☆☆ 1月25日に出場校が決定します! ☆☆
組み合わせ抽選会は3月15日です。
21世紀 | 茨城 | 石岡一 | 初
徳島 | 富岡西 | 初
| 熊本 | 熊本西 | 初
| 北海道 | 札幌大谷 | 初
| 札幌第一 | 2年ぶり | 3回
| 東北 | 青森 | 八戸学院光星 | 3年ぶり | 10回
| 岩手 | 盛岡大付 | 2年ぶり | 5回
| 関東 | 神奈川 | 桐蔭学園 | 16年ぶり | 6回
| 埼玉 | 春日部共栄 | 22年ぶり | 3回
| 山梨 | 山梨学院 | 5年ぶり | 3回
| 千葉 | 習志野 | 10年ぶり | 4回
| 神奈川 | 横浜 | 5年ぶり | 16回
| 東京 | 国士舘 | 10年ぶり | 9回
| 北信越 | 石川 | 星稜 | 2年連続 | 13回
| 福井 | 啓新 | 初
| 東海 | 愛知 | 東邦 | 2年連続 | 30回
| 三重 | 津田学園 | 17年ぶり | 3回
| 近畿 | 京都 | 龍谷大平安 | 3年ぶり | 41回
| 兵庫 | 明石商 | 3年ぶり | 2回
| 大阪 | 履正社 | 2年ぶり | 8回
| 和歌山 | 智弁和歌山 | 2年連続 | 13回
| 京都 | 福知山成美 | 5年ぶり | 3回
| 和歌山 | 市和歌山 | 3年ぶり | 6回
| 中国 | 広島 | 広陵 | 6年ぶり | 24回
| 鳥取 | 米子東 | 23年ぶり | 9回
| 広島 | 市呉 | 2年ぶり | 2回
| 四国 | 香川 | 高松商 | 3年ぶり | 27回
| 愛媛 | 松山聖陵 | 2年連続 | 2回
| 九州 | 福岡 | 筑陽学園 | 初
| 大分 | 明豊 | 10年ぶり | 3回
| 大分 | 大分 | 初
| 宮崎 | 日章学園 | 初
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地区 | 北海道 | 東北 | 関東 | 東京 | 北信越 | 東海 | 近畿 | 中国 | 四国 | 九州 | 21世紀枠 |
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予想 | 駒大苫小牧 釧路湖陵 | 花巻東 古川 | 佐野日大 横浜 | 早稲田実 東亜学園 | 上田西 東海大諏訪 | 中京学院中京 中京大中京 | 報徳学園 天理 | 創志学園 倉敷商 | 富岡西 高知商 | 興南 神村学園 | 富岡西 古川 |
補欠校 | 駒大苫小牧 釧路湖陵 | 花巻東 仙台育英 | 佐野日大 前橋育英 | 東海大菅生 | 上田西 東海大諏訪 | 中京学院中京 中京大中京 | 大阪桐蔭 報徳学園 | 創志学園 関西 | 高知商 明徳義塾 | 興南 小林西 | 平田 清水桜が丘 |
的中 | ○ ○ | ○ ● | ○ ● | ● ー | ○ ○ | ○ ○ | ● △ | ○ ● | △ ● | ○ ● | ● ● |
選出の感想
「3校目」は熊本西に決まりました。やはりストレートには触れられていませんが熊本地震の影響の要素はあったようです。
補欠校は平田・清水桜が丘の順番でした。釧路湖陵・古川・金津・八尾が無印ということになります。平田がここでも2回目の補欠1位校になっていることと清水桜が丘が補欠2位に挙げられていることが注目されます。「出来路線か?」と思われていた古川・八尾はかすりもしませんでした。今回の選考を考えると東北地区は「大船渡」を推薦しておいたら石岡一の代わりに選出されたのかな?ともちらっと思いました。
残念賞は東海大菅生・中京学院中京・大阪桐蔭です。そして21世紀枠の「北信越地区」です。
それでは3月になったら、出場校の戦力分析をUPしたいと思います。それまでお元気で。
無責任に代表校32校はここだ!(昨年は36校中34校的中)→今年は32校中?
ブロック | 出場確実 | 出場有力 | 補欠校1位予想 | 補欠校2位予想 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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21世紀=3 | 釧路湖陵 | 平田 | 金津 | 富岡西 | 古川
北海道=1+1 | 札幌大谷 | 札幌第一 | 駒大苫小牧 | (旭川大高)
| 東北=2 | 八戸学院光星 | 盛岡大付 | 花巻東 | 古川
| 関東=4+0 | 桐蔭学園 | 春日部共栄 | 習志野 | 山梨学院 | 佐野日大 | 横浜
| 東京=1+1 | 国士舘 | 東海大菅生 | 早稲田実 | 東亜学園
| 北信越=2 | 星稜 | 啓新 | 上田西 | 東海大諏訪
| 東海=2 | 東邦 | 津田学園 | 中京学院中京 | 中京大中京
| 近畿=6 | 龍谷大平安 | 明石商 | 履正社 | 智弁和歌山 | 市和歌山 | 大阪桐蔭 | 報徳学園 | 天理
| 中国=2+1 | 広陵 | 米子東 | 市呉 | 創志学園 | 倉敷商
| 四国=2+0 | 高松商 | 松山聖陵 | 富岡西 | 高知商
| 九州=4 | 筑陽学園 | 明豊 | 大分 | 日章学園 | 興南 | 神村学園
| |
この色は出場確実と予想した高校。 この色はボーダーラインと思える高校
ブロック | 優勝校 | 2位 | ベスト4 | ベスト8 |
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北海道=1+1 | 札幌大谷 | 札幌第一 | 駒大苫小牧・釧路湖陵 | 札幌新川・白樺学園・稚内大谷・旭川大高 |
東北=2 | 八戸学院光星 | 盛岡大付 | 古川・花巻東 | 秋田修英・酒田南・仙台育英・羽黒 |
関東=4+ | 桐蔭学園 | 春日部共栄 | 習志野・山梨学院 | 東海大甲府・佐野日大・前橋育英・横浜 |
東京=1+ | 国士舘 | 東海大菅生 | 早稲田実・東亜学園 | 岩倉・日体大荏原・城東・国学院久我山 |
北信越=2 | 星稜 | 啓新 | 上田西・東海大諏訪 | 遊学館・福井工大福井・松本第一・日本文理 |
東海=2 | 東邦 | 津田学園 | 中京大中京・中京学院中京 | 御殿場西・菰野・三重・岐阜第一 |
近畿=6 | 龍谷大平安 | 明石商 | 履正社・智弁和歌山 | 市和歌山・福知山成美・報徳学園・大阪桐蔭 |
中国=2+ | 広陵 | 米子東 | 市呉・創志学園 | 倉敷商・岡山理大付・崇徳・関西 |
四国=2+ | 高松商 | 松山聖陵 | 富岡西・高知商 | 帝京第五・川島・明徳義塾・徳島商 |
九州=4 | 筑陽学園 | 明豊 | 日章学園・大分 | 長崎商・熊本西・神村学園・興南 |
*関東・東京で5枠、 中国・四国で5枠、明治神宮大会優勝地区=北海道地区は神宮枠「1」がプラスされています。
代表候補 | 代表候補 | 補欠校1位候補 | (補欠校2位候補) |
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札幌大谷 | 札幌第一 | 駒大苫小牧 | (旭川大高) |
< 解説 >
明治神宮枠が足されて今年は2枠となっている。優勝した札幌大谷はエースの西原の制球力に不安はあるものの投手力が良く、明治神宮大会でも星稜に投げ勝った事で選抜でもダークホースに上がりそう。貴重な神宮枠は準優勝の札幌第一と準決勝で札幌大谷に5−6と惜敗した駒大苫小牧の争い。打力は札幌第一、投手力は駒大苫小牧に一日の長がある。選抜では投手力の良いチームが選ばれる傾向はあるものの準優勝校を落としての逆転選抜する程の欠点が札幌第一にあるとは思えず、総合力も互角のため結果通り準優勝校の札幌第一が滑り込みそう。補欠校1位には駒大苫小牧、もし補欠2位が選出されるとすると21世紀枠がらみだがベスト4のもう一校釧路湖陵とベスト8から実力校の旭川大高・白樺学園などが俎上に上がりそうだ。
代表候補 | 代表候補 | 補欠校1位候補 | 補欠校2位候補 |
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八戸学院光星 | 盛岡大付 | 花巻東 | 古川 |
< 解説 >
昨年は記念大会で「3」枠だったが今回は2枠に戻った。優勝の八戸学院光星は神宮大会でも投打が噛み合い1勝。投手力がもう一段上がれば甲子園でも活躍できる戦力と言える。
準優勝の盛岡大付も岩手県一位校として順当に勝ち進んだ。技巧派のエース阿部の投球術が光った。選考のライバルは同県勢でベスト4の花巻東となるが県大会決勝で下していることから(3−2延長13回)当選確実と言えるだろう。
補欠一位は東北大会で大逆転勝ちを見せてくれた花巻東、補欠2位はベスト4の古川、同県勢で花巻東に5−6と善戦した仙台育英、同じく優勝した八戸学院光星に2−3と善戦した羽黒などの比較となりそう。
この中では実力校の羽黒を推したい気もするがか県一位校の仙台育英か、ベスト4という結果を重く見て古川が滑り込みそう。
福島県勢は3校とも初戦敗退と厳しい結果となった。
代表候補 | 代表候補 | 代表候補 | 代表候補 | 補欠校1位候補 | 補欠校2位候補 |
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桐蔭学園 | 春日部共栄 | 習志野 | 山梨学院 | 佐野日大 | 横浜 |
代表候補 | 代表候補 | 補欠校1位候補 | 補欠校2位候補 |
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国士舘 | 東海大菅生 | 早稲田実 | 東亜学園 |
< 解説 >
例年最後の1枠の配分でもめる関東・東京。一昨年は東京が昨年は関東が+1枠を獲得。今年もどちらの地区に配分となるか注目だ。まずは関東地区。
関東地区大会優勝の桐蔭学園は長らく甲子園にご無沙汰となっていたがついに復活を確実にした。運命の分かれ目は初戦の常総学院戦での大逆転勝ち。この試合で波に乗り神奈川県2位校から関東チャンピオンに上り詰めた。背番号11の左腕・伊礼の好投が光った。準優勝の春日部共栄も選抜は久しぶりの復活となりそう。これまで浦和学院・花咲徳栄の陰に隠れ気味だったが2回戦で優勝候補の横浜をコールドで退けてから波に乗った。ベスト4は県2位校が占めた。習志野は外野手を含めた堅い守りで勝ち上がり山梨学院は県一位校との3連戦となったが先の2試合を制して当確を決めた。
続いて東京地区との比較になる関東5位校はベスト8、4校のうちコールド敗退の前橋育英・横浜はともに実力校なので惜しい気もするが圏外候補。初戦敗退の東海大甲府もあえてすくい上げるほどの戦力とは言えない。残る佐野日大も1−8の完敗ながら消去法で残る。
初戦敗退ながら優勝した桐蔭学園を最後までリードしていた常総学院も戦力自体は高いのでワンチャンスあるかも知れない。
次に東京地区では優勝の国士舘は投手分業制がうまくいき当確。東京2番手は準優勝の東海大菅生が有力。3番手には試合内容からベスト4の2校のうち早稲田実が来そうだ。4番手はベスト4の東亜学園とベスト8で投手力が充実していた岩倉の争い。
さて以上から関東東京6校目は佐野日大と東海大菅生の比較になりそう。投打のバランス、総合力では東海大菅生がやや上か。昨年は関東に枠が回っていることからも東海大菅生が佐野日大を上回ると判断されると予想する。
関東の補欠一位は佐野日大、補欠二位は横浜あるいは前橋育英、大穴で常総学院もあり得る。
代表候補 | 代表候補 | 補欠校1位候補 | 補欠校2位候補 |
---|---|---|---|
星稜 | 啓新 | 上田西 | 東海大諏訪 |
< 解説 >
北信越は例年どおりの2枠。東北地区に続いての無風地区状態。優勝した星稜は神宮大会などやや監督の選手起用に首をかしげるところもあったがエースの奥川の実力は本物。選抜でも目玉になりそうだ。あと、打線は一流と言えるところまでは来ていないので打線の強化が成功すれば選抜でも優勝候補の一角となりそう。準優勝の啓新は近年上位にちょくちょく顔を出し始めていたが準決勝で上田西の自滅にも助けられて選抜を当確とした。下馬評は高くなかったが、決勝の星稜との再試合の粘りと安積ー浦松の投手力はもっと注目されても良い。負けにくいチームと思える。ロースコアの試合になれば選抜でも十分戦えそうだ。
補欠一位は打線に力のある上田西。星稜が明治神宮大会で優勝していたら枠が回ってきたかと思える。補欠2位はベスト4の東海大諏訪か補欠校が2校とも長野県勢になるのを嫌って遊学館・日本文理あたりを入れてくることも考えられるが可能性は低い。
代表候補 | 代表候補 | 補欠校1位候補 | 補欠校2位候補 |
---|---|---|---|
東邦 | 津田学園 | 中京学院中京 | 中京大中京 |
< 解説 >
東海地区も例年に戻って2枠。こちらは決勝戦が大差となり一波乱あるかも知れない。
優勝の東邦は昨年から注目されていたスラッガー石川がエースとなり昨年のチームより投打の安定感は増した印象。しかし頼れる投手がもう一枚欲しい。準優勝の津田学園は打撃のチーム。エースの前は決勝戦で打ち込まれ2−10と大敗したが、東海大会で3勝を挙げておりそれぞれ3失点以内に抑えていることから「投手力がマイナス」という評価を免れそうと予想する。
2枠目のライバルとなるのはベスト4の中京学院大中京。エースの不後は初戦を完封しており準決勝の東邦戦も延長10回9−10の大接戦を演じている。津田学園が三重県3位校であるのに対して岐阜県一位校。昨年も補欠一位に終わっており合わせ技で津田学園をうっちゃる可能性も残る。
補欠2位はベスト4の中京大中京が入りそう。静岡県勢は初戦で全滅と結果を残せなかった。
代表候補 | 代表候補 | 代表候補 | 代表候補 | 代表候補 | 代表候補 | 補欠校1位候補 | 補欠校2位候補 |
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龍谷大平安 | 明石商 | 履正社 | 智弁和歌山 | 市和歌山 | 大阪桐蔭 | 報徳学園 | 天理 |
< 解説 >
今回も6枠のまま。近畿大会準決勝が2試合ともコールドゲームになったことがどう選考に影響するか見てみたい。
優勝の龍谷大平安は京都3位校で戦前はとても優勝するとは予想できなかったが、左腕の野沢が大会を通じて成長したことが大きかった。打線は粘りがあるので投打に今一段のレベルアップを望みたい。
準優勝の明石商も初戦こそ苦戦を強いられたが準々決勝・準決勝は完封勝ちと投手力の高さを印象づけた。決勝も延長12回1−2の惜敗で文句なく選ばれそうだ。
ここからが難しくなる。3校目は通常ならベスト4から選ばれるが2試合ともコールドゲームだったことがややこしくしている。優勝した龍谷大平安に準々決勝で4−5と接戦を演じた市和歌山が3校目に来ることも考えられるが
市和歌山は県の決勝では智弁和歌山に6−9と敗れており、積極的に3校目に推すのも無理があるように思う。近畿地区は基本的にはコールド負けには厳しい地区だが今回は3校目履正社4校目智弁和歌山とベスト4を選出してくるのではないだろうか?
そうすると5校目以降はベスト8以下からの選考となるがまず前記の理由で市和歌山が来そう。エース左腕・岩本の投手力もまずまずで打線が点を取れるところが評価されそう。
さて、6校目は 報徳学園・大阪桐蔭・福知山成美のベスト8勢と初戦負けながら天理・近江の未選出県の1位校が比較対象となりそう。この中では報徳学園に敗れている近江が圏外に去り天理もなんとか奈良県勢を選出したい気持ちはあるだろうが初戦3−4の接戦負けながら試合内容はあまり褒められたものではないので地域性だけでは難しそう。
ベスト8、3校の中では一番得点差があった福知山成美も厳しそう。そうなると報徳学園・大阪桐蔭の一騎打ちとなり話題性の大阪桐蔭か、3年前に理不尽な選出で落選した報徳学園がそれをプラスと出来るのかはたまたまた落選の憂き目を見るのか注目される。部長は総合力で大阪桐蔭有利とみた。
まとめると補欠一位は報徳学園補欠2位は天理あるいは近江と予想する。
代表候補 | 代表候補 | 代表候補 | 補欠校1位候補 | 補欠校2位候補 |
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広陵 | 米子東 | 市呉 | 創志学園 | 倉敷商 |
代表候補 | 代表候補 | 補欠校1位候補 | 補欠校2位候補 |
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高松商 | 松山聖陵 | 富岡西 | 高知商 |
< 解説 >
今年から例年通り中国四国で5枠。まずは中国地区。優勝の広陵は初戦の鳥取商では攻めあぐねて2−1の接戦となったが以降の試合は危なげなく、エース河野も関西戦では打ち込まれたものの他の試合はリリーフの石原との継投で安定したところを見せた。
準優勝の米子東は点の取り合いの接戦を制して決勝まで勝ち上がった。エースの森下の粘投もさることながら打線がよく打ち点を取れたことが大きかった。
3番手は準決勝進出の2校のうち好投手・西を擁する創志学園がコールド負けしたことからもう一方の市呉が有力。広島県大会の決勝でも広陵に2−1と接戦を演じておりエースで技巧派の沼田の投球術は高く評価されそう。打線も得点力があり広島県勢2校目となる地域制もはねのけそうだ。
4番手は創志学園、5番手はベスト8組から広陵に善戦した関西か初戦負けながら岡山県1位校の倉敷商あたりが入ってきそうだ。
続いて四国地区。こちらも決勝進出の2校は当確。優勝した高松商はエースの香川を中心に守りが堅く安定した試合運びが出来る。準優勝の松山聖陵は愛媛3位校からの快進撃。近年すっかり甲子園常連校となりつつあるが、投手力の弱さが弱点なので選抜までの課題としたい。
3番手はベスト4の2校の比較となるがこれが結構実力伯仲していて難しい。高知県1位校の高知商は真城ー赤沢の継投策が不安定なところがあるのが課題。徳島県3位校で四国大会2勝の富岡西 は21世紀枠との絡みもあるが、一般枠としてみたところ、そこそこ打力もありエースの浮橋も安定感がある。しかしやや制球力と球威に課題があり、2校とも一長一短というイメージ。どちらを3番手としても中国地区3番手の市呉との戦力比較では劣勢となりそうだ。今回は5枠目は中国地区に行くと予想する。ちなみに四国5番手は明徳義塾と考えている。
代表候補 | 代表候補 | 代表候補 | 代表候補 | 補欠校1位候補 | 補欠校2位候補 |
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筑陽学園 | 明豊 | 大分 | 日章学園 | 興南 | 神村学園 |
< 解説 >
今回も例年通り4枠。準決勝進出の4校を脅かすチームは見当たらず、順当に選出されると思われる。
優勝した筑陽学園。長身エースの西舘が力投し投手力の高さを見せた。後は失策が多い守備と明治神宮であわやノーヒットノーランか?と抑えられた打線の得点力の整備が必要。準優勝の明豊は打線が看板。投手陣も1年生の若杉に安定感があり総合力は高い。ベスト4の2校もまとまっている。大分は大分県2位校からの快進撃。これを支えたのが技巧派エースの長尾。なかなか相手に得点を許さない投球術は選抜でも注目されそうだ。もう一つのベスト4日章学園も打線に力がありエース石嶋もまとまった投球をするので大崩れはしない。
今回も以上の4校で間違いないと思われる。補欠一位は優勝した筑陽学園に準々決勝で0−1のタイブレーク大接戦を演じた興南が有力。九州が5枠なら是非選抜でエースの宮城投手を見てみたかったところだ。補欠2位はベスト8残りの長崎商・熊本西・神村学園がすべてコールド負けしていることから初戦負けながら長崎南山・熊本国府など県1位校、優勝した筑陽学園と0−1と接戦を演じた小林西などを加えた中から選ばれそうだ。この中では神村学園・長崎南山あたりが地域性も加味して浮上しそうだ。
[ 21世紀枠 ]
東日本代表候補 | 西日本代表候補 | 第3代表候補 | 補欠校1位候補 | 補欠校2位候補 |
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釧路湖陵 | 平田 | 金津 | 富岡西 | 古川 |
< 解説 >
21世紀枠も19年目。今年も例年同様3校の選出。前回は3校中、伊万里・由利工は当てたもののさすがに膳所はノーマーク気味で2校的中止まりだった。しかし今年度は昨年以上にさらに有力校が揃い3校的中は事実上宝くじ的確率と同じように思えるが頑張ってみよう。
さて今回は9校がなかなかの粒ぞろいで、大本命もいないし泡沫候補も見当たらずどこが選ばれても一応納得しそうなメンツが揃っている。しかも今回は「再推薦」が3校を占めここがキーポイントとなりそう。例年と違うところなので「再推薦組」を丁寧に考察していきたい。
今回も選出の順番として、東日本5校から1校、西日本4校から1校。残りの7校から1校、計3校選出される。例年通り順番に予想してみたい。
まずは「東日本ブロック」(北海道・東北・関東・北信越・東海)候補校は釧路湖陵・古川・石岡一・金津・清水桜が丘の5校。まず過去の実績を復習してみる。地区推薦校になるのは金津が昨年に続いて2回目で他は全て初めて。全て公立校。県推薦は金津が3回目。石岡一が2回目。あとの3校は初の県推薦校。甲子園経験は清水桜が丘が清水商時代に夏1回春2回の出場経験があるが清水桜が丘としては持ち越していないので5校とも選出されれば初の甲子園ということになる。
次に地区大会の成績では釧路湖陵は北海道大会ベスト4(2勝)。古川も東北大会ベスト4(2勝・県2位)石岡一は関東大会出場なし(県ベスト4)金津は北信越大会0勝(県準優勝)。清水桜が丘は東海大会0勝(県準優勝)。まとめると実績では地区大会ベスト4入りの釧路湖陵・古川が断然リード。続いて県大会準優勝の金津・清水桜が丘が半歩リード。石岡一が戦績では一番劣るが県大会で土浦日大・明秀日立という昨年の甲子園出場校を撃破しておりチーム力としては逆に5校中一番かも知れない。
以上外的要因(客観的要因)では、北海道大会を地区大会と見るか県大会と同レベルと見るかで評価は違うが釧路湖陵・古川が同等のはずだが準決勝でコールド負けを喫した古川はやや評価を下げるか?石岡一の取り扱いが難しいところだ。
次に主観的予想をしてみるとお馴染みの「文武両道」では釧路湖陵・古川・金津が地方の進学校として実績がある。なかでも釧路湖陵は道東では有名な進学校で古川も宮城県北では進学校として名が通っている。
困難克服では際だった過疎地のチームが無いため強いて言えばだが釧路湖陵・金津あたりにアピールポイントがありそう。
近年注目されている「話題性」では好投手・岩本を擁し農業系学科もある石岡一が昨夏甲子園で活躍した金足農を彷彿とさせる可能性があり侮れない存在。清水桜が丘もサッカー王国静岡県にあって野球部も活躍しているという一定の意外性はありそう。
「マークすべきチーム」。どちらかといえば「マークすべき地区」だが北信越は7年間選出が無く、同様に北海道5年、関東東京4年選出がない。北信越はそろそろと委員のバランス感覚が働いても良い頃か?
さて「再推薦」は金津。昨年の大垣西は2回目の地区推薦ながら結局「補欠校」にも引っかからなかったが、今回の金津は前年の「補欠1位校」。ポイントは単なる複数推薦と「補欠校経験の再推薦校は扱いが違うのか!?」という事。東地区では過去、遠軽(補欠1位)→選出、釧路江南→補欠2位、武修館→無印、大館鳳鳴→選出、成章(補欠2位)→補欠1位→選出といったパターンが存在している。以上から考察すると「無印→無印」は十分あり得る、ただし回数を重ねることに成章が良い例だがだんだん出世していき選出に近づいていく、と読むことが出来そうだ。よって「補欠校経験は考慮される」と予想する。
以上を元に考えると、例年東地区は投票で3校ほどに候補を絞るので、第一回目の投票で上位に残りそうなのは金津・釧路湖陵・古川と考えるのが妥当か。しかしイメージ的に進学校が3校並ぶのは高野連としては避けたい意向が働くはずなので石岡一が入り、特徴が似ている釧路湖陵・古川の票が割れる事が考えられる。この2校では過去の実績から釧路勢は選出されやすいと思えるので古川はここで落選の可能性がある。(もちろん金津落選もある)釧路湖陵は北海道地区としては21世紀枠に最もふさわしい一校と考えているはずで今回は力を入れてくると予想する。清水桜が丘はここまでに選出されそうな有力な情報が得られなかった。
金津・釧路湖陵・石岡一では昨年補欠1位の金津が選出されそうだが、過去の前回補欠一位だった遠軽の時も当然東の1回目で選出かと思っていたがなんと「いわき海星」が1回目で選出され4校目としてやっと滑り込んだということがあったので、地区大会の戦績も考慮して1回目では釧路湖陵が選出と読む。北海道3校目は全く問題なしとみている。石岡一は1回目で選出されるだけのカードがあるかどうか?
続いて「西日本ブロック」(近畿・中国・四国・九州)候補校は八尾・平田・富岡西・熊本西。甲子園経験は平田・富岡西がなし。熊本西は1985年の夏に出場経験がある。八尾は夏4回春6回甲子園経験があり1952年夏は準優勝している。いわゆる甲子園レジェンド校に近い存在。
東日本と同様に過去の実績を調べてみると21世紀枠の地区推薦は平成26年に平田が補欠一位校になっている。富岡西は平成19,12年の2回地区推薦を受けているが補欠校には選ばれていない。県推薦は平田・富岡西が3回目で熊本西が2回目。八尾は初めて。
次に地区大会の成績では富岡西は県3位校から四国大会ベスト4(2勝)熊本西は九州大会1勝(県準優勝)平田は中国大会初戦コールド敗退(県準優勝)八尾は府大会ベスト16。よって戦績では四国大会ベスト4入りの富岡西がリード。次いで熊本西次いで平田という順番になる。これは4番手の八尾も含めてチーム力もよく表していると思っている。
主観的要因の文武両道では富岡西がその範疇に入りそう。
困難克服では熊本西が2016年の熊本地震の被災地。
「話題性」では初めて大阪から21世紀枠地区推薦された八尾が甲子園球場に近いこともあり動員の面でも期待されていそうだ。「マークすべきチーム」はやはり地区大会に出ていない八尾が有力なのか、泡沫候補なのか区別が難しい。
今回有力視されていて戦績も十分で地区推薦3回目の富岡西に注目したい。一般枠では市呉に席を譲ると予想しているのでセンバツ出場は21世紀枠が頼みの綱になるはず。ここで問題なのは過去2回地区推薦されているが「補欠校になっていない」という事実。つまり「21世紀枠としての合致性は弱い」と過去判断されていたのでは無いかということだ。次に3回目の地区推薦という実績だが東の成章が補欠2位→補欠1位→選出と階段を一歩一歩上っていったことから見ると「今回は補欠校になるだけでも一歩前進」と判断される可能性があると考える。従ってもちろんいの一番に選ばれそうな実力と実績があるが空振りに終わる事も理論上あり得ると言うことだ。逆に平成26年やや意外な印象で補欠1位になった平田は意外に「21世紀枠に合致する」チームだと考えられる。ただ戦績が前回は地区大会1勝だったのに対し今回は初戦コールド負けに終わっているので「補欠1位より劣る評価」もあり得るといわざるを得ない。
熊本西は被災地・痛ましい事故で有力視もされているがどれだけ21世紀枠に合致しているかいまひとつ弱い気もする。八尾は一般枠で大阪桐蔭が当落すれすれのところにいる事情もありまた数年前に東京都立高の小山台が21世紀枠で選出されている手前もありワンチャンスあるかもしれない
さて「再推薦」の過去のデータについても復習しておきたい。西地区では彦根東→選出、県和歌山商→無印、桐蔭→選出、華陵→選出、八幡浜(補欠)→選出、長崎商→無印、そして富岡西→無印、といった例がある。富岡西のような3回目の地区推薦はこれまで西地区ではない。また平田のような補欠校経験校の再推薦も過去にない。(*訂正・八幡浜は補欠校から再推薦時選出に至っていました)今回富岡西・平田がどういう結果になるかは今後を占う面でも参考になりそうだ。
以上を元に考えると、地区推薦累積の富岡西、前回補欠一位の平田、大阪からは初地区推薦の八尾に決め手がありそう。熊本西は熊本地震の取り扱い次第で浮上する。この中で八尾も十分あり得るがここ7年で5回選出の近畿地区はそろそろ「休み1」が言い渡されても良い頃かと思える。そして富岡西・平田の比較では下馬評では富岡西が有力だが前回補欠校の平田が「前補欠校」を重く見て選出されると予想する。あまり触れられていないが中国地区はここ5年選出されていないという事実もある。(九州は4年)
さて、残りの1校の選出は残りの7校すべてのうちから選出されるが、近年はそれぞれのブロックで競り負けた2校づつの比較検討となっていた。今回はどちらのやり方になるがわからないが東西有力2校づつぐらいで決選投票するのではないかと予想する。7校のうちそれぞれ最終投票に残る候補は私見では金津・石岡一と富岡西・八尾あたりか。古川・熊本西が関わってくることも十分考えられる。この中では金津・富岡西が有力と思え金津が最後の椅子を取るのではないだろうか。富岡西は補欠1位で一歩前進、補欠2位は石岡一・古川、または八尾と予想する。そうすると選出3校は釧路湖陵・平田・金津となり初出場校ばかりになるのが不安材料ではある。
大本命の富岡西を外し、八尾も選ぶ勇気が持てなかったが、過去から引き継ぐ「西高の呪い」(長野西・金沢西・大垣西・津西・米子西・富岡西・佐賀西は選出ならず)を今回も信じたため熊本西も踏襲した。今回は「補欠校優遇」と予想している。
それでは25日を待ちましょう!
つづく・・・
☆☆ 21世紀枠地区推薦校9校。(12月14日発表)☆☆ (昨年度は9校中7本命的中でした。(一昨年は9校中6校)
地区 | 北海道 | 東北 | 関東・東京 | 北信越 | 東海 | 近畿 | 中国 | 四国 | 九州
推薦校 | 釧路湖陵 | 古川 | 石岡第一 | 金津 | 清水桜が丘 | 八尾 | 平田 | 富岡西 | 熊本西
| 部長本命予想 | 釧路湖陵 | 古川 | 佐倉 | 金津 | 清水桜が丘 | 八尾 | 平田 | 富岡西 | 熊本西
| 的中か | ◎本命 | ◎本命 | △対抗 | ◎本命 | ◎本命 | ◎本命 | ◎本命 | ◎本命 | ◎本命
| 過去的中数(分母19) | 11 | 10 | 5 | 12 | 11 | 11 | 10 | 14 | 9
| |
---|
◎本命予想 △対抗予想 ▲大穴予想 ×ハズレ
< 解説 >
予定通り、12月14日(金)午後3時ごろ21世紀枠候補校(地区推薦校)9校が発表になりました。(高野連HP)今回も、この中から3校が来年21世紀枠として選出されるわけです。予想としては、本命が8校、対抗1校、という結果になりました。顔ぶれを見ての感想としてはおおむね予想通りで外した「石岡第一」も対抗予想だったので悔いはありません。今回も地区大会出場校が強かったですね。
前年前々年の教訓キーワードは「私立高の推薦は簡単には行われない」でしたが、今回もそれを踏襲したことで私立高を本命に挙げることなく結果を残すことが出来ました。今年度の結果を以下地区ごとに見ていきましょう。
「北海道」は本命・公立校の釧路湖陵となりました。道大会ベスト4は公立校では一番上位の成績です。北海道勢は遠軽以来5年間選出がありません。今回は有力校の推薦で久しぶりの推薦を勝ち取れるかも知れません。
「東北」は本命の古川が推薦されました。地区大会こちらもベスト4でかなり北海道の釧路湖陵とかぶるところがあり推薦には紛糾が予想されます。
「関東・東京」は対抗の公立・石岡第一が推薦されました。速球派の好投手が居りこの利点がどう作用するか見物です。佐倉・横浜商は推薦とは成りませんでした。
「北信越」は本命の金津が昨年に続いて推薦されました。昨年は補欠一位だったので累積で推薦を勝ち取れるかが焦点です。
「東海」は東海地区大会進出校の本命・清水桜が丘が推薦されました。岐阜も有力視されましたが今回は選ばれず。東海地区は過去・豊橋工を当選された腕があり、清水桜が丘も似たところがあるので要注意です。
「近畿」は混沌とした情勢の中、本命・八尾が推薦されました。昨年の膳所、一昨年の洛星に続いて近畿地区の「進学校好き」は特徴的です。昨年は泡沫候補か?と思われた膳所が当選した実績もあり、八尾の動向にも目が離せません。
「中国」は中国地区大会出場校の本命・平田が推薦されました。ここも元補欠一位校で、同じ実績の金津との争いが興味深いです。
「四国」は本命・富岡西でした。ここも地区大会ベスト4で過去にも地区推薦校となっており有力視されていますが、過去は「補欠に引っかかっていない」事実がどういう結果を招くのか注目されます。
「九州」は本命・熊本西でした。川内・普天間も考えられましたがやはり「地区大会進出校」が強いようです。ここは熊本地震をどう考えるかで有力にも蚊帳の外にもなりそうに思います。
「まとめ」今回は地区大会に出ていない石岡第一を外しました。他地区は地区大会出場校を中心とした実力重視の推薦校が揃った印象です。今回は石岡第一・八尾をどうとらえるかが本選での注目ポイントとなると思います。
また、「元地区推薦校」が金津・平田・富岡西とこれだけで3校揃いどう扱うのかも非常に興味深いところです。今回は3校の選出はそうとうもめることと思います。
結果本命的中8勝1敗というのは、過去最高の結果でした。21世紀枠の地区推薦校の予想の醍醐味は、当初各県の推薦校を観た時点ではまったく予想がつかないものの、いろいろ研究していくとある程度予想が絞り込めるようになるところです。しかし「9校全的中」は今回も出来そうだっただけに永遠の課題になりそうです。
第78回センバツより、21世紀枠の都道府県推薦校の選出基準1の「ベスト8」を参加校数128校以上の次の都道府県に関しては「ベスト16」以上に変更した模様(北海道、埼玉、千葉、神奈川、東京、愛知、大阪、兵庫、福岡)
21世紀枠・地区推薦校を探る!
恒例のマイナーな企画。こんなこと予想している人は他にいるのかな?
各都道府県・推薦校は以下の通りです。
*北海道*
北海道は未定ですので、便宜的にベスト16進出校を挙げておきます。
札幌大谷 ・札幌第一・駒大苫小牧・釧路湖陵(道立)・札幌新川(市立)・白樺学園・稚内大谷・旭川大高
・函館大柏稜・旭川明成・滝川西(道立)・北見工(道立)・函館工(道立)・札幌英藍(道立)・札幌日大・帯広大谷
21世紀枠候補・本命 | 21世紀枠候補・対抗 | 21世紀枠候補・大穴 |
---|---|---|
釧路湖陵 | 札幌新川 | 北見工 |
< 解説 >
* 21世紀枠 *
近年は公立校を推薦するようになりつつある北海道地区。ここ5年補欠校にも引っかからず今年こそ有力校を送り込みたいところだが、今年はチャンスあり。
そんな中今回の本命はベスト4入りした釧路湖陵。地区推薦は初めてだが1912年創立の100周年を超える伝統校。普通科と理数科があり国立大学に毎年100名ほど合格している進学校。甲子園経験は無い。
ベスト8では札幌新川の健闘が光るが昭和25年設立の札幌西高等学校琴似分校を起源とする。以来北海道立を経て今年から市立に移行した進学校。近年国公立大学に100名ほど合格者を出すようになってきている。稚内大谷も毎年名が上がるが近年北海道地区は「公立しばり」が発動しているので今回は難しいだろう。
ベスト16まで目を広げるとかつて地区推薦校となった北見工・函館工などが目を引くが今回は決め手に欠ける。新鋭の札幌英藍や滝川西は難しそう。
今年も私立校の推薦は無いとみているので、まとめると釧路湖陵が61年ぶりの道ベスト4入りもあり大本命。ここに札幌新川、かつての推薦校の北見工・函館工が続くとみている。
各都道府県・推薦校は以下の通りです。<11月16日県推薦校確定>
*東北*
県立八戸工(青森)県立千厩(岩手)秋田修英(秋田)県立酒田東(山形)県古川(宮城)県立磐城(福島)
21世紀・本命 | 21世紀・対抗 | 21世紀・大穴 |
---|---|---|
古川 | 秋田修英 | 磐城 |
< 解説 >
* 21世紀枠 * 21世紀枠の超名門東北地区。ここのところ昨年の由利工を含め3年連続選出され相変わらず21世紀枠に強いところを見せている。この地区は例年東北地区大会に進出した高校が選出されている(例外・いわき海星)。今回の進出校は古川・秋田修英の2校。とくに古川は直接対決でも勝っており、東北大会ベスト4進出の実績とともにかなり有力と思える。
古川は初の県推薦。1897年創立で男女共学・普通科の伝統校。旧制中学時代を含め毎年国公立大学に100名を超す合格者を出す進学校である。甲子園出場はなし。
秋田修英は初の県推薦。1947年設立の私立の共学・総合学科の高校。通信制普通科もある。甲子園経験は無い。
以下は県大会止まり。
八戸工は初の県推薦。1944年(昭和19年)創立の「八戸市立工業学校」を前身とする。機械科など工業系8学科を有する。甲子園出場はない。
千厩は初の県推薦。1902年創立の蚕業学校を祖としている100周年を超える伝統校。普通科の他産業技術科などがある。甲子園経験は無し。
酒田東は初の県推薦。1920年旧制中学として設立された共学の普通科の進学校。国公立大学には100名を超える合格者を出している。1977年の第49回選抜に出場経験がある。
磐城は昨年に続いて2回目の県推薦。1896年に尋常中学磐城分校として創立。120年を越える歴史がある進学校。高校野球も古豪として知られ選手権7回、選抜2回の出場経験がある。特に1971年の53回選手権大会では準優勝に輝いている名門校。
総合的に見てみると東北地区大会に進出している古川の優位は揺るがない。秋田修英も可能性はあるが私立校と言う点がどう評価されるか。その他では酒田東・磐城に若干の可能性があるか。
[ 関東・東京 ]
各都道府県・推薦校は以下の通りです。<11月16日都県推薦校確定>
*関東・東京*
県立石岡一(茨城)県立今市工(栃木)県立伊勢崎清明(群馬)→辞退、県立松山(埼玉)県立甲府城西(山梨)県立佐倉(千葉)東亜学園(東京)市立横浜商(神奈川)
21世紀・本命 | 21世紀・対抗 | 21世紀・大穴 |
---|---|---|
佐倉 | 石岡一 | 横浜商 |
*伊勢崎清明は推薦辞退
< 解説 >
* 21世紀枠 * 昨年は推薦校8校中私立勢が3校だったが今年はついに1校だけとなった。この地区は例年関東地区大会出場がそれほど重要視されていないようだが、例年同様2つに分けて考えてみる。
今年は関東地区大会出場校が皆無なため選考されそうな学校の考察が重要になる。 石岡一(茨城県)は平成26年以来2回目の県推薦校。明治43年(1910)に農学校として設立。平成19年には八郷高校と統合して現在に至っている。普通科・園芸科・造園科を有す.甲子園出場はなし。
今市工(栃木県)は初のの県推薦。創立は1964年で機械科・電気科・建設工学科の工業系3学科を有する工業高校。甲子園経験は無し。
伊勢崎清明(群馬県)も平成27年に続いて2回目の県推薦。近年強豪を撃破するなど注目されている県高校野球界では進境著しい県立校。大正4年(1915)伊勢崎実科高等女学校として設立。2005年に男女共学となり伊勢崎清明に改称している。甲子園経験はなし。(後日推薦辞退)
松山(埼玉県)は初の県推薦。大正11年(1922)に設立。旧制中学時代から続く普通科・理数科を有する。国公立大学には毎年30名ほどの合格者を出している。甲子園経験は無し。
甲府城西(山梨県)は4回目の県推薦。平成27,19,16年に県推薦されている。昭和12年(1937)創立の普通科・理数科を有する県立校。平成9年に甲府一商と機山工を統合した形で出来た県下初の総合学科を持つ高校。スポーツ系の系列もある。甲子園経験は無し。
佐倉(千葉県)は初の県推薦。寛政4年(1792)に佐倉藩の藩校「佐倉藩学問所」として創設された、古い歴史を持つ単位制の普通科・理数科の進学校。私立大学進学に強さがあるが国立大学にも毎年70名前後の合格者を出している。元巨人の長嶋茂雄氏の出身校として有名であるが甲子園出場はなし。
東亜学園(東京都)は平成19年以来2回目の県推薦。大正13年(1924)設立の私立校。男子バレーボールの強豪として有名で甲子園出場は3回あり1989/1987/1986の夏に出場している。最後は第71回大会になる
横浜商(神奈川県)は初の県推薦。明治15年(1882)横浜商法学校として設立の市立校。商業科・他5学科を有する。春夏の甲子園とも準優勝場経験があり、春9回、夏7回出場している。最後の出場は1997年の第69回選抜となっている。
さて、総合的に見てみると今年は一目見ての有力校が無く混戦模様。4回目の県推薦の甲府城西が目につくが学校の内容自体ではもう一つ強いインパクトがなさそう。
都・県を代表するような進学校も皆無で有名校の復活というインパクトで横浜商という手もありそう。他歴史の古い石岡一、同様に歴史が古く話題性もある佐倉も侮れない存在。今市工・東亜学園も隠れエピソードがあれば推薦されても不思議ではない。
そうすると今年度はどこも決め手に欠けるが近年、富岡・上尾・石橋と進学校が推薦される流れから佐倉・松山が流れに沿うかな?と考えられる。ただし昨年は藤岡中央が推薦されていることから石岡一なども目がありそうだ。
さらに10年ぶりに公立校を県推薦した神奈川県も横浜商を押し込む可能性がある。
以上を総合して佐倉・松山に石岡一・横浜商を交えた予想とする。
各都道府県・推薦校は以下の通りです。<11月16日県推薦校確定>
*北信越*
県立飯山(長野)県立新潟南(新潟)県立富山東(富山)県立小松商(石川)県立金津(福井)
21世紀・本命 | 21世紀・対抗 | 21世紀・大穴 |
---|---|---|
金津 | 新潟南 | 小松商 |
< 解説 >
* 21世紀枠 * 平成22年度の佐渡以来7年間選出がない北信越地区。昨年補欠一位に終わった金津が再推薦されるかが焦点となる
5校中北信越地区大会に出ているのはうち3校。北信越地区は基本的に地区大会出場校から選出される可能性が高いのでまずこの3校を見てみよう。(例外・武生商・町野)
金津(福井県)は昨年、平成25年に続いて3回目の県推薦。昭和58年(1982)に設立された男女共学の県立普通科校。国公立大学に毎年70名ほど進学している進学校でもある。北信越大会では初戦負けを喫しているが、昨年はコールド負けだったので一歩前進か?しかし福井県大会では準優勝なので優勝していた昨年より一歩後退とも言える。
新潟南(新潟県)は初の県推薦。昭和14年(1939)に開校した旧制新潟市立中学校を前身とする公立高校。国立大学に毎年170名あまり合格者を出している進学校。甲子園は71/66回と夏に2回出場経験があり最後の出場は1989年となっている。北信越大会は県準優勝校として出場したが初戦で1−8とコールド負けを喫している。
小松商(石川県)は平成20年に続き2回目の県推薦。創立90年を越える商業科と情報処理科を有する実業高校。女子生徒が8割と優位な中で野球部はたびたび県大会上位に顔を出すようになっている。甲子園経験は無い。北信越大会は初戦で0−10と5回コールド負けを喫している。
以上が北信越大会の出場校。
飯山(長野県)は「飯山北」時代の平成22年、「飯山・飯山南」時代の19年に続いて3回目の県推薦。創立は飯山北時代から考えると古いが「飯山」を起点とすると平成19年(2007)からとなる。統合により普通科・探求科・スポーツ科学科のユニークな3学科構成となっている。甲子園出場はなし。
富山東(富山県)平成28、27,24年に続いて4回目の県推薦。昭和37年(1962)に設立された比較的新しい県立校。平成28年には北信越地区の推薦校となっている。甲子園経験はなし。
まとめるとやはり北信越大会進出の3校が有利だが、なかでも昨年度21世紀枠補欠一位の実績がある金津がリード。問題は北信越地区ではまだ「2回目の地区推薦校」が出ていない事。関東地区のように「地区推薦は基本1回勝負」(←部長の考察)という事もあり得るのでそのときは新潟南・小松商が浮上する。
しかし近年21世紀枠を射止めていないことからも「あと一歩に迫った」金津を再推薦するのがオーソドックスで安全策な考え方か。可能性は低いが一昨年の推薦校富山東の再推薦、近年コンスタントに北信越大会に顔を出している豪雪地帯の飯山の滑り込みも全くないとは言えない。
各都道府県・推薦校は以下の通りです。<11月16日県推薦校確定>
*東海* <確定>
県立清水桜が丘(静岡)県立西尾東(愛知)県立岐阜(岐阜)県立木本(三重)
21世紀・本命 | 21世紀・対抗 | 21世紀・大穴 |
---|---|---|
清水桜が丘 | 岐阜 | 西尾東 |
< 解説 >
* 21世紀枠 * 一昨年、多治見が21世紀枠で選出され、やっと選出3回目を数えた東海地区。昨年は大垣西を2回目の地区推薦するも補欠校にかすらず今年は出直しとなっている。
東海地区は過去「地区大会出場」は重要な推薦の要件とはなっていないようだが、ここも便宜上二つに分けて見る。まずは東海地区大会出場校。
清水桜が丘(静岡県)は初の県推薦。平成25年(2013)に静岡市立清水商業高等学校と静岡県立庵原高等学校を再編整備して開設された静岡市立の高等学校。清水商時代はサッカーの強豪として知られていた。甲子園は清水商時代に夏1回選抜2回の出場経験があるが、清水桜が丘としては持ち越していない(カウントしていない)ようだ。
以下は県大会止まり。
西尾東(愛知県)は初の県推薦。昭和51年(1976)に設立の県立・普通科の高校。国公立大学には毎年100名前後の合格者を出している。甲子園経験はない。
岐阜(岐阜県)は意外なことに初の県推薦。明治6年(1873)に設立された旧制岐阜第一中学などを祖とする県立普通科の県内屈指の進学校。東京大学を始め国公立大学には毎年200名前後合格者を出している。1978年選抜が最後だが夏3回春3回の甲子園経験がある。夏は第31回大会で準優勝に輝いている。
木本(三重県)は初の県推薦。大正9年(1920)年設立の共学校。甲子園経験は無い。
さて、総合的に考察すると王道では東海大会初戦惜敗の清水桜が丘が有力。当然だが県大会も準優勝と4校の中では一番の実績がある。ここがスルーされると実力のある西尾東と県NO1進学校の岐阜が浮上する。愛知県の推薦校は豊橋工を例に突然地区推薦されることがあるので侮れない存在。岐阜も進学校としては文句なしだが地区推薦後の決め手に欠ける嫌いがあり今後の県ベスト8を超える戦績(過去の多治見クラスの戦績)を残したときに満を持す可能性が高い。
木本はノーマークだが20数年前は強豪として知られていたので可能性なしとは言えない。
各都道府県・推薦校は以下の通りです。<府県推薦校11月16日確定>
*近畿* <確定>
県立高島(滋賀)府立京都すばる(京都)県立橿原(奈良)県立南部(和歌山)府立八尾(大阪)市立六甲アイランド(兵庫)
21世紀・本命 | 21世紀・対抗 | 21世紀・大穴 |
---|---|---|
八尾 | 南部 | 橿原 |
< 解説 >
* 21世紀枠 * 昨年も膳所を押し込み、ここ10年間で7校を当選させている隠れた21世紀枠の名門近畿地区。ここまで大阪府のみ唯一地区推薦校を出していないが今回はどうなるか?
これまで近畿地区は近畿大会出場校が特に優先される事は無いが、便宜的に「近畿大会出場校」とそれ以外で見ていこう。なお、今回の推薦校6校はすべて初推薦校となっている。
橿原(奈良県)は昭和50年(1975)に設立された橿原市に位置する普通科県立校。近畿大会は初戦コールド敗退。甲子園は2000年の第72回選抜に出場しているのでまだ20年は経っていない。
南部(和歌山県)は明治37年(1904)に設立された普通科など3学科を有する県立高。日高郡みなべ町に位置している。近畿大会は初戦コールド敗退。甲子園は夏2回春4回出場経験があり2001年の第73回選抜が最後となっている。
以下は県大会止まり。 高島(滋賀県)は大正9年(1920)に設立。琵琶湖の北西、高島市に位置している普通科の県立高校。甲子園は1984年の第56回選抜に出場経験がある。
京都すばる(京都府)は昭和60年(1985)京都府立商業として設立、以後情報学科などを新設し校名も現校名に改称している。甲子園経験は無し。
八尾(大阪府)は明治28年(1895)大阪府第三尋常中学校として創立。大阪市の南東、八尾市に位置する歴史の古い普通科の府立高校。国公立大学の進学者は50名を切るが近畿大他私立には進学者が多い。夏4回春6回甲子園経験があり1952年夏は準優勝している。最後の出場は1959年の第41回選手権大会となっている。
六甲アイランド(兵庫県)は平成10年(1998)赤塚山高校(普通科)と神戸商業高校を統合再編し開校した神戸市立の普通科の高校。甲子園は統合前の市神戸商が夏1回出場経験がある。
以上から予想すると、過去近畿地区は進学校が地区推薦されることが多いのだが、今回は目立つ進学校がなく例年と異なる選出理由となりそう。近畿大会出場の2校はいずれも20年以内に甲子園に出場していることもあり特に有力とは言えない。強いて言えば橿原は未だ1回しか地区推薦されたことが無い奈良県の代表という点が有利な点。南部は近畿地区内では力のある和歌山県の代表という点がアドバンテージ。
県大会止まりでは歴史の古い八尾が注目される。甲子園から60年近く遠ざかっており「復活」という題目と大阪府初の地区推薦校となるには北野・天王寺ほど目立たず推薦しやすい印象がある。京都すばるは近年上位に進出しており六甲アイランドは阪神淡路大震災からの復興のアドバルーンになり得る利点がある。
各都道府県・推薦校は以下の通りです。<県推薦校11月22日確定>
*中国* <確定>
県立勝山(岡山)県立米子東(鳥取)県立大竹(広島)県立平田(島根)県立萩商工(山口)
21世紀・本命 | 21世紀・対抗 | 21世紀・大穴 |
---|---|---|
平田 | 大竹 | 勝山 |
< 解説 >
* 21世紀枠 * 21世紀枠の名門・中国地区。しかしながらここ5年間選出がなく今年は選出が行われる頃合いではないかと注目されている。
この地区は基本的に中国地区大会に進出していることが推薦校になる必須条件となっている(例外・倉吉東)それでは他地区と同様に2つに分けて見てみる。
今回中国地区大会に進出しているのは2校。
米子東(鳥取県)は意外なことに初の県推薦。明治32年(1899)創立の旧制鳥取県第二中学を前身としている。もうすぐ120周年を迎える伝統校。東大京大を始め国公立大学に毎年200名ほどが進学する県を代表する進学校でもある。甲子園は夏13回春8回の出場経験があり1960年の第32回選抜では準優勝に輝いている。最後の出場は1996年の第68回選抜となっている。
平田(島根県)は平成26,15年に続いて3回目の県推薦。大正5年(1916)農学校として創立。現在は普通科のみ。平成26年には地区推薦され補欠1位になっている。
以下は県大会止まり。
勝山(岡山県)は初の県推薦。明治44年(1911)に高等女学校として設立。現在は共学で普通科・ビジネス科を有する。岡山県の北部、真庭市にある。甲子園経験はない。
大竹(広島県)は昨年に続いて2回目の県推薦。大正10年(1921)女子補習学校として設立の総合学科を有する県立校。甲子園出場経験はなし。
萩商工(山口県)は初の県推薦。明治44年(1911)に補習学校として設立された100年を超える伝統を誇る。平成11年(2006)に萩商と萩工が統合改組されて現在に至っている。甲子園経験は萩商時代の1973年夏の選手権に出場経験がある。
総合的に見てみると、中国大会で準優勝した米子東は一般枠での選出を望んでいるはずなので高野連としても一般枠で選ぶだろう。そうすると平田が浮上してくる。中国地区では過去に華陵が2回目の地区推薦を受けている前例があり、2回目の地区推薦に壁はなさそう。ただし米子西の場合は地区推薦後の県推薦時に地区推薦されず今回の結果がどうなるか注目。平田は島根県勢という事と平成26年度に21世紀枠補欠一位校になった実績が今回は生きそうだ。なお、このときは初戦で米子東に勝利して1勝しているのも因縁かも知れない。ただ今回は初戦敗退なの中国大会の戦績では前回より下回っているのが不安材料。
あとの3校では都市部でない大竹市の大竹がわずかに目立つか?歴史の古い勝山・萩商工もワンチャンスはある。
総合的に見て、今回は例年同様地区大会出場校が推薦されると予想し平田が有力視される。
各都道府県・推薦校は以下の通りです。<県推薦校11月16日確定>
*四国* <確定>
県立志度(香川)県立新居浜西(愛媛)県立富岡西(徳島)県立高知工(高知)
21世紀・本命 | 21世紀・対抗 | 21世紀・大穴 |
---|---|---|
富岡西 | 志度 | 新居浜西 |
< 解説 >
* 21世紀枠 * 昨年まで9年間でなんと6校を送り出している21世紀枠の隠れた名門四国地区。
今回も四国地区大会出場校から見てみよう。2校が進出している。
志度(香川県)は初の県推薦。大正13年(1924)に県立志度商として設立。1992年に工業系学科が併設され「志度高校」となった。商業科・電子機械科・情報科学科の3学科を有する。普通科は無い。さねき市に位置する。四国大会では初戦でコールド負けを喫している。甲子園は夏3回春2回出場経験がある。1985年の夏が最後の出場となっている。
富岡西(徳島県)は平成12年、19年に続いて3回目の県推薦。過去2回はいずれも地区推薦校となっている。明治29年(1896)に尋常中学校分校として設立。以来120年あまりの歴史を誇る。国公立大学に毎年50名前後現役合格者を出している進学校でもある。四国大会では2勝を挙げベスト4に進出している。甲子園経験はない。
以下は県大会止まり。
新居浜西(愛媛県)は初の県推薦。大正6年(1917)実科女学校として創立。国公立大学に毎年140名前後合格者を出している進学校でもある。甲子園経験はない。余談だが昨年の新居浜南、平成17年の新居浜東に続いて新居浜勢三校目の県推薦となっている。
高知工(高知県)は初の県推薦。明治45年(1845)に私立高知工として創立。1923年に県立に移管されている。甲子園経験は無い。
以上を総合すると、四国大会に出場している2校が優位に立ちそう。なかでも2勝の富岡西が以前の東海地区の成章同様三度目の正直を目指して地区推薦されるのが自然な流れか。前回推薦時も四国大会1勝だったが今度は2勝と成績も過去3回で最高となっている。
志度も県大会準優勝で十分推薦資格はありそう。新居浜西・高知工は前記2校に比べるとやや力不足か?
各都道府県・推薦校は以下の通りです。<県推薦校11月16日確定>
*九州* <日確定>
県立鞍手(福岡)県立鹿島(佐賀)鎮西学院(長崎)県立熊本西(熊本)県立津久見(大分)県立都城西(宮崎)県立川内(鹿児島)県立普天間(沖縄)
21世紀・本命 | 21世紀・対抗 | 21世紀・大穴 |
---|---|---|
熊本西 | 津久見 | 普天間 |
< 解説 >
* 21世紀枠 * 昨年は4年ぶりに伊万里が選出された九州地区。連続選出成るか。この地区も九州地区大会出場が地区推薦されるためには必要条件になっている(例外・大島)ので二つに分けて見てみる。
九州地区大会出場は1校。 熊本西(熊本県)は2回目の県推薦。ただし初選出の平成22年度は選出されたが推薦を辞退している。昭和49年(1974)設立の比較的新しい高校。普通科と理数科があり体育コースを有している。ラグビー部は強豪として知られている。 甲子園は1985年の夏に出場経験がある。九州大会では1勝を挙げている。
以上が九州大会出場校。以下は県大会止まり。
鞍手(福岡県)は初の県推薦。大正7年(1918)旧制鞍手中学として設立。よって昨年創立100年の伝統校であり進学校。普通科と理数科がある。国公立大学へ80名ほど進学している。甲子園経験は無い。直方市に位置している。
鹿島(佐賀県)は初の県推薦。ただし統合前の鹿島実は平成22,19年の2回推薦されている。明治29年(1896)に尋常中学校鹿島分校として開校。以来120年越えの歴史を有したが今年鹿島実と統合され新制鹿島高校として出発している。甲子園経験は夏2回。1960年の第42回選手権が最後だがこのときはベスト4入りしている。
鎮西学院(長崎県)は初の県推薦。明治14年(1881)カブリー英和学校として創立された私立校。現在は普通科・商業科がある。甲子園出場はなし。
津久見(大分県)は初の県推薦。平成24年(2012)に、旧・大分県立津久見高等学校、大分県立臼杵商業高等学校、大分県立海洋科学高等学校の3校を統合して設立の県立校。普通科の他5学科がある。統合元の津久見は1939年設立で甲子園は夏12回春6回出場。しかも春夏ともに1回づつ優勝経験がある。1988年の夏の70回選手権が最後の出場。
都城西(宮崎県)は平成27年に続いて2回目の県推薦。昭和37年(1962)年に設立。県立の進学校で毎年120名余りが国公立大学に進学している。甲子園経験は無し。
川内(鹿児島県)は平成20年に続いて2回目の県推薦。明治30年(1897)鹿児島県尋常中学第一分校として創立。120年を越える歴史ある進学校。毎年120名前後の国公立大学合格者をだしている。男子のバスケットボール部は強豪として有名。甲子園経験は無い。
普天間(沖縄県)は初の県推薦。宜野湾市に位置している。昭和21年(1946)、コザ高等学校野嵩分教場として設立。甲子園は1971年の第43回選抜に出場経験がある。
さて、この8校の中では秋の九州大会出場校の熊本西が例年通りだと有力候補に考えられる。熊本県地震の被災地でもあり説得力もある。続くのはレジェンド復活でアピールできる津久見。同じく復活組で、基地問題での話題の地域でもある普天間も可能性がある。
以上の3校が可能性が高いと思われる。他に都城西・川内など2回目推薦組も考えられるが今回はややインパクト不足か。
つづく
年 | センバツ出場校予想 | センバツ大会勝敗予想 | 夏の大会出場校予想 | 夏の甲子園大会勝敗予想 |
---|---|---|---|---|
1998年 | 94.4%(36校中34校) | 82.9%(35試合中29試合) | 70.9%(55校中39校)(*本命22) | 66.7%(54試合中36試合) |
1999年 | 93.8%(32校中30校) | 54.8%(31試合中17試合) | 75.5%(49校中37校)(本命19) | 62.5%(48試合中30試合) |
2000年 | 90.6%(32校中29校) | 67.7%(31試合中21試合) | 69.4%(49校中34校)(本命18) | 66.7%(48試合中32試合) |
2001年 | 88.2%(34校中30校) | 63.6%(33試合中21試合) | 61.2%(49校中30校)(本命14) | 66.7%(48試合中32試合) |
2002年 | 87.5%(32校中28校) | 61.3%(31試合中19試合) | 61.2%(49校中30校)(本命20) | 77.1%(48試合中37試合) |
2003年 | 85.3%(34校中29校) | 63.6%(33試合中21試合) | 59.2%(49校中29校)(本命15) | 54.2%(48試合中26試合) |
2004年 | 87.5%(32校中28校) | 77.4%(31試合中24試合) | 73.5%(49校中36校)(本命9) | 72.9%(48試合中35試合) |
2005年 | 90.6%(32校中29校) | 61.3%(31試合中19試合) | 77.6%(49校中38校)(本命18) | 72.9%(48試合中35試合) |
2006年 | 93.8%(32校中30校) | 58.1%(31試合中18試合) | 75.5%(49校中37校)(本命17) | 58.3%(48試合中28試合) |
2007年 | 93.8%(32校中30校) | 58.1%(31試合中18試合) | 63.3%(49校中31校)(本命19) | 66.7%(48試合中32試合) |
2008年 | 91.7%(36校中33校) | 65.7%(35試合中23試合) | 70.9%(55校中39校)(本命*20) | 77.8%(54試合中42試合) |
2009年 | 90.6%(32校中29校) | 58.1%(31試合中18試合) | 69.4%(49校中34校)(本命19) | 75.0%(48試合中36試合) |
2010年 | 90.6%(32校中29校) | 67.7%(31試合中21試合) | 63.3%(49校中31校)(本命11) | 72.9%(48試合中35試合) |
2011年 | 96.9%(32校中31校) | 71.0%(31試合中22試合) | 61.2%(49校中30校)(本命18) | 68.8%(48試合中33試合) |
2012年 | 96.9%(32校中31校) | 71.0%(31試合中22試合) | 59.2%(49校中29校)(本命19) | 72.9%(48試合中35試合) |
2013年 | 91.7%(36校中33校) | 48.6%(35試合中17試合) | 69.4%(49校中34校)(本命16) | 52.1%(48試合中25試合) |
2014年 | 93.8%(32校中30校) | 54.8%(32試合中17試合1分) | 81.6%(49校中40校)(本命18) | 60.4%(48試合中29試合) |
2015年 | 90.6%(32校中29校) | 74.2%(31試合中23試合) | 73.5%(49校中36校)(本命21) | 68.8%(48試合中33試合) |
2016年 | 84.4%(32校中27校) | 58.1%(31試合中18試合) | 67.3%(49校中33校)(本命20) | 64.6%(48試合中31試合) |
2017年 | 90.6%(32校中29校) | 71.0%(33試合中22試合2分) | 69.4%(49校中34校)(本命18) | 68.8%(48試合中33試合) |
2018年 | 94.4%(36校中34校) | 82.9%(35試合中29試合) | 82.1%(56校中46校)(本命25) | 72.7%(55試合中40試合) |
2019年 | 84.4%(32校中27校) |
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