☆☆ 例年通りだと1月29日に出場校が決定します! ☆☆
組み合わせ抽選会は3月11日です。
21世紀 | 岩手 | 釜石 | 20年ぶり | 2回 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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香川 | 小豆島 | 初
兵庫 | 長田 | 初
| 北海道 | 札幌第一 | 初
| 東北 | 青森 | 青森山田 | 11年ぶり | 2回
| 青森 | 八戸学院光星 | 3年連続 | 9回
| 関東 | 千葉 | 木更津総合 | 2年連続 | 3回
| 茨城 | 常総学院 | 2年連続 | 9回
| 群馬 | 桐生第一 | 2年ぶり | 5回
| 山梨 | 東海大甲府 | 25年ぶり | 5回
| 埼玉 | 花咲徳栄 | 3年ぶり | 4回
| 東京 | 関東一 | 2年ぶり | 6回
| 北信越 | 福井 | 敦賀気比 | 2年連続 | 7回
| 福井 | 福井工大福井 | 12年ぶり | 4回
| 東海 | 愛知 | 東邦 | 11年ぶり | 28回
| 三重 | いなべ総合 | 初
| 近畿 | 大阪 | 大阪桐蔭 | 2年連続 | 8回
| 滋賀 | 滋賀学園 | 初
| 京都 | 龍谷大平安 | 4年連続 | 40回
| 兵庫 | 明石商 | 初
| 奈良 | 智弁学園 | 2年ぶり | 10回
| 和歌山 | 市和歌山 | 11年ぶり | 5回
| 中国 | 岡山 | 創志学園 | 5年ぶり | 2回
| 山口 | 南陽工 | 7年ぶり | 5回
| 島根 | 開星 | 6年ぶり | 3回
| 四国 | 香川 | 高松商 | 20年ぶり | 26回
| 高知 | 明徳義塾 | 2年ぶり | 16回
| 高知 | 土佐 | 3年ぶり | 8回
| 九州 | 熊本 | 秀岳館 | 13年ぶり | 2回
| 長崎 | 海星 | 15年ぶり | 5回
| 鹿児島 | 鹿児島実 | 5年ぶり | 9回
| 宮崎 | 日南学園 | 12年ぶり | 5回
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地区 | 北海道 | 東北 | 関東 | 東京 | 北信越 | 東海 | 近畿 | 中国 | 四国 | 九州 | 21世紀枠 |
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予想 | 北海道栄 | 盛岡大付 仙台育英 | 花咲徳栄 日本航空 | 帝京 東海大高輪台 | 佐久長聖 長野商 | 海星 三重 | 市和歌山 阪南大高 | 開星 金光学園 | 土佐 今治西 | 樟南 九産大九産 | 長野 出雲 |
補欠校 | 北海道栄 | 仙台育英 盛岡大付 | 日本航空 霞ケ浦 | 二松学舎大付 | 佐久長聖 日本文理 | 海星 三重 | 報徳学園 阪南大高 | 如水館 倉敷工 | 済美 新田 | 樟南 臼杵 | 宇治山田 八重山 |
的中 | ○ ー | △ △ | △ ● | ● | ○ ● | ○ ○ | ● ○ | ● ● | ● ● | ○ ● | ● ● |
選出の感想
「3校目」は長田・宇治山田・八重山の3校での決選投票の末、長田に決まりました。この3校の中では一番の進学校で文武両道かつ、東日本大震災関係の釜石が先に選出されているのでバランスを取ろうと考えた委員が多かったのかもしれません。また、好投手園田の存在もプラスになった可能性があります。ただ言えることはこの3校の中では長田が高野連としては一番出したい高校だったという事です。
補欠校は宇治山田・八重山の順番でした。札幌清田・上尾・長野・出雲が無印ということになります。前回補欠校地区だった長野・出雲の無印落選は意外な感じがします。
残念賞は報徳学園・二松学舎大付・済美・如水館です。特に報徳学園は準々決勝延長で負けたにもかかわらず、準々決勝コールド負けの市和歌山が選出されたのは割り切れないものが残るでしょう。
また、21世紀枠では八重山と出雲が例年なら十分選ばれる成績だったと思うので残念に思います。
それでは3月になったら、出場校の戦力分析をUPしたいと思います。それまでお元気で。
無責任に代表校32校はここだ!(昨年は32校中29校的中)→今年は32校中27校的中
ブロック | 出場確実 | 出場有力 | 補欠校1位予想 | 補欠校2位予想 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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21世紀=3 | 釜石 | 小豆島 | ( | ( | (北海道=1 | 札幌第一 | 北海道栄 | 東北=2 | 青森山田 | 八戸学院光星 | ( | ( | 関東=4 | 木更津総合 | 常総学院 | 東海大甲府 | 桐生第一 | 花咲徳栄↑ | ( | ( | 東京=1+1 | 関東一 | ( | ( | 北信越=2 | 敦賀気比 | 福井工大福井 | 佐久長聖 | ( | 東海=2 | 東邦 | いなべ総合 | 海星 | 三重
| 近畿=6 | 大阪桐蔭 | 滋賀学園 | 明石商 | 龍谷大平安 | ( | 智弁学園 | ( | 阪南大高
| 中国=2+1 | 創志学園 | 南陽工 | ( | ( | ( | 四国=2+1 | 高松商 | 明徳義塾 | ( | ( | ( | 九州=4 | 秀岳館 | 海星 | 日南学園 | 鹿児島実 | 樟南 | ( | |
この色は出場確実と予想した高校。 この色はボーダーラインと思える高校
ブロック | 優勝校 | 2位 | ベスト4 | ベスト8 |
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北海道=1 | 札幌第一 | 北海道栄 | 駒大苫小牧・札幌清田 | 白樺学園・函館工・北照・札幌日大 |
東北=2 | 青森山田 | 八戸学院光星 | 盛岡大付・一関学院 | 仙台育英・学法石川・東北・東陵 |
関東=4+ | 木更津総合 | 常総学院 | 東海大甲府・桐生第一 | 花咲徳栄・霞ケ浦・日本航空・浦和学院 |
東京=1+ | 関東一 | 二松学舎大付 | 帝京・東海大高輪台 | 佼成学園・城東・東亜学園・修徳 |
北信越=2 | 敦賀気比 | 福井工大福井 | 佐久長聖・長野商 | 高岡商・福井商・富山商・日本文理 |
東海=2 | 東邦 | いなべ総合 | 三重・海星 | 県岐阜商・大垣日大・掛川西・中京 |
近畿=6 | 大阪桐蔭 | 滋賀学園 | 明石商・龍谷大平安 | 報徳学園・阪南大高・智弁学園・市和歌山 |
中国=2+ | 創志学園 | 南陽工 | 開星・如水館 | 倉敷工・早鞆・金光学園・出雲 |
四国=2+1+ | 高松商 | 明徳義塾 | 済美・土佐 | 小豆島・新田・今治西・鳴門 |
九州=4 | 秀岳館 | 海星 | 日南学園・鹿児島実 | 樟南・八重山・九産大九産・臼杵 |
*関東・東京で6枠、中国・四国で6枠 明治神宮大会優勝地区=四国地区は神宮枠「1」がプラスされています。
代表候補 | 補欠校1位候補 | (補欠校2位候補) |
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札幌第一 | 北海道栄 | (駒大苫小牧) |
< 解説 >
優勝した札幌第一が順当に選出されそう。明治神宮大会でも予想に反して関東一との初戦に打ち勝つ健闘。続く高松商には敗れたが全国レベルの戦力であることを裏付けた。補欠校1位には準優勝の北海道栄が有力。決勝は1−2の惜敗だったが、やや力の差は感じた。前回・前々回と補欠校は一校だけの選出だったがもし選ばれるとすると補欠2位格は準決勝で敗れた2校のうち、駒大苫小牧が選出されるだろう。もう一校のベスト4札幌清田は21世紀枠に懸ける。他に北照・札幌日大などが戦力的に見るべきものがあり夏はマークしたい。
代表候補 | 代表候補 | 補欠校1位候補 | 補欠校2位候補 |
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青森山田 | 八戸学院光星 | 盛岡大付 | 仙台育英 |
< 解説 >
今回は昨年あった明治神宮枠が無くなり枠は「2」となった。優勝の青森山田は選出されると2009年の夏以来の甲子園となるので、丸6年間甲子園出場は無かったということ。東北地区大会は青森県3位校からの出場だったがエースの堀岡の成長とともに、決勝で下剋上を果たし久しぶりの甲子園復活を当確としている。
準優勝の八戸学院光星も青森県一位校として順当に勝ち進んだが、決勝で同県の青森山田に0−5と完敗したことから話はややこしくなった。
東北地区は伝統的に「代表校の選出県を譲り合う」事が多く、決勝戦が同県対決になった場合、多くの事例として2枠の場合「準優勝校は選出されていない」。(1997・1995年他)
以上を踏まえて予想すると、最近年の同県決勝だった2001年は例外的に同じ宮城県の仙台育英・東北がともに選出されている。この時は東北大会で県2位校の東北が優勝し(2−0)、県一位校だった仙台育英が東北大会準優勝だった。よって、今回とかなり近い条件であるという事と、近年は決勝進出校が実力さえあれば選出されるという気風に変化してきたと見ることも出来、八戸学院光星が2番目に選出されると予想する。
また、2001年は21世紀枠が始まった年で、その時は21世紀枠で安積(福島県)が選出されているのも見逃せない。今回の東北地区の21世紀枠地区推薦校の釜石(岩手県)が21世紀枠として選出されれば、間違いなく上記2校が当確と言って良いだろう。もし選出されなければ八戸学院光星は微妙な状態に陥る。
さて、もし「微妙な状態」になった時逆転選出されるとしたらどこのチームなのか考察してみる。
ベスト4の盛岡大付・一関学院に準々決勝敗退の仙台育英を加えての比較となりそう。このうち一関学院は当事者の八戸学院光星に0−8と7回コールド負けを喫しており圏外へ。県一位校の盛岡大付は青森山田に1−5、同じく県一位校の仙台育英は青森山田に3−4と惜敗している。スコア的には仙台育英に分があるが、過去の逆転選出はベスト4からだったことを踏まえると、好投手・井上を擁する盛岡大付がその地位に一番近いと予想する。
ただし今回の予想では青森県勢2校同時選出と考えているので、補欠1位は盛岡大付、補欠2位は仙台育英と予想する。仙台育英の大逆転選出も確率は低いが10〜20%ぐらいはあり得るだろう。
代表候補 | 代表候補 | 代表候補 | 代表候補 | 補欠校1位候補 | 補欠校2位候補 |
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木更津総合 | 常総学院 | 東海大甲府 | 桐生第一 | 花咲徳栄 | 日本航空 |
代表候補 | 代表候補 | 補欠校1位候補 | 補欠校2位候補 |
---|---|---|---|
関東一 | 二松学舎大付 | 帝京 | 東海大高輪台 |
< 解説 >
昨年2枠をゲットした東京地区。2年連続で2枠ゲットなるかに注目。優勝の関東一は夏の甲子園ベスト4進出でチーム作りが遅れる中、新エースの河合を中心とした投手陣が踏ん張り打線も得点力を発揮して、夏春連続出場を確実にした。続いて、関東地区との比較となる2番手は準優勝の二松学舎大付で確実。エースの大江が残り早稲田実・日大三と優勝候補を倒したが決勝で苦杯をなめた。
ただ、チーム力は優勝した関東一と比べても遜色なく、もし甲子園に出たとしても初戦は勝てそうな戦力だ。補欠校となる3番手は準決勝敗退の2校がいずれもコールド負けだったので、先に挙げた2校も含めての選考となりそう。東海大高輪台・帝京・日大三・早稲田実の中ではやや帝京・日大三が有利か。
次に関東地区ではベスト4進出の4校は特に欠点もなく順当に進出されそう。優勝の木更津総合はエース左腕・早川が健在で安定した試合運びが期待できる。準優勝の常総学院もエース左腕・鈴木に控えの樫村も成長し今回のチームはどちらかと言えば投手を含んだ守りに特長がある。ベスト4の東海大甲府は菊地・松葉の両投手が健在。打線が昨夏のような成長を見せればもう一回り強くなりそう。
もう一校のベスト4桐生第一は群馬2位校からの勝ち上がり。投打にまとまった総合力のチームだがセンバツで1勝するには投打に決め手が欲しいところ。
関東5番手はベスト8組の花咲徳栄・霞ヶ浦・日本航空・浦和学院に決勝戦を戦った2校に敗れた神奈川の2校横浜・桐光学園を含んだ中から選考されるだろう。
この中では花咲徳栄・日本航空・浦和学院が注目され、関東大会で1勝し、しかも地域性でかぶらない花咲徳栄が5番手として浮上しそう。好投手・片岡を擁する日本航空も可能性はあるが、同じ山梨県の東海大甲府が当確なのがマイナスポイントとして働きそう。
さて、関東・東京の6校目は関東5番手の花咲徳栄と東京2番手の二松学舎大付の比較となるだろう。
この2校では投打に二松学舎大付が上回り、実力重視という流れになれば二松学舎大付が2年連続で出場を決めそう。ところが問題は、昨年当の二松学舎大付が6枠目を射止めているという事実。昨年の中国四国の5校目の選考で米子北が選出されたことがあったので地域性で花咲徳栄が選出される可能性も捨てきれない。なお、話はそれるがその場合21世紀枠で同じ埼玉県の上尾が代表校に選出されると花咲徳栄には逆風となるだろう。
なんといっても二松学舎大付は秋の都大会3連続準優勝中。一昨年は横浜に選考で競い負け昨年は東海大甲府に競い勝った。3度目になる今回も実力では優位に立ち、過去2年連続で東京が2枠を取ったこともあるので可能性は十分あると予想する。
代表候補 | 代表候補 | 補欠校1位候補 | 補欠校2位候補 |
---|---|---|---|
敦賀気比 | 福井工大福井 | 佐久長聖 | 長野商 |
< 解説 >
余談だが、今年の北信越地区と東北地区は良く似た結果となった。ともに決勝は同県対決。準決勝での敗退校も別の同じ県勢。具体的には東北は青森県勢2校が決勝に進み、岩手県勢2校が準決勝敗退。北信越では福井県勢が決勝へ。長野県勢が準決勝敗退と明暗が分かれた。話はこれで終わらない。それぞれの21世紀枠地区推薦校が東北は岩手県の釜石。北信越は長野と両地区とも準決勝敗退の県から偶然推薦されているという奇跡的な状態になっている。もちろん21世紀枠と一般枠は別の選考委員が吟味するのだが、発表が早い21世紀枠の結果が一般枠の選考に影響をきたさないとは断言できないだろう。余談はここまで。
さて、北信越は優勝した敦賀気比は大黒柱だったエースの平沼は卒業だが、甲子園で投げた山崎がエースとなりセンバツ優勝の前チームにそれほど見劣りがしないチームとなっている。打線のつながりが今一つだがここが改善されると甲子園でも活躍しそう。
準優勝の福井工大福井は伝統的に強打のチームを作ってくるが今回も投手力に課題がある強打のチーム。県大会、北信越大会といずれも敦賀気比に0−8、1−6と連敗しての福井県2位校という事が選考をややこしくしている。
準決勝で 敦賀気比に3−7で敗れた佐久長聖が比較対象となりそう。ここは逆に投手力が安定し打線が非力といえそうなチーム。しかし佐久長聖が長野県大会決勝で敗れた2−7長野商に福井工大福井は11−6と準決勝で打ち勝っているので、理論的には福井工大福井に利がある。北信越地区は東北地区と違って同県2校代表もいとわない伝統があるので、福井工大福井が順当に選考されると予想する。ただし、21世紀枠で長野が選考もれした場合は議論白熱となるだろう。
補欠2位はもう一校のベスト4長野商と高岡商の比較となるが2勝している長野商がやや有利か。
代表候補 | 代表候補 | 補欠校1位候補 | 補欠校2位候補 |
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東邦 | いなべ総合 | 海星 | 三重 |
< 解説 >
東海地区も決勝進出の2校が秀でておりこの2校で問題なさそう。優勝の東邦は投打に注目の藤嶋が大黒柱のチーム。ポテンシャルは高く甲子園でも優勝候補の一角に名を連ねそう。準優勝のいなべ総合は昨年のセンバツでは惜しくも補欠校。今回は三重県3位校からの勝ち進みでセンバツを当確とした。
補欠1位はベスト4入りの三重県勢2校の比較となり三重県1位校の海星がやや有利。重箱の隅をつつけば、いなべ総合は三重県大会で4−5と海星に敗れているので、海星が逆転選出される可能性もなくはない。(15%ぐらいか?)しかし昨年度も補欠校のチームを折角決勝まで勝ち進んだ今年も落とすのは「鬼」と言える。三重県の3チームとも実力伯仲でともに投手力に課題があるのが惜しいところ。補欠2位は三重県2位校の三重になりそう。今回の東海大会は静岡県勢が全て初戦敗退で三重県勢がベスト4中3チームを占めるという極端な結果となった。
代表候補 | 代表候補 | 代表候補 | 代表候補 | 代表候補 | 代表候補 | 補欠校1位候補 | 補欠校2位候補 |
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大阪桐蔭 | 滋賀学園 | 明石商 | 龍谷大平安 | 報徳学園 | 智弁学園 | 市和歌山 | 阪南大高 |
< 解説 >
今年も6校選出される近畿地区。準決勝進出の4校はコールド負けの龍谷大平安を含めてほぼ確実。優勝した大阪桐蔭は12年ぶりの優勝と聞くとビックリするが事実。藤浪・森らがいたチームは秋の近畿大会では優勝しておらず、今年のチームも彼らにに匹敵するような潜在能力があり、特にエースの高山の投球が甲子園ではカギを握る。準優勝の滋賀学園は無印からの快進撃を見せた。エースの神村が非常に安定感ある投球を見せ、打撃のチームながら一気に総合力がUPした。
ベスト4の明石商は昨夏の決勝敗退から勢いを保って甲子園初出場を確実にした。投打にまとまったチームで選手個々も力がある。龍谷大平安は準決勝でエースの市岡が崩れ制球を乱し大量点を失ってコールド負けを喫したが打線には力がある。甲子園を汚名返上成るか。
5校目はベスト8の残りの4校報徳学園・阪南大高・市和歌山・智弁学園の比較となる。
5番手として有力なのは準優勝した滋賀学園に延長で0−1と接戦を演じながら惜敗した報徳学園が選ばれそう。好投手の主島もおり兵庫県2校目となるが問題はないだろう。場合によっては龍谷大平安より先に選出される可能性もある。
最後の6番手は智弁学園・市和歌山の争いだが地域性と戦績も含めて智弁学園が滑り込みそう。準々決勝コールド負けの2校市和歌山・阪南大高は補欠校に回りそうだ。よって和歌山県勢は選出0となることが予想される。また、補欠2位校には北大津が入ってくる可能性もある。
代表候補 | 代表候補 | 代表候補 | 補欠校1位候補 | 補欠校2位候補 |
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創志学園 | 南陽工 | 如水館 | 開星 | 金光学園 |
代表候補 | 代表候補 | 代表候補 | 補欠校1位候補 | 補欠校2位候補 |
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高松商 | 明徳義塾 | 済美 | 土佐 | 今治西 |
< 解説 >
まずは中国地区。今回は9地区の中でここ中国四国が一番難しい。確実なのは優勝の創志学園のみ。エースの高田は全国レベルにあり、打線に力強さが出てくれば甲子園初勝利も狙える潜在能力があるチーム。2枠目は3つのストーリーがある。順当なのはストーリー@準優勝の南陽工の選出。山口県3位校から勝ち進み、投手力にやや不安があるが打線が良く打ち決勝に進出。しかしここで創志学園に1−12と大敗したのが問題視される可能性を残した。
ストーリーAはベスト4の開星が浮上するというもの。ここも創志学園に0−5と完封負けしているので、戦績で南陽工を上回ると言えるかは判断が分かれるところ。 エースの吉川は速球派だが、もう少し安定感が欲しい。昨年の選考委員の「山陰勢出したい」発言は追い風になるが本音は「山陰の公立校」(米子北は私立校)だと思うので微妙な立ち位置のままだ。
ストーリーBは準決勝で直接南陽工に敗れている如水館を逆転現象で選出するわけにはいかないので、優勝した創志学園に一番善戦している宇部商を選出するというもの。初戦で4−6だが宇部商が県一位校なら可能性はあるが県二位校。さすがに2枠を「優勝校+初戦敗退校」のコンビニには出来ないだろう。
そうするとやはり2番手は南陽工が一番しっくりくる気がする。
さて、四国地区との比較対象となる3番手は南陽工が2番手で選出されると俄然如水館にスポットライトが当たる。継投策の投手陣に犠打・盗塁でコツコツと得点するオーソドックスなチームだがやや迫力には欠ける。南陽工とのスコアも3−6とまずまず。安定感で開星をわずかに上回ると思うが昨年の再現を願って山陰枠ともいえる開星を3枠目にする可能性も捨てきれない。以下補欠2位は宇部商・金光学園・早鞆の争いか。
四国地区は明治神宮枠が入って「3枠+0.5」となった。優勝の高松商は近年四国大会までは来るもののなかなか選考レベルまで勝ち残れずに低迷していたがここにきて明治神宮大会でも優勝してこれまでのうっ憤を大いに晴らした感じ。客観的に見るとそれほど強さを感じさせないチームだがエースの浦と打線がうまく噛み合い頂点に立った。
準優勝の明徳義塾は昨年まさかの「山陰枠」で中国地区の米子北との比較で戦力は評価されながら落とされ残念な結果となった。余談だが先の発言は元星稜監督の山下氏のもので、それで明徳義塾が落とされたことから奇しくも松井事件を思い出してしまったものである。
話を戻して今回は明徳義塾はやや打力に不安はあるが選出は当確。神宮枠の3枠目は準決勝進出の土佐・済美に愛媛一位校の今治西を加えた比較か。 一番有力なのは済美。高松商に5−6と惜敗しており、地域性でも優位に立つ。近年の不祥事は制裁期間を無事に過ぎているので問題なしと見た。もう一方のベスト4土佐は準決勝3−4で同県の明徳義塾に延長10回サヨナラ負け。地域性で済美に比べて高知県2校目となり不利である。今治西も7−9高松商と善戦していること、愛媛県一位校という事から補欠校には滑り込む可能性がある。
中国地区との比較は如水館・土佐の比較となると予想。ともに小気味よい試合運びの好チームで戦力的には甲乙つけがたい印象。昨年中国地区に枠を譲った因縁もあるので今年は四国と考えたいが、そうすると中国2四国4というバランスになるので、例年通り「暗黙の了解」という地域バランス重視で如水館が選出されると予想する。にもかかわらず土佐が選出されると高野連の土佐の評価は驚愕するべきものとなる。補欠2位は小豆島・今治西・鳴門の県一位校の比較になりそう。
代表候補 | 代表候補 | 代表候補 | 代表候補 | 補欠校1位候補 | 補欠校2位候補 |
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秀岳館 | 海星 | 日南学園 | 鹿児島実 | 樟南 | 九産大九産 |
< 解説 >
今回も例年通り4枠。優勝した秀岳館は鍛冶舎監督の就任以来、注目していたがついに結果を出した。エースの有村とつなぐ打線のバランスが良くまだまだ成長が期待できるチーム。準優勝の海星もここ3年間投打にレベルの高いチームを作っていたが、おととしの夏以来の甲子園が確実。打線には力があるので投手力の整備が望まれる。ベスト4の日南学園は小柄なエース左腕・森山の力投が光った。もう一つのベスト4鹿児島実も有力。丸山・谷村と投手力が安定し準優勝の海星にも5−6の惜敗だった。
以上のベスト44校が有力で逆転は難しそう。補欠校はベスト8の樟南が一歩リードで八重山ほか県一位校が続く。準々決勝コールド負けの九産大九産・臼杵では注目の梅野投手のいる九産大九産がやや上回るか。初戦敗退ながら優勝した秀岳館に2−4と善戦した明豊の浮上も有りうる。
*加筆訂正*21世紀枠の予想で八重山の選出を予想しましたので、補欠2位校を九産大九産に訂正します。(2016,1,25)
[ 21世紀枠 ]
東日本代表候補 | 西日本代表候補 | 第3代表候補 | 補欠校1位候補 | 補欠校2位候補 |
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釜石 | 小豆島 | 八重山 | 長野 | 出雲 |
< 解説 >
21世紀枠も16年目。今年も例年同様3校の選出。前回は3校中、豊橋工を外し2校しかあてることが出来ず、補欠校2校も大外れで不本意な結果に終わった。
さて、今年の21世紀枠選出のトレンドとしては昨年の松山東が待望の1勝を上げてくれたことから昨年に続いて「甲子園で勝てるチーム」を念頭に選出してくるとみている。
今回も選出の順番として、東日本5校から1校、西日本4校から1校。残りの7校から1校、計3校選出される。順番に予想してみたい。
まずは「東日本ブロック」(北海道・東北・関東・北信越・東海)候補校は札幌清田・釜石・上尾・長野・宇治山田の5校。まず過去の実績を復習してみる。地区推薦校になるのは全て初めて。全て公立校。県推薦は長野が2回目。あとの4校は初の県推薦校。甲子園経験は釜石・上尾・長野・宇治山田の4校があり釜石の19年前以外は30年以上前の最終出場となっている。札幌清田は甲子園出場が無い。
次に地区大会の成績では札幌清田は北海道大会ベスト4(2勝)。釜石は東北大会初戦敗退(0勝)上尾・長野・宇治山田は地区大会には出場していない。長野は県ベスト4、上尾・宇治山田は県ベスト8。まとめると
実績では特筆するチームは無いが、札幌清田が一番上位と見ることも出来る。次いで地区大会出場の釜石が半歩リード。
以上外的要因(客観的要因)では、北海道大会を地区大会と見るか県大会と同レベルと見るかで評価は違うが札幌清田・釜石がややリード。
次に主観的予想をしてみると「文武両道」では長野が現東大野球部員の活躍などもあり一歩リード。宇治山田・釜石・上尾などが続く。札幌清田もほとんど差がなく続く。甲子園出場にあと一歩さ加減では部長の主観では上尾・長野に分がある。
困難克服では東日本大震災の被災地である釜石にアピールポイントがありそう。
近年注目されている「話題性」では第1回全国中等学校優勝野球大会の出場校宇治山田が選ばれれば100年ぶりの甲子園出場という事でアピールしそう。
「マークすべきチーム」。昨年の豊橋工はここでチェックしたのだが、最終的に予想候補に入れなかったが今年はどうか?今年から「豊橋工チェック」と名づけるが、内容は下馬評を覆して地区推薦枠となりそのまま代表校に選出される可能性を持つチーム。今回は上尾が怪しい存在。この該当校は、実際選出されるまで「選出理由」が予想もつかないため、分析のしようがないのがつらいところだ。
上尾は関東大会出場校だった千葉明徳や地区推薦された経験のある日立一を退けて関東地区の推薦校になったいるだけに、不気味な存在である。
以上を元に考えると、第一回目の投票で上位に残りそうなのはかなり混戦模様ながら釜石がわずかにリードか?ここ2年間東北地区は選出されていないこともアドバンテージになりそう。上尾はあっと驚く逆転選出もあるが、スルーもありえる。札幌清田・長野・宇治山田は地区としての選出回数が少ない(北海道・北信越3、東海2)ので今回はバランス感覚が働き昨年の東海地区のように推薦される可能性もある。
釜石は最後の甲子園出場から20年未満でここがネックではあるが、戦績・困難克服で他の4校をほんとにわずかにリードしていると見た。
続いて「西日本ブロック」(近畿・中国・四国・九州)候補校は長田・出雲・小豆島・八重山。今回も西の4校の方が戦績上位校が多い。甲子園経験は4校ともなし。
東日本と同様に過去の実績を調べてみると21世紀枠の地区推薦もすべて初めて。県推薦は出雲が3回目で小豆島2回目。長田・八重山は初の県推薦。
次に地区大会の成績では出雲・小豆島・八重山が地区大会へ出場。出雲・八重山は1勝を挙げている。小豆島は初戦敗退。長田は地区大会に出場していない。兵庫県大会ベスト8。なお、小豆島・八重山は県大会で優勝している。よって戦績では八重山・出雲・小豆島が一歩リード。
主観的要因の文武両道では長田・出雲が県を代表する進学校。
甲子園に後一歩さ加減では八重山に勢いがありそう。ただ昨年の豊橋工は好投手の森の存在が後押しになったようだが、長田の園田投手も注目されている。
困難克服では離島の小豆島・八重山と阪神淡路大震災の被災地である長田が該当しそう。
「話題性」では選出されれば部員の少ない小豆島が、県大会で明治神宮大会優勝の高松商に勝利していることから注目される可能性がある。「マークすべきチーム」=「(西日本は)益田翔陽チェック」は近畿大会出場校を退けて推薦された長田と島根県の出雲。過去に地区推薦されると島根県勢は大東を除いて補欠校以上になっているのは見えざる力のチェックが必要だ
以上を基に考えると今回はどこが選ばれてもおかしくないぐらい粒ぞろいだが小豆島がマイナスポイントが無くオールラウンドに支持を集めもっとも有力と思われる。2番手は八重山・出雲。戦力では八重山だが、島根ブランドの出雲も今回は地区大会で1勝しており侮れない。長田は東日本で釜石が選出されると「同じ被災地に差はつけられない」というバランス感覚が働き浮上する可能性もある。
さて、残りの1校の選出は昨年は7校すべてのうちから選出されたが、過去はそれぞれのブロックで競り負けた2校づつの比較検討となっていた。今回はどちらのやり方になるがわからないが7校にそれほど差が無いので7校すべてから投票で選出するのではないかと予想する。昨年の桐蔭の選出を見ると、「高野連として最も出したい」チームが選出される可能性が高い。残った7校のうちそれぞれ最終投票に残る候補は宇治山田・長野と八重山・出雲あたりか。この4校の中ではおそらく話題性の宇治山田と実力の八重山が有力視されるが前年補欠校地区の長野・出雲も可能性は十分ある。理論的に説明できないが勘も含めて八重山が一般枠に沖縄県勢不在という事も含めて「実力の高いチームを最も出したい」と考えると、八重山が3枠目に滑り込むと予想する。補欠校は長野・出雲(特に根拠なし)。また、札幌清田・上尾・長田のうちどこかが「最も出したい高校」に該当していたら十分チャンスはあるが今は読めない。
地区 | 北海道 | 東北 | 関東・東京 | 北信越 | 東海 | 近畿 | 中国 | 四国 | 九州
推薦校 | 札幌清田 | 釜石 | 上尾 | 長野 | 宇治山田 | 長田 | 出雲 | 小豆島 | 八重山
| 部長本命予想 | 旭川東 | 釜石 | 日立一 | 長野 | 宇治山田 | 長田 | 出雲 | 小豆島 | 小倉
| 的中か | ▲大穴 | ◎本命 | △対抗 | ◎本命 | ◎本命 | ◎本命 | ◎本命 | ◎本命 | ▲大穴
| |
---|
◎本命予想 △対抗予想 ▲大穴予想 ×ハズレ
< 解説 >
予定通り、12月11日(金)午後3時ごろ21世紀枠候補校(地区推薦校)9校が発表になりました。(高野連HP)今回は、この中から3校が来年21世紀枠として選出されるわけです。予想としては、本命が6校、対抗1校、穴2校がという結果になりました。顔ぶれを見ての感想としては「すごく順当」な、そしてやや戦績重視の推薦という印象です。
今回のキーワードは「関東・北信越地区は2回目の地区推薦はない?!!」です。以下地区ごとに見ていきましょう。
「北海道」は公立校の札幌清田となりました。道大会ベスト4で大会2勝は公立校では一番上位の成績です。4年前の札幌新川がベスト4ながら推薦されなかったことから、「歴史の浅さがネックか?」と思いましたが他校と比べても戦績では最上位なので順当な推薦と言えるでしょう。旭川東は次回期待です。
「東北」は本命の釜石が推薦されました。秋田も十分21世紀枠っぽいチームでしたが、最後に2003年に甲子園に出場しているのがどう評価されたかです。小高工・新庄北は選ばれませんでした。
「関東・東京」は関東地区大会出場校の千葉明徳ではなく、以前地区推薦された日立一でもなく埼玉県から初の推薦校となる県立の上尾になりました。考えてみればこのパターン昨年の富岡と似ています。日立一は次回は関東大会出場が最低条件になりそうですね。
「北信越」は混戦模様でしたが、本命の長野が推薦されました。ここも以前地区推薦された五泉は推薦されませんでした。
「東海」は東海地区大会進出校の栄徳を抑えて宇治山田になりました。数年前の東海地区なら間違いなく「栄徳」だったと思いますが、昨年の豊橋工あたりから推薦が「常識」に近くなってきたように感じます。
「近畿」は本命の長田が推薦されました。ここも近畿大会進出の平城・阪南大高を抑えての推薦です。兵庫県は一般枠で既に明石商が当確、報徳学園も有力となっていますが、21世紀枠も含めての同一県3校選出は可能なので、その線に沿ったチャレンジ選出と言えます。また、地元が3校になるのは営業面でも有利になると考えてもおかしくありません。以前、震災枠で洲本をねじ込んできた?兵庫県ですので同じ震災関連と思える長田は強力に推してくるのでは?という予想が当たったのかもしれません。
「中国」は本命の出雲となりました。こちらも中国地区大会で1勝と戦績は最上位校です。元地区推薦校の米子西の県5回目の推薦も「島根ブランド」にかないませんでした。ただしかなり良い条件がそろっている出雲ですが、今回の西日本勢は有力校揃いのため選出されるかは予断を許しません。
「四国」は大本命小豆島でした。4校中唯一の四国地区大会進出校なのでこちらも戦績最上位校です。今回の9校の地区推薦校の中でも有力校だと思います。
「九州」は大穴・八重山でした。本文中で「離島ポイントは難しい」と失礼なことを書きましたが、沖縄本島から400kmの離島のハンディはスーパー離島として、他の有力校だった小倉・臼杵を抑えたと思われます。また、戦績も推定される戦力も九州各県の推薦校中最上位と言って良いチームと思われます。
「まとめ」今回もアッと驚く推薦校はなく、関東を除いては実力重視の推薦校が揃った印象です。これは「たまたま」ではなく近年の不文律といえるほど、9地区足並みを揃えつつあります。
また、これも昨年から注目していた「元地区推薦校」は米子西・五泉・日立一の落選という非常にわかりやすい結果になりました。
結果本命的中6勝3敗というのは、例年並みの結果でした。21世紀枠の地区推薦校の予想の醍醐味は、最初各県の推薦校を観た時点ではまったく予想がつかないものの、いろいろ研究していくとある程度予想が絞り込めるようになり、結果半数近くは的中できるようになることです。物事、勉強・考察を続けていると少しはその道の事が詳しくなるようです。でもマイナーな趣味だと思います。
なお、以前高野連から発表された、第75回センバツ高校野球大会21世紀枠選考基準は以下の3点です。これがそのまま適用されていると思います。
1,秋季都道府県大会ベスト8以上
2,他校及びその地域に野球部の活動がよい影響を与えた学校
3,過去の甲子園大会に出場経験のない学校もしくは30年以上出場のない学校
第78回センバツより、21世紀枠の都道府県推薦校の選出基準1の「ベスト8」を「ベスト16」参加校数128校以上の次の都道府県に関しては「ベスト32」以上に変更した模様(北海道、埼玉、千葉、神奈川、東京、愛知、大阪、兵庫、福岡)
恒例のマイナーな企画。こんなこと予想している人は他にいるのかな?
各都道府県・推薦校は以下の通りです。
*北海道*
北海道は未定ですので、便宜的にベスト16進出校を挙げておきます。
札幌第一 ・北海道栄・札幌清田(市立)・駒大苫小牧・白樺学園・函館工(道立)・北照・札幌日大
・旭川西(道立)・滝川西(市立)・札幌光星・北見北斗(道立)・帯広工(道立)・函館大柏陵・武修館・旭川東(道立)
21世紀枠候補・本命 | 21世紀枠候補・対抗 | 21世紀枠候補・大穴 |
---|---|---|
旭川東 | 函館工 | 札幌清田 |
< 解説 >
* 21世紀枠 *
近年は公立校を推薦するようになりつつある北海道地区。ここ2年ほど補欠校にも引っかからず今年は有力校を送り込みたいところだ。
順当に公立校が選ばれるとすると札幌清田・函館工・が有力。またベスト16ながら北見北斗・帯広工・滝川西・旭川西・旭川東も可能性がある。
この中ではベスト4入りの札幌清田は戦績で地区推薦を勝ち取る可能性もあるが創立40周年ほどという歴史とこれまでの野球部の実績も含めて考慮すると最有力とは言えない。
ベスト8の函館工は創立90周年を超える伝統校。夏4回、春1回の甲子園出場があり最後の出場は1963年の夏なので50年を越えるブランクとなっている。
ベスト16の中ではスタルヒンの母校にあたる旭川東が注目される。1903年の創立以来110年以上の歴史があり意外にも甲子園出場はない。他の道立高校である北見北斗・帯広工・旭川西などもやや決め手には欠けるがノーチャンスではない。ただし北見北斗は昨年北見工が推薦されている事、旭川西は同郷の旭川東に物語性があることから今回は難しいと考える。帯広工は1981年夏に甲子園出場があるのがマイナス要因か。
私立校は甲子園常連校が並んでいるが近年上位常連の札幌日大の復活にわずかに可能性があるかどうか。
今回は飛び抜けた候補に欠け選考が難しくなると予想するが旧制旭川中学を祖とする旭川東と函館工の一騎打ちと予想する。
各都道府県・推薦校は以下の通りです。<11月22日県推薦校確定>
*東北*
県立青森北(青森)県立釜石(岩手)県立秋田(秋田)県立新庄北(山形)県石巻(宮城)県立小高工(福島)
21世紀・本命 | 21世紀・対抗 | 21世紀・大穴 |
---|---|---|
釜石 | 小高工 | 秋田 |
< 解説 >
* 21世紀枠 *
21世紀枠の名門東北地区。ここ2年推薦校が選ばれていないがその前は5年連続で21世紀枠代表校を輩出している。例年東北地区大会に進出した高校が選出されているが(例外・いわき海星)、今回の進出校は秋田・釜石の2チーム。ともに初戦敗退している。今回の6校の中では小高工のみ甲子園経験がない。
小高工は23年、19年度に続いて3回目の県推薦。他の5校は初の県推薦となっている。
青森北は夏2回、春1回の甲子園出場経験を持つ1941年創立の旧制中学(青森第一中学)を前進とする県立校。普通科とスポーツ科学科を有する。最後の甲子園は1983年の春。
秋田は1873年創立の秋田県を代表する進学校であり県立校。甲子園は夏19回春5回の出場を誇る。最後は2003年の夏。
釜石は2008年に釜石南と釜石北が統合された県立校で釜石南時代から換算すると1914年創立で、昨年で100周年を迎えでいる。普通科と理数科があり甲子園は1996年の春に釜石南として出場している。
新庄北は1900年に山形中学の分校として開校。110年を越える歴史がある。甲子園は夏2回の出場経験があり最後は1959年となっている。
石巻は1923年に旧制石巻中学として創立。90年を越える歴史がある。東北大学に二けた入学者がいる進学校でもある。甲子園は1948年の夏に一度だけ出場経験がある。
小高工は昭和38年開校の工業系4学科を有する工業高校。東日本大震災で被災し、福島原発のため同地区が避難地域になっているので仮設校舎での授業や、近隣の工業高校へ出向いての授業で対応している。
総合的に見てみると東北地区大会に進出している2校のうち被災地でもある釜石が有力。秋田も推薦用件は十分満たしているが2003年に甲子園の土を踏んでいることがネックになりそう。ほかに3回目の県推薦の小高工もあの「いわき海星」と同じ福島県の高校で被災地でもあることから釜石を抑えての地区推薦を勝ち取る可能性も否定できない。
その他では甲子園出場からのフランクが長い石巻・新庄北も注目されるが、石巻は過去石巻工が出場していることと、地区大会出場校だった石巻商が推薦されなかったことからやや難しいと言わざるを得ない。新庄北はわずかに可能性を残す。
各都道府県・推薦校は以下の通りです。<11月22日都県推薦校確定>
*関東・東京*
県立日立第一(茨城)青藍泰斗(栃木)県立伊勢崎清明(群馬)県立上尾(埼玉)県立甲府城西(山梨)千葉明徳(千葉)東海大高輪台(東京)日大高(神奈川)
21世紀・本命 | 21世紀・対抗 | 21世紀・大穴 |
---|---|---|
日立一 | 上尾 | 日大高 |
< 解説 >
* 21世紀枠 * 昨年は推薦校8校中私立勢が1校だったが今年は4校と私立校ラッシュの様相を呈している。この地区は例年関東地区大会出場がそれほど重要視されていないようだが、便宜上2つに分けて考えてみる。なお、昨年は都大島を本命に押し、結果は穴だった富岡が来た。どちらかと言えば苦手な地区。
8校中唯一の関東地区大会出場校は
千葉明徳(千葉県)。初の県推薦校。1925年千葉淑徳女学校としてスタート。90年余りの歴史がある普通科の中高一貫校。甲子園経験は無い。
以下の7校は関東地区大会には出ていない。
日立一(茨城県)は平成24年に続いて2回目の県推薦。この時は21世紀枠補欠2位となっている。創立は1927年の進学校で中高一貫教育校。毎年150名弱が国公立大学に進学しており甲子園経験は1985年(第67回選手権)に出場し1勝を挙げている。サッカー部も古豪。また、日立市は東日本大震災の被災地でもある。
青藍泰斗(栃木県)は初の県推薦。明治41年(1908)設立の私立校。葛生高時代の1990年夏に甲子園出場を果たしている。
伊勢崎清明(群馬県)は初の県推薦。近年強豪を撃破するなど注目されている進境著しい県立校。大正4年(1915)伊勢崎実科高等女学校として設立。2005年に男女共学となり伊勢崎清明に改称している。甲子園経験はなし。
上尾(埼玉県)は昭和33年(1958)設立の県立校。普通科の他に商業科を有している。初の県推薦。甲子園は夏4回、春3回出場経験があり1984年の夏が最後。
甲府城西(山梨県)は昭和12年(1937)創立の普通科・理数科を有する県立校。平成19・16年に続いて3回目の県推薦。平成9年に甲府一商と機山工を統合した形で出来た県下初の総合学科を持つ高校。スポーツ系の系列もある。甲子園経験は無し。
東海大高輪台(東京都)は昭和19年(1944)設立の東海大学付属の中高一貫教育の私立校。初の都推薦で甲子園経験は無い。近年野球部の強化が進み、今一歩で甲子園が見えるとこまで強化が進んでいる。
日大高(神奈川県)平成25年に続いて2回目の県推薦。1930年設立の私立校。甲子園出場はなく、ここも過去何度も甲子園にもう一歩まで近づいている「甲子園まであと一歩高」である。
さて、総合的に見てみると今回のテーマは公立vs私立。順当なら例年どおり公立校推薦となるが今回の私立校は侮れないので2とおりで考えてみる。公立勢では前回地区推薦の日立一が注目される。戦績は前回と同じ県大会どまり。近年マスコミの話題にも上るようになってきて上積みはあるとみている。
対抗馬はオールドファンに懐かしい上尾。浦和学院や春日部共栄が台頭してくる前は所沢商や熊谷商などと並んで埼玉県の顔だった高校。30年ぶりとなり可能性はある。新鋭では伊勢崎清明も近年県大会上位に勝ち進むことが多く、大物食いとしても有名。前橋工などに変わって群馬県の公立校の新興勢力と言ってよい。
甲府城西は目立たないが3回目の県推薦という武器がある。
私立勢では千葉県内では常にベスト16近辺の成績を維持している千葉明徳も可能性を秘め甲子園に今一歩というところでは東海大高輪台・日大高が歴史もあり推薦されてもおかしくない。青藍泰斗も上位常連だが甲子園経験が1990年というのがひっかかる。
最終的には今年も公立校が優先されると予想し日立一が2度目の正直狙い。未だ県推薦校が地区推薦されたことが無い上尾・日大高が続くと予想する。
各都道府県・推薦校は以下の通りです。<11月22日県推薦校確定>
*北信越*
県立長野(長野)県立五泉(新潟)県立富山東(富山)県立門前(石川)県立美方(福井)
21世紀・本命 | 21世紀・対抗 | 21世紀・大穴 |
---|---|---|
長野 | 門前 | 五泉 |
< 解説 >
* 21世紀枠 * 21世紀枠で結構選出されていた印象ながら過去3校にとどまっている北信越地区。今回も明らかに全国アピールできるという有力校は見当たらないが県推薦校はそれなりの高校が揃った。できれば前年補欠校のアドバンテージを生かしたい。
県推薦校5校の中で北信越地区大会に出ているのは無し。ここが今回の混迷具合に拍車をかけている。
長野(長野県)は平成21年に続いて2回目の県推薦。1883年創立の県下きっての進学校。甲子園は春夏ともに2回づつ出場を果たしており最後は1985年の第57回センバツ。前回県推薦時は新潟に地区推薦を譲った。
五泉(新潟県)も平成24年に続いて2回目の県推薦。この時は地区推薦を勝ち取っている。1921年設立の県立校。新潟県内では公立の強豪校として知られている。ただし前回は唯一の北信越大会進出校だったが、今回は県大会止まりなので前回よりインパクトは薄い。
富山東(新潟県)も平成24年に続いて2回目の県推薦。この時は前出の五泉に地区推薦を取られている。1962年設立された比較的新しい県立校。
門前(石川県)は初の県推薦。能登半島輪島市に位置する。1948年分校として開校。
美方(福井県)も平成23年に続いて2回目の県推薦。この時は金沢西が地区推薦校。1969年創立の県立校。1971年の夏の選手権に1回出場経験がある。
例年は北信越大会に進出している高校が推薦されているが今回は皆無なので混沌としている。また、以前地区推薦された富山中部が2度目は推薦されなかったので、五泉が有利とは限らない。
どこも決め手に欠けるが、5校の中では前回新潟に地区推薦争いで惜敗したと伝えられる長野が、その後の野球部の戦績からも一歩リードか?続くのは能登半島に位置する新顔門前、元地区推薦校の五泉あたりも可能性はある。
美方は一般枠で福井県勢が当確なので一歩退き、富山東も学校の歴史で物足りなさがある。長野県内の推薦校争いで長野商を抑えた長野を本命と推す。
各都道府県・推薦校は以下の通りです。<11月22日県推薦校確定>
*東海* <確定>
県立浜松西(静岡)栄徳(愛知)美濃加茂(岐阜)県立宇治山田(三重)
21世紀・本命 | 21世紀・対抗 | 21世紀・大穴 |
---|---|---|
宇治山田 | 栄徳 | 浜松西 |
< 解説 >
* 21世紀枠 * 昨年サプライズ?で豊橋工が21世紀枠で選出され、やっと選出2回目になった東海地区。昨年の勢いを持続できるか。
東海地区もあまり地区大会出場は推薦の要件とはなっていないようだが、ここも便宜上二つに分けて見る。まずは東海地区大会出場校。
栄徳(愛知県)は初の県推薦で甲子園経験はない。県3位で東海大会進出も初戦で敗退している。昭和58年(1983)享栄高校栄徳分校として設立。普通科の男女共学の私立校。2014年の夏に県大会準優勝まで行ったのが最高で甲子園経験は無い。
以上の栄徳だけが東海大会進出校。以下は県大会止まり。 浜松西(静岡県)は初の県推薦。大正13年(1924)創立の旧制浜松二中を前身としている。現在は中高一貫の普通科の進学校。1981年の第63回夏の選手権大会に出場し1勝を挙げている。
美濃加茂(岐阜県)は初の県推薦。昭和48年(1973)に設立された私立校。普通科と商業科を有する。甲子園は1980年と1990年の夏の選手権に出場経験がある。
宇治山田(三重県)は初年度の平成12年に続いて2回目の県推薦。明治32年(1899)三重県第4尋常中学校として設立され旧制宇治山田中を前身とする県立高校。記念すべき第1回の全国中等学校野球大会に出場している。甲子園経験はこの時のみ。
さて、総合的に考察すると今回は東海大会出場の栄徳が有力だが、私立校という事と前年同県の豊橋工が推薦されていることがマイナス要因となりうる。県大会止まり3校の中では宇治山田が第一回大会参加のレジェンドであり、もし出場すれば100年ぶりとなる話題性はある。浜松西も進学校ではあるが今回はインパクトに欠け美濃加茂は私立校であり甲子園ブランクも25年ほどとアピールポイントが弱い。近年上位に顔を出している栄徳と宇治山田の一騎打ちとなりそう。
各都道府県・推薦校は以下の通りです。<府県推薦校11月22日確定>
*近畿* <確定>
県立長浜(滋賀)大谷(京都)県立平城(奈良)県立和歌山東(和歌山)阪南大高(大阪)県立長田(兵庫)
21世紀・本命 | 21世紀・対抗 | 21世紀・大穴 |
---|---|---|
長田 | 阪南大高 | 平城 |
< 解説 >
* 21世紀枠 * ここ7年間で5校を当選させているのは意外な気もするし、割と6府県まんべんなく地区推薦校を出している近畿地区。しかし大阪府のみ唯一地区推薦校を出していない。今回は有名校を推薦してきたので初めての推薦GETなるかが注目される。
近畿地区は例年あまり近畿大会出場校が県段階から推薦されることが少ないので要件として有力なのかいまいち判断しかねるが、「近畿大会出場校」とそれ以外で見ていくこととする。
近畿大会出場校は2チーム。阪南大高(大阪府)は初の府推薦校。近畿地区大会1勝。昭和14年(1939)に大鉄工学校として設立された異色の私立校。幾度かの移転の後現校舎は松原市に落ち着いている。野球部は古豪で夏2回春5回出場経験があり、昭和52年(1977)の第59回夏の選手権ベスト4が最後になる。
平城(奈良県)も初の県推薦。近畿大会は初戦コールド負け。昭和55年(1980)設立の普通科と小学校教員を目指す普通科教育コースを有している。甲子園経験はなし。
以上の2校が近畿大会出場校。以下は府県大会止まり。
長浜(滋賀県)は平成16年以来2回目の県推薦校。昭和51年(1976)に設立の普通科と福祉科をもつ高校。ただし2016年に長浜北高校との統合が決まっているので長浜高校としては最後の年となっている。甲子園には昭和59年(1984)の夏に出場しており選抜は出場なし。
大谷(京都府)は初の府推薦。明治8年(1875)に東本願寺により設立された私立校。島田紳助の母校としても有名。甲子園は1965年の第37回選抜大会に出場し1勝を挙げている。
和歌山東(和歌山県)は平成24年以来2回目の県推薦校。昭和49年(1974)設立の県立高。近年野球部の強化が進んでおり昨秋の近畿大会には県準優勝で出場している。
長田(兵庫県)は初の県推薦。1921年(大正10年)旧制神戸第三中学としてして開校。兵庫県内では神戸高校と並ぶ公立の進学校。阪神淡路大震災時の火事での被災地として記憶に残る長田区に位置する。
以上から予想すると、過去近畿地区は進学校が地区推薦されることが多いことがわかる。そうすると長田が浮上する。また、未選出地区の大阪の阪南大高も近畿大会1勝の実力アピールと最後の甲子園から40年近く経ちオールドファンの話題を呼びそうなので、私立校と言えども可能性はある。他に平城も近畿大会出場の戦力が評価されると候補に上りそうだ。他の大谷・和歌山東・長浜はインパクトに欠けるきらいがある。
各都道府県・推薦校は以下の通りです。<県推薦校11月22日確定>
*中国* <確定>
県立倉敷古城池(岡山)県立米子西(鳥取)県立呉商(広島)県立出雲(島根)県立柳井(山口)
21世紀・本命 | 21世紀・対抗 | 21世紀・大穴 |
---|---|---|
出雲 | 柳井 | 米子西 |
< 解説 >
* 21世紀枠 * 21世紀枠の名門・中国地区。とくに島根県勢は侮れない。この地区は中国地区大会に進出していることがほぼ必須条件となっているので、2つに分けて見てみる。
今回中国地区大会に進出しているのは1校。
出雲(島根県)は平成22、16年に続いて3回目の県推薦。1920年設立の県立校で95年余りの歴史があり、国公立大学に毎年200名ほど入学している進学校。ラグビーも島根県内では有名。 中国地区大会では1勝を挙げている。甲子園経験は無し。
以下は県大会止まり。
倉敷古城池(岡山県)は初の県推薦。昭和55年(1980)に設立の、単位制普通科男女共学の県立校。国公立大学に毎年100名近く合格者を出している進学校でもある。甲子園経験はなし。
米子西(鳥取県)は昨年に続き5回目の県推薦。平成17年には中国地区推薦校となっている。明治39年(1906)に女学校として創立。創立105周年を超えているのでかなり歴史は古い。甲子園経験は無い。
呉商(広島県)は平成24年に続いて2回目の県推薦。昭和32年(1957)設立の商業科・会計科・情報処理科を有する県立校。甲子園出場経験は無い。
柳井(山口県)は昨年に続いて2回目の県推薦。明治40年(1907)創立の高等女学校と、大正10年(1921)創立の旧制中学校を前身とする柳井高校の2校が統合され現在の柳井高校(男女共学)となっている。創立105周年を超える伝統校。甲子園は夏の第40回大会で優勝経験がありこれまで夏7回、春4回出場している。近年では昭和59年(1984)の第66回夏の選手権に出場している。国公立大には毎年50名弱進学している進学校。
総合的に見てみると、中国地区大会に進出し1勝を挙げしかも3回目の県推薦を受けている出雲が一歩リード。信頼の島根ブランドでもある。逆に今回地区推薦が受けられないと今後も苦しいと言える。中国地区は「選ばれるまで推薦する?」伝統があるのか、しつこく?複数回目の推薦をしてくる例が多いが、このうち過去地区推薦校になっている米子西は昨年は推薦されず下り坂、そんな中、柳井・呉商は2回目の県推薦と今後に向けて着々と地盤を築いている。そう考えると倉敷古城池は今回はお披露目程度か。
各都道府県・推薦校は以下の通りです。<県推薦校11月22日確定>
*四国* <確定>
県立小豆島(香川)県立川之石(愛媛)生光学園(徳島)県立高知小津(高知)
21世紀・本命 | 21世紀・対抗 | 21世紀・大穴 |
---|---|---|
小豆島 | 高知小津 | 川之石 |
< 解説 >
* 21世紀枠 * 昨年も松山東がセンバツで1勝と活躍し、意外にも21世紀枠に過去6校選出校を送り出している隠れた名門四国地区。
今回は小豆島のみが四国地区大会出場校。過去地区大会出場校が推薦されることが多く昨年の松山東も同様だったので一定のアドバンテ−ジにはなりそう。なお、今回の県推薦4校は甲子園経験は無い。
小豆島(香川県)は平成23年に続いて2回目の県推薦。その時の地区推薦校は四国大会まで行った小松=補欠1位。1949年創立の小豆島にある県立校。ちなみに小豆島内にあるもう一校、土庄は過去に21世紀枠四国地区推薦校になっている。女子陸上部は年末の高校駅伝で有名。
以下は県大会止まり。
川之石(愛媛県)は平成20年度に続いて2回目の県推薦。1914年創立の総合学科6系列を有する県立校。野球部の成績は あまり目立たない
生光学園(徳島県)は初の県推薦。徳島県としては初めて私立校を推薦してきたが、「甲子園まで後一歩」という点では大阪の大商大堺とともに、最も21世紀枠に合致する高校。昭和54年(1979)に設立の私立校。徳島市に位置する。
高知小津(高知県)は平成20,19年に続き3回目の県推薦。1873年の海南私塾と前身とし、創立140年を超える県立校。高知大学に40人前後を初めとして、国公立大学に100人近く合格者を出している。
以上を総合すると、4チームとも可能性はあるが、四国大会に出場している小豆島がリードしている。離島・複数回の県推薦に県大会一位という有利な条件がそろい推薦用件としては満票に近いイメージ。次に高知小津が続く。私立校の土佐を過去全国で初めて21世紀枠に送った四国地区ではあるが生光学園とは実績他でまだまだかなり差がありそう。川之石はアピールポイントがあれば浮上する可能性もある。
各都道府県・推薦校は以下の通りです。<県推薦校11月22日確定>
*九州* <日確定>
県立小倉(福岡)県立唐津南(佐賀)県立佐世保北(長崎)市立千原台(熊本)県立臼杵(大分)県立都城西(宮崎)れいめい(鹿児島)県立八重山(沖縄)
21世紀・本命 | 21世紀・対抗 | 21世紀・大穴 |
---|---|---|
小倉 | 臼杵 | 八重山 |
< 解説 >
* 21世紀枠 * 8県が所属する割に21世紀枠選出過去4回とやや少なめな印象の九州地区。この地区も九州地区大会出場が地区推薦されるには有利になっている(一昨年の大島は例外)ので二つに分けて見てみる。
九州地区大会出場は3校。 小倉(福岡県)は平成25年に続いて2回目の県推薦。明治41年(1908)先に廃止された旧制小倉中学を再興して設立されている。よって創立100年を超える伝統校であり進学校。甲子園はセンバツ11回、選手権10回の出場経験がある。選手権大会では29回、30回に連破を成し遂げている。最後は1978年のセンバツ。37年余前という事になる。今秋は県大会準優勝。
臼杵(大分県)は初の県推薦。明治30年(1897)設立の県立校。進学校でもある。甲子園経験は夏2回。最後は1949年で甲子園初勝利を挙げている。
八重山(沖縄県)は初の県推薦。1942年八重山中学・八重山高等女学校として設立。普通科の県立高校。甲子園経験は無い。
以上の3校が九州地区大会出場校。このうち臼杵・八重山は1勝を挙げている。
以下は県大会止まり。
唐津南(佐賀県)は平成21年に続いて2回目の県推薦。1948年創立の生産技術科など3学科を有する農業系の流れを汲む県立校。甲子園経験は無し。
佐世保北(長崎県)は平成16年に続いて2回目の県推薦。旧制佐世保中学の流れをくみ、昭和24年(1949)設立の県立校。国公立大学に170名余りの合格者を出している進学校でもある。平成16年から中学併設の中高一貫校となっている。甲子園経験は無い。
千原台(熊本県)は平成13年に続いて2回目の県推薦。昭和32年(1957)熊本市立商業高校として創立。平成12年(2000年)に千原台高校に名称変更している。女子の陸上部は高校駅伝の名門。甲子園経験は無し。
都城西(宮崎県)は初の県推薦。ちなみに都城東は平成13年に県推薦されている。昭和37年(1962)年に設立。県立の進学校で毎年120名余りが国公立大学に進学している。甲子園経験は無し。
れいめい(鹿児島県)は初の県推薦。昭和39年(1964)鹿児島実の川内分校として設立。後に川内実と改称。その後1989年に現校名に改称。私立校で普通科と工学科を有する。川内実時代の1980年の夏甲子園に出場している。
さて、この8校の中では例年秋の九州大会出場校が推薦に有利なので小倉・臼杵・八重山の3校はいずれも十分候補に考えられる。3校の中では松山東と同じ系統の小倉が注目される。オールドファンの中ではもし復活となると十分話題性がある。
しかし臼杵もこの3校の中では地味な進学校だが、八重山とともに県大会優勝というプラスポイントがあり、九州大会1勝という、最近「勝てる21世紀枠」の流れに十分合致するのはアピールポイント。石垣島にある八重山は離島ではあるが、そもそも沖縄県自体が本土から見ると「離島的」なので、一昨年の大島のような離島ポイントは難しいと考える。
総合的に考えるとこの3校は互角のアピールなので、一番話題性がある小倉を福岡県高野連がどれだけ出したいと思っているかがカギになる。部長としては一昨年は静観したので今回は強力に推薦してくると予想する。
その他の5校は今回はかなり可能性が低いと言わざるを得ない。今回も例年通り地区推薦校は九州大会出場校から選出されると予想する。
つづく・・・まずは12月11日を待ちましょう!
年 | センバツ出場校予想 | センバツ大会勝敗予想 | 夏の大会出場校予想 | 夏の甲子園大会勝敗予想 |
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1998年 | 94.4%(36校中34校) | 82.9%(35試合中29試合) | 70.9%(55校中39校)(*本命22) | 66.7%(54試合中36試合) |
1999年 | 93.8%(32校中30校) | 54.8%(31試合中17試合) | 75.5%(49校中37校)(本命19) | 62.5%(48試合中30試合) |
2000年 | 90.6%(32校中29校) | 67.7%(31試合中21試合) | 69.4%(49校中34校)(本命18) | 66.7%(48試合中32試合) |
2001年 | 88.2%(34校中30校) | 63.6%(33試合中21試合) | 61.2%(49校中30校)(本命14) | 66.7%(48試合中32試合) |
2002年 | 87.5%(32校中28校) | 61.3%(31試合中19試合) | 61.2%(49校中30校)(本命20) | 77.1%(48試合中37試合) |
2003年 | 85.3%(34校中29校) | 63.6%(33試合中21試合) | 59.2%(49校中29校)(本命15) | 54.2%(48試合中26試合) |
2004年 | 87.5%(32校中28校) | 77.4%(31試合中24試合) | 73.5%(49校中36校)(本命9) | 72.9%(48試合中35試合) |
2005年 | 90.6%(32校中29校) | 61.3%(31試合中19試合) | 77.6%(49校中38校)(本命18) | 72.9%(48試合中35試合) |
2006年 | 93.8%(32校中30校) | 58.1%(31試合中18試合) | 75.5%(49校中37校)(本命17) | 58.3%(48試合中28試合) |
2007年 | 93.8%(32校中30校) | 58.1%(31試合中18試合) | 63.3%(49校中31校)(本命19) | 66.7%(48試合中32試合) |
2008年 | 91.7%(36校中33校) | 65.7%(35試合中23試合) | 70.9%(55校中39校)(本命*20) | 77.8%(54試合中42試合) |
2009年 | 90.6%(32校中29校) | 58.1%(31試合中18試合) | 69.4%(49校中34校)(本命19) | 75.0%(48試合中36試合) |
2010年 | 90.6%(32校中29校) | 67.7%(31試合中21試合) | 63.3%(49校中31校)(本命11) | 72.9%(48試合中35試合) |
2011年 | 96.9%(32校中31校) | 71.0%(31試合中22試合) | 61.2%(49校中30校)(本命18) | 68.8%(48試合中33試合) |
2012年 | 96.9%(32校中31校) | 71.0%(31試合中22試合) | 59.2%(49校中29校)(本命19) | 72.9%(48試合中35試合) |
2013年 | 91.7%(36校中33校) | 48.6%(35試合中17試合) | 69.4%(49校中34校)(本命16) | 52.1%(48試合中25試合) |
2014年 | 93.8%(32校中30校) | 54.8%(32試合中17試合1分) | 81.6%(49校中40校)(本命18) | 60.4%(48試合中29試合) |
2015年 | 90.6%(32校中29校) | 74.2%(31試合中23試合) | 73.5%(49校中36校)(本命21) | 68.8%(48試合中33試合) |
2016年 | 84.4%(32校中27校) |
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