第87回センバツ大会 優勝候補は仙台育英・敦賀気比・天理・大阪桐蔭 !!
ランク | 試合番号 | 勝利予想ー敗戦予想 | 予想コメント | 結果 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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1回戦 | 1日目第1試合 | 八戸学院光星9−2九州学院 | 実力校同士の好カード。焦点は九州学院・伊勢投手が八戸学院光星打線をしっかり抑えられるか。九州大会でも強打のチームには得点を許しているのが不安材料。例年より迫力不足とはいえ光星は長打もあり甲子園での戦い方は知っている。九州学院は光星・中川投手を攻略出来れば優位に立てる。 | ○
第2試合 | 大阪桐蔭8−0東海大菅生 | 今年も打線が強力な大阪桐蔭を速球派の東海大菅生・勝俣投手がどこまで抑えられるかがポイント。元来大阪勢は東京代表には無類の強さを誇る。勝俣投手も制球が嵌れば1,2失点で抑える実力はあるが、コントロールが甘くなると大阪桐蔭は見逃さない。東海大菅生はセンバツ初勝利の重圧もある。 | ○
| 第3試合 | 常総学院14−1米子北 | 総合力で常総学院が上回る。常総学院は攻撃に機動力が使え初陣の米子北はかき回されないように気を付けたい。打線に自信のない米子北はエース高橋を中心とした投手力で常総打線をうまくかわしロースコアのゲームに持ち込めば勝機も出てくる。初回の攻防も注目される。 | ○
| 2日目第1試合 | 今治西11−7桐蔭 | 総合力で今治西に分があるが甲子園4連敗中の重圧がかかる分、桐蔭は得意の打線で先制しクロスゲームに持ち込めるかがカギ。投手力が弱い桐蔭は打線の援護が欠かせない。今治西・杉内投手を攻略しないことには勝機は見えてこない。5点以上もぎ取り打ち合いの乱打戦に持ち込みたい。今治西は落ち着いて試合を進め1点づつ加点し寄り切る試合運びを目指せるか。 | ○
| 第2試合 | 静岡7−1立命館宇治 | 共に打線に自信を持つチーム同士の対戦。今大会でも屈指の長打力を持つ静岡は昨夏に有利と言われながら星稜に打ち負け苦杯をなめた。今回は雪辱戦となるが両チームともエースの出来がカギを握る。静岡・2年生右腕村木、立命館宇治・左腕山下ともに相手を完封するだけの力はないので大量失点を防げるかがポイント。特に山下投手の制球力が注目される。 | ○
| 第3試合 | 木更津総合8−3岡山理大付 | 共に分析しても強いのか弱いのかわかりにくいチーム。岡山理大付はエースの西山の力投を背景にやや非力な打線の援護を待ち逃げ切る試合を得意とする。木更津総合も防御率の良い2投手が相手を抑えその間に加点して逃げ切るゲームが多い。両チームにほとんど力の差は感じないが投手が二人いる木更津が防御面でやや有利か。 | ○
| 3日目第1試合 | 敦賀気比3−0奈良大付 | 敦賀気比・平沼、奈良大付・坂口と両チームとも本格派の好投手を擁し投手戦になる可能性が高い。敦賀・平沼投手は昨夏のベスト4投手。昨秋はストレートにやや精彩を欠いたが球威が戻っていると下位打線に課題のある奈良大付打線が捕らえるのは厳しそう。敦賀気比も打線のつながりは昨夏より落ちるので奈良大付・坂口投手が1,2失点までに抑えると勝機も出てくる。 | ○
| 第2試合 | 仙台育英12−0神村学園 | 仙台育英は昨秋の明治神宮大会王者であるが、神村学園も実力的にはほとんど差がない。逆に投手が2枚いる分接戦では有利な面もある。打線は平沢・郡司とタレントがいる分仙台育英がややリードするも神村学園も山本がおりつながりの面でも引けを取らない。仙台育英エース佐藤の出来が試合を左右しそう。 | ○
| 第3試合 | 浦和学院2−0龍谷大平安 | (延長11回) 総合力はほぼ互角。打線の得点力でやや浦和学院がリードと読んだ。投手力は両チームとも左腕投手が複数おり、昨年の経験があるだけ龍谷大平安・エース高橋の安定感を買いたい。打線はともにつながり重視だが得点力と機動力で浦和学院に分がある。ともに近年優勝を経験しているだけに先取点を取った方がマイペースで試合を作れそうだ。 | ○
| 4日目第1試合 | 英明1−4大曲工 | 初陣同士のフレッシュな一戦。ともに打線に自信を持っており投手陣の踏ん張りが勝敗の行方を決めそうだ。四国大会Vの英明はエースの田中のフォームが固まっているかがカギ。もともと力はあるので安定した投球が出来れば優位に立てる。打線も明治神宮大会で敦賀気比・平沼から5回で3得点しており力を持っている。大曲工は実質主戦の武田投手が東北地区大会同様に粘りの投球ができれば接戦に持ち込める。 | *言い訳・ついにハズレ。大曲工の打力は想定内だったが、大曲工・武田投手を英明打線がこれだけ打ちあぐねるのは計算外だった。大曲工は序盤戦を0―1で耐えて終盤自信のもっていた打線が英明・田中投手を攻略するという会心のゲーム。 ●
| 第2試合 | 県岐阜商4−1松商学園 | 今大会注目の152キロ右腕・高橋と松商学園打線の対決。直球一辺倒ではなく変化球で打たせる投球もできる高橋投手から3点取るのはかなり難しく感じる。松商打線は当たっているが機動力も含めて少ないチャンスを生かして3点は取りたい。不安のある投手陣があまり迫力のない県岐阜商打線を3点までに抑えたとき勝機が出てくる。 | ○
| 第3試合 | 近江2−0九産大九州 | 秋の大会ではエース小川の調子も上がらず打線も湿った近江だったが潜在能力は高い。九産大九州は安定感のある左腕・岩田に得点力のある打線を持ちチームバランスは良好。勝敗のポイントは九産大打線が小川投手から何点取れるか?ロースコアのゲームになると小川の他にも力のある投手のいる近江が投手陣の層の厚さを見せそう。 | ○
| 5日目第1試合 | 天理7−2糸満 | 両チームとも打力はあり先発投手の出来が試合の行方を左右しそうだ。天理は斉藤・森浦の左腕2枚に冨木・王子の右腕2枚を擁し投手陣の層は厚い。糸満はエース金城が大黒柱で天理打線を3,4点までに抑える投球を目指したい。近畿大会優勝校の天理は畳み掛ける攻撃が特長なので、糸満はビックイニングを作らせないことが肝要。 | ○
| 第2試合 | 健大高崎9−1宇部鴻城 | 機動破壊を旗印に攻撃力に特徴のある健大高崎に対し、エース上西の力投と大物打ちはいないが、つながる打線が売り物の宇部鴻城の対戦。ポイントは健大高崎・川井投手の立ち上がり。速球派だがやや球威に欠けるきらいのある川井投手は制球が甘くなると大量失点の危険性もある。健大高崎としてはリードする展開で試合を進め打力もある宇部鴻城に対して逃げ切りを図りたい。 | ○
| 第3試合 | 二松学舎大付4−5松山東 | 二松学舎大付が投打に上回る。二松学舎大付は昨夏甲子園で好投した左腕・大江がエースとして健在。打線も長打力があり松山東のエース亀岡も投球の組み立てに気を付けないと痛打を浴びる。松山東としては大量失点を防ぎ接戦で終盤を迎えたい。 | *言い訳・2点見誤った。まずは松山東打線が二松学舎大付・大江投手から5得点上げた頑張り。特にクリーンアップは大車輪の活躍だった。2点目は松山東エース亀岡投手の好投。戦力分析の時に「亀岡投手は好投手(3失点ほどで粘れる投手)なのか?」迷ったのだが、普通=B評価にした経緯がある。今日は直球に球威があり制球も冴え、真ん中付近に集まった6回は3失点したものの、あとは粘りの投球で1点差を守りきり被安打も8にとどめた。以上の2点を予想できませんでした。松山東会心の勝利。 ●
| 6日目第1試合 | 東海大四3−0豊橋工 | 総合力の東海大四とエース森の出来がカギを握る豊橋工の対戦。東海大四は昨夏のチームよりやや小粒になったが伝統の打力は健在。豊橋工・エース森の投球と東海大四打線の対決が焦点。豊橋工は得点力に欠けるので2−0、2−1程度の試合展開が望み。森投手が序盤で崩れるようだと厳しい。 | ○
| 2回戦 | 第2試合 | 大阪桐蔭4−1八戸学院光星 | 因縁の対決。これまで2回夏の決勝戦で対戦し大阪桐蔭の2勝。初戦両チームとも隙を見せることなく完勝だった。ポイントは八戸学院光星、先発が予想される中川投手の立ち上がり。九州学院戦で先制を許しているので大阪桐蔭相手にリードされる展開は避けたい。大阪桐蔭打線は中川投手の変化球をどの程度捕らえられるかで試合展開が変わってくる。 | ○
| 第3試合 | 常総学院8−1今治西 | 初戦勝ったものの杉内投手の制球が不安定だった今治西。機動力のある常総学院相手には本調子でないとかき回されそう。中浜捕手とともに杉内投手も盗塁を防ぎつつ打者にも集中したい。常総学院は鈴木投手が柱になるめどが付きじっくり1点づつ稼ぎ継投策で逃げ切る展開を望む。杉内投手が不安定だと大差の展開もありうる。 | ○
| 7日目第1試合 | 静岡4−2木更津総合 | 実力伯仲の好カード。試合の見所は木更津総合・早川、鈴木の投手陣vs集中打でビックイニングが作れる静岡打線の対決。5点ぐらいをめどのせめぎ合いになりそうだが静岡・村木投手が大崩れしないことが大前提となる。 | ○
| 第2試合 | 仙台育英1−2敦賀気比 | 2回戦で当たるのがもったいない一戦。両チームとも1回戦の戦い方を見る限りでは優勝候補と言える隙のない試合運びだった。敦賀・平沼、仙台・佐藤投手から3点以上取るのはかなり難しそうなので、敦賀気比が奈良大付戦で見せたような犠飛も絡めての取れるときに得点しておくしたたかさが勝敗を分けそう。打線が振れている仙台育英やや有利か?敦賀打線が佐藤投手のフォークボールを攻略できるかもカギ。 | *言い訳・予想通りの両エースの投手戦。お互いに奪三振8被安打5と互角の展開。タイムリーが2点タイムリーか1点タイムリーかの差だった。それだけ投打に実力伯仲の好ゲームだった。 ●
| 第3試合 | 浦和学院5−1大曲工 | 昨秋10月の県強化試合では大曲工が12−11で勝っているが浦学はエース級が登板していないので参考にはならない。ただ大曲工は武田投手が投げているのでやはり総合力で上回る浦和学院が有利と考える。ポイントは浦和学院・江口投手vs大曲工打線。場合によっては小倉投手の先発も考えられるが初戦の勢いを追い風に大曲工打線が浦学投手陣を打ち込まない限り勝機はない。 | ○
| 8日目第1試合 | 県岐阜商3−0近江 | 県岐阜商・高橋、近江・小川の好投手対決とともに貧打線対決ともいえる。高橋投手は被安打2、直球は150キロを超えており後半はカーブが良く落ち松商打線は狙い球を絞れなかった。小川投手も被安打4の完封と両投手の力量と打線を勘案すると2点目が勝敗のポイントとなりそう。県岐阜商・小川監督が落ち着いた采配を取れるかも注目。 | ○
| 第2試合 | 天理1−3健大高崎 | 予想するには変数が多くて難しい一戦。両チームとも打撃では中軸に柘植・柴引、坂口と柱がおり下位打線も春日、前久保などあたっている選手がいて互角。投手陣も健大高崎・川井、天理・斉藤が思いのほかの好投。するとポイントは健大高崎の走力と天理の左投手陣の対決の行方となる。健大はそれほど走れないのではないか?と予想。投手力も2枚ある天理が接戦になった時有利と予想する。健大高崎は先制して逃げ切る展開を目指したい。 | *言い訳・健大高崎が先制して逃げ切るシナリオ通りの展開で接戦を制した。言い訳としては天理打線が健大高崎・川井投手から4安打1点と打てなかったこと。健大高崎の盗塁を阻止する予想は当たったが得点が1では勝てない。川井投手の好投が勝因。 ●
| 第3試合 | 東海大四3−2松山東 | まだ甲子園で2連勝したことのない東海大四が殻を破るかに注目。東海大四は初戦エース大沢が制球力もよく速球も140キロを超えるなど予想以上の安定感で好投。松山東・亀岡も頭脳的な投球と力のある速球で試合を作った。焦点は大沢投手が当たっている松山東上位打線をどう抑えるか。東海打線が当たっていないのでロースコアの展開を予想。勝敗のカギは松山東の得点となる。勝負強さの目立った3,4,5番を抑え込めれば東海大四が有利となる。 | ○
| 準々決勝 | 9日目第1試合 | 大阪桐蔭5−3常総学院 | 八戸学院光星戦で長打で4得点上げたものの4安打に抑え込まれた大阪桐蔭打線。常総学院・2年生左腕の鈴木投手はスライダーが切れ大阪桐蔭の左打者は苦労しそう。一方、大阪桐蔭・田中投手も好調で走力のある常総学院も機動力を発揮できるかどうか。投手戦を予想するが両チームとも長打力があり、終盤長打で上げた1,2点が試合を左右することになりそう。 | ○
| 第2試合 | 敦賀気比4x−3静岡 | 投手力の差で敦賀気比有利。敦賀気比はこれまで奈良大付・坂口、仙台育英・佐藤とプロ注目の好投手とばかり対戦してきたため得点は3点、2点と低いがもともと打線の得点力は高い。静岡・村木投手は単調になると連打を浴びる可能性がある。ただし打力では敦賀気比に引けを取らない静岡は仙台育英・佐藤投手に投げ勝ち一仕事終わった感のある平沼投手が隙を見せる可能性もあるので、打ち負けない姿勢が必要。 | ○
| 第3試合 | 県岐阜商0−5浦和学院 | 県岐阜商・高橋投手と力のある浦和学院打線の注目の対決。連投になる高橋投手は2回戦の近江戦の終盤はいい当たりをされていたので後半のスタミナに不安あり。得点力の低い岐阜商打線は先制点はぜひ欲しい。走力を生かして得点に繋げ、3点めどのロースコアの戦いに持ち込みたい。浦和学院はここまで打線の爆発はないがしたたかに得点を挙げており、タイムリー以外でもスクイズや犠飛で高橋投手から1,2点もぎ取る作戦が必要。1点を争う好ゲームが期待される。 | *言い訳・浦和学院・江口投手の内角のボールに力があり県岐阜商打線は力負けしていた。頼みの高橋投手も終盤の7回に速球がやや高めにいくようになったところを4安打集中され試合を決められた。 ●
| 第4試合 | 健大高崎0−1東海大四 | 敗色濃厚だった松山東戦を終盤の集中打でうっちゃった東海大四の勢いに注目。四死球の少ない東海大四・大沢投手から走者を出すにはヒットが必要。健大高崎は得意の機動力で5点までとれれば優位に試合を進められる。両チームとも連投になるエースのスタミナと出来も重要となる。 | *言い訳・両チーム控え投手が先発したのにまさか1−0のような試合になるとは思わなかった。健大高崎の敗因は東海・先発の権投手を打ちあぐねたことと暴走気味だった走塁。8安打放ちながらも1点が遠かった。東海大四は権ー大沢の継投が見事に決まった。 ●
| 準決勝 | 10日目第1試合 | 大阪桐蔭0−11敦賀気比 | 実力校同士の対戦となった。昨夏も準決勝で対戦し15−9で大阪桐蔭が勝利。今大会の大阪桐蔭はエース田中が安定。打線も劣勢だった常総学院戦で逆転勝ちするなどチーム全体で当たってきている。敦賀気比は大黒柱の平沼が投打に中心となっている。打線も昨年のような連打はないが徐々につながりつつある。ポイントは平沼投手vs大阪桐蔭打線。3点勝負を予想し大阪桐蔭がそれ以上得点を上げれば勝利が近づき、1,2点に抑えられれば敗色濃厚となる。 | *言い訳・敦賀気比・松本選手が2打席連続満塁本塁打をかっとばすという史上初の予想もしない展開。特に2本目のホームランで大阪桐蔭の集中力が切れかかった。大阪桐蔭・田中投手はそれほど悪くなかったが甘い球はことごとく痛打された。打線を組み替えた敦賀気比の作戦が的中した。 ●
| 第2試合 | 浦和学院1−3東海大四 | 投手力は互角も打力の差で浦和学院が優位。明治神宮大会では10−0で浦和学院が勝利。浦和学院は準々決勝で県岐阜商・高橋投手を終盤打ち崩し打線は上り調子。東海は3点3点1点と得点力に課題があり勝ち味が遅い。浦和学院の先発投手がエース江口なら今回もなかなか得点を挙げるのは難しそう。東海大四としては先制してエース大沢の力投で逃げ切るロースコアな試合展開に持ち込みたいところ。 | *言い訳・東海大四が相手2塁手のエラーで逆転に成功してから流れが東海に傾き、浦学のライナーは正面を突き、東海は飛球がポテンヒット。東海大四・大沢投手は根気強くコーナーを突きやや終盤焦りが出てきた浦和学院に連打を許さなかった。序盤から中盤にかけての浦和学院のチャンスに得点を許さなかった、大沢投手の粘りの投球の勝利。 ●
| 決勝 | 11日目第1試合 | 敦賀気比3−1東海大四 | 打線の破壊力で当たっている敦賀気比が有利。ただ東海大四の勢いも侮れず、楽しみな一戦。焦点は東海大四・大沢投手vs敦賀気比打線。場合によっては準々決勝で先発した権投手の先発も考えられるが、その場合は先取点を許したくない。敦賀気比も山崎と左腕・海野にまだ登板がないが決勝は大阪桐蔭戦で比較的楽な投球ができたエース平沼か。投手陣の疲労も考慮して4,5点勝負の試合展開を予想。 | *感想・今大会のベストゲーム。主審の外角のストライクゾーンが狭い中、両投手とも左バッターの内角へのコントロールが絶妙で何度も決定的チャンスを防ぐ息詰まる展開。試合の流れもあっちに行ったりこっちに来たりする中、強運の松本選手の2試合連続ホームランで決着がついた。平沼・大沢投手のコントロールが素晴らしく、「次の一点をどちらがとるのだろう?」とハラハラした好ゲーム。 ○
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{ 組み合わせ・解説 }
組み合わせ
九州学院 ──┐ ┏━━浦和学院 A:地区王者2校を含む強豪大集結。大阪桐蔭がリードも初戦の東海大菅生・勝俣は難敵。
八戸学院光星━┛┐桐 浦┏└──龍谷大平安 バランスの九州学院、投手力の光星は光星の打線が鍵を握る。
大阪桐蔭 ━━┓┛蔭 ┓ ┏ 和└┌──英 明 B:地味なチームが集まる。常総学院がややリード。今治西は甲子園の連敗を止めたい。
東海大菅生──┘ ┃桐 浦┃ ┗━━大曲工 米子北はエース高橋に期待。桐蔭は打線は良いので投手陣が踏ん張れるか?
常総学院 ━━┓ |蔭 ┐ ┌ 和| ┏━━県岐阜商 C:玄人好みのチームが集結。各チーム投打のバランスは取れている。その中では静岡の打線
米子北 ──┘┓常 ┘ | | └ 岐┏└──松商学園 に注目。地区準優勝校3校は大会中に延びる可能性あり。
今治西 ━━┓┘総 | | 商└┏━━近 江 D:特長のあるチームが4校。4校とも投手力は優れていて、完封勝ちも可能。打線は敦賀気
桐 蔭 ──┘ | 敦 | └──九産大九州 比がリードも神村学園も良い。神宮王者の仙台育英は厳しい組み合わせ。
立命館宇治──┐ ┏ 賀 ┃ ┌──糸 満 E:なんといってもここ2年のセンバツV校の対決は目玉。総合力に差はなく夏に初戦負けし
静 岡 ━━┛┓静 ┃ 気 ┃ 健┌┗━━天 理 た悔しさが残る平安は侮れない。英明・大曲工も打力はあるが2回戦突破は至難の業。
木更津総合━━┓┘岡 ┐ ┃ 比 ┃ ┌ 大┗┌──宇部鴻城 F:県岐阜商・高橋、近江・小川は大会屈指の好投手。まずは評判通りの投球ができるか。松
岡山理大付──┘ |敦 ┛ ┗ 東| ┗━━健大高崎 商も九産大も打力はあり、両投手は万全の調整で初戦を迎えたい。
奈良大付 ──┐ ┃賀 海┃ ┌──二松学舎大付
敦賀気比 ━━┛┓敦 ┛ ┗ 東┌┗━━松山東 G:天理がリードも曲者が2校。宇部鴻城はエースの上西に機動力ある打線を持ち、健大高崎
仙台育英 ━━┓┘賀 海┗┏━━東海大四 は走力と成長したエース川井を擁する。糸満は投手も攻撃も総合力で挑みたい。
神村学園 ──┘ └──豊橋工 H:21世紀枠が2校と二松学舎大付には有利なゾーン。エースの大江は2回戦に余力を残し
たい。追う東海は豊橋工エース森をしっかり捕らえ勢いをつけて2回戦に臨みたい。
**ベスト8予想**
大阪桐蔭(九州学院)常総学院(今治西)静岡(木更津総合)仙台育英(敦賀気比)浦和学院(龍谷大平安)県岐阜商(近江)天理(健大高崎)二松学舎大付(東海大四)
優勝候補三点予想 | 大阪桐蔭 | 仙台育英 | 敦賀気比 | ||||
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ダークホース三点予想 | 天理 | 県岐阜商 | 二松学舎大付
だめ押し三点予想 | 浦和学院 | 八戸学院光星 | 龍谷大平安
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地区名 | 代表校 | コメント | 回数 | 投手力 | 守備力 | 攻撃力 | 総合力 | 初戦戦績 | メモ |
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21世紀 | 豊橋工 | 初 | A | B | C | C | * | ||
松山東 | 82年ぶり | 2回 | B | C | C | C | 1敗 | * | |
桐蔭 | 53年ぶり | 16回 | C | C | B | C | 7勝8敗 | *優勝(4回)準優勝(5回)ベスト4(9・8回)ベスト8(21・11・3回) | |
北海道 | 東海大四 | 14年ぶり | 6回 | B | A | B | B | 2勝3敗 | |
東北 | 仙台育英 | 2年ぶり | 11回 | A | B | A | A | 6勝4敗 | 準優勝(73回)ベスト8(85・61回) |
大曲工 | 初 | B | B | B | B | * | |||
八戸学院光星 | 2年連続 | 8回 | A | B | B | B+ | 3勝4敗 | 準優勝(84回) | |
関東 | 浦和学院 | 2年ぶり | 10回 | B | B | B | B+ | 7勝2敗 | 優勝(85回)ベスト8(84・56回) |
木更津総合 | 44年ぶり | 2回 | B+ | A | B | B | 1勝 | ベスト4(43回) | |
常総学院 | 2年ぶり | 8回 | B | A | B | B | 4勝3敗 | 優勝(73回)準優勝(66回) | |
健大高崎 | 3年ぶり | 2回 | B | B | B | B | 1勝 | ベスト4(84回) | |
東京 | 東海大菅生 | 9年ぶり | 3回 | A | A | B | B | 2敗 | |
二松学舎大付 | 11年ぶり | 5回 | A | B | B | B | 1勝3敗 | 準優勝(54回) | |
北信越 | 敦賀気比 | 2年ぶり | 6回 | A | A | A | A | 3勝2敗 | ベスト4(85回)ベスト8(78回) |
松商学園 | 24年ぶり | 16回 | B | B | B | B | 8勝7敗 | 準優勝(63・3回)ベスト4(4回)ベスト8(31・5回) | |
東海 | 静岡 | 16年ぶり | 15回 | B | A | A | B+ | 5勝9敗 | *ベスト4(5回)ベスト8(37・7回) |
県岐阜商 | 2年ぶり | 28回 | A | B | B | B+ | 21勝6敗 | *優勝(17・12・10回)準優勝(31・28・16回) ベスト4(22・21・18・15回)ベスト8(85回他7回) | |
近畿 | 天理 | 3年ぶり | 23回 | B+ | A | A | A | 15勝7敗 | 優勝(69回)ベスト4(64回)ベスト8(80・77・57・45回) |
立命館宇治 | 5年ぶり | 3回 | B | B | B | B | 2敗 | ||
龍谷大平安 | 3年連続 | 39回 | A | B | B | B+ | 21勝17敗 | 優勝(86回)ベスト4(46・33・13・7回) ベスト8(80・75・71・69回他8回) | |
奈良大付 | 初 | A | A | B | B | ||||
大阪桐蔭 | 2年ぶり | 7回 | B+ | A | A | A | 6勝 | 優勝(84回)ベスト8(79・63回) | |
近江 | 3年ぶり | 4回 | A | A | B | B+ | 2勝1敗 | ベスト8(75回) | |
中国 | 宇部鴻城 | 12年ぶり | 2回 | B+ | B | B | B | 1敗 | |
岡山理大付 | 17年ぶり | 5回 | B | C | B | B | 1勝3敗 | ||
米子北 | 初 | C | B | C | C | ||||
四国 | 英明 | 初 | B | B | A | B | |||
今治西 | 2年連続 | 14回 | B | B | B | B | 8勝5敗 | *ベスト4(71・67回)ベスト8(45回) | |
九州 | 九州学院 | 3年ぶり | 6回 | B | B | A | B+ | 5勝 | |
糸満 | 初 | B | B | B | B | * | |||
神村学園 | 2年連続 | 5回 | B+ | B | A | B+ | 3勝1敗 | 準優勝(77回) | |
九産大九州 | 16年ぶり | 2回 | B | B | B | B | 1敗 |
「A」は全国トップクラス「B」は全国上位クラス「C」は全国レベル「D」は弱点です。
[87回大会優勝校を探る!]
部長の分析によると「総合Aランク」は4チーム。今回は図抜けたチームが見当たらず、投攻守どこかに課題が残っている。その中でもバランスが良いのが仙台育英・敦賀気比の2校。両チームともエースがしっかりしていて
攻撃力も高い。仙台育英は明治神宮大会を制し昨秋の東北地区大会もほぼ完勝で勝ち抜いている。敦賀気比も同様に北信越地区大会を大差で勝ち抜き昨夏4強時のエース平沼が残っている投手力は計算できる。
防御面がしっかりしている両チームだが、打線が抑えられた時にしっかり粘れるかが未知数。近畿勢の天理・大阪桐蔭は逆に攻撃面で一定の力が認められる。投手陣が力でねじ伏せるタイプではないだけに投手陣の出来次第で
上位進出が決まってきそうだ。
このAランク4校に続くのが「B+」ランクの8校。僅差で続くのが浦和学院・龍谷大平安の2校。たまたま一昨年と昨年のセンバツ優勝校だ。ともに投手力はしっかりしており打線の出来がカギ。静岡・九州学院・神村学園
は打力に見るべきものがある。特に静岡・神村学園はあまりマークされておらず、組み合わせによっては伏兵となりそう。
県岐阜商・近江は1−0で勝てる本格派エースを擁する。特に県岐阜商高橋投手はプロ注目の152キロ右腕でその投球が注目されている。さらに中川・呉屋の2枚看板を擁する八戸学院光星も得点力の向上次第でチャンスがある。
「B」ランクの中では地区チャンピオンの宇部鴻城・英明に昨夏の経験者が残る二松学舎大付に注目。あまり過去甲子園で実績がない3校だが、好投手を擁し打力もあり、化ける可能性を秘める。
「21世紀枠」の中では投手力の良い豊橋工に注目。エースの森が復活できていれば、相手校も攻略に手間取りそう。
個人的には選抜連敗中の東海大菅生・立命館宇治が初勝利を挙げることができるか、初戦連勝中の大阪桐蔭・九州学院がさらに連勝を伸ばすかに注目している。
年 | センバツ出場校予想 | センバツ大会勝敗予想 | 夏の大会出場校予想 | 夏の甲子園大会勝敗予想 |
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1998年 | 94.4%(36校中34校) | 82.9%(35試合中29試合) | 70.9%(55校中39校) | 66.7%(54試合中36試合) |
1999年 | 93.8%(32校中30校) | 54.8%(31試合中17試合) | 75.5%(49校中37校) | 62.5%(48試合中30試合) |
2000年 | 90.6%(32校中29校) | 67.7%(31試合中21試合) | 69.4%(49校中34校) | 66.7%(48試合中32試合) |
2001年 | 88.2%(34校中30校) | 63.6%(33試合中21試合) | 61.2%(49校中30校) | 66.7%(48試合中32試合) |
2002年 | 87.5%(32校中28校) | 61.3%(31試合中19試合) | 61.2%(49校中30校) | 77.1%(48試合中37試合) |
2003年 | 85.3%(34校中29校) | 63.6%(33試合中21試合) | 59.2%(49校中29校) | 54.2%(48試合中26試合) |
2004年 | 87.5%(32校中28校) | 77.4%(31試合中24試合) | 73.5%(49校中36校) | 72.9%(48試合中35試合) |
2005年 | 90.6%(32校中29校) | 61.3%(31試合中19試合) | 77.6%(49校中38校) | 72.9%(48試合中35試合) |
2006年 | 93.8%(32校中30校) | 58.1%(31試合中18試合) | 75.5%(49校中37校) | 58.3%(48試合中28試合) |
2007年 | 93.8%(32校中30校) | 58.1%(31試合中18試合) | 63.3%(49校中31校) | 66.7%(48試合中32試合) |
2008年 | 91.7%(36校中33校) | 65.7%(35試合中23試合) | 70.9%(55校中39校) | 77.8%(54試合中42試合) |
2009年 | 90.6%(32校中29校) | 58.1%(31試合中18試合) | 69.4%(49校中34校) | 75.0%(48試合中36試合) |
2010年 | 90.6%(32校中29校) | 67.7%(31試合中21試合) | 63.3%(49校中31校) | 72.9%(48試合中35試合) |
2011年 | 96.9%(32校中31校) | 71.0%(31試合中22試合) | 61.2%(49校中30校) | 68.8%(48試合中33試合) |
2012年 | 96.9%(32校中31校) | 71.0%(31試合中22試合) | 59.2%(49校中29校) | 72.9%(48試合中35試合) |
2013年 | 91.7%(36校中33校) | 48.6%(35試合中17試合) | 69.4%(49校中34校) | 52.1%(48試合中25試合) |
2014年 | 93.8%(32校中30校) | 54.8%(32試合中17試合1分) | 81.6%(49校中40校) | 60.4%(48試合中29試合) |
2015年 | 90.6%(32校中30校) | 74.2%(31試合中23試合) |
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