第88回センバツ大会 優勝候補は 敦賀気比・東邦・大阪桐蔭!!
ランク | 試合番号 | 勝利予想ー敗戦予想 | 予想コメント | 結果 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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1回戦 | 1日目第1試合 | 智弁学園4−0福井工大福井 | 打線に自信を持つ福井工大福井に対してエース村上を中心に今季公式戦は大阪桐蔭戦以外、3失点までに抑えている智弁学園の守りがどこまで機能するかが見所。福井は4年前の夏に開幕戦は経験済み。その時は常葉橘を破っている。投手力には不安があるので智弁学園は太田・村上の中心バッターが活躍して攻撃で勢いをつけると優位に立つ。 | ○
第2試合 | 常総学院2−6鹿児島実 | 優勝候補の一角に挙げられる常総学院に対し、夏春連続出場で投打にまとまる実力校・鹿児島実の食い下がりがポイント。常総学院は鈴木・樫村の投手陣が安定し打線も2年生4番の宮里を中心に機動力もあり得点力は高い。一方、鹿児島実も綿屋が注目のバッターで昨夏1勝して甲子園に慣れているところが優位。丸山ー谷村の継投で失点を抑えれば十分勝機が出てくる。 | *言い訳・鹿児島実・丸山投手が予想外の好投。初回の2失点で止め崩れなかったことが大きい。谷村投手との継投策も決まった。常総学院・鈴木投手は鹿児島実打線に中盤つかまり本来の投球が出来なかったことが敗因。初回の2得点でやや油断したか? ●
| 第3試合 | 滋賀学園9−5桐生第一 | 近畿大会で快進撃を見せ準優勝した滋賀学園はエース神村が安定し大阪桐蔭も3失点までに抑える実力を見せた。打線も4番・馬越に長打力があり、打線が繋がれば得点力はある。今大会注目のエース内池を擁しダークホースに位置する桐生第一はエースが抑え打線が犠打で得点圏に走者を送りタームリーを狙うオーソドックスな攻撃を得意とする。初陣の滋賀学園にミスが出ると一気に大量点を挙げるしたたかさもある。 | ○
| 2日目第1試合 | 小豆島1−2釜石 | 21世紀枠同士の対決。総合力では小豆島が優位に立つ。試合のポイントは釜石・エース岩間の踏ん張り。小豆島打線に大量得点を許さず粘投を心掛ければ好試合が期待できる。小豆島も打線に怖さは無いのでエース長谷川が香川県大会のような力投を見せ、打線も一点づつ積み重ねて加点し逃げ切りを図りたい。どちらが勝っても甲子園初勝利となる。 | *言い訳・釜石・岩間投手が予想外の好投。小豆島打線に7安打しか許さず最終回の1失点に抑えたのが勝因。21世紀枠同士の対決はやや貧打戦の様相も呈したが最後まで勝敗の行方が分からないクロスゲームだった。小豆島の最終回の粘りも称賛される。 ●
| 第2試合 | 明徳義塾1−7龍谷大平安 | 甲子園優勝経験がある名門校同士の注目の一戦。打線に自信を持つ龍谷大平安に対して、明徳義塾の中野投手を中心とする投手陣がどういった投球をするかが見所。ここしばらく初戦敗退が続いている平安は初戦にめっぽう強い明徳相手はやりにくさもある。まずは不安のある平安投手陣が序盤で崩れないことが前提。序盤で先行したい明徳は打線の奮起も必要。 | *言い訳・龍谷大平安の1−1に追いつかれた直後に出た2者連続ホームランが試合の流れを決めた。投げてはエース市岡が不安定だった序盤を1失点に止め、力のある直球で明徳打線をわずか6安打に抑えた。明徳義塾は投手陣が打ち込まれ得意のクロスゲームに持ち込めなかったのが敗因。 ●
| 第3試合 | 八戸学院光星6−2開星 | 八戸学院光星・桜井、開星・吉川と好投手の対戦となり投手戦になる可能性が高い。光星は東北大会は決勝で敗れたが県大会は制覇しており投打のバランスが取れ打線の活躍次第では上位進出が見込めるチーム。開星もやや小粒ながら同型のチームで投打のバランスは良い。ポイントは開星・吉川投手の出来。中盤まで接戦で行くようなら中軸に力のある開星打線の終盤の攻撃が生きてくる。 | ○
| 3日目第1試合 | 明石商3x−2日南学園 | 初陣ながら予選防御率0点台で注目のエース吉高と得点力が高い打線を持つ明石商はレベルが高い。犠打でランナーを得点圏に送るオーソドックスな攻撃を好むがこのプレッシャーに日南学園のエース森山が踏ん張り切れるかがカギ。日南学園は下位打線に課題があるので序盤で明石商にリードを許すと攻めが難しくなる。できれば先制点を挙げ逃げ切る体勢に持ち込みたいところだ。 | ○
| 第2試合 | 東邦6−0関東一 | 昨夏甲子園ベスト4の関東一と今大会優勝候補の一角に名を連ねる東邦というともに地区大会優勝校同士の強豪校対決。関東一は昨夏のオコエ選手のような超高校級はいないが、打線には力があり点の取り合いを制する戦い方を得意としている。投手陣はやや課題があるが継投策で失点を抑えたい。東邦はエースの藤嶋が先発するかは微妙だが打線の中心としてポイントゲッターにならないと勝機は訪れない。藤嶋選手の投打にわたる動向がポイント。 | ○
| 第3試合 | 木更津総合5−2札幌一 | こちらも関東・北海道地区の優勝校同士の好カード。木更津総合は2年連続出場でエースの早川もほぼ復活し総合力は高い。打線も足を絡めた攻撃が得意で得点力もある。札幌一もエース上出が安定し打線も明治神宮大会で関東一を7−4で破るなど得点力もある。初出場ながら昨年センバツ準優勝の東海大四と似たチームだ。ポイントは両チームエースの出来。間違いなく先取点を挙げた方がゲームの主導権を握り有利に試合を進めそうだ。 | ○
| 4日目第1試合 | 大阪桐蔭9−0土佐 | 総合力で大阪桐蔭が上回る。大阪桐蔭は久しぶりに近畿大会を制しエース高山と強力打線で今回も強力なチームを作ってきた。対する土佐は守備と攻撃力に課題がありエース尾崎の踏ん張りが必要。頭脳的投球が大阪桐蔭相手にはまれば面白いが序盤で攻略を許すようだと大差になってもおかしくない実力差がある。 | ○
| 第2試合 | 市和歌山0−6南陽工 | ともに地区予選の最後の試合で大敗を喫しているので、ともに弱点は抱えるが実力差はほとんどない。市和歌山は打線に得点力があり投手陣も赤羽・栗栖と揃い特にエースの赤羽は安定感もある。南陽工は割と選抜大会は好成績を残しており初戦を取れば波に乗る可能性がある。課題の投手陣は重富・藤本ともに強打の市和歌山を抑えきるだけの力はないので、大量失点を許さない粘りの投球を心掛けたい。 | *言い訳・予想外に南陽工・重冨投手が好投。逆に言えば市和歌山打線が打てなかった。市和歌山・赤羽投手は終盤までよく粘ったが最後は守備も乱れて万事休した。南陽工の積極的な姿勢が目立った試合。 ●
| 第3試合 | 秀岳館6−5花咲徳栄 | 九州チャンピオンの秀岳館と昨夏の甲子園ベスト8でエースの高橋が残った花咲徳栄という実力校同士の好カード。得点力の差でやや秀岳館に分があると思うが秀岳館はセンバツでまだ勝利が無くプレッシャーになることも予想される。焦点は花咲・エース高橋の投球と秀岳館打線の攻防。名将鍛冶舎監督の采配も楽しみで3,4点を争う接戦になると予想する。 | ○
| 5日目第1試合 | 東海大甲府1−5創志学園 | 注目の創志学園・エース高田と総合力の高い東海大甲府の対決。中国王者の創志学園は150キロのストレートを持つエース高田が大黒柱。やや調子に波があるのが気がかりだが好調時は攻略するのが難しい。東海大甲府は夏の甲子園経験者が残り多彩な攻撃が特長。投手陣も二本柱の松葉・菊地を擁しているが菊地の調子が気がかり。高田投手の好投で創志学園が甲子園初勝利を手にすることができるかが見所。 | *言い訳・東海大甲府は序盤、創志学園・高田投手からヒットを打っていたが度重なる併殺で逸機して高田投手を乗せてしまった。機動力に自信のあった創志学園は打撃もシャープで東海・先発松葉投手から5回に3連打などで4得点上げた攻撃が大きかった。投打のかみ合った創志学園会心のゲーム。 ●
| 第2試合 | 高松商7x−6いなべ総合 | (延長10回) 明治神宮大会を制した高松商が経験も含めてやや優位に立つが、いなべ総合も打撃には定評がありエース渡辺の力投によってはクロスゲームになる可能性もある。高松商はエース浦の好投と好機に畳み掛ける打線が持ち味。ただし神宮大会Vでマークがきつくなったのでチャレンジ精神を持って試合に当れるかがカギ。いなべ総合は初陣だが不安のあった投手陣が渡辺の成長によって安定してきている。どこまで食い下がれるか楽しみだ。 | ○
| 第3試合 | 海星3−2長田 | 好投手・園田を擁する長田と打線に力がある海星の打力の対決。園田投手は三振のとれる注目の好投手で被安打も少ない。海星打線を1,2失点に抑えることができると勝機が出てくる。長田は課題のある守備が足を引っ張らないことも肝心。海星はやや投手力に難があるが長田打線もそれほど得点力が無いので、序盤からリードを奪って逃げ切る安全な展開に持ち込みたい。 | ○
| 6日目第1試合 | 敦賀気比1−0青森山田 | 明治神宮大会準決勝の再現。この時は8−5で敦賀気比が勝っているが青森山田はエース堀岡が投げていない。敦賀気比・山崎投手も1回3分の2の投球とあまり参考にならない。打線の力はほぼ互角と見ているので両チームエースの投球がカギ。山崎投手は終盤のスタミナに不安があったが解消されたかどうか?堀岡投手は制球力の不安が顔を出さないかに注目。3,4点を争う接戦になると予想する。 | ○
| 2回戦 | 第2試合 | 鹿児島実1−4智弁学園 | 初戦で常総学院の好投手・鈴木を打ち込んだ鹿児島実打線と初戦完封勝ちの智弁学園エース村上の対決。鹿児島実は4番・綿屋が試合を決める働きをしており村上投手が4番相手にどういう投球をするかが注目点。初戦も10安打されておりランナーを背負っての粘投が必要となる。鹿児島実は今回も丸山ー谷村の継投を決めたい。 | *言い訳・智弁学園・村上投手はこの試合も打たれながらもなかなか得点を許さない粘りのピッチング。鹿実先発の谷村投手は投球に慣れた終盤に智弁打線に捕らえられた。鹿実は何故継投しなかったのか?疑問が残る。逆転勝ちの要因は崩れなかった村上投手の踏ん張りが大きい。 ●
| 第3試合 | 滋賀学園9−1釜石 | 初戦好投を見せた釜石・岩間投手だが、打線が当たっている滋賀学園相手に3,4失点までに抑え込めれば勝機が出てくる。直球のスピードは120キロ台ながら落ちるスライダーが初戦ではよく決まっていた。しかし滋賀学園は初戦11安打9得点。中盤まで接戦で行けば滋賀学園エース神村は終盤スタミナ切れを起こしていたのでやや打線が非力な釜石も付け込む隙があるかもしれない。 | ○
| 7日目第1試合 | 龍谷大平安2−0八戸学院光星 | 八戸学院光星・桜井投手と龍谷大平安打線の対決。2年前のセンバツでも2回戦で当たりこの時は8−2で平安が勝ちそのまま優勝している。桜井投手は初戦で追い込んでから真ん中に球が集まる甘さを見せていたので長打がある平安打線にはコントロールミスは厳禁。大量得点を許さずに接戦で中盤を迎えたい。初戦好投した市岡投手がこの試合も制球力を保てるかも勝敗の行方を左右する。 | ○
| 第2試合 | 東邦0−3明石商 | 総合力で東邦が上回る。が、明石商にも攻め手はある。立ち上がりに難のある東邦・藤嶋に対して初回に先制攻撃が決まれば面白い。先制点が入れば初戦被安打1の藤嶋投手に対してランナーが出ればバントで送りタイムリーを待ちたい。東邦は攻撃陣も初戦14安打6得点。明石商のエース吉高も甘い球は厳禁。東邦の長打も防ぎたい。明石商としては終盤までロースコアの接戦に持ち込めば勝機が出て来る。 | *言い訳・明石商のチーム一丸になっての気迫が東邦の好投手・藤嶋の投球を上回った。長打力で劣ると見られた明石商だったが、抜群の集中力でチャンスに中軸が長打で得点する効率の良い攻めで1点づつながら3点積み重ねた。対する東邦は明石商・吉高の気迫の投球の前に5安打無得点に抑えられた。投打のかみ合った明石商会心のゲーム。 ●
| 第3試合 | 大阪桐蔭1−4木更津総合 | 明治神宮大会準々決勝の再現。この時は5−2で大阪桐蔭が勝っている。関東勢最後の砦となった木更津総合は初戦で早川投手がまずまずの投球を見せた。打線も札幌一好投手の上出に手を焼きながら5得点と及第点のしぶとい攻めを見せた。対する大阪桐蔭も、高山投手は無得点に抑えたものの立ち上がりに課題が見え打線も下位打線の弱さが目立った。ポイントはやはり大阪桐蔭打線と早川投手の対決。チーム力はほとんど差が無いのでエースの出来がカギを握りそうだ。 | *言い訳・やはり実力伯仲のチームが2試合戦うと1勝1敗になるようだ。大阪桐蔭・高山投手自身はそんなに悪くなかったが3回に集中打で4失点。後手に回った打線はいい当たりが正面を突く不運や低めの速球と同じ軌道から落ちる変化球に引っかかりわずか5安打に抑えられた。3点リードを許した焦りも見えた。木更津総合は怪我から復帰した早川投手が札幌一戦よりも良い投球を見せ明治神宮大会のリベンジを果たした。 ●
| 8日目第1試合 | 秀岳館16−0南陽工 | 初戦6四死球ながら市和歌山を4安打完封した南陽工・重冨投手。一方、初戦を戦ったチームの中では打球に抜群の速さを見せた振りの鋭い秀岳館打線の対決に注目。初戦はつらつとしたプレーを見せた南陽工。中でも重冨投手の好投は全く予想できなかった(すみません)結果。打線に自信を持つ秀岳館相手に初戦同様にコーナーを突く投球ができるかが見所。実力的には秀岳館がやや上回るが、南陽工の勢いは侮れない。秀岳館も3投手の継投で失点はできるだけ防ぐ必要がある。重冨投手が好投すれば南陽工も十分チャンスがある。 | ○
| 第2試合 | 創志学園1−5高松商 | 今大会4試合目の地区大会優勝校同士の対戦。ポイントは創志学園・高田投手を初戦底力を見せた高松商打線が捕らえられるかどうか。高田投手は多彩な攻めを誇る東海大甲府を被安打7、1失点に抑える危なげない投球を見せた。初戦苦戦しながらも結局7得点を挙げている高松商打線は終盤に強さを見せる。創志学園は得意の機動力を駆使して終盤まで先行して逃げ切る展開にしたい。高松商は投手陣の踏ん張りもカギ。 | *言い訳・高松商打線が力を見せつけたゲーム。創志学園・高田投手は速球が走っていたもののコースが真ん中寄りになると高松商の打者に痛打を浴びた。特に満塁からの5番・美濃の走者一掃の長打が痛かった。初戦中盤に攻略された浦投手は丁寧に投げ、創志学園の足も封じて危なげない投球だった。高松商が明治神宮王者らしさを見せた試合。 ●
| 第3試合 | 敦賀気比1−2海星 | 5回目の出場でセンバツ初勝利を挙げた海星がそのまま勢いに乗れるかに注目。初戦の長田・園田投手に続いて敦賀気比・山崎という好投手と連続での対戦になる海星打線が3得点以上挙げられるかがカギとなる。山崎投手は立ち上げりさえ乗り切ればしり上がりの好投を見せるタイプ。敦賀気比としては初戦、青森山田・堀岡投手に抑えられた打線が早めに得点して楽に試合を進めたいところだ。 | *言い訳・敦賀気比打線が予想以上に不振だった。海星・春田投手の低めに集める好投もあったが飛球が多く打撃に工夫が見られなかった。山崎投手は投球の組み立てに疑問はあったが2失点は及第点。結局敦賀気比は、3番の林中以外は昨年のチームから育っていないような戦いぶりだった。 ●
| 準々決勝 | 9日目第1試合 | 滋賀学園0−6智弁学園 | 智弁学園・村上投手vs滋賀学園打線の対決。村上投手はある程度ヒットを打たれながらも得点をなかなか許さずゲームを作れる好投手。対する滋賀学園は打線が当たっており2試合連続して9得点をたたき出している。特に初戦で好投手・内池を攻略しており2点、3点まとめて取る集中打は侮れない。また、神村投手も体力を温存する投球ができるようになっており投球術の巧みさは健在。打ち合いになれば滋賀学園有利だが、接戦になれば終盤で智弁学園の粘りが発揮されそう。 | *言い訳・智弁学園が滋賀学園・神村投手の投球をよく研究しており序盤の2得点づつで優位に立った。智弁学園・村上投手は直球が走りコーナーワークも良く滋賀学園打線に元を絞らせない投球で2安打完封に抑えた。智弁学園の甲子園常連校らしいしたたかさが垣間見えた試合。 ●
| 第2試合 | 明石商1−2x龍谷大平安 | (延長12回) まさかの「近畿大会」になってしまったやぐらの上半分の組み合わせの二つ目も近畿大会ベスト4同士の対決。チームの特徴は全く異なり興味深い。龍谷大平安は荒れ球ながら球に力のある市岡投手が結果的に相手打線を抑えている印象。突然制球を乱す癖は顔を出しそうになっていて懸念材料。明石商・吉高投手は格上と見られた東邦を完封し実力のあるところを見せた。いろいろ見方があるがこの試合は吉高投手と平安打線の対決に注目。判で押したように走者をバントで送る明石商の確実性が平安の長打力を上回ると予想する。 | *言い訳・予想通り龍谷大平安・市岡投手の四死球でやや優位に立っていた明石商だが、平安の攻撃的バント守備の前に得意のバントが決まらずスクイズもはずされ自分たちのペースに持ち込めなかった。吉高投手は好投したが最後は龍谷大平安の打力が上回った。 ●
| 第3試合 | 秀岳館2x−1木更津総合 | 打線の鋭さを見せ付けて勝ち進んできた秀岳館が大阪桐蔭打線を1失点に抑え込んだ木更津総合・早川投手をどう攻めるかが見所。木更津は2番手の武田投手の先発もあり得る。3点勝負を予想。木更津が秀岳館投手陣から3点取るのは十分可能なので、秀岳館打線を3点までに抑えられるかが勝負の行方を握る。 | ○
| 第4試合 | 高松商17−8海星 | ともに打撃が看板で継投策で逃げ切る試合運びを得意とする同士の対戦。総合力は高松商に分がある。ポイントは高松商の先発投手。連投の浦投手か多田投手か?いずれにしても海星は先制点を挙げることが重要。高松商打線は当たってきているので海星投手陣は継投策で3,4点までに抑え込んで勝機を探りたい。 | ○
| 準決勝 | 10日目第1試合 | 智弁学園2x−1龍谷大平安 | 総合力は互角。決勝戦進出経験があるだけ龍谷大平安が有利とも思うが、ここまで安定したピッチングを披露している智弁学園・村上投手の投球術を評価したい。大会前は140キロを超える直球を投げるという事で話題にはなっていたが、大会に入ってからの投球では直球の威力も計算の上緩急やコーナーワークに長けている印象を受けた。予想では明石商ー龍谷大平安戦のようなロースコアの1点を争う展開になると思うが、エースの安定度で智弁学園と予想する。 | ○
| 第2試合 | 秀岳館2−4高松商 | (延長11回) 大会1,2を争う打撃力を持つチーム同士の対戦。秀岳館は木更津総合・早川投手に抑えられたものの最後は攻略し1番から9番まで気を抜けないバッターが揃っている。高松商も同様に長打力を秘めた選手がゴロゴロいる打線と言える。ポイントは投手陣の防御力。高松商はエース浦のふん張りが不可欠。秀岳館は登板した5投手のリレーで最少失点に抑える継投策を取ってくるだろう。いずれにしても6,7点を争う打撃戦となりそう。 | *言い訳・高松商・エース浦投手が緩いカーブを上手に使い秀岳館打線に集中打を許さなかった。結果10安打を浴びながら2失点に抑える粘投を見せたことが勝ちにつながった。両チームとも甘い球はすさまじい打球で打ち返すロースコアながらも打線のすごさは垣間見え、緊迫感がある好ゲームだった。 ●
| 決勝 | 11日目第1試合 | 智弁学園2x−1高松商 | (延長11回) ここまで一人で投げ抜いてきた智弁学園・村上投手の疲労度がカギ。4試合で失点2と、抜群の安定感を誇っている。得意の緩急とコントロールが生かせるようだと高松商と言えども3点以上取るのは難しそう。逆に疲労の影響が出るようだと長打もある高松商打線が捕らえそうだ。高松商・浦投手も疲労が心配されるが緩いカーブに活路を見出し智弁打線を3点ぐらいに抑えると締まった好試合になる。智弁学園が投手も含めた守備力で高松商を抑えられるかが焦点。一点を争う接戦を期待したい。 | *感想・決勝戦は締まった好ゲームになった。立ち上がりに智弁学園がノーアウト1,3塁のピンチをしのいでから予想した展開より、より投手戦の様相を呈した。投手が好投すれば強力打線もなかなか点を取れないことが再確認された。ゲーム中守備の好プレーあり好走塁ありの一点を争う緊迫した展開になったがともにピンチを幾度も守りきり延長戦となった。ここでこれまで抑えられていたピッチャーの村上がランナーを一塁に置き、浦投手のやや浮いた直球を捕らえサヨナラとなった。今日も安定した投球が崩れなかった智弁学園エース村上の力投が報われた試合。敗れた高松商も優勝しても不思議ではない好チームだった。 ○
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{ 組み合わせ・解説 }
組み合わせ
福井工大福井─┐ ┌──札幌第一 A:常総学院が投打の総合力で若干リード。初戦の鹿児島実は谷村投手と綿屋の打撃がカギ。
智弁学園 ━━┛┓ ┏┗━━木更津総合 智弁学園はエース村上の安定感、福井は看板の打線を活性化したい。
常総学院 ──┐┘智弁┓ ┌木更└┌──土 佐 B:部長がマークしている滋賀学園は同じく注目していた桐生第一と対戦。勝った方がベスト
鹿児島実 ━━┛ ┃ | ┗━━大阪桐蔭 8に進みそう。釜石ー小豆島の21世紀枠対決は打線が頑張った方が優位に立つ。
桐生第一 ──┐ |智弁┓ ┌秀岳┃ ┌──市和歌山 C:中堅実力校が揃った。明徳義塾はエース中野の出来がカギ。平安は打線で打ち勝つ展開に
滋賀学園 ━━┛┓滋賀┘ ┃ | ┗秀岳┌┗━━南陽工 したい。光星は今年もバランスが良い。開星・エース吉川は好調時は侮れない投球をする。
釜 石 ━━┓┘ ┃智 | ┗┏━━秀岳館 D:優勝候補・東邦は実力校・関東一が相手。打ち合いになれば関東一にも勝機。ダークホー
小豆島 ──┘ ┃弁 | └──花咲徳栄 ス明石商は総合力の日南学園。初陣を飾れれば2戦目に期待できる。
明徳義塾 ──┐ | ┃ ┌──東海大甲府 E:地区V校が3校入った死のグループ。大阪桐蔭が本命。打線が本物か見極めたい。土佐は
龍谷大平安━━┛┓ | ┃ ┌┗━━創志学園 食い下がれるか。木更津総合の投手力と札幌第一の攻撃力の対決は見もの。
八戸学院光星━┓┘平安┓ | ┃ ┏高松┗┏━━高松商 F:九州Vの秀岳館がややリード。初戦の花咲徳栄・高橋投手からいかに得点するかに注目。
開 星 ──┘ ┃平安┘ ┗高松┃ └──いなべ総合 南陽工ー市和歌山は実力伯仲。しかし2回戦の相手はどちらが来ても難敵となる。
明石商 ━━┓ | | ┏━━海 星 G:中国・四国のV校が2強。神宮大会優勝の高松商は総合力のいなべ総合相手に横綱相撲が
日南学園 ──┘┓明石┘ └海星┏└──長 田 できるか。打線に力はあるのでエース浦の立ち上がりがカギ。いなべ総合は不安のある投
東 邦 ━━┓┘ └┏━━敦賀気比 手陣の踏ん張りが必要。創志学園は力のある東海大甲府と当たりエース高田の力投が必要。
関東一 ──┘ └──青森山田 H:敦賀気比がリード。初戦は東北Vの青森山田。堀岡投手から何点取れるかで今後が占える。
長田はエース園田が打線が看板の海星相手に1,2失点に抑えて勝機を見つけたい。
**ベスト8予想**
常総学院(鹿児島実)滋賀学園(桐生第一)明徳義塾(八戸学院光星)東邦(明石商)大阪桐蔭(木更津総合)秀岳館(花咲徳栄)高松商(東海大甲府)敦賀気比(青森山田)
優勝候補三点予想 | 大阪桐蔭 | 東邦 | 敦賀気比
ダークホース三点予想 | 常総学院 | 秀岳館 | 東海大甲府
| だめ押し三点予想 | 八戸学院光星 | 木更津総合 | 高松商
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地区名 | 代表校 | コメント | 回数 | 投手力 | 守備力 | 攻撃力 | 総合力 | 初戦戦績 | メモ |
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21世紀 | 釜石 | 20年ぶり | 2回 | B | C | C | C | 1敗 | * |
小豆島 | 初 | B | B | C | B | * | |||
長田 | 初 | A | B | C | C | * | |||
北海道 | 札幌第一 | 初 | B | B | B | B | |||
東北 | 青森山田 | 11年ぶり | 2回 | B | A | B | B | 1敗 | |
八戸学院光星 | 3年連続 | 9回 | B+ | B | B+ | B+ | 4勝4敗 | 準優勝(84回) | |
関東 | 木更津総合 | 2年連続 | 3回 | A | A | B | B | 2勝 | ベスト4(43回) |
常総学院 | 2年連続 | 9回 | A | A | B+ | B+ | 5勝3敗 | 優勝(73回)準優勝(66回)ベスト8(87回) | |
桐生第一 | 2年ぶり | 5回 | B+ | B | B | B | 2勝2敗 | ベスト8(86・63回) | |
東海大甲府 | 25年ぶり | 5回 | B+ | A | B+ | B+ | 3勝1敗 | ベスト4(62・59回)ベスト8(60回) | |
花咲徳栄 | 3年ぶり | 4回 | A | B | B | B | 2勝1敗 | ベスト8(75回) | |
東京 | 関東一 | 2年ぶり | 6回 | B | B | B | B | 3勝2敗 | 準優勝(59回)ベスト4(84回) |
北信越 | 敦賀気比 | 2年連続 | 7回 | A | B | B+ | A | 4勝2敗 | 優勝(87回)ベスト8(78回) |
福井工大福井 | 12年ぶり | 4回 | C | B | B | B | 1勝2敗 | ベスト8(48回) | |
東海 | 東邦 | 11年ぶり | 28回 | A | B | A | A | 19勝8敗 | 優勝(61・18・16・11回)準優勝(60・15回)ベスト4(17・14・12回) ベスト8(77・45・43・35・33・13回) |
いなべ総合 | 初 | B | B | B | B | * | |||
近畿 | 大阪桐蔭 | 2年連続 | 8回 | A | B | A | A | 7勝 | 優勝(84回)ベスト4(87回)ベスト8(79・63回) |
滋賀学園 | 初 | A | A | B | B+ | ||||
龍谷大平安 | 4年連続 | 40回 | C | A | A | B+ | 21勝18敗 | 優勝(86回)ベスト4(46・33・13・7回) ベスト8(80・75・71・69回他8回) | |
明石商 | 初 | A | B | B | B+ | * | |||
智弁学園 | 2年ぶり | 10回 | A | B | B | B | 4勝5敗 | ベスト4(49回)ベスト8(48回) | |
市和歌山 | 11年ぶり | 5回 | B | B | B | B | 3勝1敗 | *準優勝(37回) | |
中国 | 創志学園 | 5年ぶり | 2回 | A | A | B | B+ | 1敗 | |
南陽工 | 7年ぶり | 5回 | C | B | C | B | 2勝2敗 | *ベスト8(81・50回) | |
開星 | 6年ぶり | 3回 | B | B | B | B | 1勝1敗 | ||
四国 | 高松商 | 20年ぶり | 26回 | B | B | B | B+ | 17勝8敗 | *優勝(32・1回)準優勝(33・2回)ベスト4(37・5回) ベスト8(62・53・31・29・17・6・3回) |
明徳義塾 | 2年ぶり | 16回 | B | A | B | B | 13勝2敗 | ベスト4(76・55回)ベスト8(86・74・72回) | |
土佐 | 3年ぶり | 8回 | B | C | C | C | 4勝3敗 | 準優勝(38回)ベスト4(36回)ベスト8(48回) | |
九州 | 秀岳館 | 13年ぶり | 2回 | B | A | A | B+ | 1敗 | |
海星 | 15年ぶり | 5回 | C | B | A | B | 4敗 | ||
鹿児島実 | 5年ぶり | 9回 | B | B | B+ | B | 7勝1敗 | 優勝(68回)ベスト8(83・63・62回) | |
日南学園 | 12年ぶり | 5回 | B | B | C | B | 3勝1敗 | ベスト8(71・67回) |
「A」は全国トップクラス「B」は全国上位クラス「C」は全国レベル「D」は弱点です。
[88回大会優勝校を探る!]
部長の分析によると「総合Aランク」は3チーム。ただ投攻守すべてに秀でているチームはなく、スケールの大きさでは大阪桐蔭が目立つ存在。エースの高山と打線はレベルが高いが、もろさも同居している。
昨年の優勝校で2連覇に挑戦する敦賀気比もエースの山崎は見るべきものがある。ただし打線に昨年ほどの迫力・得点力が無く、ねじ伏せるような強さは感じない。最後の一校は東邦。春に強い伝統は頼もしいが
なんといっても藤嶋次第というのも本当の所。中心打者としてはもちろんだが、投手として結果を出せれば優勝に近づきそうだ。
B+ランクは9校。明治神宮大会優勝の高松商は強さを感じさせないチームだが初戦を突破すれば期待できそう。久しぶりの出場なので一気に突っ走る可能性もあるが、神宮大会優勝で他校のマークが厳しくなったのも事実。
九州Vの秀岳館も投手陣が踏ん張れば走攻守はレベルが高いので一気に成長しそうな気配を感じさせる。鍛冶舎監督が解説席から移ったベンチでどんな采配を見せるかも注目。
関東準Vの常総学院は投攻守のバランスが良く、2枚エースが機能すれば上位に進出しそうだ。近畿の初出場2校も面白い存在。滋賀学園は2年生エースの神村が見かけより好投しそうで、好投手・吉高を擁する明石商
ともども初陣を飾れば勝ち進みそうな気配がある。一方打力では龍谷大平安、投手力では創志学園高田が注目される。近年甲子園を賑わしている八戸学院光星・東海大甲府は組み合わせ次第で上位進出が期待できる。
Bランクのなかで注目校は木更津総合・花咲徳栄・智弁学園の好投手を擁する3校。木更津総合は武田も好投手だがエース早川の復活がカギ。
札幌第一・関東一・青森山田の地区大会優勝校もそれぞれ弱点を抱えるが冬の間にどこまで解消されたか楽しみでもある。
「21世紀枠」の中では投手力の良い長田エース園田に注目。1−0、2−1ぐらいの試合が出来れば初戦突破もあり得る。県大会で高松商を下している小豆島も実力はある。ともに打線の援護が勝敗を分けそうだ。
個人的には選抜4連敗中の海星ほか青森山田・創志学園・秀岳館・釜石が初勝利を挙げることができるかに注目している。全般的には各地区優勝校の他は関東・近畿地区に有力校が多く、他地区は初戦で全滅しないように健闘を祈りたい。
年 | センバツ出場校予想 | センバツ大会勝敗予想 | 夏の大会出場校予想 | 夏の甲子園大会勝敗予想 |
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1998年 | 94.4%(36校中34校) | 82.9%(35試合中29試合) | 70.9%(55校中39校)(*本命22) | 66.7%(54試合中36試合) |
1999年 | 93.8%(32校中30校) | 54.8%(31試合中17試合) | 75.5%(49校中37校)(本命19) | 62.5%(48試合中30試合) |
2000年 | 90.6%(32校中29校) | 67.7%(31試合中21試合) | 69.4%(49校中34校)(本命18) | 66.7%(48試合中32試合) |
2001年 | 88.2%(34校中30校) | 63.6%(33試合中21試合) | 61.2%(49校中30校)(本命14) | 66.7%(48試合中32試合) |
2002年 | 87.5%(32校中28校) | 61.3%(31試合中19試合) | 61.2%(49校中30校)(本命20) | 77.1%(48試合中37試合) |
2003年 | 85.3%(34校中29校) | 63.6%(33試合中21試合) | 59.2%(49校中29校)(本命15) | 54.2%(48試合中26試合) |
2004年 | 87.5%(32校中28校) | 77.4%(31試合中24試合) | 73.5%(49校中36校)(本命9) | 72.9%(48試合中35試合) |
2005年 | 90.6%(32校中29校) | 61.3%(31試合中19試合) | 77.6%(49校中38校)(本命18) | 72.9%(48試合中35試合) |
2006年 | 93.8%(32校中30校) | 58.1%(31試合中18試合) | 75.5%(49校中37校)(本命17) | 58.3%(48試合中28試合) |
2007年 | 93.8%(32校中30校) | 58.1%(31試合中18試合) | 63.3%(49校中31校)(本命19) | 66.7%(48試合中32試合) |
2008年 | 91.7%(36校中33校) | 65.7%(35試合中23試合) | 70.9%(55校中39校)(本命*20) | 77.8%(54試合中42試合) |
2009年 | 90.6%(32校中29校) | 58.1%(31試合中18試合) | 69.4%(49校中34校)(本命19) | 75.0%(48試合中36試合) |
2010年 | 90.6%(32校中29校) | 67.7%(31試合中21試合) | 63.3%(49校中31校)(本命11) | 72.9%(48試合中35試合) |
2011年 | 96.9%(32校中31校) | 71.0%(31試合中22試合) | 61.2%(49校中30校)(本命18) | 68.8%(48試合中33試合) |
2012年 | 96.9%(32校中31校) | 71.0%(31試合中22試合) | 59.2%(49校中29校)(本命19) | 72.9%(48試合中35試合) |
2013年 | 91.7%(36校中33校) | 48.6%(35試合中17試合) | 69.4%(49校中34校)(本命16) | 52.1%(48試合中25試合) |
2014年 | 93.8%(32校中30校) | 54.8%(32試合中17試合1分) | 81.6%(49校中40校)(本命18) | 60.4%(48試合中29試合) |
2015年 | 90.6%(32校中29校) | 74.2%(31試合中23試合) | 73.5%(49校中36校)(本命21) | 68.8%(48試合中33試合) |
2016年 | 84.4%(32校中27校) | 58.1%(31試合中18試合) |
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