そこで、今回も勝手に代表校の戦力分析をしてみました。正しいかどうかは大会が終わるまでわかりません。(部長談)解説へ
ランク | 試合番号 | 勝利予想(左側)ー敗戦予想(右側) | 予想コメント | 結果
1回戦 | 1日目第1試合 | 滋賀学園10−6有田工 | 滋賀学園はエース脇本、左腕・高橋に右の土田と投手陣が豊富。それぞれ安定感があり大崩れしないのが特長。打線も予選チーム打率が3割6分を超え1試合平均特手「7」を誇る。対する有田工はエース左腕の石永の制球力にやや不安はあるが県予選の粘り強さが発揮されれば僅差の戦いに持ち込める。守備力が高い滋賀学園に対して機動力が武器の有田工が足を絡めて先取点を取れるともつれた展開になる可能性もある。 | 〇
| 第2試合 | 健大高崎1−0英明 | 共に多彩な投手陣を誇るが打力の差で健大高崎が優位。健大高崎は左腕エースの佐藤が左ひじ負傷で戦列を離れたのは大きな痛手だが150キロ右腕の石垣に左腕・下重や右の仲本でなんとか穴を埋めたい。英明も2年連続出場と甲子園経験は豊かでエース清家に植上・百々らの継投が機能すると強さを発揮する。ポイントは健大・石垣投手の出来と先取点の行方。英明が2,3点先行するようだと波乱があるかもしれない。 | 〇
| 第3試合 | 智弁学園9−6岐阜城北 | (延長11回) 昨秋・今春の岐阜県大会共に初戦敗退から大垣日大・岐阜第一・県岐阜商と撃破して9年ぶりの出場を果たした岐阜城北の勢いが続いているかが焦点。岐阜城北はエースの中本から亀山への継投が定番。多彩な攻撃を持つ智弁学園相手に僅差で中盤を迎えられるかがカギ。打線は予選チーム打率3割8分5厘と当たっているので得意の機動力も駆使して得点を重ねたい。智弁学園は2年連続出場と経験もあり田近、浅井のダブル左腕はなかなか点を許さない。打線も県予選で強豪校とばかり当たったので打率は低いが長打力はある。序盤で中本投手を捉え余裕をもって試合を進めたい。 | 〇
| 2日目第1試合 | 大阪桐蔭5−0興南 | エース左腕の田崎を中心に守備型チームの興南が大阪桐蔭打線をどこまで抑えられるかが焦点。興南は県大会の1試合の最大失点が決勝戦の3点と安定した投手力がある。エースの田崎と右の金城ともに安定感があり大阪桐蔭を言えども中盤までに攻略出来るかどうか。大阪桐蔭もエースの平嶋他、森、中野ら本格派投手が揃っているので興南としてはロースコアゲームに持ち込みたい。大阪桐蔭が着実に加点できるかが勝敗を分けそう。 | 〇
| 第2試合 | 明豊4−8小松大谷 | 4年連続出場と甲子園の常連校ながら昨夏・今春といずれも初戦敗退と苦しい結果が続いている明豊が春の九州大会を制して乗り込んできた。春に比べてエースの野田が安定し強打と相まって投打のバランスは良くなっている。小松大谷は県大会でセンバツ出場の日本航空石川・星稜と倒しての出場であり力はある。西川・竹本の投手陣が粘りの投球で得点を許さない間に打線が効率よく得点を上げる印象、ポイントは小松大谷投手陣vs明豊打線。明豊が中盤までに2,3点リードするようなら明豊ペースといえる。 | *言い訳・選抜出場校2校を倒してきた小松大谷打線は当たっており、明豊・野田投手を上回った。小松大谷は西川ー竹本の継投も決まり会心の勝利。明豊はエースの不調が誤算だった。 *訂正・本文中に間違いがありました。明豊は今春の選抜は1勝していました。謹んで訂正いたします。 ●
| 第3試合 | 京都国際7−3札幌日大 | 春の近畿大会を制し優勝候補の一角にも上がる京都国際だが好投手・小熊を擁し苦労の末に初出場を決めた札幌日大は簡単な相手ではない。総合力では打力の差で京都国際に分があると予想しているが小熊投手が好投すると1,2点を争う接戦になる可能性もある。京都国際はエースの中崎の実力は選抜で証明済み。2番手左腕の西村も計算でき両投手で府大会同様3失点以内には抑えそう。札幌日大も攻撃力はあるので先取点の持つ重みはこの試合は大きい。 | 〇
| 3日目第1試合 | 花咲徳栄1−2新潟産大付 | 新潟県大会、新潟明訓・日本文理・中越と強豪をなぎ倒す快進撃で決勝に進み春の北信越大会を制している帝京長岡まで倒して初出場を決めた新潟産大付は勢いがある。この試合のポイントは新潟産大付投手陣vs花咲徳栄打線。花咲徳栄は投手力に不安はあるが打力に関しては今大会でも有数の布陣と見ている。新潟産大付投手陣が中盤まで踏ん張り5点勝負ぐらいにとどまれば勝機が出てくる。新潟産大付としては是非とも先制して勢いを持続させたいところだ。 | *言い訳・この試合は自信を持っていただけに結果にびっくりした。2点予想し間違った。1つ目は花咲徳栄打線が1点しか取れなかった事。2つ目は新潟産大付投手陣が継投策で1失点に留めた事。同じことの裏表だが打線の元気さもあり新潟産大付は強いのかもしれない。 ●
| 第2試合 | 西日本短大付6−4金足農 | 金足農・吉田投手vs打率3割8分を誇る西日本短大付打線の対決の構図。金足農・吉田投手は兄同様速球派の好投手だがまだ2年生。機動力がある西日本短大付にはそこにつけ入るスキがあると見ている。ただ西短も村上・尾方の右左の投手陣は相手を抑え込むだけの力はないので金足農打線がとらえるようだと4,5点を争う接戦になる可能性もある。金足農の勝利のためには吉田投手の力投と打線の援護の両方の要素が必要条件だ。 | 〇
| 第3試合 | 菰野6−2南陽工 | それぞれ県大会では3,4番手と評されていたチームの対戦。菰野は技巧派左腕の栄田投手の投球が注目される。両チームとも打力は互角なので投手陣の出来が勝敗を分けそう。南陽工は阿砂・阿部の左右の継投も予想される。スタメンがすべて2年生の菰野は落ち着いて試合に入れるかも重要。菰野は先取点を取れれば一気に走る可能性もある。 | 〇
| 4日目第1試合 | 中京大中京4−3宮崎商 | 打力の差で中京大中京有利と見ているが、宮崎商にも勝機はある。宮崎商は小野または上山が先発し中村が抑えを担うパターンで県予選をいずれも3失点以内に抑える安定した試合運びだった。中京大中京打線は中軸に長打力があるのでそこを注意しながら3失点以内に抑えることが出来れば勝ち目が出てくる。宮崎商打線は得点力に課題はあるが中京投手陣も抑え込むだけの力はないので中京の継投策にはまらず勝利のために3得点以上は挙げたい。 | 〇
| 第2試合 | 神村学園8−5木更津総合 | 1回戦屈指の好カード。神村学園は昨夏のベスト4で今大会も優勝候補の一角だが木更津総合もチーム力は高く2枚エースが本調子なら打力に定評のある神村学園も打ちあぐねる可能性もある。木更津総合は予選で選抜ベスト4の中央学院を7−0のコールドで下しており本格派の千葉と技巧派の石沢は共に完投能力があり好投手。ポイントは、木更津の先発は石沢と予想するが4番・正林を中心にチーム打率4割を超える神村学園打線を中盤まで僅差で抑えリリーフに繋げるか。木更津総合としては得意の機動力で県予選失点0の神村学園・今村投手から早めに得点を奪いたい。 | 〇
| 第3試合 | 聖カタリナ0−1岡山学芸館 | 総合力では投手力に安定感のある岡山学芸館がやや優位と分析したが、聖カタリナ・有馬投手のポテンシャルが成長過程と判断し聖カタリナと予想した。有馬投手は長身からの速球とフォークが決め球。このフォークがここぞの場面で決まるようだと岡山学芸館も苦戦しそう。攻撃力は両チームとも機動力もありほぼ互角。選抜1勝の創志学園に完勝していることからも岡山学芸館に力があることはわかる。投手力豊富な岡山が先行すれば岡山がそのまま押し切る形もある。聖カタリナは有馬投手の制球が乱れないこともカギ。 | *言い訳・有馬投手の好投は予想通りだったが聖カタリナ打線が岡山学芸館・沖田投手のスライダーを打てなかったことは予想外だった。投手戦から1点をもぎ取った岡山の勝負強さはさすが。 ●
| 第4試合 | 日本航空4−8掛川西 | 予選で神がかり的な幸運とミスを経験した日本航空が甲子園でも運が続いているかに注目。チーム的にはそれぞれ継投の投手陣と犠打を多用する攻撃でよく似たチームカラー。日本航空が機動力を生かして先制するとペースを握る可能性がある。投手陣はお互いに県予選、1試合3失点以内に抑えているが掛川西は技巧派、日本航空は本格派という違いはある。投手陣が踏ん張りロースコアの接戦になるともつれた展開になりそうだ。 | *言い訳・掛川西打線がシャープな振りで予想外に15本ものヒットを量産した。日本航空も早めの継投で対抗したが3番手の柳沢投手が速球を打たれ勝ち越し点を許してしまった。日本航空打線の12安打と対抗したが6回からリリーフした掛川西・増井投手を打てなかった。 ●
| 5日目第1試合 | 早稲田実8−4鳴門渦潮 | 両チームとも県・都予選では優勝候補には上がらず快進撃で代表を射止めた。共に打線が活発で打力を前面に出したチーム。鳴門渦潮はエースの岡田が県大会をほぼ一人で投げ切り決勝では選抜ベスト8の阿南光・吉岡投手に投げ勝っている。早稲田実は4番の宇野に長打力があり都大会では2度の乱打戦を打ち勝って代表の座を射止めている。ポイントは鳴門・岡田投手vs早稲田実打線。投手力に不安がある早稲田実は5失点ほどは覚悟で打線がそれ以上得点を上げられるかが勝敗の分かれ目。早稲田実はエースで4番の岡田を調子に乗せないことが重要。 | 〇
| 第2試合 | 鶴岡東2−1聖光学院 | 東北地区対決。甲子園の戦績では聖光学院に分があるが今季の東北大会では鶴岡東が1勝ずつ挙げているのに対し聖光学院はいずれも初戦敗退。夏にどちらが成長しているかが勝負の分かれ目となる。聖光は高野、鶴岡は桜井と共に速球派の好投手を擁し攻撃も機動力もありほぼ互角の戦力と見ている。聖光学院は高野投手の調子、鶴岡東は桜井投手のコントロールの良しあしが試合の行方を左右しそうだ。 | 〇
| 第3試合 | 報徳学園1−3大社 | 総合力では選抜2年連続準優勝の報徳学園に分があるが、エース馬庭に安定感があり堅守の守備型チームである大社が3点勝負に持ち込めれば接戦になる可能性もある。報徳学園はエースの今朝丸の他、間木・左腕の伊藤の先発も考えられる。大社は盗塁も多いが、出たランナーを犠打で得点圏に送るオーソドックスな野球がベース。チャンスにタイムリーが出るとリズムに乗りそう。報徳学園としては中盤までに馬庭投手を攻略してリードして試合を進めたい。 | *言い訳・大社としては初回に2点先制して馬庭投手が抑える理想的な展開になった。馬庭投手は速球が走っていて変化球も低めに制球され報徳学園打線に芯でとらえさせない好投だった。報徳学園は今朝丸投手が3点目を許したことと7回の1死2,3塁で得点できなかったことが痛かった。高校野球の怖さと可能性を改めて感じた試合。 ●
| 第4試合 | 創成館1−0白樺学園 | 創成館・村田投手vs白樺学園打線の対決。白樺学園は2年生が多いが伝統的に打線が活発で甲子園常連と思いきや9年ぶりの出場ということにちょっと驚いた。創成館・村田投手は打たせて取る投球が巧みでチーム打率3割5分を超える白樺学園打線をどう抑えるかが見どころ。創成館は県予選でのチーム打率は2割5分台と低いので白樺学園としては5点取れればエースの半沢の出来も気になるが勝機が出てきそうだ。 | 〇
| 2回戦 | 6日目第1試合 | 広陵2−1熊本工 | 超伝統校同士の対戦。今年の熊本工はなかなか結果が出ず「甲子園は無理かなあ」と分析していたが夏近くにチーム力を上げてきたところはさすが。エースの山本が安定したことが大きく打線もチャンスにタイムリーが出ている。対する広陵は優勝候補の一角。エースの高尾の他に山口・堀田が台頭し連戦に強くなっている。ただ両チームとも予選では打線に当たりが今一つの状況でどちらの打線に集中打が出るかがポイント。熊本工は山本投手が中盤までは1,2点までに抑えたい。 | 〇
| 第2試合 | 東海大相模4−0富山商 | 総合力では東海大相模が上回る。相手がどこでも結局クロスゲームに持ち込む富山商がこの試合も勝利も含めて接戦に持っていけるかが焦点。東海大相模は大型エース左腕の藤田が大黒柱。右腕の福田も控え富山商打線を抑え込むだけの力量はある。チーム打率4割近い東海は機動力も長打力もあり富山商・山本、宝泉両投手がどこまで抑えられるかがカギ。富山商としては5点までの勝負に持ち込み勝機を探りたい。 | 〇
| 第3試合 | 明徳義塾7−0鳥取城北 | 戦力的にはそれほど差はないが試合運びの点で明徳義塾優位と見ている。明徳義塾は池崎・内山の左腕2枚を擁し投打のバランスが良く試合巧者。鳥取城北は複数投手の継投で相手の得点を防ぎ終盤勝負に持ち込むタイプ。ポイントはどちらが先に3点目を挙げられるか。鳥取城北は機動力もあるが明徳義塾の投手がどちらも左腕のため盗塁を仕掛けるタイミングが難しい。両チームとも守備も堅いのでエラーやミスを得点に繋げられるかもカギとなる。 | 〇
| 第4試合 | 関東一7−1北陸 | 関東一・坂井、北陸・竹田兄と140キロ後半の速球を持つ好投手の対決。北陸は竹田兄の他にも先発を担う井黒、竹田弟、左腕・鳴海など豊富な投手陣を誇る。半面打線は火が付くのが遅く終盤に得点するパターン。関東一は畠中ー坂井の左右の継投が武器で特に坂井投手の速球は攻略が難しい。北陸は早めにリードを奪って終盤を迎えたい。北陸も関東一も間近の甲子園で勝利を挙げておらずこの試合にかける思いはどちらも強いはずだ。 | 〇
| 7日目第1試合 | 青森山田9−1長野日大 | 打力に自信を持つ長野日大が青森山田のエース関投手を打てるかどうかがポイント。長野日大は1番玉井、3,4番の小山・山田が好打者でチーム全体に走る機動力もある。青森山田は4番の原田が超高校級打者。左打者なので長野日大の変則左腕の山田との対決は注目だ。今年の青森県大会は春の東北大会準優勝の弘前学院聖愛や選抜1勝の八戸学院光星など全国レベルの高校が多く県大会のレベルが高かった。その青森県勢を相手とする長野日大としては関投手から3,4点奪ってそれ以内に抑える展開に持ち込みたい。 | 〇
| 第2試合 | 聖和学園0ー5石橋 | 県大会では聖和学園は仙台育英、石橋は作新学院と国学院栃木という本命校を倒してきた者同士の対戦。この試合の見どころは入江、柳田の投手力に定評がある石橋が強打の聖和学園打線を抑えられるかというところ。石橋は投手を中心とした守備が固くロースコアゲームに持ち込めるかがカギ。聖和学園は1,2番が好調で4番の佐藤が返すパターン。上位の出塁が聖和学園としては必勝パターンだ。投手陣は千葉・斉藤の2枚だがいずれも抑えきるだけの球威は無いので継投期を間違えずに3点までに抑えると勝機が訪れそう。 | *言い訳・石橋。入江投手が安定した投球を見せ聖和学園打線につけ入るスキを与えなかった。打線もさすがに作新学院・国学院栃木を倒しただけあってチャンスにタイムリーが出て昨年の選抜時の何もできなかったイメージを払拭していた。石橋会心のゲーム。 ●
| 第3試合 | 智弁和歌山4−5霞ケ浦 | (延長11回) 打力に勝る智弁和歌山が優位に立つ。智弁和歌山は県大会でのチーム打率3割9分3厘、ホームラン4本と長打力もある。投手陣もエース渡辺の他中西・松倉など層は厚く県大会での総失点はわずか2と鉄壁を誇っている。霞ケ浦はエース左腕の市村と速球派の真仲の陣容でいずれも制球力に優れる。霞ケ浦としては昨年智弁和歌山が敗れたロースコアゲームに持ち込めるかがカギ。そのためには市村投手の投球術が大切になる。 | *言い訳・智弁和歌山は霞ケ浦先発の市村投手のカーブ、チェンジアップにバットが合わずまた細かいミスも出て追いかける展開。終盤にホームラン2本で追いついたのはさすがだったが延長10回にもサヨナラ勝ちが出来ず勝ちに持っていけなかった。霞ケ浦・市村、真仲投手の好投が光った試合。 ●
| 第4試合 | 花巻東0−5滋賀学園 | 1回戦不戦勝だが春の東北大会王者の花巻東が総合力で上回る。滋賀学園は1回戦で打線が振るい10得点と良く打ったが投手陣は脇本・高橋両投手とも連打を浴びる場面があり6失点と不安が残った。花巻東は昨夏の甲子園で好投した小松投手以下、左の葛西投手など層は厚い。打線は昨年ほど長打力は無いが試合巧者で得点力はある。滋賀学園としては左打者が多い花巻東相手なので左腕の高橋先発も含めて先発投手が中盤まで我慢して5点以内の接戦に持ち込みたい。 | *言い訳・滋賀学園のエース脇本が初戦とは見違える好投。花巻東の拙攻にも助けられた面はあったが被安打6の完封勝ち。花巻東はリードされた後ミスも出てやや浮足立ってしまったのが残念。滋賀学園の打線は14安打と当たっている。 ●
| 8日目第1試合 | 健大高崎1−2智弁学園 | 1回戦は英明・清家投手の好投で1−0の辛勝だった健大高崎だったがこの試合は点の取り合いになりそう。健大高崎は1回戦同様下重ー石垣の継投が予想される。智弁学園は初戦3失点だったエース左腕の田近投手の力投が必要となる。ポイントは下重投手vs智弁学園打線。智弁学園は延長11回で13安打と打線は当たっている。特に1番の佐坂は初戦5安打と手が付けられない状態だった。智弁学園は打ち合いに持っていき石垣投手が登板する前にリードしていたい。健大高崎も今度は打線の奮起が必要だ。 | *言い訳・152キロのピッチャーがチェンジアップが切れるピッチャーに投げ負けるという現実が勉強になった。健大高崎は初戦に続いて打撃を封印されなかなか攻め手がなかった。智弁学園・田近投手はチェンジアップを決め球に貫いたのが勝因。 ●
| 第2試合 | 大阪桐蔭0−3小松大谷 | 初戦で明豊の好投手・野田から8得点した小松大谷打線が超高校級の投手をそろえる大阪桐蔭投手陣を打てるかに注目したい。小松大谷は初戦長打1本、単打15本を放ち非常に振れている印象だった。打線も5番以外にヒットが出ていて切れ目がない。大阪桐蔭は初戦中野投手が被安打4の完封勝ち。この試合は森投手かエースの平嶋投手が先発するだろう。ポイントはズバリ大阪桐蔭投手陣vs小松大谷打線。小松大谷は西川ー竹本の継投策も機能しており大阪桐蔭相手にリードを奪うようだと番狂わせも考えられる。 | *言い訳・小松大谷の堂々の正攻法勝ち。大阪桐蔭は小松大谷・西川投手のコースを突く投球に振り回す打撃で良い当たりも野手の正面を突きわずか5安打に抑えられた。対する小松大谷は叩きつける打撃で大阪桐蔭・森投手を7回に攻略し先制点を挙げた。智弁和歌山もそうだったが長打力に自信のあるチームが中盤まで抑えられるとチームに焦りが出て守備が乱れたりすることがあると勉強になった。大阪桐蔭は打線に工夫が欲しかった。 ●
| 第3試合 | 京都国際4−0新潟産大付 | 初戦、強打の花咲徳栄打線を1点に抑えて番狂わせを演じた新潟産大付は宮田ー田中の継投策が成功し被安打7で抑えた。京都国際は春の近畿大会を制しており初戦の札幌日大戦は13安打で」7得点している。見どころは京都国際エース中崎から新潟産大付打線が何点取れるか。中崎は初戦12奪三振ながら被安打も12で甘い球も多かった。新潟産大付は投手陣が3失点までに抑え打線が4点以上取れば勝機が出てくる。集中打がある京都国際相手にビックイニングを作らせないことも重要。 | 〇
| 第4試合 | 西日本短大付13−0菰野 | 初戦、金足農の吉田投手らから10安打を放ち6得点した強打が持ち味の西日本短大付に対して9安打されながらも2失点に留めた菰野・栄田投手との対決が焦点。栄田投手は左腕からのスライダーと直球の制球力が生命線だが初戦1安打とあたりの出なかった西日本短大付のクリーンアップを起こさないことが重要。菰野も初戦14安打と打線は当たっているので西日本短大付・村上投手から中盤までに1,2点は奪って打ち負けないようにしたい。 | 〇
| 9日目第1試合 | 神村学園4−3中京大中京 | 神村学園エース左腕・今村のピッチングが注目される。今村投手は初戦の木更津総合戦で被安打7ながら四死球が5あり5失点と効率よく得点された印象。中京大中京は初戦の宮崎商戦で1度は逆転されるなど苦戦の末11安打で4得点と打線に力はある。中京大中京の中井・田中の投手陣から神村学園は5点は取れそうなので今村投手が5点までに抑えられるかがポイント。神村学園・正林選手は初戦ノーヒットだったので彼の打席も注目される。 | 〇
| 第2試合 | 岡山学芸館2−0掛川西 | 初戦完封勝ちの岡山学芸館・沖田、丹羽投手vs初戦8得点15安打と当たっていた掛川西打線の対決。岡山学芸館は完封勝ちした聖カタリナ戦で被安打5四死球1と隙を見せなかった。掛川西は3,4点の失点は計算に入れる必要があり岡山・先発が予想される沖田投手から中盤までに1,2得点は取りたい。掛川西は初戦同様に初回に先制点を挙げて自分たちのペースに持っていけると最高の滑り出しとなる。 | 〇
| 第3試合 | 鶴岡東0−1x早稲田実 | (延長10回サヨナラ) 初戦試合巧者の聖光学院を1点に抑えて完投勝ちした鶴岡東・桜井投手が打力が看板の早稲田実打線にどう立ち向かうかが焦点。桜井投手は初戦被安打こそ9と多かったが要所を抑え四死球は0と安定した投球を見せた。早稲田実は鳴門渦潮との点の取り合いを8−4で制し打線は13安打を放った。中でも打線の中心の2番・宇野が長打2本と当たりを取り戻しているのが頼もしい。鶴岡東打線は相手が好投手ということもあったが初戦7安打2得点、早稲田実は中村ー川上の継投で4失点。この試合鶴岡東が勝つためには4点以上は得点しないと苦しいだろう。調子に波がある早稲田実・中村投手の出来もカギとなる。 | *言い訳・鶴岡東・桜井、早稲田実・中村、両投手が持ち味を出し見ごたえある投手戦となった。桜井投手の好投は予想通りだったが中村投手がほぼ完ぺきな投球を見せ鶴岡東打線はほとんどチャンスらしいチャンスも作れなかったことが敗因。 ●
| 第4試合 | 創成館4−5大社 | (延長10回) 初戦投手戦を制した守備型チームの対戦。大社は優勝候補の報徳学園を終盤の1点に抑えたエース左腕・馬庭がこの試合も初戦同様のピッチングを再現できると勝機が出てくる。創成館・村田投手も初戦強打の白樺学園相手に被安打5の完封勝ち。四死球もゼロと隙を見せなかった。ポイントは報徳・今朝丸投手の速球をよく打ち返した大社打線が投球術に優れた村田投手相手にどこまで得点できるか。また初戦ノーエラーだった創成館に対して大社はエラー2。ピンチでの守備の乱れは致命傷になる。この試合もロースコアになりそうなので2点が試合を左右する決勝点になるかもしれない。 | *言い訳・創成館が大社の好投手・馬庭から3点取って3−1とリードしたところまでは良かったが、リリーフの村田投手が1回戦ほどの出来ではなく創成館の守備も乱れて逆転負けを喫した。大社の基本に忠実なプレーの勝利。 ●
| 3回戦 | 10日目第1試合 | 東海大相模8−1広陵 | 優勝候補同士の黄金カード。投手戦になると勝敗の行方はさっぱりわからないが3点以上の勝負になれば打線の当たりの差で東海大相模が有利と予想した。東海大相模は初戦の富山商戦、相手ピッチャーの好投に最少得点の1得点を4イニング上げ12安打で4得点だった。やや物足りない結果だったが中押し・ダメ押しと試合展開は安定していた。広陵は熊本工・山本投手の投球術に苦しみ終盤になんとか逆転しての2−1の辛勝だった。打線も6安打に抑えられ。9奪三振を奪ったエースの高尾が投げていなかったらどうなったかわからない印象だった。両投手が持ち味を出し1、2点を争う投手戦になると先取点を挙げた方が俄然有利になる。 | 〇
| 第2試合 | 関東一3−2明徳義塾 | 関東一は畠中ー坂井の継投策で戦ってきているが今夏は畠中の得意なチェンジアップが好不調の波があり序盤から相手打線に捕まることがある。試合巧者の明徳義塾がそこを見落とすことは考えずらく明徳が畠中投手登板時に何点リードできるかがカギ。リリーフの坂井投手は好調を維持しているので坂井投手が登板する終盤は得点するのが難しくなる。一方明徳義塾・2年生左腕の池崎投手も鳥取城北を5安打完封するなど調子は良さそうなので関東一の継投機が試合の流れを決めそうだ。 | 〇
| 第3試合 | 青森山田5−0石橋 | 初戦快勝した両チームの対戦。青森山田は県大会打率4割越えの打線が機能し長野日大に11安打9得点と打線好調をアピールした。しかし内容を見ると4番の原田を始めクリーンアップはノーヒットに終わり下位打線の活躍で得点していた。石橋・入江投手は初戦奪三振11の被安打4の完封勝利。頭脳的投球が出来る入江投手が青森山田打線をどう抑えるか非常に興味深い。石橋打線は強力では無いが聖和学園の投手陣から9安打を放っているので直球が多い青森山田・関投手相手にチャンスでタイムリーが出れば接戦に持ち込めるだろう。 | 〇
| 第4試合 | 霞ケ浦2−6滋賀学園 | 2試合とも12安打、14安打と当たっている滋賀学園打線に智弁和歌山を終盤のホームランによる3点に抑えた霞ケ浦・技巧派の市村投手がどういう投球を見せるかが見どころ。初戦カーブで智弁和歌山を翻弄した市村投手だが滋賀学園も対策はしてくるだろう。リリーフで好投した真仲投手との継投も含めて滋賀学園打線を3点までに抑え込めると勝機が出てくる。滋賀学園は脇本・高橋投手のどちらが先発するか、またその出来もカギとなる。 | *言い訳・智弁和歌山戦で好投した霞ケ浦・市村投手が簡単に滋賀学園打線に捕まったのは意外だった。また、霞ケ浦打線が3安打に抑えられたのも予想外だった。滋賀学園はこの試合も13安打の猛攻だった。 ●
| 11日目第1試合 | 智弁学園6−3小松大谷 | 大阪桐蔭を倒して波に乗る小松大谷がチェンジアップが切れる技巧派の智弁学園・田近投手も捉えることができるかが焦点。小松大谷は長打は無いが速球はたたきつける打撃で速球派の好投手を攻略してきた。スライダーを中心にコーナーの出し入れができるコントロールを持つ田近投手との対決は楽しみ。小松大谷は先発の西川投手も大阪桐蔭を完封とこちらも制球力に優れ連打を許さない。リリーフの竹本投手との継投も含めて強力打線を誇る智弁学園を3点までに抑えられれば快進撃を継続できるだろう。 | 〇
| 第2試合 | 京都国際4−0西日本短大付 | エース中崎、新潟産大付を完封した同じ左腕の西村と好投手2枚を擁する京都国際が菰野戦で13得点を上げた強打の西日本短大付打線をどう抑えるかがポイント。西日本短大付は初戦・2戦目とも二桁安打で打線は当たっている。しかし両投手相手に大量得点は考えにくく3,4点勝負になると予想している。対する京都国際も2戦とも二桁安打とこちらも打線は当たっている。西日本短大付はエースの村上が踏ん張って3失点までに抑えられるかがカギ。リリーフの尾方投手に早めの継投も考えられる。 | 〇
| 第3試合 | 神村学園7−1岡山学芸館 | 打力の差で神村学園有利と予想するが投手力は岡山学芸館に分があり神村学園打線vs岡山学芸館投手陣の様相。岡山学芸館は掛川西戦で丹羽投手が完封勝ちしたのでエースの沖田投手が中5日の状態で登板できるのは好条件。神村学園は今村投手が2試合連続完投で中1日となるこの試合は早瀬、上川床の先発も考えられる。2試合で失点ゼロの岡山学芸館投手陣の質から考えると中盤までに3失点が取り返せる限界だろう。神村学園先発投手の踏ん張りが勝利のためには必要となってくる。 | 〇
| 第4試合 | 早稲田実2−3大社 | (延長11回サヨナラ) 左腕の好投手対決となった。早稲田実・中村投手は都大会のピッチングから安定感に掛けると予想していたが甲子園では不安をみじんも感じさせない安定ぶり。この試合も先発の可能性が高いが3試合目となるのでこれまでと同様なピッチングができるかがカギ。大社・馬庭投手も3試合目だがこの試合は控えの岸ー山本の継投策もあり得る。馬庭投手先発なら疲れが心配となる。打線は早稲田実に分があると思うので大社は中盤まで僅差でついていくことが求められる。 | *言い訳・早稲田実が馬庭投手を思ったより打てなかった。最終的に「バントのうまさ」が勝敗を分けた印象。馬庭投手の3連投を見て、どうしてもベスト8までは勝ち残りたい大社の思いの強さを感じた。 ●
| 準々決勝 | 12日目第1試合 | 東海大相模1−2関東一 | 関東対決となった。総合力では東海大相模に分がある。この試合のポイントは関東一・リリーフで好投の坂井投手が登板するまでに東海大相模が何点取れるか。関東一は先発の畠中の立ち上がりが悪く坂本投手も含めて東海大相模の先制パンチを回避したい。東海大相模は藤田投手の調子が気になるが序盤で得点し5点以上の点の取り合いにできれば東海ペースといえる。関東一は序盤の失点を1,2点で乗り切ってロースコアゲームに持ち込み接戦の中勝機を探りたい。 | *言い訳・まさかと言っては失礼だが関東一先発の畠中投手が低めに変化球が集まった2,3回戦とは別人の安定した投球。9回途中まで東海大相模打線を被安打5四死球1の無得点に抑えたのは驚きだった。東海大相模・藤田投手も好投だったが9回の1失点が結果的には勝敗を分けてしまった。 ●
| 第2試合 | 青森山田1−0滋賀学園 | 3回戦で休養が取れた青森山田エース関vs滋賀学園打線の対決。関投手は長野日大戦で危なげは無かったが8安打打たれており速球に強くここまで3試合連続二桁安打と当たっている滋賀学園打線が攻略できるかがカギ。滋賀学園は長打力がある青森山田に対して脇本・土田・高橋の継投で5点以内には封じたい。早い回で先発投手が降板した場合、3回戦で5回を投げ被安打2と好投した土田投手の投球がカギを握る。 | 〇
| 第3試合 | 京都国際4−0智弁学園 | 近畿対決となった。ここまで何人もの投手が登板したがどうやら頼りになるのはエースの田近投手だけの様相の智弁学園。この投手陣が京都国際を中盤まで抑えられるかが焦点。京都国際は西村投手の先発が有力だが立ち上がりに気を付ければ当たっている智弁打線も3点までには抑えそう。智弁投手陣としては3,4点までに抑えるか打線が奮起して打ち合いにもっていかないと勝利が見えてこない。 | 〇
| 第4試合 | 神村学園8−2大社 | 1戦必勝の大社としてはこの試合も先発は馬庭投手か。そうなると長打力もある神村学園打線に点を取られたとしても1イニング最少得点の1点に抑えていくことが必要となる。神村学園は3回戦を控え投手で賄えたのは大きくこの試合はエースの今村が中4日で投げられるハンデは大きい。大社としては馬庭投手の力投で得意の3点までの勝負に持ち込みたい。これまでの試合では中終盤に発揮された神村学園の集中打に注意したい。 | 〇
| 準決勝 | 13日目第1試合 | 神村学園1−2関東一 | この試合は神村学園・今村投手、関東一・畠中投手の出来が大きく勝敗に影響を与えそう。神村学園は準々決勝でふがいない投球だった今村投手がリベンジを狙って先発する公算が高い。関東一は9回まで投げた畠中投手の連投か坂本投手の先発か予想が難しいが先発投手の調子に注目したい。関東一としては東海大相模を破ったようなロースコアゲームを狙いたいが神村学園は5点以上の点の取り合いに持っていきたい。神村学園は不調だった4番正林に当たりが出たのが頼もしい。 | *言い訳・9回裏バックホームタッチアウト→ゲームセットという劇的展開。先発・大後投手が5回1失点と好投した関東一が得意のロースコアゲームに持ち込み坂井投手との必勝リレーで接戦を制した。神村学園は大後投手を打てなかったことに尽きる。神村学園・今村投手は気迫の投球だったが7回まで無安打ピッチングだったことが初ヒットを打たれたことで裏目に出た。大後投手起用という関東一の懐の深さを感じさせた一戦。 ●
| 第2試合 | 京都国際3−2青森山田 | 春の選抜1回戦で対戦したカード。この時は4−3のサヨナラ勝ちで青森山田が制している。京都国際の先発は中崎投手が有力だが今大会では奪三振も多いが被安打も多い投球内容。青森山田打線相手だと3失点は覚悟しなけれないけないか。特に当たりの出ていない4番の原田を起こさないようにしたい。青森山田の先発は下山・桜田投手あたりか関投手はリリーフに使いたいところだろう。打線にそつのない京都国際は青森山田の継投から4,5点は得点できると予想している。 | 〇
| 決勝 | 14日目第1試合 | 京都国際2−1関東一 | (延長10回) 関東一・先発が有力視される畠中投手を京都国際打線が序盤に捉えられるかがカギ。東海大相模戦で変化球を低めに集め圧巻の投球を見せた畠中投手だがリリーフの坂井投手が好調なだけに中盤まで試合を作ると関東一ペースとなる。京都国際の先発は準決勝の投球が不本意だった中崎投手か?西村投手が好調を維持しているのがプラスポイント。打線では関東一は5番の越後、京都国際はクリーンアップの前にランナーを置いて回したい。選抜大会ともに初戦敗退の両チームが夏の決勝を戦うことになるのも興味深い。 | *感想・決勝戦が当たったのは何年ぶり?!最後まで勝敗はどちらに転ぶかわからない展開だった。どちらかと言えばロースコアに強い関東一ペースかな?と思ったが9回では決着つかず。そうなると9回までの投手戦の流れが10回からのランナー二人置いてのタイブレークは違和感があったがそこは過去の教訓から決まったことなのでしょうがないとして坂井投手を下ろさざるを得なくなった関東一にツキがなかったか。10回は双方に細かいミスが出て緊張感が伝わった一戦でした。 〇
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目標的中率 .700 どうなるかな?→.667(前回)→今回も.667で達成ならず。
地区名 | 代表校 | コメント | 回数 | 投手力 | 攻撃力 | 守備力 | 総合力 | 初戦成績 | コメント |
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北北海道 | 白樺学園 | 9年ぶり | 4回 | B | B | A | B | 1勝2敗 | |
南北海道 | 札幌日大 | 初 | A | B | A | B | |||
青森県 | 青森山田 | 7年ぶり(春夏連続) | 12回 | A | A | A | B+ | 8勝3敗 | 81回ベスト8 |
岩手県 | 花巻東 | 2年連続 | 12回 | B | B | A | B | 5勝6敗 | 95・91回ベスト4、第105回ベスト8 |
秋田県 | 金足農 | 6年ぶり | 7回 | B+ | B | B | B | 3勝3敗 | *100回準優勝、66回ベスト4、77回ベスト8 |
山形県 | 鶴岡東 | 2年ぶり | 8回 | B+ | B | A | B | 3勝4敗 | |
宮城県 | 聖和学園 | 初 | B | B | B | B | |||
福島県 | 聖光学院 | 2年連続 | 19回 | B | B | A | B | 13勝5敗 | 104回ベスト4、98・96・92・90回ベスト8 |
茨城県 | 霞ケ浦 | 5年ぶり | 3回 | B | B | B | B | 2敗 | |
栃木県 | 石橋 | 初 | B | B | A | C | * | ||
群馬県 | 健大高崎 | 9年ぶり(春夏連続) | 4回 | B+ | A | B | A | 3勝 | 96回ベスト8 |
埼玉県 | 花咲徳栄 | 5年ぶり | 8回 | B | A | A | B+ | 5勝2敗 | 98回優勝、97回ベスト8 |
千葉県 | 木更津総合 | 6年ぶり | 8回 | B+ | B | A | B | 5勝2敗 | 98回ベスト8 |
山梨県 | 日本航空 | 3年ぶり | 7回 | B | B | A | B | 3勝3敗 | |
東東京 | 関東一 | 5年ぶり(春夏連続) | 9回 | B+ | B | B | B+ | 5勝3敗 | 97回ベスト4、92・67回ベスト8 |
西東京 | 早稲田実 | 9年ぶり | 30回 | C | A | B | B | 20勝9敗 | 88回優勝、62・11回準優勝、97・21・1回ベスト4 64・59・42・39・36・25・18・13・9回ベスト8 |
神奈川県 | 東海大相模 | 5年ぶり | 12回 | A | A | A | A | 7勝4敗 | 97・52回優勝、92回準優勝、57・56回ベスト8 |
新潟県 | 新潟産大付 | 初 | B | B | A | C | |||
長野県 | 長野日大 | 15年ぶり | 2回 | B | B+ | A | B | 1勝 | |
静岡県 | 掛川西 | 26年ぶり | 6回 | B | B | A | C | 1勝4敗1分 | * |
愛知県 | 中京大中京 | 7年ぶり | 29回 | B | A | B | B+ | 25勝3敗 | 91・48・36・23・19・18・17回優勝 64・60・49・44・37・35回ベスト4 86・69・65・58・54・43・38回ベスト8 |
岐阜県 | 岐阜城北 | 9年ぶり | 4回 | B | A | A | B | 1勝2敗 | * |
三重県 | 菰野 | 16年ぶり | 3回 | B | B | A | B | 2敗 | * |
富山県 | 富山商 | 2年連続 | 18回 | B | B | B | C | 6勝11敗 | * |
石川県 | 小松大谷 | 3年ぶり | 3回 | B | B | A | B | 2敗 | (北陸大谷含む) |
福井県 | 北陸 | 2年連続 | 5回 | B | B | A | B | 1勝3敗 | 74回ベスト8 |
滋賀県 | 滋賀学園 | 15年ぶり | 2回 | A | A | A | B+ | 1敗 | |
京都府 | 京都国際 | 2年ぶり(春夏連続) | 3回 | A | A | A | B+ | 1勝1敗 | 103回ベスト4 |
大阪府 | 大阪桐蔭 | 2年ぶり(春夏連続) | 13回 | A+ | A | A | A | 11勝1敗 | 100・96・94・90・73回優勝 87回ベスト4、104回ベスト8 |
兵庫県 | 報徳学園 | 6年ぶり(春夏連続) | 16回 | A | B | B | A | 11勝4敗 | 63回優勝、92・48回ベスト4 100・90・60・47・43回ベスト8 |
奈良県 | 智弁学園 | 2年連続 | 22回 | B | B | A | B | 15勝6敗 | 72・68回優勝、103回準優勝 62・54回ベスト4、99・94・86回他4回ベスト8 |
和歌山県 | 智弁和歌山 | 2年ぶり | 27回 | B+ | A | A | B+ | 14勝12敗 | 103・82・79回優勝、84回準優勝 88・81回ベスト4、90回ベスト8 |
岡山県 | 岡山学芸館 | 5年ぶり | 3回 | B | B | B | B | 1勝1敗 | |
広島県 | 広陵 | 2年連続(春夏連続) | 25回 | A | B | A | A | 16勝8敗 | 99・89・49・13回準優勝、62・50・46回ベスト8 |
鳥取県 | 鳥取城北 | 6年ぶり | 6回 | B | B | A | B | 1勝4敗 | |
島根県 | 大社 | 32年ぶり | 9回 | A | B | A | B | 3勝5敗 | *(杵築中含む)3回ベスト4、17回ベスト8 |
山口県 | 南陽工 | 14年ぶり | 4回 | B | B | B | B | 1勝2敗 | * |
香川県 | 英明 | 2年連続 | 4回 | B+ | B | B | B | 1勝2敗 | |
徳島県 | 鳴門渦潮 | 7年ぶり | 8回 | B | B | B | B | 4勝3敗 | *87・84回ベスト8(鳴門一含む) |
愛媛県 | 聖カタリナ | 初 | B | B | B | B | |||
高知県 | 明徳義塾 | 2年ぶり | 23回 | B | B | A | B | 20勝2敗 | 84回優勝、98・94・80回ベスト4、103・95回ベスト8 |
福岡県 | 西日本短大付 | 3年ぶり | 7回 | B | A | B | B | 3勝3敗 | 74回優勝、72回ベスト4 |
佐賀県 | 有田工 | 2年ぶり | 3回 | B | B | B | B | 1勝1敗 | * |
長崎県 | 創成館 | 2年連続 | 4回 | B | C | A | B | 2勝1敗 | |
熊本県 | 熊本工 | 3年ぶり | 23回 | B | B | A | B | 15勝7敗 | *78・20回準優勝、64・58回ベスト8 |
大分県 | 明豊 | 4年連続(春夏連続) | 10回 | B | B | A | B+ | 5勝4敗 | 99・91・83回ベスト8 |
宮崎県 | 宮崎商 | 3年ぶり | 6回 | B | C | B | B | 3勝2敗 | *46回ベスト4 |
鹿児島県 | 神村学園 | 2年連続(春夏連続) | 7回 | B+ | A | B | A | 5勝1敗 | 105回ベスト4 |
沖縄県 | 興南 | 2年ぶり | 14回 | A | B | B | B+ | 8勝5敗 | 92回優勝、50回ベスト4、97・62回ベスト8 |
地区名 | 代表校 | コメント | 回数 | 投手力 | 攻撃力 | 守備力 | 総合力 | 初戦成績 | コメント |
「A」は優れている・「B」は全国レベル・「C」は弱点です。
今大会は延長戦タイブレークが前々回大会までの12回からではなく10回から実施された2年目の大会ということになります。印象としては9回まで0対0のガチガチの投手戦が突然点の取り合いになり「違う試合」を見せられた印象でした。ただ勝敗を付けるためなのは理解しています。
優勝した「京都国際」は大会を通じて、中崎・西村の左腕2枚が試合を作り打線もしぶとく得点しさすが春の近畿大会を制した実力校だと大会終了後感じました。部長としては西村投手の力量をやや読み間違った感があり優勝候補に推すことができませんでした。
準優勝の「関東一」は初戦の北陸戦で先発の畠中投手の出来が良くなく「ひょっとしたらここで負けるのかも?」と一瞬思ったぐらいでした。ただリリーフの坂井投手は大会を通じて好調で、速球派投手の中でも一番球が伸びていて打ちにくかった投手だったと思います。
畠中投手も大会中に調子を戻し2年生5番の越後選手がタイムリーを放ち、神村学園戦では飛田中堅手の奇跡のバックホームでのゲームセットなどもあり大会を大いににぎわしてくれたと思います。1点差勝利の連続は守備型チームの特性を最大限に発揮していたと思います。
ベスト4の2校は「神村学園」「青森山田」でした。正直言ってこの4校はどこが優勝してもおかしくない実力の4校だったと思います。神村学園は正林選手の不調とエースの今村投手のやや不安定さが決勝に届かなかった要因かと思います。ただ2年生の早瀬投手の好投や上川床選手のタイムリーは底力を感じさせました。
青森山田はエースの関投手が他校にかなり研究され甘いコースの速球は打ち返されていた印象でした。援護したい打線も4番の原田選手に好不調がありあと一歩届かなかった感じです。
ベスト8は「東海大相模」「滋賀学園」「智弁学園」「大社」となりました。東海大相模も広陵に快勝し優勝候補らしい戦いでしたが関東一の畠中投手の緩急を打てませんでした。惜しい敗退でした。智弁学園は快進撃を見せていた小松大谷を田近投手のチェンジアップで抑え久しぶりのベスト8入りでした。
滋賀学園は戦前「チームバランスは良いなあ」と思っていたのですが打線の振りが鋭く新金属バットでの打撃のお手本を見せていたと思います。
大社は準々決勝まで部長の予想を外させる快進撃で応援団のマナーとともに社会現象となりました。ただエースの馬庭投手は評価していたので10チームに付けた「投手力A」に入れていたのは自己満足です。昨年の慶応の小宅投手にも感じましたがコントロールに優れる技巧派投手は甲子園で化けると改めて感じました。
あと、大阪桐蔭・報徳学園・智弁和歌山・花咲徳栄といったチームが早々と敗退する現象を目の当たりにし予想の難しさと高校野球の面白さを再認識しました。
さて、予想の方は32勝16敗(.667)と昨年と同じ結果となりました。目標の.700には到達せず優勝チーム予想も外しましたがまずまずだったかなと回想しています。
それではまた、センバツでお会いしましょう!
「 解説 」 ・組み合わせ・
大穴は中京大中京・花咲徳栄・明豊・興南・京都国際・滋賀学園も上位に来そうだ。→結局 京都国際が優勝し予想はハズレました。
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昨年に続き開催された第106回全国高校野球選手権大会は午前・夕方の2部制なども施され「熱中症対策を考えた大会」となりました。その中で決勝戦は京都国際が2−1で関東一を延長タイブレークの接戦の末破り初優勝を遂げました。
今回も大会期間中に約17万アクセスをいただきました。部長としては決勝戦の予想がひさしぶりに当たったのがうれしかったです。ご愛顧ありがとうございます。
熊本工 ─┐ ┏京都国際 *ベスト8予想・短評*(後日の対戦予想と異なる場合もあります=気が変わったor閃いた)
広 陵 ━┛┐ ┏└札幌日大 A:広陵と東海大相模が抜けている。広陵・高尾投手の終盤と東海の投手の安定度に注目。熊本工
富山商 ─┐┛東海 ┏└┌花咲徳栄 はロースコアゲームから打線が奮起したい。富山商はどんな相手でも接戦に持ち込む伝統あり
東海大相模 ━┛ ┃ ┗新潟産大付 B:バランスでは関東一が優位。坂井ー畠中の継投は盤石。北陸は投手力が良くダークホース。明
鳥取城北 ─┐ 京都│ ┌金足農 徳は今季の実績は無いが伸び代はある。鳥取城北は継投策が機能すれば打線は粘りがある。
明徳義塾 ━┛┐関東 └┏┗西日本短大付 C:総合力で青森山田がリード。関は好調だが桜田の復活がカギ。長野日大は上位打線は力がある
北 陸 ─┐┛ └┌南陽工 石橋はエースの入江の粘投が必要。聖和学園は仙台育英投手陣を打った打線の真価が問われる
関東一 ━┛ ┗菰 野 D:智弁和歌山がリードも花巻東と滋賀学園が肉薄する。智弁和は2年前の初戦敗退の悪夢の払し
長野日大 ─┐ ┏中京大中京 ょくがカギ。花巻東は投手力が豊富で得点力が上位進出の必要条件。滋賀学園はエースの脇本
青森山田 ━┛┓ ┌└宮崎商 がブレイクすると侮れない。霞ケ浦は初勝利なるか、有田工はエースの石永の制球力に注目。
石 橋 ━┓┘青森 ┏┗┌木更津総合 E:選抜優勝の健大高崎と大阪桐蔭が入った激戦区。健大はダブルエースの佐藤の離脱が痛い。2
聖和学園 ─┘ ┃ ┗神村学園 年生左腕の下重が穴を埋められるか。大阪桐蔭は投手力は万全だが打線の安定性にやや不安。
霞ケ浦 ━┓ 神村│ ┌聖カタリナ 興南・田崎がロースコアゲームに持ち込めば勝機あり。明豊・智弁学園・小松大谷も力はある。
智弁和歌山 ─┘┐ └┏┗岡山学芸館 F:好投手集合。京都・中崎、札幌・小熊、金足・吉田、菰野・栄田はタイプは違うが相手を抑え
花巻東 ─┐┛滋賀 └┏掛川西 切る力がある。逆に花咲徳栄、西日本短大付は打ち勝つ野球。金足農ー西短は注目の試合。総
有田工 ┐┛ └日本航空 合力では京都国際がややリードか。花咲徳栄が勝ち上がると2回戦の好投手との対決は見もの
滋賀学園 ┛ ┌鳴門渦潮 G:神村学園がリードもエース今村の出来が選抜時だと不安がある。中京大中京はバランスが良く
英 明 ┐ ┏┗早稲田実 継投がうまくいけば神村学園に伍する。木更津総合も千葉・石沢の投手力は侮れない。宮崎商
健大高崎 ┛┐ ┌└┌聖光学院 は前回の不戦敗の悔しさを晴らしたい。予選で大苦戦した日本航空の戦いぶりも楽しみ。
岐阜城北 ┐┛┓ │ ┗鶴岡東 H:報徳学園が抜け出しそう。初戦の大社は好投手・馬庭を擁しロースコアになると危険。鶴岡東
智弁学園 ┛ ┃ 大社┃ ┏大 社 聖光学院はともに力があり勝ち上がれば報徳のライバルとなりそう。創成館の投手力、早稲田
大阪桐蔭 ┓ │智弁 ┗┏└報徳学園 実の打力も侮れない。鳴門渦潮はエースで4番の岡田次第。白樺学園は2年生の勢いに期待。
興 南 ┘┐┘ └┏創成館
明 豊 ┐┛ └白樺学園
小松大谷 ┛
【準々決勝】 A 広陵(東海大相模) B 関東一(明徳義塾) C 青森山田(長野日大)
大 社 ┐ D 智弁和歌山(花巻東) E 大阪桐蔭(健大高崎) F 京都国際(金足農)
神村学園 ┛神村学園┐ G 神村学園(中京大中京)H 報徳学園(聖光学院)
関東一 ┓関東一 ┛関東一 ┐
東海大相模 ┘ │
京都国際 ┓ ┃京都国際
智弁学園 ┘京都国際┓京都国際┛
青森山田 ┓青森山田┘
滋賀学園 ┘
今回は近畿勢が粒ぞろい。中国・四国からダークホース出るか? これだけ挙げておけばどれか当たるだろう?
優勝候補三点予想 大阪桐蔭 報徳学園 東海大相模
ダークホース三点予想 広陵 神村学園 健大高崎
だめ押し三点予想 青森山田 智弁和歌山 関東一
*2018夏の出場校予想は地区予選開幕に予想記事が間に合わなかった地区が多数あったので参考記録です
年 センバツ出場校予想 センバツ大会勝敗予想 夏の大会出場校予想 夏の甲子園大会勝敗予想
1998年 94.4%(36校中34校) 82.9%(35試合中29試合) 70.9%(55校中39校)(*本命22) 66.7%(54試合中36試合)
1999年 93.8%(32校中30校) 54.8%(31試合中17試合) 75.5%(49校中37校)(本命19) 62.5%(48試合中30試合)
2000年 90.6%(32校中29校) 67.7%(31試合中21試合) 69.4%(49校中34校)(本命18) 66.7%(48試合中32試合)
2001年 88.2%(34校中30校) 63.6%(33試合中21試合) 61.2%(49校中30校)(本命14) 66.7%(48試合中32試合)
2002年 87.5%(32校中28校) 61.3%(31試合中19試合) 61.2%(49校中30校)(本命20) 77.1%(48試合中37試合)
2003年 85.3%(34校中29校) 63.6%(33試合中21試合) 59.2%(49校中29校)(本命15) 54.2%(48試合中26試合)
2004年 87.5%(32校中28校) 77.4%(31試合中24試合) 73.5%(49校中36校)(本命9) 72.9%(48試合中35試合)
2005年 90.6%(32校中29校) 61.3%(31試合中19試合) 77.6%(49校中38校)(本命18) 72.9%(48試合中35試合)
2006年 93.8%(32校中30校) 58.1%(31試合中18試合) 75.5%(49校中37校)(本命17) 58.3%(48試合中28試合)
2007年 93.8%(32校中30校) 58.1%(31試合中18試合) 63.3%(49校中31校)(本命19) 66.7%(48試合中32試合)
2008年 91.7%(36校中33校) 65.7%(35試合中23試合) 70.9%(55校中39校)(本命*20) 77.8%(54試合中42試合)
2009年 90.6%(32校中29校) 58.1%(31試合中18試合) 69.4%(49校中34校)(本命19) 75.0%(48試合中36試合)
2010年 90.6%(32校中29校) 67.7%(31試合中21試合) 63.3%(49校中31校)(本命11) 72.9%(48試合中35試合)
2011年 96.9%(32校中31校) 71.0%(31試合中22試合) 61.2%(49校中30校)(本命18) 68.8%(48試合中33試合)
2012年 96.9%(32校中31校) 71.0%(31試合中22試合) 59.2%(49校中29校)(本命19) 72.9%(48試合中35試合)
2013年 91.7%(36校中33校) 48.6%(35試合中17試合) 69.4%(49校中34校)(本命16) 52.1%(48試合中25試合)
2014年 93.8%(32校中30校) 54.8%(32試合中17試合1分) 81.6%(49校中40校)(本命18) 60.4%(48試合中29試合)
2015年 90.6%(32校中29校) 74.2%(31試合中23試合) 73.5%(49校中36校)(本命21) 68.8%(48試合中33試合)
2016年 84.4%(32校中27校) 58.1%(31試合中18試合) 67.3%(49校中33校)(本命20) 64.6%(48試合中31試合)
2017年 90.6%(32校中29校) 71.0%(33試合中22試合2分) 69.4%(49校中34校)(本命18) 68.8%(48試合中33試合)
2018年 94.4%(36校中34校) 82.9%(35試合中29試合) 82.1%(56校中46校)(本命25) 72.7%(55試合中40試合)
2019年 84.4%(32校中27校) 71.0%(31試合中22試合) 67.3%(49校中33校)(本命24) 68.8%(48試合中33試合)
2020年 93.8%(32校中30校)
2021年 84.4%(32校中27校) 71.0%(31試合中22試合) 77.6%(49校中38校)(本命21) 56.5%(46試合中26試合)
2022年 87.5%(32校中28校) 60.0%(30試合中18試合不戦1) 75.5%(49校中37校)(本命20) 58.3%(48試合中28試合)
2023年 88.9%(36校中32校) 71.4%(35試合中25試合) 都合により中止 66.7%(48試合中32試合)
2024年 96.9%(32校中31校) 67.7%(31試合中21試合) 65.3%(49校中32校)(本命16) 66.7%(48試合中32試合)
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