第77回センバツ大会 32代表決定!!
地区名 | 県名 | 代表校 | コメント | 回数 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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21世紀 | 宮城 | 一迫商 | 初
香川 | 高松 | 72年ぶり | 4回
| 北海道 | 駒大苫小牧 | 2年ぶり | 2回
| 東北 | 山形 | 羽黒 | 初
| 青森 | 青森山田 | 初
| 関東 | 神奈川 | 東海大相模 | 5年ぶり | 6回
| 埼玉 | 浦和学院 | 2年ぶり | 6回
| 山梨 | 甲府工 | 2年連続 | 5回
| 茨城 | 常総学院 | 4年ぶり | 6回
| 神奈川 | 慶応 | 45年ぶり | 6回
| 東京 | 修徳 | 26年ぶり | 3回
| 北信越 | 福井 | 福井商 | 3年ぶり | 17回
| 石川 | 星稜 | 8年ぶり | 11回
| 東海 | 愛知 | 愛工大名電 | 4年連続 | 8回
| 愛知 | 東邦 | 3年連続 | 27回
| 近畿 | 兵庫 | 神戸国際大付 | 4年ぶり | 2回
| 兵庫 | 育英 | 5年ぶり | 13回
| 奈良 | 天理 | 8年ぶり | 17回
| 和歌山 | 市和歌山商 | 38年ぶり | 4回
| 大阪 | 大産大付 | 初
| 滋賀 | 八幡商 | 2年連続 | 7回
| 中国 | 山口 | 宇部商 | 10年ぶり | 6回
| 岡山 | 関西 | 3年ぶり | 7回
| 四国 | 広島 | 如水館 | 初
| 愛媛 | 新田 | 15年ぶり | 2回
| 愛媛 | 西条 | 16年ぶり | 5回
| 九州 | 大分 | 柳ヶ浦 | 15年ぶり | 2回
| 沖縄 | 沖縄尚学 | 6年ぶり | 3回
| 鹿児島 | 神村学園 | 初
| 福岡 | 東筑紫学園 | 12年ぶり | 2回
| 福岡 | 戸畑 | 5年ぶり | 4回
| 希望枠 | 香川 | 三本松 | 初
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地区 | 北海道 | 東北 | 関東 | 東京 | 北信越 | 東海 | 近畿 | 中国 | 四国 | 九州 | 21世紀 | 希望枠 |
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予想 | 札幌藻岩 鵡川 | 秋田経法大付 盛岡大付 | 慶応 埼玉栄 | 日大豊山 帝京 | 新潟明訓 砺波工 | 海星 県岐阜商 | 立命館宇治 履正社 | 如水館 南陽工 | 高松商 三本松 | 宮崎日大 佐賀西 | 佐賀西 | 海星 |
補欠校 | 札幌藻岩 鵡川 | 秋田経法大付 盛岡大付 | 埼玉栄 桐生第一 | 帝京 日大豊山 | 新潟明訓 佐久長聖 | 県岐阜商 海星 | 立命館宇治 履正社 | 開星 高陽東 | (三本松) 済美 | 佐賀西 宮崎日大 | 佐賀西 | 秋田経法大付 |
選出の感想
無責任に代表校32校はここだ!(昨年は32校中28校的中)
ブロック | 出場確実 | 出場有力 | 補欠校か? | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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21世紀=2 | 高松 | 一迫商 | 佐賀西 | (賀茂)
北海道=1 | 駒大苫小牧 | 札幌藻岩 | 鵡川
| 東北=2 | 羽黒 | 青森山田 | 秋田経法大付 | 盛岡大付
| 関東=4+1 | 東海大相模 | 浦和学院 | 甲府工 | 常総学院 | 前橋商 | 慶応 | 埼玉栄
| 東京=1 | 修徳 | 日大豊山 | 帝京
| 北信越=2 | 福井商 | 星稜 | 新潟明訓 | 砺波工
| 東海=2 | 愛工大名電 | 東邦 | 海星 | 県岐阜商
| 近畿=6 | 神戸国際大付 | 育英 | 天理 | 八幡商 | 市和歌山商 | 大産大付 | 立命館宇治 | 履正社
| 中国=2+1 | 宇部商 | 関西 | 開星 | 如水館 | 南陽工
| 四国=2 | 新田 | 西条 | 高松商 | 三本松
| 九州=4+1 | 柳ヶ浦 | 沖縄尚学 | 神村学園 | 戸畑 | 東筑紫学園 | 宮崎日大 | 佐賀西
| 希望枠=1 | 秋田経法大付 | 海星 | (札幌藻岩) | (高松商) |
この色はボーダーラインと思える高校
ブロック | 優勝校 | 2位 | ベスト4 | ベスト8 |
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北海道=1 | 駒大苫小牧 | 札幌藻岩 | 鵡川・知内 | 北見工・釧路江南・釧路工・北海 |
東北=2 | 羽黒 | 青森山田 | 盛岡大付・秋田経法大付 | 盛岡中央・東海大山形・一迫商・仙台育英 |
関東=4+ | 東海大相模 | 浦和学院 | 常総学院・甲府工 | 前橋商・慶応・桐生第一・埼玉栄 |
東京=1+ | 修徳 | 日大豊山 | 実践学園・帝京 | 日大三・創価・国士舘・東海大菅生 |
北信越=2 | 福井商 | 星稜 | 新潟明訓・佐久長聖 | 不二越工・日本文理・遊学館・砺波工 |
東海=2 | 愛工大名電 | 東邦 | 県岐阜商・海星 | 東海大翔洋・静清工・常葉橘・相可 |
近畿=6 | 神戸国際大付 | 育英 | 八幡商・天理 | 履正社・大産大付・立命館宇治・市和歌山商 |
中国=2+ | 宇部商 | 関西 | 開星・如水館 | 華陵・高陽東・倉敷商・南陽工 |
四国=2+ | 新田 | 西条 | 三本松・済美 | 小松島・高松商・土佐・明徳義塾 |
九州=4+1 | 柳ヶ浦 | 沖縄尚学 | 戸畑・神村学園 | 佐賀西・長崎南山・東筑紫学園・宮崎日大 |
*関東・東京で6枠、中国・四国で5枠。明治神宮大会優勝地区=九州地区は神宮枠「1」がプラスされます。1月31日ごろに選出されます。
代表候補 | 補欠校1位候補 | 補欠校2位候補 |
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駒大苫小牧 | 札幌藻岩 | 鵡川 |
< 解説 >
優勝した駒大苫小牧は当確。昨夏の優勝校としてどんなゲームを見せてくれるか非常に楽しみ。希望枠候補となる補欠校1位には準優勝の札幌藻岩が選出されそう。決勝では大差がついたがそれまで強豪校を破っており北海道が2枠だったら十分選出されていたと思える。補欠2位はベスト4に残った鵡川と優勝した駒大苫小牧に善戦氏投手力も良い北海の争いか。同じくベスト4の知内は準決勝での大敗が痛く夏を目指す事になりそうだ。
代表候補 | 代表候補 | 補欠校1位候補 | 補欠校2位候補 |
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羽黒 | 青森山田 | 秋田経法大付 | 盛岡大付 |
< 解説 >
優勝の羽黒と準優勝の青森山田が実力的に抜きん出ており順当に選出されそう。羽黒はセンバツは出場が無いものの明治神宮大会でもベスト4に入り実力は高い。甲子園でも旋風を巻き起こす可能性がある。青森山田は夏の甲子園で好投手振りを印象付けたエース左腕・柳田が健在。東北大会では羽黒に敗れたものの実力的には勝るとも劣らないと分析している。補欠1位校は好投手を持つ秋田経法大付が有力か?同じベスト4の盛岡大付は県1位という武器があるので補欠校の1位2位はこの両校が有力と思える。それぞれ2勝している盛岡中央・仙台育英は準々決勝の大敗がこたえ、今一歩届かない模様。初戦で東北を破った東海大山形も実力はありながら共に夏を目指す事になりそうだ。
代表候補 | 補欠校1位候補 | 補欠校2位候補 |
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修徳 | 日大豊山 | 帝京 |
< 解説 >
ここ2年「1枠」が続いている東京。今回も関東地区との1枠争いとなるが、情勢はやや不利と思う。優勝の修徳は夏の甲子園ベスト8進出の立役者の左腕エース斉藤が残り、東京地区優勝で当確。ただし明治神宮大会での出来が悪かったのが心配。修徳に続くのは準優勝の日大豊山。昨年も補欠2位校に泣いたので投打にまとまる今回は出来たら出場を勝ち取りたいが決勝で修徳との力の差を見せ付けられたのが、選考委員にどう映るか?。ベスト4の帝京は修徳と準決勝で接戦を演じ(2−6)補欠校1位に選ばれる可能性はある。しかし日大豊山を逆転してまで東京代表2校目に選ばれるかは疑問。残りのベスト4実践学園は健闘したが補欠校2位に選ばれるかどうかといったところだと思う。
代表候補 | 代表候補 | 代表候補 | 代表候補 | 代表候補 | 補欠校1位候補 | 補欠校2位候補 |
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東海大相模 | 浦和学院 | 甲府工 | 常総学院 | 前橋商 | 慶応 | 埼玉栄 |
< 解説 >
今回はベスト4に進出した4チームは大敗も無くすんなり選ばれそう。優勝した東海大相模は明治神宮大会ではもろさを見せたものの、エース小泉を中心に地力はある。センバツではベスト8は狙える戦力は保有している。準優勝の浦和学院も力は互角。やや投手力に不安があるので本大会までにどう調整してくるか。ベスト4の甲府工はやや小粒ながら得点力もあり、投手陣も大崩れしないエース三森が健在で粘りのチーム。総合力がもう一段高まれば甲子園でもそこそこやりそう。常総学院も投手力に不安はあるが打線は元気で攻撃型のチーム。木内監督後初の甲子園出場を狙う。4枠ならこの4校で決まりだろう。さて、5枠になった場合の残る1校だが、前橋商・桐生第一・慶応・埼玉栄のベスト8進出4校が甲乙つけがたい。群馬の2校は共に敗れた試合は完封負けしているので、県大会で桐生第一を下している前橋商が一歩リードか。しかし桐生第一は優勝校の東海大相模と3点差の敗戦なので、試合内容によっては評価が高くなる可能性もあり予断は許さない。残りの埼玉栄・慶応は同県の浦和学院・東海大相模が当確なのが痛いが、近年「地域性」よりも「実力」の比較となる場合が多いので チャンスはある。準優勝の浦和学院と再試合の接戦を演じた慶応が話題性もあり浮上するかもしれない。また、埼玉栄は昨年関東地区補欠校1位に終わっているので昨年との「合わせ技」1本に期待したいところだ。いずれにしても東京の「日大豊山」との比較になると思うが、いずれの高校が関東5校めとして挙がっても、やや有利と思う。ただし東京が「帝京」を上げてきたときは「東京地区2校」となる可能性もあり得る。
代表候補 | 代表候補 | 補欠校1位候補 | 補欠校2位候補 |
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福井商 | 星稜 | 新潟明訓 | 砺波工 |
< 解説 >
優勝の福井商は好投手・林を擁ししぶとい打線と共になかなか総合力は高い。準優勝の星稜は久し振りの上位進出。エースの片岡ががんばり打線も活発で見事に復活した。北信越はこの2校で確定だろう。補欠校候補は新潟明訓が地域性でまず浮上。代表枠も星稜との2校目争いになるはずだが、直接対決で敗れているのが大いに痛い。昨年に続いての補欠校1位が有力。戦力的には投手力も安定し甲子園でも十分戦えるレベルだ。補欠2位校は佐久長聖・砺波工の比較になりそう。強豪・福井、遊学館を破りベスト4に進出の佐久長聖は準決勝は大敗したが、戦力的にはやや投手力に難があるがまずまず。砺波工は優勝した福井商に1−2と接戦を演じておりそこが評価されて佐久長聖を抑えて2位校に選ばれる可能性は十分ある。
代表候補 | 代表候補 | 補欠校1位候補 | 補欠校2位候補 |
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愛工大名電 | 東邦 | 海星 | 県岐阜商 |
< 解説 >
昨年の明治神宮枠を含めた3枠から今年は1減の「2」選出は厳しさを増しそうだ。優勝の愛工大名電は昨年のセンバツ準優勝校。今年もエース斉賀を中心に明治神宮大会も準優勝と、昨年に劣らない戦力。準優勝の東邦も好投手・木下を持ち愛知県大会では愛工大名電を下しているので順当に選ばれよう。東邦と代表の座を争うと思われるのがベスト4の県岐阜商・海星。県岐阜商は準決勝で愛工大名電を序盤ではリードしあわてさせたが、10失点の敗戦はマイナス印象。同じベスト4の海星は目立った選手はいないものの
ここ数年ベスト4に進出しておりこの2校の比較では海星が上か。ただし東邦を落とす理由が見つからないので、愛知県勢2校の選出が有力と思われる。他に好投手を持つ静清工あたりが補欠校1、2位をめぐって争いに顔を出しそうだ。
代表候補 | 代表候補 | 代表候補 | 代表候補 | 代表候補 | 代表候補 | 補欠校1位候補 | 補欠校2位候補 |
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神戸国際大付 | 育英 | 天理 | 八幡商 | 市和歌山商 | 大産大付 | 立命館宇治 | 履正社 |
< 解説 >
今年も6校と選出される校数では一番多い近畿地区。5校目、6校目の選出に波乱がありそうだ。当選確実なのは優勝した神戸国際大付、準優勝の育英の兵庫県勢は地力があり選抜でも充分活躍できるだけの戦力を誇る。ベスト4の天理もバランスの取れた戦力で落とす理由は無い。同じく八幡商も準決勝0−10のコールド負けが気になるが、好投手・上田も健在で少なくとも5校目までには選出されるだろう。残る2枠をベスト8の4校とその他の有力校で争うことになる。
その中で一番手は地域性で優位に立つ市和歌山商。準々決勝で優勝した神戸国際大付に1−2と接戦を演じており、やや投手力に不安はあるものの4校の中では一番選びやすい。残る1議席は大産大付・履正社・立命館宇治の中から選出される可能性が高い。ここで考えなければいけないのが「大阪代表がまだ選出されていない」ということだ。一昨年「近大付」があっと驚く選出で代表校になったのは記憶に新しい。立命館宇治は好投手・中田を擁し地力はあると思われるが近畿大会での出来が悪かった事とあいまって、「見えない大阪枠1」のせいで?今回は補欠校にとどまりそうだ。大阪の2校では大阪優勝の履正社は
準々決勝でコールド負けしているのが非常に不利で、そうなると大阪3位校ながら育英と接戦を演じた大産大付が浮上する気配。大阪府大会も準決勝から1点差のゲームが多く、2校の戦力差は少ないと評価されると思われる。その他では優勝校に初戦で敗れた京都学園にも目が行くが、完封負けでもあり及ばないだろう。
代表候補 | 代表候補 | 代表候補 | 補欠校1位候補 | 補欠校2位候補 |
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宇部商 | 関西 | 開星 | 如水館 | 南陽工 |
< 解説 >
優勝した宇部商、準優勝の関西は強打、チームバランスともに見るべきものがあり、順当に選出される可能性が濃厚。四国地区との比較になる3校目をめぐってベスト4の2校がほとんど差なく争っている。注目の中国四国地区5校目は、今回四国地区第3代表候補にパワーが無く、今年度は中国地区が5校目を獲ると予想している。
ベスト4の如水館は広島2位校。エース政岡に安定感があり、投打のバランスが良く総合力では準優勝の関西に匹敵する戦力と思われる。ベスト4もう一校の開星は桐山投手を中心とした打撃が看板のチーム。昨年は倉敷商と鳥取城北の比較となった第3代表候補だが、中国地区は「地域性」に重きを置く伝統があるので、実力的には甲乙付けがたいが、今年は開星が有利と見ておこう。
補欠校争いはこの2校に加えて、ベスト8の倉敷商・南陽工・高陽東・華陵の比較になるが、ほとんど差が無く優勝した宇部商と接戦を演じた南陽工が補欠校2位に滑り込むかどうかと言うところ。初戦で全滅した鳥取県勢は今年は難しい。
代表候補 | 代表候補 | 補欠校1位候補 | 補欠校2位候補 |
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新田 | 西条 | 高松商 | 三本松 |
< 解説 >
四国はベスト4に愛媛県の3校が進み、波乱含みの大会となった。優勝の新田はエース門田ががんばり、伝統の強打とあいまって見事に栄冠をつかんだ。準優勝の西条は愛媛県大会では新田を破っており継投の投手陣も確立されて実力的には甲乙付けがたい状態。この2校の選出は間違いないと思える。問題の3校目は戦績ではベスト4の済美が候補だが、センバツの規定に「同一県で選出されるのは2校まで」(21世紀枠は除く)というのが確かあったので、愛媛県勢3校目になる済美は、昨年の優勝校だが選出は非常に困難と言える。そうなるとベスト4ながら準決勝コールド負け(0−7)の三本松ベスト8の明徳義塾・高松商あたりが候補に挙がる。この3校では新田との戦績、県大会の結果で三本松より高松商が浮上するが、四国大会未勝利というハンデも存在し投手戦で2勝している三本松の方が有利という見方も出来る。実力のある明徳義塾も十分争いに割って入れるはずだが、これまた四国大会未勝利で済美に敗れた明徳を選出するのは議論のあるところだ。
さて、中国地区との第5代表争いは開星(または如水館)と高松商(または三本松)になると予想するが、地区大会の実績から考えると四国地区の劣勢は避けられないのではないだろうか?
代表候補 | 代表候補 | 代表候補 | 代表候補 | 代表候補 | 補欠校1位候補 | 補欠校2位候補 |
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柳ヶ浦 | 沖縄尚学 | 神村学園 | 戸畑 | 東筑紫学園 | 宮崎日大 | 佐賀西 |
< 解説 >
地区枠は例年通りの4枠に明治神宮枠が加わって5枠に決定。優勝の柳ヶ浦はプロも注目のエース山口が健在で選抜大会でも優勝候補に挙げられる強豪校。準優勝の沖縄尚学は攻撃に破壊力があるチーム。やや弱点と思われる投手力が整備されれば活躍が期待できる。ベスト4の中では神村学園に力がある。まだ創部2年にならない新鋭だが女子の野球では全国トップレベルに君臨し、男子も力のあるチームになった。ベスト4残りの戸畑も準決勝のコールド負けが悪印象ながら5番目までには選ばれるだろう。残る一枠を東筑紫学園・宮崎日大・佐賀西・長崎南山あたりで争う模様。準々決勝の戦績からコールド負けの長崎南山、が脱落し残り3校の比較となりそうだ。 まず東筑紫学園が九州大会で2勝、優勝の柳ヶ浦に延長戦の接戦を演じたことから一歩リード。宮崎日大も九州大会で2勝、神村学園と4−6の実績があるので地域性から浮上する可能性もある。また佐賀西も戸畑が4校目で順当に選出されると佐賀1位校ということもあり、5校目に滑り込むウルトラCも考えられる。
[ 21世紀枠 ]
代表候補 | 代表候補 | 補欠校候補 |
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高松 | 一迫商 | 佐賀西 |
< 解説 >
21世紀枠も5年目を迎え、センバツに定着してきた印象がある。昨年度は、「特色のあるチーム」(困難克服校)=八幡浜、「地域に良い影響を与えた」(文武両道)=一関一、というように選出されている。それに習って例年同様、今回も2つのグループに分けて予想を展開してみたい。ここでは前者(札幌藻岩・一迫商・二松学舎沼南・静清工・賀茂)と(金沢泉丘・桜井・高松・佐賀西)に分けてみよう。札幌藻岩と桜井はどちらに入れるか微妙ではある。
前のグループは混戦模様だが、今回の注目点は2点ある。一つは「実業高校の初選出なるか」二つ目は「私立校の初選出なるか」。過去4年間8校、いずれも普通科の公立校。静清工を選出すれば一挙に二つとも解決するがどうだろうか?下馬評が高いのが一迫商。私立校が強い宮城県でここ数年常に上位に勝ち残り昨秋の東北大会でも一勝。今一歩で甲子園と言うキャッチフレーズに一番当てはまる高校だ。私見として「私立は無理だが、実業校はそろそろ選出しておこう」という判断が働くのでは?と考えている。続くのが賀茂。ここも「今一歩で甲子園」というフレーズに充分当てはまり、元女学校でやや地味なイメージがあるので、選出にあたって説得力ある事由があれば選ばれてもおかしくはない。創立30年足らずで伝統というイメージがないのが欠点だが昨夏の駒大苫小牧の全国制覇で俄然注目が上がった北海道の札幌藻岩。例年なら9校中一番不利な印象ながら追い風に乗って選出も考えられる。さて、私立という点では二松学舎沼南が「後一歩で甲子園」に合致する。ここも「伝統」という項目が弱点か?静清工はしばらく前に「甲子園今一歩」ということが何回もあったが、今回は今ひとつアピールするものに欠けているような気がする。
後ろの進学校グループ4校では高松がダントツの前評判。今回地域枠では四国2枠が濃厚なため、その意味でも後押しされそうな勢いだ。佐賀西・金沢泉丘は互角の戦い。あえて言えば地区大会で一勝している佐賀西に分があるか?桜井は元女学校という点が気がかり。選出委員に女性はいるのだろうか?また他の8校はすべて地区大会出場校で、桜井のみ県大会どまりなのも気になるところだ。前記の3校を蹴落として選出されるのはかなり難しそうだ。選出されるとしたら前のグループに入りなにか「困難要因」が評価された時だろう。ただし過去近畿地区は選出されていないのは有利な材料だ。
総合的に考えると高松が有力。これに一迫商、賀茂が続くと見た。地区大会で1勝している佐賀西も高松が落選すればチャンスがある。今回も私立校の選出はないものと見ているが二松学舎沼南も可能性は0ではない。
戦績以外で選出する21世紀枠は非常に予想が難しい。
[ 希望枠 ]
代表候補 | 補欠校候補 |
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秋田経法大付 | 海星 |
< 解説 >
77回大会での「希望枠」の選出方法は、「候補9校について、対象となる昨秋の公式戦4試合の「被塁打数」「与四死球」「失点」「失策数」の4項目を比較する。例えば「失点が最少の高校が9点、2番目に少ない高校が8点、……、失点が最多の高校は1点」という方式で点数をつけ、その合計得点で出場校を決める。」 というものになっている。
希望枠は、明治神宮枠を取った「九州地区」以外の9地区の補欠校の中から防御面に優れた一校が選出されるわけである。4項目のうち入手できた「失点」については下記の参考資料(部長調べ)通りである。(本来は失点をイニング数で割って得点とする)最も「失点が少ない」ということは「失策数」はまだしも「被塁打数」や「与四死球数」も少ないはずである。このデータだけで予想するというのもかなり無茶だが、考察してみる。
部長の予想通りにことが運ぶとして希望枠は各地区補欠1位校から選出される。そうすると秋田経法大付の失点8が最も少ない。続いて海星の10が少ない。昨年希望枠補欠校だった九産大九州は(13)だったのでこのあたりまでは可能性ありといえるだろう。(ちなみに昨年希望枠の秋田商は(5))そうすると札幌藻岩・高松商も十分圏内といえそうだ。立命館宇治はぎりぎりか?逆に慶応・日大豊山は補欠校になってしまったら、選抜への道はかなり難しいといえそうだ。
さて、ここからが希望枠の面白いところだが、一昨年は「旭川実」がまったくのノーマークから一気に選出され、昨年もマークしていなかった九産大九州が補欠校になっている。このことから出来るだけ可能性のあるチームは多めに上げておこう。まず、代表候補ながら補欠校に回った時にも可能性があるのは前橋商。よもやと思うが東海地区は予断を許さないので東邦もあげておくが失点が14と少なく補欠校からの復活選出もありえる。第2グループとして大産大付・東筑紫学園などが16で続く。逆に補欠校になっても希望枠での選出が難しいと予想されるのは市和歌山商・開星などである。ぜひとも地区代表として選出されておきたいところだ。
次にそのほかで、補欠1位校になった時に希望枠選出の可能性が高いチームを見ておく。まず、北海道の鵡川。失点6は強力。しかも札幌藻岩が21世紀枠で選出されると、補欠校1位の最有力候補だ。四国の三本松も9点と有力ライン。ここは高松商との補欠校1,2位争いが注目される。北信越の砺波工、東京の帝京・実践学園も可能性はある。何度も例に出すが、昨年の九州地区のように「希望枠の可能性のあるチームを補欠校1位としておこう」という配慮が働けば?大いにありえる話だ。関東の桐生第一も可能性は残っている。
忘れちゃならないのが東海の静清工。失点6と有力。地区大会でも優勝校・愛工大名電と接戦を演じており、ベスト4進出の2校を退けて補欠校1位に選出され、そして希望枠での代表というウルトラCが決まるかもしれない。補足ながらここで触れておかなければならないのが四国の済美。規定では同一県3校目は補欠校にもなれないはずなので、希望枠での選出は望めない。しかし四国大会の実績ではどう考えても3位なので、もし「1,2位の同県の高校が出場辞退した時は出場できる」保証はしておくべきだと思う。たとえば「希望枠適応外の補欠校1位」とかだ。その場合四国地区は補欠校2位校が希望枠の対象とすればよいと思う。以上部長の私見でした。
総合的に見て秋田経法大付が有力候補であることに間違いはなく、海星も有力。ただし海星は県岐阜商を退けて補欠校1位を勝ち取る事が条件だ。また高松商・三本松の香川県勢もどちらかは有力となる。関東で前橋商が補欠1位になった時も可能性は残る。大外から鵡川・静清工あたりがが補欠校1位に選ばれると、希望枠での選出の可能性が出てくる。
ただし、「失点」は多いが失策数が少ないなど逆転の要素は残るのであくまでこれは「予想」の範囲にとどまる。 とにかく「数字で選出する」枠なので、各地区の補欠1位校が決定した段階で、既に代表校は決定しているわけである。
地区 | 北海道 | 東北 | 関東 | 東京 | 北信越 | 東海 | 近畿 | 中国 | 四国 | 九州 | ||||||||||||||||||||||
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補欠もありうる | 前橋商(9) | 東邦(14) | 市和歌山商(20) 大産大付(16) | 開星(18) | 東筑紫学園(16) | |||||||||||||||||||||||||||
補欠1位予想校 | 札幌藻岩(13) | 秋田経法大付(8) | 慶応(21) | 日大豊山(25) | 新潟明訓(19) | 海星(10) | 立命館宇治(15) | 如水館(19) | 高松商(13) | 宮崎日大(16) (希望枠対象外) 補欠2位予想校 | 鵡川(6) | 盛岡大付(24) | 埼玉栄(20) | 帝京(14) | 砺波工(11) | 県岐阜商(16) | 履正社(30) | 南陽工(18) | 三本松(9) | 佐賀西(17) | (希望枠対象外) 補欠校可能性あり | 北海(6) | 知内(23) 桐生第一(12) | 実践学園(12) | 佐久長聖(20) | 静清工(6) | 相可(15) 倉敷商(14) | 高陽東(22) 華陵(19) *済美(8) | 明徳義塾(14) 長崎南山(21) | (希望枠対象外) |
あとは1月31日を待ちましょう。
つづく
☆☆ 21世紀枠地区推薦校9校。(12月17日決定)☆☆ (一昨年度は9校中7校は的中でした(本命的中も4校)。昨年は9校中6校(本命的中は2校))
北海道 | 東北 | 関東・東京 | 北信越 | 東海 | 近畿 | 中国 | 四国 | 九州
札幌藻岩 | 一迫商 | 二松学舎沼南 | 金沢泉丘 | 静清工 | 桜井 | 賀茂 | 高松 | 佐賀西
| |
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< 解説 >
* 21世紀枠地区推薦校 *
12月17日に地区推薦9校が発表されました。本命予想から札幌藻岩、桜井、賀茂、高松、佐賀西の5校。対抗予想から金沢泉丘、静清工の2校。大穴予想から一迫商、二松学舎沼南、の2校と今年初めて9校とも予想校が推薦されました。成績はよかったですね。
この中では超進学校で金沢泉丘、高松、佐賀西が選出されそれぞれ復活を目指します。二松学舎沼南、賀茂、静清工、一迫商は本当に過去、今一歩で甲子園という高校ばかりなので、21世紀枠の精神にはとてもあっていると思います。札幌藻岩は北海道大会準優勝という実績、桜井は創立100周年以上という歴史が特筆されます。
今回の特色は、桜井を除いて8校とも「地区大会まで進出しているチーム」という点。要するに選考基準のうち「県大会ベスト8以上」という事項は県推薦校にはもちろん有効だが、地区推薦校を選ぶ段階で「県大会どまりだと21世紀枠に選ばれない?」という判断が働いているのでは?と推察できます(邪推?)。もちろん各地区の高野連の
方々も自分の地区から21世紀枠の代表校を出したいはずでしょうから。(あくまで推論です)そういう観点で見てみると「桜井」が21世紀枠代表校に選出されたら「素直にごめんなさい」ですが、地区大会進出校の中でも、地区大会で1勝している2校、「一迫商」「佐賀西」が選出されたら、「21世紀枠の地区大会の実績重視」という本末転倒なことになりかけていると言えるのではないでしょうか。
同情するとすれば「試合結果以外で各高校を比べる」ということがとても難しいということに、選出者側がようやく気づいてきたのかもしれません。
なお、以前高野連から発表された、第75回センバツ高校野球大会21世紀枠選考基準は以下の3点です。これがそのまま適用されていると思います。
1,秋季都道府県大会ベスト8以上
2,他校及びその地域に野球部の活動がよい影響を与えた学校
3,過去の甲子園大会に出場経験のない学校もしくは30年以上出場のない学校
各都道府県・推薦校は以下の通りです。
*北海道*
北海道は未定ですので、便宜的にベスト8進出校を挙げておきます。
駒大苫小牧・札幌藻岩・鵡川・知内・北見工・釧路江南・釧路工・北海
21世紀枠候補・本命 | 21世紀枠候補・対抗 | 21世紀枠候補・大穴 |
---|---|---|
札幌藻岩 | 北見工 | 釧路工 |
< 解説 >
* 21世紀枠 * 3年前は見事「鵡川」が代表枠をしとめ、一昨年は「稚内大谷」があと一歩の21世紀枠補欠校。今年はどうでしょうか?今年のベスト8進出校は昨年と違い、甲子園未経験校があり、また「30年以上甲子園に出場していない高校」もあり混戦模様。
優勝の駒大苫小牧は地区枠で選出が有力なので、準優勝の札幌藻岩に注目が集まる。創立30年足らずの比較的新しい高校なので、若干「選出理由」に欠けるかもしれないが、8校中甲子園経験が無いのは札幌藻岩のみなので、選出に当たっては唯一の利点となる。準優勝という実績とあわせて一番手と見たい。
鵡川・北海はここ5年以内に甲子園に出場しているので選出は難しいと思われる。残りの4校はすべて甲子園出場経験校ながら、知内は平成5年春、釧路工は昭和54年夏、釧路江南は同52年夏、北見工は同47年夏にそれぞれ甲子園に出場している。
このなかでは最後の出場から30年以上経っている北見工が、北海道の中でもなかなか甲子園代表校が出ない地区からの道大会ベスト8ということで有力と思える。釧路工・釧路江南は甲乙付けがたいが、4回甲子園に出場している釧路江南より1回だけ出場の釧路工のほうが人情的には推薦したい気がする。
このところ低迷気味だった北海も好投手が健在で「伝統校」という武器はあるものの推薦校には届かないと見ている。町立、今大会ベスト4と話題性は十分の知内はセンバツ出場からまだ10数年しか経っていないところが最大のネック。しかし話題性は十分なので大逆転選出もありえるかもしれない。<11月28日更新>
各都道府県・推薦校は以下の通りです。<11月22日県推薦校確定>
*東北*
三本木(青森)盛岡四(岩手)横手(秋田)上山明新館(山形)一迫商(宮城)田村(福島)
21世紀・本命 | 21世紀・対抗 | 21世紀・大穴 |
---|---|---|
横手 | 田村 | 一迫商 |
< 解説 >
* 21世紀枠 * 4年前見事「安積」が当選し、昨年も「一関一」が選出された21世紀枠に関しては「名門」ともいえる?東北地区。今回も粒揃いで横一線の争い。進学校では横手(秋田県)は昭和44年に夏の出場経験があるものの30年以上経過しており秋田県内でもなかなか代表校が出ない地域にあり今回は有力か?三本木(青森)も進学校。福島県、岩手県と過去、代表校を出しているので青森県は立場的に有力と思える。やや近年の戦績が見劣りする気もするが横手に勝る選出理由があるかどうか。田村も伝統校で
年末の駅伝で有名。創立80年余の歴史があり野球部も常に県上位に位置し選ばれる可能性はある。上山明新館(山形)は県内有数の大規模校。平成5年の開校で歴史は浅いが野球部の実力は高い。カリキュラムもユニークで話題性はあるかもしれない。
一迫商(宮城)は2年連続の県推薦。近年の戦績はぴか一。今年も東北大会に出場している候補3校(田村・一迫商・横手)のうち初戦を突破しているのは一迫商だけだ。本来の21世紀枠の精神とは異なる気がするがこのメンバーの中では大きな武器かもしれない。盛岡四(岩手)は今年創立40周年と比較的若い高校で、平成6年の夏の甲子園に出場している。選出は非常にきびしいと思える。
各都道府県・推薦校は以下の通りです。<12月2日都県推薦校確定>
*関東・東京*
波崎柳川(茨城)茂木(栃木)高崎東(群馬)所沢商(埼玉)甲府城西(山梨)二松学舎沼南(千葉)実践学園(東京)鎌倉学園(神奈川)
21世紀・本命 | 21世紀・対抗 | 21世紀・大穴 |
---|---|---|
茂木 | 鎌倉学園 | 二松学舎沼南 |
< 解説 >
* 21世紀枠 * 推薦校8校中3校が私立勢となり前回の5校からは2校減。昨年は私立の桐朋が推薦されたが今年はどうか。過去に補欠校も出していないので今年は期待できるかもしれない。波崎柳川(茨城県)は「はさきやながわ」と読み、昭和60年創立のまだ若い高校。しかしながら創立以来高校野球では常に県内上位に位置し甲子園に今一歩という位置にいるのはたしか。今回は県で優勝し関東大会に出場も初戦で惜敗している。茂木(栃木県)は郡部に位置する総合学科を有する高校(もてぎ)と読む。創立80周年を数える進学校だ。地域的な面では21世紀枠の条件によく合っていると思える。甲府城西(山梨県)は平成9年に甲府一商と機山工を統合した形で出来た県下初の総合学科を持つ山梨県では鳴り物入りの高校。スポーツ系の系列もあるので今後野球も強くなっていく可能性はある。 高崎東(群馬県)は昭和58年に創立された比較的新しい高校。所沢商(埼玉県)は私立が強い埼玉県内にあっては県立の雄ともいえる存在で夏は3回甲子園に出場している。最後は昭和58年なので今年で20年ちょっとだ。二松学舎沼南は昭和44年創立の郡部に位置する高校。千葉県内では高校野球の強豪の一つに数えられ今回はチャンスかもしれない。実践学園は中学も持つが超進学校というものではない。都大会でベスト4まで残ったのが評価されるか?鎌倉学園は過去にセンバツに2回出場。最後は昭和44年で十分30年以上は経っている。今回の関東地区の私立3校の中では有力視されている。 <12,8>
各都道府県・推薦校は以下の通りです。<11月26日県推薦校確定>
*北信越*
上田千曲(長野)塩沢商工(新潟)富山工(富山)金沢泉丘(石川)藤島(福井)
21世紀・本命 | 21世紀・対抗 | 21世紀・大穴 |
---|---|---|
藤島 | 金沢泉丘 | 塩沢商工 |
< 解説 >
* 21世紀枠 * 進学校と実業校の一騎打ちの様相。進学校では藤島(福井県)は旧制福井中学からと140年を超える歴史を誇る。東京大学への進学者も多く県内有数の進学校だ。金沢泉丘(石川県)も京都大学進学者が多くこちらも県内有数の進学校。初戦で惜敗しているが北信越大会へ出場している事が有利な点か?夏の出場も(3回)昭和28年が最後のため推薦には問題なかろう。かたや実業高校勢、塩沢商工(新潟県)は商業科と工業系2学科を有し県内では唯一の商工高校。また新潟県中越地震の震源地にも近く、時事的には有力な要素を持つ。上田千曲(長野県)は工業科・商業科の他 2学科を持ち、定時制も有する高校。野球部はここ数年で力をつけ今春・秋ともに北信越大会に進出している。富山工(富山県)も工業校ながら創立80年余りの歴史を持つ伝統校。以上5校の中で過去に「福井県と富山県」に選出が無いだけに藤島が一歩リードか?しかし過去にも無印だった長野日大が推薦された事があり、上田千曲・富山工にも望みはある。<12月1日更新>
各都道府県・推薦校は以下の通りです。<11月22日県推薦校確定>
*東海* <確定>
静清工(静岡)国府(愛知)山県(岐阜)相可(三重)
21世紀・本命 | 21世紀・対抗 | 21世紀・大穴 |
---|---|---|
国府 | 静清工 | 山県 |
< 解説 >
* 21世紀枠 * 未だ21世紀枠で選出された事の無い東海地区。今回もいまいちパンチに欠ける顔ぶれで混沌としている。わりと私立校を推薦する事が多い静岡県は2001年も候補に上がった静清工を再推薦。確かに「甲子園に今一歩」といった点ではまさにその通りで複数のプロ野球選手を輩出しているワリには今まで甲子園出場とは縁が無かった。国府は愛知県としては初めての県立校の推薦校。東海地区では唯一愛知県勢は今まで推薦を受けておらず、いよいよ本命登場と言うところか?国府は昭和50年に夏の甲子園に出場経験があるもののセンバツは出場なし。どんぴしゃ30年経っており選出には障害がないと思える。商業科と普通化を有する高校で普通科の進学率はなかなか良い。山県は分校から独立した
高校で50年余りの歴史を有する。高校野球に関してはそれほど強豪と言う訳ではないが、周辺部に位置する高校なのでそれなりの話題性はありそう。わりと東海地区では選ばれる三重県は古豪相可を推薦。3回の夏の甲子園出場経験があるが最後の出場が昭和58年。今回の選出はちょっと厳しいかもしれない。普通科の他農業系3学科を持ち地域に密着した活動をしている。ただ今年台風被害の出た宮川村に近く困難克服という要素を重く見ると大穴と言えるかもしれない。
今ひとつ決め手に欠ける印象で選出されれば大穴だろう。
各都道府県・推薦校は以下の通りです。<府県推薦校11月30日確定>
*近畿* <確定>
長浜(滋賀)府立工(京都)桜井(奈良)田辺商(和歌山)大商大堺(大阪)三田学園(兵庫)
21世紀・本命 | 21世紀・対抗 | 21世紀・大穴 |
---|---|---|
桜井 | 大商大堺 | 京都府立工 |
< 解説 >
* 21世紀枠 * 過去、21世紀枠には縁の無い近畿地区。今回はどうだろうか?この地区の特色は「超進学校」と言える推薦校が無い事か。長浜(滋賀県)は昭和中期の創立で、もうすぐ30周年の、普通科と福祉科をもつ高校。甲子園には昭和59年の夏に出場しており選抜は出場なし。桜井(奈良県)は女学校が前身で書芸コースというユニークなコースをもち今年で創立100周年を迎える歴史の古い学校。奈良県下ではそれほど野球の強豪といったイメージではないが、今年はチャンスがあるかもしれない。残りの4校は実業高校と私立高校。府立工(京都府)は 工業系5学科を有し、創立40周年あまりの工業高校。地元とのパイプがどのぐらいあるかが推薦のポイントだろう。田辺商(和歌山県)は普通科も有する総合制高校で50年余りの歴史を有する。昭和54年のセンバツに出場しているのでどう評価されるか。私立勢は2校大商大堺(大阪府)はたしかに今まで惜しいところで甲子園を逃がし続けている。野球の実力的には十分合格ラインだと思うが21世紀枠で推薦されるような特色が評価されるかどうか。 三田学園は創立90年を誇る伝統ある学園。6校のうち唯一今回の近畿大会に出場している。(初戦完封負け)センバツは4回出場しており、最後は平成3年度。夏の出場は無いが最後の甲子園出場から10数年しか経っていないというところが大きなネックになりそうだ。
各都道府県・推薦校は以下の通りです。<県推薦校12月2日確定>
*中国* <確定>
推薦校なし(岡山)米子西(鳥取)賀茂(広島)出雲(島根)華陵(山口)
21世紀・本命 | 21世紀・対抗 | 21世紀・大穴 |
---|---|---|
賀茂 | 米子西 | 出雲 |
< 解説 >
* 21世紀枠 * 松江北、隠岐と選出校を輩出している21世紀枠の名門・中国地区(しかも共に島根県)。今回は岡山県が思いっきりよく「推薦校なし」を打ち出し気持ちが良い。ただ岡山東商なら昨年に続いて推薦してもよかったのでは?米子西(鳥取県)は創立100周年も間近の県立校。全身は女学校で10年前まで家政科があった。高校野球もなかなか盛んで甲子園出場こそ無いものの県大会の上位には何度も勝ち進んでいる。出雲は県立の進学校。こちらも80年余りの歴史があり国公立大学に毎年200名ほど入学させている高校。ラグビーも島根県内では有名。ここ4年間中国地区の推薦校はこの両県からしか出ていないので、この2校はチャンスがある。賀茂(広島県)はここ数年力をつけてきて後一歩で甲子園というところにいる。一昨年はセンバツ中国地区の補欠校にもなっているしこの21世紀枠の県推薦校にもなっている(決定は隠岐)。2回目の挑戦という訳だ。こちらも女学校が前身で創立100周年が間近。途中で分裂した西条農は甲子園の経験がある。
華陵(山口県)は対照的に昭和62年開校の英語教育に特色のあるまだ新しい学校。しかしながら高校野球はここ数年力をつけており、県大会では上位に食い込めるようになっている。ただ今年は他の3校が伝統校なだけに厳しい戦いが予想される。
各都道府県・推薦校は以下の通りです。<県推薦校12月2日確定>
*四国* <確定>
高松(香川)今治北(愛媛)徳島北(徳島)室戸(高知)
21世紀・本命 | 21世紀・対抗 | 21世紀・大穴 |
---|---|---|
高松 | 今治北 | 室戸 |
< 解説 >
* 21世紀枠 * 四国地区の4校はいずれも特長のある高校で、どこが選ばれても21世紀枠に当選する可能性があるレベルの高い混戦模様。高松(香川県)は進学校として文武両道の歴史が古く、創立110年を越す全国的に見渡しても歴史のある高校。甲子園は旧制高松中学時代にセンバツ3回、夏4回出場経験がある。しかし最後の出場は昭和9年で復活すれば70年ぶりとなる。今回の4校中唯一四国大会に出場しており(0−8済美)その点でも有利さはある。徳島北(徳島県)は逆に平成9年開校の新設校で国際的に通用する人物の教育力を入れており、特に英語教育に特色がある。野球部もなかなかの強豪で昨夏は県大会準優勝と甲子園に後一歩のところまで来ている。今治北も創立100周年の歴史の古い高校で元は女学校。大正時代には大変珍しい女子の野球部も存在していて推薦されれば話題性はある。室戸(高知県)は創立50周年が過ぎ高知県内では最初に総合学科が設置された県立校。高校野球では好投手が輩出される高校として有名で高知市内勢に対抗する勢力となっている。
各都道府県・推薦校は以下の通りです。<県推薦校12月2日確定>
*九州* <確定>
久留米工大付(福岡)佐賀西(佐賀)佐世保北(長崎)人吉(熊本)大分雄城台(大分)宮崎北(宮崎)鹿児島工(鹿児島)八重山商工(沖縄)
21世紀・本命 | 21世紀・対抗 | 21世紀・大穴 |
---|---|---|
佐賀西 | 鹿児島工 | 人吉 |
< 解説 >
* 21世紀枠 * 進学校あり、新設校あり、私立校ありとバラエティに富んだ高校が集まった。佐賀西は旧制佐賀中学の流れを汲む創立120周年を数える伝統校。また、佐賀県きっての進学校でもあり九州大学にも大勢毎年合格者を出している。イメージ的には過去選ばれた「松江北・柏崎」に通じるものがある。甲子園は夏の大会に過去7回出場。最後は佐賀高校時代の昭和33年と、45年以上は甲子園の土を踏んでいない事になる。今回の推薦校8校のうち九州大会出場校は4校。初戦突破(鹿児島工も)でベスト8入りしているのは佐賀西だけ。有利な点は多い。佐世保北(長崎県)は創立50周年あまりの県立では珍しい、中高一貫の県立佐世保中学も有する進学校。特色ある教育という面では話題性はある。人吉(熊本県)は熊本県郡部に存在する
創立80周年あまりの進学校。地理的条件はよいが今一押しの要素があるか?大分雄城台(大分県)は昭和40年代設立の比較的新しい高校。ハワイからの留学生の受け入れなど工夫が見られる。大学進学者も多い。宮崎北(宮崎県)は文部科学省のスーパーサイエンスハイスクールにも選ばれている進学校。野球部は県内ではベスト8にたびたび名を連ねている。佐賀西が選ばれないとなると俄然注目度があがる。鹿児島工(鹿児島県)は創立100周年を迎えた伝統ある工業高校。昨年度まで文部科学省指定の「ものづくり学習振興支援事業」の指定校に選ばれ県内の工業高校を引っ張る存在となっている。八重山商工(沖縄県)はその名の通り商業科・工業系2学科に人文科も有する総合高校。もうすぐ創立40周年を迎える。久留米工大付(福岡県)は来年「祐誠高校」と校名変更も決まり
久留米工大付としては最後の3ヶ月。ハンドボールが有名だが工業系学科のほかに進学コースも有する私立高校。8校中、進学校が有利と思うが、鹿児島工、八重山商工も可能性はある。
< 12月17日9地区推薦校決定予定です >
第85回夏の甲子園大会 | 第75回センバツ大会 | |||
---|---|---|---|---|
第84回夏の甲子園大会 | 第74回センバツ大会 | 第83回夏の甲子園大会 | 第73回センバツ大会 | 第82回夏の甲子園大会 |
第72回センバツ大会 | 第81回夏の甲子園大会 | 第71回センバツ大会 | 第80回夏の甲子園大会 | 第70回センバツ大会 |
年 | センバツ出場校予想 | センバツ大会勝敗予想 | 夏の大会出場校予想 | 夏の甲子園大会勝敗予想 |
---|---|---|---|---|
1998年 | 94.4%(36校中34校) | 82.9%(35試合中29試合) | 70.9%(55校中39校) | 66.7%(54試合中36試合) |
1999年 | 93.8%(32校中30校) | 54.8%(31試合中17試合) | 75.5%(49校中37校) | 62.5%(48試合中30試合) |
2000年 | 90.6%(32校中29校) | 67.7%(31試合中21試合) | 69.4%(49校中34校) | 66.7%(48試合中32試合) |
2001年 | 88.2%(34校中30校) | 63.6%(33試合中21試合) | 61.2%(49校中30校) | 66.7%(48試合中32試合) |
2002年 | 87.5%(32校中28校) | 61.3%(31試合中19試合) | 61.2%(49校中30校) | 77.1%(48試合中37試合) |
2003年 | 85.3%(34校中29校) | 63.6%(33試合中21試合) | 59.2%(49校中29校) | 54.2%(48試合中26試合) |
2004年 | 87.5%(32校中28校) | 77.4%(31試合中24試合) | 73.5%(49校中36校) | 72.9%(48試合中35試合) |
2005年 | 90.6%(32校中29校) |
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