21世紀 | 東京 | 小山台 | 初
和歌山 | 海南 | 27年ぶり | 17回
| 鹿児島 | 大島 | 初
| 北海道 | 駒大苫小牧 | 9年ぶり | 3回
| 東北 | 青森 | 八戸学院光星 | 2年ぶり | 7回
| 宮城 | 東陵 | 初
| 関東 | 栃木 | 白鴎大足利 | 初
| 群馬 | 桐生第一 | 7年ぶり | 4回
| 栃木 | 佐野日大 | 7年ぶり | 4回
| 山梨 | 山梨学院大付 | 20年ぶり | 2回
| 神奈川 | 横浜 | 2年ぶり | 15回
| 東京 | 関東一 | 2年ぶり | 5回
| 北信越 | 新潟 | 日本文理 | 3年ぶり | 5回
| 長野 | 東海大三 | 15年ぶり | 3回
| 東海 | 三重 | 三重 | 2年ぶり | 12回
| 愛知 | 豊川 | 初
| 近畿 | 京都 | 龍谷大平安 | 2年連続 | 38回
| 和歌山 | 智弁和歌山 | 3年ぶり | 11回
| 大阪 | 履正社 | 4年連続 | 6回
| 奈良 | 智弁学園 | 2年ぶり | 9回
| 兵庫 | 報徳学園 | 2年連続 | 20回
| 京都 | 福知山成美 | 5年ぶり | 2回
| 中国 | 山口 | 岩国 | 14年ぶり | 7回
| 広島 | 広島新庄 | 初
| 四国 | 愛媛 | 今治西 | 4年ぶり | 13回
| 徳島 | 池田 | 27年ぶり | 8回
| 高知 | 明徳義塾 | 3年ぶり | 15回
| 九州 | 沖縄 | 沖縄尚学 | 2年連続 | 6回
| 沖縄 | 美里工 | 初
| 鹿児島 | 神村学園 | 2年ぶり | 4回
| 熊本 | 鎮西 | 24年ぶり | 3回
| 長崎 | 創成館 | 2年連続 | 2回
| |
---|
地区 | 北海道 | 東北 | 関東 | 東京 | 北信越 | 東海 | 近畿 | 中国 | 四国 | 九州 | 21世紀枠 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
予想 | 札幌大谷 東海大四 | 花巻東 日大山形 | 習志野 霞ヶ浦 | 二松学舎大付 日大三 | 地球環境 北陸 | 静岡 静岡商 | 三田松聖 奈良大付 | 高川学園 倉敷商 | 生光学園 坂出 | 日章学園 早稲田佐賀 | 小山台 大島 |
補欠校 | 札幌大谷 | 青森山田 角館 | 健大高崎 霞ヶ浦 | 二松学舎大付 | 地球環境 新潟明訓 | 静岡 静岡商 | 三田松聖 PL学園 | 倉敷商 高川学園 | 生光学園 坂出 | 日章学園 大分商 | 角館 坂出 |
的中 | ○ ー | ● ● | ● ○ | ○ ー | ○ ● | ○ ○ | ○ ● | △ △ | ○ ○ | ○ ● | ● ● |
選出の感想
「3校目」は大島に決まりました。ここもはずしましたねー。九州地区の推薦校が小倉でもなく多良木でもなく地区大会不出場の大島になった時「おやっ?」っと思ったのですが、県推薦の段階で指宿商にとってかわったところから注目していただけに「あるかもしれない」とは思っていたものの角館を押しのけての選出は少しびっくりです。やはり来年からは「話題校」をもっと重要視していくことが必要だと感じました。
補欠校は角館・坂出の順番でした。天塩・長野西・伊勢・大東が無印ということになります。この中では「そろそろかな?」と思われていた東海地区の伊勢が補欠にもかすりもしなかったことが意外です。ここは部長の勘が全く外れました。しかし東海地区は昨年「豊川」という21世紀枠にはやや場違いな感じのする高校を地区推薦し「空気が全く読めていないなあ」と酷評しましたが、今年その豊川が初出場を果たし、ひょっとしたらもっとも「見る目はあった」地区なのかもしれないと今更ながら評価しています。
昨年、選出校は「21世紀枠にふさわしいという印象が大事」と総括したのですが、2校はずしての今回の教訓は一歩突っ込んで「新聞の見出しになった時インパクトがある高校が選出される」という流れ、(一昨年の洲本→昨年いわき海星→小山台・大島)という傾向が感じられたことです。
最後は21世紀枠。上位5校に挙げたうちの3校が選出されたので大外れではなかったかもしれませんが2校はずしたのは痛いです。このサイトは地区推薦校の予想からやっていますが、この段階で「番狂わせ」で推薦された高校を今後注目して考えた方が当たるかもしれません。角館は9校中もっとも21世紀枠にふさわしい高校だと自信を持っていただけに東北地区が連続で選出されていた背景もあり今回はあと一歩足りなかったのかもしれません。
また、前回補欠校だった地区九州(門司学園→大島)関東東京(日立一→小山台)が2地区とも今回当選しているのも来年は考慮しないといけませんね。
残念賞は角館・花巻東・習志野です。霞ヶ浦・新潟明訓は2年連続の補欠2位となりもうひと頑張りです。
それでは3月になったら、出場校の戦力分析をUPしたいと思います。それまでお元気で。
無責任に代表校32校はここだ!(昨年は36校中33校的中)
ブロック | 出場確実 | 出場有力 | 補欠校1位予想 | 補欠校2位予想 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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21世紀=3 | 海南 | 小山台↑ | 大島↑
| 北海道=1 | 駒大苫小牧 | 札幌大谷 | 東海大四
| 東北=2 | 八戸学院光星 | 東陵 | 花巻東 | 日大山形
| 関東=4+1 | 白鴎大足利 | 桐生第一 | 山梨学院大付 | 佐野日大 | 横浜 | 習志野 | 霞ヶ浦
| 東京=1 | 関東一 | 二松学舎大付 | 日大三
| 北信越=2 | 日本文理 | 東海大三 | 地球環境 | 北陸
| 東海=2 | 三重 | 豊川 | 静岡 | 静岡商
| 近畿=6 | 龍谷大平安 | 智弁和歌山 | 履正社 | 報徳学園 | 智弁学園 | 福知山成美 | 三田松聖 | 奈良大付
| 中国=2 | 岩国 | 広島新庄 | 高川学園 | 倉敷商
| 四国=2+1 | 今治西 | 池田 | 明徳義塾 | 生光学園 | 坂出
| 九州=4+1 | 沖縄尚学 | 美里工 | 神村学園 | 鎮西 | 創成館 | 日章学園 | 早稲田佐賀
| |
この色は出場確実と予想した高校。 この色はボーダーラインと思える高校
ブロック | 優勝校 | 2位 | ベスト4 | ベスト8 |
---|---|---|---|---|
北海道=1 | 駒大苫小牧 | 札幌大谷 | 白樺学園・東海大四 | 苫小牧中央・札幌南・網走桂陽・旭川大高 |
東北=2 | 八戸学院光星 | 東陵 | 青森山田・花巻東 | 弘前学院聖愛・角館・酒田南・日大山形 |
関東=4+ | 白鴎大足利 | 桐生第一 | 山梨学院大付・佐野日大 | 習志野・健大高崎・横浜・霞ヶ浦 |
東京=1+ | 関東一 | 二松学舎大付 | 東海大高輪台・日大三 | 小山台・足立西・大成・日体荏原 |
北信越=2 | 日本文理 | 東海大三 | 地球環境・北陸 | 福井工大福井・富山第一・中越・新潟明訓 |
東海=2 | 三重 | 豊川 | 静岡商・静岡 | 東邦・中京大中京・関商工・大垣日大 |
近畿=6 | 龍谷大平安 | 智弁和歌山 | 履正社・報徳学園 | 智弁学園・三田松聖・奈良大付・福知山成美 |
中国=2+ | 岩国 | 広島新庄 | 高川学園・倉敷商 | 岡山理大付・広陵・崇徳・大社 |
四国=2+ | 今治西 | 池田 | 明徳義塾・生光学園 | 坂出・高松一・英明・西条 |
九州=4+1 | 沖縄尚学 | 美里工 | 鎮西・神村学園 | 早稲田佐賀・波佐見・創成館・日章学園 |
*関東・東京で6枠、中国・四国で5枠。明治神宮大会優勝地区=九州地区は神宮枠「1」がプラスされます。1月24日に選出されます。
代表候補 | 補欠校1位候補 | 補欠校2位候補 |
---|---|---|
駒大苫小牧 | 札幌大谷 | 東海大四 |
< 解説 >
優勝した駒大苫小牧が順当に選出されそう。明治神宮大会でも初戦負けながら優勝校の沖縄尚学に3−5と善戦。投打にやや荒削りながら潜在能力の大きさを感じさせる。補欠校1位には準優勝の札幌大谷が有力。決勝は2−3の惜敗だったが、2校枠なら文句なしに選出されている内容。まだ野球部が出来て間もないので今後に期待。補欠2位は準決勝で敗れた2校、東海大四・白樺学園の比較。優勝校に0−1と敗れた東海大四に落ち着きそうだ。
代表候補 | 代表候補 | 補欠校1位候補 | 補欠校2位候補 |
---|---|---|---|
八戸学院光星 | 東陵 | 花巻東 | 日大山形 |
< 解説 >
今回は枠は「2」優勝の八戸学院光星は青森県2位校から頂点に立った。タレント揃いの選手を抱え、まだまだ伸びしろはありそう。
2枠の今回は2枠目が注目。準優勝の東陵は気仙沼にあり、被災地という事がかなりの強み。決勝のスコア2−13に引っかかるものはあるが、今回はかなり有力と考えられる。選考委員もなかなか落とす勇気は持てないだろう。ベスト4の花巻東は昨夏も活躍し実力的には東陵を凌ぐものがあるが(事実同じ八戸学院光星戦1−2の惜敗)選考委員が「実力で選出」を旗印にしない限りは選出は難しそう。補欠2位はベスト4の青森山田と初戦敗退ながら仙台育英、地域性で日大山形あたりから選出される可能性が高い。
代表候補 | 代表候補 | 代表候補 | 代表候補 | 代表候補 | 補欠校1位候補 | 補欠校2位候補 |
---|---|---|---|---|---|---|
白鴎大足利 | 桐生第一 | 山梨学院大付 | 佐野日大 | 横浜 | 習志野 | 霞ヶ浦 |
< 解説 >
昨年は3年ぶりに4枠だけとなったが、今年も東京地区との1枠の綱引きが予断を許さない。
関東地区の確定の4枠。優勝の白鴎大足利は栃木県2位校ながら、関東大会では打線が好調で各県の1位校を3校倒し決勝戦で群馬2位校の桐生第一にも打ち勝ち、まさかの関東大会初優勝を飾った。明治神宮大会では岩国に初戦敗退だったが、投手力が安定すれば打力は全国レベルと思われる。準優勝の桐生第一も県一位校を2校倒し決勝に進んだ。一年生エースの山田は2完封を達成し、甲子園で見たい投手。最後の夏の出場以来6年ぶりの甲子園登場になりそう。ベスト4の山梨学院大付・佐野日大もそれぞれ県一位校で落とされる根拠はほとんどなく当選確実。それぞれ好投手を擁し、甲子園では決勝に進んだ2校に負けない活躍が期待できる。
さて、東京地区との比較となる5校目はべスト8の習志野・横浜・霞ヶ浦・健大高崎の4校から地域性で健大高崎が不利。そして甲子園出場経験はあるものの近年「悲運のあと一歩校」化している霞ヶ浦が0勝のため今回もかなり難しそう。残る2校の比較では優勝校に1−3で敗れた習志野が戦績的には有利ながら、タレントぞろいで人気のある横浜も佐野日大に3−5と惜敗しており、また、過去横浜は「関東5位校」に選ばれることが多く「戦力が習志野を上回る」と判断され5位校になると予想する。
代表候補 | 補欠校1位候補 | 補欠校2位候補 |
---|---|---|
関東一 | 二松学舎大付 | 日大三 |
< 解説 >
昨年2枠をゲットした東京地区。今回もチャンスだがややレベルの低下が感じられはたしてどういう結果になるか。優勝の関東一はエース羽毛田、左腕・阿部の投手陣にやや不安があり明治神宮大会でも沖縄尚学に打ち込まれ8失点で初戦敗退。投手陣を立て直して甲子園に臨みたい。準優勝の二松学舎大付も実力的には関東一と遜色なく昨年に続く東京2枠の可能性があるが、エース大黒、岸田の投手陣に連投のスタミナと制球の不安があり、関東5位校候補の横浜には戦力的に分が悪そう。しかし関東5位校に習志野が来た場合は習志野もエース川上の評価と継投策の投手陣に不安があり、昨夏も東東京で準優勝だった二松学舎大付に同情票が入る可能性もあると二松学舎大付・習志野ほぼ互角の評価か?。
ただ今予想では横浜が5位校に来ると考えているので東京2位校と関東5位校での最後のイスをめぐる比較は横浜が選出と予想する。
代表候補 | 代表候補 | 補欠校1位候補 | 補欠校2位候補 |
---|---|---|---|
日本文理 | 東海大三 | 地球環境 | 北陸 |
< 解説 >
決勝に進んだ2校が順当に選出されそうだ。優勝の日本文理は注目の好投手・飯塚が不安定ながら崩れそうで崩れず、明治神宮大会でも準優勝と成長したところを見せた。打線も好打者が多くセンバツでも上位に進出しそう。準優勝の東海大三はエース高井がこの大会で成長。スタミナに難はありそうだが伸びしろが楽しみな投手。ベスト4の地球環境ももし増枠があれば出してやりたい好チーム。エースの星野の頭脳的な投球は印象に残った。北陸も準決勝の投手起用に疑問は残ったが総合力は高く夏に期待できそう。優勝候補だった富山第一・新潟明訓は不本意な負け方で実力を発揮できずに終わった印象。
代表候補 | 代表候補 | 補欠校1位候補 | 補欠校2位候補 |
---|---|---|---|
三重 | 豊川 | 静岡 | 静岡商 |
< 解説 >
昨年は記念大会で増枠の「3」だったが、今回は「2」。東海地区も決勝進出の2校が秀でておりこの2校で問題なさそう。優勝の三重は夏も安楽投手(済美)を打ち込み打線に見るべきものがあったが今回も打撃のチーム。エース今井の調整が本大会ではカギになる。準優勝の豊川はうれしい甲子園初登場となりそう。これまで甲子園まであと一歩だったが自力で出場にたどり着いたようだ。小粒だが投手を中心に守りが鍛えられているよくまとまったチーム。
昨年・一昨年とセンバツに県勢を送れなかった静岡県は静岡・静岡商が共に準決勝で敗退。補欠1位は静岡県一位の静岡が有力。補欠2位は静岡商か地域性もあり大垣日大・東邦が浮上する可能性もある。
代表候補 | 代表候補 | 代表候補 | 代表候補 | 代表候補 | 代表候補 | 補欠校1位候補 | 補欠校2位候補 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
龍谷大平安 | 智弁和歌山 | 履正社 | 報徳学園 | 智弁学園 | 福知山成美 | 三田松聖 | 奈良大付 |
< 解説 >
今年も6校選出される近畿地区。報徳学園が準決勝でコールド負けだったが、準決勝進出の4校はほぼ確実。優勝した龍谷大平安は投手陣の柱が決まり切っていないようだが、明治神宮大会で強打の三重に打ち勝ったことから打線の破壊力は全国レベル。準優勝の智弁和歌山も強打のチーム。得点力は例年以上で、こちらも例年通りだが投手陣の踏ん張り次第で甲子園でも上位に食い込んできそう。
ベスト4の履正社は投打に荒削りな印象でこの冬の鍛え方次第か?ベスト4もう一校の報徳学園は準決勝で8−16と智弁和歌山に8回コールド負け。好投手には沈黙する打線の強化とエース中村の安定感が欲しい。
さて、5番手はベスト8の智弁学園・三田松聖・奈良大付・福知山成美に初戦敗退の海南あたりを含めた争いとなりそう。まず優勝校に善戦した智弁学園が大黒柱・岡本の存在もあり浮上しそう。6番手は公立校ゼロを防ぐ意味での初戦敗退組の海南と準々決勝コールド負けの奈良大付を除いたベスト8の残り2校福知山成美・三田松聖の比較になる。この中では投手力の良さと豪雨災害と爆発事故の記憶も新しい福知山成美が選びやすい。三田松聖はフレッシュさが武器だが、同県の報徳学園も選出濃厚で(福知山成美も龍谷大平安と同県だが)やや及ばないか。公立校の希望の星海南は21世紀枠との絡みで高野連が調整しそう。
代表候補 | 代表候補 | 補欠校1位候補 | 補欠校2位候補 |
---|---|---|---|
岩国 | 広島新庄 | 高川学園 | 倉敷商 |
< 解説 >
昨年は記念大会で「3枠」だったが今回は元に戻り例年通り「2枠+」となっている。優勝の岩国はエースの柳川に安定感があり、伝統の守備も鍛えられておりバランスの良いチーム。優勝に輝いた理由は例年以上に得点力ある打線の援護。明治神宮大会でも1勝し実力があるところを見せている。準優勝の広島新庄も投打に力強く実力は高い。エースの左腕・山岡は甲子園でも注目されそうで打線も破壊力がある。今まで甲子園まであと一歩に迫っていたが、今回は自力で出場できそうだ。四国地区との比較になる3番手は、ベスト4の2校高川学園・倉敷商のうち地域性で劣るものの広島新庄に準決勝で2−3と延長の末惜敗した 高川学園が一歩リード。倉敷商は県一位校なら巻き返しの可能性も広がったが、戦績で逆転するのは難しそうだ。
代表候補 | 代表候補 | 代表候補 | 補欠校1位候補 | 補欠校2位候補 |
---|---|---|---|---|
今治西 | 池田 | 明徳義塾 | 生光学園 | 坂出 |
< 解説 >
記念大会で3枠だった昨年から今年は「2枠+」にもどり中国地区と中国四国の5枠目を争う。優勝の今治西は愛媛2位校から快進撃で県一位校の坂出・明徳義塾を倒しての王座。明治神宮大会でも1勝しエース神野にめどがついたのは朗報。準優勝の池田は言わずと知れた超有名校。出場が決まれば27年ぶりの春の出場ということになる。心配なのは決勝戦0−10というスコア。ただ準決勝で同じ今治西と当たった明徳義塾も0−4の完封負けだったので逆転選考まではいかないと予想する。
さて、中国地区との比較となる3番手はベスト4の明徳義塾・生光学園の2校に、優勝した今治西に2−5と一番善戦した坂出も交えた比較になりそう。
この中では四国大会0勝の坂出、地域性で池田とかぶる生光学園にマイナス要素があり、好投手・岸を擁する明徳義塾が浮上しそう。
中国地区との比較では高川学園・明徳義塾の比較となると予想するが、今回は高川学園は投打にまとまっているが力強さに欠け明徳義塾は得点力に改善の余地がありそう。ともにマイナスポイントもあり実力伯仲で決め手に欠ける印象。ただ山口県2校目となる高川学園より、過去甲子園で実績のある投手力に期待が持てる明徳義塾が激論の末滑り込むのではないかと予想する。
代表候補 | 代表候補 | 代表候補 | 代表候補 | 代表候補 | 補欠校1位候補 | 補欠校2位候補 |
---|---|---|---|---|---|---|
沖縄尚学 | 美里工 | 神村学園 | 鎮西 | 創成館 | 日章学園 | 早稲田佐賀 |
< 解説 >
地区枠は明治神宮大会で沖縄尚学が優勝したため4+1枠。よって準決勝進出の4校は当選確実。
優勝した沖縄尚学は昨年に続いて2連覇。昨年のセンバツは初戦敗退だったので今回はエース山城大の力投で勝ち進みたいところ。準優勝の美里工は春夏を通しての甲子園初登場が濃厚。エースの伊波の力投で九州大会2連続完封。やや打線が非力だが、十分守り勝てるチーム。ベスト4敗退の2校。神村学園は打線が活発。本大会までに投手力を整備したい。鎮西は逆に技巧派エース須崎が引っ張る。打線の強化がカギ。
さて、明治神宮枠の「1枠」はベスト8の4校で争う。日章学園・創成館・波佐見・早稲田佐賀の比較となるが準々決勝コールド負けの波佐見は一歩後退し、21世紀枠辞退の早稲田佐賀も戦績的には有力ながら「辞退校」はやはり選びにくいと思われる。日章学園・創成館の比較では県一位校で好投手・広渡を擁する創成館がやや有利か。
優勝候補だった福岡県勢の九州国際大付・西日本短大付はともにまさかの初戦敗退。センバツで福岡県の選出もれは続きそうだ。
[ 21世紀枠 ]
東日本代表候補 | 西日本代表候補 | 第3代表候補 | 補欠校1位候補 | 補欠校2位候補 |
---|---|---|---|---|
角館 | 海南 | 伊勢 | 小山台 | 大島 |
< 解説 >
21世紀枠も14年目。昨年は記念大会で4校が選出されたが、今回は元に戻り3校。
今回も選出の順番として、東日本5校から1校、西日本4校から1校。残りの7校から1校、計3校選出される。順番に予想してみたい。
まずは「東日本ブロック」(北海道・東北・関東・北信越・東海)候補校は天塩・角館・小山台・長野西・伊勢の5校。まず過去の実績を復習してみる。地区推薦校になるのは全て初めて。全て公立校。甲子園経験もない
次に地区大会の成績では天塩は北海道大会ベスト16(0勝)。角館は東北大会ベスト8(1勝)しかも5校中唯一の県一位校。小山台は東京大会ベスト8(3勝)長野西・伊勢は地区大会初戦敗退(0勝)小山台の評価が難しいが、実績面では角館が一歩リード。
以上外的要因(客観的要因)では、地区大会ベスト8の角館がややリード。ここに長野西・伊勢が続き僅差で小山台。天塩は苦しい。
次に主観的予想をしてみると「文武両道」ではほぼ横一線ながら角館・伊勢・小山台・長野西の順番か?、甲子園出場にあと一歩さ加減では角館が昨夏の県大会準優勝でポイントを稼ぎそう。
困難克服ではもちろん天塩にアピールポイントがありそう。角館が続く。
さて、昨年の「いわき海星」で注目された「話題性」も今回は触れておかないと予想を外しそうだ。
話題性では困難克服ともかぶるが天塩と「都立初選出」という肩書がアピールしそうな小山台の2校が優位性を保つ。昨年遷都で話題になった伊勢も掠る程度の話題はある。
以上を元に考えると、第一回目の投票で上位に残りそうなのは角館・小山台・伊勢と読む。天塩は2年連続北海道地区から選出のマイナス要素と戦績が昨年の遠軽に及ばないのが苦しく長野西は技巧派の好投手がいるが、昨年の益田翔陽のような逆転選出のポイントがなさそうな気がする。
さて、一歩リードと判断した角館・小山台・伊勢。この3校で決選投票となった場合順当なら角館、話題性先行なら小山台、東海地区そろそろ出してやれという選考委員のバランス感覚が優先すれば伊勢が選出されると予想できる。そんな中で今回は順当にプラスポイントが多い角館が選出と予想した。 ただ昨年はいわき海星、一昨年は洲本を西日本一番手で選出したように「大会テーマにあった高校を選出する傾向」という実績もあり、「都立を出したい」というのが今回のテーマだと小山台の目も捨てがたいと保険に入っておく。
続いて「西日本ブロック」(近畿・中国・四国・九州)候補校は海南・大東・坂出・大島。こちらは海南に甲子園経験がある。全て公立校。
東日本と同様に過去の実績を調べてみると21世紀枠の地区推薦も県推薦も4校とも今回が初めて。
次に地区大会の成績では海南・大東・坂出が地区大会へ出場。しかし3校とも初戦敗退している。大島は地区大会に出場していない。よって戦績では海南・大東・坂出が一歩リード。なかでも坂出のみ県大会を制した県一位校だ。昨年の益田翔陽がこれにあたるので要注意な実績と思われる。
主観的要因の文武両道では海南・坂出が当てはまりそう。甲子園に後一歩さ加減では4校ともほぼ横一線か?
困難克服では大島に「離島」というわかりやすい特筆される事柄がある。
「話題性」ではこちらも困難克服とかぶるが大島が「離島から」という事で特筆される。しかし「離島初」と言えないことがどう響くか?また、海南の久しぶりの復活も話題にはなりそうだ。
以上を基に考えると今回は海南・坂出が文武両道と地区大会の戦績で順当ならもっとも有力と思われる。そこに大島がかかわってくるのか来ないのかが選考をややこしくしそう。大東は21世紀枠の名門・島根県推薦だが、今回はさすがに難しいのではなかろうか。
さて2校または3校で決選投票になった場合、大島が高野連が「出したい高校なのか?」という事が大きくかかわってくる。部長の分析では九州地区推薦校選考で「多良木」を抑えたところから過去の「洲本・いわき海星」に近い感覚を得ているがいまいち大島を出したい「テーマ」が読めないでいる。よって今回は順当なところで海南・坂出との比較から、近畿地区一般枠公立校ゼロ回避もあり、第一代表としては海南が選出されると読んだ。
さて、残りの7校からの1校の選出は今回も困難を極めると予想する。それぞれ最終投票に残った小山台・伊勢と坂出・大島の中から選出されるであろう。この4校は「話題性先行」の小山台・大島とオーソドックスな文武両道タイプの伊勢・坂出の2グループに分けられる。それぞれ繰り返しにはなるが、小山台は「都立初の」大島は「離島から」伊勢はキャッチフレーズは難しいが高野連が「やっと東海地区2校目選出できた、やれやれ」坂出は県一位校で「ここなら甲子園でも1勝してくれるかも」・・・といったようにそれぞれ特徴・思惑がありそう。 こうなるとこのうちどこが選出されるかは、投票という「ギャンブル」次第のような気もするがバランス感覚の伊勢が話題性の小山台を僅差で上回るのではないか?と予想する。補欠2位には土庄・徳之島も入っていたので大島の名も上がらないとバランスが悪い。
☆☆ 21世紀枠地区推薦校9校。(12月13日決定)☆☆ (昨年度は9校中3校的中でした。一昨年は9校中5校)
地区 | 北海道 | 東北 | 関東・東京 | 北信越 | 東海 | 近畿 | 中国 | 四国 | 九州
推薦校 | 天塩 | 角館 | 小山台 | 長野西 | 伊勢 | 海南 | 大東 | 坂出 | 大島
| 部長本命予想 | 天塩 | 角館 | 市川越 | 長野西 | 伊勢 | 海南 | 大東 | 池田 | 小倉
| 的中か | ◎本命 | ◎本命 | ▲大穴 | ◎本命 | ◎本命 | ◎本命 | ◎本命 | △対抗 | ハズレX
| |
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◎本命予想 △対抗予想 ▲大穴予想 ×ハズレ
< 解説 >
予定通り、12月13日(金)午後3時ごろ21世紀枠候補校(地区推薦校)9校が発表になりました。(高野連HP)今回は、この中から3校が来年21世紀枠として選出されるわけです。今回は予想に挙げた本命が6校、対抗1校、穴1校が当たりました。どちらかと言えば「すごく順当」な、まっとうすぎる推薦という印象です。
今回のキーワードは前回の「私立校の初選出」→「王道へ?」ですか。九州地区以外は順当な推薦だと思います。以下地区ごとに見ていきましょう。
「北海道」は公立校の天塩となりました。昨年の遠軽のような有力候補がなく、混とんとした中でしたがその中でも一番手と目されていた天塩の推薦は順当と思います。
「東北」震災地のいわき海星がなんと県大会ベスト16から推薦という、だれもがビックリした昨年のウルトラCはなく、本命の角館となりました。ただ今回は被災地という印象はないのでラスト3校に入るかは微妙なところです。
「関東・東京」は関東地区大会出場校の市川越が有力と思っていましたが、2回目の東京都からの推薦校となる都立の小山台になりました。9校の中でも不気味な存在であります。
「北信越」も本命視されていた長野西が推薦されました。順当なところですが「西高の呪い」=これまで富岡西・佐賀西・金沢西・大垣西・宮崎西すべて落選、を払しょくできるかどうか?
「東海」は順当に伊勢になりました。これまで過去、成章一校しか選出された事がない、東海地区の不公平さが考慮されるか見ものです。
「近畿」は本命の海南が推薦されました。伝統校で過去の向陽と同様に有力かと思われますが、どうなるでしょう?
「中国」は大東となりました。それにしても島根県は推薦校争いでは強さを発揮しますね。順当なところだと思います。
「四国」は坂出でした。これで池田は一般枠有力と考えてよさそうです。
「九州」は大島でした。これは画期的な推薦です。なぜなら「初めて九州地区大会出場校を抑えて推薦された」という九州地区としては歴史的なことだからです。小倉が今回この役を務めると予想しましたが、福岡県連の力は弱くなっているようです。そして熊本県連は今回も推薦校を送れず有力視された多良木は残念でした。
なお、高野連から発表された、第85回センバツ高校野球大会21世紀枠選考基準は以下の3点です。これがそのまま適用されていると思います。
選考基準
(1)推薦校は原則、秋季都道府県大会の16強以上から選出。ただし、参加校128校以上の都道府県は32強以上から選ぶ。秋季地区大会に出場していない学校も対象となる。
(2)当該校の他の生徒、もしくは他校、地域によい影響を与えた学校。(指導者、部員が一体となって創意工夫した練習で成果を上げている、学業と野球部活動を両立させているなど)
(3)((1)、(2)の条件を複数校が満たし)いずれとも決定しがたい場合、過去の選抜大会並びに全国高校選手権に出場からより遠ざかっている学校。
第85回センバツより、21世紀枠の都道府県推薦校の選出基準1の「ベスト8」を「ベスト16」に拡大、参加校数128校以上の都道府県に関しては「ベスト16」を「ベスト32」以上に変更
恒例のマイナーな企画。こんなこと予想している人は他にいるのかな?
各都道府県・推薦校は以下の通りです。
*北海道*
北海道は未定ですので、便宜的にベスト16進出校を挙げておきます。
駒大苫小牧・札幌大谷・白樺学園・東海大四 ・苫小牧中央・道立札幌南・道立網走桂陽・旭川大高
道立函館商・道立天塩・旭川明成・道立岩見沢緑陵・札幌静修・函館大有斗・道立釧路明輝・道立帯広三条
21世紀枠候補・本命 | 21世紀枠候補・対抗 | 21世紀枠候補・大穴 |
---|---|---|
天塩 | 北見北斗 | 札幌大谷 |
< 解説 >
* 21世紀枠 * 2年連続で21世紀枠をしとめている北海道地区。過去13年中4回私立校を推薦しているが基本的には公立校をメインに考えているようだ。今回はベスト8中では札幌南・網走桂陽が公立校だが札幌南は平成12年の選手権に出場しているので考えにくく網走桂陽は過去の戦績から
やや実績不足と考えられる。私立の中では準優勝の札幌大谷は女子高から共学化されてまだ4年目。過去に大会準優勝校だった北海学園札幌が推薦されたことがあるので、推薦される可能性はあるが、北海学園札幌が札幌商の流れをくむ伝統校だったのに対し、ややインパクトは弱い。苫小牧中央は室蘭地区の強豪だが、21世紀枠に掛かるかは微妙なところだ。
ベスト16以降に目をやると函館商・天塩・岩見沢緑陵・釧路明輝・帯広三条が公立校。この集団も決め手に欠けるが公立の強豪・帯広三条は大物食いで有名だが平成13年の選手権に出ているのがネック。岩見沢緑陵・釧路明輝は実績が不足気味で消去法で函館商・天塩が残ってくる。
この中では函館商は大正10年に選手権に出場している伝統校。復活を望まれるチームなので可能性はある。実業高校なのと函館という都会に所在しているのがハンデにならないか?天塩は名寄地区ではそこそこの強豪。留萌高の天塩分校として1949年開校。甲子園経験はなく困難克服の候補となりそうな予感はある。
ベスト32に広げると北見北斗は1922年創立の旧制中学で進学校でもあるので、21世紀枠に推薦される要件は満たしている。
まとめると選びやすい札幌南・帯広三条が甲子園最後の出場から20年以内という事もあり、これをどう考えるかが第一の焦点。21世紀枠にピッタリの2校なのだが、12,13年ぶりの復活は少し早すぎる気がする。函館商・天塩・北見北斗の公立校でいくか、公立校が昨年の遠軽ほどのインパクトに欠けるので私立ながら準優勝校の札幌大谷を推薦しておくか北海道高野連も迷うところだろう。
各都道府県・推薦校は以下の通りです。<11月21日県推薦校確定>
*東北*
県立青森(青森)県立伊保内(岩手)県立角館(秋田)山本学園(山形)県立松島(宮城)県立須賀川(福島)
21世紀・本命 | 21世紀・対抗 | 21世紀・大穴 |
---|---|---|
角館 | 青森 | 須賀川 |
< 解説 >
* 21世紀枠 * 5年連続選出中の21世紀枠の「名門」の東北地区。ここ数年、東北地区大会に進出したチームが選出されていたが、昨年は県大会ベスト16のいわき海星が推薦されて話題を呼んだ。東北地区大会出場校は角館・須賀川・山本学園の3チーム。この中では1勝を挙げ直接対決で須賀川に勝っている角館に注目したい。角館は初の県推薦。1925年旧制角館中学をスタートとする伝統校。高校野球の実績としても過去県大会優勝・準優勝が複数回あり十分なものがある。
須賀川も初めての県推薦。須賀川高女と須賀川商の流れをくむ創立100周年を超える伝統校。甲子園経験はない。昨年、同県のいわき海星が推薦を受けているので、連続推薦は難しいのではないか?
山本学園は平成15年に続いて2回目の県推薦。裁縫女学校を源とする創立90周年を超える伝統私立校。酒田南・日大山形・羽黒・東海大山形などの私立校がリードする山形県にあって、近年たびたび上位に顔を出すようになり力をつけている。
以上の東北大会進出の3校に対して、残りの3校を見てみる。青森は平成17年に続いて3回目の県推薦。旧制中学に始まる創立110周年を超える進学校。甲子園は夏に4回出場しており、1960年が最後の出場となっている。
伊保内は福岡高校の分校として1949年に設立された九戸村にある普通科の公立校。初の県推薦。岩手県は久慈工がてっきり推薦されると読んでいたので、未知のセールスポイントがあるのかもしれない。
松島は元女子高で1948年に塩釜高校の定時制の松島分校として設立されている。初の県推薦で甲子園経験はない。宮城県も進境著しい柴田が推薦を取るかと思われたが、松島が推薦された。
総合的に見てみると 角館が文武両道と東北地区大会を含む野球部の実績で一番手を争い、須賀川・青森が追う展開。過去青森県からの東北地区推薦はなく、五所川原農林が補欠で推薦されたのみ1回。これをそろそろと読むか青森県連の非力と読むか難しいところだが角館を覆すのはどうか?不気味なのは伊保内・松島。泡沫候補に終わるのか、昨年のいわき海星のようにあっと言わせるのか予想がつかない。
各都道府県・推薦校は以下の通りです。<11月29日都県推薦校確定>
*関東・東京*
県立下館第一(茨城)県立真岡(栃木)県立沼田(群馬)市立川越(埼玉)県立吉田(山梨)県立検見川(千葉)都立小山台(東京)日大高(神奈川)
21世紀・本命 | 21世紀・対抗 | 21世紀・大穴 |
---|---|---|
市川越 | 真岡 | 小山台 |
< 解説 >
* 21世紀枠 * 推薦校8校中私立勢が1校と流石に私立校の推薦数の減少傾向が読み取れます。この地区は関東地区大会出場がそれほど重要視されていないようだが、便宜上2つに分けて考えてみる。
市川越(埼玉県)は、1926年川越商としてスタート。以降変遷を経て現在は普通科と商業時代の流れをくむ二科を有する市立高。1989年の夏の甲子園に出場経験があり今年出場となれば25年ぶり復活となる。
日大高(神奈川県)は1930年設立の私立校。甲子園出場はなく、過去何度も甲子園にもう一歩まで近づいている「甲子園まであと一歩高」である。
以上の2校が関東大会出場校。ただし両校とも初戦敗退している。
下館第一(茨城県)は1923年に組合立商業学校として設立。筑西市に位置する県立校。甲子園は1959年に夏の選手権に出場している。
真岡(栃木県)1900年設立の進学校。昨年に続いて3回目の県推薦校。平成14年の時には関東地区の推薦校となっており21世紀枠としての地力は十分。甲子園経験はない。
沼田(群馬県)は平成17年に続いて2回目の県推薦。創立100年を超える群馬県内でも有数の歴史の古い県立高校。進学校としても有名で「文武両道」を目標に掲げている。
吉田(山梨県)は1937年創立の普通科・理数科を有する県立校。初の県推薦。夏の選手権には3回の出場経験があり、1989年の第71回大会が最後。
検見川(千葉県)は1974年開校の普通科の県立校。千葉市美浜区に位置する。初の県推薦で甲子園経験はない。
小山台(東京都)は1922年府立第八中学として創立。90周年を超えている。初の都推薦で甲子園経験は無い。野球部は都立の強豪の一つとして数えられている。
安房以来5年連続で21世紀枠で選出校を出していないので、今回は「そろそろ感」がある。近年は進学校が関東地区推薦校となっていることから沼田・真岡・吉田・小山台にチャンスがあり日大高は甲子園今一歩さではこの中では特筆されるが昨年の専大松戸同様、私立校の壁がある。下館一・検見川は特色に欠ける印象。関東大会出場の市川越は90年の伝統がありどんぐりの背比べのような今年は推薦のチャンスがある。
沼田・真岡・吉田・小山台の比較ではそれぞれ決め手に欠けるが山梨県ベスト16の吉田は戦績でやや劣り沼田・小山台はともに群馬県・東京都とも関東地区推薦校選出経験が1回づつと実績に乏しく優劣が付けにくい。しかしながら小山台の目立たなさは推薦した場合、「東京から21世紀枠・・・・??」と批判にさらされることが少ないと読め、推薦される可能性もある。
総合的に見ると戦績の市川越、と進学校のどこかが推薦枠を争うと予想する。
各都道府県・推薦校は以下の通りです。<11月21日県推薦校確定>
*北信越*
県立長野西(長野)県立三条(新潟)県立富山(富山)県立羽咋(石川)県立金津(福井)
21世紀・本命 | 21世紀・対抗 | 21世紀・大穴 |
---|---|---|
長野西 | 羽咋 | 富山 |
< 解説 >
* 21世紀枠 * 21世紀枠で結構選出されていた印象ながら過去3校にとどまっている北信越地区。今回も全国アピールできる有力校は見当たらない。
県推薦校5校の中で北信越地区大会に出ているのは長野西のみ。今回は県大会3位で北信越大会初出場。初戦で負けているが21世紀枠県初推薦。甲子園経験はない。1896年高等女学校として設立。1985年に男女共学化。野球部は県内では大物食いとして知られている。
三条(新潟県)は1901年新潟中学の三条分校として開校。国公立大学に100名以上進学している。初の県推薦。甲子園経験はない。
富山は1885年旧制富山中学として設立。120周年を超える伝統校。富山県内では富山中部・高岡と並ぶ進学校。国公立大学に200名以上進学している。先の2校は過去に21世紀枠推薦校となっているのでしんがりでの登場である。甲子園経験はない。
羽咋(石川県)平成18年以来2回目の県推薦。羽咋中学以来の創立80周年を数える県立校。SELHi(スーパーイングリッシュランゲージハイスクール)に平成16年に指定されている。在校生の約半数が国公立大学に進学(100名弱)する進学校でもある。
金津(福井県)は1982年創立の30年余りの比較的新しい学校。普通科・情報処理科を有する。初の県推薦で甲子園経験はない。
以上の中から過去13回中11回、北信越大会に進出している高校が推薦されていることから、ただ一チーム当てはまる長野西がやはり一歩リード。また、2回目の県推薦で、21世紀枠の有力校と思われた津幡を落として県推薦されている羽咋も有力。進学校の三条・富山にもチャンスがある。
各都道府県・推薦校は以下の通りです。<11月21日県推薦校確定>
*東海* <確定>
県立富士(静岡)県立高蔵寺(愛知)県立岐阜工(岐阜)県立伊勢(三重)
21世紀・本命 | 21世紀・対抗 | 21世紀・大穴 |
---|---|---|
伊勢 | 岐阜工 | 富士 |
< 解説 >
* 21世紀枠 * 未だ21世紀枠で選出された事が1回だけの東海地区。昨年はどうにも選び難い豊川だったため選出されなかったが、今回は9地区のバランス的にも、かなり高い確率で選出されると予想している。
伊勢(三重県)は4校中唯一東海地区大会に出場している県大会準優勝校。1956年設立の普通科の進学校。初の県推薦で甲子園経験はない。
富士(静岡県)は県大会ベスト16。初の県推薦で甲子園はセンバツ・選手権ともに各一回出場経験あり。1987年のセンバツ以来なので出場すれば26年ぶりとなる。1923年創立の進学校。
高蔵寺(愛知県)は春日井市にある1980年設立の県立高校。県大会はベスト16。初の県推薦。
岐阜工は平成22年に続いて2回目の県推薦。県大会ベスト4。1952年の選手権大会に出場経験がある。1926年創立の県立工業高校。サッカー部は全国大会準優勝の実績を持つ。
今回は東海地区大会出場の伊勢が本命。2回目の県推薦の岐阜工も可能性はある。富士も文武両道枠に十分ひっかかりそうな高校なので侮れない存在。高蔵寺は有力な愛知県推薦校であるが、ややアピールポイントに欠ける印象だ。
各都道府県・推薦校は以下の通りです。<府県推薦校11月21日確定>
*近畿* <確定>
県立八日市(滋賀)府立西城陽(京都)県立香芝(奈良)県立海南(和歌山)府立豊島(大阪)県立姫路南(兵庫)
21世紀・本命 | 21世紀・対抗 | 21世紀・大穴 |
---|---|---|
海南 | 八日市 | 姫路南 |
< 解説 >
* 21世紀枠 * 過去、割と6府県まんべんなく地区推薦校を出している近畿地区。しかし唯一地区推薦校を出していない大阪府の推薦校が注目される。また、「近畿大会出場」は必ずしも有利な条件になっていないが便宜上2グループに分けて見てみる。
八日市(滋賀県)は昨年に続いての県推薦校。昨年は近畿大会に出場していなかったが今回は出場しているので、昨年よりは推薦に向けてやや有利になっている。旧制八日市中学として設立は1907年、東近江市にある進学校である。1953年の夏の選手権・第35回大会に出場しているがおよそ60年前ということになる。
海南(和歌山県)は1948年設立の普通科・教養理数科の2学科を有する県立進学校。甲子園は海南中時代を含めセンバツ14回、選手権4回と、ともに複数回出場経験がある。1964年のセンバツ・選手権が最後となっている。21世紀枠は初の県推薦。
以上の2校が近畿地区大会出場校。いずれも初戦敗退している。
西城陽(京都府)は1983年の創立の比較的新しい府立高。進学校でもある。初の県推薦。府大会ベスト4。1994年の選手権大会に出場経験がある。
香芝(奈良県)は1980年開校の比較的新しい学校。県大会ベスト4で初の県推薦。甲子園経験はない。
豊島(てしま=大阪府)は1975年創立の府立高。府大会ベスト16で初の府推薦。甲子園経験はない。
姫路南(兵庫県)は1925年(大正14年)市立商業補習学校として開校。県大会ベスト16。初の県推薦。甲子園は1958年の第40回選手権大会に出場経験がある。
以上から予想すると、近畿大会に出場の2校に魅力があり姫路南も残る4校の中では歴史がある。過去近畿地区推薦に選ばれていない大阪府は今回も難しそうだ。
さて、八日市・海南の比較では平成20年に近畿地区推薦校になった彦根東のあと守山も推薦校になっている滋賀県に対し、平成21年に向陽が選出されて以来の和歌山県では海南に県としてのアドバンテージがある。進学校としての実績はほぼ互角。歴史の古さでは八日市に軍配が上がる。ただ近畿地区大会で履正社に1−2と善戦した海南は智弁学園に7回コールド0−8負けの八日市に対して、「戦力」という面でプラス評価をもらえそう。
各都道府県・推薦校は以下の通りです。<県推薦校11月21日確定>
*中国* <確定>
県立東岡山工(岡山)県立倉吉東(鳥取)県立賀茂(広島)県立大東(島根)県立熊毛南(山口)
21世紀・本命 | 21世紀・対抗 | 21世紀・大穴 |
---|---|---|
大東 | 賀茂 | 熊毛南 |
< 解説 >
* 21世紀枠 * 昨年もまさかの益田翔陽を当選させた21世紀枠の名門・中国地区。とくに島根県勢は侮れない。この地区は中国地区大会に進出していることがほぼ必須条件となっているので、2つに分けて見てみる。
とは言っても、今回中国地区大会に進出しているのは大東(島根県)一校のみ。1918年(大正8年)に郡立農業学校として創立。かなり歴史は古い。甲子園経験は無いが、甲子園に今一歩の位置にいるかと問われれば「うーーん」といったところ。
他の4校は県大会どまり。
東岡山工は1962年創立の機械科・電気科など5学科を有する県立工業高校。県大会ベスト8で初の県推薦。
倉吉東(鳥取県)は昨年に続いて2回目の県推薦。県大会はベスト4。1909年倉吉中学として設立され100年の伝統を誇る進学校。毎年国公立大学に150名近く合格している。甲子園は夏1回センバツ2回出場しており、1995年の第77回選手権が最後となっている。
賀茂(広島県)は平成14年・16年に続いて3回目の県推薦。県大会ベスト8.1906年設立の女学校が前身で創立100周年を超えている。途中で分裂した西条農は甲子園の経験がある。センバツ補欠校にも選ばれたことがあり甲子園にもうすぐのところまで近づいてはいる。同じ甲子園今一歩校だった総合技術・広島新庄(今回一般枠有力)に続いて甲子園を踏めるかが焦点。
熊毛南(山口県)は平成14年に続いて2回目の県推薦。県大会ベスト8。1899年()明治32年に裁縫所が女学校になった時点を創立としている110年を超える伝統校。熊毛郡平生町に位置している。
総合的に見てみると、中国地区大会に進出している大東が一歩リードと思える。しかし賀茂は過去に中国地区の推薦校になった実績もあり十分対抗として有力校。熊毛南も条件は揃っているが、前回の推薦時中国大会で1勝しているにもかかわらず同大会で2勝していた私立の鳥取城北に推薦争いで敗れているのが懸念される。倉吉東もブランク20年ほどになり進学校として有力だが、鳥取県勢が推薦されるのは鳥取城北・米子西以来7年なく、そろそろと見るか県連に力がないと見るか微妙なところだ。東岡山工は 厳しそう。そもそも岡山県から中国地区推薦校は過去選出されてなく、部長の感覚ではそもそも21世紀枠で選ばれようという意識があまり感じられない。
各都道府県・推薦校は以下の通りです。<県推薦校11月21日確定>
*四国* <確定>
県立坂出(香川)県立東温(愛媛)県立池田(徳島)県立高知東工(高知)
21世紀・本命 | 21世紀・対抗 | 21世紀・大穴 |
---|---|---|
池田 | 坂出 | 高知東工 |
< 解説 >
* 21世紀枠 * 意外にも21世紀枠に過去5校選出校を送り出している四国地区。各県の推薦校選抜が上手だと言える。
坂出(香川県)は1917年(大正6年)高等女学校として創立。初の県推薦で甲子園経験はない。秋季香川県大会で優勝し県一位校として四国地区大会に出場も初戦敗退している。
東温(愛媛県)は1948年創立の東温市に位置する普通科・商業科を有する県立校。初の県推薦で県大会ベスト4。甲子園経験はない。
池田(徳島県)は高校野球ファンならずとも知っている、全国制覇も成し遂げている強豪校。昨年の秋季四国地区大会でも準優勝しており、ここが21世紀枠?ということには若干首を傾げたい気もするが昨年に続いて2回目の県推薦校。学校は1922年に池田中学として設立された県立校。甲子園は選手権9回、センバツ7回出場している。最終は1992年の第74回選手権なので22年前ということになる。
高知東工(高知県)は過去2回県推薦された高知東とは別の南国市にある県立工業高校。県ベスト4で四国地区大会に進出したが初戦で敗退している。甲子園経験はない。
以上を総合すると、四国大会に出場している坂出・池田・高知東工がやや有利。池田は一般枠で有力視されているが「保険」を掛ける感じで推薦される可能性もある。ただし2年前、一般枠で結局選出された高崎・宮崎西が21世紀枠でダブって推薦され、選考委員会で調整に手間取ったことがあったので、「指導」が入っていれば選出はスルーされる可能性もある。
その時は坂出が昨年の益田翔陽と同様に県一位校の実績で高知東工を上回る評価を得ると予想する。
各都道府県・推薦校は以下の通りです。<県推薦校11月21日確定>
*九州* <11月21日確定>
県立小倉(福岡)早稲田佐賀(佐賀)県立島原農(長崎)県立多良木(熊本)県立大分雄城台(大分)県立宮崎南(宮崎)県立大島(鹿児島)県立知念(沖縄)
*大分県推薦の豊後大野連合は県立三重高校、県立三重農業高校、県立緒方工業高校の3校による連合チーム。
21世紀・本命 | 21世紀・対抗 | 21世紀・大穴 |
---|---|---|
小倉 | 多良木 | 早稲田佐賀 |
< 解説 >
* 21世紀枠 * 8県が所属する割に21世紀枠選出過去3回と少なめな九州地区。この地区も九州地区大会出場が有利になっているので分けて見てみる。
早稲田佐賀(佐賀県)は2010年に開校した早稲田大学の系属校。昨夏は県大会で準優勝と、早くも強豪校の仲間入りをしつつある。県秋季大会も優勝し一位校として九州大会に出場。初戦勝利しベスト8入りしていうる。もちろん県推薦は初。甲子園経験もない。
多良木(熊本県)は1922年組合立の実科女学校として創立。90周年を超える。初の県推薦。甲子園経験なし。秋季県大会を制し県一位校で九州大会に臨むも初戦敗退している。元プロ野球阪神・オリックスの野田投手の母校。
以上の2校が九州地区大会出場校。
小倉(福岡県)は1908年(明治41年)先に廃止された旧制小倉中学を再興して設立されている。よって創立100年を超える伝統校であり進学校。甲子園はセンバツ11回、選手権10回の出場経験がある。選手権大会では29回、30回に連破を成し遂げている。最後は1978年のセンバツ。35年余前という事になる。今秋は県ベスト4。過去21世紀枠で選出された「高松」「洲本」「いわき海星」と同じ予感が働く。
島原農(長崎県)は1952年開校の農業科学科など4学科を有する県立農業高校。初の県推薦で甲子園経験はない。県ベスト8。
大分雄城台(大分県)は1973年創立の比較的新しい県立校。平成15年に続いて2回目の県推薦で甲子園経験はない。ただし野球部は過去3回夏の決勝戦まで勝ち進んでおり、甲子園にあと一歩の高校と言える。秋季大会は県ベスト8。
宮崎南(宮崎県)は1962年に設立の県立進学校。県ベスト4で初の県推薦。1988年の選手権大会に出場経験がある。
大島(鹿児島県)は1901年大島農学校として開校。県大会ベスト4で初の県推薦。九州地区大会出場の指宿商ではなくこの大島が推薦されたのは注目される。
知念(沖縄県)は1945年に設立の県立校。県ベスト8で平成22年に続いて2回目の県推薦。
さて、この8校の中で秋の九州大会出場校の早稲田佐賀・多良木と戦前の名門・小倉に離島の大島が追う展開。小倉は九州大会に出場していないのがネックだが、オールドファンには懐かしさがあり、また一般枠で福岡県勢が絶望的なのが追い風。前2校に決め手がないため逆転推薦される可能性も十分ある。早稲田佐賀はあまりにも開校からの年数が少なく、選出には時期尚早という判断が働くのではないか?多良木はこれまで熊本県勢の21世紀枠九州推薦校 の実績がなく「甲子園にあと一歩」かというとやや疑問が残る。大島も含めた以上の4校で混沌とした状態だ。これまでの「九州地区大会出場校が推薦される」という不文律が覆されるかが見所。
つづく・・・
< 12月13日、9地区推薦校決定です >
年 | センバツ出場校予想 | センバツ大会勝敗予想 | 夏の大会出場校予想 | 夏の甲子園大会勝敗予想 |
---|---|---|---|---|
1998年 | 94.4%(36校中34校) | 82.9%(35試合中29試合) | 70.9%(55校中39校) | 66.7%(54試合中36試合) |
1999年 | 93.8%(32校中30校) | 54.8%(31試合中17試合) | 75.5%(49校中37校) | 62.5%(48試合中30試合) |
2000年 | 90.6%(32校中29校) | 67.7%(31試合中21試合) | 69.4%(49校中34校) | 66.7%(48試合中32試合) |
2001年 | 88.2%(34校中30校) | 63.6%(33試合中21試合) | 61.2%(49校中30校) | 66.7%(48試合中32試合) |
2002年 | 87.5%(32校中28校) | 61.3%(31試合中19試合) | 61.2%(49校中30校) | 77.1%(48試合中37試合) |
2003年 | 85.3%(34校中29校) | 63.6%(33試合中21試合) | 59.2%(49校中29校) | 54.2%(48試合中26試合) |
2004年 | 87.5%(32校中28校) | 77.4%(31試合中24試合) | 73.5%(49校中36校) | 72.9%(48試合中35試合) |
2005年 | 90.6%(32校中29校) | 61.3%(31試合中19試合) | 77.6%(49校中38校) | 72.9%(48試合中35試合) |
2006年 | 93.8%(32校中30校) | 58.1%(31試合中18試合) | 75.5%(49校中37校) | 58.3%(48試合中28試合) |
2007年 | 93.8%(32校中30校) | 58.1%(31試合中18試合) | 63.3%(49校中31校) | 66.7%(48試合中32試合) |
2008年 | 91.7%(36校中33校) | 65.7%(35試合中23試合) | 70.9%(55校中39校) | 77.8%(54試合中42試合) |
2009年 | 90.6%(32校中29校) | 58.1%(31試合中18試合) | 69.4%(49校中34校) | 75.0%(48試合中36試合) |
2010年 | 90.6%(32校中29校) | 67.7%(31試合中21試合) | 63.3%(49校中31校) | 72.9%(48試合中35試合) |
2011年 | 96.9%(32校中31校) | 71.0%(31試合中22試合) | 61.2%(49校中30校) | 68.8%(48試合中33試合) |
2012年 | 96.9%(32校中31校) | 71.0%(31試合中22試合) | 59.2%(49校中29校) | 72.9%(48試合中35試合) |
2013年 | 91.7%(36校中33校) | 48.6%(35試合中17試合) | 69.4%(49校中34校) | 52.1%(48試合中25試合) |
2014年 | 93.8%(32校中30校) |
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