そこで、今回も勝手に代表校の戦力分析をしてみました。正しいかどうかは大会が終わるまでわかりません。(部長談)解説へ
ランク | 試合番号 | 勝利予想(左側)ー敗戦予想(右側) | 予想コメント | 結果
1回戦 | 1日目第1試合 | 彦根東6x−5波佐見 | 毎年150キロに迫る剛球投手は名前が挙がるが、昨年の北海・大西投手のように隠れた好投手を見いだすのが難しさもあるが楽しみでもある。彦根東の増居投手もその候補の一人。試合は強打の波佐見と投手力が良い彦根東の対決の様相だ。打たれ強い増居投手が粘れば打線に力のある波佐見もそう簡単に得点できないだろう。波佐見は隅田ー村川の継投策と予想するが村川投手も隠れた好投手候補。彦根東としては村川投手が出てくる前にリードしたい。 | ○
| 第2試合 | 東筑4−10済美 | 分析では強さが見いだせない東筑だが、予選では九産大九州・福岡工大城東・西日本短大付・福岡大大濠と名だたる強豪を接戦で下した実力は侮れない。原動力はエースの石田。予選を一人で投げ抜いた技巧派のこの投手も隠れた好投手の候補。打率4割を超える済美打線も3失点以内で抑えるとみた。投手力にやや隙のある済美から東筑が先制し得意のロースコアゲームで接戦を制しそう。 | *言い訳・東筑・石田投手不調だった?内角球の制球力が悪く甘い球はことごとく済美打線にすさまじい当たりをされていた。今回は明らかに済美の打力が上回ったといえる。 ●
| 第3試合 | 藤枝明誠6−7x津田学園 | (延長11回) 東海勢同士のしかも初出場同士のフレッシュな対戦。ともに予選で三重や静岡など実力校を破ってきた勢いのある両校だ。打力は両チームともそこそこあり互角の様相。投手力はタイプが違い藤枝明誠は技巧派の久保田、津田学園は本格派の水谷と技巧派左腕の若林の継投となりそう。打ち合い必至のゲーム展開を予想するが、序盤で大量失点をしない限り、打たれ強い久保田投手の藤枝明誠がやや有利と予想する。 | *言い訳・近県の対戦で手の内のわかったもの同士でやりにくさもあっただろうが中盤持ち直した藤枝明誠・久保田投手が延長戦で力尽きた印象。藤枝明誠は勝ち越すチャンスに同点止まりだったのが敗因か。 ●
| 2日目第1試合 | 作新学院1−4盛岡大付 | 昨夏の甲子園優勝校とセンバツベスト8の対戦という好カード。どちらも打撃に自信を持っており投打の攻防が見どころ。ただ長打力では盛岡大付に分がありそう。投手力は作新学院・篠原が伸びたものの左腕エースの大関が予選で精彩を欠いたことが気がかり。盛岡大付・平松は作新打線に合ってしまいそうなのでこちらも左腕・三浦の出来がポイント。夏の大会ではまだ初戦2勝ながら大物を倒している盛岡大付は作新学院とはいえ侮れない。 | *言い訳・盛岡大付・平松投手は作新学院打線に合うどころかスライダーが冴え2安打に抑える好投。甲子園でこれだけ打てない作新学院は初めて見たような気がする。打線も5回に大関投手を捕らえ10安打で快勝した。 ●
| 第2試合 | 松商学園12−3土浦日大 | 予選全くのノーマークから優勝した土浦日大の勢いに警戒。松商学園は青柳ー直江の2枚エースで打線好調の土浦日大を5失点までに抑えたい。試合のポイントは投手力に不安のある土浦日大から機動力を生かし松商が7点以上得点できるか。ただし打ち合いになると土浦日大の勢いに火がつく可能性もありビックイニングを作らせないように守りたい。 | ○
| 第3試合 | 前橋育英12−5山梨学院 | 関東の実力校同士の対決。ともに投手力が良く攻撃は数少ないチャンスを確実に得点する堅実な野球。春の関東大会で山梨学院は前橋育英が決勝で下した健大高崎に3−4で敗れているのでやや前橋育英が有利か。両チームの先発投手の出来が重要だが前橋育英抑えの丸山投手は攻略しにくいので山梨学院は先行逃げ切りに持ち込みたい。3点までの勝負だと山梨学院にも勝ち目あり。 | ○
| 第4試合 | 明徳義塾6−3日大山形 | (延長12回) 日大山形が明徳義塾にとって「苦手」になるか重要な一戦。センバツで早稲田実を後一歩まで追い込んだ明徳義塾の実力は今回も高い。不安材料はエースの北本の調子と西浦の打撃。日大山形は今季県内では敵無しだったが東北大会では勝てず大舞台に弱かった。投打に実力はあるだけに甲子園で実力が出せるかがカギ。明徳相手にビックイニングを作れれば日大ペースに持ち込める。 | ○
| 3日目第1試合 | 木更津総合5−6日本航空石川 | 好投手対決。木更津総合の山下はプロ注目の大型左腕でコントロールもまとまっている。最速は149キロでドライチ候補だ。日本航空石川・佐渡は速球とスライダーで三振を量産するタイプ。しかし実戦では完封するタイプではないので、打線に課題がある日航石川は先制点を許すと苦しくなる。上田を中心に長打で先行し逃げ切るゲーム展開に持ち込めるかがカギとなる。 | *言い訳・日本航空石川の逆らわない打撃が最終回に炸裂し予選準決勝の星稜戦5点差逆転勝ちが決してフロックではないことを証明した。木更津総合は8回裏に追加点を挙げられなかったことが響き最後は大型エース山下が日航石川の打線に屈した。 ●
| 第2試合 | 花咲徳栄9−0開星 | 投打に花咲徳栄が上回る。花咲徳栄は綱脇ー清水の継投が安定しており打線も破壊力十分。特に3番・西川はプロ注目のバッター。投手でも清水は最速149キロを誇り抑えに出てこられると開星としては厄介。予選をしぶとく勝ち抜いてきた開星は投手力にやや不安がある。中村ー片原の継投で3失点までに抑えられると勝機も出てくる。序盤で離されないようにしぶとく粘りたい。 | ○
| 第3試合 | 聖光学院6−0おかやま山陽 | ともにチーム打率が3割8分を超えている、攻撃力に自信を持つチームの対決。初出場のおかやま山陽は大江投手の出来がポイント。11年連続出場中の甲子園慣れした聖光学院に先行を許すようだとペースを取り戻せないまま終わってしまう可能性もある。複数投手がいる聖光学院は斎藤投手がカギ。初戦10勝3敗と初戦に強い聖光学院の序盤の攻め手が注目される。 | ○
| 第4試合 | 聖心ウルスラ5−2早稲田佐賀 | 九州の新鋭同士の対決。総合力では投打にバランスの取れた聖心ウルスラが一歩リードしているが、出場ならなかった早稲田実の分まで早稲田佐賀に応援が回ると思われのびのびプレイできれば好ゲームが期待できる。早稲田佐賀の投手陣はやや制球に課題があり無駄な四死球は出したくない。一方、聖心ウルスラは若い投手陣で甲子園の雰囲気を早く味方につけたいところ。2回目の出場で甲子園初勝利を挙げられるか。 | ○
| 4日目第1試合 | 中京大中京6−10広陵 | この試合も投打にバランスの取れた中京大中京とプロ注目の左腕・平元擁する広陵という初戦で対戦するのはもったいない優勝候補同士の一戦。ゲームの見所はチーム打率4割弱を誇り、予選をほぼワンサイドゲームで勝ち進んできた中京大中京打線vs平元投手。秋の東海大会で9回に至学館に逆転負けしセンバツ補欠校に終わった悔しさを胸に夏を迎え、投打に成長して甲子園に戻ってきた中京大中京は精神的にも成長している。ストレートと落ちるカーブが良い平元投手は簡単には捕らえられないだろうが、磯村を筆頭に力のある4投手の継投でロースコアの接戦をものにすると予想した。 | *言い訳・中京大中京・磯村投手は通用したもののリリーフ投手が通用せず広陵打線を活気づけてしまった。広陵・中井監督も9回の森投手の起用は危ういところだった。監督の采配の難しさを感じさせた試合。 ●
| 第2試合 | 秀岳館6−4横浜 | まるで決勝戦でもおかしくない好カード。3季連続甲子園ベスト4進出中の秀岳館は川端・田浦の両左腕が君臨する。一方横浜は長打力に秀で、特に4番の増田はプロ注目の長距離砲。他にも長南・万波と注目のバッターをそろえ、攻撃に荒さはあるものの破壊力は超高校級の打線だ。ポイントは横浜エース板川の出来と一年生投手、及川・黒須の調子。また、秀岳館が勝つには4番・広部の活躍が不可欠となる。 | ○
| 第3試合 | 興南6−9智弁和歌山 | 話題の興南一年生投手・宮城と長打は少なくなったが打率が4割弱と猛打復活をもくろむ智弁和歌山打線の対決。興南は左腕エース川満の先発もあるがポイントは登板したときの宮城の投球。その潜在能力を測る上でも智弁和歌山は相手にとって不足のない打線。常勝のイメージのある智弁和歌山だがここ4回は3回初戦敗退を喫しており今回もやっかいな相手となった。やや不安がある投手陣が興南打線を5失点までに抑えることがノルマとなる。 | *言い訳・興南が6点をリードし(1点予想より多かった)そこから智弁和歌山の反撃開始。興南先発1年生の宮城投手は4回から球威が落ちスタミナ不足もあり5回で交代は仕方のないところ。ただリリーフの投手陣がいずれも智弁和歌山打線に通用しなかった。智弁和歌山は2番手投手・平田の好投が勝因。打線は2ホーマー5併殺と良くも悪くも荒削りだったが昔の智弁の復活を感じさせるには十分な攻撃だった。 ●
| 第4試合 | 大阪桐蔭8−1米子松蔭 | おそらく初戦の対戦では両チームの戦力差が最大の組み合わせ。大阪桐蔭は言わずと知れたセンバツ優勝校。予選でセンバツ準優勝校の履正社も下しており2回目の春夏連覇を狙える戦力。米子松蔭は昨夏の県大会準優勝から奮起し今年は実力上位だった春の中国大会優勝校の鳥取城北を2回戦で下してから波に乗った。エースの辰巳は打たせて取るタイプのため粘り強く投げ大阪桐蔭にビックイニングを作らせないようにしたい。 | ○
| 5日目第1試合 | 仙台育英15−3滝川西 | しんがりで甲子園を決めた仙台育英は5日目となって一息付けた事はラッキー。センバツでは初戦負けを喫したが春の東北大会では優勝と戦力を整えエースの長谷川は安定感を増した。滝川西は昨夏の北北海海道大会準優勝から今年は見事優勝を決めた。まだ甲子園では勝ち星がなく今回は1勝したい。エースの鈴木を中心に数少ないチャンスを得点に結びつける野球が得意だが、隙の少ない仙台育英相手だとロースコアの接戦を制するような試合展開に持って行きたい。 | ○
| 第2試合 | 日本文理9−5鳴門渦潮 | この大会で勇退が決まっている日本文理・大井監督のためにも日本文理としては是非とも勝利で飾りたい。ポイントは鳴門渦潮・左腕エース河野を打線に自信を持つ日本文理がどれだけ打ち込めるか。河野投手は投球回数28回で被安打15となかなか打ち込むのが難しい投手。日本文理は3番川村を中心に得意のゴロ打ちで攻略したい。 | ○
| 2回戦 | 第3試合 | 神戸国際大付5−4北海 | 夏の甲子園でまだ勝利がない神戸国際大付が昨夏の甲子園準優勝校・北海に対する好カード。神戸国際大付は岡野・花村・黒田と投手力が良く予選準決勝ではセンバツベスト4の報徳学園を2−1で破っている。また猪田を中心にチーム打率も3割8分を超え、初戦敗退したセンバツの屈辱は繰り返さないであろう戦力を誇る。北海も昨夏甲子園で投げた左腕の多間が安定し阪口ー多間の継投策でこちらも3割7分を超えるチーム打率の打線が援護する。接戦になれば昨夏のメンバーが残る北海に分があるが、投手力を背景に夏1勝を目指す神戸がやや上回ると予想する。 | ○
| 6日目第1試合 | 大垣日大0−6天理 | 大垣日大投手陣と天理打線の対決の構図。大垣日大は修行・杉本の2年生投手陣が安定しており打線も機動力を使いながら1点を着実に加点する野球をする。投打にバランスが取れており総合力は高い。天理は打線が強力で、取った得点を打たせて取る投手陣が守って逃げ切る試合運びが多い。県大会ではセンバツ出場の智弁学園や優勝候補だった奈良大付に競り勝って出場を決めており粘りはある。大垣日大としては常にリードを保つゲーム展開にしたい。 | *言い訳・天理・坂根投手が勝負所での粘りの投球で大垣日大に得点を許さず、逆に天理は4番神野の2ホーマーで先行し優位に試合を進めることが出来た。大垣日大はエースの修行が5回までに5失点したのも想定外だった。 ●
| 第2試合 | 三本松9−4下関国際 | 試合運びに勢いがある初出場の下関国際打線をエース佐藤率いる三本松がいかに凌ぐかが見所。下関国際は高川学園・宇部商・宇部鴻城と優勝候補をなぎ倒して出場を決めており投打に勢いがある。三本松はあまり長打はないがチーム打率3割8分を超えており打線も得点力がある。ポイントは三本松エース佐藤と下関国際打線の攻防。序盤で佐藤投手を攻略するようなら打ち合いのゲームになり強豪との接戦を制してきた下関国際のペースと言える。 | ○
| 第3試合 | 二松学舎大付14−2明桜 | 予選では一試合2失点までで勝ち進んできた明桜投手陣が、チーム打率4割3分を超える二松学舎大付打線を抑えることが出来るかがポイント。明桜はエース山口・佐藤ほか継投策もあり守備も鍛えられ防御面では確実性がある。打線も3割5分を超え投打にバランスが取れた好チーム。これまでなかなか夏の甲子園に出られなかった二松学舎大付は今回は打撃のチームを作ってきた。投手も左腕エース市川が台頭し総合力は高い。二松学舎が先行するようだと明桜は苦しくなるので中盤まで2点差ぐらいで粘れれば勝機も出てくる。 | ○
| 第4試合 | 明豊7−6坂井 | 戦力分析でB+を付けた明豊の力が本物か真価が問われ、ことらも戦力を見る目が問われる一戦。明豊は予選はワンサイドゲームで勝ち進み投手陣も複数を誇る。チーム打率も4割2分と高く打撃のチームと言える。対する坂井は左腕エース吉川が打たせて取る投球に徹し強打の福井商も完封しており明豊の強力打線との対戦は興味深い。大分県勢は去年まで5年連続初戦敗退を喫しており前々回初戦を制している明豊に対する県民の期待も大きい。打線に力のない坂井はロースコアのゲーム展開にするためにも先制点が欲しい。 | ○
| 7日目第1試合 | 京都成章2−3x神村学園 | 京都成章・北山投手が神村学園を抑えると予想したが、総合力では春の九州大会優勝の神村学園が上回っている。北山は予選決勝の龍谷大平安戦で被安打10、6失点だったが序盤に打線が大量点を取り甲子園を決めた。この試合は強打の神村学園相手に3,4失点までに抑えられるかにかかってくる。神村学園は豊富な投手陣を誇るが予選では1試合のを除いて毎試合失点している。京都成章は早い回に得点し北山を援護したい。 | *言い訳・京都成章・北山投手が神村学園打線を11奪三振・3失点に抑えたのは予想通り。ただ京都成章打線が神村学園先発の青柳投手から8四死球を得ながらも8回まで1点しか取れなかったのが痛かった。 ●
| 第2試合 | 東海大菅生11−1高岡商 | 実力校同士の隠れた好カード。東海大菅生はエースの松本に安定感があり予選決勝で早稲田実を2点に抑えた投球術もある。予選では日大三も下しており総合力が高いことは証明済み。高岡商は近年甲子園ではとりわけ良く打ち打線は甲子園仕様となっているようだ。結局負けてしまうところが課題だが今回のチームは投手力も良い。エース土合に夏台頭した山田、長身の伏見もおり接戦にも対応できる。島村ー筏の3,4番が機能すれば得点力が増す。試合の行方はリードする東海大菅生を高岡商が追いかける流れだろうが、高岡商がどこまで粘れるかが勝負の分かれ目となりそう。 | ○
| 第3試合 | 彦根東2−6青森山田 | 初戦サヨナラ勝ちと勢いに乗り甲子園初勝利を決めた彦根東。ただエース増居は6失点と不本意な投球だった。この試合が初戦となる青森山田もチーム打率は3割7分6厘でホームランも6本と長打力もあるので彦根東勝利のためには増居投手の好投は不可欠。青森山田リリーフの三上投手は打ちにくいのでリードして終盤を迎え守り切る展開にしたい。増居投手の出来がカギを握る。 | *言い訳・彦根東は先発は原投手。リリーフの松井投手と併せて5回までに5失点したのが敗因。結果的に3番手の増居投手は無失点だっただけに悔やまれる采配。しかも青森山田・斉藤投手を彦根東打線が終盤まで打てなかったことは想定外。中盤で6−0とリードした青森山田が自分のペースで試合が出来、快勝だった。 ●
| 第4試合 | 済美7−1津田学園 | 初戦はともに打線が相手投手を上回った両チームの対戦。どちらも振りは鋭いが長打力では済美がやや上。リリーフの影山投手は好投したので先発が予想される八塚投手が中盤まで持ちこたえるかがカギ。津田学園も本格派の水谷投手の球には力はあったがやや単調になったところを狙われた。こちらもリリーフした若林投手は安定していたので両チームとも継投期も勝敗の行方を左右しそうだ。 | ○
| 8日目第1試合 | 盛岡大付6−3松商学園 | どちらの投打の対決も見所なのだが、今回は盛岡大付投手陣vs機動力の松商学園打線に注目する。投手陣と書いたのは上位に左打者の多い松商に対して左の三浦投手の先発も考えられるから。松商の1,2,9番は俊足で盛岡大付・松田捕手との攻防が楽しみ。一方長打力では利がある盛岡大付は今回は継投策があり得る松商・青柳ー直江の投手陣からお株を奪う機動力も使って長打も交えて得点したい。4,5点勝負なら松商学園、それ以上の得点となると盛岡大付が有利となる。 | ○
| 第2試合 | 前橋育英3−1明徳義塾 | 前橋育英の豊富な投手陣が初戦キーマンの3,4番に今ひとつ当たりが出なかった明徳義塾打線を抑えると予想する。前橋育英は初戦3投手が登板。四死球で崩れる場面もあったがまずまずの投球。丸山投手の状態が心配だがその他の投手でやりくりできそうだ。明徳義塾はエースの北本投手が本来の出来でなく不安が残った。しかし市川投手が十分使えることがわかりこの試合は早めの継投も考えられる。打線は前橋育英に分があるので明徳としてはリードして終盤を迎えたい。 | ○
| 第3試合 | 花咲徳栄9−3日本航空石川 | 初戦しぶとい攻撃で大逆転勝ちを収めた日本航空石川を花咲徳栄の投手陣が封じ込められるかが焦点。基本的な打力・長打力では花咲徳栄に分があるので日航石川としては佐渡投手が6,7回までは、リードされても2,3点までに粘りたい。その状態で終盤を迎えると花咲・リリーフの清水投手の快速球と逆方向に叩き付けてゴロを打つ日航石川打線の対決が見所となる。接戦になれば初戦で接戦を経験している日航石川に勝機が出てくる。 | ○
| 第4試合 | 聖光学院5−4聖心ウルスラ | 総合力で聖光学院がやや上回る。聖光学院・斎藤投手は初戦12奪三振で完封勝ち。一方、聖心・戸郷投手も11奪三振で2失点完投勝ちと投手戦になる可能性が高い。打撃陣はともに好機を生かし5,6点挙げているので先取点の動向が注目される。ポイントは聖心打線が斎藤投手を攻略できるか?聖心・戸郷投手が聖光学院打線を3失点までに抑えられるという所。 | ○
| 9日目第1試合 | 秀岳館1−6広陵 | これも決勝戦でも良いような総合力の高い優勝候補同士の好カード。焦点は広陵・平元投手vs秀岳館打線。秀岳館は甲子園でのこれまでの試合で1,2回に得点し優位に試合を進めることが多かった。因って平元投手の立ち上がりがポイント。ここを無失点で切り抜けると投手戦になる可能性が高い。打線はキーパーソンが打てるかどうかでかなり得点力が変わってくる。秀岳館は4番の広部、広陵は初戦2本塁打の4番中村。長打力ある両者のバットが試合の行方を左右しそうだ。 | *言い訳・広陵・平元投手が秀岳館自慢の左腕2枚に投げ勝った。平元投手はホームランは許したものの高めの甘い球はほとんど無く、あっても単打に収め、秀岳館の打者は差込まれることが多く付け入るすきを与えなかった。秀岳館は我慢比べの終盤に守備のミスが出て実力を出し切れないまま去ることになった。 ●
| 第2試合 | 大阪桐蔭2−1智弁和歌山 | 春の近畿大会1回戦の再現。このときは6−3で大阪桐蔭が勝っている。今年の智弁和歌山の長打力は初戦の興南戦で証明済み。大阪桐蔭・徳山、柿木投手も甘くなれば持って行かれそう。見所は智弁和歌山エース格の2年生平田投手が大阪桐蔭打線をどこまで抑えられるか。投手陣の総合力では大阪桐蔭に分があるだけに初戦好投した平田投手の奮闘は智弁和歌山勝利のためには不可欠となる。 | ○
| 第3試合 | 仙台育英1−0日本文理 | 打撃好調の両チームの対戦だけに投手陣の出来が試合を左右する。仙台育英・長谷川投手は初戦6回無失点とまずまずの投球。日本文理・稲垣投手は5回3分の1でを失点ながら被安打7と不安を残した。いずれも他のリリーフピッチャーは打たれているので両エースの出来が試合を大きく左右しそう。日本文理としては得意の打撃戦に持ち込み打ち勝つ試合展開にしたいところだ。 | ○
| 3回戦 | 10日目第1試合 | 天理2−1神戸国際大付 | (延長11回) 総合力では神戸国際大付に分があるが、甲子園に来てから投打に伸びている天理が有利とみた。神戸国際大付はクロスゲームの末、北海を下し夏初勝利。しかし看板の投手陣は4失点とやや失点が多かった。特にエース岡野とセンバツ時のエース黒田がピリッとしなかったのは不安材料。一方、天理は2番手・坂根投手が強打の大垣日大に被安打9ながら完封勝ちと調子が上がっている。更にサイドスローのエース碓井も控え現状での投手力はほぼ互角とみられる。打線も2本塁打の神野が4番に座り、打ち合いになっても神戸国際大付に引けを取らないだろう。 | ○
| 第2試合 | 二松学舎大付2−5三本松 | 総合力で二松学舎大付がリードする。ともに好投手を擁するが三本松・佐藤投手は初戦終盤に捕らえられ4失点と強打の二松学舎大付相手では不安を残す。打線はともに力があるが長打力は二松学舎大付が上回りそう。三本松としては佐藤投手が3点までに相手打線を抑える粘りの投球が出来るかで勝敗を分けそう。甘いところに投げると二松学舎大付打線に長打を浴びるのでコントロールも大切になってくる。 | *言い訳・三本松・佐藤投手が落ちる球を低めに集める好投。二松学舎大付はチャンスでその球を引っかけ4併殺。打撃にもう一工夫欲しかったが、二松学舎大付先発の市川投手を攻略した打線とともに三本松会心のゲームと言えよう。 ●
| 第3試合 | 神村学園8−9x−明豊 | (延長12回) 九州対決。ともに複数投手陣の継投策を採り、打線が強力と共通点が多い。春の九州チャンピオンの神村学園が先行すると精神的優位に立って試合を進められそう。神村学園は打てそうで打てない青柳投手が初戦は8四死球と乱れながらも7回3分の1を1失点と踏ん張った。ただ初戦の京都成章より明豊打線は得点力があるので5回まで3失点ほどに抑えられるかがカギ。神村学園は4番・前畑、明豊は3番・浜田4番・杉園に長打力がありランナーをためて長打を打たれないようにしたい。両チームとも継投が遅れないように注意することも肝要だ。 | *言い訳・勝敗の行方としては二転三転して手に汗握ったが、肝心の内容は神村学園に2回のスクイズ失敗フライアウトがあったり高レベルとは言いにくい内容だった。9回に勝ちを手放した明豊が意地でサヨナラ勝ちしたところは見事。 ●
| 第4試合 | 東海大菅生9−1青森山田 | 青森山田・斉藤投手の好投で、投手力に不安があった青森山田だが東海大菅生と総合力はほぼ互角と考えられる。東海大菅生・エースの松本は文字通り打てそうで打てないピッチャーで早稲田実を2失点に抑えたことも納得の好投だった。打線も終盤に力を発揮しチャンスに強いところを見せた。ただ高岡商の本格派・山田投手の速球は攻略したが先発の土合投手には苦戦しており技巧派が揃う青森山田にとっては好条件で投手陣の踏ん張りが勝利に近づく必要条件。終盤まで接戦で行くと勝利の女神はどちらにほほえむか悩みそうだ。 | ○
| 11日目第1試合 | 盛岡大付12−7済美 | (延長10回) 済美のエース八塚は津田学園戦でコントロールも良くスライダーも切れ完璧な投球。そのときの調子を100とするとこのゲームは75ぐらいになるか?(東筑戦は50)そうすると長打力ある盛岡大付打線との対決が面白くなる。盛岡大付は3番・植田の調子は今ひとつながら4番・比嘉は長打も出ており他のバッターも振れている。一方投手陣も三浦・平松ともに使えることがわかり継投策が取れるのは有利。試合のポイントは済美・八塚投手が盛岡大付打線を何点に抑えるか。75点ぐらいの出来だと4,5点を争う接戦になりそう。 | ○
| 第2試合 | 前橋育英4ー10花咲徳栄 | 関東の強豪対決。ともに投打のバランスの取れた好チームだが内容はかなり異なる。前橋育英はエースの皆川・丸山他本格派投手4人を揃えた投手陣に対し花咲徳栄は制球力の良い綱脇が先発し速球派の清水が救援する体勢が確立。打線はチャンスを確実に生かす前橋育英に対して花咲徳栄は長打を交え集中打が出る打線。試合のポイントは中盤以降の花咲徳栄・リリーフの清水投手vs前橋育英打線。速球と落ちるボールのコンビで攻める清水投手だが前橋育英打線が捕らえるのではないかと予想する。花咲徳栄は丸山投手が出てくる前にリードしていたい。 | *言い訳・前橋育英は左腕の丸山先発。しかし立ち上がり球がうわずり4失点の誤算。花咲徳栄はその後リリーフしたエースの皆川も打ち込み打線に力があるところを見せた。前橋育英も必死で反撃を試みたが綱脇ー清水の万全の継投策で逃げ切られた。 ●
| 第3試合 | 広陵6−4聖光学院 | 強豪ひしめくゾーンから勝ち上がってきた広陵だが、エース平元の調子次第で聖光学院にもチャンスはある。平元投手が秀岳館戦のような出来だったら聖光学院に勝ち目はないが中京大中京戦ぐらいの出来なら単打をつなげる聖光学院も食い下がることが出来そう。その際ポイントは先発が予想される斉藤投手のコントロール。おかやま山陽戦の出来なら広陵打線を3点までに抑えることも出来そう。当たっている中村捕手に活躍させないことも勝利への必要条件となる。 | ○
| 第4試合 | 大阪桐蔭1−2x仙台育英 | なんとか智弁和歌山を振り切った大阪桐蔭だがまたまた違うタイプの難敵が登場。ポイントは仙台育英・長谷川投手を打てるかどうか。智弁の黒原・平田投手の継投に思いの外抑えられた大阪桐蔭打線がどう立て直してくるか楽しみ。仙台育英はロースコアのゲームに持ち込み西巻にチャンスで回して確実に得点を挙げたい。大阪桐蔭の先発投手も重要。柿木投手の場合もあり得るがその場合は立ち上がりに気をつけたい。 | *言い訳・最後の逆転は劇的だったが元を正せば大阪桐蔭が仙台育英・長谷川投手から1点しか取れなかったことが敗因。長谷川投手は外角低めへのコントロールがこの試合でも冴え高めの甘い球がほとんどなく被安打6にとどめる好投。両チームとも守備が素晴らしくレベルの高い締まった好ゲームだった。好投した大阪桐蔭・柿木投手には報われない結果となった。 ●
| 準々決勝 | 12日目第1試合 | 東海大菅生9−1三本松 | 総合力では東海大菅生が上回る。試合の焦点は三本松・佐藤投手の出来。偶然にもまたも東京勢と当たることになったが二松学舎大付戦のような出来だと容易に東海大菅生打線も攻略できない。ただ甘い球はホームランにする長打力は東海大菅生の方が上回るので、得意の落ちる球で低めを丹念に付く投球を心がけたい。東海大菅生・先発はエースの松本が予想されるが三本松はなんとか先制し単打をつなぐ得意の攻めで応戦したい。 | ○
| 第2試合 | 天理13−9明豊 | 延長戦を制した勢いのあるもの同士の対決。明豊は3番・浜田、4番・杉園が当たっておりこの二人の前にランナーをためたい。管・三村の9,1番も気をつけたい。天理は坂根・碓井の両投手が計算できるが強み。技巧派の本領が発揮できればここまでと同じ粘りの投球が期待できる。天理打線が明豊投手陣から5点以上取れれば余裕を持って試合を進められるだろう。 | ○
| 第3試合 | 広陵10−4仙台育英 | 仙台育英は先発投手に注目。ここ3日で2試合完投しているエース長谷川が来る可能性もあるが、左腕の佐川、西巻の可能性もある。その場合は打線の援護が不可欠になってくる。広陵はエースの平元か?短い回限定で森か?打線の充実度は広陵が一枚上なので、広陵としては注目の中村捕手にランナーがたまったところで回して一気に波に乗りたい。 | ○
| 第4試合 | 花咲徳栄10−1盛岡大付 | 今大会でも有数の打撃陣を擁する両チームの対戦。打撃戦になる可能性が高い。投手陣は共に継投策。安定感では花咲徳栄が上回りそう。打線では両チームともキーマンが居り、盛岡大付は1番・林、3番・植田、4番・比嘉。花咲徳栄は2番・千丸、3番・西川、4番・野村。このキーマンに仕事をさせない投球が投手陣には求められる。中でも3回戦で当たってきた盛岡大付・植田に注目したい。 | ○
| 準決勝 | 13日目第1試合 | 広陵12−9天理 | 伝統校対決。見所は広陵・平元投手の出来と準々決勝でやや当たりが止まったように見える3番・中村捕手のバッティング。広陵先発は山本投手の可能性もあるが、優勝のためには平元投手の立ち直りが不可欠。秀岳館戦のようなコントロールと球の切れが戻れば天理打線も打ちあぐむだろう。天理は左バッターが多い広陵相手なので先発は左腕の坂根投手の可能性が高い。準々決勝の明豊戦も落ち着いてリリーフをつとめていたが広陵相手だとエースの碓井投手との継投が現実的となる。両チーム投手の出来次第で投手戦もあり得るし8点ぐらいが目標の打撃戦もあり得る。中村選手が活躍するようだと広陵ペースとなりそう。 | ○
| 第2試合 | 東海大菅生6−9花咲徳栄 | (延長11回) 投打に実力伯仲で予想が難しい。ここまでの3試合1失点づつで勝ち上がった東海大菅生・松本投手の投球術が冴えると予想する。青森山田戦は戸田投手の完投だったが三本松戦でのリリーフでは調子が良くなかったのは気がかり。花咲徳栄はここまで9,9,10,10点と得点し打線は振れている。たた東海大菅生は予選でも日大三・早稲田実を0,2失点に抑えており松本投手と花咲徳栄打線の対決が最大のポイントとなる。東海大菅生としては花咲・先発の綱脇投手を出来るだけ早くマウンドから降ろし、力勝負の清水投手を引っ張り出したい。 | *言い訳・序盤は東海大菅生がリードする予想通りの展開だったが誤算が二つ。エースの松本がそのリードを守れなかったこと。それだけ花咲徳栄のバッティングが鋭かったということだろう。もう一つは花咲徳栄リリーフの清水投手を5回から登板させたのは良かったが、東海大菅生打線が打ち込めなかったこと。結局打線の鋭さとリリーフ投手の差で花咲徳栄が上回ったと思う。 ●
| 決勝 | 14日目第1試合 | 花咲徳栄14−4広陵 | 打撃戦必至に思えるが、投手陣の調子・疲労具合から見て平元の調子が戻っていない広陵は苦しく、清水投手が安定している花咲徳栄の方が投手陣は上回っていそう。甲子園記録を塗り替えた中村捕手のバットは驚異だが打線全体では花咲徳栄の方が切れ目がなさそう。花咲徳栄が打撃戦で打ち勝ち清水投手が抑え、埼玉県に初の優勝旗をもたらすとみた。綱脇投手にはせめて3回までは投げて清水投手にバトンを渡して欲しい。 | *感想・好調・花咲徳栄が初回に西川の長打で2点先取。広陵も反撃したが平元・山本の2投手に花咲徳栄打線を抑えるだけの力が残って居ずビックイニングを2回許し打ち負けた。初優勝の要因としては花咲徳栄打線とリリーフの清水投手の力が大きい。(もちろん、先発綱脇投手の安定した投球も)埼玉県勢はうれしい夏初優勝。反対に広陵は4回目の準優勝となった。 ○
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目標的中率 .700 どうなるかな? →.688に終わり達成ならず!!
地区名 | 代表校 | コメント | 回数 | 投手力 | 攻撃力 | 守備力 | 総合力 | 初戦成績 | コメント |
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北北海道 | 滝川西 | 19年ぶり | 3回 | B | C | B | C | 2敗 | |
南北海道 | 北海 | 3年連続 | 38回 | B | A | A | B | 12勝25敗 | 98回準優勝、14回ベスト4、76・44・42・他5回ベスト8 |
青森県 | 青森山田 | 8年ぶり | 11回 | B | A | A | B | 7勝3敗 | 81回ベスト8 |
岩手県 | 盛岡大付 | 2年連続(春夏連続) | 10回 | B+ | B | A | B+ | 2勝7敗 | |
秋田県 | 明桜 | 8年ぶり | 9回 | B | B | B | B | 3勝5敗 | 71回ベスト4 |
山形県 | 日大山形 | 4年ぶり | 17回 | B | A | B | B | 6勝10敗 | 95回ベスト4、88回ベスト8 |
宮城県 | 仙台育英 | 2年ぶり(春夏連続) | 26回 | A | B | B | B+ | 15勝10敗 | 97・71回準優勝 |
福島県 | 聖光学院 | 11年連続 | 14回 | B | A | B | B | 10勝3敗 | 98・96・92・90回ベスト8 |
茨城県 | 土浦日大 | 31年ぶり | 3回 | C | B | C | C | 1勝1敗 | |
栃木県 | 作新学院 | 7年連続(春夏連続) | 13回 | B+ | A | B | B+ | 9勝3敗 | 98・44回優勝、93・40回ベスト4、94回ベスト8 |
群馬県 | 前橋育英 | 2年連続(春夏連続) | 3回 | A | B | B | B+ | 1勝1敗 | 95回優勝 |
埼玉県 | 花咲徳栄 | 3年連続 | 5回 | A | A | A | B+ | 3勝1敗 | 97回ベスト8 |
千葉県 | 木更津総合 | 2年連続 | 6回 | A | A | A | B+ | 4勝1敗 | 98回ベスト8 |
山梨県 | 山梨学院 | 2年連続 | 7回 | B+ | B | A | B | 2勝4敗 | |
東東京 | 二松学舎大付 | 3年ぶり | 2回 | B+ | A | A | B+ | 1勝 | |
西東京 | 東海大菅生 | 17年ぶり | 3回 | B+ | B | B | B+ | 1勝1敗 | |
神奈川県 | 横浜 | 2年連続 | 17回 | B+ | A | B | A | 13勝3敗 | 80・62回優勝、90・83・45回ベスト4 |
新潟県 | 日本文理 | 3年ぶり | 9回 | B | B | A | B | 2勝6敗 | 91回準優勝、96回ベスト4 |
長野県 | 松商学園 | 9年ぶり | 36回 | B | B | B | B | 12勝23敗 | 14回優勝、10回準優勝、73回ベスト8 |
静岡県 | 藤枝明誠 | 初 | B | B | A | B | |||
愛知県 | 中京大中京 | 2年ぶり | 28回 | A | A | A | A | 25勝2敗 | 91・48回他5回優勝、64回他5回ベスト4、ベスト8多数 |
岐阜県 | 大垣日大 | 3年ぶり | 4回 | A | B | A | B+ | 2勝1敗 | 89回ベスト8 |
三重県 | 津田学園 | 初 | A | A | B | B | |||
富山県 | 高岡商 | 2年ぶり(春夏連続) | 18回 | B | B | B | B | 7勝10敗 | *29回ベスト8 |
石川県 | 日本航空石川 | 8年ぶり | 2回 | A | C | B | B | 1勝 | |
福井県 | 坂井 | 初 | B | C | B | C | * | ||
滋賀県 | 彦根東 | 4年ぶり | 2回 | A | B | B | B+ | 1敗 | * |
京都府 | 京都成章 | 19年ぶり | 3回 | A | B | B | B+ | 1勝1敗 | 80回準優勝 |
大阪府 | 大阪桐蔭 | 3年ぶり(春夏連続) | 9回 | A | A | A | A | 7勝1敗 | 94・90・73回優勝、87回ベスト4 |
兵庫県 | 神戸国際大付 | 3年ぶり(春夏連続) | 2回 | A | A | B | B+ | 1敗 | |
奈良県 | 天理 | 2年ぶり | 28回 | B | B | B | B | 20勝7敗 | 72・68回優勝、62・54回ベスト4、94・86回他4回ベスト8 |
和歌山県 | 智弁和歌山 | 2年ぶり | 22回 | B | A | C | B | 11勝10敗 | 82・79回優勝、84回準優勝、88・81回ベスト4、90回ベスト8 |
岡山県 | おかやま山陽 | 初 | B | A | A | B | |||
広島県 | 広陵 | 3年ぶり | 22回 | A | B | A | B+ | 14勝7敗 | 89・49・13回準優勝、62・50・46回ベスト8 |
鳥取県 | 米子松蔭 | 17年ぶり | 3回 | B | B | B | C | 1勝1敗 | |
島根県 | 開星 | 3年ぶり | 10回 | B | B | C | C | 2勝7敗 | |
山口県 | 下関国際 | 初 | B | B | B | C | |||
香川県 | 三本松 | 24年ぶり | 3回 | B | A | B | C | 2敗 | * |
徳島県 | 鳴門渦潮 | 9年ぶり | 7回 | B+ | B | B | B | 4勝2敗 | *87・84回ベスト8(鳴門一含む) |
愛媛県 | 済美 | 4年ぶり | 5回 | B | A | B | B | 3勝1敗 | 86回準優勝 |
高知県 | 明徳義塾 | 8年連続(春夏連続) | 19回 | B | B | B | B+ | 17勝1敗 | 84回優勝、98・94・80回ベスト4、95回ベスト8 |
福岡県 | 東筑 | 21年ぶり | 6回 | B+ | C | B | B | 2勝3敗 | * |
佐賀県 | 早稲田佐賀 | 初 | B | B | B | C | |||
長崎県 | 波佐見 | 16年ぶり | 3回 | B | B | B | B | 1勝1敗 | *78回ベスト8 |
熊本県 | 秀岳館 | 2年連続(春夏連続) | 3回 | A | B | B | A | 2勝 | 98回ベスト4 |
大分県 | 明豊 | 2年ぶり | 6回 | B+ | A | A | B+ | 3勝2敗 | 91・83回ベスト8 |
宮崎県 | 聖心ウルスラ | 12年ぶり | 2回 | B+ | B | B | B | 1敗 | |
鹿児島県 | 神村学園 | 5年ぶり | 4回 | B | B | B | B | 2勝1敗 | |
沖縄県 | 興南 | 2年ぶり | 11回 | A | B | A | B+ | 7勝3敗 | 92回優勝、50回ベスト4、97・62回ベスト8 |
地区名 | 代表校 | コメント | 回数 | 投手力 | 攻撃力 | 守備力 | 総合力 | 初戦成績 | コメント |
「A」は優れている・「B」は全国レベル・「C」は弱点です。
今大会は昨夏の優勝校の作新学院、準優勝校の北海、センバツ優勝校の大阪桐蔭など強豪が揃った大会となりました。しかも組み合わせのいたずらで初戦から横浜ー秀岳館、広陵ー中京大中京など
優勝候補同士が激突する波乱の大会となりました。強豪校が1試合しか見られなかったことは残念でもあります。
優勝した「花咲徳栄」は綱脇ー清水の継投が確立され打線もホームランというよりすさまじい当たりのライナーが量産される強力打線を有する投打のバランスの取れたレベルの高いチームでした。
昨年は秀岳館の打球の速さに目を見張ったのですが、今年は花咲徳栄の当たりが抜きん出ていたと思います。
ただ、地区予選の予想では埼玉県は当然「浦和学院」が出てくるものと思っていたので(佐野・渡辺の投手力を高く評価していたため)花咲徳栄が決勝で浦学を破って出てきたのはやや意外でした。
花咲徳栄の強さは準々決勝の盛岡大付戦に良く出ていました。盛岡大付も打線の力強さは今大会屈指で、投手陣も同じ継投策で実力もほぼ同じ?に思えました。しかし結果は10−1と大差になり
打線の底力と投手陣の質が上回っていたことを示しました。単なる勢いで優勝したわけではなかったと思います。優勝おめでとうございました。
準優勝の「広陵」も実力的には引けを取っていなかったと思います。平元投手・山本投手ともに球威がなくなってしまったのが敗因と考えます。ただ中村捕手の活躍は大会を盛り上げました。
中京大中京戦の頃は目立っていませんでしたが、秀岳館戦から俄然注目を浴びました。文字通り、走攻守にハイレベルなので今後が楽しみです。打線は4番打者が固定できなかったところが痛かったですね。
ベスト4の2校は「東海大菅生」と「天理」でした。「東海大菅生」は予選で早稲田実・日大三を破った実力と3年連続予選準優勝の鬱憤が一気に噴火しいきなりベスト4まで勝ち進みました。
準決勝も延長戦で惜敗と優勝まであと少しでしたが、花咲徳栄と比べると打線に荒さがあったかなと感じています。「天理」は分析では「B」評価で投手力に不安があり打線も普通という判断でした。
しかし初戦で部長が高い評価をしていた「大垣日大」を一蹴し、「これは強いかも」と評価し直し、3回戦の「神戸国際大付」戦は戦力分析と逆に天理の勝利を予想したのでした。
やはり同県に全国レベルのライバルがいる県は強いと認識を新たにしました。「花咲徳栄・浦和学院」「広陵・広島新庄」「天理・智弁学園」といったところでしょうか。
ベスト8は「三本松」「盛岡大付」「仙台育英」「明豊」となりました。このうち「三本松」の健闘は賞賛されます。部長が「B+」評価をした「明豊」もベスト8まで残ってくれてやれやれです。
そのほかでは大阪桐蔭ー仙台育英戦、明豊ー神村学園戦がインパクト大でした。智弁和歌山の強打復活も感慨深かったです。特に大阪桐蔭のまさかのプレイでの敗退は高校野球の奥深さを感じさせてくれたと思います。
さて、予想の方は33勝15敗(.688)と目標の.700は達成できず、あと1勝足りませんでした。まあ実力がこんなものかなと納得しています。これまで記念大会は得意なので来年は7割越え
を目指します。
今回は予選から大会期間中に掛けて約28万アクセスをいただきました。例年同様メールでの励まし・苦情・自分の意見表明、「iphoneで文字化けする」などいろいろいただきました。ご愛顧ありがとうございます。
iphoneでは「グーグルのチャームブラウザでアクセスすると文字化けしない」とメールをいただいているのでお試し下さい。それではまた、センバツでお会いしましょう! ・組み合わせ・
木更津総合・前橋育英・京都成章も上位に来そうだ。伏兵は東海大菅生・大垣日大・明豊→結局、「ダークホース」に挙げておいた花咲徳栄が優勝したので予想は当たりました。
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< 総評 >・「 68本のホームランが乱れ飛ぶ打撃力優位の大会を制したのは3年連続出場の花咲徳栄 」
第99回全国高校野球選手権大会はダークホース「B+」花咲徳栄と同じくダークホース「B+」の広陵の決勝戦となり花咲徳栄が初優勝を飾り、埼玉県に初の優勝旗をもたらしました。
「 解説 」
高岡商 ─┐ ┏聖光学院 *ベスト8予想・短評*(後日の対戦勝敗予想と異なる場合もあります=気が変わった)
東海大菅生 ━┛┓東 ┏└おかやま山陽 A:中堅が勢揃い。予選で滋賀学園と近江を破っている彦根東に注目。早稲田実を空気を読まずに
青森山田 ━┓┘海 ┌└┌早稲田佐賀 破った東海大菅生も投打のバランスが良い。甲子園では打つ高岡商は勝利が欲しい
彦根東 ┓┘ 広│ ┗聖心ウルスラ B:作新学院ー盛岡大付の勝者が一歩リード。福岡大大濠を決勝で下した東筑も不気味。藤枝明誠
波佐見 ┘ 陵┃ ┏広 陵 の変則ピッチャーも打ちにくそう。松商学園・済美も投打のバランスが取れている。
済 美 ┓ ┗┏└中京大中京 C:関東のくせ者勢揃い。いずれもダークホースの力があり投手力が安定しているのが強み。中で
東 筑 ┘┓ └┌横 浜 も前橋育英と花咲徳栄、木更津総合・山下は注目。昨夏ベスト4の明徳義塾も総合力は高い。
藤枝明誠 ┐┘┐ ┗秀岳館 D:優勝候補が半分集まった。秀岳館・広陵は投手力、横浜は打力、中京大中京は総合力で秀でて
津田学園 ┛ │盛 ┌興 南 いる。上の4校では聖光学院に貫禄がある。横浜は投手力と攻撃の荒さが気になる。
作新学院 ┐ ┃岡 ┌┗智弁和歌山 E:大阪桐蔭がリード。センバツ優勝当時より投打に勝負強くなっている。仙台育英の長谷川投手
盛岡大付 ┛┓┛ ┌┗┏大阪桐蔭 と興南の宮城投手がどこまで立ちはだかるか?日本文理ー鳴門渦潮は互角。
松商学園 ┓┘ 仙│ └米子松蔭 F:昨年準優勝の北海と投手力に優れる神戸国際大付の勝者が突っ走る可能性あり。今年は投手力
土浦日大 ┘ 台┃ ┌滝川西 も良い大垣日大も強打の天理を抑えれば侮れないチーム力がある。
前橋育英 ┓ ┗┏┗仙台育英 G:あまり注目を集めていなそうな4校が集合。投手力の三本松、勢いの下関国際、復活の明桜
山梨学院 ┘┓ └┏日本文理 強打の二松学舎大付。二松学舎大付がややリードか?
日大山形 ┐┘┐ └鳴門渦潮 H:予選決勝で龍谷大平安を破った好投手・北山擁する京都成章が目を引く。ただ初戦の相手神村
明徳義塾 ┛ │花 ┌─北 海 学園も投手が豊富で先制点を与えると苦戦しそう。4割打線の明豊と投手力の坂井も好勝負。
木更津総合 ┐ ┃咲 天┌┗━神戸国際大付
日本航空石川┛┐┛ 理┗┌─大垣日大
開 星 ┐┛ ┗━天 理 A 彦根東(東海大菅生) B 作新学院(盛岡大付) C 花咲徳栄(明徳義塾)
花咲徳栄 ┛ ┏━三本松 D 秀岳館(横浜) E 大阪桐蔭(仙台育英) F 神戸国際大付(大垣日大)
明 豊 ━┓ 三┏└─下関国際 G 二松学舎大付(三本松)H 京都成章(明豊)
坂 井 ─┘┓明 本└┌─明 桜
京都成章 ─┐┘豊 松 ┗━二松学舎大付
神村学園 ━┛
*準々決勝*
天 理 ┓
明 豊 ┘天 理┐
広 陵 ┓広 陵┛広 陵┐
仙台育英 ┘ │
盛岡大付 ┐ ┃花咲徳栄 初優勝
花咲徳栄 ┛花 咲┓花 咲┛
三本松 ┐東 海┘
東海大菅生┛
今回は関東・東京が粒ぞろい。これだけ挙げておけばどれか当たるだろう?
優勝候補三点予想 大阪桐蔭 秀岳館 中京大中京
ダークホース三点予想 横浜 広陵 花咲徳栄
だめ押し三点予想 作新学院 興南 神戸国際大付
年 センバツ出場校予想 センバツ大会勝敗予想 夏の大会出場校予想 夏の甲子園大会勝敗予想
1998年 94.4%(36校中34校) 82.9%(35試合中29試合) 70.9%(55校中39校)(*本命22) 66.7%(54試合中36試合)
1999年 93.8%(32校中30校) 54.8%(31試合中17試合) 75.5%(49校中37校)(本命19) 62.5%(48試合中30試合)
2000年 90.6%(32校中29校) 67.7%(31試合中21試合) 69.4%(49校中34校)(本命18) 66.7%(48試合中32試合)
2001年 88.2%(34校中30校) 63.6%(33試合中21試合) 61.2%(49校中30校)(本命14) 66.7%(48試合中32試合)
2002年 87.5%(32校中28校) 61.3%(31試合中19試合) 61.2%(49校中30校)(本命20) 77.1%(48試合中37試合)
2003年 85.3%(34校中29校) 63.6%(33試合中21試合) 59.2%(49校中29校)(本命15) 54.2%(48試合中26試合)
2004年 87.5%(32校中28校) 77.4%(31試合中24試合) 73.5%(49校中36校)(本命9) 72.9%(48試合中35試合)
2005年 90.6%(32校中29校) 61.3%(31試合中19試合) 77.6%(49校中38校)(本命18) 72.9%(48試合中35試合)
2006年 93.8%(32校中30校) 58.1%(31試合中18試合) 75.5%(49校中37校)(本命17) 58.3%(48試合中28試合)
2007年 93.8%(32校中30校) 58.1%(31試合中18試合) 63.3%(49校中31校)(本命19) 66.7%(48試合中32試合)
2008年 91.7%(36校中33校) 65.7%(35試合中23試合) 70.9%(55校中39校)(本命*20) 77.8%(54試合中42試合)
2009年 90.6%(32校中29校) 58.1%(31試合中18試合) 69.4%(49校中34校)(本命19) 75.0%(48試合中36試合)
2010年 90.6%(32校中29校) 67.7%(31試合中21試合) 63.3%(49校中31校)(本命11) 72.9%(48試合中35試合)
2011年 96.9%(32校中31校) 71.0%(31試合中22試合) 61.2%(49校中30校)(本命18) 68.8%(48試合中33試合)
2012年 96.9%(32校中31校) 71.0%(31試合中22試合) 59.2%(49校中29校)(本命19) 72.9%(48試合中35試合)
2013年 91.7%(36校中33校) 48.6%(35試合中17試合) 69.4%(49校中34校)(本命16) 52.1%(48試合中25試合)
2014年 93.8%(32校中30校) 54.8%(32試合中17試合1分) 81.6%(49校中40校)(本命18) 60.4%(48試合中29試合)
2015年 90.6%(32校中29校) 74.2%(31試合中23試合) 73.5%(49校中36校)(本命21) 68.8%(48試合中33試合)
2016年 84.4%(32校中27校) 58.1%(31試合中18試合) 67.3%(49校中33校)(本命20) 64.6%(48試合中31試合)
2017年 90.6%(32校中29校) 71.0%(33試合中22試合2分) 69.4%(49校中34校)(本命18) 68.8%(48試合中33試合)
雑居ビル入り口