第82回センバツ大会へ 32校決定!!
☆☆ 例年通りだと1月29日に出場校が決定しました! ☆☆
組み合わせ抽選会は3月13日です。
地区名 | 県名 | 代表校 | コメント | 回数 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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21世紀 | 山形 | 山形中央 | 初
和歌山 | 向陽 | 36年ぶり | 15回
| 徳島 | 川島 | 初
| 北海道 | 北照 | 8年ぶり | 3回
| 東北 | 秋田 | 秋田商 | 4年ぶり | 6回
| 岩手 | 盛岡大付 | 7年ぶり | 2回
| 関東 | 神奈川 | 東海大相模 | 4年ぶり | 8回
| 埼玉 | 花咲徳栄 | 7年ぶり | 2回
| 千葉 | 東海大望洋 | 初
| 群馬 | 前橋工 | 15年ぶり | 4回
| 東京 | 帝京 | 3年ぶり | 14回
| 日大三 | 8年ぶり | 17回
| 北信越 | 富山 | 高岡商 | 4年ぶり | 4回
| 福井 | 敦賀気比 | 2年ぶり | 3回
| 東海 | 岐阜 | 大垣日大 | 3年ぶり | 2回
| 愛知 | 中京大中京 | 3年連続 | 30回
| 三重 | 三重 | 15年ぶり | 10回
| 近畿 | 兵庫 | 神戸国際大付 | 5年ぶり | 3回
| 大阪 | 大阪桐蔭 | 3年ぶり | 4回
| 京都 | 立命館宇治 | 6年ぶり | 2回
| 兵庫 | 神港学園 | 4年ぶり | 5回
| 奈良 | 天理 | 3年連続 | 20回
| 和歌山 | 智弁和歌山 | 2年ぶり | 9回
| 中国 | 島根 | 開星 | 2年連続 | 2回
| 岡山 | 関西 | 3年ぶり | 10回
| 広島 | 広陵 | 3年ぶり | 22回
| 四国 | 愛媛 | 今治西 | 4年連続 | 12回
| 高知 | 高知 | 3年ぶり | 15回
| 九州 | 沖縄 | 嘉手納 | 初
| 宮崎 | 宮崎工 | 初
| 福岡 | 自由ヶ丘 | 初
| 沖縄 | 興南 | 2年連続 | 4回
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地区 | 北海道 | 東北 | 関東 | 東京 | 北信越 | 東海 | 近畿 | 中国 | 四国 | 九州 | 21世紀枠 |
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予想 | 札幌南 駒大岩見沢 | 弘前学院聖愛 本荘 | 千葉商大付 浦和学院 | 日大三 東海大菅生 | 福井工大福井 佐久長聖 | 中京 静岡商 | 神港学園 近江 | 石見智翠館 新庄 | 済美 岡豊 | 明豊 長崎商 | 長崎商 水戸桜ノ牧 |
補欠校 | 札幌南 | 本荘 弘前学院聖愛 | 桐蔭学園 千葉商大付 | 日野 | 福井工大福井 佐久長聖 | 中京 静岡商 | 福知山成美 育英 | 石見智翠館 岡山東商 | 済美 岡豊 | 長崎商 明豊 | 新潟 防府 |
的中 | ○ ー | △ △ | ● △ | ● ー | ○ ○ | ○ ○ | ● ● | ○ ● | ○ ○ | △ △ | ● ● |
選出の感想
長崎商・武修館の再推薦組2チームは補欠にも入らずに、次回から地区推薦されるか微妙になってきました。
ブロック | 出場確実 | 出場有力 | 補欠校1位予想 | 補欠校2位予想 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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21世紀=3 | 山形中央 | 向陽 | 長崎商 | 水戸桜ノ牧
北海道=1 | 北照 | 札幌南 | 駒大岩見沢
| 東北=2 | 秋田商 | 盛岡大付 | 弘前学院聖愛 | 本荘
| 関東=4+1 | 東海大相模 | 花咲徳栄 | 東海大望洋 | 前橋工 | 千葉商大付 | 浦和学院
| 東京=1 | 帝京 | 日大三↑ | 東海大菅生
| 北信越=2 | 高岡商 | 敦賀気比 | 福井工大福井 | 佐久長聖
| 東海=2+1 | 大垣日大 | 中京大中京 | 三重 | 中京 | 静岡商
| 近畿=6 | 神戸国際大付 | 大阪桐蔭 | 天理 | 立命館宇治 | 智弁和歌山 | 神港学園↑ | 近江
| 中国=2+1 | 開星 | 関西 | 広陵 | 石見智翠館 | 新庄
| 四国=2 | 今治西 | 高知 | 済美 | 岡豊
| 九州=4 | 嘉手納 | 宮崎工 | 自由ヶ丘 | 興南 | 明豊 | 長崎商
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この色は出場確実と予想した高校。 この色はボーダーラインと思える高校
ブロック | 優勝校 | 2位 | ベスト4 | ベスト8 |
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北海道=1 | 北照 | 札幌南 | 駒大苫小牧・駒大岩見沢 | 旭川工・白樺学園・帯広農・武修館 |
東北=2 | 秋田商 | 盛岡大付 | 本荘・弘前学院聖愛 | 光星学院・山形中央・古川学園・専大北上 |
関東=4+ | 東海大相模 | 花咲徳栄 | 東海大望洋・前橋工 | 桐蔭学園・市船橋・浦和学院・千葉商大付 |
東京=1+ | 帝京 | 東海大菅生 | 日野・日大三 | 日大二・明治大付中野八王子・早稲田実・成立学園 |
北信越=2 | 高岡商 | 敦賀気比 | 福井工大福井・佐久長聖 | 不二越工・中越・上田西・分水 |
東海=2+1 | 大垣日大 | 中京大中京 | 中京・三重 | 静岡商・常葉橘・東海大翔洋・豊川 |
近畿=6 | 神戸国際大付 | 大阪桐蔭 | 立命館宇治・神港学園 | 智弁和歌山・育英・天理・福知山成美 |
中国=2+ | 開星 | 関西 | 石見智翠館・広陵 | 新庄・岡山理大付・岡山東商・崇徳 |
四国=2+ | 今治西 | 高知 | 岡豊・済美 | 川島・小松島・明徳義塾・寒川 |
九州=4 | 嘉手納 | 宮崎工 | 自由ヶ丘・興南 | 明豊・佐世保実・福岡工大城東・長崎商 |
*関東・東京で6枠、中国・四国で5枠 明治神宮大会優勝地区=東海地区は神宮枠「1」がプラスされています。
代表候補 | 補欠校1位候補 | 補欠校2位候補 |
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北照 | 札幌南 | 駒大岩見沢 |
< 解説 >
優勝した北照が順当に選出されそう。明治神宮大会は帝京に3−6の初戦負けだったがここ数年あと一歩まで代表校に迫っている実績もありようやく甲子園復活を果たせそう。伝統的に打線が強く甲子園でも期待出来る。補欠校1位には準優勝の札幌南と準決勝で北照に2−3で惜敗した駒大岩見沢が比較されそう。ただ札幌南も決勝は5−11と大差だったがコールド負けではなく、公立校ということもあり無事に落ち着くと見た。補欠2位はベスト4に残った駒大苫小牧と札幌南に善戦した旭川工も比較対称校に上がりそうだがやはり駒大岩見沢が有利と見る。
代表候補 | 代表候補 | 補欠校1位候補 | 補欠校2位候補 |
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秋田商 | 盛岡大付 | 弘前学院聖愛 | 本荘 |
< 解説 >
昨年準優勝校が選出されない逆転現象があった東北地区。しかし今回は決勝進出の両校で無難に決まりそう。優勝の秋田商は県3位校からの躍進。準決勝で同県1位の本荘に勝ったのが大きかった。ただ明治神宮大会で高岡商に0−7と完敗しているので建て直しが必要。2校目も準優勝の盛岡大付が有力。決勝のスコアも0−1と接戦での敗戦だったこととから落とされる材料は少ない。補欠1位はベスト4の2校の争いか。弘前学院聖愛は準決勝で盛岡大付と対戦し4−5の惜敗。本荘は秋田商に0−1の惜敗。
戦績は互角なのでバランスをとるために地域性で補欠1位が弘前学院聖愛、2位が本荘と予想する。
ほかに補欠2位を争いそうなのは準々決勝で秋田商に0−1と惜敗した山形中央や実力を評価されている青森県一位校の光星学院あたりか?。
代表候補 | 補欠校1位候補 | 補欠校2位候補 |
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帝京 | 日大三 | 東海大菅生 |
< 解説 >
7年間のうち「1枠」が5回、昨年と4年前のみ「2枠」となり、なかなか2枠が回ってこない東京地区。今回も決勝のスコアが大差となり微妙な情勢だ。優勝の帝京は昨夏に甲子園でも登板した下級生投手が残り投打に総合力は高い。まず文句なしで選出されるだろう。準優勝の東海大菅生は決勝で1−13の大差で帝京に敗れ、一気に甲子園が遠くなってしまった。ベスト4の日大三は準決勝で帝京に4−5と接戦で敗れており、もし2枠となっても対帝京戦の戦績から日大三の方が有利になる見た。ということで補欠1位は日大三。補欠2位は東海大菅生。東京地区2校となった場合は補欠校にベスト4もう一校の日野が来そうだ。
代表候補 | 代表候補 | 代表候補 | 代表候補 | 代表候補 | 補欠校1位候補 | 補欠校2位候補 |
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東海大相模 | 花咲徳栄 | 東海大望洋 | 前橋工 | 桐蔭学園 | 千葉商大付 | 浦和学院 |
< 解説 >
例年関東・東京地区で6枠だが、6枠目は今回も関東5位校と東京地区2位校の比較となりそうだ。優勝した東海大相模は投攻守にレベルが高く文句なし。準優勝の花咲徳栄も埼玉2位校からの快進撃だったがこちらも当確。なかなか秋の関東大会で結果が出なかったが今回は準優勝と結果を出した。ベスト4の東海大望洋も落とす理由はなく悲願の初出場が叶いそうだ。
4校目は接戦で選考委員も選出に困るのではないか?ベスト4残りの前橋工は群馬県大会決勝で優勝した前橋商に0−7で敗れての2位校ということと、準決勝、東海大相模に0−8の7回コールド負けが非常にマイナスイメージ。しかし幸い?ベスト8の残り4校中2校
(浦和学院・市船橋)も準々決勝でコールド負けという幸運?もあり4校目に踏みとどまるかどうか?4校目のイスを前橋工と争いそうなのはベスト8のうち桐蔭学園・千葉商大付の2校に絞られそうだがこの2校を見てみよう。
準々決勝で東海大望洋に1−4で敗れた桐蔭学園は初戦完封勝ちで神奈川大会決勝も東海大相模に3−5と接戦を演じ好印象ながら今ひとつ決め手に欠ける印象。千葉一位校だった千葉商大付は初戦負け=関東大会0勝のハンデを、3年前同様の結果だった宇都宮南が投手力を評価されて関東大会0勝ながら選出された実績に賭けたい。ただ千葉商大付は前橋工に敗れており4位校としての選出は難しく、再試合となった前橋工戦も8−8の乱戦模様で投手力が注目されるセンバツでは印象はあまり良くない可能性がある。
また投手力の良い前橋商・浦和学院も名前ぐらいは挙がるかもしれない。
総合的に考えてやはり4校目のイスは前橋工が仕留めそうだ。
さて、そうすると最後は東京2位校と関東5位校が最後のイスをめぐっての比較ということになる。今までの流れでは「東京・日大三」「関東・桐蔭学園」または「千葉商大付」との比較となることが予想される。しかしどこも決め手に欠け難航しそう。関東地区の比較校がともに神奈川・千葉県で既に選出有力校が確定していることもあり地域性の優位さは無く総合力では強力打線を持つ日大三が優位と思うが桐蔭学園の投手力を選考委員がどう評価するかが決め手となりそう。千葉商大付は県一位校というセールスポイントがありパーセンテージでは日大三・桐蔭学園・千葉商大付の順で40%、40%、20%と3校とも可能性がある。
最後は東京地区2校は稀という経験則で桐蔭学園とあまり根拠の無い予想にしておくが日大三を帝京と甲乙つけがたい実力と選考委員が評価すると日大三が浮上する。
代表候補 | 代表候補 | 補欠校1位候補 | 補欠校2位候補 |
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高岡商 | 敦賀気比 | 福井工大福井 | 佐久長聖 |
< 解説 >
決勝戦進出の2校が順当に選出されそうだ。優勝の高岡商は初戦の金沢戦、2−4の劣勢を9回に同点に追いつき延長戦を制して波に乗った。明治神宮大会でも秋田商をコールドで破り富山県勢久しぶりのセンバツ1勝が期待される。準優勝の敦賀気比は順当に勝ち上がり決勝戦は不覚を取ったが総合力も高くこちらも当確。補欠校1位はベスト4の2校の争いとなるが福井工大福井が有力か?本来なら優勝した高岡商に1−2の接戦で敗れたため2枠目を争うところだが敦賀気比には県大会の直接対決で2−4と敗れており補欠校に回りそうだ。佐久長聖も準決勝の敦賀気比戦は接戦の好ゲームだったので試合内容が評価されて補欠1位に選出される可能性もある。ほかに優勝した高岡商に延長戦で4−5と惜敗した中越も名前は挙がるかもしれない。初戦で開催地ながら全滅した石川県勢は絶望的だ。
代表候補 | 代表候補 | 代表候補 | 補欠校1位候補 | 補欠校2位候補 |
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大垣日大 | 中京大中京 | 三重 | 中京 | 静岡商 |
< 解説 >
東海地区は今回は大垣日大が明治神宮大会を制して「2+1枠」。決勝進出の2校はすんなり決まりそう。優勝の大垣日大は投打が噛み合い初優勝。明治神宮大会でも快進撃を続け決勝まで勝ち進んだ。準優勝の中京大中京は昨夏の全国制覇が記憶に新しい。新チームも優勝バッテリーが残りチーム力は高い。
さて、神宮枠で増えた3枠目を巡る争いが難しい。ベスト4の2校が対象になりそうだがまず優勝した大垣日大に準決勝で2−3と惜敗した中京が実力を評価されており有力。しかし岐阜県勢3枠中2校は選びにくいのも確か。同じくベスト4の三重は地域性では有利だが投手力に決め手が無く実力でも圧倒するだけのものが無く、結局選考委員が「実力」を優先するか「地域性」を優先するかで選考校が左右されそうだ。三重と中京との一騎打ちの様相だがここは三重と予想しておく。ほかに今大会蚊帳の外の静岡県勢東海大翔洋・静岡商あたりも名前が出そうだ。
代表候補 | 代表候補 | 代表候補 | 代表候補 | 代表候補 | 代表候補 | 補欠校1位候補 | 補欠校2位候補 |
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神戸国際大付 | 大阪桐蔭 | 天理 | 育英 | 立命館宇治 | 智弁和歌山 | 神港学園 | 近江 |
< 解説 >
今年も6校選出される近畿地区。今回は準決勝が2試合ともコールドゲーム(神戸国際大付13−1神港学園8回降雨コールド、大阪桐蔭9−1立命館宇治7回コールド)になり、選出校を選ぶ順番を考慮しながら考えないといけないのが例年と違う。優勝した神戸国際大付は毎年下馬評は高かったもののなかなか結果が伴わず、この優勝でセンバツ出場を決め甲子園で大暴れしたいところ。準優勝の大阪桐蔭は一昨年夏の優勝校。そのとき以来の甲子園出場になりそう。
さて3校目にベスト4から例年選出したいところだが、今回は優勝した神戸国際大付に準々決勝で3−5と惜敗した天理が浮上すると読む。次はベスト4の2校立命館宇治・神港学園と準優勝の大阪桐蔭に0−2で敗れた育英の争いになりそう。
このうち既に神戸国際大付が有力の兵庫県は「同一県(府)3代表は選出しない(21世紀枠はのぞく)」の規則から育英・神港学園のどちらかしか選出できず、兵庫県大会で6−2と直接対決で勝っている育英が浮上し神港学園は涙を飲み補欠校へ。また、京滋地区からは地域性もあり立命館宇治が京都一位校ということもあり選出されそう。
残る1枠を智弁和歌山・福知山成美のベスト8組に初戦敗退ながら優勝した神戸国際大付に3−4と惜敗し、公立校でもある北大津を加えた3校で検討されるのではないだろうか。このうち神港学園に敗れている福知山成美は京都2校目ということもあり選出しずらく最終的に智弁和歌山・北大津の比較になるか。高野連としては北大津を推したいところだが滋賀3位校ということと近畿大会0勝ということでそうそうごり押しも出来ず和歌山1位の智弁和歌山が最終枠にすべり込むと見た。
今回の近畿大会は育英・神港学園のどちらが選出されるかで顔ぶれががらっと替わる恐れがあり非常に注目される。
さて補欠校は北大津が選出されないとすると同県一位校の近江が名を連ねるのではないだろうか?。
代表候補 | 代表候補 | 代表候補 | 補欠校1位候補 | 補欠校2位候補 |
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開星 | 関西 | 広陵 | 石見智翠館 | 新庄 |
< 解説 >
このところ、一昔前のように「ベスト4は広島・岡山」という状況にならなくなってきた中国地区。他県の頑張りが想像される。優勝したのは島根県優勝校だった開星。島根県勢が中国地区大会を制するのは珍しくここにも勢力変化が感じられる。というのも開星はなかなか実力があるチームで明治神宮大会は今治西に初戦惜敗だったが投攻守にバランスが取れ甲子園でも期待できるチーム。準優勝の関西もいまや岡山県をリードしているとも言えるほど甲子園常連校になり今回も問題なく選出されるだろう。
ここからは四国地区との絡みになるが3番手に位置するのはベスト4の広陵・石見智翠館の比較による。
このうち地域性と総合力で広陵が石見智翠館を一歩リードしていると思われる。初戦全滅の山口・鳥取両県は今回は食い込むのが難しそうで補欠2位には岡山理大付・新庄・倉吉東あたりが滑り込むか?
代表候補 | 代表候補 | 補欠校1位候補 | 補欠校2位候補 |
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今治西 | 高知 | 済美 | 岡豊 |
< 解説 >
決勝戦に進んだ2校、優勝の今治西は投打のバランスが良く準優勝の高知も実力的に甲乙つけがたいチーム力でともに選出に問題点は見当たらない。
中国地区との比較対象校になる3番手はベスト4の2校済美・岡豊に今治西に準々決勝で善戦した明徳義塾を加えた3校での比較になりそう。このうち準決勝でも1−3と優勝校と好ゲームを展開し四国大会で2勝している済美が有力か?いずれにしても3枠目を既に選出有力校がいる愛媛・高知の2県で争いそうなのが四国地区としてはつらいところ。岡豊が補欠2位に入りそう。
さて、中国四国の5校目だが、中国地区広陵、四国地区済美の争いとなる公算が高い。投手力重視の傾向からして好投手・有原を擁し広島県大会を圧倒的強さで勝ち進んだ広陵が、選出されると愛媛県2校目になってしまう済美をやや上回ると予想しておく。
代表候補 | 代表候補 | 代表候補 | 代表候補 | 補欠校1位候補 | 補欠校2位候補 |
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嘉手納 | 宮崎工 | 自由ヶ丘 | 興南 | 明豊 | 長崎商 |
< 解説 >
地区枠は例年通りの4枠。ことしもベスト4の4校で順当に落ち着きそうだ。優勝した嘉手納は沖縄2位から全くのノーマークのうちに勝ち進みついに優勝してしまったという感じ。初の甲子園は確実。準優勝の宮崎工も2年前、宮崎商が夏復活したのに続き復活を確実にした。ベスト4の自由ヶ丘も秋の九州地区大会でかなかな上位進出できず苦しんでいたが今回は初の甲子園が濃厚。興南も昨年のセンバツで活躍した島袋がエースとして残り、沖縄県勢史上初の2校出場も問題なさそう。
今回は福岡県も含まれこの4校で堅いと思われる。補欠校はベスト8の中から佐世保実・長崎商と優勝候補だった明豊の3校で争いそう。ともに好投手を擁し打線がいまいちというチームカラーながら県1位校の明豊・長崎商がほんのわずかリードし甲乙つけがたいが明豊が一位か?長崎商が21世紀枠で選出されると佐世保実が2位になりそうだ。ほかに福岡工大城東・日南学園なども割り込みを狙う。
[ 21世紀枠 ]
東日本代表候補 | 西日本代表候補 | 第3代表候補 | 補欠校1位候補 | 補欠校2位候補 |
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山形中央 | 向陽 | 新潟 | 長崎商 | 水戸桜ノ牧 |
< 解説 >
21世紀枠も節目の10年目。来年には何らかの見直しが行われる可能性がある。
今回も、東日本5校から一校、西日本4校から一校。残りの7校から一校、計3校選出されることとなっている。順番に予想してみたい。
まずは「東日本ブロック」(北海道・東北・関東・北信越・東海)候補校は武修館・山形中央・水戸桜ノ牧・新潟・刈谷の5校。21世紀枠選出は、部長の見たところ「年功序列主義」みたいなところも感じられるので、まず過去の実績を復習してみる。地区推薦校2回目なのは武修館。平成19年度につづいての北海道地区推薦校となっている。あとの4校は地区推薦は今回が初めて。次に県推薦の実績では水戸桜ノ牧が3回目。山形中央が2回目となっていて新潟・刈谷は今回が初推薦だ。
次に地区大会の成績では武修館・山形中央が1勝。新潟・水戸桜ノ牧は初戦敗退。刈谷は5校中ただ一校地区大会に出場していない。
以上外的要因(客観的要因)では、5校にそれほどの差が無いといえそうでその中でもと搾り出せば両方に名前が出てくる山形中央が半歩リードと言えるかどうか。
次に主観的予想をしてみると「文武両道」では新潟・刈谷、水戸桜ノ牧も準じるかな。甲子園出場にあと一歩さ加減では武修館・山形中央・水戸桜ノ牧といったところか。
以上を元に考えると山形中央・水戸桜ノ牧・新潟が一歩リードか?武修館は私立初選出にはやや荷が重く(ただし鵡川以来8年間選出が無いのは不気味)、地区大会に出場していない刈谷は成章のようにもう少し21世紀枠の実績を身に付ける必要があると考える。
さて、一歩リードと判断した山形中央・水戸桜ノ牧・新潟。この3校はどこも頭ひとつ抜けたチームが見当たらず、たとえば「文武両道」で有利な新潟は昨年急に上位進出したような印象があり、「甲子園に今一歩か?」と言われると選出するのにやや抵抗がある。水戸桜ノ牧も昨年の利府に比べると力不足で創立昭和57年という歴史の浅さも若干気になる。(華陵は昭和62年だったが)体育科があるという気になる部分はあるものの、ここは山形中央に 久しぶりの(5年ぶり)山形県勢センバツ出場という外部要因もプラスして選んでみる。
続いて「西日本ブロック」(近畿・中国・四国・九州)候補校は向陽・防府・川島・長崎商。こちらは東日本より粒揃いの印象だが川島以外の3校は甲子園経験があるということがプラスに出るかマイナスに出るか? 東日本と同様に過去の実績を調べてみると地区推薦校2回目(県推薦は3回目)は長崎商。他の3校は地区推薦は初めて。県推薦では防府が3回目。他の2校は初選出だった。
次に地区大会の成績では川島・長崎商が1勝。向陽・防府は初戦敗退。
客観的要因では長崎商に分がある。
しかし主観的要因では1987年の夏の甲子園に出場していること(21世紀枠選考基準の3,過去の甲子園大会に出場経験のない学校もしくは30年以上出場のない学校・を選考校に甲乙つけがたいとき当てはめる)を他地区の選考委員がどう考えるかが焦点で、必ずしも優位とは思えない。そこまで長崎商が他の3校を上回っているとは思えないからだ。そこで浮上してくるのが復活組の向陽・防府。この2校では文武両道ではほぼ互角。そうすると「待望久しい」のはやはり向陽か?
フレッシュさがある川島は「初夏を通して甲子園初出場!」の他に後一歩のアピールがあれば浮上するダークホース。部員18人ということなどが評価されれば一発逆転選出の目もありうる。四国地区は「高松」以来5年間選出が無いという追い風?もある。また先ほどの選出基準第3条項に基づき4校とも甲乙つけがたいとなれば、甲子園経験のない川島が漁夫の利?を得る可能性もある。
しかし昨年近畿地区21世紀枠初選出と中止になった春の近畿大会出場予定校だった勢いに乗って向陽が復活すると読んだ。高野連も昨年の大会で「早稲田実・慶応」を選出するなど話題づくりにも目を向けているという分析だ。
さて、残りの7校からの最後の1校は可能性が大きそうなチームとして水戸桜ノ牧・新潟・防府・長崎商を挙げたい。この中では近年21世紀枠が回ってきていない新潟と地区推薦校2回目の長崎商の争いになると予想する。長崎商には先のマイナス要因があり同じ要因の長野を北信越地区で落として選出されている新潟が金沢桜ヶ丘以来4年ぶりに北信越に21世紀枠を持ち帰ると見ている。
補欠校は長崎商・水戸桜ノ牧と予想。長崎商は補欠校になることで次回の21世紀枠には選出が期待できる。例年以上に有力校がいない今回、「選考会もかなり紛糾する」という予想だけは自信がある。
地区 | 北海道 | 東北 | 関東・東京 | 北信越 | 東海 | 近畿 | 中国 | 四国 | 九州
推薦校 | 武修館 | 山形中央 | 水戸桜ノ牧 | 新潟 | 刈谷 | 向陽 | 防府 | 川島 | 長崎商
| 予想 | 札幌南 | 山形中央 | 日野 | 長野 | いなべ総合 | 向陽 | 防府 | 岡豊 | 長崎商
| 的中か | △ | ◎ | △ | △ | △ | ◎ | ◎ | △ | ◎
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< 解説 >
予定通り、12月15日(火)に21世紀枠候補校(地区推薦校)9校が発表になりました。この中から3校が来年21世紀枠として選出されるわけです。今回は予想に挙げた本命が4校、対抗5校当たりました。対抗が多かったですね。
今年は全くのノーマークはありませんでしたが、半数以上本命が選出されなかったのは反省点です。以下地区ごとに見ていきましょう。
北海道は札幌南がごり押しで来るかと思ったのですが、推薦2回目となる私立の武修館となりました。本選で補欠校あたりにかかわってくるようだと今後に希望が持てます。
東北は本命の山形中央。進学校の福島は地区大会に出ていないことが、東北地区大会で健闘した弘前学院聖愛は私立がネックになったのでしょうか?
関東・東京は日野が有力と信じていたのですが、推薦に値しないことが何かあったのでしょうか?(あくまで推測です)実績は十分だと思えただけに残念でした。水戸桜ノ牧も今回は県大会で優勝しており県推薦も3回目で選出されても不思議はありません。
北信越はやはり新潟・長野の一騎打ちになったようで、信濃毎日新聞によると「過去の甲子園大会に出場経験のない学校もしくは30年以上出場のない学校」の文言で新潟に決まったと言うことでした。
東海は東海大会に出場していない刈谷になりました。この地区は成章が選出された年も地区大会に出場していなかったので「地区大会に出場」はあまり参考にならないようです。それとともに「愛知県」の強さが印象付けられました。
近畿は下馬評どおり向陽でした。本選でも有力候補と思っています。
中国も本命・防府でした。鳥取中央育英との差は「進学校」でしょうか?ここら辺がよくわかりません。
四国は本命・岡豊ではなく川島でした。岡豊は1983年創立と歴史が浅いのが難点と思えましたが華陵は1987年の創立だったし、川島がよりアピールしたと想像されます。
九州は本命・長崎商。しかしここは1987年の夏の甲子園に出場しており、本選で選出されれば長野県高野連の抗議は必至でしょう。
それでは、この後の予想は2010になってから。皆様それまでさようなら。よいお年を!
なお、以前高野連から発表された、第75回センバツ高校野球大会21世紀枠選考基準は以下の3点です。これがそのまま適用されていると思います。
1,秋季都道府県大会ベスト8以上
2,他校及びその地域に野球部の活動がよい影響を与えた学校
3,過去の甲子園大会に出場経験のない学校もしくは30年以上出場のない学校
第78回センバツより、21世紀枠の都道府県推薦校の選出基準1の「ベスト8」を参加校数128校以上の次の都道府県に関しては「ベスト16」以上に変更した模様(北海道、埼玉、千葉、神奈川、東京、愛知、大阪、兵庫、福岡)
21世紀枠・地区推薦校を探る!
恒例のマイナーな企画。こんなこと予想している人は他にいるのかな?
各都道府県・推薦校は以下の通りです。
*北海道*
北海道は未定ですので、便宜的にベスト16進出校を挙げておきます。
北照 ・道立札幌南・駒大苫小牧・駒大岩見沢・道立旭川工・白樺学園・道立帯広農・武修館
・稚内大谷・札幌第一・道立遠軽・道立釧路湖陵・函館大有斗・北星大付・旭川実・北海
21世紀枠候補・本命 | 21世紀枠候補・対抗 | 21世紀枠候補・大穴 |
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札幌南 | 武修館 | 釧路湖陵 |
< 解説 >
* 21世紀枠 *
比較的私立校が選出される率が他の地区より高く(過去9回中3回)その傾向も加味する必要がある。
順当に道立校が選ばれるとすると札幌南が有力。実は平成12年に夏の甲子園に出場しているので本来なら選出しにくいところだが北海道地区きっての進学校でもあり、推薦される可能性はあると見ている。帯広農も昭和57年(28年前)の夏の甲子園を経験しているがほぼ30年前といえ、選出に問題は少ないだろう。農業系5学科と定時制を持つ
来年創立90年を迎える帯広地区の伝統校でもある。ベスト16からは釧路湖陵が釧路地区の進学校として存在感があり遠軽も甲子園出場に今一歩ということでは十分その資格を持つ。
私立では過去に推薦校に選出経験がある稚内大谷・武修館に可能性がある。ただこの二校では戦力的に上回ると思われる武修館に分がありそう。
総合的に考えると、札幌南が有力者の支援を集め有力で、続いて武修館。あと道立からほぼ互角ながら釧路湖陵が一歩リードか?旭川工は5年前の夏に出場経験があり、選抜の経験はないが選出は困難と考える。
各都道府県・推薦校は以下の通りです。<11月21日県推薦校確定>
*東北*
弘前学院聖愛(青森)県立花巻南(岩手)県立男鹿海洋(秋田)県立山形中央(山形)県石巻商(宮城)県立福島(福島)
21世紀・本命 | 21世紀・対抗 | 21世紀・大穴 |
---|---|---|
山形中央 | 福島 | 弘前学院聖愛 |
< 解説 >
* 21世紀枠 * 21世紀枠の名門東北地区。例年東北地区大会に進出した高校が選出されているが、今回の進出校は弘前学院聖愛・石巻商・山形中央の3チーム。東北地区大会ベスト4と最上位の弘前学院聖愛は私立校ながら東北地区初の私立校推薦を勝ち取れるかが見所。
弘前学院聖愛は明治19年創立のキリスト教主義の私立校。青森県内では青森山田・光星学院の陰に隠れて目立たない存在だったが、ここ2,3年でメキメキと力を着け東北地区大会も常連となりつつある。 山形中央は私立っぽい校名ながら列記とした県立高校で昨年創立60周年。普通科と体育科を有するのは山形県内ではここだけ。野球部も東北地区大会常連校になりつつあり実力は高い。2年前に続いての2回目の山形県推薦校で初戦突破している今年は有力な存在。石巻商は総合ビジネス科単科の実業高校。創立は1911年と古くもうすぐ創立100年となる。野球部は県内において中堅に位置しどちらかといえば今秋季県大会はあれよあれと言う間に準優勝まで駆け上がった印象。東北地区大会でライバルの山形中央に敗れているのが痛い。
残りの3校はあまり野球の強豪校という印象はないが、なかでは福島に注目。平成14年につづく2回目の福島県推薦校で、県内有数の進学校。1898年創立と歴史も古く推薦を受ける要素は揃っている。ただ県ベスト8という実績が弱いのと昨年利府が21世紀枠で選出されたため今年は東北地区にお鉢が回ってくるか?福島高としては21世紀枠として選出されるには満を持して東北地区大会に出場した年度に東北地区推薦を受けたいところか?
花巻南は明治44年に花巻高等女学校として設立。もうすぐ創立100周年を迎える県立校。男鹿海洋は名前の通り男鹿半島に位置する県立校で2004年に船川水産高と男鹿高が統合されて開校されている。
総合的に見てみると県推薦2年目で近年の戦績も実績がある山形中央が一番手。石巻商・福島が逆転を狙い弘前学院聖愛を選出する度胸が東北地区高野連にあるかどうか?花巻南・男鹿海洋は苦しいと見ている。
各都道府県・推薦校は以下の通りです。<11月26日県推薦校確定>
*関東・東京*
県立水戸桜ノ牧(茨城)県立宇都宮北(栃木)前橋育英(群馬)川越東(埼玉)富士学苑(山梨)県立沼南(千葉)鎌倉学園(神奈川)都立日野(東京)
21世紀・本命 | 21世紀・対抗 | 21世紀・大穴 |
---|---|---|
日野 | 水戸桜ノ牧 | 富士学苑 |
< 解説 >
* 21世紀枠 *
昨年は地区大会に出ていない身延が補欠1位と善戦し、それまでの3年間も真岡工・都留・安房と連続して選出され、予想外に21世紀枠に強い関東・東京地区。今年も地区大会出場校が有利とはならないかもしれない。それだけに予想は難しい地区。
水戸桜ノ牧(茨城県)は平成17年、昨年に続いて3回目の県推薦。1982年創立の新しい高校で、特に国際教育に力を入れている。野球部は近年目覚しい躍進を続けておりたびたび県大会上位に勝ち残るようになっている。特に今年は茨城県大会で優勝しており関東地区推薦校の有力候補だ。宇都宮北(栃木県)は1980年創立の国際理解教育に力を入れている県立校。 海外留学制度もある。予断だが栃木県は昨年矢板中央を県推薦した。矢板中央は今年の秋の大会も準優勝と健闘し関東地区大会進出も果たしたがなぜか今年は推薦されなかった。
前橋育英(群馬県)は平成18年以来2回目の県推薦。昭和38年創立の私立高校。体育科がありサッカーも有名。野球部も近年力をつけ実力での甲子園出場も近いのではないかと思われている。 川越東(埼玉県)は昭和59年設立の私立校。県内でもあまり野球部が注目されたことはなかったと思うがどうか? 富士学苑(山梨県)はは1957年商業高校として創立の私立校。女子バスケットボール部は強豪。山梨県下ではもっとも甲子園初出場に近い学校として知られ近年も関東大会にはたびたび出場するなど野球部の実力は高い。沼南(千葉県)は柏市にある1979年創立の比較的新しい公立校。第90回の夏の選手権では西千葉大会で準優勝に輝いている。 鎌倉学園(神奈川県)は1921年設立の中高一貫の私立校。センバツのみ2回の出場経験があり、最後は1969年の第41回大会と40年前になる。平成16年以来2回目の県推薦となる。日野(東京都)は1966年創立の都立高。こちらも平成13年以来2回目の都推薦校。近年野球部の活躍は目覚しく今秋季大会でもベスト4に入り都立高の星として甲子園出場を期待されている。
上の8校中関東大会出場校は水戸桜ノ牧・富士学苑の2校。過去21世紀枠で選出された3校中3校とも関東大会出場校だったが昨年は不出場の身延だったのでこの2校が有利かは不明。水戸桜ノ牧は公立校+県大会優勝、富士学苑も実力的には推薦されてもおかしくない。
関東大会不出場校の中では日野の下馬評が高い。そろそろ東京都から推薦校が出てもいい頃だ。鎌倉学園もオールドファンには知名度があり可能性がある。
各都道府県・推薦校は以下の通りです。<11月28日県推薦校確定>
*北信越*
県立長野(長野)県立新潟(新潟)県立砺波工(富山)県立七尾(石川)県立科学技術(福井)
21世紀・本命 | 21世紀・対抗 | 21世紀・大穴 |
---|---|---|
長野 | 新潟 | 砺波工 |
< 解説 >
* 21世紀枠 * これまで過去、町野・武生商を除いては北信越地区大会出場校から選出されているので今回もそこに注目してみる。今回の北信越大会出場校は長野・新潟・科学技術・砺波工となんと逆に言えば七尾以外の4校。というわけで今回は混戦模様だ。 その中でも本命候補は長野。1883年創立の県下きっての進学校。甲子園は春夏ともに2回づつ出場を果たしており最後は1985年の第57回センバツ。25年前となる。対抗は新潟。こちらも1892年創立と歴史は古く県下を代表する進学校。甲子園出場経験がないのも有利かもしれない。
科学技術(福井県)は1907年福井県工業講習所として設立され昨年100周年を迎えた。機械システム科ほか5学科を有する工業高校。野球部は今回初めて北信越大会に出場するなど近年力を付けつつある。砺波工(富山)は平成13,14年に続いての3回目の県推薦。1958年創立で機械科など3学科がある。 野球部は北信越大会常連で富山県大会でもこれまで準優勝が多い。今一歩で甲子園といえる高校だ。
唯一の北信越大会不出場の七尾(石川県)も侮れない。1899年設立の進学校で平成15年度に北信越地区の地区推薦校になった経験があり2回目の今回も過去の実績がプラスに働くことが考えられる。しかも今回の北信越大会は地元石川県開催であったにもかかわらず初戦で4校とも敗退し一般枠でのセンバツ出場の道は事実上絶たれている。石川県高野連としてはなんとしても21世紀枠での出場に懸けたいところだ。ただ当時のスローガン「能登から初の甲子園」は 今年、日本航空石川に達成されてしまったので不安材料もある。
今回は地区推薦校に選ばれてもおかしくない高校が揃っていて非常に難しい。これまで進学校が選ばれることが多いので長野・新潟が七尾を今回は一歩リードと考えるが、3度目推薦で甲子園に今一歩の砺波工が長野ー新潟の綱引きに乗じて漁夫の利を得るかもしれない。長野・新潟では昨夏県大会で準優勝するなど野球部の近年の 実力では長野に一日の長があると思うが、最後のセンバツから25年をどう考えるか?ただ昨年も21世紀枠の県推薦校の資格があったにもかかわらず「推薦なし」とし、秋季県大会で優勝した今回に満を持して推薦してきた長野県高野連の「意気込み」は無視できない。
各都道府県・推薦校は以下の通りです。<11月21日県推薦校確定>
*東海*
推薦校なし(静岡)県立刈谷(愛知)市立関商工(岐阜)県立いなべ総合(三重)
21世紀・本命 | 21世紀・対抗 | 21世紀・大穴 |
---|---|---|
いなべ総合 | 刈谷 | 関商工 |
< 解説 >
* 21世紀枠 * 今年は静岡県が推薦校なし。三島南あたりは推薦候補に上らなかったのか?東海地区は地区大会出場校を眺めても12校中9校が私立ということで未だ公立校しか選出されていない「21世紀枠」としては選出に遠い地区になりつつある。(気がする)。
昨年も東海地区大会出場校が推薦されたが、今回はいなべ総合のみ出場している。いなべ総合は県立員弁農学校をはじめとする創立85年を越える公立校。四日市工で監督をしていた尾崎氏が赴任してからメキメキと頭角を現し秋の県大会準優勝で東海地区大会に進んでいる。初戦で強豪・中京に延長11回で5−6と敗れたが、野球部の実力はある。関商工も岐阜県内では公立の強豪として知られラグビー部は全国大会常連。創立60年あまりの歴史があり工業系と商業系の学科があり定時制も併設されている。 刈谷は昨夏県大会決勝で全国制覇を成し遂げた中京大中京に敗れ準優勝。この秋の県大会も中京大中京に敗れ県ベスト8。1919年創立の伝統ある進学校で名古屋大学合格者数は全国上位。サッカー部も強豪で全国レベル。センバツは第50回大会に出場経験があり南陽工の故・津田投手と対戦し1−3で敗れている。32年ぶりの出場に向けて環境は整っている。
3校とも推薦の可能性があり、地区大会出場のいなべ総合が一歩リードと思えるが、過去に成章を3回推薦した愛知県高野連の力があれば刈谷もかなり有力と思える。
各都道府県・推薦校は以下の通りです。<府県推薦校11月21日確定>
*近畿* <確定>
県立米原(滋賀)市立塔南(京都)県立王寺工(奈良)県立向陽(和歌山)府立交野(大阪)県立津名(兵庫)
21世紀・本命 | 21世紀・対抗 | 21世紀・大穴 |
---|---|---|
向陽 | 塔南 | 米原 |
< 解説 >
* 21世紀枠 * 昨年彦根東が近畿地区初の21世紀枠で選出されてやれやれといった雰囲気の近畿地区。今年は一本かぶりになりそうだ。
向陽(和歌山)は地区推薦校のなかで唯一近畿地区大会に出場しており「旧制海草中学」として一世を風靡した学校。夏春過去21回甲子園には出場しているが一番最近でも第46回センバツの出場(1974年)と、ゆうに出場から30年を越えている。 学校も創立100年間近でこの機会に復活を願う声は高い。ライバルは塔南(京都府)。昨年に続いて2回目の府推薦校となった。1963年創立の京都市立の普通科・教育みらい科を有する比較的新しい高校。ただ昨年は近畿大会に出場していたが今回は県4位で県大会止まりだったのが不安点。 米原(滋賀)は滋賀県下ではトップクラスの進学校で特に国公立大学への進学者数が多い。王寺工(奈良)は昭和37年創立の電子機械工学科など3学科を有する工業高校。交野(大阪)は1974年創立の比較的新しい普通科の高校。私立が圧倒的に強い大阪府下にあっては、 桜宮とともに番狂わせを起こしえる公立校として一定の評価がある。津名(兵庫)は淡路島に位置する1920年創立の県立校。洲本とともに淡路島の強豪に数えられ今秋季兵庫県大会ベスト8。
総合的に見てみると向陽(和歌山)が一歩リード。過去9回中和歌山県が5回推薦校を出しており和歌山県高野連の力は強そう。2回目府推薦の塔南(京都)と進学校の米原(滋賀)が続く構図か?交野・津名もアピールするものがあれば浮上も可能。王寺工(奈良)は苦しいか?
各都道府県・推薦校は以下の通りです。<県推薦校11月21日確定>
*中国* <確定>
県立倉敷南(岡山)県立鳥取中央育英(鳥取)県立祇園北(広島)県立出雲商(島根)県立防府(山口)
21世紀・本命 | 21世紀・対抗 | 21世紀・大穴 |
---|---|---|
防府 | 鳥取中央育英 | 出雲商 |
< 解説 >
* 21世紀枠 * 松江北、隠岐、華陵と9年間で3校選出校を輩出している21世紀枠の名門・中国地区。過去は中国地区大会出場校が推薦されているのでそれに沿ってみていくと今回は鳥取中央育英・防府・出雲商の3校が出場している。鳥取中央育英は由良育英と赤碕が2004年に合併して出来た高校。歴史をたどれば創立100年を越える伝統校。駅伝が強く野球部も甲子園出場こそ無いものの、鳥取城北が今年甲子園に出場した今、鳥取県内ではもっとも 甲子園初出場に近い高校のひとつといえる。防府(山口県)は1955年のセンバツ第27回大会に出場経験がある。旧制防府中学時代を含む1877年創立の130年を超える伝統校。珍しいところでは普通科の他に衛生看護科をもつ。2001、2005年につづく3回目の山口県推薦で3度目の正直なるか?出雲商(島根県)は夏春一回づつの甲子園経験があり近年では1989年の夏に第71回大会に出場している。センバツは1962年(34回)で48年前になる。元広島の大野豊投手の母校として有名で学校も 大正7年の創立と歴史がある。
この3校がリードすると思われるが追うのは祇園北(広島県)1983年設立の比較的新しい学校で、男子バレーは全国大会に出場経験がある。野球部も県ベスト8からベスト16付近常連で力を付けてきている。倉敷南(岡山県)は1974年創立の普通科・単位制の進学校。過去9年岡山県の学校が選出されたためしがなく今回も難しいかも?
整理すると、防府と鳥取中央育英が中国地区大会出場校で一歩リード。近年甲子園出場がある出雲商は微妙だが初年度に境港工が実業校では選出されただけなのでそろそろという見方も出来る。残る2校、祇園北・倉敷南は歴史が浅く不利だが、過去に華陵が選出されたケースもあり、エピソードがあれば可能性はある。
各都道府県・推薦校は以下の通りです。<県推薦校11月26日確定>
*四国* <確定>
県立高松工芸(香川)県立川島(徳島)県立野村(愛媛)県立岡豊(高知)
21世紀・本命 | 21世紀・対抗 | 21世紀・大穴 |
---|---|---|
岡豊 | 川島 | 高松工芸 |
< 解説 >
* 21世紀枠 *
八幡浜・高松と連続して21世紀枠に選出されて以来しばらく低調な四国地区。今回は有力校がありひさしぶりのチャンスか。昨年は推薦校全てが四国地区大会に進出していなかったが、例年四国大会進出校が選ばれる傾向にある。今回4校中進出校は2校。川島(徳島県)は徳島県のほぼ中央部。吉野川市にある中高一貫の公立校。創立85年ほどの歴史がある。四国大会でも初戦で高松を下し一勝を上げている。岡豊(高知県)は平成13年以来2回目の県推薦。1983年の創立と歴史は新しい。普通科内に芸術コースと体育コースを有しソフトボール部は全国トップクラスの強豪だ。四国大会でも宇和島東・小松島といった強豪を破ってベスト4に入り実力は証明されている。
残りの2校、野村(愛媛県)は県立農業高校をはじめとする創立60周年を越える普通科・農業科を有する県立校。高松工芸(香川県)は創立110年を越える県立の実業校。工芸科など7学科を有し男子バレーボール部は全国大会の常連。実業校ながら進学者も多い。
四国地区大会ベストの実績を上げた岡豊の下馬評が高いが川島も可能性がある。昨年土庄が補欠校となり5年ぶりにそろそろ四国からの気運も生まれつつあり今回の推薦校は期待が持てる。
各都道府県・推薦校は以下の通りです。
*九州* <11月28日確定>
県立折尾(福岡)県立唐津南(佐賀)市立長崎商(長崎)県立宇土(熊本)大分(大分)県立宮崎大宮(宮崎)県立薩摩中央(鹿児島)県立糸満(沖縄)
21世紀・本命 | 21世紀・対抗 | 21世紀・大穴 |
---|---|---|
長崎商 | 大分 | 宇土 |
< 解説 >
* 21世紀枠 *
過去、宜野座・都城泉ヶ丘・大分上野丘の3校を当選させている九州地区。この地区は過去9年間地区推薦校は「全て九州地区大会出場校」であるという見えない不文律が存在している。(あくまで推定です)さて、それを基準にすると今回九州大会出場校は大分・長崎商の2校のみ。この2校が有力であることは間違いない。
折尾(福岡県)は大正8年創立の北九州市にある県立校。商業高校の流れを持ち総合ビジネス科など3学科がある。唐津南(佐賀県)は1948年創立の生産技術科など3学科を有する農業系の流れを汲む県立校。昨年の秋季九州地区大会には佐賀県4位で出場しており、初戦を突破している。 長崎商は平成13年、19年に続いて3回目の県推薦。19年には九州地区推薦校に選出されており今回も有力候補だ。創立120年を越え、情報国際ビジネス科など4学科を有する商業高校。1987年(第69回)の夏の甲子園に出場している(6回目)。センバツは24回大会だから58年前ということになる(過去2回出場)
宇土(熊本県)は1920年創立の県立校。今年から宇土中学からの中高一貫校となっている2学期制の進学校。大分は1952年創立の私立校。サッカー部は強豪。特進部・専門部のほか自動車工学専攻科がある。宮崎大宮は旧制宮崎中学からはじまる1889年創立の県内屈指の進学校。創立120年を越え現役で200名近く国立大学に進学している。甲子園は1967年の第49回大会に2回目の出場を果たしている。センバツは未経験。カヌー部は強豪。 薩摩中央(鹿児島県)は2005年に宮之城と宮之城農が統合されて発足。普通科のほか4学科がある。糸満(沖縄県)は1946年創立の県立校。文武両道をモットーに特進クラスも開設している。今年春の九州大会には沖縄3位校として出場している。
さて総合的に観てみると、過去に地区推薦校の実績があり今回も秋季地区大会の戦績が一番上の長崎商が一歩リード。これに九州大会出場の大分と唯一県推薦校から地区推薦校を出していない熊本県の宇土が順番を待つ。
以下進学校の宮崎大宮が続く。折尾・唐津南・薩摩中央・糸満は特徴が語れないと苦しい。
< 12月15日ごろ、9地区推薦校決定です >
21世紀枠予想いったん終わり
年 | センバツ出場校予想 | センバツ大会勝敗予想 | 夏の大会出場校予想 | 夏の甲子園大会勝敗予想 |
---|---|---|---|---|
1998年 | 94.4%(36校中34校) | 82.9%(35試合中29試合) | 70.9%(55校中39校) | 66.7%(54試合中36試合) |
1999年 | 93.8%(32校中30校) | 54.8%(31試合中17試合) | 75.5%(49校中37校) | 62.5%(48試合中30試合) |
2000年 | 90.6%(32校中29校) | 67.7%(31試合中21試合) | 69.4%(49校中34校) | 66.7%(48試合中32試合) |
2001年 | 88.2%(34校中30校) | 63.6%(33試合中21試合) | 61.2%(49校中30校) | 66.7%(48試合中32試合) |
2002年 | 87.5%(32校中28校) | 61.3%(31試合中19試合) | 61.2%(49校中30校) | 77.1%(48試合中37試合) |
2003年 | 85.3%(34校中29校) | 63.6%(33試合中21試合) | 59.2%(49校中29校) | 54.2%(48試合中26試合) |
2004年 | 87.5%(32校中28校) | 77.4%(31試合中24試合) | 73.5%(49校中36校) | 72.9%(48試合中35試合) |
2005年 | 90.6%(32校中29校) | 61.3%(31試合中19試合) | 77.6%(49校中38校) | 72.9%(48試合中35試合) |
2006年 | 93.8%(32校中30校) | 58.1%(31試合中18試合) | 75.5%(49校中37校) | 58.3%(48試合中28試合) |
2007年 | 93.8%(32校中30校) | 58.1%(31試合中18試合) | 63.3%(49校中31校) | 66.7%(48試合中32試合) |
2008年 | 91.7%(36校中33校) | 65.7%(35試合中23試合) | 70.9%(55校中39校) | 77.8%(54試合中42試合) |
2009年 | 90.6%(32校中29校) | 58.1%(31試合中18試合) | 69.4%(49校中34校) | 75.0%(48試合中36試合) |
2010年 | 90.6%(32校中29校) |
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