園相手にも同様のピッチングを見せられるかがポイント。智弁学園は一回戦の英明との追いかける立場での打撃戦を制し試合巧者ぶりを見せた。ただし投手陣は3人ともピリッとせず不安を残した。徳島商はやや得点力に欠けるが森投手が3失点までに抑えれば徳島商の得点が4,5点まで延びる可能性が高いと見ている。徳島商は効率よく得点したい。 | *言い訳・序盤で徳島商が3点先制した時は「こりゃ予想が当たったかも!?」と思ったが智弁学園打線が徳島商・森投手を攻略し改めて智弁学園打線の鋭さを思い知った。ただ投手陣は中山投手頼みであることも露呈した印象。 ●
| 第3試合 | 花巻東2−1クラーク国際 | 佐々木を始め当たっている花巻東打線をクラーク国際・新岡投手が5点までに抑えることができるかが焦点。佐々木は初戦3安打、4番の北條も当たっておりチャンスでクリーンアップに回すのが勝利への必要条件。また投手陣も2年生エースの小松が好調で強打のクラーク国際相手でも3失点以内にはまとめそう。初戦、堅実な戦い方を見せた花巻東が4,5点勝負を制すると見ている。 | 〇
| 第4試合 | 大垣日大3−4おかやま山陽 | (延長10回タイブレーク) 大垣日大、山田ー矢野投手vsおかやま山陽打線の対決。大垣日大・エース山田は強力打線の近江をホームランの2失点だけにとどめ6回からリリーフした矢野を含め危なげない投球だった。おかやま山陽は集中打で複数得点を上げ日大山形の好投手・菅井を攻略。17安打9得点の猛攻だった。ただ投手陣は2失点に留めたがやや投球内容に不安を残しある程度の失点は覚悟しないといけない印象だった。おかやま山陽としては打撃戦に持ち込み継投策で逃げ切る試合展開にしたい。 | *言い訳・大垣日大エース山田投手の立ち上がりの2失点が大きくのしかかるゲーム展開となった。おかやま山陽・三宅投手が予想以上の好投を見せ終盤までリードを保ったのが勝因。3投手継投によるおかやま山陽投手陣の粘り勝ちといえる。 ●
| 9日目第1試合 | 日大三3−1鳥栖工 | 打力で上回る日大三が優位に立つ。日大三は1回戦で今春センバツ出場の社に3−0と完封勝ち。エースの安田は被安打2与四球2と安定した内容だった。この試合も安田の先発が濃厚で初戦富山商・上田投手に4安打に抑えられている鳥栖工打線は初戦同様にランナーを効率よく得点につなげていかないと一方的な試合になる可能性がある。打力で上回る日大三は先発が予想される鳥栖工の古沢投手が交代した後、球に力のある速球派の松延投手を打てないと鳥栖工が望む後半勝負になってしまう。 | 〇
| 第2試合 | 神村学園11−1市和歌山 | 打力で上回る神村学園が有利。神村学園は1回戦立命館宇治の好投手・十川から6回までに13安打を放つなど打線は振れている。市和歌山は栗谷ー小野の継投策となるが後半投げる小野投手の力投が必要不可欠となる。神村学園はエースの松永が好調でリリーフ陣もマウンドを踏みこちらも継投策で逃げ切りを計る。序盤の神村学園の攻撃を市和歌山がどこまで抑えられるかが勝敗のカギを握る。 | 〇
| 第3試合 | 北海3x−2浜松開誠館 | かなりの確率で打ち合い・点の取り合いになりそう。それだけ両チームの打撃が鋭く投手陣も決して弱くはないが5点以上の勝負になりそう。北海は熊谷投手が復調気味で左腕の長内投手が左打者対策で使えれば投手陣に厚みが増す。浜松開誠館は打線が上位下位満遍なく当たっており特に4番の新妻が好調なのが心強い。投手陣もエースの近藤が好投し広崎、初戦登板のなかった松井も含めて継投策で北海の得点力をどこまで抑えられるか。リードしても1,2点では安心できない試合になりそうだ。 | 〇
| 3回戦 | 10日目第1試合 | 沖縄尚学5−1創成館 | 沖縄尚学・東恩納投手はいなべ総合戦完封勝ちしたがそれほど調子は良くなさそうで、この試合は打線が創成館投手陣から何点取れるかが勝敗を決めそうだ。創成館は1回戦の星稜戦で福盛ー村田ー永本と継投しての3失点だった。沖縄尚学は打線が振れていないが最低3点できれば5点は取りたい。創成館は東恩納投手から3点以上取って接戦に持ち込めると勝利が出てくる。 | 〇
| 第2試合 | 慶応6−3広陵 | (延長10回タイブレーク) 優勝候補同士の一戦。1回戦の立正大淞南戦で広陵エース高尾はセンバツ時のような投球に切れがなくピンチでの粘りも今一つと調子が上がっていないように見えた。逆に慶応打線は初戦の北陸戦で9得点と看板の打線が当たっている。エースの小宅も7回被安打4無失点と上々の投球だった。ポイントはやはり高尾投手vs慶応打線。慶応は北陸戦で長打が4本出ており高尾投手が3失点までに抑えないと広陵は打撃戦では不利か。広陵打線も初戦11安打と打線は当たっているのでどんな展開になっても接戦になりそうで好ゲームが期待できる。 | 〇
| 第3試合 | 八戸学院光星6−3文星芸大付 | 投手力の差で八戸学院光星に分がある。八戸学院光星は明桜戦でエースの洗平が7−0の完封勝利。しかし打線はホームランはあったものの5安打しか打てずやや不発気味の後味だった。文星芸大付は宮崎学園に9−7の大逆転勝ち。看板の打線が終盤火を噴き評判通りの強打を見せた。ただ3投手の継投で7失点と投手陣には不安を残した。投手力が良い八戸学院光星相手だと5失点程度が限界か。文星芸大付としてはこのゲームは追いかける展開は難しいので中盤までにリードして継投策で逃げ切りをはかりたい。 | 〇
| 第4試合 | 土浦日大10−6専大松戸 | 土浦日大はここまで登板した藤本・伊藤・小森の3投手が3投手とも好調。失点を計算できる。打力は平均的だが3得点は上がられそうだ。ポイントは専大松戸エースの平野が登板できるか。できるとしたら調子はどうなのか?平野が登板できれば1,2失点までに抑えることができるので総合力で上回る専大松戸が有利になる。登板できないと渡辺・青野・梅沢の継投策をうまく回さないと競り負ける可能性が出てくる。 | 〇
| 11日目第1試合 | 履正社2−3仙台育英 | 優勝候補同士の決勝戦でも良いような一戦。先発投手を予想すると、履正社は満を持して・増田、仙台育英は左打者の多い履正社打線に対して左腕の仁田・田中・武藤あたりか?両チームとも強力打線だが王道の3点勝負になると見ている。速球に強い履正社打線に対して仙台育英は技巧派投手がいないのが不安。上位から下位まで当たっている履正社は4番の森田の前に走者を置けるかがポイント。両チームとも長打もあるので長打を得点に結びつけられると優位に立てる。 | *言い訳・屈指の好カードは湯田ー高橋の2枚看板リレーが機能した仙台育英の貫録勝ち。履正社も食い下がったが8回の代打・坂根の空振り三振が勝敗の分かれ目となった。 ●
| 第2試合 | 智弁学園2−5花巻東 | 花巻東は1回戦で好投を見せた小松投手が2回戦で精彩がなく代わりに北條・中屋敷投手が計算できるめどが立った。焦点は花巻東投手陣vs智弁学園打線。2回戦で速球に強さを見せた智弁学園打線を花巻東は3投手の継投で5点まで、できれば3点までに抑えたい。智弁学園もエース中山頼りの投手陣なので花巻東は中山投手を早めに登板させるべく序盤から得点を重ねたいところだ。 | *言い訳・智弁学園の5失点は計算の範囲内だが2得点の終わった打線は予想外。花巻東急造サイドスローの左腕・葛西投手の変化球にバットが合わず打ちあぐねてしまった。花巻東の準備勝ち、作戦勝ちと言えよう。 ●
| 第3試合 | 日大三2−7おかやま山陽 | おかやま山陽は不安のあった投手陣が甲子園で成長を見せ投打に総合力の高いチームになった。しかも2回戦をサヨナラ勝ちし勢いもある。この試合は実力伯仲で打線の出来がカギを握ると見ている。日大三はエース安田頼みのチームなのでこれをおかやま山陽打線がどう捕らえるかが見どころ。またここまで好投してきたおかやま山陽投手陣がこの試合も安定した投球を見せられるかも注目。 | *言い訳・日大三・安田投手は1,2回戦同様に低めにコントトールされていたが勝負球の内角球が甘くなるとおかやま山陽打線が見事に見逃さず捉えたバッティングの勝利。日大三は打線が当たらず打ち負けた印象。 ●
| 第4試合 | 北海4−10神村学園 | 打撃に自信がある南北両チームの対戦。北海は2回戦は3得点と得点は少なかったが鋭い打撃を見せ2試合連続で二桁安打。長打は少ないが良い当たりが多い。神村学園は2試合連続二桁得点で投手陣も2失点までに抑えるなど継投が機能している。見どころはいろいろあるが強いて言えばやや不安のある北海投手陣と神村学園打線の対戦か。北海は岡田・熊谷・長内の各投手の調子の振れ幅が大きく投げてみなければわからない状態。好調時は神村打線を十分抑える可能性がある。 | *言い訳・北海投手陣の140キロを超える直球を神村学園打線が序盤から捉え打ち勝った。投げては神村リリーフの黒木投手の変化球が冴え強打の北海打線を抑えきっての快勝だった。 ●
| 準々決勝 | 12日目第1試合 | 慶応7−2沖縄尚学 | 慶応は広陵・高尾投手に続いてまたしても好投手と対戦することとなった。この試合の見どころはもちろん東恩納投手vs慶応打線だが慶応打線といえども東恩納投手からは3点取るのが精一杯か?そうすると勝敗のカギは沖縄尚学打線が慶応投手陣から何点取れるか。沖縄尚学打線は相変わらず当たっていないが慶応投手陣も小宅の他は松井が使えるかどうかというところでお互いに不安材料はある。こちらの投打の結果が勝敗に直接響きそうだ。 | 〇
| 第2試合 | 八戸学院光星2−9土浦日大 | 打線は共に当たっておりエース洗平と岡本の本格派2枚の八戸学院光星投手陣か、藤本・伊藤・小森の3投手の継投の土浦日大投手陣が踏ん張るかが見どころ。八戸学院光星は洗平の先発だとゲーム自体ロースコアの展開が予想される。土浦日大は3番・後藤、4番香取が当たっていてこの二人が活躍できるかがカギ。八戸は5番の藤原がポイントゲッターなので土浦投手陣がここを封じることができるかどうか。3回戦不調だった小森・伊藤投手の復調も必要となる。 | *言い訳・2点を先制された八戸学院光星は6回でエースの洗平から岡本に交代したがこの交代が結果として敗因につながった。逆に専大松戸戦の不調から立て直してきた土浦日大・伊藤投手が4回途中まで好投しここでエース藤本を投入した采配はバッチリ当たった。八戸学院光星打線が2点に抑えられたことが直接の敗因。 ●
| 第3試合 | 神村学園6−0おかやま山陽 | 強打でここまで勝ち上がってきた両校の対決。特に神村学園は3試合連続で二桁得点を記録しここまで西野・三宅・井川・三浦ら複数投手陣が役割を果たしているおかやま山陽投手陣がどこまで失点を減らせるかが注目。また神村学園はリリーフの黒木投手が好調でリードして黒木につなぐことが出来れば勝ちパターンともいえる。日大三・安田投手を攻略したおかやま山陽は神村学園先発が予想される松永投手をできるだけ早くマウンドから降ろし黒木投手に長い回を投げさせたい。 | 〇
| 第4試合 | 仙台育英9−4花巻東 | 総合力で仙台育英が上回るが花巻東は北條・小松・中屋敷・葛西の投手陣が継投で踏ん張り3,4点勝負にすれば勝機が出てくる。花巻東は先発は北條か小松の公算が大だが仙台育英打線は履正社戦を経て集中力が増しているので序盤で失点を重ねないことが重要。仙台育英は田中か仁田の先発が考えられるが花巻東は勝つためには佐々木の活躍が不可欠。そこに加えて北條・千葉がチャンスでタイムリーが出るかが勝利への条件となる。仙台育英は履正社戦を終えて「一仕事終わった」油断があると怖い。 | 〇
| 準決勝 | 13日目第1試合 | 仙台育英6−2神村学園 | 仙台育英打線が神村学園・松永ー黒木の継投策、特にリリーフの黒木を打てるかがポイント。仙台育英打線は初戦から上位下位なく振れていて履正社戦以外は8得点以上挙げている。5番の尾形が特に当たっていて黒木投手との対決は楽しみ。神村学園もおかやま山陽戦は7回まで無得点に封じられたが最終的には6点を挙げ集中打の破壊力を見せつけた。仙台育英としては浦和学院戦のような打撃戦イメージの試合になると予想するがそのためには変化球の切れる黒木投手をどう攻略するかがカギとなる。 | 〇
| 第2試合 | 慶応2−0土浦日大 | 関東対決となった。土浦日大は3投手の安定感が目立つが打線の得点力も侮れない。この試合はビッグイニングを作った方が打ち勝つ展開になると予想する。投手陣は共に継投策だが勝敗を分けるのは土浦・藤本、慶応・小宅の両エースの投球になりそう。特に藤本投手は投球イニングがかさんでいるので球が走るかが心配。慶応としては5、6点勝負に抑えての勝ち、土浦としては7,8点勝負で打ち勝つ試合展開を目指す。 | 〇
| 決勝 | 14日目第1試合 | 仙台育英2−8慶応 | 今センバツでも延長戦となったように実力伯仲の、決勝戦にふさわしい実力の持ち主同士の対戦。先発は王道の仙台育英・湯田、慶応・小宅か?強豪同士の対戦はとかく3点勝負になりやすいがこの試合もそのぐらいの得点が濃厚。これ以上の得点を争うとなると投手力の豊富な仙台育英が有利となる。ポイントはとにかく仙台育英の得点を3点以内に抑えること。そのためには準決勝完封の小宅投手が同様の抜群のコントロールを披露するか、2番手の松井投手が神がかりのリリーフを見せる必要がある。育英の先発投手が田中・仁田の左腕だった場合は慶応は是非とも先制点が欲しい。 | *言い訳・初回慶応・丸田選手の先頭打者ホームランで慶応祭りが開幕した。試合のポイントは二つ、仙台育英2−3の4回ノーアウト2塁の同点機を三者三振で逃したこと。ここで同点に追いついていたら試合展開はまた違っていただろう。もう一つは立ち直ってきた仙台育英・湯田投手を4回で替えた事。エースの高橋に替えたのは順当ではあったが速球のコントロールが定まらず不運なあたりも続き決定的な5失点を喫してしまった。終わってみると慶応は先発の鈴木投手の好投もあり理想的な試合展開が出来、仙台育英は防戦に努めるも破られた戦いだった。 ● | |
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目標的中率 .650 どうなるかな?→
地区名 | 代表校 | コメント | 回数 | 投手力 | 攻撃力 | 守備力 | 総合力 | 初戦成績 | コメント |
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北北海道 | クラーク国際 | 7年ぶり(春夏連続) | 2回 | B | B+ | B | B+ | 1敗 | |
南北海道 | 北海 | 2年ぶり | 40回 | B+ | A | A | B+ | 12勝27敗 | 96回準優勝、14回ベスト4、76・44・42他5回ベスト8 |
青森県 | 八戸学院光星 | 2年連続 | 12回 | B+ | B+ | A | B+ | 10勝1敗 | 94・93回準優勝、82回ベスト4、101回他3度ベスト8 |
岩手県 | 花巻東 | 4年ぶり | 11回 | B | B | A | B | 4勝6敗 | 95・91回ベスト4 |
秋田県 | 明桜 | 2年ぶり | 11回 | B | B | B | B | 4勝6敗 | 71回ベスト4 |
山形県 | 日大山形 | 2年ぶり | 19回 | B | B | A | B | 7勝11敗 | 95回ベスト4、88回ベスト8 |
宮城県 | 仙台育英 | 2年連続(春夏連続) | 30回 | A | A | A | A | 18勝11敗 | 104回優勝、97・71回準優勝、99回ベスト8 |
福島県 | 聖光学院 | 2年連続 | 18回 | B | B | B | B | 12勝5敗 | 104回ベスト4、98・96・92・90回ベスト8 |
茨城県 | 土浦日大 | 5年ぶり | 5回 | B | B | B | B | 1勝3敗 | |
栃木県 | 文星芸大付 | 16年ぶり | 11回 | B | A | A | B | 6勝4敗 | |
群馬県 | 前橋商 | 13年ぶり | 6回 | B | B+ | B | B | 4勝1敗 | * |
埼玉県 | 浦和学院 | 2年ぶり | 15回 | B+ | A | B | B+ | 7勝7敗 | 68回ベスト4 |
千葉県 | 専大松戸 | 2年ぶり(春夏連続) | 3回 | A | B+ | A | B+ | 1勝1敗 | |
山梨県 | 東海大甲府 | 8年ぶり | 14回 | B | A | B | B | 9勝4敗 | 94・86・67回ベスト4 |
東東京 | 共栄学園 | 初 | B | B | B | B | |||
西東京 | 日大三 | 2年連続 | 19回 | B | A | A | B | 10勝8敗 | 93・83回優勝、100回ベスト4、87回他4回ベスト8 |
神奈川県 | 慶応 | 5年ぶり(春夏連続) | 19回 | B | A | A | B+ | 9勝8敗 (中止1) | 2回優勝、6回準優勝、5・3回ベスト8 |
新潟県 | 東京学館新潟 | 初 | B | B | A | C | |||
長野県 | 上田西 | 8年ぶり | 3回 | B | B | A | B | 1勝1敗 | |
静岡県 | 浜松開誠館 | 初 | B | B | B | C | |||
愛知県 | 愛工大名電 | 3年連続 | 15回 | B | B | A | B+ | 4勝10敗 | 63回ベスト4、104回ベスト8 |
岐阜県 | 大垣日大 | 5年ぶり(春夏連続) | 6回 | B+ | B | A | B | 3勝2敗 | 89回ベスト8 |
三重県 | いなべ総合 | 7年ぶり | 3回 | B | B | A | B | 1勝1敗 | * |
富山県 | 富山商 | 9年ぶり | 17回 | B | B | A | C | 6勝10敗 | * |
石川県 | 星稜 | 2年連続 | 22回 | B | B | B | B | 11勝10敗 | 101・77回準優勝、73・58回ベスト4 |
福井県 | 北陸 | 7年ぶり(春夏連続) | 4回 | B | B | A | B | 1勝2敗 | 74回ベスト8 |
滋賀県 | 近江 | 5大会連続 | 17回 | B | A | A | B | 9勝7敗 | 83回準優勝、104・103回ベスト4、100回ベスト8 |
京都府 | 立命館宇治 | 4年ぶり | 4回 | B | B | B | B | 1勝2敗 | |
大阪府 | 履正社 | 4年ぶり(春夏連続) | 5回 | A | A | A | A | 3勝1敗 | 101回優勝 |
兵庫県 | 社 | 2年連続(春夏連続) | 2回 | B | B | A | B | 1勝 | * |
奈良県 | 智弁学園 | 2年ぶり | 21回 | B+ | A | A | A | 14勝6敗 | 72・68回優勝、103回準優勝 62・54回ベスト4、99・94・86回他4回ベスト8 |
和歌山県 | 市和歌山 | 7年ぶり | 6回 | B+ | C | C | B | 3勝2敗 | *49回ベスト4 |
岡山県 | おかやま山陽 | 6年ぶり | 2回 | B | B | A | B | 1敗 | |
広島県 | 広陵 | 5年ぶり(春夏連続) | 24回 | A | B+ | A | A | 15勝8敗 | 99・89・49・13回準優勝、62・50・46回ベスト8 |
鳥取県 | 鳥取商 | 2年連続 | 4回 | B | C | B | C | 3敗 | * |
島根県 | 立正大淞南 | 11年ぶり | 3回 | B | B+ | B | B | 2勝 | |
山口県 | 宇部鴻城 | 4年ぶり | 3回 | B | B | A | B+ | 2勝 | |
香川県 | 英明 | 12年ぶり(春夏連続) | 3回 | B | B | B | B+ | 1勝1敗 | |
徳島県 | 徳島商 | 12年ぶり | 24回 | A | B | A | B | 10勝13敗 | *40回準優勝、42回ベスト4、79・75回ベスト8 |
愛媛県 | 川之江 | 21年ぶり | 6回 | B | B | B | B | 3勝2敗 | *84回ベスト4 |
高知県 | 高知中央 | 初 | B | C | B | B | |||
福岡県 | 九州国際大付 | 2年連続 | 9回 | B | B | A | B+ | 3勝5敗 | 97回ベスト8 |
佐賀県 | 鳥栖工 | 初 | B | B | A | C | * | ||
長崎県 | 創成館 | 5年ぶり | 3回 | B+ | C | A | B | 1勝1敗 | |
熊本県 | 東海大熊本星翔 | 5年ぶり | 3回 | B | B | A | B | 2敗 | |
大分県 | 明豊 | 3年連続 | 9回 | B | A | B | B+ | 5勝3敗 | 99・91・83回ベスト8 |
宮崎県 | 宮崎学園 | 初 | B | C | A | B | |||
鹿児島県 | 神村学園 | 4年ぶり | 6回 | B | B | A | B | 4勝1敗 | |
沖縄県 | 沖縄尚学 | 2年ぶり(春夏連続) | 10回 | A | B | A | B+ | 7勝2敗 | 96回ベスト8 |
地区名 | 代表校 | コメント | 回数 | 投手力 | 攻撃力 | 守備力 | 総合力 | 初戦成績 | コメント |
「A」は優れている・「B」は全国レベル・「C」は弱点です。
今大会は延長戦タイブレークが前回大会までの12回からではなく10回から実施されることとなりいきなりスリリングな場面を迎える展開が続きました。また5回裏終了時は10分間のクーリングタイムが設けられ試行錯誤の段階ながら準々決勝・準決勝後の休養日の設定などもあり全体に暑さが厳しくなった中での屋外競技者を守る試みがいろいろなされました。
優勝した「慶応」は大会を通じて、1番バッターの丸田が引っ張る打撃のチームという印象でしたが、終盤はエース小宅の完封勝利などもあり同じ2年生で左腕の鈴木とともに投打にバランスの取れたのびのび野球が花開いた印象でした。
チームスローガンの「エンジョイベースボール」は令和の野球競技の新しい方向性の一端を示していると感じました。
初戦から北陸・広陵・沖縄尚学・土浦日大と強豪・勢いに乗るチームを倒しての優勝は実力が伴っていた証拠だと思います。
昨年は100年を超えてようやく優勝旗が東北地方を訪れましたが、今年は107年ぶりに慶応が取り戻すことになり昨年に続き100年という数字が刻まれた歴史的な大会だったと思います。
準優勝の「仙台育英」は今大会最右翼の優勝候補という位置づけでしたが決勝では自慢の投手力が力を十分に出すことが出来ずに準優勝ということとなりました。
ただ3回戦の優勝候補同士の対戦となった履正社戦を寄り切った戦いは強さを感じさせましたし、初戦の浦和学院も打線の力を存分に出し切った戦いだったと思います。150キロ投手陣を擁する仙台育英もコントロール良く低めを丹念につく小宅投手の慶応に敗れた事実は「やっぱり投手は低めのコントロールが大切なのかな」と思わせられました。
ベスト4の2校は「神村学園」「土浦日大」でした。神村学園は下馬評は高くなかったですが大会に入ると打線が好調でそこにリリーフの黒木投手の好投が重なり打ち勝つ試合でベスト4に駒を進めました。
土浦日大もまったくノーマークのチームでしたが大会中に3投手の安定した継投が必勝リレーになり、打線もしり上がりに調子を上げ「投手陣が相手を抑えて最後に1点多く取る」を地道に実現させ春夏通じて初の4強入りを果たしました。
ベスト8は「花巻東」「おかやま山陽」「沖縄尚学」「八戸学院光星」となりました。花巻東は投手陣の頑張り、おかやま山陽は打線と継投策でどちらかといえば事前の予想を覆してベスト8入りしたと思います。
おかやま山陽は甲子園初勝利を挙げそこから3勝しましたがいずれも「日大山形・大垣日大・日大三」と日大系の学校に3連勝し日大キラーを襲名しそうです。土浦日大と当たっていたらどうなっていたか見てみたかったです。
沖縄尚学はエースの東恩納投手が孤軍奮闘といった感じになってしまい、八戸学院光星はエースの洗平・岡本の2年生投手陣が最後に踏ん張り切れずベスト8で姿を消しました。
専大松戸はセンバツで好投した平野投手の登板なしで敗退したのが残念でした。また今大会は初戦で同地区対戦が多く組まれ(立正大淞南ー広陵、明桜ー八戸学院光星、専大松戸ー東海大甲府、川之江ー高知中央)甲子園まで来てお隣さんと試合するのはどうなのかな?とやや疑問に思いました。
さて、予想の方は32勝16敗(.667)と目標の.650は達成しましたが土浦日大、おかやま山陽、徳島商、仙台育英、神村学園、北海、大垣日大でそれどれ2敗を喫していて戦力分析が足りませんでした。しかし今回は地方大会は全く研究も観戦もできなかった中なので自分としてはまあ頑張ったかなと甘い分析をしています。
それではまた、センバツでお会いしましょう!
「 解説 」 ・組み合わせ・
大穴は徳島商・九州国際大付・八戸学院光星・英明・日大三・北海も上位に来そうだ。→結局 慶応が優勝し予想は当たりました!
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昨年に続き開催された第105回全国高校野球選手権記念大会は熱中症対策なども施された新企画盛りだくさんな大会となりました。その中で決勝戦は慶応が8−2で2連覇を狙った仙台育英を破り107年ぶりという気の遠くなるよう期間をおいての2回目の優勝を遂げました。
今回も大会期間中に約16万アクセスをいただきました。部長としては決勝戦の予想を3年連続で外したのが無念です。でも優勝校予想は8校目に挙げた慶応がちゃっかり入って昨年に続いてしぶとさは見せられました。ご愛顧ありがとうございます。
創成館 ━┓ ┌英 明 *ベスト8予想・短評*(後日の対戦勝敗予想と異なる場合もあります=気が変わったor閃いた)
星 稜 ─┘┐ ┏┗智弁学園 A:沖縄尚学が本命。エースの東恩納は安定感抜群。打線の復調がカギ。星稜はエースの武内の復
いなべ総合 ─┐┛沖縄 ┌└┌愛工大名電 調がなれば総合力が増す。いなべ総合は水野・高田の投手の出来、創成館は3点までで勝負
沖縄尚学 ━┛ │ ┗徳島商 B:広陵と慶応がリード。広陵は打撃、慶応は投手が頑張れば総合力が上がる。センバツ出場の北
立正大淞南 ─┐ 花巻┃ ┏花巻東 陸はエース友広の復調がカギ。立正大淞南は意外?にもここまで初戦負けなし。更新できるか
広 陵 ━┛┐慶応 ┗┏└宇部鴻城 C:八戸学院光星がリード。ただし初戦の明桜も実力があり差はわずか。文星芸大付も打線が強力
慶 応 ━┓┛ └┌前橋商 で投手陣の踏ん張れば総合力が上がる。宮崎学園はエース河野の力投に期待が集まる。
北 陸 ─┘ ┗クラーク国際
文星芸大付 ━┓ ┌日大山形 D:好投手・平野擁する専大松戸がややリード。投攻守にまとまる東海大甲府、総合力の高い九州
宮崎学園 ─┘┐ ┏┗おかやま山陽 国際大付が追う。上田西は攻撃力、土浦日大は投手力に特徴があり小差で追いかける展開
明 桜 ─┐┛八戸 ┏└┏大垣日大
八戸学院光星━┛ ┃ └近 江 E:仙台育英と履正社が入った最激戦区。仙台育英は投手層が厚く履正社も大阪桐蔭を完封した投
専大松戸 ━┓ 山陽│ ┏鳥栖工 手力は侮れない。浦和学院も力があり予選で明徳義塾と高知を破っている高知中央も実力はあ
東海大甲府 ─┘┐ └┌└富山商 。聖光学院は投手、共栄学園は打線がカギ。川之江は21年ぶりの、鳥取商は夏初勝利を目指す
九州国際大付─┐┛土浦 ┗┏日大三 F:ダークホースが揃う戦国ブロック。打力では智弁学園・前橋商、、総合力では英明・愛工大名
土浦日大 ┓┛ └ 社 電・クラーク国際、投手力では徳島商に力があり伸びしろのある花巻東、春の中国準Vの宇部
上田西 ┘ ┏市和歌山 鴻城もおりどこが勝ち進んでもおかしくない。優勝候補の智弁学園には厳しすぎるブロック。
共栄学園 ┐ ┌└東京学館新潟 G:日大系3校集結でいずれも勝ち抜ける力がある。本命は好投手・山田を持つ大垣日大と強打の
聖光学院 ┛┐ ┏┗┌立命館宇治 日大三。昨夏ベスト4の近江は投手陣が踏ん張れば面白い。社も総合力は高い。
浦和学院 ┐┛┓ ┃ ┗神村学園 H:明豊と北海に力がある。明豊は投打に力があり北海はエースの岡田の成長が著しい。神村学園
仙台育英 ┛ ┃ 神村│ ┌東海大熊本星翔 と立命館宇治もバランスが良く勝ち進む可能性がある。市和歌山・東海大熊本星翔はやや得点
川之江 ┐ │仙台 └┌┗浜松開誠館 力に課題があり浜松開誠館・東京学館新潟は初陣を飾れるか。
高知中央 ┛┐┘ ┗┌明 豊
履正社 ┓┛ ┗北 海
鳥取商 ┘
<準々決勝> A沖縄尚学(創成館) B広陵(慶応) C八戸学院光星(文星芸大付)
仙台育英 ┓ D専大松戸(九州国際大付) E仙台育英(履正社) F智弁学園(愛工大名電)
花巻東 ┘仙台育英┓ G大垣日大(日大三) H明豊(北海)
神村学園 ┓神村学園┘仙台育英┐
おかやま山陽┘ │
沖縄尚学 ┐ ┃慶 応
慶 応 ┛慶 応 ┓慶 応 ┛
土浦日大 ┓土浦日大┘
八戸学院光星┘
今回はセンバツ勢に力がある。
優勝候補三点予想 仙台育英 履正社 広陵
ダークホース三点予想 智弁学園 専大松戸 沖縄尚学
だめ押し三点予想 明豊 慶応 愛工大名電
*2018夏の出場校予想は地区予選開幕に予想記事が間に合わなかった地区が多数あったので参考記録です
年 センバツ出場校予想 センバツ大会勝敗予想 夏の大会出場校予想 夏の甲子園大会勝敗予想
1998年 94.4%(36校中34校) 82.9%(35試合中29試合) 70.9%(55校中39校)(*本命22) 66.7%(54試合中36試合)
1999年 93.8%(32校中30校) 54.8%(31試合中17試合) 75.5%(49校中37校)(本命19) 62.5%(48試合中30試合)
2000年 90.6%(32校中29校) 67.7%(31試合中21試合) 69.4%(49校中34校)(本命18) 66.7%(48試合中32試合)
2001年 88.2%(34校中30校) 63.6%(33試合中21試合) 61.2%(49校中30校)(本命14) 66.7%(48試合中32試合)
2002年 87.5%(32校中28校) 61.3%(31試合中19試合) 61.2%(49校中30校)(本命20) 77.1%(48試合中37試合)
2003年 85.3%(34校中29校) 63.6%(33試合中21試合) 59.2%(49校中29校)(本命15) 54.2%(48試合中26試合)
2004年 87.5%(32校中28校) 77.4%(31試合中24試合) 73.5%(49校中36校)(本命9) 72.9%(48試合中35試合)
2005年 90.6%(32校中29校) 61.3%(31試合中19試合) 77.6%(49校中38校)(本命18) 72.9%(48試合中35試合)
2006年 93.8%(32校中30校) 58.1%(31試合中18試合) 75.5%(49校中37校)(本命17) 58.3%(48試合中28試合)
2007年 93.8%(32校中30校) 58.1%(31試合中18試合) 63.3%(49校中31校)(本命19) 66.7%(48試合中32試合)
2008年 91.7%(36校中33校) 65.7%(35試合中23試合) 70.9%(55校中39校)(本命*20) 77.8%(54試合中42試合)
2009年 90.6%(32校中29校) 58.1%(31試合中18試合) 69.4%(49校中34校)(本命19) 75.0%(48試合中36試合)
2010年 90.6%(32校中29校) 67.7%(31試合中21試合) 63.3%(49校中31校)(本命11) 72.9%(48試合中35試合)
2011年 96.9%(32校中31校) 71.0%(31試合中22試合) 61.2%(49校中30校)(本命18) 68.8%(48試合中33試合)
2012年 96.9%(32校中31校) 71.0%(31試合中22試合) 59.2%(49校中29校)(本命19) 72.9%(48試合中35試合)
2013年 91.7%(36校中33校) 48.6%(35試合中17試合) 69.4%(49校中34校)(本命16) 52.1%(48試合中25試合)
2014年 93.8%(32校中30校) 54.8%(32試合中17試合1分) 81.6%(49校中40校)(本命18) 60.4%(48試合中29試合)
2015年 90.6%(32校中29校) 74.2%(31試合中23試合) 73.5%(49校中36校)(本命21) 68.8%(48試合中33試合)
2016年 84.4%(32校中27校) 58.1%(31試合中18試合) 67.3%(49校中33校)(本命20) 64.6%(48試合中31試合)
2017年 90.6%(32校中29校) 71.0%(33試合中22試合2分) 69.4%(49校中34校)(本命18) 68.8%(48試合中33試合)
2018年 94.4%(36校中34校) 82.9%(35試合中29試合) 82.1%(56校中46校)(本命25) 72.7%(55試合中40試合)
2019年 84.4%(32校中27校) 71.0%(31試合中22試合) 67.3%(49校中33校)(本命24) 68.8%(48試合中33試合)
2020年 93.8%(32校中30校)
2021年 84.4%(32校中27校) 71.0%(31試合中22試合) 77.6%(49校中38校)(本命21) 56.5%(46試合中26試合)
2022年 87.5%(32校中28校) 60.0%(30試合中18試合不戦1) 75.5%(49校中37校)(本命20) 58.3%(48試合中28試合)
2023年 88.9%(36校中32校) 71.4%(35試合中25試合) 都合により中止 66.7%(48試合中32試合)
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