BALL第79回センバツ高校野球大会代表校はどこだ!?BALL



 第79回センバツ大会 32代表はどこだ!

参考・第37回明治神宮大会の結果

参考・第78回大会の結果     参考・第77回大会の結果    


☆☆ 3月23日開幕です! ☆☆(3月15日組み合わせ抽選)

 
第79回センバツ代表校32校決定!! 近畿6校目は「県和歌山商」!!

・・・出場32校紹介・・・(32校中30校的中)
地区名県名代表校コメント回数
21世紀山梨都留

宮崎都城泉ヶ丘
北海道
旭川南
東北宮城仙台育英6年ぶり9回

福島聖光学院
関東千葉千葉経大付

栃木佐野日大13年ぶり3回

神奈川日大藤沢9年ぶり3回

群馬桐生第一3年ぶり3回

千葉成田2年連続2回
東京
帝京11年ぶり13回
北信越新潟日本文理2年連続2回

長野創造学園大付
東海静岡常葉菊川3年ぶり2回

岐阜中京4年ぶり5回
近畿兵庫報徳学園3年ぶり16回

大阪大阪桐蔭3年ぶり3回

兵庫市川

滋賀北大津2年連続2回

大阪北陽13年ぶり8回

滋賀県和歌山商70年ぶり3回
中国広島広陵3年ぶり21回

岡山関西3年連続9回

山口宇部商2年ぶり7回
四国高知高知6年ぶり14回

愛媛今治西7年ぶり9回

高知室戸
九州熊本熊本工3年ぶり20回

福岡大牟田

鹿児島鹿児島商21年ぶり12回

佐賀小城
希望枠岐阜大垣日大

ついでに補欠校予想と結果
地区北海道東北関東東京北信越東海近畿中国四国九州21世紀希望枠
予想駒大岩見沢
北照
八戸工大一
盛岡大付
都留
富士学苑
桜美林
修徳
星稜
福井工大福井
大垣日大
海星
智弁和歌山
東洋大姫路
華陵
盈進
香川西
徳島商
福岡工大城東
自由が丘
都城泉ヶ丘
成章
桜美林
補欠校北海道栄
駒大岩見沢
八戸工大一
盛岡大付
浦和学院
富士学苑
桜美林
八王子
星稜
福井工大福井
(大垣日大)
海星
近江
東洋大姫路
華陵
盈進
香川西
徳島商
福岡工大城東
八重山商工
成章
釧路江南
浦和学院
的中










一位と二位の入れ替えは△で表示(14勝7敗2分)

選出の感想

<21世紀枠>
都留が一位で選出されたようです。前評判は高かったので、納得感はありますね。もう一校は都城泉ヶ丘と成章が激しく争ったようで(朝日新聞報)最後は「初出場」ということが決め手となって「都城泉ヶ丘」となったということです。愛知県としてはなんとか成章をもぐりこませて、愛知県勢選出「0」を防ぎたかったでしょうがかないませんでした。やはり前年21世紀枠補欠校だった成章は、選出の俎上に上がってきたようです。華陵はやはり「創立年数」が足りないのでしょうか?今年度新たに「釧路江南」が補欠校となり来年度以降に希望がもたれます。
 
<北海道>
旭川南で順当。しかし補欠一位が北海道栄というのはノーマークでした。希望枠3位なので、希望枠狙い?ともとれますね。駒大岩見沢は不祥事の関係で2位に抑えられた(朝日新聞報)ということです。
<東北>
仙台育英・聖光学院と順当でした。補欠校も予想した2校で順当だと思います。補欠校2位の盛岡大付を読み切れたのはうれしいです。
 
<関東>
ベスト4の4校、千葉経大付・佐野日大・日大藤沢・桐生第一、は順当。都留が21世紀枠で選出されていたので、5校目も成田となり東京の桜美林に投手力の差で上回り選出されました。(朝日新聞報)事前に浦和学院に触れているメディアは見当たりませんでしたが、部長のにらんだとおり富士学苑を抑えて補欠一位となり、希望枠も2点差の2位と惜しいところまで行きました。
 
<東京>
帝京は順当。準優勝の桜美林は関東地区5校目の成田を上回らないという評価だったようです。
 
<北信越>
順当に日本文理・創造学園大付の2校でした。星稜は事前の不祥事の影響もあったのか?選出されませんでした。
 
<東海>
常葉学園菊川・中京の2校は予想通り。補欠校も予想通りでした。愛知県勢選出はありませんでした。
 
<近畿>
ベスト4の報徳学園・大阪桐蔭・市川・北大津は予想通り。5校目も予想通り北陽。6校目、近江も智弁和歌山も投手力が弱いなあと思っていたのですが、近江と県和歌山商の最終比較で、「実力は互角。あとは地域性」(朝日新聞報)と、ここで伝家の宝刀が抜かれ「初戦負けからの選出」となったわけです。県和歌山商の選出は、今年度一番のサプライズ選出といってよいでしょう。
ただ、県和歌山商の選出を「逆転選出」と書いていたメディアがありましたが、直接対決で4−0智弁和歌山と勝っているので、「逆転選出」と言い切ることには違和感を覚えます。  
<中国>
広陵・関西の2校は順当な結果です。3校目は宇部商となり四国4校目の香川西を上回ると判断されて選出されました。
 
<四国>
順当に高知、今治西の2校。3校目は投手力で室戸がうれしい初選出。4校目は徳島商との争いを香川西が制したものの宇部商との比較では敗北でした。
 
<九州>
熊本工・大牟田・小城・鹿児島商は順当。福岡工大城東の補欠一位も予想通りでしたが、八重山商工の補欠校二位は可能性は考えていましたが、意外でした。
 
<希望枠>
下馬評どおり大垣日大が選出されました。希望枠補欠校の浦和学院とは2点差ということです。3位は北海道栄4位桜美林5位華陵。
 
{ 総合 }
今回もおおむね予想通りの選出がなされた気がします。全国的に「実力優位校を選ぶ」という流れは、主流になりつつあります。(21世紀枠の2校も共に地区大会で勝ち星を挙げている上位3校中の2校)しかし近畿地区で「地域性」が選出の決め手となったことと「伝家の宝刀」は近年では近大付(75回)・智弁和歌山(72回)についで10年間で3回目なので、つい忘れがちになってしまっていますが、「近畿地区はいろいろ起こる」ということを改めて感じさせられました。
今回外したのは「都城泉ヶ丘」「県和歌山商」の2校でしたが、「めちゃくちゃ意外」という感覚ではなくあるかもしれないという印象でした。今回の残念賞は成章と近江でした。それに地区大会初戦敗退ながら希望枠補欠校にまで食い込んだ浦和学院でしょうか?総失点「6」が「4」だったら大垣日大と同点でした。
**今回の教訓***
 近畿には伝家の宝刀あり。希望枠に引っかかる補欠一位校はあらゆる可能性をリサーチすべし!


無責任に代表校32校はここだ!(昨年は32校中30校的中)
ブロック出場確実出場有力
補欠校か?
21世紀=2
華陵都留
都城泉ヶ丘成章
北海道=1旭川南
駒大岩見沢北照
東北=2仙台育英聖光学院
八戸工大一盛岡大付
関東=4+1千葉経大付佐野日大日大藤沢桐生第一成田

都留富士学苑
東京=1帝京
桜美林修徳
北信越=2日本文理創造学園大付
星稜福井工大福井
東海=2常葉菊川中京
大垣日大海星
近畿=6報徳学園大阪桐蔭市川北大津北陽近江
智弁和歌山東洋大姫路 
中国=2+1広陵関西宇部商
華陵盈進
四国=2+1高知今治西室戸
香川西徳島商
九州=4熊本工大牟田小城鹿児島商
福岡工大城東自由ヶ丘
希望枠=1
大垣日大
桜美林(駒大岩見沢・成田・浦和学院)

この色はボーダーラインと思える高校



各地区予選の結果
ブロック優勝校2位ベスト4ベスト8
北海道=1旭川南駒大岩見沢北海道栄・北照釧路江南・北海学園札幌・虻田・恵庭北
東北=2仙台育英聖光学院八戸工大一・東北秋田中央・日大東北・光南・盛岡大付
関東=4+千葉経大付佐野日大桐生第一・日大藤沢成田・都留・富士学苑・明秀日立
東京=1+帝京桜美林八王子・修徳創価・国学院久我山・明星・府中工
北信越=2日本文理創造学園大付星稜・福井工大福井北越・福井商・富山商・長野日大
東海=2常葉菊川中京大垣日大・海星愛工大名電・浜松工・東邦・中京大中京
近畿=6報徳学園大阪桐蔭市川・北大津東洋大姫路・北陽・智弁和歌山・近江
中国=2+広陵関西宇部商・華陵柳井商・盈進・崇徳・西京
四国=2+1高知今治西室戸・徳島商丸亀城西・川之江・香川西・高松一
九州=4熊本工大牟田小城・鹿児島商福岡工大城東・自由ヶ丘・八重山商工・都城泉ヶ丘

*関東・東京で6枠、中国・四国で5枠。明治神宮大会優勝地区=四国地区は神宮枠「1」がプラスされます。1月23日ごろに選出されます。

[ 北海道 ]

北海道地区・予想(昨年枠=1+1)
代表候補補欠校1位候補補欠校2位候補
旭川南駒大岩見沢北照

< 解説 >

 優勝した旭川南は落とす理由がなく当確。希望枠候補となる補欠校1位には準優勝の駒大岩見沢が選出されそう。補欠2位はベスト4に残った北海道栄北照の争い。ともに好投手を擁し実力伯仲だが、旭川南に準決勝完封負けがひびき強打の北照と読んだがどうか?旭川南に1点差負けの釧路江南も浮上の目はある。

[ 東北 ]

東北地区・予想(昨年枠=2)
代表候補代表候補補欠校1位候補補欠校2位候補
仙台育英聖光学院八戸工大一盛岡大付(修正)  

< 解説 >

 優勝の仙台育英と準優勝の聖光学院が順当に選出されそう。仙台育英は夏の大会も出場しており快速エース佐藤の出来次第で甲子園でも上位が期待できる。聖光学院は攻撃陣も力があり甲子園でも活躍できる戦力。補欠校争いは微妙だが、補欠一位は八戸工大一が県一位校ということと宮城県が仙台育英でほぼ決まりということから有力か?同じベスト4の東北も実力は高く逆転も考えられる。ほかに秋田中央・鶴岡東・日大山形などが話題には挙がるだろう。

東北の辞退によって補欠校2位は秋田中央・光南・日大東北・日大山形・鶴岡東・盛岡大付で争うものと思われる。この中では優勝した仙台育英に1−2と善戦の秋田中央と準優勝の聖光学院に3−6の盛岡大付が有力。ともに県大会2位校でほとんど互角ながら、東北地区大会で2勝している盛岡大付がわずかに勝るか?

加筆修正 1月19日、東北の推薦校辞退がありましたので修正しました。

[ 東京 ]


東京地区・予想(昨年枠=2)
代表候補補欠校1位候補補欠校2位候補
帝京桜美林修徳  

< 解説 >

 3年間「1枠」が続き、昨年「2枠」となった東京。今回も関東地区との1枠争いとなるが、どういう結果になるか。優勝の帝京は昨夏の甲子園でも活躍の2投手が残り戦力は充実。打線にも力があり甲子園でも活躍が期待できる。2番手は準優勝の桜美林。投攻守にバランスがとれた好チーム。3番手・4番手はベスト4の2校とベスト8の八王子・修徳・明星の争いになるが、準決勝1−11とコールド負けの八王子は苦しく修徳が浮上。明星と差はないが修徳が補欠校に滑り込みか。

[ 関東 ]


関東・予想(昨年枠=4)
代表候補代表候補代表候補代表候補代表候補補欠校1位候補補欠校2位候補
千葉経大付佐野日大日大藤沢桐生第一成田都留富士学苑  

< 解説 >

今回もベスト4に進出した4チームは問題なく選ばれそう。優勝した千葉経大付は昨夏の甲子園にも出場。丸投手が投打に活躍、関東大会初優勝の原動力となった。準優勝の佐野日大は打撃のチーム。成田の唐川投手を攻略したのは自信になったはず。1年生エースの出井の出来が甲子園での鍵となりそうだ。ベスト4の2校のうち日大藤沢は初戦で好投手・赤坂を擁する浦和学院を破ったのが大きく、神奈川2位校からのベスト4入り。やや非力の打線を強化したい。もう一校の桐生第一は投打に平均的な戦力だが毎年秋の関東大会に強く今年もベスト4入りでセンバツは当確とした。
5校目は成田・都留の比較になりそうだが、ともに唐川・小林と速球派の好投手を持ちともに1点差負けと戦績は似ている。ただ昨年もセンバツで活躍し、県一位校の成田がわずかにリードか?都留は21世紀枠の可能性もあり21世紀枠で選ばれると成田で決まり。これに富士学苑・浦和学院・花咲徳栄などが続く。
さて、関東・東京6校目の比較は東京・桜美林と関東・成田の間で行われそう。その場合、好投手・唐川を擁する成田がやや上回り、もし桜美林と都留の比較でも都留が浮上しそうな気配。関東6番目のイスは今回は関東が取りそうだ。

[ 北信越 ]


北信越地区・予想(昨年枠=2)
代表候補代表候補補欠校1位候補補欠校2位候補
日本文理創造学園大付星稜福井工大福井  

< 解説 >

新潟県勢が優勝するときが来るとは、ややビックリ。今まで初戦全滅が多かっただけに、レベルが上がってきていると思われる。優勝の日本文理は昨年も投げていた栗山が主戦となり、持ち前の強力打線とうまく噛み合って頂点を極めた。甲子園ではエース栗山の調整具合が鍵。準優勝の創造学園大付はエースの赤羽が原動力。打線も決勝以外はよく援護し福井工大福井・福井商と強豪二校を破って決勝進出を決めたのは評価される。ベスト4の2校のうち星稜は好投手高木・高橋の2枚を持ち打線もしぶとい。代表校争いにも絡みそうだが、日本文理との準決勝が9−12と乱打戦だったことから投手力は創造学園大付が上回ると判断され補欠一位に落ち着きそう。補欠2位校は福井工大福井が総合力はあり順当に決まりそうだ。完封試合が一試合もないなど、やや北信越地区のレベルの低下が感じられた。また、福井県勢が2年連続してセンバツを逃しそうで、各県のレベルの変化も感じられた。

[ 東海 ]


東海地区・予想(昨年枠=2)
代表候補代表候補補欠校1位候補補欠校2位候補
常葉菊川中京大垣日大海星  

< 解説 >

優勝の常葉菊川はやや不安視されていた投手力がエースの田中・戸狩と東海大会では好投。看板の強力打線とあいまって見事勝ち進んだ。準優勝の中京は総合力では常葉菊川を凌ぐと思われたが左腕投手に弱い弱点が顔を出し準優勝にとどまった。小亦・川口の2枚看板は甲子園でも充分戦える戦力。代表二校はこの二校で決まりそうだが、補欠一位候補の大垣日大は元東邦の阪口監督が就任以来ついにここまで勝ち残った。希望枠に引っかかるかどうか。補欠二位はベスト4の海星中京大中京の比較になるが接戦とはいえ大逆転負けの中京大中京も印象はあまり良くなく順当にベスト4の海星が選出される可能性がわずかに高い。
東海地区も愛知県勢がベスト4に残らず、岐阜県の台頭もあり勢力地図に変化が生じてきているかもしれない。

[ 近畿 ]


近畿地区・予想(昨年枠=6)
代表候補代表候補代表候補代表候補代表候補代表候補補欠校1位候補補欠校2位候補
報徳学園大阪桐蔭市川北大津北陽近江智弁和歌山東洋大姫路  

< 解説 >

 今年も6校選出される近畿地区。今年は5校目、6校目の選出が予想しずらい。優勝した報徳学園は1年生エースの近田投手の活躍で5年ぶりの優勝。打線も力強く甲子園でも期待できる戦力。、準優勝の大阪桐蔭中田選手が目立つが投手力も粒ぞろいで、打線が援護できれば甲子園でも優勝を狙える戦力。センバツの目玉になりそうなチームだ。ベスト4のうち市川は準々決勝で智弁和歌山をコールドで下し、周囲を驚かせた。投打にバランスが良く、見かけ以上に強いチームと見た。もう一校のベスト4の北大津は準決勝で0−7の敗退も、準々決勝で東洋大姫路に7−6と競り勝ったのが大きくセンバツ当確。波のある投手力を整備できるか?
さて、ここからが難しい。準々決勝進出の4校の比較となると北陽がまず浮上しそうだ。プラス材料というよりも、コールド負けなど大きなマイナス材料がないことが有利。6校目は智弁和歌山・東洋大姫路・近江の比較になるが、まず、選出規定で「同一県の3校目は21世紀枠以外ダメ」という取り決めがあったような気がする。(確認してなくてすみません)そうすると東洋大姫路は残念ながら補欠校2位以下となる。(希望枠の芽がある補欠一位校にもなれないはず)消去法で残った智弁和歌山・近江の比較では打力・地域性では智弁和歌山がやや上回ると思うが、「投手力」でみると近江に分がありそう。また「県一位校」というプラス材料もあり、近年の地域性より戦力(特に投手力)という流れから6校目は近江と予想しておこう。ただ、番狂わせで初戦敗退ながら県和歌山商・郡山の目も考えておく価値はある。どちらかが補欠2位校に選出されることは十分考えられる。

[ 中国 ]

中国地区・予想(昨年枠=3)
代表候補代表候補代表候補補欠校1位候補補欠校2位候補
広陵関西宇部商華陵盈進  

< 解説 >

 優勝した広陵は春に強い伝統どおり3年ぶりの優勝。主戦の野村が安定しておりバランスの良いチームに仕上がった。準優勝の関西も甲子園経験豊富な中村投手が健在で単打をつなぐ打線と息が合えば、甲子園でも活躍しそうだ。ベスト4の宇部商・華陵は中国地区が3枠になると1校浮上する。その比較になると直接対決を10−3と制し、岡山県一位校でもある宇部商がわずかに有利か?華陵は4番手となりそうだが、21世紀枠の可能性は残る。華陵が21世紀枠で選出されると補欠1位校選定が難しい。ベスト8進出の盈進・西京・崇徳・柳井商の争いだが、実力のあった崇徳がコールド負けのため残りの3校で争うだろう。ほとんど差はないが 戦績からいって盈進が一番手か?柳井商・西京の比較では直接対決で勝っている西京がわずかにリードか?

[ 四国 ]

四国地区・予想(昨年枠=2)
代表候補代表候補代表候補補欠校1位候補補欠校2位候補
高知今治西室戸香川西徳島商  

< 解説 >

四国はここ2年2枠だったが、今年も準決勝のスコアから見て中国地区が3枠になりそう。2枠の場合は決勝戦進出の2校ですんなりと決まりそうだったが、明治神宮大会で高知が優勝したため+1枠となり、にわかに3校目選びが難しくなってきた。優勝の高知は投打にバランスがとれ、隙の少ないチーム。チームワークもよく甲子園でも期待できる。準優勝の今治西は昨夏も注目された好投手の熊代を打線が盛り立て、投手陣ががんばれば楽しみなチームだ。投打に中心の熊代がマークされたときの戦い方を確立させたい。さて問題の3番手はベスト4の2校がともにコールド負け。それによりベスト8の4校も加えた中から選出されそうだ。 ベスト4組の室戸は21世紀枠地区代表に選ばれていれば今回は有力だったと思われる。準決勝0−7高知というスコアがどう評価されるか。もう一校徳島商は0−13今治西というかなり悪印象。徳島県1位校ということがプラス材料だがどうか?ベスト8組の中では香川西が一番手か?8回まで1−0今治西とリードしていたのが評価されると逆転で3校目を射止める可能性がある。これに丸亀城西・川之江が続くと見られる。

[ 九州 ]

九州地区・予想(昨年枠=4)
代表候補代表候補代表候補代表候補補欠校1位候補補欠校2位候補
熊本工大牟田小城鹿児島商福岡工大城東自由ヶ丘  

< 解説 >

地区枠は例年通りの4枠。ことしはベスト4の4校で順当に落ち着きそうだ。優勝した熊本工は昨夏甲子園で投げた隈部が健在。打線も細かい攻めが得意でうまく噛み合えば甲子園でも活躍しそう。準優勝の大牟田は高校駅伝で有名。あまり強さが感じさせないが、県大会決勝で福岡工大城東を下すなど、快進撃で九州大会準優勝まで上り詰めた。エースの阿部の粘投が鍵。ベスト4の小城も久々に甲子園に戻ってきそうだ。県大会決勝から佐賀商・神村学園・福岡工大城東と強豪を打ち破りベスト4入り。粘り強いチームカラーが持ち味だ。鹿児島商も全員野球の好チームで復活。特に目立つ選手はいないがこちらも粘りが身上のチームカラーだ。
補欠校は福岡工大城東が一番手。これに自由ヶ丘が続きそうだ。ただ福岡県2校が続くのを避ける動きが出ると八重山商工・都城泉ヶ丘も浮上。ほかに九州学院・神村学園も実力が高く、補欠校二位を争うと見られる。

[ 21世紀枠 ]

21世紀枠・予想(昨年枠=2)
代表候補代表候補補欠校1位候補補欠校2位候補
華陵都留都城泉ヶ丘成章  

< 解説 >

 21世紀枠も7年目を迎え、近年実業系の学校が2年連続で選出されるなどやや変化してきている印象がある。昨年度は、「特色のあるチーム」(困難克服校)=真岡工、「地域に良い影響を与えた」(文武両道)=金沢桜丘、というように選出されている。それに習って例年同様、今回も2つのグループに分けて予想を展開してみたい。ここでは前者(上山明新館・武生商・成章・県和歌山商・華陵)と後者(釧路江南・都留・高松一・都城泉ヶ丘)に分けてみよう。(・・多少異論はあると思うが)

前者の5校を眺めてみると成章は甲子園経験があり、地区大会にも出場していないことから、前年補欠校(2位)、というプラス材料はあるものの今回他校を圧倒するようなインパクトある理由があるかどうか。今回も補欠校どまりと予想する。同様に地区大会に出場していない武生商も競合する県和歌山商と比較すると、突出した理由があるかどうかが選出の分かれ目になりそう。上山明新館・華陵はイメージが似ていて、困難克服と文武両道のどちらでもアピールできるものの、ともに創立30周年以内と歴史が浅いということがネックにならないかが心配。過去、一迫商の昭和48年創立が21世紀枠選出校の一番歴史の浅い学校だと思うが、この2校はともにそれより歴史が浅く、選出されるとしたら高野連の英断が必要になる。

まとめると華陵が21世紀枠選出理由とは直接関係無いが、地区大会ベスト4という9校中最高の戦績を誇り歴史の浅い学校もOKという高野連の英断があれば有望。このところの実業高校選出の流れと近畿地区未選出という事実から歴史もある県和歌山商が続くのではと読んでいる。上山明新館はダークホース。昨年の真岡工のように地区の盛り上がりがあれば可能性はある。
後者のグループは混戦模様。特に都留・都城泉ヶ丘は地区大会で1勝しており互角の戦績。部長の感覚で投手力でやや都留、過去の選出の流れ(3回目の県推薦校+九州地区3年連続補欠校どまり)でやや都城泉ヶ丘というところで、どちらが重要視されるかだろう。釧路江南も侮れない。北海道地区は過去鵡川しか選出されず、釧路江南は昨年に続いて2回目の地区推薦。戦力は昨年のほうが高かったと思うが前者のグループで特出する高校が出なければ「困難克服」で選出される裏技も考えられる。高松一も復活が待たれる高校であるが、2年前の高松に比べるとややインパクトが弱く、今回は厳しいのではないか?
 まとめると都留・都城泉ヶ丘が互角。釧路江南も可能性はある。
 

さて、総合的に見ると地区大会最高成績の華陵がやや有力。これに文武両道で「東西」のバランスで都留が続くと見た。いままで東西から一校づつとうまく分かれていたので有力校の華陵・都城泉ヶ丘・県和歌山商はどこか一チームしか選出されない可能性が強いと思う。そう考えると釧路江南・都城泉ヶ丘または上山明新館・都城泉ヶ丘のペアも可能性はある。
 今回の注目は、1、歴史の浅い高校が選出されるか?2、昨年に続いての地区推薦校(釧路江南・成章・県和歌山商)は以前の「八幡浜」のように「2度目の正直」があるかどうか?3、初年度「安積」以来となる、成章・武生商の「地区大会未進出校」の6年ぶりの選出があるか?4、3年連続補欠校どまりの「九州地区」(清峰・佐賀西・徳之島)が今回はどうなるか?5、未選出の東海・近畿(成章・県和歌山商)から初選出なるか!?など、いろいろ見所は多い。 
 

[ 希望枠 ]

希望枠・予想(昨年枠=1)
代表候補補欠校候補
大垣日大桜美林(駒大岩見沢・成田・浦和学院)  

< 解説 >

 79回大会での「希望枠」の選出方法は前年と変わらず、「候補9校について、対象となる昨秋の公式戦4試合の「被塁打数」「与四死球」「失点」「失策数」の4項目を比較する。例えば「失点が最少の高校が9点、2番目に少ない高校が8点、……、失点が最多の高校は1点」という方式で点数をつけ、その合計得点で出場校を決める。」 というものになっている。  

希望枠は、明治神宮枠を取った「四国地区」以外の9地区の補欠校の中から防御面に優れた一校が選出されるわけである。4項目のうち入手できた「失点」については下記の参考資料(部長調べ)通りである。(本来は失点をイニング数で割って得点とする)最も「失点が少ない」ということは「失策数」はまだしも「被塁打数」や「与四死球数」も少ないはずである。このデータだけで予想するというのもかなり無茶だが、希望枠初年度の旭川実がノーマークだった反省から広く予想しておくと結構的中するので今年も広く考察してみる。
 

昨年は「大本命」に推しておいた一関学院が的中するも、一昨年は三本松をはずしておりあくまで目安である。さて、各地区の代表校が部長の予想通りにことが運ぶとして希望枠は各地区補欠1位校から選出される。そうすると今年は大垣日大の失点5が最も少ない。続いて桜美林の11が少ない。その次は駒大岩見沢の12となる。部長の予想通りことが進めばこの3校の中からの選出が有力。特に失点5と突出する大垣日大の優位は動かないだろう。

次に部長の予想がはずれて(例年3〜4校はずす)補欠校一位が動いたときのことを考えてみる。今年は特に「都留・華陵」が21世紀枠に選出されると雪崩を打ったように補欠一位校が入れ替わるので、幅広い予想が必要となる。下の表を見てもらうと、やはり大垣日大の(5)最小失点だが、過去希望枠は(旭川実9、秋田商5、三本松9、一関学院5)といずれも失点一桁のところが選出されているので、多少余裕も考えて(11)以下を対象に見てみよう。まず盛岡大付は(9)。東北地区補欠校1位になると可能性が出てくる。(実際、八戸工大一を逆転することは考えにくいが・・) 修徳も(9)。東京から2校選出されると修徳が東京地区補欠1位校になる可能性が高いが、同一都道府県一般枠3校選出は禁止条項から、帝京・桜美林が選出されると「東京地区補欠一位校は希望枠の対象から外れる」(昨年度参照)よって修徳にはチャンスがない。また、近畿・中国は多少一般枠選出校が変わっても希望枠には引っかからないみたいだ。九州地区は都城泉ヶ丘が(10)で補欠校一位にもぐりこめれば、チャンスが出てくるかもしれない。

さて、問題は関東地区。@成田が補欠一位に回ったとき。

 関東地区が5校となった場合、成田と都留はどちらが選出されるか微妙である。都留が5校目に選出され成田が補欠一位に回ることも十分考えられる。成田は(6)。そうなるとかなり有力な希望枠候補となりうる。
 

A都留が21世紀枠で選出され、成田が5校目で選出されたとき。

もちろん、この場合も順当なら関東大会で1勝している富士学苑(11)が補欠一位になりそうだが、浦和学院が補欠校一位になる可能性もないことはない。もちろん、関東大会で初戦敗退の浦和学院が選出されることは少ないと思うが、ことは「代表校」ではなく「補欠校一位」への選出である。よって、ないことはないと思えてくる。根拠は埼玉県一位校ということ(これは富士学苑と一緒)そして富士学苑は1−6日大藤沢に対して、浦和学院は3−4日大藤沢というスコアの存在だ。
 ここを重要視する理論が成り立つと富士学苑を差し置いて浦和学院が補欠校一位に選出される可能性が出てくる。浦和学院は(6)。十分大垣日大と対抗できそうだ。午前中に都留が21世紀枠で選出されるとにわかに現実味を帯びてきそうだ。
 そうは言っても、総合的に見てどのチームが補欠一位になっても「総失点数」は大垣日大が「5」で最有力であることには変わりなく、場合によって成田・都城泉ヶ丘・浦和学院あたりも絡んできそうだ。
ただし、「失点」は多いが失策数が少ないなど逆転の要素は残るのであくまでこれは「予想」の範囲にとどまることをお伝えしておく。 

東北が推薦校辞退のため修正してあります
内容に誤りがありましたので、訂正してあります。(1月21日)

補欠校予想と公式戦最近4試合の失点
地区北海道東北関東東京北信越東海近畿中国四国九州
補欠もありうる

成田(6)
創造学園大付(15)
北陽(21)
近江(15)
宇部商(13)

補欠1位予想校駒大岩見沢(12)八戸工大一(14)都留(13)桜美林(11)星稜(19)大垣日大(5)智弁和歌山(28)華陵(14)対象外福岡工大城東(25)
補欠2位予想校北照(15)盛岡大付(9)富士学苑(11)修徳(9)福井工大福井(15)海星(13)東洋大姫路(17)盈進(13)対象外自由ヶ丘(17)
補欠校1位可能性あり
秋田中央(17)明秀日立(32)
浦和学院(6)
花咲徳栄(17)
桐光学園(14)
常磐大高(22)
八王子(23)


柳井商(21)
西京(20)
対象外都城泉ヶ丘(10)
八重山商工(17)
九州学院(15)

あとは1月26日を待ちましょう。


以下は21世紀枠各地区推薦校の予想です。

☆☆ 21世紀枠地区推薦校9校。(12月15日決定)☆☆ (一昨年度は9校中6校は的中でした(本命的中も2校)。昨年は9校中9校(本命的中は7校))

21世紀枠候補・地区推薦校9校
北海道東北関東・東京北信越東海近畿中国四国九州
釧路江南上山明新館都留武生商成章県和歌山商華陵高松一都城泉ヶ丘

< 解説 >
予定通り、12月15日に21世紀枠候補校9校が発表になりました。今回も予想に挙げた本命が7校当たりだいぶ思考回路が高野連に似てきたようです。ただ上山明新館はまだしも、武生商はノーマークでした。
 今回の特徴も、やはり、地区大会出場校が選出される度合いが高いこと(9校中7校)とその中でも上位進出校が推薦される可能性が高いようです。また前年度の推薦校が3校(釧路江南・成章・県和歌山商)再推薦されたことも特徴といえるでしょう。また県の推薦も何度も挙げれば可能性は高まるようです。(上山明新館・華陵=2回目の県推薦)
 ただ、2年連続で私立校の地区推薦が0だったことは「いいのかなあ?」と思います。豊後大野連合も見てみたかったですね。
   今年はこれで予想は終了です。年が明ければ一般枠の代表候補から予想を再開したいと思っています。

なお、以前高野連から発表された、第75回センバツ高校野球大会21世紀枠選考基準は以下の3点です。これがそのまま適用されていると思います。
1,秋季都道府県大会ベスト8以上
2,他校及びその地域に野球部の活動がよい影響を与えた学校
3,過去の甲子園大会に出場経験のない学校もしくは30年以上出場のない学校

 第78回センバツより、21世紀枠の都道府県推薦校の選出基準1の「ベスト8」を参加校数128校以上の次の都道府県に関しては「ベスト16」以上に変更した模様(北海道、埼玉、千葉、神奈川、東京、愛知、大阪、兵庫、福岡)


[ 北海道 ]

各都道府県・推薦校は以下の通りです。
*北海道*
北海道は未定ですので、便宜的にベスト16進出校を挙げておきます。
道立旭川南・ 駒大岩見沢・ 北海道栄・北照 ・道立釧路江南・北海学園札幌・道立虻田・道立恵庭北
・道立函館中部・道立札幌新川・稚内大谷・道立滝川西・函館大有斗・旭川大・道立北見北斗・北海

北海道地区・予想(過去・帯広南商、鵡川・稚内大谷・函館中部・札幌藻岩・釧路江南)
21世紀枠候補・本命21世紀枠候補・対抗21世紀枠候補・大穴
釧路江南旭川南稚内大谷  

< 解説 >

* 21世紀枠 * 5年前は見事「鵡川」が代表枠をしとめた北海道地区。昨年、北海道地区推薦校となった釧路江南が今年もベスト8に入り有力。30年前(夏)に甲子園に出場しているが昨年も推薦されていることから今年も可能性が高いと見る。 釧路江南は釧路湖陵とならぶ釧路地方の有名公立校。大正時代の創立の伝統校。昨夏も北北海道大会ベスト4まで勝ち進んでいる。旭川南は北海道大会優勝校なので問題なく地区代表として選出される見通しながら、例年21世紀枠決定後に地区代表が選出されるので 「北海道地区2校」を狙うとすれば21世紀枠に旭川南も充分ありえる。選抜出場からは40年以上たっているのでまったく問題はない。駒大岩見沢・北海道栄・北照は近年甲子園に来ているので選出は難しいだろう。北海学園札幌は札幌商時代の夏の出場から30年未満だが、 復活を望まれるチームなので可能性はある。
 虻田・恵庭北はともに創立50年ほどの道立校で甲子園出場経験はないが、北北海道大会の負け試合で大敗しており、決め手に欠け推薦されるかは微妙。大穴は過去推薦経験のある函館中部・稚内大谷。道大会初戦負けのベスト16ながらラグビー部は全国レベルの北見北斗とともに可能性は残っている。

[ 東北 ]

各都道府県・推薦校は以下の通りです。<11月21日県推薦校確定>
*東北*
県立三沢(青森)江南義塾盛岡(岩手)県立大曲工(秋田)県立上山明新館(山形)県立仙台第一(宮城)県立会津農林(福島)
東北地区・予想(過去・安積、宮城農、大館鳳鳴、一関一一迫商、光南)
21世紀・本命21世紀・対抗21世紀・大穴
仙台一大曲工三沢  

< 解説 >

* 21世紀枠 * 6年間で「安積・一関一・一迫商」が選出された21世紀枠に関しては0.5枠を持つ??「名門」の東北地区。ここ数年、東北地区大会に進出したチームが選出されているので、今回も三沢・大曲工・仙台一・上山明新館・の4チームが一歩リード。この中では宮城県の誇る進学校仙台一に注目したい。平成14年に創立110周年を迎えており、宮城県尋常中学校以来県内きっての歴史のある高校。弱点は県大会の上位常連とは言いにくいところか?大曲工は創立40年を超える県内ではトップクラスの 工業高校。2学年時に進学者はボランティア活動が義務付けられており、就職希望者には企業でのインターンシップが設けられている。野球部も今年春の県大会で優勝しており近年上位に進出している。三沢は松山商との引き分け再試合で有名な高校で近年また県の上位に顔を出すようになった。普通科の他に英語科を有し進学率も60%を超えてきている。上山明新館は2回目の県推薦。普通科の他園芸工学科・食品科学科・情報経営科がある平成5年開校の新しい高校。日大山形・東海大山形・羽黒・酒田南の私学4強が君臨する山形県にあっては 公立校の先導役である。  以上の東北大会進出の4校に対して、残りの2校を見てみる。江南義塾盛岡は平成7年に「橘」から校名変更、創立110周年を超える歴史ある私立高校。普通科と情報処理科がある。会津農林も2007年に創立100周年を超える農業園芸科・林業緑地科・食品加工科・生活経営科の4学科からなる農業・家庭の専門高校。地域に密着した活動もあり評価できる。ただし2校とも野球部の実績面はいまいちで、有力とは言いがたいか?
総合的に見ると仙台一・大曲工が文武両道と近年の野球部の実績で一番手を争い、三沢が追う展開。三沢はいまだ青森県の高校が東北地区から推薦されていない追い風を受けられるか?上山明新館は歴史の浅さがネックで会津農林にもチャンスはあると見ている。

[ 関東・東京 ]

各都道府県・推薦校は以下の通りです。<11月29日都県推薦校確定>
*関東・東京* 
茨城(茨城)県立宇都宮清陵(栃木)前橋育英(群馬)県立所沢北(埼玉)県立都留(山梨)県立若松(千葉)八王子(東京)藤嶺学園藤沢(神奈川)

関東・東京地区・予想(過去・稲毛、土浦三、真岡、桐朋、二松沼南、真岡工
21世紀・本命21世紀・対抗21世紀・大穴
都留前橋育英八王子  

< 解説 >

* 21世紀枠 * 推薦校8校中4校が私立勢と前回と同様。千葉県・埼玉県は「ベスト16以上」から推薦できるようになっている。茨城(茨城県)は、来年創立80周年を迎える、水戸藩の藩校であった「弘道館」にはじまる中高一貫の進学校。国公立大の合格者は三桁を数える。宇都宮清陵(栃木県)は昭和60年創立の新しい普通科の高校。奉仕活動・福祉活動など人間性教育に力を入れている。前橋育英(群馬県)は昭和38年創立の私立高校。体育科がありサッカーも有名。野球部も近年力が上がってきている。 所沢北(埼玉県)は創立30周年あまりの新進の普通科進学校。ラグビー部も強豪。都留(山梨)は創立100周年を超える、普通科の単位制県立進学校。大月市にありスーパーサイエンスハイスクールに平成17年指定されている。若松は昭和51年開校の創立30周年を数える普通科の県立高校。野球部は近年県内強豪にのし上がり上位の常連となりつつある。 八王子はもうすぐ創立80周年を超える私立校。英語コース他、5つのコースがある。野球部は都大会の常連。藤嶺学園藤沢(神奈川)は創立90周年を迎えた私立高校。昭和60年夏に甲子園に出場経験がある。
 昨年真岡工が見事に21世紀枠に選出されたが、今年度は有力候補はなく、8校中関東大会出場校は都留・宇都宮清陵の2校。また、未だ推薦校を出していない群馬県の前橋育英。甲子園今一歩の八王子・若松などが候補に挙がるだろう。宇都宮清陵・所沢北あたりもアピールするものがあれば、可能性はある。

[ 北信越 ]

各都道府県・推薦校は以下の通りです。<12月2日県推薦校確定>
*北信越* 
長野日本大学(長野)該当校なし(新潟)県立小杉(富山)県立羽咋(石川)県立武生商(福井)

北信越地区・予想(過去・町野、長野日大、柏崎、七尾、金沢泉丘、金沢桜丘
21世紀・本命21世紀・対抗21世紀・大穴
長野日大羽咋小杉  

< 解説 >

* 21世紀枠 * 2002年に北信越地区の推薦校になった長野日大(長野県)が、2回目の県推薦校となって、風雲急。未だ私立校が選ばれたことのない21世紀枠に再び北信越地区が挑戦するか?長野日大は確かに県内では上田西・武蔵工大二とならんで「なぜ甲子園に出ていない?」という私立の代表格。資格は充分だが、北信越地区がどういう反応をするか 小杉(富山県)は大正8年に農業公民学校として設立以来創立80年を超える。元は普通科・農業科があったが、現在は総合学科のみになっている。校外学修に特徴がある。新潟県は推薦校なし。羽咋(石川県)は羽咋中学以来の創立80周年を数える県立校。SELHi(スーパーイングリッシュランゲージハイスクール)に平成16年に指定されている。在校生の 約半数が国公立大学に進学する進学校でもある。武生商(福井県)は昭和40年創立の比較的若い高校。創立40周年。商業科・情報処理科・情報ビジネス科の3学科を有する。
 以上の中から過去4年間連続で、北信越大会に進出している高校が推薦されていることから、ただ一チーム当てはまりしかも1勝している長野日大がやはり一歩リード。また、過去6回のうち4回石川県から推薦校が出ていることで羽咋も有力。逆にまだ北信越地区の推薦校を出していない富山県の小杉にもチャンスがある。

[ 東海 ]

各都道府県・推薦校は以下の通りです。<11月22日県推薦校確定>
*東海* 
常葉学園橘(静岡)県立成章(愛知)県立大垣西(岐阜)推薦校なし(三重)
東海地区・予想(過去・常葉橘、郡上北、神戸、津西、静清工、成章)
21世紀・本命21世紀・対抗21世紀・大穴
成章常葉橘大垣西  

< 解説 >

* 21世紀枠 * 未だ21世紀枠で選出された事の無い東海地区。今回は三重県が見送り3校からの選出となった。昨年の21世紀枠、第二補欠校の成章(愛知県)は渥美半島の中央に位置する、藩校の流れを汲む創立100年を超える県立校。普通科・商業科・生活文化科を有し、普通科は進学者が多い。昭和47年にセンバツに出場しているが、30年以上甲子園出場は無い。昨年に続く愛知県推薦校となり東海地区から初の選出を待つ。常葉学園橘(静岡県)は創立40年ほどの普通科英数科音楽科を有する高校。英語教育に力を入れている。21世紀枠導入初年度に東海地区の推薦校に選ばれ、その後も、今回を含め計3回目の県推薦を受けている、静岡県としては一押し?の高校。大垣西は創立30年弱 の新しい全日制普通科の進学校。
過去、四国地区の八幡浜が、補欠校から再度の地区推薦で選出された実績があるので成章が本命。常葉橘も可能性はある。大垣西は推薦する材料がどうか?

[ 近畿 ]

各都道府県・推薦校は以下の通りです。<府県推薦校12月2日確定>
*近畿* <確定>
県立彦根東(滋賀)府立綾部(京都)県立登美ヶ丘(奈良)県立和歌山商(和歌山)清教学園(大阪)市立神戸西(兵庫)
近畿地区・予想(過去・桐蔭、彦根東、橋本、耐久、桜井、県和歌山商)
21世紀・本命21世紀・対抗21世紀・大穴
県和歌山商彦根東登美ヶ丘  

< 解説 >

* 21世紀枠 * 過去、推薦校にはすべて公立校を選出しながらも、21世紀枠には縁の無い近畿地区。今回はどうだろうか?彦根東(滋賀県)は2002年、2004年に続いて3回目の県推薦。2002年には近畿地区の推薦校に選ばれている。明治時代より創立130年あまりの歴史がある進学校。京都大学に20人以上合格者を出している。綾部(京都府)は創立110周年を数える普通科の高校で、農業系の東分校も有する。野球部は府大会ベスト16あたりによく顔を出している。登美ヶ丘(奈良県)は2003年以来2回目の県推薦。 今年で創立20周年の新しい高校で生徒のほとんどは進学している。SELHiの指定校にもなっている。県和歌山商(和歌山県)は昨年度の近畿地区推薦校。過去6回甲子園に出場しているが、最後は昭和32年の夏。創立100年を超える伝統校で、ここ数年市和歌山商とともに公立校としては常に上位に食い込んでおり、今年も昨年に続いて近畿大会に出場している。しかも今年は県大会優勝校で6校中唯一の近畿大会出場校だ。。清教学園(大阪府)は創立50年余りの私立校。名前のとおりキリスト教の学校で進学に力を入れている。 神戸西はもうすぐ創立60年の市立高校。福祉・ボランティア活動に力を入れている。
 以上から予想すると、唯一近畿大会に出場していて出場が決定すれば、49年ぶりの甲子園出場になる県和歌山商は候補になりやすい。ここ数年、一迫商・真岡工と2校中1校は実業校が選出されていることも好材料。彦根東も文武両道で2回目の近畿地区推薦を狙える。歴史は浅いが登美ヶ丘も評価が高い。綾部・神戸西もアピールするものがあれば浮上する。

[ 中国 ]

各都道府県・推薦校は以下の通りです。<県推薦校11月27日確定>
*中国* <確定>
推薦校なし(岡山)県立米子西(鳥取)推薦校なし(広島)県立松江農林(島根)県立華陵(山口)
中国地区・予想(過去・境港工、松江北、隠岐、鳥取城北、賀茂、米子西)
21世紀・本命21世紀・対抗21世紀・大穴
米子西華陵松江農林  

< 解説 >

* 21世紀枠 * 松江北、隠岐と選出校を輩出している21世紀枠の名門・中国地区。岡山県と広島県は推薦校なしとなった。米子西(鳥取県)は昨年創立100周年を迎えた県立進学校。全身は女学校で21世紀枠の県推薦は昨年に続いて3回連続。昨年は中国地区の推薦校に選ばれている。松江農林は島根県農林学校として開設以来創立106周年を迎えた伝統校。生物生産科・環境土木科・総合学科がある。華陵(山口県)は2005年以来 2回目の県推薦。昭和62年開校のまだ新しい高校。県内唯一の英語科があり、英語教育に特色がある。また、生徒全員がJRCに加入している。
 以上のことから昨年中国地区の推薦校となっている米子西が一歩リード。中国地区大会でベスト4の華陵が追う。松江農林は中国地区大会に出ていないのがマイナス点だが推薦校になる条件は揃っている。

[ 四国 ]

各都道府県・推薦校は以下の通りです。<県推薦校12月1日確定>
*四国* <確定>
市立高松第一(香川)県立南宇和(愛媛)県立阿波(徳島)県立高知小津(高知)
四国地区・予想(過去・富岡西、八幡浜、高知東、八幡浜、高松、室戸)
21世紀・本命21世紀・対抗21世紀・大穴
高松一阿波高知小津  

< 解説 >

* 21世紀枠 * 八幡浜・高松と21世紀枠に過去2校選出校を送り出している四国地区。今回も昨年に続き4校すべて県立校だ。高松一(香川県)は県内唯一の市立校で普通科と音楽科がある。国公立大学に毎年200名以上合格者を出している進学校でもある。野球部はセンバツは昭和24年、夏は昭和47年に甲子園に出場している。南宇和(愛媛県)は南宇和郡立水産農業学校として創立後来年100周年を迎える。普通科と農業科があり、進学率も高い。サッカー部は全国優勝の経験があり野球部はセンバツに昭和53年、夏は昭和55年に出場経験がある。阿波(徳島県)は創立80周年を超える歴史の古い高校で1年2学期制の普通科の県立校。 高知小津(高知県)は創立130年を超える県立校。高知大学に40人を初めとして、国公立大学に100人近く合格者を出している。ただ、昨年四国地区の推薦校になった室戸が今年県推薦されなかったのは残念。
 以上を総合すると、四国大会に出場している阿波・高松一がやや有利。高知小津も文武両道で望みはあるが、甲子園に今一歩と言えるかどうか?南宇和は最後の甲子園出場から30年たっていないのがどう響くか。本命は香川県一位校で文武両道の高松一を推したい。

[ 九州 ]

各都道府県・推薦校は以下の通りです。
*九州* <11月24日確定>
沖学園(福岡)県立小城(佐賀)県立大村工(長崎)県立熊本北(熊本)*豊後大野連合(大分)県立都城泉ヶ丘(宮崎)県立薩南工(鹿児島)県立宮古(沖縄)
*大分県推薦の豊後大野連合は県立三重高校、県立三重農業高校、県立緒方工業高校の3校による連合チーム。
九州地区・予想(過去・宜野座、辺土名、直方、清峰、佐賀西、徳之島)
21世紀・本命21世紀・対抗21世紀・大穴
豊後大野連合都城泉ヶ丘宮古  

< 解説 >

* 21世紀枠 * 3年連続で21世紀枠「補欠校」どまりに終わった九州地区。沖学園(福岡県)はプロ球界にも選手を輩出している高校。普通科と社会総合学科がある。県内でも強豪として知られるが甲子園出場はない。小城(おぎ)(佐賀県)は旧制佐賀中学分校時代より創立105周年を迎えた伝統校。普通科の進学校でオンリーワン活動に特色がある。夏60回大会に出場経験がある。大村工(長崎県)は創立40周年を過ぎ、機械科など6学科を有する工業高校。男子バレーボールは強豪として知られている。 熊本北(熊本県)は昭和57年設立のまだ新しい学校。普通科と理数科、英語科を持つ進学校。豊後大野連合(大分県)は近年高野連が認めている、複数の高校の混成チーム。三重・、三重農、緒方工の3チームで成り立っている。三重は群立農学校を起源として創立100年を誇る普通科の高校。三重農は県立農学校より創立110周年、国際農学科・施設園芸科・農業土木科を有する。緒方工は昭和38年設立機械科と電気科がある。都城泉ヶ丘(宮崎県)は昨年、3年前も推薦され有力と思われたが徳之島、清峰に九州の推薦校の座は奪われている。 今回で3回目の県推薦。創立100年を超え、国立大学に150名あまり合格者を出している進学校。普通科と理数科を有する。野球部も毎年のように県ベスト8には勝ち進んでいて、今回はついに秋の九州大会で1勝。念願の地区推薦なるか?薩南工(鹿児島県)はもうじき創立100周年を迎える知覧町にある県立工業高校。建築科・都市工学科・機械科・情報技術科・生活科学科の5学科があり進学者も多い。宮古は名のとおり宮古島にある創立70周年ほどの理数科と普通科を有する高校。
 さて、この8校の中で秋の九州大会出場校は小城・都城泉ヶ丘・豊後大野連合・沖学園の4校。この中で豊後大野連合が連合チームという話題性で一歩リード。その豊後大野連合を九州大会で破っている文武両道の都城泉ヶ丘が追う。小城は一般枠での選出が見込め沖学園は未だ九州地区から私立が推薦だれたことがないので、苦しい。九州大会出場以外では離島勢の宮古、実業校の大村工・薩南工も可能性は残る。
つづく・・・

< 12月15日ごろ、9地区推薦校決定です >


線

最近の甲子園大会の結果・トーナメント表
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先読み倶楽部・的中率実績
センバツ出場校予想センバツ大会勝敗予想夏の大会出場校予想夏の甲子園大会勝敗予想
1998年94.4%(36校中34校)82.9%(35試合中29試合)70.9%(55校中39校)66.7%(54試合中36試合)
1999年93.8%(32校中30校)54.8%(31試合中17試合)75.5%(49校中37校)62.5%(48試合中30試合)
2000年90.6%(32校中29校)67.7%(31試合中21試合)69.4%(49校中34校)66.7%(48試合中32試合)
2001年88.2%(34校中30校)63.6%(33試合中21試合)61.2%(49校中30校)66.7%(48試合中32試合)
2002年87.5%(32校中28校)61.3%(31試合中19試合)61.2%(49校中30校)77.1%(48試合中37試合)
2003年85.3%(34校中29校)63.6%(33試合中21試合)59.2%(49校中29校)54.2%(48試合中26試合)
2004年87.5%(32校中28校)77.4%(31試合中24試合)73.5%(49校中36校)72.9%(48試合中35試合)
2005年90.6%(32校中29校)61.3%(31試合中19試合)77.6%(49校中38校)72.9%(48試合中35試合)
2006年93.8%(32校中30校)58.1%(31試合中18試合)75.5%(49校中37校)58.3%(48試合中28試合)
2007年93.8%(32校中30校)



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98夏・地区予選代表校予想の結果


雑居ビル入り口   

1階 田舎映画館 アニメですE-Mail:めーるあどれす

2階 フランスワイン研究会

3階 高校野球先読み倶楽部

4階 管理人室

5階 駅前雑居ビル掲示板

非常口 特選リンク集

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