BALL第80回センバツ高校野球大会へ地区予選終了!BALL



 第80回センバツ大会へ 記念大会なので4校増!  宇都宮南・宇治山田商など選ばれる!!

参考・第38回明治神宮大会の結果

参考・第79回大会の結果


☆☆ 3月22日開幕です! ☆☆

 
今回の明治神宮大会は、常葉菊川(東海)が初優勝!東海地区と関東地区がセンバツ1枠づつGET!

☆☆ 1月25日に出場校決定! ☆☆ 
組み合わせ抽選会は3月14日です。

・・・出場36校紹介・・・(36校中33校的中)
地区名県名代表校コメント回数
21世紀千葉安房

愛知成章36年ぶり2回

山口華陵
北海道
駒大岩見沢9年ぶり8回
東北宮城東北4年ぶり18回

福島聖光学院2年連続2回
関東神奈川横浜2年ぶり12回

神奈川慶応3年ぶり7回

茨城水戸商7年ぶり4回

埼玉聖望学園

千葉千葉経大付2年連続2回

栃木宇都宮南22年ぶり2回
東京
関東一21年ぶり3回
北信越長野長野日大

長野丸子修学館31年ぶり4回

福井敦賀気比10年ぶり2回
東海静岡常葉菊川2年連続3回

愛知中京大中京6年ぶり28回

三重宇治山田商
近畿兵庫東洋大姫路5年ぶり7回

京都平安5年ぶり36回

大阪履正社2年ぶり2回

和歌山智弁和歌山2年ぶり8回

奈良天理3年ぶり18回

滋賀北大津3年連続3回
中国山口下関商29年ぶり14回

鳥取八頭

岡山興譲館
四国高知明徳義塾4年ぶり13回

徳島小松島2年ぶり3回

愛媛今治西2年連続10回
九州大分明豊

沖縄沖縄尚学3年ぶり4回

熊本城北11年ぶり3回

鹿児島鹿児島工
希望枠岩手一関学院2年ぶり2回

ついでに補欠校予想と結果
地区北海道東北関東東京北信越東海近畿中国四国九州21世紀希望枠
予想北照
武修館
盛岡大付
一関学院
霞ヶ浦
花咲徳栄
東亜学園
早稲田実
高岡第一
福井商
三重
市岐阜商
奈良大付
郡山
華陵
鳥取西
寒川
富岡西
沖学園
佐賀学園
武修館
富山中部
華陵
盛岡大付
補欠校北照
武修館
一関学院
盛岡大付
花咲徳栄
霞ヶ浦
国士舘
東亜学園
高岡第一
福井商
市岐阜商
常葉橘
奈良大付
郡山
鳥取西
開星
済美
寒川
沖学園
佐賀学園
五所川原農林
畝傍
高岡第一
的中











一位と二位の入れ替えは△で表示(8勝7敗8分)

希望枠該当校データ(毎日jpより)
補欠1位校北照一関学院国士舘高岡第一奈良大付鳥取西済美沖学園
失点4.04C1.80G5.29B2.06F5.29B2.65D5.40@2.25E
被塁打13.37B6.94G13.50A9.77E14.03@10.85D13.07C8.00F
与四死球1.26G2.06F5.03@3.09E3.97B3.18D3.41C4.75A
失策1.51A1.29C1.32B0.77D0.53F1.85@0.57E0.50G
ポイント17272414161523

神宮枠を取得した、関東・東海地区は除かれます。

選出の感想

<21世紀枠>
やはり前年21世紀枠補欠校だった成章、有力視されていた安房は選出されました。西日本は華陵でした。予想ははずれましたが、歴史の浅い高校が選ばれたことは選考委員の英断だと評価します。ただ、補欠校が五所川原農林・畝傍という結果にはちょっとビックリです。
 
<北海道>
駒大岩見沢で順当。北照も選出枠が「2」だったら文句なく選ばれていたことでしょう。
<東北>
東北・聖光学院と順当でした。補欠校も予想した2校でしたが順番が逆で希望枠を当て切れませんでした。どうしても「決勝戦、東北に聖光学院大敗、準決勝、東北に盛岡大付健闘」というところが最初に目に付いてしまったので、一関学院が盛岡大付に県大会の直接対決で勝っているのを知っていながら、しかも希望枠に引っかかる失点数も一関学院の方が一点少ないことも知っていながら当て切れなかったのは不徳のいたすところです。
 
<関東>
ベスト4の3校、横浜・慶応・聖望学園は順当。準決勝大敗の水戸商もそれまでの試合が評価されて4番目に選出されたようです。続いて千葉経大付、6番手は宇都宮南と花咲徳栄の比較で「地域性?」(私見です)もあって宇都宮南が選ばれました。なまじこれまで関東大会初戦負けのチームは20年以上選出されたことがないことを知っていたばかりに宇都宮南を早めに圏外に置いてしまったことは失敗でした。考えてみると昨年初戦敗退の浦和学院を補欠1位にまで選出していた関東地区ですから、今回の流れも多少は考えておくべきでした。
 
<東京>
関東一は順当。準優勝の国士舘は関東地区6校目の宇都宮南を上回らないという評価だったようです。また地区大会のレベルも考慮されたようで、神宮大会の横浜14−2関東一(7回コールド)も影響したかもしれません。BR>  
<北信越>
順当に長野日大・丸子修学館の2校は選ばれました。3校目は好投手のいる高岡第一・福井商ともに「安定感に欠ける」という判断で優位に立てず準決勝で優勝校の長野日大に大逆転負けを喫した敦賀気比が浮上したようです。
 
<東海>
常葉学園菊川・中京大中京の2校は予想通り。3校目は予想通り宇治山田商が仕留めました。ここは予想が当たってうれしいです。さて、4番手は市岐阜商で北信越の敦賀気比との比較になったようです。その結果守備が固い市岐阜商より、攻撃力のある敦賀気比という??な理由で敦賀気比が選出されたようです。
 
<近畿>
ベスト4の東洋大姫路・平安・履正社・智弁和歌山は予想通り。5校目も予想通り天理。6校目も3年連続出場の公立校ということで北大津が選出されました。
 
<中国>
下関商・八頭・興譲館の3校は順当な結果です。華陵が21世紀枠で選出されていたので無風となりました。
 
<四国>
ここも順当に明徳義塾・小松島・今治西の3校。準決勝でコールド負けの寒川は補欠2位となったことが注目です。四国地区はコールド負けに厳しい地区です。
 
<九州>
明豊・沖縄尚学・城北・鹿児島工は順当。予想通り補欠1位は沖学園でしたが、希望枠には4点たりませんでした。
 
<希望枠>
高岡第一を予想していましたが、より失点の少ない一関学院が希望枠検討該当校に入ったため補欠校にとどまりました。
 
{ 総合 }
今回もおおむね予想通りの選出がなされた気がします。36校中33校的中はまずまずでしょうか?
 ただ、今回の選出には二つ評価したいことがありました。まずは21世紀枠での華陵の選出。富岡西という伝統のある進学校を抑えて新進の高校を選出したことは今後に意義が出てくると感じています。また宇都宮南は関東地区で初戦敗退のチームで、そんなチームが選ばれたのは関東大会参加15校になってからは初めてです。曲がりなりにも「実力校を選ぼう」という流れは良いことだと思います。
今回の残念賞は国士舘と霞ヶ浦でした。国士舘は比較の相手が宇都宮南になったことが不運でした。花咲徳栄や霞ヶ浦だったら「埼玉や茨城が2校なのに東京は1校?」という矛盾ぽいことになってしまうので国士舘有利かと思っていましたが、栃木県一校目の宇都宮南が来たことでその論理も出番がなくなってしまいました。やはり東京地区も関東大会に出場すべきだと思います。
また、関東大会で安房に勝っている霞ヶ浦にとってはとっても悔しい結果になったと言わざるを得ません。夏に取り返して欲しいです。
**今回の教訓***
 地区大会初戦負けの実力校に注意!!
それでは3月になったら、出場校の戦力分析をUPしたいと思います。


以下はセンバツ出場校の予想記事です。

無責任に代表校36校はここだ!(昨年は32校中30校的中)
ブロック出場確実出場有力
補欠校1位予想補欠校2位予想
21世紀=3
安房成章富岡西

武修館・富山中部・華陵
北海道=1駒大岩見沢
北照武修館
東北=2東北聖光学院
盛岡大付一関学院
関東=4+1横浜慶応聖望学園千葉経大付水戸商

霞ヶ浦花咲徳栄
東京=1+1関東一国士舘
東亜学園早稲田実
北信越=2+1長野日大丸子修学館敦賀気比
高岡第一福井商
東海=2+1常葉菊川中京大中京宇治山田商
三重市岐阜商
近畿=6東洋大姫路平安智弁和歌山履正社天理北大津
奈良大付郡山 
中国=3下関商八頭興譲館
華陵鳥取西
四国=3明徳義塾小松島今治西
寒川富岡西(済美)
九州=4明豊沖縄尚学鹿児島工城北
沖学園佐賀学園
希望枠=1
高岡第一
盛岡大付(沖学園・福井商・一関学院)

この色は出場確実と予想した高校。 この色はボーダーラインと思える高校



↓以下は予想記事です。
各地区予選の結果
ブロック優勝校2位ベスト4ベスト8
北海道=1駒大岩見沢北照東海大四・武修館函館工・岩見沢農・旭川大高・駒大苫小牧
東北=2東北聖光学院盛岡大付・一関学院青森山田・盛岡四・大曲工・日大山形
関東=4+1+横浜慶応水戸商・聖望学園千葉経大付・花咲徳栄・霞ヶ浦・宇都宮南
東京=1+関東一国士舘早稲田実・東亜学園東京実・帝京・堀越・日大二
北信越=2+長野日大丸子修学館敦賀気比・高岡第一福井商・小松工・鯖江・富山商
東海=2+1+常葉菊川中京大中京常葉橘・三重中京・市岐阜商・宇治山田商・豊田大谷
近畿=6東洋大姫路平安履正社・智弁和歌山奈良大付・北大津・郡山・天理
中国=3下関商八頭興譲館・華陵鳥取西・開星・共生・米子松蔭
四国=3明徳義塾小松島寒川・今治西富岡西・高知商・高知・済美
九州=4明豊沖縄尚学鹿児島工・城北佐賀学園・沖学園・樟南・神村学園

*関東・東京で6枠、北信越・東海で6枠(東海は3枠以上確定)。明治神宮大会優勝地区、同準優勝地区=東海地区、関東地区はそれぞれ神宮枠「1」計「2」がプラスされています。


[ 北海道 ]

北海道地区・予想(昨年枠=1+1)
代表候補補欠校1位候補補欠校2位候補
駒大岩見沢北照武修館

< 解説 >

 優勝した駒大岩見沢は落とす理由がなく当確。希望枠候補となる補欠校1位には準優勝の北照が選出されそう。補欠2位はベスト4に残った武修館・東海大四と準決勝で駒大岩見沢に0−1と惜敗した駒大苫小牧の争い。スコアの上では駒大苫小牧有利だが21世紀枠候補となりフレッシュさのある武修館が投手力で東海大四を上回り滑り込むとみている。札幌第一にもわずかに可能性が残る。

[ 東北 ]

東北地区・予想(昨年枠=2)
代表候補代表候補補欠校1位候補補欠校2位候補
東北聖光学院盛岡大付一関学院  

< 解説 >

 優勝の東北は投打にまとまりすんなりと選出されそう。準優勝の聖光学院は決勝の大敗(3−11)でベスト4の盛岡大付との比較になりそうだ。その場合戦力的には聖光学院が総合力で一歩上回り、結局決勝進出の2校が順当に選ばれそうだ。。補欠校争いは微妙だが、補欠一位は盛岡大付が有力。補欠2位も同じベスト4の一関学院以外有力校がなく岩手勢2校が占めそう。ただ「希望枠」につながる補欠校一位は「希望枠狙い」の野望も加味すれば失点の少ない一関学院を補欠1位に選出しようという論理も考えられる。しかも岩手県大会では一関学院が2位校、盛岡大付は3位校。東北地区高野連の判断が注目される。盛岡四・明桜などは補欠2位に食い込む可能性をわずかに持つ。

[ 東京 ]


東京地区・予想(昨年枠=1)
代表候補代表候補補欠校1位候補補欠校2位候補
関東一国士舘東亜学園早稲田実  

< 解説 >

 3年間「1枠」が続き、一昨年「2枠」となり、昨年また「1枠」にもどった東京。今回も関東地区と1枠の争いになるが、関東地区が神宮枠1枠を取得したため今回は「2枠」が有力。優勝の関東一は例年惜しいところで甲子園出場ならず、久しぶりの甲子園登場となりそう。2番手は準優勝の国士舘。投攻守にバランスがとれた好チーム。関東地区6番目の高校と比較になるが、少なくとも互角の力があり代表に滑り込みそうだ。3番手・4番手はベスト4の2校になりそうだが先の2校とは戦力的に差があり逆転選出はかなり難しそう。補欠1位は東亜学園が一歩リード。準決勝、関東一に4−14と大敗の早稲田実は補欠2位を確保したい。ほかに日大三・堀越・創価などが補欠校2位を争いそうだ。

[ 関東 ]


関東・予想(昨年枠=5)
代表候補代表候補代表候補代表候補代表候補補欠校1位候補補欠校2位候補
横浜慶応聖望学園千葉経大付水戸商霞ヶ浦花咲徳栄  

< 解説 >

例年関東・東京地区で6枠だが、今回は明治神宮枠「1」を取得したので関東・東京で7枠となっている。すると関東地区には最低5枠、もしかすると6枠が与えられるのだが、そこは東京地区との絡みとなる。優勝した横浜は土屋・田山の投手陣にも将来性があり、タレント揃いの打線も強力で神宮大会の準優勝もうなづける実力。準優勝の慶応も左腕・田村、只野の投手陣と攻撃力が安定しており実力は高い。ベスト4の2校のうち聖望学園は好投手・大塚を擁し攻撃力に課題は残るが関東大会の成績ともども問題なく初のセンバツ出場は堅い。もう一校の水戸商は茨城県2位校ということと準決勝の横浜戦が2−11という大敗という2点がネック。逆にベスト8の 千葉経大付は同じ横浜に3−5と接戦を演じておりまた千葉県一位校であることから水戸商との比較では有利さがあり4つ目のイスは千葉経大付が占めそうだ。
次の5校目のイスは先の水戸商と霞ヶ浦・宇都宮南・花咲徳栄との比較になりそうだ。この中では水戸商に直接対決で破れている花咲徳栄が不利で、初戦負けで1勝も挙げていない宇都宮南も選びにくさがある。水戸商と霞ヶ浦の比較では県大会決勝で水戸商に勝っている霞ヶ浦を取るか、桐生市商・花咲徳栄と破り関東大会で2勝している水戸商の実績を取るか両論が出るはす。しかし準決勝の2−11の負けが「コールドゲーム」ではなかったことから、ここは順当に水戸商が5番目のイスを占めると予想しておく。
 さて、すると最後は東京2位校と関東6位校の最後のイスをめぐる比較ということになる。今までの流れでは「東京・国士舘」「関東・霞ヶ浦」そして5校目で水戸商が選ばれると花咲徳栄も6校目に名乗りを上げてくる。特色で分けると総合力の国士舘・投手力の霞ヶ浦・攻撃力の花咲徳栄といったところか?昨年関東5校目に滑り込んだ成田のように「投手力」のチームが有利と思うが、東京1校ー関東6校ではあまりにバランスが悪く、ここは国士舘が滑り込むと予想しておく。補欠校は霞ヶ浦・花咲徳栄の順と考え宇都宮南・山梨学院大付が補欠2位に入れるかどうか。
いずれにしても関東・東京7校目の選出には実力伯仲のチーム同士の比較となり、困難を極めそうだ。

[ 北信越 ]


北信越地区・予想(昨年枠=2)
代表候補代表候補代表候補補欠校1位候補補欠校2位候補
長野日大丸子修学館敦賀気比高岡第一福井商  

< 解説 >

記念大会の今回は「東海・北信越」で5枠、と例年より1枠増。しかも明治神宮大会で常葉菊川が優勝し東海が基本「3枠」になったため北信越地区に記念大会増枠の「1枠」が回ってきそうな情勢になってきた。優勝の長野日大はエースの上村の速球が冴え、見事北信越初優勝でセンバツ当確とした。弱さの残る打線を強化して春夏通じて初めての甲子園を迎えたい。準優勝の丸子修学館もかなり有力。長野県大会決勝では長野日大を9−3で下しており、やや投手力に難ありと思えるが継投策を駆使して北信越決勝まで進んだのは立派。懐かしい「丸子実」の名ではないのは残念だがここからまた歴史を刻んで欲しい。さてここからが深読みすればするほどわけがわからなくなる。3枠目があるとするとベスト4の2校のうち敦賀気比が、優勝した長野日大に9回二死までリードしていた実績から一歩リード。一年生エース左腕の山田も安定感があり順当なら敦賀気比ですんなり決まりそう。しかし福井県3位校の敦賀気比は県大会準決勝で福井商に0−9と完敗を喫している。また福井商のエース三箇は注目の投手で優勝した長野日大戦も0−1の惜敗だった。よって福井商が敦賀気比の代わりに選出される可能性も残る。
 また、好投手というキーワードではベスト4としての戦績は敦賀気比とほぼ互角の高岡第一には北信越NO1の呼び声高い金平投手がいる。初戦で金沢市工を完封し鯖江戦も2失点に抑えており、高岡第一を推す声も間違いなく出そうだ。さらに見ていくとこの高岡第一も富山県3位校。一位校の富山商も丸子修学館と当たっていてこちらは延長戦の末6−7の惜敗。高岡第一との直接対決はなかったが補欠校争いには顔を出しそうだ。
 以上を整理すると「3枠め」は、福井商エース三箇が長野日大戦1失点ながら制球が乱れたことを重く見て敦賀気比が滑り込み、補欠1位は同じベスト4の高岡第一がとると予想しておく。

[ 東海 ]


東海地区・予想(昨年枠=2)
代表候補代表候補代表候補補欠校1位候補補欠校2位候補
常葉菊川中京大中京宇治山田商三重市岐阜商  

< 解説 >

神宮枠が加わり「3枠」となる東海地区、3枠目がむずかしい。優勝の常葉菊川は昨年も甲子園で投げたエースの戸狩をはじめ複数の投手が揃い、昨年に劣らない強力打線も控え明治神宮大会で横浜を破るなど総合力は全国上位レベル。準優勝の中京大中京は愛知3位校としての出場ながら優勝候補だった宇治山田商を下して勢いに乗り決勝も接戦を演じた。この二校は選出確実。3枠目を争うのはベスト4の三重・常葉橘市岐阜商・宇治山田商・東海大翔洋などが候補となる。
順当なら三重が一番手となるのだが準決勝で中京大中京に0−8の7回コールド負け。ベスト4もう一校の常葉橘も常葉菊川に3−10の7回コールド負けと選出にためらう結果となっている。ならばともう少し他校に目をやると中京大中京に2−3と接戦を演じ宇治山田商の名が挙がってくる。対中京大中京戦だけ比較すると三重よりは有利と思える。しかも三重県大会で 宇治山田商4−0三重 と直接対決で勝っており三重に対しての有利さは増す。しかし東海大会未勝利(初戦敗退)のマイナス点が足を引っ張る。そこで浮上するのが市岐阜商。 初戦突破後、常葉菊川に2−5と敗れており3枠目に滑り込む可能性が出てきた。やや戦力的評価に不安があるところがネック。同様に東海大翔洋もわずかに可能性を残す。
 3枠目の選出は頭を悩ませそうだが、昨年の近畿地区で初戦敗退の県和歌山商が同県勢で近畿大会ベスト8の智弁和歌山抑えて選出された例があり、昨夏の甲子園で延長再試合を戦ったエース平生が残る宇治山田商が東海大会0勝のハンデを覆して選出されると予想する。
 もちろん「東海地区4枠」という可能性も考えられるが、準決勝2試合コールドゲームでは実現は難しいだろう。

[ 近畿 ]


近畿地区・予想(昨年枠=6)
代表候補代表候補代表候補代表候補代表候補代表候補補欠校1位候補補欠校2位候補
東洋大姫路平安智弁和歌山履正社天理北大津奈良大付郡山  

< 解説 >

 今年も6校選出される近畿地区。今年も5校目、6校目の選出が難しいが、昨年のようなウルトラCはなさそうだ。優勝した東洋大姫路は速球派エースの佐藤を中心に打線も力強く甲子園でも期待できる戦力。、準優勝の平安も初戦で報徳学園を接戦で破って波に乗り投打が噛み合って決勝に進んだのはさすが。ベスト4のうち智弁和歌山は昨年期待されながらも選出から漏れた悔しさを今年は伝統の強打で雪辱。やや投手力に不安は残るが打線の長打力は例年並の破壊力を誇る。もう一校のベスト4の履正社は総合力が高く大阪一位校の名に恥じない結果を残した。
さて、5校目は準々決勝進出の4校の比較から奈良県勢3チーム中一位校の天理がまず浮上しそうだ。初戦で強豪PL学園を破ったのが大きく、智弁和歌山にも1点差の接戦を演じたのが評価されそうだ。6校目は北大津・奈良大付の比較になりそうだが、北大津は準々決勝・履正社戦の8−10の延長戦が評価されるか、逆に近畿大会2試合で5、10失点の投手力が問題視されるか意見が分かれるところ。奈良大付は初戦、兵庫3位校の神戸弘陵を6−3下し東洋大姫路に4−6と惜敗。ただ奈良県大会決勝で天理に2−9と敗れているのはマイナス要因。選出されると甲子園初登場のフレッシュさはあるものの、天理の選出が有力視されているため奈良県2校目という地域性では北大津に引けを取る。もう一校の近畿大会ベスト8校の郡山は奈良大付を上回る要因に欠け補欠校どまりか?
また、初戦敗退組の中では報徳学園・PL学園に力があるが、前記のチームを上回るまでの評価は難しいと見ている。ただ補欠校2校とも奈良県勢になるのを防ぐ意図でどちらかが補欠2位になる可能性は残る。

[ 中国 ]

中国地区・予想(昨年枠=3)
代表候補代表候補代表候補補欠校1位候補補欠校2位候補
下関商八頭興譲館華陵鳥取西  

< 解説 >

 今年は初戦で広島県勢が全滅し、さらに宇部商・岡山理大付などの甲子園常連校も初戦敗退し本命なき中国地区大会となった。しかも記念大会で中国地区も「3枠」が決定。今回は3枠目が難しそうだ。優勝した下関商は初戦の広島県一位校科学技術を相手に9回裏2−6の劣勢から大逆転勝利を上げそこから勢いづいた。選出されれば久しぶりの甲子園となる。準優勝の八頭も劣勢が予想された準決勝の華陵戦を延長戦の末4−2で下しセンバツ当確。打たせてとるエース平木の投球術は甲子園でも見もののひとつとなりそうだ。ベスト4の興譲館・華陵が最後のイスを争う。興譲館は岡山県一位校で島根3位の松江東を9−8、島根県1位の開星を7−2と破り準決勝で下関商に延長の末2−3と惜敗した。攻守にまとまる好チーム。 一方の華陵は昨年も中国地区の補欠1位校止まりで、ほんとうに後一歩で甲子園といえる新進の公立校。こちらは島根県2位の松江南を1−0と完封、岡山共生を7−5と破って準決勝に進出している。戦績では例年以上に甲乙つけがたく速球派エースの華陵・宇野を甲子園で見てみたいが、地域性では下関商が当確の山口県勢2校目となるため「3枠」の中の山口県2校目は難しいかもしれない。
 さて、もし華陵が21世紀枠で選出されると3枠目は興譲館で間違いないが、そうなると希望枠対象の補欠1位校候補も注目となる。候補はベスト8の鳥取西・開星・岡山共生・米子松蔭に初戦敗退組の総合技術・如水館あたりを含めたところか?この中ではコールド負けの米子松蔭と広島県大会で総合技術に敗れている如水館が圏外に去り、島根県1位校の開星に魅力はあるが失点が6,7と大きいことから鳥取西・岡山共生・総合技術の3校から補欠校が選出されると予想したい。

[ 四国 ]

四国地区・予想(昨年枠=2+1)
代表候補代表候補代表候補補欠校1位候補補欠校2位候補
明徳義塾小松島今治西寒川富岡西(済美)  
富岡西が21世紀枠で選出されると補欠2位は済美を予想

< 解説 >

四国は昨年度神宮枠を取得しての3枠だったが今年度も3枠が確定。優勝の明徳義塾は不祥事から復活。とはいえ秋の四国大会優勝は9年ぶりと久しぶりになった。全盛時の強さまでは戻っていないが攻守にバランスは取れている。準優勝の小松島はまだ伸びしろが大きいチーム。反面粗さも残っているので春までに整備しておきたいところだ。3番手はベスト4の2校うち今治西が有力。新エースの水安も安定感があり、2年連続のセンバツとなりそうだ。ベスト4もう一校の寒川(さんがわ)はこれまでも甲子園もう一歩の学校。今回も準決勝で明徳義塾に1−8とコールド負けとなり、センバツ出場はかなり厳しくなってしまった。補欠校を争うベスト8組は富岡西・高知商・高知・済美。準優勝の小松島に6−7と惜敗している済美が有力ながら愛媛県3位校。高知・富岡西も交えて比較されそうだ。

[ 九州 ]

九州地区・予想(昨年枠=4)
代表候補代表候補代表候補代表候補補欠校1位候補補欠校2位候補
明豊沖縄尚学鹿児島工城北沖学園佐賀学園  

< 解説 >

地区枠は例年通りの4枠。ことしもベスト4の4校で順当に落ち着きそうだ。優勝した明豊は打線の援護で投手陣を助けながらの快進撃。神宮大会で明らかになったとおり、投手力の強化が春までの課題。準優勝の沖縄尚学は左右二枚の本格派投手を擁し、打線も得点力が高くチームバランスは良い。後は投手の安定感と守備の強化か?ベスト4の鹿児島工も本格派・内村を持つ。集中打を浴びる癖を直せれば甲子園でも注目のピッチャーだ。城北は全員野球の好チーム。届かなかった第72回センバツ切符とはちがい、今回は切符が届きそうだ。
補欠校はベスト8の中から沖学園が一番手。今回は福岡県勢0となりそうだが、4枠に食い込ませるだけの説明に困るので、順当に上位4校が選出されるだろう。これに樟南・神村学園・佐賀学園が補欠校2位をめぐって争う。それぞれ長所があり樟南は試合内容と神村学園を上回る鹿児島県2位校。神村学園は九州大会で2勝している実績。佐賀学園は地域性(鹿児島県は鹿児島工が当確)。ほぼ互角で甲乙つけがたい。

[ 希望枠 ]

希望枠・予想(昨年枠=1)
代表候補補欠校候補
高岡第一盛岡大付(沖学園・福井商・一関学院)  

< 解説 >

 80回大会での「希望枠」の選出方法は前年と変わらず、「候補8校(神宮枠取得地域は対象外)について、対象となる昨秋の公式戦4試合の「被塁打数」「与四死球」「失点」「失策数」の4項目を比較する。例えば「失点が最少の高校が8点、2番目に少ない高校が7点、……、失点が最多の高校は1点」という方式で点数をつけ、その合計得点で出場校を決める。」 というものになっている。  

希望枠は、明治神宮枠を取った「関東・東海地区」以外の8地区の補欠校の中から防御面に優れた一校が選出されるわけである。また、第78回大会で実施されたように、東京地区の一般枠が2校選出された場合は「同一地区3校(21世紀枠はのぞく)は避ける」という申し合わせのため、希望枠の対象から外れている。
4項目のうち入手できた「失点」については下記の参考資料(部長調べ)通りである。(本来は失点をイニング数で割って得点とする)最も「失点が少ない」ということは「失策数」はまだしも「被塁打数」や「与四死球数」も少ないはずである。このデータだけで予想するというのもかなり無茶だが、希望枠初年度の旭川実がノーマークだった反省から広く予想しておくと結構的中するので今年も広く考察してみる。
 

昨年は「大本命」に推しておいた大垣日大が的中し、補欠校の浦和学院まで言及していたのでかなり満足いく結果となった(自己満足)。さて、各地区の代表校が部長の予想通りにことが運ぶとして希望枠は各地区補欠1位校から選出される。そうすると今年は盛岡大付・高岡第一の失点8が最も少ない。続いて沖学園の9が少ない。その次は華陵の10となる。部長の予想通りことが進めばこの4校の中からの選出が有力。失点11の東亜学園は一般枠で国士舘が選出されると、東京3校目はないので絶望となってしまう。

次に部長の予想がはずれて(例年2〜4校はずす!)補欠校1位が動いたときのことを考えてみる。今年は「武修館・華陵・富岡西」が21世紀枠に選出されると補欠1位・2位校が入れ替わるので、幅広い予想が必要となる。下の表を見てもらうと、北信越の福井商(1)がとても目を引く。過去希望枠は(旭川実9、秋田商5、三本松9、一関学院5、大垣日大5)といずれも失点一桁のところが選出されているので、多少余裕も考えて(11)以下を対象に見てみよう。
まず武修館は(8)。よもや準優勝の北照を飛び越えて補欠1位となることはないと思えるが、(旭川実が選出されたときはそれが実現した!!)準決勝が直接対決ではなかっただけに可能性は0ではない。北海道地区補欠校1位になると可能性が出てくる。一関学院(7)は岩手県大会では盛岡大付を下しており東北地区補欠1位校となる可能性は十分考えられる。ここは要マークだ!東京から2校選出されると東亜学園が東京地区補欠1位校になる可能性が高いが、先にも触れたように同一都道府県一般枠3校選出は禁止条項から、関東一・国士舘が選出されると「東京地区補欠1位校は希望枠の対象から外れる」(第78回参照)また、近畿は報徳学園・八日市南が失点9だが初戦敗退校であり、ベスト8進出校を逆転しての補欠1位はどうか?しかし「なんでもありの近畿」だけに油断は禁物だ。中国は鳥取西が失点10。華陵が21世紀枠で選出されると希望が出てきそうだ。四国・九州は多少一般枠選出校が変わっても希望枠に引っかかってくるチームはなさそうだ。

さて、問題は北信越地区。福井商の失点1が気になる。よって悪知恵?が働く高野連メンバーがいたとすると(あくまでフィックションです)福井商が補欠1位に回ったとき。

 北信越が3枠となった時、敦賀気比が福井商に県大会で敗れていることから、長野の2校と高岡第一が一般枠で選出される可能性も10%ぐらいはあるかもしれない。そして補欠1位を直接対決で敦賀気比に勝っている福井商がとったとするとかなり有力な希望枠候補となりうる。これは「北信越から4校出す」という考え方を前面に出せば可能性あるシナリオだ。(しかし実現可能性は3%ぐらいか)
 

まとめてみると「総失点数」が少ない盛岡大付・高岡第一が「8」で最有力であることには変わりなく、なかでも7回コールドを一試合含む盛岡大付より、8回コールドを一試合含む高岡第一の方がより有利だ。場合によって沖学園・華陵あたりも絡んでくるかもしれない。特に沖学園は逆転選出が可能な存在でマークが必要。また、補欠1位校が予想とずれると福井商を筆頭に武修館・一関学院・鳥取西なども絡んできそうだ。
ただし、「失点」は多いが失策数が少ないなど逆転の要素は残るのであくまでこれは「予想」の範囲にとどまることをお伝えしておく。 

補欠校予想と公式戦最近4試合の失点
地区北海道東北関東東京北信越東海近畿中国四国九州
補欠もありうる
聖光学院(13)
国士舘(20)丸子修学館(18)
敦賀気比(9)

天理(15)
北大津(23)
興譲館(15)

補欠1位予想校北照(16)盛岡大付(8)対象外東亜学園(11)高岡第一(8)対象外奈良大付(20)華陵(10)寒川(21)沖学園(9)
補欠2位予想校武修館(8)一関学院(7)対象外早稲田実(30)福井商(1)対象外郡山(17)鳥取西(10)富岡西(29)佐賀学園(25)
補欠校1位可能性あり?駒大苫小牧(10)




報徳学園(9)
PL学園(12)
八日市南(9)
岡山共生(14)
開星(19)
総合技術(13)
高知(13)
済美(19)
樟南(16)
神村学園(14)

丸子修学館の数字に 誤りがありましたので、おわびして訂正いたします(1月23日)

[ 21世紀枠 ]

21世紀枠・東日本ブロック予想
代表候補補欠校候補
安房武修館  

< 解説 >

 21世紀枠も8年目を迎え記念大会の今年度は3校地域別に選出されることとなった。「特色のあるチーム」(困難克服校)=都留、「地域に良い影響を与えた」(文武両道)=都城泉ヶ丘、というように選出されたようだが、傍から見ると「進学校2校」といった印象だった。
 今回はあらかじめ決められた3つのブロックに分けて予想を展開してみたい。ただ補欠校の決め方が、各ブロックで1校選出するのか、3ブロックの中から昨年度のように2校選出するのか不明だが、ここでは各ブロックごとに選出されると仮定して選んでみたい。

まずは「東日本ブロック」候補校は武修館・五所川原農林・安房の3校。実は推薦辞退した大曲工はかなり有力な候補だったと考えていただけにつくづく残念なことをした。さて、話を戻すと有力なのは安房。昨年の都留に状況が良く似ていて、房総半島先端で過疎地というプラス材料もあり有力候補。武修館は記念大会だからこそ初めて「私立校」をという声が強くなったとき有利。北海道大会ベスト4で失点も少なく選びやすい。代替推薦の五所川原農林は、一回会議で落とされているということでただでさえ不利だが、「初の農林高校」というがセールスポイントになるかどうか。この中で唯一甲子園経験があるのもマイナス材料となるかもしれない。

21世紀枠・中日本ブロック予想
代表候補補欠校候補
成章富山中部  

< 解説 >

 

続いて「中日本ブロック」候補校は富山中部・成章・畝傍の3校。この3校はすべて地区大会に進んでおらず、そういう意味では互角。しかし過去の実績で一昨年21世紀枠補欠2位校、昨年補欠1位校と順調に階段を上ってきた成章が一歩リードか?前回・前々回は「地区大会に出場していない」ことがマイナス要因となって補欠校に泣いた可能性があり(私見です)、3校一線の今回はチャンスがあると見ている。

対抗は富山中部・畝傍だが、ともに進学校。しかし進学校という実績では(異論がある方もおいでだろうが)やや富山中部がリードか。では成章と富山中部を比べると同じ県4位校ながら、本来21世紀枠の選出要綱に全く関係のない「県大会の成績」でかなり差があることがわかる。
 成章は愛知県大会準決勝、2−4愛工大名電、3位決定戦 1−3中京大中京。富山中部は富山県大会準決勝、0−6富山商、3位決定戦 1−9(8回コールド)高岡第一、といった結果。選考委員会が21世紀枠といってもセンバツで大敗するチームを選ぶのは避けたいわけで、その点では成章が極めて有利な立場にいると思える。

畝傍については「幻の甲子園」に触れておく必要がある。昭和16年、太平洋戦争の影響ですでにその年の夏の甲子園は中止が決まっていたが、奈良県大会は行われ畝傍中が優勝している。春夏の甲子園出場経験がない畝傍にとって県大会で優勝しながら出場できなかったまさに幻の甲子園となったわけである。(当時は県大会後紀和大会があった模様)
 十分話題性豊かな事柄だが、「夏」の話なのでそう強力な決め手にはならないと見ている。畝傍は近畿地区でも決して21世紀枠近畿地区推薦校として本命視されていたわけではなく、どちらかといえば推薦されたのは意外だった印象。しかし過去ノーマークだった真岡工が選出された例もあり、油断は出来ない。

21世紀枠・西日本ブロック予想
代表候補補欠校候補
富岡西華陵  

< 解説 >

 

最後は「西日本ブロック」。候補校は華陵・富岡西・長崎商の3校。この3校は中日本地区と反対にすべて地区大会に進んでおり華陵はベスト4、富岡西はベスト8、長崎商は初戦敗退という結果に終わっている。また、過去の実績では昨年21世紀枠に中国地区推薦校として華陵が推薦されており2年連続となる。また富岡西も21世紀枠初年度の第73回大会に四国地区推薦校となっており(この年は宜野座・安積)今回がこちらも2回目の地区推薦となっている。

さて、予想だが、華陵・富岡西は全く互角だと考えている。華陵は昨年の21世紀枠でも地区大会の実績から有力候補かと予想したが、補欠2位にも入らなかった。今年度も中国地区大会では4番手=補欠1位校が有力視されていて「抱き合わせ」で選出してやりたいのはやまやまだが、第77回大会において佐賀西が九州地区・21世紀枠ともに補欠校に終わった事実もあるので高野連は「合わせて一本!」は取らないらしい。
 

華陵の弱点は昭和62年開校という歴史の浅さ(他校に比べて)にあると見ている(私見です)。まず、補欠校に選んで実績をつけてからという意見が出るかもしれない。JRCに生徒全員加入などプラス材料もあるが歴史という面では富岡西が有利な立場にいると思える。

 ちなみに過去選出された21世紀枠の高校を振り返ってみると、一番新しい高校で「一迫商」の昭和48年創立。次は「真岡工」の昭和40年創立。しかしこの2校は実業高校なので、普通科の高校に絞ってみると「鵡川」の昭和27年、次は「宜野座」の昭和21年となっている。ちなみに昨年の2校は「明治」の創立だ。

富岡西は創立110年を越える進学校で、華陵に比べて一歩劣る地区大会の戦績でも、1−5明徳義塾という四国大会準々決勝の戦績が「甲子園で戦える」と評価されると高野連としては選びやすいのではないだろうか?
 長崎商は甲子園出場経験もあるしどうかなと思っているが、「実業高校」という追い風は侮れない。昨年、都留・都城泉ヶ丘と進学校ばかり選出されてという批判があるのは事実。またまた触れるが過去ノーマークだった真岡工が選出された年も同じような様相だったので望みは十分持っていて良いだろう。

あとは1月25日をまちましょう!


☆☆ 21世紀枠地区推薦校9校。(12月14日決定)☆☆ (一昨年度は9校中9校全的中でした(本命的中も7校)。昨年は9校中7校(本命的中は5校))

21世紀枠候補・地区推薦校9校
北海道東北関東・東京北信越東海近畿中国四国九州
武修館五所川原農林安房富山中部成章畝傍華陵富岡西長崎商

< 解説 >
予定通り、12月14日に21世紀枠候補校9校が発表になりました。この中から3校が来年21世紀枠として選出されるわけです。今回は予想に挙げた本命が6校、穴が1校当たりました。昨年度の武生商のようなビックリ選出はありませんでした。
 今回の特徴も、やはり、地区大会出場校が選出される度合いが高いこと(9校中6校)とその中でもやはり上位進出校が推薦される可能性が高いようです。前年度の推薦校が2校(成章・華陵)再推薦が1校(富岡西)この3校を中心に選出されていくものと思います。
 北海道は公立の函館工でなく私立ながら根釧地区の武修館を推薦しました。初の私立校の21世紀枠当選がなるか注目されます。近畿地区は畝傍が推薦されました。文武両道ということでの推薦と思われます。長崎商の推薦は少々ビックリしましたが、今回は新顔に有力校がなく夏の大会は 21年前に出ているもののセンバツは56年間が空いており、そこはあまり問題にならなかったのかもしれません。
   今年はこれで予想は終了です。年が明ければ一般枠の代表候補から予想を再開したいと思っています。

東北地区は大曲工推薦辞退のため五所川原農林が改めて選出されました。

なお、以前高野連から発表された、第75回センバツ高校野球大会21世紀枠選考基準は以下の3点です。これがそのまま適用されていると思います。
1,秋季都道府県大会ベスト8以上
2,他校及びその地域に野球部の活動がよい影響を与えた学校
3,過去の甲子園大会に出場経験のない学校もしくは30年以上出場のない学校

 第78回センバツより、21世紀枠の都道府県推薦校の選出基準1の「ベスト8」を参加校数128校以上の次の都道府県に関しては「ベスト16」以上に変更した模様(北海道、埼玉、千葉、神奈川、東京、愛知、大阪、兵庫、福岡)


21世紀枠・地区推薦校を探る!

恒例のマイナーな企画。こんなこと予想している人は他にいるのかな?


[ 北海道 ]

各都道府県・推薦校は以下の通りです。
*北海道*
北海道は未定ですので、便宜的にベスト16進出校を挙げておきます。
駒大岩見沢・ 北照 ・東海大四・武修館・道立函館工・道立岩見沢農・旭川大高・駒大苫小牧
・白樺学園・道立網走南ヶ丘・道立苫小牧工・札幌第一・稚内大谷・北海・道立札幌丘珠(さっぽろおかだま)・道立森

北海道地区・予想(過去・帯広南商、鵡川・稚内大谷・函館中部・札幌藻岩・釧路江南・釧路江南)
21世紀枠候補・本命21世紀枠候補・対抗21世紀枠候補・大穴
函館工網走南ヶ丘武修館  

< 解説 >

* 21世紀枠 *  昨年「補欠校」に選出された「釧路江南」が今回は北海道大会出場を逃し、混沌としている。ベスト16の中から予想するとまず函館工が有力。昨夏も決勝まで勝ち進み後一歩で甲子園という21世紀枠選出の趣旨にもかなっている。50年ぶりの復活となれば話題性も十分だ。続くのは3校。岩見沢農・網走南ヶ丘・苫小牧工。このうち苫小牧工は 平成元年(61回大会)に出場しているのでやや苦しく、網走南ヶ丘は(42回大会)以来となるので38年ぶりで可能性はある。岩見沢農は甲子園出場は無いが、過去の実績で物足りない面があり選出は微妙。札幌丘珠・森も同様の理由で難しそう。
私立では武修館・稚内大谷に可能性がある。選出されれば初出場となる武修館は平成16年 「釧路緑ヶ岡」から校名変更した中高一貫の私立高校。1964年の創立で今年で40年少々。稚内大谷は近年やや振るわないが夏の北北海道大会で3回準優勝を経験している今一歩で甲子園と言える1962年創立の私立高校。過去道推薦校になったこともあるが、現在は道立校を推薦というムードが強いように思われ、推薦はむずかしいか?

[ 東北 ]

各都道府県・推薦校は以下の通りです。<11月16日県推薦校確定>
*東北*
県立五所川原農林(青森)県立軽米(岩手)県立大曲工(秋田)県立山形中央(山形)県利府(宮城)県立小高工(福島)
東北地区・予想(過去・安積、宮城農、大館鳳鳴、一関一一迫商、光南、上山明新館)
21世紀・本命21世紀・対抗21世紀・大穴
大曲工五所川原農林山形中央  

< 解説 >

* 21世紀枠 *   21世紀枠の名門東北地区。例年東北地区大会に進出した高校が選出されているが、今回の進出校は五所川原農林・大曲工・山形中央の3チーム。五所川原農林は創立100年を超える農業系7学科を有する農林業高校。野球部も歴史があり第52回選手権には出場経験がある。大曲工は昨年に続く県推薦校。近年複数回の推薦で地区推薦校に 選出される例が増えており注目。創立40年を超える県内トップクラスの工業高校。昨年春に続いて今秋も県大会を制覇し近年急速に実力をつけてきている。山形中央は私立っぽい校名ながら列記とした県立高校で今年度創立60周年。普通科と体育科を有するのは山形県内ではここだけ。野球部も近年たびたび東北大会に進出しており実力は高い。  残りの3校では利府が有力。昭和59年開校の比較的新しい県立高校で普通科とスポーツ科学科を有する。サッカーを始めスポーツ全般にレベルが高く、近年ではスポーツ科学科の中でも重点種目である硬式野球部は東北・仙台育英に次ぐ実力チームの一員と評価されている。軽米(かるまい)は来年度創立60周年を迎える軽米地区連帯型中高一貫教育の高校。小高工は昭和38年開校の工業系4学科を有する工業高校で資格取得者数では3年連続東北地区1位と力を入れている。
 総合的に見てみると2年連続県推薦で近年の戦績も一番手の大曲工が有力か?五所川原農林は過去青森県勢だけが地区推薦されたことが無い(青森県高野連に力が無い???それともたまたま??)ことが不安。山形中央は昨年同県の上山明新館が推薦校となったことがどう響くか。利府にもチャンスありと見ている。

追補
 大曲工が推薦辞退となったため東北地区は新たに推薦校を出す模様です。前回の予想の五所川原農林・山形中央につづき利府を候補に挙げておきます。(12月19日加筆)
[ 東海 ]

各都道府県・推薦校は以下の通りです。<11月22日県推薦校確定>
*東海* 
常葉学園橘(静岡)県立成章(愛知)県立岐阜総合学園(岐阜)県立上野(三重)
東海地区・予想(過去・常葉橘、郡上北、神戸、津西、静清工、成章、成章)
21世紀・本命21世紀・対抗21世紀・大穴
成章常葉橘岐阜総合学園  

< 解説 >

* 21世紀枠 * 未だ21世紀枠で選出された事の無い東海地区。今回は2年連続21世紀枠補欠校に泣いた成章が3年連続で推薦されるかが焦点。一昨年の21世紀枠第二補欠校から昨年は第一補欠校と評価はアップしいよいよ今回王手を掛けたい成章(愛知県)は渥美半島の中央に位置する、藩校の流れを汲む創立100年を超える県立校。普通科・商業科・生活文化科を有し、普通科は進学者が多い。昭和47年にセンバツに出場しているが、30年以上甲子園出場は無い。3年連続の愛知県推薦校となり東海地区から初の選出なるかというところ。東海大会に進出していないことがどう評価されるか。常葉学園橘(静岡県)は創立40年ほどの普通科英数科音楽科を有する高校。英語教育に力を入れている。21世紀枠導入初年度に東海地区の推薦校に選ばれ、その後も、今回を含め計4回目の県推薦を受けている、静岡県としては昨年に続き一押し?の高校。今回は東海大会でもベスト4に食い込み、実績という面では一歩成章をリードする。岐阜総合学園は岐阜西工と岐阜第一女子が平成9年に統合されて誕生した前身から見ると創立40年相当となる。 9つの系列から履修科目を選択する総合学科の高校。野球部は近年東海大会の常連校であり夏の大会は近年4年間で2回準優勝している。上野(三重県)は創立100年を超える伊賀地区の進学校。ただ先の3校に比べると決め手に欠ける気がする。文武両道のセールスポイントをアピールできるかが鍵。
やはり前回補欠一位校と今一歩に迫った成章が本命。常葉橘も今年度は戦績を考えると逆転推薦の可能性はある。岐阜総合学園も可能性はある。

[ 関東・東京 ]

各都道府県・推薦校は以下の通りです。<11月26日県推薦校確定>
*関東・東京* 
県立水戸第一(茨城)県立宇都宮商(栃木)県立渋川(群馬)栄東(埼玉)県立甲府城西(山梨)県立安房(千葉)県立川崎北(神奈川)東亜学園(東京)

関東・東京地区・予想(過去・稲毛、土浦三、真岡、桐朋、二松沼南、真岡工都留
21世紀・本命21世紀・対抗21世紀・大穴
安房水戸第一川崎北  

< 解説 >

* 21世紀枠 *   2年連続で、真岡工・都留と21世紀枠を射止め活き上がる関東・東京地区。今回は県立校がほとんどで私立は2校のみとなった。水戸第一(茨城)は来年創立130周年を迎える県内屈指の伝統校で進学校。東京大学にも二桁の合格者を出している。宇都宮商(栃木)も創立100年を越える歴史と伝統の商業科と情報処理科を有する商業専門高校。センバツ2回夏1回甲子園に出場している。センバツは51回大会なので29年前だ。渋川(群馬県)は創立80年を越える北毛地域を代表する進学校。 甲子園出場は無く文武両道で推薦を狙う。栄東(埼玉県)は私立の進学校。もうすぐ30周年を迎える。甲子園常連の埼玉栄や花咲徳栄とは兄弟校になる。甲府城西(山梨)は平成9年に甲府一商と機山工を統合した形で出来た県下初の総合学科を持つ高校。スポーツ系の系列もある。平成16年に続いての2回目の県推薦。安房(あわ)(千葉)は房総半島のほぼ南先端、館山市にある普通科と英語科を有する高校。100年以上の歴史があり剣道部は強豪。今回関東地区では ただ一校関東大会に出場していることが有利に働くか?川崎北(神奈川)は私立校が優位の神奈川県内の高校野球部の中で公立校として互角に戦える数少ない高校。昔から「大物食い」で知られる。創立は30年少々とまだ若い高校だが野球部の実力といった面では十分といえる。東亜学園(東京)は創立80年を越える私立校。バレーボールは全国優勝もある強豪として知られている。夏の甲子園は3回出場しておりベスト4の実績もある。最近では平成元年の71回大会に出場している。
 今回は昨年の都留のような有力校が見当たらず混戦模様。強いて上げると安房・水戸第一・川崎北の3校。茨城県は過去、土浦三しか地区推薦校を出しておらず県内に実力者の多い水戸一にはチャンス。ネックは戦績か?また、意外なことに未だ地区推薦校を出していない群馬県の渋川も文武両道としての比較で水戸一を上回ると判断されると浮上しそう。県内2回目の推薦を受けた甲府城西だが、過去同様に2回目の推薦を受けた、甲府第一・駿台甲府ともに地区代表には選ばれておらず有利というわけではなさそう。栄東・東亜学園の私立校は過去、桐朋・二松沼南以来推薦校に選ばれておらず今年度はまだ難しいか?

*東京地区は関東・東京にまとめました。

[ 北信越 ]

各都道府県・推薦校は以下の通りです。<11月28日県推薦校確定>
*北信越* 
県立飯山南・飯山(長野)県立阿賀野(新潟)県立富山中部(富山)推薦辞退(石川)県立福井農林(福井)

北信越地区・予想(過去・町野、長野日大、柏崎、七尾、金沢泉丘、金沢桜丘、武生商)
21世紀・本命21世紀・対抗21世紀・大穴
富山中部阿賀野飯山南・飯山 

< 解説 >

* 21世紀枠 *  昨年はノーマークだった武生商が地区推薦校となった北信越地区。今年度は特徴ある顔が揃った。飯山南・飯山(長野県)は飯山照丘と飯山南が統合されて開校された飯山高1年生と飯山南2,3年生の合同チーム。2年後に飯山南は廃校となる。飯山南はスキーで有名だが体育科ができてから高校野球もメキメキと実力を伸ばし県大会の常連校になりつつある。 阿賀野(新潟県)は平成17年に水原・安田両校が統合されて生まれた県立校。野球部は13人という少人数で北信越大会まで駒を進め注目されている。富山中部(富山県)は富山・高岡とともに富山県屈指の進学校で創立80周年を越える。東京大学にも毎年二桁の入学者を出し、野球部も毎年ではないが数年おきに上位に食い込み大物食いとして知られている。金沢市工(石川県)は来年創立80年を迎える市立の工業高等学校で機械テクノロジー科・情報システム科・建築科・土木科の4学科がある。 野球部も例年ベスト8クラスを維持しており県内強豪校のひとつに数えられている。福井農林(福井県)は創立110年を越える伝統校で生物生産科・環境工学科・生活科学科・生産流通科の4学科を有する。
 昨年の武生商は別としてその前の過去4年間連続で、北信越大会に進出している高校が推薦されていることから、飯山・飯山南、阿賀野・金沢市工・福井農林の4チームが一歩リードと思いたい。しかし富山中部もまだ北信越地区の推薦校を出していない唯一の富山県としてはそろそろ推薦校を出したいところで文武両道の富山中部は有力校。5校とも横一線だが投手力の良い金沢市工・飯山南・飯山、そこに阿賀野を加えた争いか?

*金沢市工(石川県)は推薦辞退となりましたので、加筆修正しています。2007,12,14

[ 近畿 ]

各都道府県・推薦校は以下の通りです。<府県推薦校12月1日確定>
*近畿* <確定>
県立守山北(滋賀)府立乙訓(京都)県立畝傍(奈良)県立貴志川(和歌山)府立桜塚(大阪)県立出石(兵庫)
近畿地区・予想(過去・桐蔭、彦根東、橋本、耐久、桜井、県和歌山商、県和歌山商)
21世紀・本命21世紀・対抗21世紀・大穴
貴志川守山北桜塚  

< 解説 >

* 21世紀枠 * 過去、21世紀枠には縁の無い近畿地区。補欠校にも選出されたことが無いのはどうしたことか?守山北(滋賀県)は昭和58年開校の比較的新しい普通科の県立高校。サッカー部は強豪で知られる。県大会の成績上位の綾羽や八日市南を押さえて県推薦を勝ち取ったところは注目。乙訓(京都府)は昭和39年開校の普通科3クラス、商業科2クラスの府立高校。平成17年に続いての2回目の京都府推薦となる。 畝傍(奈良県)は明治29年奈良県尋常中学校畝傍分校以来110年の歴史ある進学校。平成16年には耳成高校と統合され新生畝傍高校となっている。 貴志川(和歌山県)は昭和23年の那賀高校貴志分校として発足以来校名の変遷を経ての普通科と人間科学科を有する県立高校。ボランティア活動や貴志川線の存続運動などユニークな活動で知られる。桜塚(大阪府)は昭和12年に旧制豊中高等女学校として創立され、昭和23年桜塚高校として再発足した伝統ある府立高校。野球部も公立校の中では強豪で知られ第80回夏の選手権では北大阪大会で準優勝している。 出石は今年創立100周年を迎えた普通科の県立高校。
 以上から予想すると、今回は近畿大会に出場している高校が無く混戦模様。近畿地区はこれまで和歌山県から4回、滋賀・奈良県から1回と選出がかなり偏っている。貴志川ははずせないところか?畝傍も文武両道で、2回目の府推薦の乙訓も有望。守山北・桜塚もアピールするものがあれば浮上する。

[ 中国 ]

各都道府県・推薦校は以下の通りです。<県推薦校12月2日確定>
*中国* <確定>
県立岡山南(岡山)県立鳥取工(鳥取)推薦校なし(広島)推薦なし(島根)県立華陵(山口)
中国地区・予想(過去・境港工、松江北、隠岐、鳥取城北、賀茂、米子西、華陵)
21世紀・本命21世紀・対抗21世紀・大穴
華陵鳥取工岡山南  

< 解説 >

* 21世紀枠 * 松江北、隠岐と選出校を輩出している21世紀枠の名門・中国地区。今年は島根県と広島県は推薦校なしとなった。鳥取工(鳥取県)はもうすぐ創立70年になる工業高校。理数工学科・機械科・制御情報科・電気科・建築環境科・都市環境科の6学科を有する。センバツは第44回大会に出場経験があり、もし復活すると36年ぶりとなる。岡山南は甲子園常連のイメージがあるが岡山県高野連からは2年前に続いての推薦。センバツは5回の出場経験があり最近では69回大会(11年前)に出場している。華陵(山口県)は2005年以来 3回目の県推薦。昨年は中国地区の推薦校になり今回も本命。昭和62年開校のまだ新しい高校。県内唯一の英語科があり、英語教育に特色がある。また、生徒全員がJRCに加入している。
 以上のことから昨年中国地区の推薦校となっていて唯一中国地区大会に出場している華陵が一歩リードと思いたい。しかし昨年度は前々年地区推薦を受けた米子西が選ばれなかったので、あまり確定的なことはいえない。岡山南はどうかなあと思うので鳥取工もチャンスはある。

[ 四国 ]

各都道府県・推薦校は以下の通りです。<県推薦校12月1日確定>
*四国* <確定>
県立高松北(香川)県立松山東(愛媛)県立富岡西(徳島)県立高知小津(高知)
四国地区・予想(過去・富岡西、八幡浜、高知東、八幡浜、高松、室戸、高松一)
21世紀・本命21世紀・対抗21世紀・大穴
富岡西松山東高知小津  

< 解説 >

* 21世紀枠 * 八幡浜・高松と21世紀枠に過去2校選出校を送り出している四国地区。今回も昨年、一昨年に続き4校すべて県立校だ。高松北(香川県)は今年創立25周年を迎えた県立校としては珍しい中高一貫性の高校。野球部も近年ときおり上位に勝ち残るようになって来ている。松山東(愛媛県)は創立130年に近い愛媛県の顔とも言える伝統ある県立高校。東京大・京都大にも毎年現役合格者を出す進学校でもある。松山商との分離・独立があったので甲子園の出場回数のカウントはむずかしいところだが、夏の第32回大会の優勝校は松山東となっている。富岡西(徳島県)は創立110周年を超える歴史の古い高校で普通科単位制の県立校。 21世紀枠の初年度に四国地区推薦校に選ばれており今回も有力校。高知小津(高知県)は創立130年を超える県立校。高知大学に40人を初めとして、国公立大学に100人近く合格者を出している。昨年に続いて2回目の県推薦で四国地区推薦を狙う。
 以上を総合すると、四国大会に唯一出場している富岡西が以前の実績も含めてやや有利。これまでの7年で徳島県のみ1回(8年前の富岡西)しか四国地区推薦校に選ばれていないので今回選出されると各県仲良く2回づつとなって落ち着きそう。松山東・高知小津も文武両道で望みはあるが、やや野球部の実績で差があると思える。高松北は歴史が浅いのが他の3校と比べてマイナス点となっている?がそれを跳ね返す材料があるかどうか。

[ 九州 ]

各都道府県・推薦校は以下の通りです。
*九州* <11月24日確定>
県立修猷館(福岡)県立鹿島実(佐賀)県立長崎商(長崎)県立球磨工(熊本)県立大分商(大分)県立宮崎工(宮崎)県立鹿屋工(鹿児島)県立名護商工(沖縄)
九州地区・予想(過去・宜野座、辺土名、直方、清峰、佐賀西、徳之島、都城泉ヶ丘
21世紀・本命21世紀・対抗21世紀・大穴
鹿屋工宮崎工球磨工  

< 解説 >

* 21世紀枠 * 3年連続で21世紀枠「補欠校」どまりからようやく都城泉ヶ丘を当選させた九州地区今年度はどうか?修猷館(福岡県)は藩校時代も含め創立220年を越える県立高校。東京大ももちろん、九州大には100名近くの合格者を出している屈指の進学校。鹿島実(佐賀県)は創立80年を越える4学科を有する実業高校。女子駅伝部は強豪として知られる長崎商(長崎県)は創立120年を越え、情報国際ビジネス科など4学科を有する商業高校。昭和69年に夏の甲子園に出場している。センバツは24回大会だから56年前 ということになる。 球磨工(くまこう)(熊本県)は昭和38年の今年45周年を迎えた工業高校。機械科・電気科・建築科・建設工学科の4学科と伝統建築専攻科を有する。大分商(大分県)は昨年創立90周年を迎えた、商業科・国際経済科・情報処理科の3学科を有する商業高校。センバツは69回大会に出場している。宮崎工(宮崎県)は創立100年を越える伝統を持つ県立工業高校。生産情報系4学科と建築環境系3学科を有する。意外なことに甲子園出場経験はない。進学にも熱心で特に国公立大学に合格者を送り込んでいる。 鹿屋工(鹿児島県)は創立60年あまりの大隈半島に位置する工業高校。機械・電気・建築・土木・電子の5学科を有する。名護商工は今年名護商と北部工が統合して開校された県立校。生産システム・電建システム・総合情報・生活情報・商業・ファイナンス・ビジネス情報の7学科がある。
 さて、この8校の中で秋の九州大会出場校は長崎商・大分商・鹿屋工の3校。ここ数年九州大会出場校のなかから選出されているので今回もこの3校が軸になりそう。しかし大分商と長崎商は21世紀枠?という印象もありすんなりとは選ばれそうも無い。鹿屋工も昨年の都城泉ヶ丘ほどのインパクトには欠ける嫌いがあり文武両道の修猷館、甲子園出場なしが意外な感じの宮崎工が追う。また九州地区推薦校に送り込んだことの無い熊本県の球磨工もユニークなとりくみで注目されている高校。統合直後の名護商工もチャンスあり。鹿島実も可能性は残る。

< 12月15日ごろ、9地区推薦校決定です >

線

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先読み倶楽部・的中率実績
センバツ出場校予想センバツ大会勝敗予想夏の大会出場校予想夏の甲子園大会勝敗予想
1998年94.4%(36校中34校)82.9%(35試合中29試合)70.9%(55校中39校)66.7%(54試合中36試合)
1999年93.8%(32校中30校)54.8%(31試合中17試合)75.5%(49校中37校)62.5%(48試合中30試合)
2000年90.6%(32校中29校)67.7%(31試合中21試合)69.4%(49校中34校)66.7%(48試合中32試合)
2001年88.2%(34校中30校)63.6%(33試合中21試合)61.2%(49校中30校)66.7%(48試合中32試合)
2002年87.5%(32校中28校)61.3%(31試合中19試合)61.2%(49校中30校)77.1%(48試合中37試合)
2003年85.3%(34校中29校)63.6%(33試合中21試合)59.2%(49校中29校)54.2%(48試合中26試合)
2004年87.5%(32校中28校)77.4%(31試合中24試合)73.5%(49校中36校)72.9%(48試合中35試合)
2005年90.6%(32校中29校)61.3%(31試合中19試合)77.6%(49校中38校)72.9%(48試合中35試合)
2006年93.8%(32校中30校)58.1%(31試合中18試合)75.5%(49校中37校)58.3%(48試合中28試合)
2007年93.8%(32校中30校)58.1%(31試合中18試合)63.3%(49校中31校)66.7%(48試合中32試合)
2008年91.7%(36校中33校)



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