第90回記念センバツ大会 優勝は 大阪桐蔭 2年連続3回目!!
ランク | 試合番号 | 勝利予想ー敗戦予想 | 予想コメント | 結果 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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1回戦 | 1日目第1試合 | 聖光学院5−3東筑 | 打線が看板で総合力も高い聖光学院に夏春連続出場でエースの石田に安定感のある東筑の対戦。見所は、夏は不本意な投球に終わった石田投手が強打の聖光学院打線に対してどの様な投球を見せるか。対する聖光学院としては時折来る甘い球を確実に痛打し石田投手、生命線の内角球をうまく裁きたい。3点勝負になると東筑ペースと言える。 | ○
第2試合 | 国学院栃木3−2英明 | 総合力では英明に分があるが3投手による継投策が機能している国学院栃木がロースコアのゲームを制すると読んだ。国学院栃木は公式戦で4失点が最多失点で防御力には優れている。ただ打線が非力なので英明・黒河投手の出来が試合を左右しそう。打たせて取るタイプの黒河投手は、はまれば明徳義塾を8回まで無得点に抑えるなど好投するがこの試合も同様の投球が要求される。 | ○
| 第3試合 | 明秀日立4−3瀬戸内 | 中心打者にホームランバッターを擁するチームの対戦。明秀日立は芳賀、瀬戸内は門叶といずれも長距離打者を擁する。投手力はお互いに決め手を欠くだけに点の取り合いになる可能性が高い。総合力ではやや優位に立つ明秀日立だが初陣のハンデがあり、試合巧者の瀬戸内に先行されると浮き足立つ恐れもある。明秀日立が先取点を取ればペースを握れそう。 | ○
| 2日目第1試合 | 日大三5−0由利工 | 今大会でも屈指の好投手に挙げられる、由利工・佐藤亜は好調なら日大三といえども1,2点に抑える力はある。問題は打線が非力な由利工が3点以上得点できるか?過去甲子園で1勝を挙げた同県の大曲工のように、数少ないチャンスで確実に得点を挙げることが要求される。今年の日大三は例年より長打力に欠けその分たたみかける打線となっている。打線の中心である日置主将が先陣を切れるかに注目。 | ○
| 2回戦 | 第2試合 | 静岡7−0駒大苫小牧 | 両チームとも投手力に不安があり、打線は力があるので点の取り合いになる可能性が高い。静岡は打たせて取るタイプのエース春の低めへの制球力が生命線。これが甘くなるようだと厳しい。駒大苫小牧・エース大西も制球力が良く明治神宮大会で大阪桐蔭相手に好投し自信を深めている。打線は共に得点力があるが静岡・成瀬のバッティングに注目。攻撃でリズムを掴んだ方が主導権を握りそうだ。 | ○
| 第3試合 | 日本航空石川10−0膳所 | 総合力で日本航空石川が上回る。日航は4番の上田をはじめクリーンアップに長打力がある。昨夏に甲子園も経験していて慣れているのも有利。投手陣も杉本・大橋・重吉と揃い継投も出来る。打力で劣る膳所は大黒柱のエース手塚の力投が不可欠。2番手・長野も含めて5点以内で勝負したい。初回の立ち上がりも含めて序盤で離されないように注意したい。 | ○
| 3日目第1試合 | 明徳義塾7x−5中央学院 | 強豪同士の注目の一戦。明徳義塾はエースの市川に安定感があり145キロの速球に力もある。伝統の守りも堅くあとは打線が援護するだけと完成度が高い。対する中央学院はエースの大谷が投打に鍵を握る。こちらも145キロの速球が冴え打つ方でも明治神宮では市川からホームランをかっ飛ばしている。実力伯仲で僅差の接戦を予想するが両投手の出来、特に大谷投手の出来が大きく試合を左右しそう。 | ○
| 第2試合 | 智弁和歌山4−2富山商 | 昨夏から上り調子で今大会も優勝候補の一角に挙げられている智弁和歌山の打力が試される試合。智弁和歌山は打点の多い3番黒川から林・冨田・文元と続く打線は長打力満載で息が抜けない。対する富山商エース沢田は良くまとまった好投手。140キロの速球とスライダーの本格派でコントロールも良い。調子が良ければ完封もあるがどちらかと言えばどの試合も3失点までに抑える試合を作れるエースだ、ポイントは2廻り目のクリーンアップとの対戦。ここを抑えられれば富山商にも勝機が出てくる。 | ○
| 第3試合 | 智弁学園5−3日大山形 | 打線の力でやや智弁学園が上回る。共に地区大会ベスト4以下と目立たないが投打にまとまっている。智弁学園はチーム打率が高くエースの伊原も安定し一昨年の優勝チームのような役者はいないがチームバランスは良い。日大山形もエース格の佐藤洸は技巧派ながら打ちにくくはまれば好投しそう。チームもセンバツでは初戦敗退がこれまで無く昨夏も明徳義塾と接戦を演じているなど甲子園では力を出すタイプ。智弁学園としては先行し優位に試合を進めたい。 | ○
| 4日目第1試合 | 創成館3−1下関国際 | 明治神宮大会で大阪桐蔭を破って準優勝に輝くなど今大会でも優勝候補の一角に名を連ねる創成館。目立つのはエースの川原だが控え投手もハイレベルで投手層は厚い。打線は機動力を駆使しての得点が多く好投手の攻略も十分可能だ。対する下関国際は夏春連続出場で経験値があり昨夏は打ち負けたが新チームはエースの鶴田がある程度計算でき昨夏より一枚上手の力のあるチーム。ロースコアの接戦になると番狂わせも十分可能な戦力と見ている。創成館は先取点が欲しい。 | ○
| 第2試合 | 大阪桐蔭14−2伊万里 | 初戦では一番力の違いを感じさせる組み合わせ。今大会の優勝候補の筆頭・大阪桐蔭はやや柿木・横川の投手陣の調子が上がっていないようだが総合力では伊万里を圧倒している。打線も藤原、根尾などタレントは豊富ながらいまいち得点に反映されてこない嫌いがある。伊万里としてはエースの山口が中盤までは持ちこたえることが肝要。ワンサイドゲームにならないように注意したい。 | ○
| 第3試合 | 東邦3−5花巻東 | 総合力では東邦に分があるが東邦はエース扇谷が突然崩れる悪癖があり試合巧者の花巻東にそこを突かれると大量失点の恐れもある。ポイントは扇谷の安定感の他打線に自信を持つ東邦と花巻東・西舘投手の対決。花巻東は継投策を採ると予想するが勝負所は西舘投手にゆだねる事になりそう。この対決をどちらが制するかが勝負の行方を決めると考える。 | *言い訳・心配した東邦・扇谷投手はまずまずの投球を見せたが、打線が花巻東・左腕・田中投手の落ちる球を見極められず終盤まで抑えられてしまった。先手を取り着実に得点を重ねた花巻東会心のゲーム。 ●
| 5日目第1試合 | 東海大相模12−3聖光学院 | 聖光学院は初戦で上石ー衛藤ー高坂の継投で東筑の反撃を断った。その中で先発の上石の投球と肘痛あけの衛藤のスタミナに不安が残った。東海大相模打線は脆さもあるが初戦の東筑より打線のレベルは高い。この試合も先発が予想される上石投手の替え時がポイント。もし衛藤投手先発の場合は替え時がポイント。東海大相模もエースの斎藤が県大会時の調子を取り戻せていないと聖光学院の打線に捕まる恐れもある。投手陣を打線が上回れば5点をめどの点の取り合いもあり得る。 | ○
| 第2試合 | 国学院栃木9−5延岡学園 | 初戦継投策が成功した国学院栃木と打線に自信を持つ延岡学園打線の対決が焦点。国学院栃木は初戦3投手で2失点に抑え特に押さえの宮の勝負強さが光った。対する延岡学園は目立つ選手はいないが選球眼も良く得点力が高い。接戦の場合は抑えの宮投手を打てるかが勝負の鍵を握る。投手力と三遊間の守備に不安があるので先取点を取りたいところだ。 | ○
| 第3試合 | 明秀日立10−1高知 | 初戦見事な逆転勝ちで初陣を飾った明秀日立打線とエース中屋を中心に防御型のチームカラーの高知の対戦。明秀日立は初戦で固さも見えたが2戦目は攻撃も集中力が高まることが予想される。高知エースの中屋は三振も取れるが防御率が良く、変化球とのコンビネーションで打ち取るタイプ。しかし打線に切れ目がない明秀打線に甘いコースは禁物。3点までに抑えると勝機あり。明秀日立はエース細川の連投か?やや単調になる嫌いがあり機動力がある高知打線にかき回されないように注意したい。 | ○
| 6日目第1試合 | 慶応3−4彦根東 | 慶応・生井、彦根東・増居と左右の好投手の対戦が見どころ。生井は投球回数を奪三振数が上回る三振の取れる左の本格派投手。対する増居は秋は本調子では無かったが制球力に優れゴロを打たせる右の技巧派投手。打線はお互いに強力いうほどではないが慶応は機動力も駆使する攻撃を得意とし接戦にも強い。試合のポイントはどちらの攻撃が相手エースを揺さぶることが出来るか。選抜でまだ勝ち星のない彦根東も増居の好投次第で今回はチャンスがある。 | *言い訳・増居ー生井の投手戦は後半に大きく動いた。なんと言っても8回の彦根東・高内選手の逆転スリーランが大きかった。これがソロだったら3−2で慶応の勝ちだった。増居投手は5安打3失点と実力を出し注目の左腕だった生井投手に投げ勝った。 *増居投手は左腕でしたので本文中に誤りがありました。訂正してお詫びします。2019,8月 ●
| 第2試合 | 乙訓7−2おかやま山陽 | 初出場の公立校ながら投手力が安定し打線に得点力がある乙訓が中国チャンピオンのおかやま山陽と対戦する。初出場同士の対決。乙訓は富山・川畑の左右のエースが相手打線を抑え京都府大会は優勝している。打線も近畿大会で智弁学園に打ち勝ち智弁和歌山も4−5と接戦を演じている実力校だ。おかやま山陽は打撃のチームでエース有本以下の投手陣で失点を抑えるのがセオリー。乙訓の継投をおかやま打線が捕らえられるかがポイントとなる。 | ○
| 第3試合 | 近江8−5松山聖陵 | 両チームともどちらかと言えば防御型のチームカラーでエースの出来が鍵を握る。近江は林ー金城の左腕リレーが必勝リレーでこれまで公式戦では大阪桐蔭戦の5失点が最大。打線は4番の北村に長打力がありチームとしても機動力がある。松山聖陵は189センチの大型右腕土居が大黒柱だが四死球が多いのが気がかり。打線もやや得点力に欠ける。甲子園初勝利を挙げるためにはエース土居が粘りの投球で味方が先取点を挙げるまで粘ること。3点勝負だと勝ち目も出てくる。 | ○
| 7日目第1試合 | 星稜11−2富島 | 奥川・竹谷の好投手2枚を擁し打線に得点力がある星稜がややリード。星稜は北信越大会で1年生の奥川が成長。ややスタミナに課題があるが元エースの竹谷が登板できればその課題も払拭される。初出場の公立校・富島は粘りとチームワークが信条。エースの黒木が粘り強く投げ小細工の利く打線が点数をもぎ取る。ポイントは星稜・奥川投手を富島打線が打てるか。九州大会で見せたようなチャンスに着実に得点する試合運びが出来ればチャンスはある。 | ○
| 第2試合 | 日大三0−8三重 | 初戦で投手力にめどがたった日大三が有利。日大三はリリーフに立った井上が安定した投球を見せ先発の中村との継投で勝負できる体勢になった。打線も由利工の好投手・佐藤から苦戦しながらも5点取り特に3番・日置が当たっているのが心強い。これが初戦となる三重も打線は互角の陣容を誇る。気がかりな投手陣のうち実力のある定本が看板通りの投球を見せれば十分戦えるが制球を乱すようだと苦しい。アンダースローの福田も含めて投手陣は総力戦で日大三打線を5点までには抑えたい。 | *言い訳・二つの見当違いがあった。一つ目は三重、先発の定本の好投。四死球2と心配されたコントロールも良く球に力もあり日大三打線を完封する好投。二つ目は日大三終盤の継投策。先発の井上投手は5回ぐらいから明らかに直球のスピードと威力が落ちてきていたので継投は必然だったが投手の選択はどうだったのか?最後に登板した中村投手が好調だっただけに惜しまれる継投だった。 ●
| 3回戦 | 第3試合 | 東海大相模8−1静岡 | 初戦、速球は無いが頭脳的な投球で奪三振ゼロながら駒大苫小牧を完封した静岡エース春が、聖光学院戦12得点の東海大相模打線をどう抑えるかが見どころ。東海大相模は打球の鋭い3番森下を中心に12安打。長打もあり集中打もあり春投手も細心の注意が必要。静岡も初戦13安打と当たっており3番齋藤、4番成瀬の前にランナーを出せば打ち合いになっても負けない打力がある。東海・斎藤投手は立ち上がりに球が走っていなかったので初回の攻撃で得点したい。 | ○
| 8日目第1試合 | 明徳義塾1−3x日本航空石川 | 実力校同士の興味ある対戦。初戦を劣勢から劇的な逆転サヨナラホームランで制した明徳義塾には勢いが出来た。特に打線の中心の谷合に一発が飛び出したのは朗報。エースの市川は8回に突如制球を乱したが2戦目となる今回は修整して来るだろう。日本航空石川も大黒柱の上田と3番の原田が当たっており市川vs上田の対決は試合の行方に関わり注目。初戦登板した3投手のうち抑えを任されそうな大橋の制球がイマイチだったのは気がかり。日本航空石川としては先行して継投策に入りたい。 | *言い訳・日本航空石川の先発投手は左腕・杉本。この杉本を明徳義塾打線が打てなかったことが敗因。8回途中まで被安打2では馬淵監督も作戦の立てようが無かっただろう。明徳・市川投手は最後は一発を浴びたが評判通りの投球を見せた。甲子園に来てから明徳の打線の調子が上がらなかったのがこういう結果を呼んだと言えそう。ピーク調整の難しさを感じた試合。 ●
| 第2試合 | 智弁和歌山7−4国学院栃木 | 通常なら3投手の継投の投手力の国学院栃木vs智弁和歌山打線という構図だが、今回はエース平田が体調不良開けの智弁投手陣vs延岡学園に打ち勝った国学院打線に注目。智弁打線が国学院3投手を攻略するのは残念ながら明らか。勝負の行方は2回戦で9得点した国学院打線がどの程度反撃できるか。智弁投手陣は小堀ー池田の継投で富山商を7安打2失点に抑えたが国学院打線はそれ以上の力がありそう。5点勝負なら国学院、8点以上の点の取り合いなら智弁和歌山が上回りそう。 | ○
| 第3試合 | 創成館2x−1智弁学園 | (延長10回) 共に投打のバランスが良く実力伯仲の好ゲームが期待できる。創成館はエースの川原が安定しリリーフの伊藤も変幻自在な投球で相手打線を幻惑する。打線は好投手鶴田相手で3点に抑え込まれたがをチャンスを生かし着実に加点するしたたかさも見せている。対する智弁学園もエースの伊原にやや精彩が無かったが2番手の川釣との継投が決まり安定した試合運びを見せた。ポイントは創成館2番手の伊藤投手vs智弁打線。伊藤投手はやや制球が乱れる場面もあったので智弁打線が攻略出来るか。選抜優勝以降2回勝ったことがない智弁学園が殻を破れるかも見どころ。 | ○
| 9日目第1試合 | 大阪桐蔭5−1明秀日立 | 打線に力のある両チームの対決。投手力で大阪桐蔭が上回るが大阪桐蔭は横川・森本投手がどうやらあまり当てにならない。エース柿木と根尾の二人で明秀日立打線を抑えなければならない。ポイントは柿木投手vs明秀日立打線。2回戦の高知戦で12安打10得点と爆発した明秀日立は打線がまんべんなく当たっていて切れ目が無い。柿木投手からも4,5点は得点できるか?大阪桐蔭としては早めに明秀日立・細川投手を攻略してリードを奪い継投で逃げ切る展開にしたい。 | ○
| 第2試合 | 花巻東1x−0彦根東 | (延長10回) 彦根東・増居投手を花巻東打線がどう攻略するかがポイント。増居投手は初戦直球が走り慶応を3失点に抑える力通りの好投を見せた。花巻東は東邦投手陣から5得点と多彩な攻撃でこの試合も5点を目標にしたい。投手陣もスクリューボールが切れた初戦先発の田中が好調を維持していればリリーフに西舘もおり投手力では一枚上手か?増居投手が3失点までに抑えると彦根東にも勝機が出てくる。 | ○
| 第3試合 | 三重2−1乙訓 | 実力伯仲の好ゲームが期待できる。ポイントは三重先発投手の調子。初戦・日大三を完封した定本が連投なら乙訓打線も攻略は手間取りそう。福田投手先発なら乙訓は早めに得点を奪いたい。両チームとも集中打が持ち味で初戦はそれぞれビックイニングを作っている。しかし中盤までは抑えられていたので序盤でリードしたチームが有利。乙訓は初戦同様富山投手の先発の可能性が高い。リリーフに出た川畑投手はほぼ完璧な内容だっただけにリードした状態で川畑投手につなぐことが出来れば乙訓に勝機が出てくる。 | ○
| 第4試合 | 星稜4x−3近江 | (延長10回) 投手力で星稜が上回る。初戦リリーフに立った星稜・奥川投手は球も走り威力十分で攻略は難しそうな投球を見せた。(6回2/3、被安打5、6奪三振)スタミナにはやや不安を感じさせたのでこの試合も竹谷先発があるかも知れない。打線も11安打11得点と当たっており近江2投手の継投でも5失点以上は覚悟しなければならないだろう。近江としては継投策で失点を減らし竹谷投手登板中になるべく多く得点しておきたい。 | ○
| 準々決勝 | 10日目第1試合 | 東海大相模3−1日本航空石川 | 明徳義塾を破り波に乗っている日本航空石川は投手力の量と共に質の高さも見せつけほぼ互角のチーム力と言っても良い。ポイントは日本航空投手陣vs東海大相模打線。3回戦で静岡相手に終盤まで我慢比べとなったが終盤でリードを広げた地力はなかなかのもの。日本航空としては明徳戦同様僅差で終盤を迎えたい。東海・森下、日航・上田の中軸打者のどちらが活躍するかも勝敗の行方を左右しそう。 | ○
| 第2試合 | 創成館10ー11x智弁和歌山 | (延長10回) 2試合で投手力の高さと層の厚さを見せ付けた創成館。しかし打線は3点、2点と湿っている。この試合の見所は創成館投手陣vs智弁和歌山打線の対決。智弁和歌山は国学院栃木戦で林に当たりが戻り長打力を秘めた打線に穴がなくなった。注目は創成館の先発投手。速球に強い智弁和歌山に対してエースの川原で行くかどうか。3回戦同様七俵ー酒井とつなぎ川原、伊藤を抑えに残す作戦もある。いずれにしても智弁和歌山投手陣は3・4失点は覚悟しないといけないので智弁打線は5点は取らないと苦しくなる。 | *言い訳・創成館が得点を重ね継投策で智弁和歌山の反撃を抑えるという予想通りの展開だったが創成館エース川原の調子が今ひとつだったのと智弁和歌山の打力が想像以上の集中力を見せたため予想を超えた。智弁和歌山の打線は今大会最強だと言える。 ●
| 第3試合 | 大阪桐蔭19−0花巻東 | 総合力で大阪桐蔭が上回る。大阪桐蔭は明秀日立の好投手・細川をジワジワ追い詰め1点づつ得点する相撲の「寄り切り」のような強さを見せた。投げても根尾が完投しエース柿木を休ませられたのは今後のためには大きい。花巻東は9回までノーヒットに抑えられるなど打線が沈黙し、このゲームは投手陣が頑張らないと一方的になる危険性もある。ポイントはエース田中がどこまで大阪桐蔭打線を抑えるか。初戦で通用したチェンジアップがこの試合でも決まれば接戦になる。これまで登板の無い西舘投手も含めて2,3勝負になれば勝機も出てくる。 | ○
| 第4試合 | 三重14−9星稜 | 総合力でやや三重が上回る。投手陣では三重は定本、星稜は先発が予想される竹谷の出来がカギ。初戦荒れ球ながら強打の日大三を完封した定本が同様の投球を見せると星稜打線も手を焼きそう。逆に四死球で崩れる可能性もあり立ち上がりに注目。星稜は竹谷投手が2失点ぐらいでリリーフで出てくる奥川につなげば面白い。打力は三重に分があると考えるが星稜・奥川の投打に渡る活躍があれば勝機も出てくる。 | ○
| 準決勝 | 11日目第1試合 | 東海大相模10−12智弁和歌山 | (延長10回) 準々決勝で「打ち合いなら智弁和歌山」を再度印象づけた智弁和歌山だが、どうしても投手力の弱さを払拭できずこういう予想になった。東海大相模は今大会NO1と言える投手陣を誇る。エースの斎藤は立ち上がりに難があるが投球の安定感はありリリーフもこなせる。この試合も左腕の野口の先発が有力と思うが斎藤先発で隙を見せない戦い方もある。打線は聖光学院戦で12得点したように力があり智弁投手陣からは5点は奪うだろう。智弁和歌山は平田投手の投球にかかる。昨夏の大阪桐蔭戦のような投球が出来れば十分勝機が出てくる。智弁和歌山は72回大会決勝戦のリベンジのためにも打ち合いに持ち込みたい。 | *言い訳・予想が外れるとしたらこういう展開になるだろうと思っていたその展開になった。初回東海大相模が4点取ったときと、智弁和歌山の守備が乱れて10−5と5点差になったときの2回これでもう予想が当たったと思ってしまった。しかし智弁和歌山の打者の鬼のような選球眼で先発・野口、リリーフ斎藤の低めのボール球は完璧に見送られ東海投手陣は非常に苦心の投球に追い込まれた。終盤、思ったより早く斉藤投手のスタミナが切れたのもここに原因の一つがあると思う。「打ち合いなら智弁和歌山」をまた証明する試合となった。智弁和歌山・平田投手の早めの投入と粘りの投球も勝因と言える。 ●
| 第2試合 | 大阪桐蔭3x−2三重 | (延長12回) 総合力で大阪桐蔭が上回るが三重にも勝機はある。大阪桐蔭が負けるときは投手陣が打ち込まれたとき。その点で三重の当たっている1,2番梶田・浦口を初回に迎える先発投手の選定は重要。準々決勝で立ち直りが見えた横川を決勝戦のために柿木温存で使用する選択肢もあるが立ち上がりに難のある横川起用ではかなりのギャンブルとなりそう。ここは根尾先発か?三重は定本、福田がどちらでも先発可能でこの試合は継投も考えられる。福田先発で接戦で定本に繋げば面白くなりそう。 | ○
| 決勝 | 12日目第1試合 | 大阪桐蔭5−2智弁和歌山 | 2試合連続二桁得点二桁安打の智弁和歌山打線は驚異だが、昨夏・昨秋と智弁和歌山には2勝している大阪桐蔭の相性と、これまで決勝戦無敗のジンクスに敬意を表し大阪桐蔭有利と予想。三重戦で引き締まった試合を経験した大阪桐蔭はこの試合では10点ぐらいは得点するだろう。勝敗の行方は智弁和歌山打線が何点取るか。大阪桐蔭は柿木先発が濃厚。リリーフには根尾を送ってなんとか7,8点までに抑えるのではないか。ここ2試合神がかりの活躍をしている智弁和歌山・黒川を沈黙されられるかがカギ。大阪桐蔭は当たりの出ていない3番・中川が昨夏の総決算で活躍できるかも注目。 | *感想・智弁和歌山・池田投手が多彩な変化球をコーナーに集める予想外の好投。これが逆に得意の打ち合いに持ち込めなかった要因となったのは皮肉か!?大阪桐蔭・根尾投手はまさかの連投。柿木投手の先発がセオリーだが現在一番監督が信頼できる投手と言うことがわかった。2点先に与える展開になったがそれ以降は粘投。智弁和歌山打線に反撃の隙を見せなかったのが最大の勝因。今大会NO1投手の称号と春連覇の偉業を手に入れた。智弁和歌山は根尾を攻略出来ずリベンジならず。夏に期待! ○
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{ 組み合わせ・解説 }
組み合わせ
東 筑 ─┐ ┏━明秀日立 A:地区優勝校が3校、おまけに東海大相模も入り大混戦激戦ブロック。やはり総合力では東
聖光学院 ━┛┐ ┏└─瀬戸内 海大相模が本命だが東筑・聖光学院ともに投手力も良く打線が抑えられると苦戦も。静岡
東海大相模 ━━┛┓東相模 大桐蔭┌└──高 知 ー駒大苫小牧は打撃戦必至。静岡・春、駒大・大西が安定した投球が出来ればチャンスも
静 岡 ━━┓┘ ┓ ┏ ┗┏━━大阪桐蔭 B:初制覇を目指す明徳義塾には厳しいブロック。初戦の中央学院はエースの大谷が踏ん張れ
駒大苫小牧 ──┘ ┃東相模 大桐蔭┃ └──伊万里 ば明治神宮のリベンジもあり得る。日航石川も明徳と実力差は少ない。膳所は善戦したい
日本航空石川━━┓ | ┐ ┏ | ┏━━花巻東 C:智弁和歌山がリードも投手力優位のチームが揃い接戦が多くなりそう。富山商・沢田投手
膳 所 ──┘┓ ┘ | ┃ └ ┏└──東 邦 は正統派の好投手。智弁は得意なタイプか?英明・黒河、国学院3投手との対戦は楽しみ
明徳義塾 ━━┓┘日航石 | 大┃ 花巻東└┏━━彦根東 D:創成館がリードも初戦の下関国際はうるさいタイプ。終盤の逆転に注意。。エース川原の
中央学院 ──┘ | 阪┃ └──慶 応 スタミナに注目。智弁・伊原、日大・佐藤は隠れた好投手。この4チームが一番実力伯仲
英 明 ─┐ | 桐| ┌─由利工 E:大阪桐蔭には比較的恵まれたブロック。打撃の明秀日立とエース中屋が安定する高知が追
国学院栃木 ━┛┓ ┃ 蔭| ┌┗━日大三 う。瀬戸内はまとまりで、伊万里は課題の投手力がどこまで持ちこたえられるか。
延岡学園 ──┘┐和智弁 ┃ | 三 重┏┗━━三 重 F:打線の東邦と投手力の慶応が優位。東邦は初戦の相手が試合巧者の花巻東でエースの扇谷
富山商 ──┐┛ ┓ ┃ | ┏ └┏━━乙 訓 の立ち上がりが心配。彦根東もエース増居の力投が浮上のきっかけになる。。
智弁和歌山 ━━┛ ┃ ┛ └ ┃ └──おかやま山陽 G:どこかしら弱点を持つチームばかりで本命不在。日大三・三重は打力は上位レベルだが投
智弁学園 ━━┓ |和智弁 三 重| ┌──松山聖陵 手力に不安あり。由利工はエース佐藤は計算できるが打線が非力。おかやま山陽と乙訓は
日大山形 ──┘┐ ┘ └ ┌┗━━近 江 投打にバランスは良いが迫力に欠ける。三重・日大三の投手陣と乙訓の粘り強さに注目
下関国際 ──┐┛創成館 星 稜┗┏━━星 稜 H:ここもおとなしめのチームが揃った。投手力に決め手を持つ星稜が面白いが初戦の富島も
創成館 ━━┛ └──富 島 打線は非力だがエースの黒木は攻略が難しい。近江・松山聖陵は打線の得点力がカギ。
**ベスト8予想**
東海大相模(静岡)明徳義塾(日本航空石川)智弁和歌山(英明)創成館(下関国際)大阪桐蔭(明秀日立)東邦(慶応)日大三(乙訓)星稜(富島)
優勝候補三点予想 | 大阪桐蔭 | 明徳義塾 | 東海大相模
ダークホース三点予想 | 創成館 | 東邦 | 智弁和歌山
| だめ押し三点予想 | 日大三 | 星稜 | 中央学院
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例年選抜大会は総評は書かないのですが記念大会なので感想を記します。
今大会は比較的優勝候補・強豪校が順当に勝ち進み波乱の少ない大会となりました。
優勝した「大阪桐蔭」は打力も良かったですがそれ以上に根尾投手の肝心な場面での好投が印象に残りました。逆に言えばエースの柿木・横川・森本などは調子の善し悪しもありましたが、もう一段上の安定感
が夏に向けて必要になりそうです。打線も藤原・根尾・山田以外に長打が打てる選手の台頭が望まれます。夏も甲子園に戻ってきて欲しいです。
準優勝の「智弁和歌山」は今大会で一番注目を集めたチームだったかも知れません。準々決勝の創成館戦の11−10、準決勝の東海大相模戦の12−10と
いずれも5点のビハインドからの逆転勝ちは
野球の面白さを堪能されてくれました。林・文元・冨田のクリーンアップに6番の黒川がチャンスで打ち「打撃戦なら智弁和歌山」を改めて印象づけました。後は投手陣の整備をして夏に臨んで欲しいです。
ベスト4の2校は「東海大相模」と「三重」でした。「東海大相模」は実力的には大阪桐蔭に一番近かったと思います。ただ投打に洗練されすぎていてなりふり構わず打つ・投げるという「荒々しさ」が
智弁和歌山戦では足りなかったかな?と感じました。エースの齋藤投手は本来はもっと安定感ある投手だと思いますので是非夏にもう一度出てきて欲しいチームです。
「三重」はノーマークでしたが強かったです。定本投手は大阪桐蔭をあと一歩まで抑えましたし福田投手も好投しました。打つ方でも1,2番は全国レベルです。あとは中軸の充実でしょうか。
ベスト8は「日本航空石川」「創成館」「花巻東」「星稜」となりました。このうち「創成館」は投打に充実していました。「日本航空石川・星稜」は同県なのでどちらか一校しか夏は出てこれません。
日本航空石川は投打のバランス、星稜は奥川投手が全国レベルだったと思います。花巻東は東邦・彦根東を破った試合運びがくせ者ぶりを見事に見せつけてくれたと思います。
明治神宮王者の明徳義塾は打線が下り調子だったようで実力を発揮できませんでした。また智弁和歌山と初戦4−2で敗れた富山商・沢田投手はあの打線を8安打4失点に抑えたと思うとかなりの好投手だった
と今更ながらに感じます。他に9回まではノーヒットノーランだった彦根東・増居投手、強打と細川投手の明秀日立などが印象に残りました。
さて、予想の方は29勝6敗(.829)と目標の.700は達成し過去最高タイの的中率となりました。今大会はシミュレーションした展開通りに進んだゲームが多かったです。
今回は大会期間中に約8万5千アクセスをいただきました。例年同様メールでの励まし・苦情・自分の意見表明、「iphoneで文字化けする」などいろいろいただきました。ご愛顧ありがとうございます。
iphoneでは「サファリ」でなく、「グーグルのチャームブラウザでアクセスすると文字化けしない」とメールをいただいているのでお試し下さい。それではまた、夏にお会いしましょう!
第90回記念選抜高等学校野球大会は本命「A」大阪桐蔭とダークホース「B+」の智弁和歌山の決勝戦となり大阪桐蔭が2年連続の優勝を飾り、PL学園と並び3回目の優勝旗を手にしました。
地区名 | 代表校 | コメント | 回数 | 投手力 | 守備力 | 攻撃力 | 総合力 | 初戦戦績 | メモ |
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21世紀 | 由利工 | 初 | A | B | C | C | * | ||
伊万里 | 初 | C | C | C | C | * | |||
膳所 | 59年ぶり | 4回 | B | C | C | C | 3敗 | * | |
北海道 | 駒大苫小牧 | 4年ぶり | 4回 | B | B | A | B+ | 2勝1敗 | |
東北 | 聖光学院 | 5年ぶり | 5回 | B | B | A | B+ | 2勝2敗 | ベスト8(85回) |
花巻東 | 6年ぶり | 3回 | B | B | A | B | 1勝1敗 | 準優勝(81回) | |
日大山形 | 36年ぶり | 4回 | B+ | B | B | B | 3勝 | ||
関東 | 中央学院 | 初 | B | B | B | B | |||
明秀日立 | 初 | B | B | A | B+ | ||||
東海大相模 | 7年ぶり | 10回 | A | A | A | A | 6勝3敗 | 優勝(83・72回)準優勝(64・47回) | |
慶應義塾 | 9年ぶり | 9回 | A | A | B | B+ | 3勝5敗 | ベスト8(77・32回) | |
国学院栃木 | 18年ぶり | 4回 | A | B | C | B | 3勝 | ベスト4(72回) | |
東京 | 日大三 | 2年連続 | 19回 | B | A | A | B+ | 11勝8敗 | 優勝(73・43回)準優勝(82・44・34回)ベスト4(83回) |
北信越 | 日本航空石川 | 初 | B | B | A | B+ | |||
星稜 | 13年ぶり | 12回 | A | A | B | B | 4勝7敗 | ベスト8(67・64回) | |
富山商 | 9年ぶり | 6回 | A | B | B | B | 2勝3敗 | * | |
東海 | 静岡 | 2年連続 | 17回 | B | A | B | B | 7勝9敗 | *ベスト4(5回)ベスト8(87・37・7回) |
東邦 | 2年ぶり | 29回 | B+ | A | A | A | 20勝8敗 | 優勝(61・18・16・11回)準優勝(60・15回) ベスト4(17・14・12回)ベスト8(77・45・他4回) | |
三重 | 4年ぶり | 13回 | B | B | B | B | 6勝6敗 | 優勝(41回)ベスト8(64・62・42回) | |
近畿 | 大阪桐蔭 | 4年連続 | 10回 | A | A | A | A | 9勝 | 優勝(89・84回)ベスト4(87回)ベスト8(79・63回) |
智弁和歌山 | 4年ぶり | 12回 | B | A | A | B+ | 8勝3敗 | 優勝(66回)準優勝(72・68回)ベスト8(83・80・75回) | |
乙訓 | 初 | B | A | B | B | * | |||
近江 | 3年ぶり | 5回 | B | B | B | B | 3勝1敗 | ベスト8(75回) | |
彦根東 | 9年ぶり | 4回 | B+ | B | B | B | 3敗 | * | |
智弁学園 | 3年連続 | 12回 | B | A | A | B | 6勝5敗 | 優勝(88回)ベスト4(49回)ベスト8(48回) | |
中国 | おかやま山陽 | 初 | B | B | B | B | |||
下関国際 | 初 | B+ | B | B | B+ | ||||
瀬戸内 | 27年ぶり | 3回 | B | B | B | B | 1勝1敗 | ||
四国 | 明徳義塾 | 3年連続 | 18回 | A | A | A | A | 13勝4敗 | ベスト4(76・55回)ベスト8(86・74・72回) |
英明 | 3年ぶり | 2回 | B | B | B | B | 1敗 | ||
松山聖陵 | 初 | B | B | C | B | ||||
高知 | 5年ぶり | 18回 | B+ | A | B | B | 9勝8敗 | 優勝(47回)準優勝(39回)ベスト4(85回)ベスト8(46回) | |
九州 | 創成館 | 4年ぶり | 3回 | A | A | B | B+ | 2敗 | |
富島 | 初 | B | C | C | B | * | |||
延岡学園 | 12年ぶり | 3回 | B | B | B | B | 2敗 | ||
東筑 | 20年ぶり | 3回 | A | B | B | B | 2敗 | * |
「A」は全国トップクラス「B」は全国上位クラス「C」は全国レベル「D」は弱点です。
[90回記念大会優勝校を探る!]
部長の分析によると「総合Aランク」は4チーム。総合力では大阪桐蔭・東海大相模が双璧。ともに投打のバランスが取れている。しかし大阪桐蔭は明治神宮大会で東海大相模は関東大会で敗れており、ともに頂点に立てていないだけに弱点もありそう。
大阪桐蔭は柿木・横川・根尾の投手力がずば抜けて良く、打線が点さえ取れれば優位に試合を進める事が出来る。夏・秋ともに守備の隙から敗れているので堅守を徹底できるかがカギ。東海大相模も地力は高い。投球回数39回ながら公式戦無失点のエース斎藤が怪我から復活すれば
より万全の体制となる。打線は森下を始め長打力があり機動力も兼ね備える。これまで選抜は出場10回中4回決勝に進んでおり春に強いところも見せつけている。この2校に続くのが明治神宮大会優勝の明徳義塾。エースの市川が一本立ちし打線も谷合が復調し投打の中心が出来た。
意外なことにこれまでベスト4が最高の選抜で決勝進出を目指したい。東邦は安定感に欠けるエースの扇谷が崩れなければという条件が付く。しかし打線は機動力もあり得点力も高い。投手陣が3失点以内に抑えればかなりやりそうだ。
B+ランクは9校。各地区の優勝校の他関東地区のレベルの高さが感じられる。中でも「A」にするか迷ったのが創成館。エースの川原が計算でき守備も鍛えられているが、選抜0勝という点と明治神宮大会準優勝というあと一歩な点で「B+」にとどめた。
しかし総合力は「A」に引けを取らないことも確かだ。余談だが今回の九州地区代表校は5校とも選抜未勝利であり、どこが1勝を刻むか注目しているが創成館はその一番手であることに間違いはない。駒大苫小牧・聖光学院・日大三・日本航空石川の地区優勝校は投手陣の踏ん張り次第。
打線の得点力は折り紙付きなので十分ベスト8入りの実力はある。慶応は逆にエースの生井の投球が注目される。初出場の明秀日立も打力は見るべきものがありエースの細川の力投次第で上位も見えてくる。智弁和歌山も復活気味で夏に好投した平田が復調し投手陣が
厚くなれば一暴れしそう。下関国際も夏に見せた打線のしぶとさに加えてエースの鶴田に力があり底力はありそう。
Bランクの中では投手力の良い国学院栃木・星稜・富山商・東筑に注目。特に夏を経験している東筑石田投手と星稜の奥川・竹谷の投手陣はどんな投球を見せてくれるか楽しみだ。今ひとつ目立たないが中央学院・静岡・おかやま山陽の地区大会優勝校も侮れない。
「21世紀枠」の中では投手力の良い由利工に注目。打力に難があるが投手力は良く3点以内に抑えれば1勝は十分手の届くところにある。4度目の正直を狙う膳所はエース手塚の粘投に期待したい。
個人的には選抜3連敗中の彦根東・膳所が初勝利を挙げることができるか、また初戦連勝中の大阪桐蔭・日大山形・国学院栃木が連勝を伸ばすか興味あるところ。特に国学院栃木は3回のうち1回ベスト4入りしており、投手力が良い今回も期待が持てる。
公立初陣の乙訓・富島・由利工・伊万里も健闘を期待したい。
年 | センバツ出場校予想 | センバツ大会勝敗予想 | 夏の大会出場校予想 | 夏の甲子園大会勝敗予想 |
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1998年 | 94.4%(36校中34校) | 82.9%(35試合中29試合) | 70.9%(55校中39校)(*本命22) | 66.7%(54試合中36試合) |
1999年 | 93.8%(32校中30校) | 54.8%(31試合中17試合) | 75.5%(49校中37校)(本命19) | 62.5%(48試合中30試合) |
2000年 | 90.6%(32校中29校) | 67.7%(31試合中21試合) | 69.4%(49校中34校)(本命18) | 66.7%(48試合中32試合) |
2001年 | 88.2%(34校中30校) | 63.6%(33試合中21試合) | 61.2%(49校中30校)(本命14) | 66.7%(48試合中32試合) |
2002年 | 87.5%(32校中28校) | 61.3%(31試合中19試合) | 61.2%(49校中30校)(本命20) | 77.1%(48試合中37試合) |
2003年 | 85.3%(34校中29校) | 63.6%(33試合中21試合) | 59.2%(49校中29校)(本命15) | 54.2%(48試合中26試合) |
2004年 | 87.5%(32校中28校) | 77.4%(31試合中24試合) | 73.5%(49校中36校)(本命9) | 72.9%(48試合中35試合) |
2005年 | 90.6%(32校中29校) | 61.3%(31試合中19試合) | 77.6%(49校中38校)(本命18) | 72.9%(48試合中35試合) |
2006年 | 93.8%(32校中30校) | 58.1%(31試合中18試合) | 75.5%(49校中37校)(本命17) | 58.3%(48試合中28試合) |
2007年 | 93.8%(32校中30校) | 58.1%(31試合中18試合) | 63.3%(49校中31校)(本命19) | 66.7%(48試合中32試合) |
2008年 | 91.7%(36校中33校) | 65.7%(35試合中23試合) | 70.9%(55校中39校)(本命*20) | 77.8%(54試合中42試合) |
2009年 | 90.6%(32校中29校) | 58.1%(31試合中18試合) | 69.4%(49校中34校)(本命19) | 75.0%(48試合中36試合) |
2010年 | 90.6%(32校中29校) | 67.7%(31試合中21試合) | 63.3%(49校中31校)(本命11) | 72.9%(48試合中35試合) |
2011年 | 96.9%(32校中31校) | 71.0%(31試合中22試合) | 61.2%(49校中30校)(本命18) | 68.8%(48試合中33試合) |
2012年 | 96.9%(32校中31校) | 71.0%(31試合中22試合) | 59.2%(49校中29校)(本命19) | 72.9%(48試合中35試合) |
2013年 | 91.7%(36校中33校) | 48.6%(35試合中17試合) | 69.4%(49校中34校)(本命16) | 52.1%(48試合中25試合) |
2014年 | 93.8%(32校中30校) | 54.8%(32試合中17試合1分) | 81.6%(49校中40校)(本命18) | 60.4%(48試合中29試合) |
2015年 | 90.6%(32校中29校) | 74.2%(31試合中23試合) | 73.5%(49校中36校)(本命21) | 68.8%(48試合中33試合) |
2016年 | 84.4%(32校中27校) | 58.1%(31試合中18試合) | 67.3%(49校中33校)(本命20) | 64.6%(48試合中31試合) |
2017年 | 90.6%(32校中29校) | 71.0%(33試合中22試合2分) | 69.4%(49校中34校)(本命18) | 68.8%(48試合中33試合) |
2018年 | 94.4%(36校中34校) | 82.9%(35試合中29試合) |
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