☆☆ 1月24日に出場校が決定します! ☆☆
組み合わせ抽選会は3月13日です。
21世紀 | 北海道 | 帯広農 | 初
福島 | 磐城 | 16年ぶり | 3回
| 島根 | 平田 | 初
| 北海道 | 白樺学園 | 初
| 東北 | 宮城 | 仙台育英 | 3年ぶり | 13回
| 山形 | 鶴岡東 | 41年ぶり | 2回
| 関東 | 群馬 | 健大高崎 | 3年ぶり | 4回
| 山梨 | 山梨学院 | 2年連続 | 4回
| 神奈川 | 東海大相模 | 2年ぶり | 11回
| 群馬 | 桐生第一 | 4年ぶり | 6回
| 埼玉 | 花咲徳栄 | 4年ぶり | 5回
| 東京 | 国士舘 | 2年連続 | 10回
| 北信越 | 石川 | 星稜 | 3年連続 | 14回
| 石川 | 日本航空石川 | 2年ぶり | 2回
| 東海 | 愛知 | 中京大中京 | 10年ぶり | 31回
| 岐阜 | 県岐阜商 | 5年ぶり | 29回
| 静岡 | 加藤学園 | 初
| 近畿 | 奈良 | 天理 | 5年ぶり | 24回
| 大阪 | 大阪桐蔭 | 2年ぶり | 11回
| 大阪 | 履正社 | 2年連続 | 9回
| 奈良 | 智弁学園 | 2年ぶり | 13回
| 兵庫 | 明石商 | 2年連続 | 3回
| 和歌山 | 智弁和歌山 | 3年連続 | 14回
| 中国 | 岡山 | 倉敷商 | 8年ぶり | 4回
| 鳥取 | 鳥取城北 | 8年ぶり | 2回
| 広島 | 広島新庄 | 6年ぶり | 2回
| 四国 | 高知 | 明徳義塾 | 2年ぶり | 19回
| 香川 | 尽誠学園 | 18年ぶり | 7回
| 九州 | 大分 | 明豊 | 2年連続 | 4回
| 大分 | 大分商 | 23年ぶり | 6回
| 長崎 | 創成館 | 2年ぶり | 4回
| 鹿児島 | 鹿児島城西 | 初
| |
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地区 | 北海道 | 東北 | 関東 | 東京 | 北信越 | 東海 | 近畿 | 中国 | 四国 | 九州 | 21世紀枠 |
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予想 | 札幌日大 (帯広農) | 盛岡大付 仙台城南 | 花咲徳栄 習志野 | 創価 城東 | 佐久長聖 北越 | 藤枝明誠 近大高専 | 京都翔英 報徳学園 | 創志学園 矢上 | 岡豊 高知中央 | 沖縄尚学 福岡第一 | 城東 宇都宮 |
補欠校 | 札幌日大 | 盛岡大付 仙台城南 | 習志野 西武台 | 帝京 | 敦賀気比 佐久長聖 | 藤枝明誠 愛工大名電 | 京都翔英 奈良大付 | 創志学園 矢上 | 岡豊 新田 | 沖縄尚学 宮崎日大 | 伊香 近大高専 |
的中 | ○ ー | ○ ○ | △ ● | ● ー | ● △ | ○ ● | ○ ● | ○ ○ | ○ ● | ○ ● | ● ● |
選出の感想
「3校目」は磐城に決まりました。新聞報道によると「磐城」「伊香」「近大高専」3校からの多数決で決まったそうですがこの3校だと磐城を落とすのは勇気がいるでしょう。
補欠校は伊香・近大高専の順番でした。宇都宮・敦賀・城東・本部が無印ということになります。「地区予選外3羽ガラス」で旋風をどこが巻き起こすかといわれていた「宇都宮・伊香・本部」の中では部長が予想した本部は無風で伊香が有力だったようです。結果的に2校当たりましたが本部が来なかったためかなりハズしたような気がしています。
また、今回平田が選出されたことで島根県4校目となり「4校目の壁は無い」ことも証明されました。
残念賞は帝京です。そして今年もまた、21世紀枠の「北信越地区」です。
それでは3月になったら、出場校の戦力分析をUPしたいと思います。それまでお元気で。
無責任に代表校32校はここだ!(昨年は32校中27校的中)→今年は32校中?
ブロック | 出場確実 | 出場有力 | 補欠校1位予想 | 補欠校2位予想 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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21世紀=3 | 磐城 | 本部 | 平田 | 城東 | 宇都宮
北海道=1 | 白樺学園 | 札幌日大 | (帯広農)
| 東北=2 | 仙台育英 | 鶴岡東 | 盛岡大付 | 仙台城南
| 関東=4+0 | 健大高崎 | 山梨学院 | 桐生第一 | 東海大相模 | 花咲徳栄 | 習志野
| 東京=1+1 | 国士舘 | 帝京 | 創価 | 城東
| 北信越=2 | 星稜 | 日本航空石川 | 佐久長聖 | 北越
| 東海=2+1 | 中京大中京 | 県岐阜商 | 加藤学園 | 藤枝明誠 | 近大高専
| 近畿=6 | 天理 | 大阪桐蔭 | 履正社 | 智弁学園 | 明石商 | 智弁和歌山 | 京都翔英 | 報徳学園
| 中国=2+1 | 倉敷商 | 鳥取城北 | 広島新庄 | 創志学園 | 矢上
| 四国=2+0 | 明徳義塾 | 尽誠学園 | 岡豊 | 高知中央
| 九州=4 | 明豊 | 大分商 | 創成館 | 鹿児島城西 | 沖縄尚学 | 福岡第一
| |
この色は出場確実と予想した高校。 この色はボーダーラインと思える高校
ブロック | 優勝校 | 2位 | ベスト4 | ベスト8 |
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北海道=1 | 白樺学園 | 札幌日大 | 帯広農・札幌龍谷 | 北海道栄・札幌大谷・東海大札幌・札幌国際情報 |
東北=2 | 仙台育英 | 鶴岡東 | 盛岡大付・仙台城南 | 東奥義塾・一関学院・青森山田・磐城 |
関東=4+ | 健大高崎 | 山梨学院 | 東海大相模・桐生第一 | 習志野・西武台・花咲徳栄・桐光学園 |
東京=1+ | 国士舘 | 帝京 | 創価・城東 | 日大二・日大三・共栄学園・修徳 |
北信越=2 | 星稜 | 日本航空石川 | 佐久長聖・北越 | 金沢商・敦賀・上田西・敦賀気比 |
東海=2+1 | 中京大中京 | 県岐阜商 | 加藤学園・藤枝明誠 | 愛工大名電・近大高専・豊川・津商 |
近畿=6 | 天理 | 大阪桐蔭 | 智弁学園・履正社 | 智弁和歌山・明石商・奈良大付・京都翔英 |
中国=2+ | 倉敷商 | 鳥取城北 | 創志学園・広島新庄 | 平田・出雲西・矢上・高川学園 |
四国=2+ | 明徳義塾 | 尽誠学園 | 岡豊・高知中央 | 済美・新田・徳島北・城東 |
九州=4 | 明豊 | 大分商 | 創成館・鹿児島城西 | 宮崎日大・沖縄尚学・城北・福岡第一 |
*関東・東京で6枠、中国・四国で5枠。 明治神宮大会優勝地区=東海地区は神宮枠「1」がプラスされています。
代表候補 | 補欠校1位候補 | (補欠校2位候補) |
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白樺学園 | 札幌日大 | (帯広農) |
< 解説 >
今季の北海道大会は投高打低で打ち合いになる試合が多かった。優勝した白樺学園は伝統の強力打線が奮いエースの片山の力投もあって初めての頂点に立った。リリーフで好投した坂本を含め、選抜に向かって投手力の整備が課題。近年あと一歩の所まで来ている札幌日大は今回もやはりあと一歩足りなかった。決勝戦も6−3から逆転負けを喫しこちらもエース明田他投手陣を整備して夏に備えたい。補欠2位が選ばれるとしたら準決勝がいずれも7回コールドのため読みにくいが3勝している帯広農、もう一方の札幌龍谷に優勝した白樺学園に善戦した東海大札幌・旭川実当たりから選ばれそうだ。
代表候補 | 代表候補 | 補欠校1位候補 | 補欠校2位候補 |
---|---|---|---|
仙台育英 | 鶴岡東 | 盛岡大付 | 仙台城南 |
< 解説 >
優勝の仙台育英は夏の甲子園で好投を見せた笹倉・伊藤の投手陣がぱっとせず、代わりに向坂が台頭し分厚い投手陣となった。攻撃と合わせた総合力は全国屈指。
準優勝の鶴岡東も山形県一位校として決勝戦までは完勝の連続で勝ち進んだ。夏の甲子園で2勝した勢いがあり投手陣は入れ変わったが投打のバランスが取れた好チームになっている。この2校でほぼ決まり。準決勝がこちらも2試合ともコールドゲームになったが補欠一位は岩手一位校の盛岡大付が有力。
補欠二位は片割れの仙台城南に青森山田・明桜などの比較となりそう。
代表候補 | 代表候補 | 代表候補 | 代表候補 | 補欠校1位候補 | 補欠校2位候補 |
---|---|---|---|---|---|
健大高崎 | 山梨学院 | 桐生第一 | 東海大相模 | 花咲徳栄 | 習志野 |
代表候補 | 代表候補 | 補欠校1位候補 | 補欠校2位候補 |
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国士舘 | 帝京 | 創価 | 城東 |
< 解説 >
例年最後の1枠の配分でもめる関東・東京。ここ二年間は関東が+1枠を獲得。今年もどちらの地区に配分となるか注目だ。まずは関東地区。
関東地区大会優勝の健大高崎は近年低迷期に突入か!?と心配されたが県三位校から大躍進。神宮大会でも3勝を挙げ貴重な経験を積んだ。エース左腕の下に橋本も計算出来機動力を生かした攻撃力も健在で成長中のチームだ。準優勝の山梨学院は投打にまとまり4季連続の甲子園出場が堅い。近年甲子園では成績がいまいちなのでこのチームで現状を打破したい。ベスト4の桐生第一も久しぶりの甲子園復帰が確実。得点力を磨いて甲子園に乗り込みたい。ベスト4もう一校の東海大相模は優勝候補の筆頭だったが懸念された投手陣の不安定さが出て準決勝完敗。ただし長打力は全国上位クラスなのではまれば甲子園でも活躍できそうだ。
続いて東京地区との比較になる関東5位校はベスト8、4校のうち同県勢が内定の桐光学園が厳しく埼玉2位の西武台も1位校が同じ俎上に乗っているだけに苦しい。残る習志野・花咲徳栄の比較となりそう。習志野は今大会不調だったが甲子園で好投も見せたエースの山内が残り、前年センバツ準優勝の実績があり侮れないが、戦力では埼玉1位校の花咲徳栄が投打に力があり抜け出すと見た。茨城県・栃木県は2校とも初戦敗退に終わり選抜は絶望的だ。
次に東京地区では優勝の国士舘が確実。秋2連覇を成し遂げ春に強い伝統を披露して見せた。エースの中西は安定感があり失点を計算できる。しかしこれも伝統の、「打線の得点力の低さ」という課題を克服できるかが甲子園で活躍できるかのカギ。関東地区と比較になる東京2番手は準優勝の帝京が有力。3番手には試合内容からベスト4の2校のうち創価が来そうだ。4番手はベスト4の城東とベスト8で投手力が充実していた日大三の争い。
さて以上から関東東京6校目は花咲徳栄と帝京の比較になりそう。投打のバランス、総合力ともに甲乙つけがたくどちらに決まっても納得できる点がある。ただしばらく甲子園ご無沙汰の帝京の復活を望む声もあり予選で大激戦ブロックを勝ち抜いたことと関東一・日大三・創価と強豪を破っている実績から帝京が3年ぶりに東京地区に2枠目をもたらすと予想する。
代表候補 | 代表候補 | 補欠校1位候補 | 補欠校2位候補 |
---|---|---|---|
星稜 | 日本航空石川 | 佐久長聖 | 北越 |
< 解説 >
北信越は例年どおりの2枠。2枠目に異論がありそう。優勝した星稜は初戦の高岡第一戦が接戦になっただけで残りはワンサイドゲームで勝ち進んだ。現在北信越では敵なし状態。経験豊富な荻原・寺西の投手陣に知田・内山が残った打線は好機に強く得点力もある。選抜でも優勝候補に挙がりそうだ。準優勝の日本航空石川は打線が看板で決勝戦までは完勝だったが決勝戦のスコア1−19と石川県大会決勝のスコア2−16が問題視される可能性がある。同じ石川県の星稜とあまりにも力の違う同県勢を2枠とも選出して良いのか?という意見だ。しかし準決勝で星稜に敗れた佐久長聖も3−10の8回コールド負けであり強く推せないのも事実だ。
佐久長聖が長野県一位校ではないことも若干不利。佐久長聖の2試合連続完封勝ちを大きく評価しないと逆転選出は難しく、これまでの北信越地区では、決勝戦を戦った同県勢が揃って選出される前例も多く逆転選出は無いとみた。補欠一位は佐久長聖、補欠2位は近年強化が進んでいる北越と予想する。上田西・敦賀気比は実力を出し切れないで終わった印象だ。
代表候補 | 代表候補 | 代表候補 | 補欠校1位候補 | 補欠校2位候補 |
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中京大中京 | 県岐阜商 | 加藤学園 | 藤枝明誠 | 近大高専 |
< 解説 >
東海地区は明治神宮大会優勝地区となり今回は3枠。準決勝が明暗を分けておりすんなり決まりそうだ。
優勝の中京大中京はユニフォームを立ち襟に復刻したのが吉と出て11年ぶりの地区優勝。神宮大会も制して東海地区にプラス1枠をもたらした。投打に大型チームながら投手陣にやや安定感が無いのが気がかり。準優勝の県岐阜商は鍛冶舎監督就任2年目で早くも結果を出し甲子園に戻ってきそう。以前の秀岳館と同様に継投策の投手陣としぶとい打線のチームでまだまだ成長が見込める。
3枠目のイスを争うライバルとなるのはベスト4の加藤学園・藤枝明誠。同じ静岡県の1,2位校だが準決勝の結果は明暗を分けた。2位校の加藤学園が準決勝延長10回3−4の接戦を演じているのに対して、藤枝明誠は5−12の8回コールド負け。県決勝は5−4で藤枝明誠が制しているもエース肥沼が安定する加藤学園が初の甲子園を決めそうだ。
補欠2位は21世紀枠の絡みもあるが近大高専・愛工大名電・豊川の争い。実力的には三重県一位校の近大高専が一歩リードし愛工大名電が続いている。
代表候補 | 代表候補 | 代表候補 | 代表候補 | 代表候補 | 代表候補 | 補欠校1位候補 | 補欠校2位候補 |
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天理 | 大阪桐蔭 | 履正社 | 智弁学園 | 明石商 | 智弁和歌山 | 京都翔英 | 報徳学園 |
< 解説 >
今回も6枠のまま。近畿大会ベスト4が奈良県勢2校と大阪府2校となりどうしても近畿6府県の内選出できない県が2県出来た。そこら辺の絡みも見てみたい。
優勝の天理は打線が予想以上に活躍し、特に追い詰められてから勝負強さを発揮し大阪勢2校を撃破する快進撃を見せた。投手陣が踏ん張れば甲子園でも上位が望めそう。
準優勝の大阪桐蔭は昨年の当落線上落選から今年は無事出場を決めそう。投打共に大型チームながらまだ安定感が乏しく特に投手陣の今一層の成長がカギ。
準決勝進出の残り2校も安泰。3校目は履正社が選出されそう。準決勝はエースの岩崎を登板させずに4−0から終盤逆転負けを喫したが投打に力があり昨夏優勝校の風格もある。4校目は智弁学園。昨年から打線の強さは折り紙付だったが、弱点だった投手力の弱さもだいぶ整備され大量失点することは減った。総合力は高いものがある。
ベスト8から選出されることが多い5校目6校目を見てみる。5校目は戦績・チームの総合力から明石商が有力。世代NO1投手の呼び声も高い中森が健在で大阪桐蔭戦も3−4の惜敗で被安打は6本に抑えている。ラストの6校目は奈良大付が1県一般枠は2校までの内規があるためすでに2校当確の奈良県勢は「アウト」となり智弁和歌山・京都翔英の争いとなる。
戦績・チーム力では準々決勝、智弁学園と13−17という壮絶な打ち合いを演じた智弁和歌山が有力。一方の京都翔英は履正社に3−10の8回コールドで敗退している。過去コールド負けにきびしい近畿地区なのでこの結果の逆転はかなり厳しいだろうが「地域性」から「京滋地区から代表ゼロ」は避けたいという思惑があれば、21世紀枠の「伊香」の動向にもよるが、一縷の望みはある。
補欠2位は奈良大付の可能性もあるが、0−14の大敗が嫌われ報徳学園・神戸国際大付あたりが浮上しそうだ。
代表候補 | 代表候補 | 代表候補 | 補欠校1位候補 | 補欠校2位候補 |
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倉敷商 | 鳥取城北 | 広島新庄 | 創志学園 | 矢上 |
代表候補 | 代表候補 | 補欠校1位候補 | 補欠校2位候補 |
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明徳義塾 | 尽誠学園 | 岡豊 | 高知中央 |
< 解説 >
今年も例年通り中国四国で5枠。まずは中国地区。優勝の倉敷商は継投策の投手陣が失点を重ねながらも打線がそれ以上に援護して打ち勝った印象が強い。選抜までに福家ー永野の継投策の磨き上げが必要。
準優勝の鳥取城北も想像以上に打線が機能し得点を挙げての快進撃。こちらも阪上・田淵・中川あたりの投手陣から柱になる素材が出てきて欲しいところだ。昨年の米子東といい鳥取県勢の健闘が近年光っている。
四国地区との比較になる3番手は準決勝進出の2校のうち他方がコールドゲームになったため広島新庄が有力。エース左腕・秋山は安定感があり大崩れせず試合を作れるところが評価されそう。前回に続いて準決勝コールド負けの創志学園は同県の倉敷商が当確なため今回も厳しい。エースの三方はプロ注目の素材なだけに夏に向けての成長が望まれる。
4番手は創志学園が有力だがここに飛び込んでくるとしたら矢上・高川学園。矢上は投手力に課題があるが島根県1位校のアドバンテージがある。高川学園は山口県2位校だがエースの石川を中心に投打にまとまっている利点がある。
続いて四国地区。こちらも決勝進出の2校は当確。優勝した明徳義塾はエース左腕・新地を中心に、打線もしぶとく得点するいやらしさがあり明治神宮大会で星稜を破った一戦にチームカラーが現れていた。準優勝の尽誠学園はしばらく甲子園からご無沙汰気味だったが復活を果たしそう。エースの村上の出来が試合を左右するファクターとなりそう。
中国地区との比較になる3番手はベスト4の2校の比較となるが冷静に検討すれば成績・地域性で中国地区を上回ることは難しいことが最初からわかっている。しかしウルトラCを繰り出せるコマも無くオーソドックスに岡豊・高知中央のどちらかを選出せざるを得ないだろう。
好投手・和田を擁し高知県一位校の高知中央 か、高知県2位校ながら英明・済美の甲子園常連校を破り、且つ県立校の岡豊かアピール材料は互角。データの比較となると明徳義塾を県大会で破っている高知中央を3校目とする意見が多そうだが後々を見越して公立校の岡豊を3番手にしておけば何かおきるかも知れない。
さて、広島新庄・岡豊の比較では戦績・チーム力でも広島新庄の方が分がありそう。通常通り行けばこれでメデタシメデタシ。しかしここに21世紀枠の動向が絡み、中国地区の平田が選出されるようだと、かつて明徳義塾を落とし米子北を選出した「屁理屈」で今回は逆に四国勢が選出される「神の声」が登場する可能性も20%ぐらいある。(中国四国3校づつになるという理屈・・・根拠は無い)それだけ中国・四国のバランスは大事だと言うことも頭に入れておく必要がある。
代表候補 | 代表候補 | 代表候補 | 代表候補 | 補欠校1位候補 | 補欠校2位候補 |
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明豊 | 大分商 | 創成館 | 鹿児島城西 | 沖縄尚学 | 福岡第一 |
< 解説 >
今回も例年通り4枠。準々決勝で敗退のチームにも好チームは散見されるが、準決勝進出の4校を脅かすチームは見当たらず、順当に選出されると思われる。
優勝した明豊は甲子園経験者のエース若杉の調子が上がらず、初戦の唐津商戦は20−14というラグビー並みのスコアで辛勝したが、看板の打線の勢いは衰えず九州大会を打ち勝った印象が強い。準優勝の大分商は好投手・川瀬が打たれながらも相手に主導権は握らせず決勝まで勝ち進んだ。ベスト4の2校もまとまっている。創成館は長崎県2位校から接戦を制してのベスト4入り。投打にバランスが良く負けにくいチームだ。もう一つのベスト4鹿児島城西は話題性豊富。選出されれば甲子園初登場。エースの八方は速球派の好投手で監督は元ダイエーの佐々木監督。落とされる要素も無く初切符が届きそうだ。
補欠一位は優勝した明豊に準々決勝で8回まで6−3でリードしていながら逆転負けを喫した沖縄尚学が有力。昨年も興南が補欠一位だったので沖縄県にとっては2年連続の悔しい結果となるかもしれない。補欠2位はベスト8から宮崎日大・福岡第一の争いとなりそう。試合内容では接戦2試合の宮崎日大だが、福岡一位の福岡第一が投手を含めた総合力で上回ると思われる。
他にも唐津商・大崎・福岡工大城東など見てみたいチームも多かった。夏に期待したい。
[ 21世紀枠 ]
東日本代表候補 | 西日本代表候補 | 第3代表候補 | 補欠校1位候補 | 補欠校2位候補 |
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磐城 | 本部 | 平田 | 城東 | 宇都宮 |
< 解説 >
21世紀枠も20年目。今年も例年同様3校の選出。前回は9校とも粒ぞろいだったとはいえ、3校中補欠予想の5校を入れても「富岡西」しか入っていなかったというまれに見る惨敗だった。今回は新基軸も使用して復活を目指したい。
今回も選出の順番として、東日本5校から1校、西日本4校から1校。残りの7校から1校、計3校選出される。まずは例年通り順番に予想してみたい。
まずは「東日本ブロック」(北海道・東北・関東・北信越・東海)候補校は帯広農・磐城・宇都宮・敦賀・近大高専の5校。まず昨秋の実績を復習してみる。地区推薦校になるのは全て初めて。公立・私立の別では近大高専のみ私立。県推薦は磐城が3回目。あとの4校は初の県推薦校。甲子園経験は帯広農・宇都宮が夏1回の出場経験、磐城は夏7回春2回の出場経験があり夏の第53回選手権大会では準優勝を飾っている。敦賀は夏17回春4回の出場経験がある北陸の古豪だ。近大高専は出場経験無し。
次に地区大会の成績では帯広農は北海道大会ベスト4(3勝)。磐城は東北大会ベスト8(2勝・県3位)敦賀は北信越大会ベスト8(1勝・県準優勝)近大高専は東海大会ベスト8(0勝・県優勝)宇都宮は県ベスト8。まとめると実績では地区大会ベスト4入りの帯広農がリード。続いて磐城が半歩リード。近大高専は地区大会初戦敗退だが県大会優勝というアドバンテージがある。
以上外的要因(客観的要因)では帯広農・磐城を敦賀・近大高専が追うイメージ。宇都宮は県大会で特に強豪を破っているわけでも無く、選ばれた場合の甲子園での戦いぶり(戦力)に焦点が当たると苦しいか?
次に主観的予想をしてみるとお馴染みの「文武両道」では宇都宮が地方の進学校として実績がある。一昨年の「膳所」には及ばないものの似たイメージがあるのは確か。磐城・敦賀も県内では進学校として名が通っている。近大高専が続く。ただ昨年の「石岡一」が「新しい文武両道」といて評価されたこともあり令和の時代になって、学力の高さだけで無くその道での専門性も「文武両道」と見ていこうという機運も無視できない。よって帯広農が浮上する可能性も十分ある。
困難克服では台風19号の被害が大きかった磐城、同様に宇都宮、寒冷地の帯広農にアピールポイントがありそう。
近年注目されている「話題性」では選出されれば初となる高等専門学校の近大高専が侮れない存在。帯広農もNHK朝ドラのモデル校として注目された。
「マークすべきチーム」。どちらかといえば「マークすべき地区」だが北信越は8年間選出が無く、同様に北海道6年、選出がない。北信越はそろそろ選考委員のバランス感覚が働いても良い頃か?
以上を元に考えると、例年東地区は投票で3校ほどに候補を絞るので、第一回目の投票で上位に残りそうなのは戦績・困難克服で支持が得られやすい磐城、春は初出場となる宇都宮、「高専初」というお題目にアピールがある近大高専あたりか?
帯広農は金足農・石岡一の2番煎じの悪印象があり敦賀は西の伊香とともに「昭和の県の強豪復活」の機運が盛り上がらないと選び難い。
さて、先の3校ではバランスの取れた磐城が支持を集めやすいと見た。
続いて宇都宮。近大高専は選出されると私立では「土佐」以来となるが、「土佐の次が近大高専で良いのか?」という疑問が選考委員の多数に浮かぶと考えた。
続いて「西日本ブロック」(近畿・中国・四国・九州)候補校は伊香・平田・城東・本部。甲子園経験は平田・本部がなし。伊香は夏3回春2回の出場経験があり城東は夏1回(1949年)に出場経験があるが、これを「徳島商」でカウントする機関もありその場合は甲子園出場なしとなる。
東日本と同様に過去の実績を調べてみると21世紀枠の地区推薦は平成31/26年に平田が補欠一位校になっている。県推薦は平田が4回目で他3校は初めて。
次に地区大会の成績では平田は中国大会ベスト8(1勝・県準優勝)城東は四国大会ベスト8(1勝・県3位)伊香は県ベスト4本部は県ベスト8。しかし両チームとも投手力は良く戦力的にはほとんど差が無いと評価される可能性もある。よって戦績では地区大会1勝の平田・城東がリード。ただし両校とも2回戦はコールド敗退している。
主観的要因の文武両道では城東がその範疇に入りそう。
困難克服では本部の統廃合候補からの復活が評価される可能性がある。
「話題性」では伊香のマネージャー。補欠1位2回の平田の累積は有利に働くのかなどがある。
今回触れておかなければならないことに「同県4回目の21世紀枠当選はあるのか!?」という事がある。島根県・徳島県が過去3校21世紀枠で選出されており(他に宮城県・岩手県)昨年4回目に挑戦した「古川・平田」が落選したことから4回目の壁があると言われている。部長の考えとしては「特に選考委員は考慮していないはず」という立場だ。
さて、以上を踏まえて考えると過去に意外なチームが県推薦されるとそのまま当選するというジンクスから本部にその香りがある。過去の洲本・膳所・大島すべて地区大会不出場で選出されているのでその可能性は大いにある。特に九州地区で大崎・八重山農林を抑えて推薦されているのは不気味さがある。問題は選ばれるアピールポイントだが「廃校危機のチームに夢を与えた」あたりが有力か。補欠校累積の平田が野球教室などで野球人口の拡大に力を入れているのも今回は有力だが、ここは本部と予想しておく。
城東も平田に僅差と見ている。特に一般枠との絡みで中国四国のバランスのため選出される可能性はあるが、共に投手力に不安があり当選にはあと一歩と見ている。逆に好投手・隼瀬を擁する伊香はこちらも一般枠京滋地区ゼロを阻止するために有力とも考えられるが、敦賀同様過去の強豪復活だけではアピールが弱いと見た。
ここまで以上をまとめると、東は磐城、続いて宇都宮、西は本部続いて平田僅差で城東と予想する。
さて、残りの1校の選出は残りの7校すべてのうちから選出されるが、近年はそれぞれのブロックで競り負けた1,2校の比較検討となっていた。今回はどちらのやり方になるがわからないが東西有力2校づつぐらいで決選投票するのではないかと予想する。7校のうちそれぞれ最終投票に残る候補は私見では宇都宮・帯広農と平田・城東あたりか。近大高専は私立ということで選出は時期尚早で落選と見ている。この中では宇都宮も考えられるが戦力と地区大会不出場校2校選出は過去例が無いことから平田・城東の争いとなりこれはどちらに転ぶかわからないが、3度目の正直で平田が選出。補欠1位は城東、補欠2位は宇都宮または帯広農と予想する。帯広農は「同県選出4回目の壁」が発動されるとチャンスが出てくる。
今回も地区大会不出場の3校宇都宮・伊香・本部の内どこかが選出されると思うが、それは本部がくるという予想を元に構成した。
それでは24日を待ちましょう!
続く・・・
地区 | 北海道 | 東北 | 関東・東京 | 北信越 | 東海 | 近畿 | 中国 | 四国 | 九州
推薦校 | 帯広農 | 磐城 | 宇都宮 | 敦賀 | 近大高専 | 伊香 | 平田 | 城東 | 本部
| 部長本命予想 | 帯広農 | 磐城 | 宇都宮 | 金沢商 | 大垣西 | 奈良 | 平田 | 城東 | 大村
| 的中か | ◎本命 | ◎本命 | ◎本命 | △対抗 | △対抗 | ×ハズレ | ◎本命 | ◎本命 | ×ハズレ
| 過去的中数(分母20) | 12 | 11 | 6 | 12 | 11 | 11 | 11 | 15 | 9
| |
---|
◎本命予想 △対抗予想 ▲大穴予想 ×ハズレ
< 解説 >
予定通り、12月13日(金)午後3時ごろ21世紀枠候補校(地区推薦校)9校が発表になりました。(スポーツナビ)今回も、この中から3校が来年21世紀枠として選出されるわけです。予想としては、本命が5校、対抗2校、ハズレが2校という結果になりました。顔ぶれを見ての感想としては「本部」がビックリです。
ここ数年の教訓キーワードは「私立高の推薦は簡単には行われない」でしたが、今回は「近大高専」が私立高としてはひさしぶりの地区推薦を受けました。ただし東海地区からだったことは覚えておく必要があります。今年度の結果を以下地区ごとに見ていきましょう。
「北海道」は本命・公立校の帯広農となりました。道大会ベスト4は公立校では一番上位の成績です。北海道勢は遠軽以来6年間選出がありません。前回有力と思われた釧路湖陵もかすりもしなかったので農業高校を推薦してきました。今年はどうか?
「東北」は本命の磐城が推薦されました。地区大会ベスト8ながら2勝を挙げており被災地でもある事から有力視されています。
「関東・東京」は本命・宇都宮が推薦されました。県NO1クラスの進学校であり可能性は高いと思っていました。混戦の関東・東京地区を久しぶりに当てられてうれしいです。
「北信越」は対抗の敦賀が推薦されました。過去に地区推薦されている金沢商に好投手・米澤がいるので今年は金商が有力と考えましたが一般枠との絡みもありかつて一世を風靡した敦賀となったようです。
「東海」は東海地区大会進出校の近大高専が推薦されました。「私立は推薦されにくい」という教訓があったので、過去に私立高を推薦していた東海地区の自由奔放ぶりを忘れていました。神宮枠が東海地区に来て愛知・岐阜・静岡が当確な事も地域の事情といて加味されたのかも知れません。
「近畿」は混沌とした情勢の中、伊香が推薦されました。本文中で「敦賀がきたら伊香も来る」と書きましたがそんな流れになったようです。今となっては大穴に日高中津ではなく伊香を入れておけば良かったかなと反省しています。
「中国」は中国地区大会出場校の本命・平田が推薦されました。元補欠一位校で、今回選出されないと次はなさそうです。島根県4校目となるのでその壁を打ち破れるかが焦点となります。
「四国」は本命・城東でした。ここは唯一の地区大会進出校だったので順当な推薦だと思います。
「九州」は本部でした。本命視されていた宗像では少し弱い?と思って搦め手から歴史の古い大村を引っ張り出しましたが本部の「アピールポイント」が探し出せませんでした。ここは完敗です。
「まとめ」今回は古豪の選出がポイントとなりました。過去に甲子園経験があるブランク校です。ここは読み切れませんでした。
また、ビックリ選出の本部が実は超有力なのか、泡沫候補なのかを今後見極める必要がありそうです。
結果本命的中5勝4敗というのは、不振な結果でした。ただ昨年に比べて難しいとは思っていたので妥当かなとも思っています。それでは年明けに出場校予想でお会いしましょう!
なお、以前高野連から発表された、第75回センバツ高校野球大会21世紀枠選考基準は以下の3点です。これがそのまま適用されていると思います。
1,秋季都道府県大会ベスト8以上
2,他校及びその地域に野球部の活動がよい影響を与えた学校
3,過去の甲子園大会に出場経験のない学校もしくは30年以上出場のない学校
第78回センバツより、21世紀枠の都道府県推薦校の選出基準1の「ベスト8」を参加校数128校以上の次の都道府県に関しては「ベスト16」以上に変更した模様(北海道、埼玉、千葉、神奈川、東京、愛知、大阪、兵庫、福岡)
恒例のマイナーな企画。こんなこと予想している人は他にいるのかな?
各都道府県・推薦校は以下の通りです。
*北海道*
北海道は未定ですので、便宜的にベスト16進出校を挙げておきます。
白樺学園 ・札幌日大・帯広農(道立)・札幌龍谷・北海道栄・札幌大谷・東海大札幌・札幌国際情報(道立)
・札幌山の手・旭川大高・函館工(道立)・稚内大谷・別海(道立)・旭川実・函館大柏稜・鵡川(道立)
21世紀枠候補・本命 | 21世紀枠候補・対抗 | 21世紀枠候補・大穴 |
---|---|---|
帯広農 | 札幌国際情報 | 札幌日大 |
< 解説 >
* 21世紀枠 *
近年は公立校を推薦するようになりつつある北海道地区。昨年度の推薦校・釧路湖陵は有力に見えたが補欠校にも引っかからず今年こそ有力校を送り込みたいところだ。
ベスト16までの顔ぶれを見てみるとベスト4入りした帯広農が目に付く。
帯広農は1982年の第64回夏の甲子園を経験している。農業系5学科と定時制を持つ もうすぐ創立100年を迎える帯広地区の伝統校でもある。
対抗は 札幌国際情報。一見私立のようだが道立で近年上位に顔を出し力をつけている。1995年に設立され普通科・国際文化科・理数工学科・グローバルビジネス科を有する。北海道大学をはじめ国公立大学に毎年100名以上が進学している。
私立の推薦があるとすれば、北海道地区としては準優勝校の札幌日大を推薦したいところ。1987年に設立された私立の共学校。2002年の第74回選抜高等学校野球大会に出場経験がある。
道立では函館工・別海・鵡川が候補だが別海はやや実績不足、函館工・鵡川は過去に推薦経験があり有力とは思えない。
私立推薦の可能性は低いが今回ベスト4入りの札幌龍谷は1963年に札幌女子として創立。1995年に札幌龍谷となった。浄土真宗の教えを建学の柱としている。
まとめると帯広農と札幌国際情報の一騎打ち。戦績ではベスト4入りの帯広農に分があるが、新鋭の札幌国際情報を推薦するのも進取の気性として北海道らしいとも言える。私立の札幌日大・札幌龍谷は厳しいか?
各都道府県・推薦校は以下の通りです。<11月12日県推薦校確定>
*東北*
東奥義塾(青森)県立盛岡商(岩手)県立由利(秋田)県立鶴岡工(山形)市立仙台商(宮城)県立磐城(福島)
21世紀・本命 | 21世紀・対抗 | 21世紀・大穴 |
---|---|---|
磐城 | 仙台商 | 盛岡商 |
< 解説 >
* 21世紀枠 * 21世紀枠の超名門東北地区。昨年は3年ぶりに古川が選出されず補欠校にもかすらなかったが21世紀枠の有力地区には変わりない。この地区は例年東北地区大会に進出した高校が選出されている(例外・いわき海星)。今回の進出校は東奥義塾・仙台商・磐城の3校。東北大会で仙台商は初戦敗退だったが東奥義塾・磐城はそれぞれ2勝を挙げベスト8入りしておりかなり有力と思われる。
東奥義塾は初の県推薦。私立だが1872年(明治5年)創立の普通科の高校。夏の甲子園に4回出場経験があり最後は1981年(昭和56年)の第63回大会。
仙台商は平成12年の21世紀枠初年度に続いて2回目の県推薦。2009年に仙台商と仙台女子商が統合されて発足。ただし前身の仙台商は1896年に設立されており110年を超える伝統を誇った。夏は3回最後は1983年第65回大会、春は1回1967年に出場経験がある。
磐城は昨年に続いて2回目の県推薦。1896年に尋常中学磐城分校として創立。120年を越える歴史がある進学校。高校野球も古豪として知られ選手権7回、選抜2回の出場経験がある。特に1971年の53回選手権大会では準優勝に輝いている名門校。ラストは1995年(平成7年)の夏の選手権。
以下は県大会止まり。
盛岡商は初の県推薦。1913年設立の商業高校。流通ビジネス科・会計ビジネス科・情報ビジネス科の3学科を有す。甲子園は夏3回(ラストは1975年)春1回(1966年)に出場経験がある。
由利は初の県推薦。1920年、高等女学校として創立の県立校。2007年に男女共学になった。甲子園出場はない。
鶴岡工は初の県推薦。1920年設立の工業高校。全日制と定時制があり全日制では機械科・電気電子科・情報通信科・建築科・環境化学科を有する。1994年の夏の甲子園に出場経験がある。
総合的に見てみると東北地区大会に進出している東奥義塾・磐城の優位は揺るがない。仙台商も可能性はある。東奥義塾の歴史が東北のジェンド磐城を逆転する手駒があるかどうか。磐城は近年の甲子園出場から24年だがそれがネックになることはないだろう。
*12月5日加筆:東奥義塾が推薦辞退となりましたので予想を更新しました。
各都道府県・推薦校は以下の通りです。<11月15日都県推薦校確定>
*関東・東京*
常磐大高(茨城)県立宇都宮(栃木)県立伊勢崎清明(群馬)、川口市立(埼玉)駿台甲府(山梨)県立東金(千葉)日大二(東京)三浦学苑(神奈川)
21世紀・本命 | 21世紀・対抗 | 21世紀・大穴 |
---|---|---|
宇都宮 | 伊勢崎清明 | 川口市立 |
< 解説 >
* 21世紀枠 * 昨年は推薦校8校中私立勢が1校だったが今年は4校と大幅に増えた。私立推薦となるか注目される。この地区は例年関東地区大会出場がそれほど重要視されていないようだが、例年同様2つに分けて考えてみる。
今年は関東地区大会出場校が皆無なため選考されそうな学校の考察が重要になる。 常磐大高(茨城県)は平成28年以来2回目の県推薦校。水戸市内に位置する。創立は大正11年(1922年)に私立の女学校として開校している。甲子園出場はなし。
宇都宮(栃木県)は初のの県推薦。創立は1879年(明治12年)で旧制栃木中学を祖としている。栃木県トップクラスの進学校で国公立大学に毎年150名程度、東大にも10名以上の合格者を出している。甲子園は第10回選手権に出場経験がある。
伊勢崎清明(群馬県)も平成30,27年に続いて3回目の県推薦。近年強豪を撃破するなど注目されている県高校野球界では進境著しい県立校。大正4年(1915)伊勢崎実科高等女学校として設立。2005年に男女共学となり伊勢崎清明に改称している。甲子園経験はなし。昨年は中途で推薦辞退している。
川口市立(埼玉県)は初の県推薦。2018年に市立川口・市立川口総合・市立県陽がとうごうして発足した。普通科と理数科がある。甲子園出場はなし。
駿台甲府(山梨県)は3回目の県推薦。平成17,12年に県推薦されている。1980年設立の私立高校。普通科と美術デザイン科がある。駿台予備校とは姉妹校。甲子園経験は無し。
東金(千葉県)は初の県推薦。1908年(明治41年)に高等女学校として設立。現在は共学となっており普通科・国際教養科がある。甲子園出場はなし。
日大二(東京都)は初の県推薦。1926年(昭和2年)設立の日本大学系列の私立校。で甲子園出場は夏4回、春2回あり1982の夏が最後の出場。
三浦学苑(神奈川県)は初の県推薦。1929年(昭和5年)設立の私立校。普通科と工業技術科がある、甲子園出場はなし。
さて、総合的に見てみると今年は一目瞭然の有力校が無く混戦模様。過去の真岡工・石岡一などの職業科のある公立校も見当たらず、推薦校といえども全国で21世紀枠に当選するのは難しそうだ。今回は4校ある私立の推薦があるかどうかも注目される。この8校の中では必ずしも進学校が有利ではないが宇都宮は十分可能性がありそう。
新鋭で近年県内では上位常連となっている伊勢崎清明という手もありそうだが昨年の推薦辞退の印象が悪い。ときどき市立校を推薦する埼玉県は川口市立だが統合されて発足したばかりなのがどう評価されるか?東金も伝統校だが高等女学校を元とする学校は過去選出されにくいがどうか。私立では新鋭ながら山梨県内では強豪の一角に入ってきた駿台甲府が侮れない。
常磐大高・日大二・三浦学苑はアピールポイントがあるかどうかによる。
以上を総合して宇都宮に伊勢崎清明・川口市立を交えた予想とする。
各都道府県・推薦校は以下の通りです。<11月15日県推薦校確定>
*北信越*
県立木曽青峰(長野)北越(新潟)県立高岡南(富山)県立金沢商(石川)県立敦賀(福井)
21世紀・本命 | 21世紀・対抗 | 21世紀・大穴 |
---|---|---|
金沢商 | 敦賀 | 北越 |
< 解説 >
* 21世紀枠 * 平成22年度の佐渡以来8年間選出がない北信越地区。一昨年補欠一位に終わった金津は昨年はかすりもせず北信越地区の苦悩を見た。
5校中北信越地区大会に出ているのはうち3校。北信越地区は基本的に地区大会出場校から選出される可能性が高いのでまずこの3校を見てみよう。(例外・武生商・町野)
北越(新潟県)は初の県推薦。新潟県としても初年度の日本文理以来となる勇気ある私立校の推薦となった。昭和11年(1936)に商業高校として設立されている。現在は普通科のみ。野球部は近年強化が進んでおり北信越地区で言えば「あと一歩で甲子園」といえるチームである。
金沢商(石川県)は平成26年・22年に続いて3回目の県推薦。平成26年度には地区推薦され補欠2位となった実績がある。明治33年(1900)設立のオフィスビジネスコースなど4コースを有する県立商業高校。女子バレー部は強豪として知られている。甲子園は夏の選手権に2回出場経験があり昭和41年の第48回大会が最後の出場となっている。
敦賀(福井県)は初の県推薦。明治39年(1906)に設立。普通科・商業科・情報経理科を有する。進学も盛んで毎年国公立大学に80名ほどが進学している。甲子園は敦賀商時代から夏17回・春4回の出場経験があり平成11年の第81回大会が最後の出場となっている。
以上が北信越大会の出場校。
木曽青峰(長野県)は初の県推薦。平成19年(2007)に木曽高校と木曽山林高校が統合されて設立された。普通科・理数科・森林環境科・インテリア科がある。甲子園出場はなし。
高岡南(富山県)平成22年に続いて2回目の県推薦。昭和49年(1974)に戸出女子の後継として設立された比較的新しい普通科の県立校。甲子園経験はなし。
まとめるとやはり北信越大会進出の3校が有利。3校とも北信越大会初戦を突破しておりなかでも北越は2勝しベスト4に進出しており私立という事がマイナスにならなければ有力。金沢商・敦賀も好投手を要し戦力的にも要件を満たしていそう。
金沢商は平成26年の地区推薦&補欠2位の実績をどう考えるか、また、敦賀も間違いなく昭和初期の北信越の高校野球を牽引した学校で最終の甲子園出場から20年というハンデはあるが推薦されても全くおかしくない実績がある。
今回は上記の3校が強力なので木曽青峰・高岡南は難しそうだ。先の3校の中では県大会優勝の北越が最も実績があるものの過去、長野日大しか私立推薦の事実がない北信越で冒険をするかどうか。県大会準優勝の敦賀、同ベスト4で星稜に善戦した金沢商ともに甲乙つけがたい。難しいところだが県推薦3回目で明治創立と歴史もあり、昨年21世紀枠となった石岡一に似た印象の金沢商が有利と見る。
各都道府県・推薦校は以下の通りです。<11月12日県推薦校確定>
*東海* <確定>
県立浜松西(静岡)県立東浦(愛知)県立大垣西(岐阜)近大高専(三重)
21世紀・本命 | 21世紀・対抗 | 21世紀・大穴 |
---|---|---|
大垣西 | 近大高専 | 浜松西 |
< 解説 >
* 21世紀枠 * 3年前、多治見が21世紀枠で選出され、やっと選出3回目を数えた東海地区。昨年の清水桜が丘も補欠2位となり今年はそれを追い風に出来るか
東海地区は過去「地区大会出場」は重要な推薦の要件とはなっていないようだが、昨年は唯一の東海大会出場校が推薦されており風が変わってきている恐れもある。今年も便宜上二つに分けて見る。まずは東海地区大会出場校。
大垣西(岐阜県)は平成29年・23年・18年に続いて4回目の県推薦。うち2回は地区推薦されており21世紀枠の常連校となりつつある。昭和55年(1980)に設立の男女共学の普通科の県立高。甲子園出場はない。
近大高専(三重県)は初の県推薦。昭和37年(1962)に熊野高専として設立。現在は名張市に位置している近畿大学の併設高校。総合システム工学科がある。甲子園経験は無い。
以下は県大会止まり。
浜松西(静岡県)は平成27年に続いて2回目の県推薦。大正13年(1924)創立の旧制浜松二中を前身としている。現在は中高一貫の普通科の進学校。1981年の第63回夏の選手権大会に出場し1勝を挙げている。
東浦(愛知県)は初の県推薦。昭和48年(1973)に設立された知多半島に位置する普通科の県立校。甲子園出場はない。
さて、総合的に考察するとやはり東海大会出場の2校の一騎打ちの可能性が高い。県大会優勝ながら私立の近大高専は評価が難しい。東海大会では大垣西と共に2校とも加藤学園に敗れての初戦敗退だったが試合内容では近大高専に分があった。大垣西はこれまで2回地区推薦されるも補欠校にもかすらなかった現実を「今後も無理」と取るか「累積できている」と取るかで評価が分かれそうだ。浜松西今回は難しそうだが将来のための累積としたい東浦は知多半島に位置する事で地域的困難さがあると評価されると一発逆転もある。
まとめると近大高専・大垣西は全く毛色が違うので比較が難しいが過去2回の推薦の実績からまた、昨年は富岡西・熊本西とついに「西高」が2校選出されたことから大垣西と見た。(同じ西高の浜松西が来たりして・・・)
各都道府県・推薦校は以下の通りです。<府県推薦校11月16日確定>
*近畿* <確定>
県立伊香(滋賀)府立西城陽(京都)県立奈良(奈良)県立日高中津分校(和歌山)箕面学園(大阪)市立西宮(兵庫)
21世紀・本命 | 21世紀・対抗 | 21世紀・大穴 |
---|---|---|
奈良 | 市西宮 | 日高中津 |
< 解説 >
* 21世紀枠 * 昨年の八尾は落選したが、一昨年も膳所を押し込み、ここ11年間で7校を当選させている隠れた21世紀枠の名門近畿地区。昨年大阪から推薦校が出て一巡し今回は仕切り直しとなる。
これまで近畿地区は近畿大会出場校が特に優先される事は無いが、今回は「近畿大会出場校」は無くすべて県大会までとなっている。
伊香(滋賀県)は初の県推薦。昭和23年(1948)に設立された長浜市に位置する普通科県立校。甲子園は夏3回春2回の出場経験がある。昭和62年の第69回選手権大会が最後の出場となっている。
西城陽(京都府)は平成25年に続いて2回目の県推薦。昭和58年(1983)創立の城陽市に位置する比較的新しい府立高。1994年の選手権大会に出場経験がある。
奈良(奈良県)は初の県推薦。大正13年(1924)に設立された普通科を有する県内屈指の進学校。京都大学に10数名、国公立大学に200名ほどの合格者を出している。甲子園は1991年の第63回選抜大会に出場経験がある。
日高中津分校(和歌山県)は平成20年に続いて2回目の県推薦。昭和24年(1949)日高高校の船着分校として設立。甲子園は1997年の第69回センバツに初出場している。
箕面学園(大阪府)は初の府推薦。昭和21年(1946)に創立。近年府大会でも上位に勝ち残り力をつけている。甲子園出場は無い。
市立西宮(兵庫県)は平成14年に続いて2回目の県推薦。大正9年(1920)創立の西宮市立高校。夏の甲子園の開会式の入場行進で、1,2年生の女子生徒が代表校のプラカードを持つことで有名である。甲子園経験は無い。
以上から予想すると、過去近畿地区は進学校が地区推薦されることが多いのだが、そうすると奈良が最右翼。戦績では近畿大会出場の無い今回は箕面学園・市西宮が府・県大会ベスト8。残りの4校はベスト4に進出している。
市西宮は2回目の県推薦と言うことと夏の甲子園への尽力で推薦される条件は揃っていそうだ。日高中津分校も最後の選抜出場から20年以上経ち困難克服という面では有力と思える。また、北信越地区で敦賀が推薦されるようだと同じ古豪の伊香にもチャンスがありそうだ。
新監督が注目を集める西城陽もなにかトピックがあれば浮上しそう。箕面学園は昨年大阪府の八尾が推薦されたばかりで今回は厳しそう。以上よりバランス感覚ある近畿地区としてはここまで地区推薦2回の奈良・兵庫・京都から推薦を出したい思いがある?よって奈良・市西宮に日高中津を加えた争いとなると予想する。
各都道府県・推薦校は以下の通りです。<県推薦校11月18日確定>
*中国* <確定>
県立岡山一宮(岡山)県立倉吉東(鳥取)県立油木(広島)県立平田(島根)県立豊浦(山口)
21世紀・本命 | 21世紀・対抗 | 21世紀・大穴 |
---|---|---|
平田 | 豊浦 | 倉吉東 |
< 解説 >
* 21世紀枠 * 21世紀枠の名門・中国地区。しかしながらここ6年間選出がなく今年こそ選出が行われる頃合いではないかと注目されている。また同一県(島根県)21世紀枠4回目の選出がなるかも気になる
この地区は基本的に中国地区大会に進出していることが推薦校になる必須条件となっている(例外・倉吉東)それでは他地区と同様に2つに分けて見てみる。
今回中国地区大会に進出しているのは3校。
地区大会で1勝を挙げているのが平田(島根県)。平成30,26,15年に続いて4回目の県推薦。大正5年(1916)農学校として創立。現在は普通科のみ。平成30年と26年には地区推薦されいずれも補欠1位になっている。
倉吉東(鳥取県)は地区大会では初戦コールド敗退。平成28,25,24年に続き4回目の県推薦。平成28年には地区推薦校となっている。明治42年(1909)に倉吉中学として設立され100年の伝統を誇る進学校。毎年国公立大学に150名近く合格している。甲子園は夏1回、センバツ2回出場しており、1995年の第77回選手権が最後となっている。
豊浦(山口県)は地区大会初戦延長戦で敗退。藩校を祖とし明治・慶応より以前の寛政4年(1792)設立の進学校。夏3回センバツ2回の出場経験がある。最終は1997年の第69回センバツ。
以下は県大会止まり。
一宮(岡山県)は初の県推薦。昭和55年(1980)に岡山市に設立された普通科・理数科の県立校。地元岡山大学をはじめ国公立大学に200名前後合格者を出している進学校。甲子園経験はない。
柚木(広島県)は初の県推薦。大正11年(1922)農学校を前身として設立された県立校。神石郡神石高原町に位置している。甲子園出場経験はなし。
総合的に見てみると、中国地区大会に進出した3校が有力。なかでも過去2回21世紀枠補欠1位になっている平田は地区大会1勝の実績もあり県大会も準優勝といままでの累積も含めて推薦校に最も近いと考えられる。伏兵としては非常に歴史が古い豊浦が浮上してくる。進学校でもあり推薦される要件には困らないと思われる。倉吉東は過去地区推薦され以後浮上してこない米子西と同じ道を通らないことが肝要。今回推薦されると侮れない。
あとの2校は上記の3校が強力なため今回は難しそうだ。
総合的に見て、今回は例年同様地区大会出場校が推薦されると予想し平田が有力視される。
各都道府県・推薦校は以下の通りです。<県推薦校11月16日確定>
*四国* <確定>
県立高松北(香川)県立松山北(愛媛)県立城東(徳島)県立高知工(高知)
21世紀・本命 | 21世紀・対抗 | 21世紀・大穴 |
---|---|---|
城東 | 高松北 | 松山北 |
< 解説 >
* 21世紀枠 * 昨年まで10年間でなんと7校を送り出している21世紀枠の名門四国地区。
今回も四国地区大会出場校から見てみよう。1校が進出している。
城東(徳島県)は意外なことに初の県推薦。明治35年(1902)に高等女学校として設立。以来110年あまりの歴史を誇る。国公立大学に地元徳島大学をはじめ毎年200名前後現役合格者を出している進学校でもある。四国大会でも1勝を挙げベスト8に進出している。夏の第31回選手権大会(1949年)に出場経験がある。
以下は県大会止まり。
高松北(香川県)は平成22年、19年、13年に続いて4回目の県推薦。昭和58年(1983)創立の中高一貫性教育の県立高校。ラグビー・サッカー女子バレーは強豪として知られているが、野球部の甲子園出場はまだ無い。
松山北(愛媛県)は初の県推薦。明治33年(1900)創立。地元愛媛大学をはじめ国公立大学に毎年150名前後合格者を出している進学校でもある。甲子園経験は選抜大会に2回。最後の出場は1987年の第59回大会となっている。
高知工(高知県)は昨年に続いて2回目の県推薦。明治45年(1845)に私立高知工として創立。1923年に県立に移管されている。甲子園経験は無い。
以上を総合すると、四国大会に出場し1勝の城東地区推薦されるのが自然な流れか。ただ昨年も同県の富岡西が推薦されているのが不安材料。
続くのは県推薦4回目を数える高松北か?松山北・高知工もトピックがあれば浮上する。
各都道府県・推薦校は以下の通りです。<県推薦校11月12日確定>
*九州* <日確定>
県立宗像(福岡)県立白石(佐賀)県立大村(長崎)県立球磨工(熊本)大分国際情報(大分)県立宮崎北(宮崎)県立枕崎(鹿児島)県立本部(沖縄)
21世紀・本命 | 21世紀・対抗 | 21世紀・大穴 |
---|---|---|
大村 | 宗像 | 球磨工 |
< 解説 >
* 21世紀枠 * 昨年は熊本西、一昨年は伊万里と連続して選出された九州地区。3連続選出成るか。この地区も九州地区大会出場が地区推薦されるためには必要条件になっている(例外・大島)ので二つに分けて見てみる。
ところが九州地区大会出場はなんと今回は皆無。熊本国府・大崎・八重山農林といったところが推薦されていれば有力になったのに今回はどうしたことか。
ということで今回はすべて県大会止まり。
宗像(福岡県)は初の県推薦。大正8年(1919)旧制宗像中学として設立。創立100年の伝統校であり普通科の進学校。国公立大学へ150名ほど進学している。甲子園経験は無い。宗像市に位置している。
白石(佐賀県)は平成28年に続いて2回目の県推薦。ただし平成30年に杵島商と統合して新たに白石高校としてスタートしている(杵島商は過去2回県推薦)。旧白石高校は大正6年(1917)女学校として設立。杵島郡白石町に位置している。男子の陸上部は駅伝の強豪として知られている。甲子園経験は無し。
大村(長崎県)は初の県推薦。明治17年(1884)藩校の流れをくみ私立校として創立された後に学制改革で県立校となっている。現在は普通科・数理探求科・家庭科がある。進学校でもあり長崎大学・九州大学をはじめ毎年130名余りが国公立大学に進学している。甲子園出場はなし。
球磨工(熊本県)は平成28、23,19年に続いて4回目の県推薦。昭和38年(1963)創立の工業高校。人吉市に位置する。機械科・電気科・建築科・建設工学科の4学科と伝統建築専攻科を有する。甲子園経験は無し。
大分国際情報(大分県)は初の県推薦。昭和41年(1966)設立の私立高校。工業系課程を持ち、情報電子科、情報通信科、普通科を有する。甲子園経験は無い。
宮崎北(宮崎県)は平成16年に続いて2回目の県推薦。昭和59年(1984)年に設立の比較的新しい高校。県立の進学校で毎年130名余りが国公立大学に進学している。甲子園経験は無し。
枕崎(鹿児島県)は初の県推薦。大正14年(1925)高等女学校として創立。県内初となった総合学科がある。甲子園経験は無い。
本部(沖縄県)は初の県推薦。国頭郡本部町に位置している。昭和42年(1967)に設立。普通科の県立高校。甲子園経験は無い。
さて、この8校の中での県大会の成績はベスト4が宗像・白石・大分国際情報・宮崎北・枕崎。ベスト8が大村・本部。ベスト16が球磨工となっている。過去の推薦回数が4回と最多の球磨工を注目したいが、県での成績と昨年同県の熊本西が推薦されたことから今回は難しそうに見える。それでも押し通す政治力があるか?
また、白石は2回目の県推薦だが統合相手の杵島商も過去2回の県推薦を受けており合計すると4回となりダークホース的位置に居るとも言える。
定番の文武両道では宗像・大村・宮崎北あたりが該当しそう。また、選考理由として侮れない歴史の古さでは大村が明治17年と群を抜いている。宗像も大正8年と古いが決め手には欠けるかどうか。地区推薦回数では熊本県・大分県が過去1回と少ない。佐賀県と鹿児島県が2回で続く。
以上を総合すると今回は特に目立つ高校が無く難しいが、成績+文武両道で宗像、古さ+文武両道で大村、加えて大崎を抑えて推薦されているのが不気味。過去「やや場違い?」という印象だった長崎商を2回地区推薦まで持ってきている長崎県の政治力は無視できない。他に、推薦回数累積と地区推薦回数最小で球磨工、同累積で白石がわずかにリードか。有力と思われながら県推薦されなかった八重山農林の所在県本部も侮れない存在だ。私立の大分国際情報は難しそうだが宮崎北・枕崎は推薦される可能性は残る。
21世紀枠地区推薦予想「完」・・・東北地区の予想更新しました(12月5日)
年 | センバツ出場校予想 | センバツ大会勝敗予想 | 夏の大会出場校予想 | 夏の甲子園大会勝敗予想 |
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1998年 | 94.4%(36校中34校) | 82.9%(35試合中29試合) | 70.9%(55校中39校)(*本命22) | 66.7%(54試合中36試合) |
1999年 | 93.8%(32校中30校) | 54.8%(31試合中17試合) | 75.5%(49校中37校)(本命19) | 62.5%(48試合中30試合) |
2000年 | 90.6%(32校中29校) | 67.7%(31試合中21試合) | 69.4%(49校中34校)(本命18) | 66.7%(48試合中32試合) |
2001年 | 88.2%(34校中30校) | 63.6%(33試合中21試合) | 61.2%(49校中30校)(本命14) | 66.7%(48試合中32試合) |
2002年 | 87.5%(32校中28校) | 61.3%(31試合中19試合) | 61.2%(49校中30校)(本命20) | 77.1%(48試合中37試合) |
2003年 | 85.3%(34校中29校) | 63.6%(33試合中21試合) | 59.2%(49校中29校)(本命15) | 54.2%(48試合中26試合) |
2004年 | 87.5%(32校中28校) | 77.4%(31試合中24試合) | 73.5%(49校中36校)(本命9) | 72.9%(48試合中35試合) |
2005年 | 90.6%(32校中29校) | 61.3%(31試合中19試合) | 77.6%(49校中38校)(本命18) | 72.9%(48試合中35試合) |
2006年 | 93.8%(32校中30校) | 58.1%(31試合中18試合) | 75.5%(49校中37校)(本命17) | 58.3%(48試合中28試合) |
2007年 | 93.8%(32校中30校) | 58.1%(31試合中18試合) | 63.3%(49校中31校)(本命19) | 66.7%(48試合中32試合) |
2008年 | 91.7%(36校中33校) | 65.7%(35試合中23試合) | 70.9%(55校中39校)(本命*20) | 77.8%(54試合中42試合) |
2009年 | 90.6%(32校中29校) | 58.1%(31試合中18試合) | 69.4%(49校中34校)(本命19) | 75.0%(48試合中36試合) |
2010年 | 90.6%(32校中29校) | 67.7%(31試合中21試合) | 63.3%(49校中31校)(本命11) | 72.9%(48試合中35試合) |
2011年 | 96.9%(32校中31校) | 71.0%(31試合中22試合) | 61.2%(49校中30校)(本命18) | 68.8%(48試合中33試合) |
2012年 | 96.9%(32校中31校) | 71.0%(31試合中22試合) | 59.2%(49校中29校)(本命19) | 72.9%(48試合中35試合) |
2013年 | 91.7%(36校中33校) | 48.6%(35試合中17試合) | 69.4%(49校中34校)(本命16) | 52.1%(48試合中25試合) |
2014年 | 93.8%(32校中30校) | 54.8%(32試合中17試合1分) | 81.6%(49校中40校)(本命18) | 60.4%(48試合中29試合) |
2015年 | 90.6%(32校中29校) | 74.2%(31試合中23試合) | 73.5%(49校中36校)(本命21) | 68.8%(48試合中33試合) |
2016年 | 84.4%(32校中27校) | 58.1%(31試合中18試合) | 67.3%(49校中33校)(本命20) | 64.6%(48試合中31試合) |
2017年 | 90.6%(32校中29校) | 71.0%(33試合中22試合2分) | 69.4%(49校中34校)(本命18) | 68.8%(48試合中33試合) |
2018年 | 94.4%(36校中34校) | 82.9%(35試合中29試合) | 82.1%(56校中46校)(本命25) | 72.7%(55試合中40試合) |
2019年 | 84.4%(32校中27校) | 71.0%(31試合中22試合) | 67.3%(49校中33校)(本命24) | 68.8%(48試合中33試合) |
2020年 | 93.8%(32校中27校) |
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