BALL第78回センバツ高校野球大会代表校はどこだ!?BALL



 第78回センバツ大会 32代表はどこだ!

参考・第36回明治神宮大会の結果

参考・第77回大会の結果  参考・第76回大会の結果  

参考・第75回大会の結果  参考・第74回大会の結果

参考・第73回大会の結果  参考・第72回大会の結果


☆☆ 3月23日ごろ開幕です! ☆☆(3月15日ごろ組み合わせ抽選)

 
第78回センバツ代表校は32校 希望枠は一関学院!!21世紀枠は真岡工と金沢桜丘

・・・出場32校紹介・・・(32校中30校的中)
地区名県名代表校コメント回数
21世紀栃木真岡工

石川金沢桜丘53年ぶり3回
北海道
駒大苫小牧2年連続3回


旭川実3年ぶり2回
東北秋田秋田商2年ぶり5回

青森光星学院8年ぶり3回
関東千葉成田

群馬高崎商7年ぶり2回

神奈川横浜3年ぶり11回

神奈川東海大相模2年連続7回
東京
早稲田実18年ぶり18回


東海大菅生9年ぶり2回
北信越富山高岡商18年ぶり3回

新潟日本文理
東海岐阜岐阜城北

愛知愛知啓成
近畿大阪履正社

和歌山智弁和歌山3年ぶり7回

京都京都外大西8年ぶり6回

大阪PL学園7年ぶり19回

滋賀北大津

兵庫神港学園11年ぶり4回
中国岡山関西2年連続8回

岡山岡山東商28年ぶり8回

山口南陽工6年ぶり3回
四国徳島小松島5年ぶり2回

愛媛今治北
九州長崎清峰

沖縄八重山商工

宮崎延岡学園3年ぶり2回

佐賀伊万里商
希望枠岩手一関学院

ついでに補欠校予想と結果
地区北海道東北関東東京北信越東海近畿中国四国九州21世紀希望枠
予想北海道栄
釧路江南
一関学院
東北
常総学院
真岡工
東海大菅生
日大三
金沢桜丘
福井商
宇治山田商
三重
天理
平安
開星
如水館
済美
高松商
戸畑商
波佐見
県和歌山商東海大菅生
補欠校北海道栄
釧路江南
(一関学院)
東北
土浦日大
常総学院
日大鶴ヶ丘
日大三
福井商
松商学園
宇治山田商
三重
平安
天理
開星
広陵
済美
高松商
明豊
中部商
徳之島
成章
土浦日大

選出の感想

<21世紀枠>
真岡工が一位で選出されたようです。地域での地道な取り組みとそれを取り巻く地域の後押しが評価されたようです。残念ながら情報不足でした。しかし今思えば3年前に関東地区の21世紀枠推薦校に真岡が推薦されたとき「おやっ?」と思ったものでした。このときから真岡地区に注目していればよかったのかもしれません。そのほかでは金沢桜丘は予想通り。補欠校一位が徳之島ですから、真岡工を除いてはまあまあ当たっていた?ことになるかな?でも、補欠2位が成章というのも予想外でした。21世紀枠やはり予想が難しい。
 
<北海道>
順当。神宮枠である2校目は準優勝の北海道栄でなはく、旭川実でした。北海道地区は「コールド負け」に厳しい伝統があります。
<東北>
秋田商、光星学院と順当でした。補欠校もベスト4の2校で順当だと思います。
 
<関東>
ベスト4の4校、成田、高崎商、東海大相模、横浜、は順当。土浦日大は東海大菅生との比較で「投手力」の差で落選という報道がありました。
 
<東京>
早稲田実は順当。準優勝の東海大菅生も薦田投手への評価もあって、土浦日大に競り勝ちました。
 
<北信越>
順当に高岡商、日本文理の2校でした。補欠校も金沢桜丘が21世紀枠で選出されたため、福井商が補欠一位となりましたが、希望枠での選出はかないませんでした。
 
<東海>
岐阜城北・愛知啓成の2校は予想通り。三重の二校は補欠校どまりでした。
 
<近畿>
ベスト4の履正社、智弁和歌山、京都外大西、PL学園は予想通り。選出順位は5校目でしたが北大津・神港学園という読みもばっちりでした。平安は本当にPLのコールド負けが響きました。
 
<中国>
関西、岡山東商の2校は順当な結果です。岡山二校も大丈夫でした。3校目は南陽工が四国の済美との比較でこれも「投手を含む守備力の差」で選出されました。補欠2位に広陵が選ばれたのがビックリです。
 
<四国>
順当に小松島、今治北の2校。補欠一位の済美二位の高松商も予想通りです。
 
<九州>
清峰、八重山商工、伊万里商、延岡学園は順当。うわさの「福岡枠候補=戸畑商」は補欠校にもならなかったのが意外です。補欠2位も波佐見でなく、中部商でした。
 
<希望枠>
下馬評どおり一関学院が選出されました。補欠校の土浦日大とは3or4点差ということです。
 
{ 総合 }
今回はおおむね予想通りの選出がなされた気がします。全国的な「実力優位校を選ぶ」という流れは、主流になりつつあります。(21世紀枠の2校も共に地区大会で勝ち星を挙げている唯一の2校)しかし近畿地区は予想通り「地域性」が選出の決め手となりました。
今回外したのは「真岡工」「東海大菅生」の2校でしたが、真岡工については勉強不足でした。東海大菅生についても下馬評では土浦日大より有利といわれていたので、素直に従っていればよかったですね。今回の残念賞は土浦日大と平安でした。それに21世紀枠有力といわれていた徳之島です。夏の巻き返しを期待しています。
**今回の教訓***
 近畿にはやはり「目に見えない枠あり」。21世紀枠は推薦校のことをもっとよくリサーチすべし!


以下はセンバツ予想記事です。
無責任に代表校32校はここだ!(昨年は32校中29校的中)
ブロック出場確実出場有力
補欠校か?
21世紀=2
金沢桜丘徳之島
県和歌山商(室戸)
北海道=1+1駒大苫小牧旭川実
北海道栄釧路江南
東北=2秋田商光星学院
一関学院東北
関東=4+1成田高崎商横浜東海大相模土浦日大

常総学院真岡工
東京=1早稲田実
東海大菅生日大三
北信越=2高岡商日本文理
金沢桜丘福井商
東海=2岐阜城北愛知啓成
宇治山田商三重
近畿=6履正社智弁和歌山京都外大西北大津PL学園神港学園
天理平安 
中国=2+1関西岡山東商南陽工
開星如水館
四国=2小松島今治北
済美高松商
九州=4清峰八重山商工伊万里商延岡学園
戸畑商波佐見
希望枠=1
一関学院
東海大菅生(土浦日大)

この色はボーダーラインと思える高校

各地区予選の結果
ブロック優勝校2位ベスト4ベスト8
北海道=1+1駒大苫小牧北海道栄旭川実・釧路江南滝川西・帯広工・北照・武修館
東北=2秋田商光星学院一関学院・東北青森山田・一迫商・山形中央・金足農
関東=4+成田高崎商東海大相模・横浜東海大甲府・土浦日大・常総学院・真岡工
東京=1+早稲田実東海大菅生日大三・日大鶴ヶ丘安田学園・帝京・堀越・明大中野
北信越=2高岡商日本文理金沢桜丘・福井商小松工・不二越工・松商学園・新発田南
東海=2岐阜城北愛知啓成三重・宇治山田商大府・東邦・興誠・富士宮西
近畿=6履正社智弁和歌山PL学園・京都外大西天理・北大津・神港学園・平安
中国=2+関西岡山東商南陽工・開星倉吉東・広陵・如水館・岩国
四国=2+小松島今治北済美・高知商鳴門工・高松商・生光学園・尽誠学園
九州=4清峰八重山商工伊万里商・延岡学園戸畑商・中部商・波佐見・明豊

*関東・東京で6枠、中国・四国で5枠。明治神宮大会優勝地区=北海道地区は神宮枠「1」がプラスされます。1月31日ごろに選出されます。

[ 北海道 ]

北海道地区・予想(昨年枠=1)
代表候補代表候補補欠校1位候補補欠校2位候補
駒大苫小牧旭川実北海道栄釧路江南

< 解説 >

 優勝した駒大苫小牧は当確。昨夏の優勝校としてどんなゲームを見せてくれるか非常に楽しみ。明治神宮枠は準優勝の北海道栄とベスト4の旭川実の比較。やはり優勝した駒大苫小牧に善戦した旭川実が北海道栄を上回ると判断されそうだ。希望枠候補となる補欠校1位にはその北海道栄が選出されそう。補欠2位はベスト4に残った釧路江南と旭川実に善戦した北照の争い。実力伯仲だが、ここはベスト4の実績で釧路江南か?今年はそのほかの高校にはチャンスはなさそうだ

[ 東北 ]

東北地区・予想(昨年枠=2)
代表候補代表候補補欠校1位候補補欠校2位候補
秋田商光星学院一関学院東北  

< 解説 >

 優勝の秋田商と準優勝の光星学院が順当に選出されそう。秋田商は夏の大会も出場しており甲子園でも落ち着いた試合運びが期待できる。光星学院は速球派のエース桑鶴が安定。攻撃陣も力があり甲子園でも活躍できる戦力。補欠一位は一関学院が好投手・太田を有し、優勝チームに惜敗していることから有力か?同じベスト4の東北は夏ベスト8の実績がありどちらにしても補欠校の一位二位はこの両チームで決まり。他に青森山田・一迫商・金足農などが話題には挙がるだろう。

[ 東京 ]


東京地区・予想(昨年枠=1)
代表候補補欠校1位候補補欠校2位候補
早稲田実東海大菅生日大三  

< 解説 >

 ここ3年「1枠」が続いている東京。今回も関東地区との1枠争いとなるが、どういう結果になるか。優勝の早稲田実は有名校ながらここしばらく甲子園はご無沙汰。センバツは18年ぶりの登場となる。エースの斉藤は140キロを越す速球を持ち投攻守にバランスの取れた戦力。甲子園でも上位候補になる。2番手は準優勝の東海大菅生。軟投派の好投手・薦田の力投で決勝まで勝ち進んだ。チームの潜在能力は高く、この部分が関東勢5校目との比較になる。3番手・4番手はベスト4の2校日大三・日大鶴ヶ丘の争いになるが、実力は伯仲。攻撃型の日大三と守備型の日大鶴ヶ丘だが、優勝校に完封負けながら0−2と善戦した日大三がややリードか?他にも堀越は健闘したが帝京・創価・国士舘は期待はずれで夏に賭けることになりそうだ。

[ 関東 ]


関東・予想(昨年枠=5)
代表候補代表候補代表候補代表候補代表候補補欠校1位候補補欠校2位候補
成田高崎商横浜東海大相模土浦日大常総学院真岡工  

< 解説 >

今回もベスト4に進出した4チームは、神奈川勢が2校になるが、実力優先の選考がこのところなされており、大敗も無いのですんなり選ばれそう。優勝した成田は予想外の大健闘。1年生エースの唐川を中心に川村・荒木と3人の投手がそろい、防御面はかなりの戦力を有する。関東大会は3試合がサヨナラ勝ちという運の強さもあったが、甲子園でも活躍できる戦力だ。準優勝の高崎商は、過去ほとんどの高校が初戦負けしてきた「関東大会のシード」からの快進撃。目立った選手はいないものの総合力と粘り強さで勝ち進んだ。ベスト4の神奈川の2校横浜・東海大相模はともに中軸に長打力のある選手を有する攻撃型のチーム。やや投手力に両チームとも不安があるので、その点を開幕までにどう調整するか。さて、東京との比較になる関東5校目は、優勝した成田にサヨナラで敗れた2校土浦日大・春日部共栄常総学院・真岡工の比較になるだろう。春日部共栄は1勝もしてないために不利。真岡工も好チームながら実力で2校に差があると判断されそう。そうなると攻撃力の常総学院とチームバランスの良い土浦日大の比較になるが茨城県大会で直接対決で勝っている土浦日大が関東5番手になる可能性が高い。常総学院は6番手か?山梨・栃木・埼玉 は代表校が選ばれる可能性は少ない。
 さて、関東・東京6校目の比較は東京・東海大菅生と関東・土浦日大の間で行われそう。ともに失点の少ない守備力の高いチームの比較になるが、部長の分析ではやや土浦日大有利。東海大菅生はここ数年残りの一校が関東地区に割り振られているのでそろそろ東京にという「バランス感覚」が選考に働いたとき道が開ける。とにかく今回の二校はここ数年でもっとも実力伯仲の二校であることは間違いなく、選考の難航も予想される。

[ 北信越 ]


北信越地区・予想(昨年枠=2)
代表候補代表候補補欠校1位候補補欠校2位候補
高岡商日本文理金沢桜丘福井商  

< 解説 >

久しぶりの富山県勢の優勝校となった高岡商は細川・堀岡の両投手に安定感があり、明治神宮大会では敗れたとはいえ駒大苫小牧に3−4と接戦を演じ自信になったはず。準優勝の日本文理は新潟県勢としては久しぶりの決勝進出。決勝で8−15と大敗しているのが、唯一の心配材料だが、「新潟県」ということもありよほどのことがない限り選出されるとみている。補欠校候補はベスト4の2校のうち金沢桜丘が県立校ということと投打にバランスの取れた好チームということで代表校争いにも絡みそうだが、補欠一位に落ち着きそう。補欠2位校は福井商が投手力に課題はあるものの総合力はあり順当に決まりそうだ。補欠一位候補の金沢桜丘が21世紀枠にも推薦されているので、繰上げで補欠一位→希望枠の可能性もなくはない。夏、沖縄尚学相手に好投した宮島が残る松商学園はその宮島が打ち込まれて選出は難しい状態となった。

[ 東海 ]


東海地区・予想(昨年枠=2)
代表候補代表候補補欠校1位候補補欠校2位候補
岐阜城北愛知啓成宇治山田商三重  

< 解説 >

優勝の岐阜城北は好投手の尾藤が原動力となり初の東海地区王者。このところ岐阜県勢はセンバツからご無沙汰だったので、甲子園で存在感を示したいところだ。準優勝の愛知啓成は総合力のチーム。愛知2位からの快進撃で、東海大会決勝まで勝ち進んだ。代表二校はこの二校で決まりそうだが、実力的には補欠一位候補の宇治山田商も見所はある。補欠二位はベスト4の三重が順当に選ばれそうだ。

[ 近畿 ]


近畿地区・予想(昨年枠=6)
代表候補代表候補代表候補代表候補代表候補代表候補補欠校1位候補補欠校2位候補
履正社智弁和歌山京都外大西北大津PL学園神港学園天理平安  

< 解説 >

 今年も6校選出される近畿地区。今年は5校目、6校目の選出に波乱がありそうだ。優勝した履正社、準優勝の智弁和歌山は共に打撃が看板で投手力もそこそこで甲子園でも上位を狙える戦力。履正社としては念願の選抜出場になりそう。ベスト4のうち京都外大西は北岡ー本田の夏準優勝投手陣が残り、投手力の安定感があり順当に選出されそう。さて、ここからが問題で4番手は同じくベスト4のPL学園と京都外大西と準々決勝4−5と接戦を繰り広げた北大津との比較になると予想する。
 PL学園はエースの前田が健在で実力は大阪一位校と十分ながら準決勝での2−11のコールド負けが悪印象。戦力から考えて選出されないことはないと思うが順当に4番目で選ばれるかは疑問。北大津も地域性は追い風ながら滋賀県3位校というマイナス面もあり初戦で実力のある大阪桐蔭に勝った事がどれだけ評価されるかで選出順位が大きく変わりそうだ。場合によっては補欠校に終わる可能性もある。さてそうなると残りは1校。ベスト8の平安・天理・神港学園で争うものと思われる。ここで近畿地区特有の「大阪・兵庫枠」が表立ってくるかどうかが選出の分かれ目となる。
 「大阪枠」の存在は数年前あっと驚く大阪代表の選出がなされたことから存在がかなりはっきりしてきたが「兵庫枠」はどうか?もしその枠が働くと神港学園が最後に滑り込むことになる。「もし」の仮定ながら、準決勝でPL学園がコールドでなく接戦で負けていたなら、ラストの枠は平安が京都2校目ながら実力を評価されて選出されたのではないかと予想する。(平安が選出されたらごめんなさいです)そう考えてみると投打にバランスの取れた天理は、十分実力はありながら今回選出される可能性は低いといえるかもしれない。(選出されたらごめんなさいです)さて、整理すると補欠一位は天理・平安が争い、大阪桐蔭も含めて他のチームの選出は難しそうだ。

[ 中国 ]

中国地区・予想(昨年枠=3)
代表候補代表候補代表候補補欠校1位候補補欠校2位候補
関西岡山東商南陽工開星如水館  

< 解説 >

 優勝した関西の選出は間違いない。昨夏・大逆転負けしたダースがエースになり、中村と共にマウンドを守る。明治神宮大会でも準優勝し甲子園でも活躍が期待される。残りは四国地区との兼ね合いもあるが1枠か2枠。もし1枠だとすると準優勝の岡山東商とベスト4の南陽工の比較になる。かつての名門・岡山東商もしばらく甲子園から遠ざかりぜひとも復活した姿を見せたいもの。しかし優勝した関西と同じ岡山県という地域性が引っかかる。そうなると浮上するのが関西と1−2の接戦を演じた南陽工。山口県2位校ながら投打のバランスがよく岡山東商とはほぼ互角の実力有する。4番手はベスト4の開星。開星は昨年も ベスト4ながら選ばれなかったという事実があり合わせ技一本となるか?
 中国地区3枠のときの補欠校争いはこの2校に加えて、ベスト8の倉吉東・如水館・岩国の比較になるが、投手力の良い如水館か山口1位の岩国のどちらかが、2位に滑り込むかどうかと言うところ。広島県勢は今年は難しいかもしれない。

[ 四国 ]

四国地区・予想(昨年枠=2)
代表候補代表候補補欠校1位候補補欠校2位候補
小松島今治北済美高松商  

< 解説 >

四国は昨年2枠だったが、今年も2枠の場合は決勝戦進出の2校ですんなりと決まりそうだ。優勝の小松島投打にバランスがとれ、隙の少ないチーム。守備に弱点があるようだが、四国大会では表に出ず甲子園でも大きなマイナスにはならないはずだ。準優勝の今治北は好投手の西原を打線が盛り立て初出場に王手をかけた。投手陣ががんばれば楽しみなチームだ。さて、3番手はベスト4のうち優勝した小松島に1−5と敗れた済美になりそうだが、負け方が完敗だったのが悪印象。しかも同じ愛媛県の今治北の出場が確定的なだけに中国地区との綱引きになる5校目を持ってくるには不利な状況に思える。準決勝コールド負け(2−9)の高知商は補欠校2位がやっとの状態で、補欠校2位をめぐってはベスト8の高松商・鳴門工も準々決勝で接戦を演じており高知商に競り勝つ可能性もある。
さて、中国地区との第5代表争いは南陽工と済美の比較になると予想するが、地区大会の戦いぶりから考えると、ことしも昨年に続いて中国地区に5校目が割り振られると予想する。

[ 九州 ]

九州地区・予想(昨年枠=4)
代表候補代表候補代表候補代表候補補欠校1位候補補欠校2位候補
清峰八重山商工伊万里商延岡学園戸畑商波佐見  

< 解説 >

地区枠は例年通りの4枠。ことしはベスト4の4校で順当に落ち着きそうだ。優勝した清峰は昨夏・済美、愛工大名電の近年のセンバツ優勝経験校2校を立て続けに破って一気に名を上げた。今回はその勢いそのままに九州大会も初制覇だ。有迫ー富尾の継投策がチームの柱であとは打線がどれだけ援護できるか。準優勝の八重山商工は攻撃に破壊力があるチーム。沖縄県大会3位からの快進撃。やや弱点と思われる投手力が整備されれば活躍が期待できる。エースの大嶺の復活でチーム力がぐっと上がる。ベスト4の中でスライダーが武器の山田投手を持つ伊万里商が春夏通じて初の甲子園を確実にしそう。延岡学園も継投策の投手陣を長打力のある打線が援護する。以上の4校で間違いないはずだが・・九州に「福岡枠あり」といううわさもあり準々決勝で破れた戸畑商の名も挙がるが、今回は補欠一位が順当か? ほかに波佐見も実力が高く、補欠校一位を争うと見られる。補欠2位をめぐっては明豊・中部商も割って入ってくる可能性がある。

[ 21世紀枠 ]

21世紀枠・予想(昨年枠=2)
代表候補代表候補補欠校候補
金沢桜丘徳之島県和歌山商  

< 解説 >

 21世紀枠も6年目を迎え、センバツに定着してきた印象がある。昨年度は、「特色のあるチーム」(困難克服校)=一迫商、「地域に良い影響を与えた」(文武両道)=高松、というように選出されている。それに習って例年同様、今回も2つのグループに分けて予想を展開してみたい。ここでは前者(光南・真岡工・成章・県和歌山商・室戸・徳之島)と後者(釧路江南・金沢桜丘・米子西)に分けてみよう。本当のところ「伝統校」というくくりで「成章・県和歌山商・米子西」のグループに細分化してもいいし、釧路江南を困難克服グループに入れても良いと思う。

今回は9校のうち2校を選出するのはかなり確率が悪くなるので、例年と異なり「選出は無理っぽい」高校から上げていく方式を取りたい。9校眺めてみると成章は甲子園経験があり、9校中もっとも県大会での成績が悪く(県ベスト8)、地区大会にも出場していないことから、伝統校ながら、「地理的条件が悪い」という理由のみで選出するのは厳しいかなと思う。真岡工は昨年の一迫商の選出という実業高校にとっての追い風があるものの「今回たまたま関東大会に進出できたので推薦してみました」的な感覚にとらわれやすく、競合する県和歌山商と比較すると「地区大会1勝」という有利な点はあるものの総合的には不利と思える。北海道の釧路江南。先に触れたように困難克服と文武両道のどちらでもアピールでき一見有利に思えるが、どちらも決め手にならず、30年以上甲子園出場がないという点に引っかかってくるところがマイナスイメージに思える。 光南は「後一歩で甲子園」に今回の9校の中でも一番合致するチームだ。しかし光南高校となってからの歴史が浅くもうすぐ自力で甲子園をつかむのでは?という発想を喚起させるところが今回はマイナス。補欠校に食い込む可能性はあると思う。
以上で4校除外したので前者のグループが「県和歌山商・室戸・徳之島」後者が「金沢桜丘・米子西」と残った。はっきり言ってこの5校にはそれぞれ選ばれる理由がありどこが選ばれてもおかしくない。あとは「インパクト勝負」になってくる。まず後者から観てみよう。金沢桜丘は地区大会ベスト4という成績が有利な点で米子西は創立100年を越す伝統と甲子園未経験というところがセールスポイント。どちらが選ばれても不思議はないが、北信越地区は過去「柏崎」のみという点と好投手を要しているという2点で「金沢桜丘」有利と予想しておこう。
前の3校では徳之島は離島勢ながら鹿児島県大会準優勝というのが最大のアピールポイント。室戸は地域的に恵まれないながらも毎年好投手を排出し高知県の県立校としては高知商に次ぐぐらいの成績を上げている。県和歌山商は40年以上となる古豪復活のインパクトと、なんとしてもそろそろ「近畿地区から21世紀枠を」出したいという機運、(部長は近畿地区から選出されるとしたら「和歌山県」からしかないと思っている)一迫商に次ぐ実業系校の選出と、いろいろアピールポイントがあり総合力ではかなり有力と思っている。さて、この3校の中ではやはりインパクトという点で徳之島が有利かな?という印象になってしまう。県和歌山商は補欠校どまりか?
 

まとめると金沢桜丘が有力。これに徳之島が続くと見た。僅差で県和歌山商続いて米子西・室戸といった情勢か?先に除外してしまった4校の中では光南が一発逆転の可能性を秘めていると見ている。
 毎年の感想だが、戦績以外で選出する21世紀枠は非常に予想が難しい。
 

[ 希望枠 ]

希望枠・予想(昨年枠=1)
代表候補補欠校候補
一関学院東海大菅生(土浦日大)  

< 解説 >

 78回大会での「希望枠」の選出方法は前年と変わらず、「候補9校について、対象となる昨秋の公式戦4試合の「被塁打数」「与四死球」「失点」「失策数」の4項目を比較する。例えば「失点が最少の高校が9点、2番目に少ない高校が8点、……、失点が最多の高校は1点」という方式で点数をつけ、その合計得点で出場校を決める。」 というものになっている。  

希望枠は、明治神宮枠を取った「北海道地区」以外の9地区の補欠校の中から防御面に優れた一校が選出されるわけである。4項目のうち入手できた「失点」については下記の参考資料(部長調べ)通りである。(本来は失点をイニング数で割って得点とする)最も「失点が少ない」ということは「失策数」はまだしも「被塁打数」や「与四死球数」も少ないはずである。このデータだけで予想するというのもかなり無茶だが広く予想しておくと結構的中するので今年も考察してみる。
 昨年は「大本命」に推しておいた秋田経法大付が補欠校に終わり、ちょっとビックリしたのであくまで目安である。さて、各地区の代表校が部長の予想通りにことが運ぶとして希望枠は各地区補欠1位校から選出される。そうすると今年は一関学院の失点5が最も少ない。続いて東海大菅生の7が少ない。その次は天理の12となる。
次に部長の予想がはずれて、補欠校一位が動いたときのことを考えてみる。まず、関東・東京の5校目が東海大菅生になったとすると関東補欠一位になる土浦日大は「6」東京補欠一位になる日大三または日大鶴ヶ丘はそれぞれ「7」「6」とかなり有力になってくる。近畿は平安が補欠1位になった時「12」、九州は波佐見・中部商・明豊が補欠一位のときそれぞれ「12・11・12」となる。うるとらCだが戸畑商が入って延岡学園が補欠一位になると「9」で希望枠有力候補になってくる。
 また北信越で金沢桜丘が21世紀枠で選出されたときは福井商が補欠一位になりそうだが「17」と希望枠選出は難しい感じだ。
 
総合的に見てどのチームが補欠一位になっても「総失点数」は一関学院が「5」で最有力であることには変わりなく、関東・東京勢の一般枠とのかかわりで変動はあるが東海大菅生・土浦日大・日大三・日大鶴ヶ丘あたりも十分有力。その他では他の3つの得点数が多かった場合三重・真岡工・延岡学園・平安・天理・中部商・波佐見・明豊にも希望枠選出の可能性が出てくる。場合によっては、補欠一位校は、各地区とも「希望枠選出の可能性がある高校」を挙げてくることも考えられ、予断は許さない。  
ただし、「失点」は多いが失策数が少ないなど逆転の要素は残るのであくまでこれは「予想」の範囲にとどまる。 

補欠校予想と公式戦最近4試合の失点
地区北海道東北関東東京北信越東海近畿中国四国九州
補欠もありうる

土浦日大(6)
日本文理(24)
北大津(19)
神港学園(21)
南陽工(15)
伊万里商(14)
延岡学園(9)
補欠1位予想校対象外一関学院(5)常総学院(16)東海大菅生(7)金沢桜丘(14)宇治山田商(16)天理(12)開星(25)済美(15)戸畑商(17)
補欠2位予想校対象外東北(14)真岡工(11)日大三(7)福井商(17)三重(11)平安(12)如水館(16)高知商(23)波佐見(12)
補欠校可能性あり対象外

日大鶴ヶ丘(6)


岩国(22)
倉吉東(28)
高松商(19)
鳴門工(20)
中部商(11)
明豊(12)

あとは1月31日を待ちましょう。

つづく


以下はセンバツ21世紀枠関係です

☆☆ 21世紀枠地区推薦校9校。(12月17日決定)☆☆ (一昨年度は9校中7校は的中でした(本命的中も4校)。昨年は9校中6校(本命的中は2校))

21世紀枠候補・地区推薦校9校
北海道東北関東・東京北信越東海近畿中国四国九州
釧路江南光南真岡工金沢桜丘成章県和歌山商米子西室戸徳之島

< 解説 >
予定通り、12月17日に21世紀枠候補校9校が発表になりました。今回は予想が大当たりで本命が7校、対抗が1校、大穴が1校ですべて予想に上がっていた高校でした。だいぶ思考回路が高野連に似てきたようです。
 今回の特徴は、やはり、地区大会出場校が選出される度合いが高いことと光南、県和歌山商、米子西、室戸(3回目)など県からの複数回の推薦校が選出されたことが挙げられます。県の推薦も何度も挙げれば可能性は高まるようです。
 今年はこれで予想は終了です。年が明ければ一般枠の代表候補から予想を再開したいと思っています。

なお、以前高野連から発表された、第75回センバツ高校野球大会21世紀枠選考基準は以下の3点です。これがそのまま適用されていると思います。
1,秋季都道府県大会ベスト8以上
2,他校及びその地域に野球部の活動がよい影響を与えた学校
3,過去の甲子園大会に出場経験のない学校もしくは30年以上出場のない学校

 第78回センバツより、21世紀枠の都道府県推薦校の選出基準1の「ベスト8」を参加校数128校以上の次の都道府県に関しては「ベスト16」以上に変更した模様(北海道、埼玉、千葉、神奈川、東京、愛知、大阪、兵庫、福岡)


以下は21世紀枠各地区推薦校の予想です。

[ 北海道 ]

各都道府県・推薦校は以下の通りです。
*北海道*
北海道は未定ですので、便宜的にベスト8進出校を挙げておきます。
駒大苫小牧・北海道栄・旭川実・釧路江南・滝川西・帯広工・北照・武修館

北海道地区・予想(過去・帯広南商、鵡川・稚内大谷・函館中部・札幌藻岩)
21世紀枠候補・本命21世紀枠候補・対抗21世紀枠候補・大穴
釧路江南帯広工武修館  

< 解説 >

* 21世紀枠 * 3年前は見事「鵡川」が代表枠をしとめた北海道地区。昨年はわかりやすかったが、今年は各校とも決め手に欠け、混戦模様。今年のベスト8進出校では甲子園未経験校が武修館、また「30年以上甲子園に出場していない高校」はなく、釧路江南が29年前(夏) 北海道栄・帯広工がそれぞれ25年前滝川西が12年前、北照は6年前だ。近年甲子園に来ている駒大苫小牧・旭川実は21世紀枠での選出はむずかしいのではないか?
 以上を基礎知識として予想してみると、選出されれば初出場となる武修館は平成16年「釧路緑ヶ岡」から校名変更した中高一貫の私立高校。1964年の創立で今年で40年少々。ボランティア活動に力を入れていてそういった意味では21世紀枠に選ばれやすさがある。釧路江南は釧路湖陵とならぶ釧路地方の有名公立校。大正時代の 創立の伝統校で、今回の8校の中では一番21世紀枠の意義に合致しているように思える。帯広工も可能性あり。なかなか甲子園出場校が出ない帯広地区に位置し工業系4学科を有し40年近くの歴史がある。滝川西は滝川市立の高校で、創立30数年。商業系学科と普通科があり、高校野球の強豪として有名。北照は明治の創立になる 歴史の古い私立校。ただ「スポーツコース」を有することが21世紀枠としてみるとどうなるか。北照の活躍は近年目覚しく実力でも再度の甲子園出場は近いと予想される。さて、大穴は道大会準優勝の北海道栄。前身の北海道日大時代に甲子園出場経験がある、私立校。近年道大会でも上位に進出している。甲子園になじみのある駒大苫小牧・旭川実は21世紀枠では選びにくいだろう。
 今年度は駒大苫小牧の明治神宮大会優勝で北海道は2枠となっている。順当なら優勝・準優勝校で決まりだが、決勝での北海道栄の負け方が悪かったので、21世紀枠で救済するということも考えられないことはない。ただ順当に見ると釧路江南が同地域の武修館より有力で、帯広工との争いになると思える。

<12月15日追補>
 北海道はベスト16から21世紀枠を選出することになったので、先にあげた8校のほかに次の高校が候補に挙がる。
札幌山の手、函館大柏稜、遠軽、旭川北、札幌日大、北見緑稜、白樺学園、函館工
 この中では近年大活躍の遠軽、昨年駒大苫小牧の連勝をストップして話題となった白樺学園、選出されれば42年ぶりの甲子園となる古豪函館工が有力。他に札幌山の手・北見緑稜・函館大柏陵もチャンスはある。

[ 東北 ]

各都道府県・推薦校は以下の通りです。<11月22日県推薦校確定>
*東北*
青森(青森)黒沢尻北(岩手)横手(秋田)米沢中央(山形)宮城水産(宮城)光南(福島)
東北地区・予想(過去・安積、宮城農、大館鳳鳴、一関一一迫商
21世紀・本命21世紀・対抗21世紀・大穴
光南宮城水産横手  

< 解説 >

* 21世紀枠 * 5年前見事「安積」が当選し、一昨年「一関一」そして昨年は「一迫商」が選出された21世紀枠に関しては「名門」の東北地区。ここ数年、東北地区大会に進出したチームが選出されているので、今回も光南・宮城水産・米沢中央の3チームが一歩リード。この中では福島県2回目の推薦となる光南に注目したい。平成8年に矢吹高校を発展させて開校した県立高校で光南としての歴史は浅い。ここがネックだが、春・秋の県大会では上位の常連校で今回も県大会優勝と実力も兼ね備えている。宮城水産は開校100周年を超える 伝統校で、海洋総合科と情報科学科をもつ県立高校。野球部も近年上位に残るようになってきた。水産校という特殊性が有利ながら、昨年同県の一迫商が推薦されているところがネックか?米沢中央は創立80周年を超える私立の伝統校。総合コースと特別進学コースを有する。また、東北大会で優勝した秋田商に7−10と接戦を演じたところがセールスポイント。  以上の東北大会進出の3校に対して、残りの3校を見てみる。横手は昨年部長が本命に推した学校。創立100周年を超え、今年も県の推薦校になり「文武両道」を旗印に地区推薦校を狙う。青森も創立100周年を超える「文武両道」の進学校。野球部もここ数年、優勝候補に名を連ねることがあり、毎年一定の力を持つチームを作っている。先の横手は秋田県の旧制三中で青森は青森県の旧制三中。全く互角の歴史と思える2校に甲乙つけるのは困難なのでは?残る黒沢尻北は創立80周年を昨年迎えた県立の進学校。ラグビー部も強い。 総合的に見ると光南・宮城水産が一番手を争い、青森・横手が「文武両道」での滑り込みを狙うといった構図か。この2校に関しては共に2回目の県推薦。青森は県推薦された平成3年に、秋田県の大館鳳鳴(東北地区推薦校)に東北地区の推薦をさらわれているので、今回は青森有利という見方も出来る。また、いまだ青森県だけ、東北地区の推薦校に一校も選ばれていない。そろそろかな?という気もしないでもない。

[ 関東・東京 ]

各都道府県・推薦校は以下の通りです。<12月2日都県推薦校確定>
*関東・東京* 
水戸桜ノ牧(茨城)真岡工(栃木)沼田(群馬)坂戸西(埼玉)駿台甲府(山梨)多古(千葉)明大中野(東京)立花学園(神奈川)

関東・東京地区・予想(過去・稲毛、土浦三、真岡、桐朋、二松沼南)
21世紀・本命21世紀・対抗21世紀・大穴
立花学園沼田真岡工  

< 解説 >

* 21世紀枠 * 推薦校8校中3校が私立勢と前回と同様。今年から千葉県・埼玉県は「ベスト16以上」から推薦できるようになった。水戸桜ノ牧(茨城県)は、創立20周年を過ぎたところの新しい高校。「国際教育」を重点とし文武両道を目指している県立校。真岡工(栃木県)は工業系4学科を有する県立校。創立40周年を数え、「自転車・ライフル」など変わった競技で優秀な成績を修めている。近隣の真岡高校は3年前関東地区推薦校に選ばれている。駿台甲府(山梨県)は創立25年を迎えた中高一貫型の私立高校。大手予備校の系列で、進学校といえる。野球部は設立当初のほうが強かったが、 イメージとしては、久しぶりに上位に勝ち残った感覚。沼田(群馬県)は創立100年を超える群馬県内でも有数の歴史の古い県立高校。進学校としても有名で「文武両道」を目標に掲げている。坂戸西(埼玉県)は私立が強い埼玉県内にあっては、新鋭ながら県立の雄ともいえる存在で創立25周年を終え野球部は毎年のように県ベスト8、16クラスまでは勝ち残っている。運動部が盛んな単位制の県立高校。多古はもうすぐ創立100周年を迎える、前身が農学校の県立高校。ゴルフ部他農業クラブなどユニークなクラブもある。明大中野は明治大学の付属校で、創立70周年を数える。グラウンドが狭いなどのハンデを抱えながら活動している。 立花学園は創立80周年を超える私立校。
 ここ2年間、関東地区は私立校が推薦されている。私立の中では立花学園・明大中野あたり、公立では関東大会で1勝の真岡工、伝統ある進学校沼田、近年活躍が目覚しい坂戸西あたりが注目だが、決め手が無く他の高校も横一線といった印象だ。 <12,2>

[ 北信越 ]

各都道府県・推薦校は以下の通りです。<12月2日県推薦校確定>
*北信越* 
諏訪清陵(長野)村上桜ヶ丘(新潟)福岡(富山)金沢桜丘(石川)羽水(福井)

北信越地区・予想(過去・町野、長野日大、柏崎、七尾、金沢泉丘)
21世紀・本命21世紀・対抗21世紀・大穴
金沢桜丘諏訪清陵羽水  

< 解説 >

* 21世紀枠 * 公立校が勢ぞろい。諏訪清陵(長野県)は2年前に続いて2回目の県推薦。創立100周年を超える進学校で、長野県内では近年公立高校としては一番安定した成績を残している。金沢桜丘(石川県)は旧制金沢三中。創立80年を超える。昭和50年夏が最後の甲子園出場のため推薦には問題なかろう。北信越大会でベスト4に残ったのはセールスポイントになる。村上桜ヶ丘(新潟県)は大正2年開校の実業女学校に歴史を発するので90年以上の伝統がある。近年進学者が増えている。羽水(福井県)は昭和38年開校でほぼ100%の生徒が進学希望の県立校。 野球部はそう活躍しているとは認識していなかったが、どうなるか。福岡(富山県)は昭和58年創立の若い高校。文科省のスーパーイングリッシュランゲージハイスクールに選ばれている。
 以上の中から過去3年、北信越大会に進出している高校が推薦されていることから、羽水・金沢桜丘・諏訪清陵の3チームが一歩リード。また、過去5回のうち3回石川県から推薦校が出ていること、北信越でベスト4に残ったことから金沢桜丘が本命と見られる。逆に石川県の独占がマイナスと評価されると諏訪清陵にチャンスがある。 <12月1日更新>

[ 東海 ]

各都道府県・推薦校は以下の通りです。<11月22日県推薦校確定>
*東海* <確定>
静岡学園(静岡)成章(愛知)帝京可児(岐阜)名張桔梗丘(三重)
東海地区・予想(過去・常葉橘、郡上北、神戸、津西、静清工)
21世紀・本命21世紀・対抗21世紀・大穴
成章名張桔梗丘静岡学園  

< 解説 >

* 21世紀枠 * 未だ21世紀枠で選出された事の無い東海地区。今回は私立2校、公立2校の顔ぶれとなった。成章(愛知県)は渥美半島の中央に位置する、藩校の流れを汲む創立100年を超える県立校。普通科・商業科・生活文化科を有し、普通科は進学者が多い。昭和47年にセンバツに出場しているが、30年以上甲子園出場は無い。名張桔梗丘(三重県)は創立30周年程度の普通科単位制の高校。進学率は90%を超え、部活動参加者も80%以上という文武両道を実践している。帝京可児は名前の通り可児市に位置する帝京大学の系列校で 中高一貫教育、少人数制教育を特色としている。静岡学園はサッカーで有名。野球部も近年上位に進出することが多くなっている。昭和41年開校の私立の高等学校で中学・大学もグループ内に有する。昭和46年に夏の甲子園に出場しており以来30年以上の時がたっている。
昨年私立の静清工を推薦したことから、いまだ推薦されたことが無い愛知県から伝統校成章を推す声が高い。過去2校ずつ推薦経験のある静岡県・三重県では名張桔梗丘の方が優位か?静岡学園・帝京可児の私立勢は今年は決め手にかける気がする。

[ 近畿 ]

各都道府県・推薦校は以下の通りです。<府県推薦校11月30日確定>
*近畿* <確定>
彦根翔陽(滋賀)乙訓(京都)広陵(奈良)県和歌山商(和歌山)布施(大阪)尼崎北(兵庫)
近畿地区・予想(過去・桐蔭、彦根東、橋本、耐久、桜井)
21世紀・本命21世紀・対抗21世紀・大穴
県和歌山商乙訓彦根翔陽  

< 解説 >

* 21世紀枠 * 過去、推薦校にはすべて公立校を選出しながらも、21世紀枠には縁の無い近畿地区。今回はどうだろうか?彦根翔陽(滋賀県)は彦根南ー彦根商から平成10年に総合学科の彦根翔陽に変わった創立30年あまりの高校。野球部もそのときに設立された比較的新しい高校だ。乙訓(京都府)は長岡京市に位置する、昭和39年創立の普通科と商業科を有する高校。広陵(奈良県)は有名な広島の広陵と同名の高校だが こちらは県立校。昭和48年創立で、昭和60年のセンバツに出場しているので、20年しか経っていないところはネック。しかし今年度高田東高校と統合になり、新たに大和広陵高校が発足しているが広陵高校は平成19年3月までは存続。大和広陵は同時に体育系学科が設置されたため今後甲子園に出てくる日も近いのではないだろうか。 県和歌山商(和歌山県)は過去6回甲子園に出場しているが、最後は昭和32年の夏。創立100年を超える伝統校で、ここ数年市和歌山商とともに公立校としては常に上位に食い込んでおり、今年も近畿大会に出場している。和歌山県は昨年の田辺商に続いて商業高校を推薦しており、21世紀枠の流れに柔軟に対応している。布施(大阪府)は創立60年余りの府立校。前期・後期の2学期制で府大会では優勝した履正社に2−4と善戦している。 尼崎北は創立50年あまりの県立高校。センバツは4回出場しており、最後は平成元年度。夏の出場は平成7年と10年前だ。
 以上から予想すると、唯一近畿大会に出場していて出場が決定すれば、48年ぶりの甲子園出場になる県和歌山商は候補になりやすい。いまだ推薦校が無い京都府・大阪府も今回手堅く公立校を送り込んできたが、乙訓・布施ともにあまりインパクトは高くない。歴史は浅いが元女子高からの彦根翔陽は大穴的存在。広陵・尼崎北は過去の甲子園出場から十分時間が経っておらず、不利と思える。

[ 中国 ]

各都道府県・推薦校は以下の通りです。<県推薦校12月2日確定>
*中国* <確定>
岡山南(岡山)米子西(鳥取)美鈴が丘(広島)出雲西(島根)防府(山口)
中国地区・予想(過去・境港工、松江北、隠岐、鳥取城北、賀茂)
21世紀・本命21世紀・対抗21世紀・大穴
米子西防府美鈴が丘  

< 解説 >

* 21世紀枠 * 松江北、隠岐と選出校を輩出している21世紀枠の名門・中国地区。岡山南(岡山県)は岡山市立商業を前身とし、岡山南としては55年余、市立商からは100年を越す歴史がある。商業科など5学科を有し約1000人が在籍する大規模校だ。甲子園は春夏5回づつ出場し、最後は平成5年夏になる。米子西(鳥取県)は今年創立100周年の県立校。全身は女学校で21世紀枠の県推薦は昨年に続いて2回目。出雲西は島根県では少ない私立の高校。創立50周年を終えたところで普通科の他情報会計科がある。美鈴が丘(広島県)は広島市立で昭和63年の開校と新しい学校。野球部は近年力をつけてきて、ベスト8には残るようになってきている。 防府(山口県)は旧制防府中学と防府高等女学校を母体とする創立125年を超える県立高校。普通科と衛生看護科を有し年一回ボランティア活動もしている。昭和30年のセンバツに出場している。
 以上のことから最後の甲子園出場からまだ10年余りの岡山南は難しいとして、あとは横一線の印象。強いて言えば伝統の防府・米子西と新鋭の美鈴が丘の争いか。私立としては以前鳥取城北が選ばれたことがあるが、出雲西はやや決め手に欠ける。ただ中国大会出場は好印象。そうすると総合的に考えて、もう一校の中国大会出場校である米子西が本命に挙がってくる。

[ 四国 ]

各都道府県・推薦校は以下の通りです。<県推薦校12月2日確定>
*四国* <確定>
観音寺一(香川)新居浜東(愛媛)穴吹(徳島)室戸(高知)
四国地区・予想(過去・富岡西、八幡浜、高知東、八幡浜、高松
21世紀・本命21世紀・対抗21世紀・大穴
室戸新居浜東穴吹  

< 解説 >

* 21世紀枠 * ここ2年連続で21世紀枠に選出校を送り出している四国地区。今年も粒ぞろいでその勢いが続くかどうか?今回は4校すべて県立校だ。観音寺一(香川県)は昨年の高松に肩を並べる進学校。質実剛健・文武両道の創立100年を越す伝統校。普通科と理数科を有し、定時制も併設している。新居浜東(愛媛県)は創立60周年を超え、進学率は90%近くで部活動にも力をいれ文武両道を目指している。穴吹(徳島県)は創立80周年の歴史の古い高校で前身は美馬高等女学校。2学期制の単位制の高等学校で野球部は近くの河川敷のグランドで練習をしている。 室戸(高知県)は創立50周年が過ぎ高知県内では最初に総合学科が設置された県立校。高校野球では好投手が輩出される高校として有名。昨年に続く県の推薦で地域性も良く今年はチャンスかもしれない。
 以上を総合すると、室戸が2年連続の推薦で、今年は有望。四国大会に出場しているのも好印象だ。新居浜東も四国大会に出場しているが、新居浜水害時のボランティア活動が、イメージでかぶる観音寺一を上回ることが出来るか。穴吹は地味だが、自校のグラウンドで練習していないというハンデと、4年間徳島県勢から選出されていないめぐり合わせで、順番?からいけばそろそろかなとも思える。

[ 九州 ]

各都道府県・推薦校は以下の通りです。<県推薦校12月2日確定>
*九州* <確定>
春日(福岡)伊万里商(佐賀)創成館(長崎)大津(熊本)佐伯豊南(大分)都城泉ヶ丘(宮崎)徳之島(鹿児島)推薦取り消し(沖縄)
九州地区・予想(過去・宜野座、辺土名、直方、清峰、佐賀西)
21世紀・本命21世紀・対抗21世紀・大穴
伊万里商徳之島都城泉ヶ丘  

< 解説 >

* 21世紀枠 * 2年連続で21世紀枠「補欠校」どまりに終わった九州地区。今年にかける意気込みは強いはず。ただ、「確定的」と思われた沖縄・八重山商工が推薦取り消しとなり、どこが選ばれるかは混沌としてきた。春日(福岡県)は創立25年を超えた比較的新しい県立高校。特徴ある教育を実践しており、今回はベスト16からの推薦。伊万里商 (佐賀県)は2002年度に続き2回目の県推薦。平成12年度に創立100周年を迎えた伝統校。商業系2学科と情報処理科を有し、野球部は九州大会でもベスト4入りし、一般枠での選出も確実視されている。創成館(長崎県)は今回の九州地区県推薦校の中でただ一校の私立。ボクシング部が昔から強くて有名。野球部も上位にはよく食い込んでいる。 大津(熊本県)は創立80周年あまりで普通科と理数科を有する、サッカーで有名な県立校。普通科の中には体育コース・美術コースがあるユニークな高校だ。佐伯豊南(大分県)はもうすぐ創立60年の7つのコースを持つ総合学科県立高校。進学と就職と半々ぐらいの割合。都城泉ヶ丘(宮崎県)は2年前も推薦され有力と思われたが、清峰に九州の推薦校の座は奪われた。今回で2回目の県推薦。創立100年を超え、国立大学に150名あまり合格者を出している進学校。普通科と理数科を有する。野球部も毎年のように県ベスト8には勝ち進んでいる。徳之島(鹿児島県)は来年創立60周年を迎える奄美群島の徳之島にある県立高校。鹿児島県内で離島勢が決勝まで進んだのは初めての快挙。沖縄県は推薦校が取り消しになっている。
 さて、この7校の中では、まず、伊万里商が九州大会の実績、伊万里地区から初という話題性で一歩リード。ただし一般枠のほうに回そうという話になれば、文武両道で都城泉ヶ丘春日を上回り、九州大会出場の徳之島との一騎打ちといった感じになる公算が強い。いずれにしても伊万里商が21世紀枠で選出されるかが他の6校にとっては最大の焦点。(21世紀枠は一般枠に先立って選出される)大津も可能性はあるが、他の2校も含めて選出は難しいと思える。

< 12月17日、9地区推薦校決定です >


線

最近の甲子園大会の結果・トーナメント表
第77回センバツ大会第86回夏の甲子園大会第76回センバツ大会第85回夏の甲子園大会第75回センバツ大会
第84回夏の甲子園大会第74回センバツ大会第83回夏の甲子園大会第73回センバツ大会第82回夏の甲子園大会
第72回センバツ大会第81回夏の甲子園大会第71回センバツ大会第80回夏の甲子園大会第70回センバツ大会

先読み倶楽部・的中率実績
センバツ出場校予想センバツ大会勝敗予想夏の大会出場校予想夏の甲子園大会勝敗予想
1998年94.4%(36校中34校)82.9%(35試合中29試合)70.9%(55校中39校)66.7%(54試合中36試合)
1999年93.8%(32校中30校)54.8%(31試合中17試合)75.5%(49校中37校)62.5%(48試合中30試合)
2000年90.6%(32校中29校)67.7%(31試合中21試合)69.4%(49校中34校)66.7%(48試合中32試合)
2001年88.2%(34校中30校)63.6%(33試合中21試合)61.2%(49校中30校)66.7%(48試合中32試合)
2002年87.5%(32校中28校)61.3%(31試合中19試合)61.2%(49校中30校)77.1%(48試合中37試合)
2003年85.3%(34校中29校)63.6%(33試合中21試合)59.2%(49校中29校)54.2%(48試合中26試合)
2004年87.5%(32校中28校)77.4%(31試合中24試合)73.5%(49校中36校)72.9%(48試合中35試合)
2005年90.6%(32校中29校)61.3%(31試合中19試合)77.6%(49校中38校)72.9%(48試合中35試合)


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